JP2010063657A - 服用支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作の容易化だけでなく、現在の状態がどのような状態にあるのかを使用者に分かりやすく伝えることによって、薬の理想的な服用を支援することのできる服用支援装置を提供すること。
【解決手段】操作ボタン3と、ランプ4と、操作ボタン3が操作されて時間計測の開始が指示されると、所定時間の計測を開始する計測部2とを装備すると共に、時間の計測中、ランプ4が点灯する構成とし、さらに、時間の計測が完了するとその旨を使用者の聴覚に訴えて知らせるブザー音発生部6と、時間の計測が完了するとランプ4の点灯状態を常時点灯から点滅に切り替える作動制御部5とを装備する。
【選択図】図1

Description

本発明は服用支援装置に関し、より詳細には、適切な時間での薬の服用を支援するための服用支援装置に関する。
薬の用法には「食前」や「食後」、「食間」などのように食事に関連したものがある。
「食前」とは、食事開始のおよそ30分前に服用することであり、「食後」とは、食事終了からおよそ30分以内に服用することである。
「食間」については、食事中と誤った認識をしている人も多いようであるが、「食間」とは食事と食事との間のことであり、食事終了からおよそ2時間後に服用することである。
上記したように、「食後」とは、食事終了からおよそ30分以内に服用することであるので、食後すぐに服用するのは間違っていないが(薬によっては、食後すぐを避けた方が良いものもあるようである)、食事終了から20〜30分くらい経過したときに服用するのが薬の吸収がよく、理想的であるとされている。
しかしながら、食事終了から20〜30分経過したときの服用は忘れがちである。
このような失敗を防ぐためには、調理等に用いられるタイマー装置を使って、20〜30分後にアラーム音を鳴らすようにするといった方法が考えられる。
しかしながら、従来のタイマー装置では、時間設定を行う操作部にテンキーが採用されており、例えば、20分後にアラーム音が鳴るようにするには、テンキーの「2」、テンキーの「0」、そしてスタートキーを押下する必要があり、その操作は薬の服用という単純な行為と比較すれば、非常に面倒であり、煩わしい。
特に高齢者には、面倒なだけでなく、その操作自体が難しい場合があるのではないかと思われる。
なお最近では、時間の設定操作を容易にするために、種々のタイマー装置が提案され、そして実用化されている。
例えば、下記の特許文献1、2には、設定時間を1回の操作で1分単位で設定することのできる時間設定キーを設けたタイマー装置が記載され、下記の特許文献3には、10分単位で設定することのできる第1のキー、1分単位で設定することのできる第2のキー、及び30秒単位で設定することのできる第3のキーを設けたタイマー装置が記載されている。
また、下記の特許文献4〜6には、設定時間を複数の候補のいずれかに設定するための選択キーを設けたタイマー装置が記載されている。例えば、特許文献4には、カップ麺の出来上がり時間の測定のために、設定時間を3分、4分、5分のいずれかに設定するための3つの選択キーを設けたタイマー装置が記載されている。
これら特許文献1〜6に記載されたタイマー装置は、操作部としてテンキーが採用された従来のタイマー装置に比べれば、その操作は容易になっているが、やはり時間設定の操作を行う必要があり、まだまだ面倒であり、煩わしさが残る。
このような問題を解決するものとして、下記の特許文献7に、手洗い条件に応じて複数の手洗い時間(水と石鹸による手洗いの場合は30秒、消毒用のアルコールによる手洗いの場合は60秒)を記憶しておき、電源をオンするONスイッチが操作されると、設定時間切替スイッチのポジションによって、設定時間を30秒、60秒のいずれかに設定すると同時に、減算タイマーによる設定時間のカウントダウンを開始し、タイムアップの5秒前になるとインジケータランプを点滅させて手洗いの終了を予告し、カウントダウンが終了すると電子音によって手洗いの終了を知らせるようにした手洗い用タイマー装置について記載されている。
このような手洗い用タイマー装置によれば、使用者はONスイッチを操作して電源をオンするだけで、減算タイマーによる設定時間(30秒又は60秒)のカウントダウンを開始させることができる。
登録実用新案第3009227号公報 登録実用新案第3018136号公報 登録実用新案第3081072号公報 登録実用新案第3090719号公報 特開平10−20051号公報 特開2003−307578号公報 登録実用新案第3130316号公報 特開平11−14771号公報
しかしながら、上記した手洗い用タイマー装置は、薬の服用を支援するためのタイマー装置に適した構成になっていない。
手洗い用タイマー装置における計測時間は30〜60秒と比較的短く、また手洗い用タイマー装置は手洗いという行為の時間を計測するものであるため、時間の計測中に使用者が当該タイマー装置の近くから離れてしまうことはまずなく、そのような事態を想定した構成になっていない。
これに対し、薬の服用を支援する場合、例えば、計測時間は20〜30分と比較的長く、また時間の計測は薬を服用するまでの待機時間の計測であるため、時間の計測中に使用者がタイマー装置の近くから離れてしまうことがある。
そのため、時間の計測中に使用者がタイマー装置の近くから離れてしまうことを想定した構成になっていなければ、薬の理想的な服用の支援は十分と言えない。
また、上記の特許文献8には、30分後に30秒間音を鳴らすことによって、薬の服用時刻になったことを使用者へ知らせる装置について記載されている。
しかしながら、特許文献8に記載された発明は、使用者が装置を携帯することを前提になされたものであり、特許文献7に記載された発明と同様に、時間の計測中に使用者がその装置の近くから離れることを想定した構成になっていない。
また、薬の服用を支援する対象者には、機械や電気などにあまり強くない高齢者が多く含まれると思われる。そのため、操作の容易化はもちろんのこと、現在の状態がどのような状態にあるのかを使用者に分かりやすく伝えることも非常に大切になる。
操作だけが容易となっても、現在の状態を使用者が正確に理解できなければ、薬の服用を支援することはできない。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、操作の容易化だけではなく、現在の状態がどのような状態にあるのかを使用者に分かりやすく伝えることによって、薬の理想的な服用を支援することのできる服用支援装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る服用支援装置(1)は、薬の服用を支援するための服用支援装置において、開始操作部と、照明部と、前記開始操作部が操作されて、時間計測の開始が指示されると、所定時間の計測を開始する計測手段とを備えると共に、時間の計測中、前記照明部を点灯させる構成になっており、さらに、時間の計測が完了すると、その旨を使用者の聴覚に訴えて知らせる聴覚告知手段と、時間の計測が完了すると、前記照明部による点灯の形態を変える変更手段とを備えていることを特徴としている。
上記服用支援装置(1)によれば、時間計測の開始が指示されると、時間の計測を開始し、時間の計測から前記所定時間(例えば、用法が「食後」である薬を服用するまでの待機時間30分)が経過すると、その旨を使用者へ聴覚に訴えて知らせる。また、時間計測の開始が指示されると、前記照明部を点灯させ、前記所定時間が経過すると、前記照明部による点灯の形態を変える。
例えば、前記開始操作部を構成する操作ボタンが押下されて、使用者から時間計測の開始が指示されると、時間の計測を開始すると共に、前記照明部を構成するランプを点灯させる。そして、時間の計測から30分が経過すると、ブザー音を鳴らし、また点灯する色を変えることによって、薬の服用時刻になったことを使用者へ知らせる。
従って、操作ボタンを押下するといった極めて簡単な操作だけで、前記所定時間の計測を開始させることができる。
ところで、ブザー音を鳴らすといった、聴覚に訴える告知をあまり長く続けると、使用者やその周囲にいる人に不快感を抱かせるおそれがあるので、ブザー音を鳴らす時間は短い方が良い。
これに対し、ランプの点灯のような、視覚に訴える告知については長くても、特段問題はない。
上記服用支援装置(1)によれば、服用時刻になったことを、聴覚だけでなく、視覚にも訴えて使用者へ知らせるので、聴覚に訴える告知時間を短くしたとしても、視覚に訴える告知時間を長くすれば、服用時刻になったことを知らせる告知時間を長くすることができる。
これにより、使用者やその周囲にいる人に上記したような不快感を抱かせないようにすることができる。
また、薬の服用までの待機時間(例えば、30分)の間に、使用者が移動し、使用者が当該服用支援装置の近くから離れてしまい、服用時刻になったことを知らせるブザー音などを使用者が聞き逃したとしても、前記照明部による点灯の形態の変化から、服用時刻になったことを使用者は知ることができる。
またその逆に、使用者が当該服用支援装置の近くにいるときには、ブザー音などによって、服用時刻になったことを使用者は遅滞なく知ることができる。
また、前述したように、現在の状態がどのような状態にあるのかを使用者に分かりやすく伝えることは非常に大切である。
例えば、時間の計測が完了して(服用時刻になって)、前記照明部が消灯してしまうと、時間の計測開始前の状態であるのか、時間の計測完了後の状態であるのか(すなわち、服用時刻になっているのか)、外観からでは区別がつかなくなる。そのため、時間計測の開始を指示したことを使用者が忘れてしまうと、使用者は服用時刻になったことに気付かない。
上記服用支援装置(1)によれば、時間の計測開始前には、前記照明部は消灯状態にあり、時間の計測中は、前記照明部は点灯状態にあり、時間の計測が完了する(服用時刻になる)と、前記照明部の点灯状態が変わるので、現在がどのような状態にあるのかを使用者は簡単に理解することができる。
従って、操作の容易化だけでなく、現在の状態がどのような状態にあるのかを使用者に分かりやすく伝えることができるので、薬の理想的な服用の支援を確実に行うことができる。
なお、ここでは前記所定時間として、30分の場合を例に挙げているが、前記所定時間は30分に限定されるものではなく、例えば、20〜30分の範囲内であれば、用法が「食後」である薬の理想的な服用を実現することができる。また、前記所定時間を2時間程度にすれば、用法が「食間」である薬の理想的な服用を実現することができる。
また、時間計測の開始操作を食後ではなく、薬の服用後に行えば、薬の服用から30分経過後に食事を開始することができ、用法が「食前」である薬の理想的な服用を実現することができる。
また、本発明に係る服用支援装置(2)は、薬の服用を支援するための服用支援装置において、開始操作部と、照明部と、計測時間を切り替える切替操作部と、前記開始操作部が操作されて、時間計測の開始が指示されると、前記切替操作部によって設定された計測時間の計測を開始する計測手段とを備えると共に、時間の計測中、前記照明部を点灯させる構成になっており、さらに、時間の計測が完了すると、その旨を使用者の聴覚に訴えて知らせる聴覚告知手段と、時間の計測が完了すると、前記照明部による点灯の形態を変える変更手段とを備えていることを特徴としている。
上記服用支援装置(2)によれば、時間計測の開始が指示されると、時間の計測を開始し、時間の計測から前記計測時間(例えば、用法が「食後」である薬を服用するまでの待機時間30分)が経過すると、その旨を使用者へ聴覚に訴えて知らせる。また、時間計測の開始が指示されると、前記照明部を点灯させ、前記計測時間が経過すると、前記照明部による点灯の形態を変える。
また、前記計測時間については、前記切替操作部を操作することによって、事前に設定しておくことができ、30分と2時間の2つが用意されていれば、「食後」用にしたり、「食間」用にすることができる。
例えば、前記開始操作部を構成する操作ボタンが押下されて、使用者から時間計測の開始が指示されると、時間の計測を開始すると共に、前記照明部を構成するランプを点灯させる。そして、時間の計測から30分が経過すると、ブザー音を鳴らし、また点灯する色を変えることによって、薬の服用時刻になったことを使用者へ知らせる。
従って、操作ボタンを押下するといった極めて簡単な操作だけで、前記計測時間の計測を開始させることができる。
上記服用支援装置(2)によれば、服用時刻になったことを、聴覚だけでなく、視覚にも訴えて使用者へ知らせるので、聴覚に訴える告知時間を短くしたとしても、視覚に訴える告知時間を長くすれば、服用時刻になったことを知らせる告知時間を長くすることができる。
これにより、使用者やその周囲にいる人に上記したような不快感を抱かせないようにすることができる。
また、薬の服用までの待機時間(例えば、30分)の間に、使用者が移動し、使用者が当該服用支援装置の近くから離れてしまい、服用時刻になったことを知らせるブザー音などを使用者が聞き逃したとしても、前記照明部による点灯の形態の変化から、服用時刻になったことを使用者は知ることができる。
またその逆に、使用者が当該服用支援装置の近くにいるときには、ブザー音などによって、服用時刻になったことを使用者は遅滞なく知ることができる。
また、上記服用支援装置(2)によれば、時間の計測開始前には、前記照明部は消灯状態にあり、時間の計測中は、前記照明部は点灯状態にあり、時間の計測が完了する(服用時刻になる)と、前記照明部の点灯状態が変わるので、現在がどのような状態にあるのかを使用者は簡単に理解することができる。
従って、操作の容易化だけでなく、現在の状態がどのような状態にあるのかを使用者に分かりやすく伝えることができるので、薬の理想的な服用の支援を確実に行うことができる。
なお、ここでは前記待機時間として、30分と2時間が用意されている場合を例に挙げているが、前記待機時間はこれらに限定されるものではなく、例えば、20〜30分の範囲内のものを一つと2時間を用意しておけば、「食後」用、「食間」用とすることができる。
また、例えば、20分と30分の2つを用意しておけば、20分タイプの「食後」用と、30分タイプの「食後」用とを使い分けることができる。
また、本発明に係る服用支援装置(3)は、上記服用支援装置(1)又は(2)において、前記照明部の点灯色を変える、明るさを変える、又は点灯から点滅に切り替えることによって、前記照明部による点灯の形態を変えるようになっていることを特徴としている。
上記服用支援装置(3)によれば、前記照明部の点灯色を変える、明るさを変える、又は点灯から点滅に切り替えることによって、前記照明部による点灯の形態を変えるので、その形態の変化を使用者へ確実に気付かせることができる。
また、本発明に係る服用支援装置(4)は、上記服用支援装置(1)〜(3)のいずれかにおいて、時間計測の完了を使用者へ聴覚に訴えて知らせる告知を、該告知の開始から所定時間後に終了させる一方、時間計測の完了を前記照明部による点灯の形態を変えることによって知らせる告知は、前記所定時間が経過した後も継続させるようになっていることを特徴としている。
前述したように、ブザー音を鳴らすといった、聴覚に訴える告知をあまり長く続けると、使用者やその周囲にいる人に不快感を抱かせるおそれがある。また、当該服用支援装置の近くに使用者がいる場合には、ブザー音が鳴れば、薬の服用時刻になったことを使用者は瞬時に気づくことができるはずである。そのため、ブザー音を鳴らす時間は数秒程度が望ましいと思われる。
上記服用支援装置(4)によれば、時間計測の完了(例えば、薬の服用時刻になったこと)を使用者へ聴覚に訴えて知らせる告知を、該告知の開始から前記所定時間後(例えば、5秒後)に終了させるので、使用者等に不快感を抱かせないようにすることができる。
一方、前記照明部による点灯の形態を変えることによって知らせる告知については、聴覚に訴える告知が終了した後も継続させるので、使用者がブザー音などを聞き逃したとしても、服用時刻になったことを使用者へ確実に知らせることができる。
また、本発明に係る服用支援装置(5)は、上記服用支援装置(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記開始操作部は、光を透過する透過体で形成され、前記照明部は、前記開始操作部の下方に設けられ、前記開始操作部から前記照明部の光が透過するようになっていることを特徴としている。
上記服用支援装置(5)によれば、前記開始操作部が正しく操作されると、前記開始操作部から前記照明部の光が透過するので、前記開始操作部を正しく操作できたかどうかを使用者は直感的に理解することができる。
これは、薬の服用を支援する対象者が高齢者である場合に、特に有効となる。
また、本発明に係る服用支援装置(6)は、上記服用支援装置(1)〜(5)のいずれかにおいて、終了操作部を備えると共に、時間の計測中に、前記終了操作部が操作されて、時間計測の終了が指示されると、時間の計測を終了し、前記照明部を消灯させるようになっていることを特徴としている。
用法が「食後」である薬の理想的な服用は、食事が終ってから20〜30分経過した後であるが、時には時間の余裕がなく、計測中に薬を服用してしまうこともあると思われる。
しかしながら、計測中に薬を服用したにも拘わらず、時間の計測がそのまま継続されるのは問題である。例えば、必要もないのに、ブザー音が鳴ったり、ランプが点灯しつづけるからである。
上記服用支援装置(6)によれば、時間計測を使用者の意思で強制的に終了させることができるので、上記のような問題が生じるのを防ぐことができる。
また、本発明に係る服用支援装置(7)は、上記服用支援装置(6)において、前記開始操作部は、前記終了操作部と兼用され、時間の計測中に、前記開始操作部が操作されると、時間の計測を終了し、前記照明部を消灯させるようになっていることを特徴としている。
上記服用支援装置(7)によれば、前記開始操作部が、前記終了操作部と兼用されているので、装置の簡素化を図ることができる。
また、前記開始操作部(前記終了操作部)が、光を透過する透過体で形成され、前記照明部が、前記開始操作部の下方に設けられ、前記開始操作部から前記照明部の光が透過するようになっている場合、時間の計測中に、前記開始操作部が正しく操作されると、前記開始操作部から透過していた光が消えるので、前記開始操作部を正しく操作できたかどうかを使用者は直感的に理解することができる。
また、本発明に係る服用支援装置(8)は、上記服用支援装置(1)〜(7)のいずれかにおいて、時間の計測中、経過時間又は残存時間を提示するようになっていることを特徴としている。
上記したように、用法が「食後」である薬の理想的な服用は、食事が終ってから20〜30分経過した後であるが、時間の余裕がなく、計測中に服用しなければならなくなるときがあると思われる。
上記服用支援装置(8)によれば、経過時間又は残存時間が提示されるので、例えば、食事が終ってからどの程度時間が経過したのかを使用者は知ることができる。
そのため、まだ10分しか経過していないのであれば、もう少し服用するのを待とうとか、18分経過しているのであれば、もう飲んでも良いだろうといった、その時の状況に応じた適切な判断を下すことができる。
以下、本発明に係る服用支援装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施の形態(1)に係る服用支援装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中1は、服用支援装置を示しており、服用支援装置1は、所定時間T1(例えば、用法が「食後」である薬を服用するまでの待機時間30分)の計測を行う計測部2(計測手段に対応)と、使用者が押下操作するための操作ボタン3と、ランプ4と、ランプ4の作動を制御する作動制御部5(変更手段に対応)と、ブザー音発生部6(聴覚告知手段に対応)と、バッテリー7と、電源スイッチ8とを含んで構成されている。
計測部2、作動制御部5、及びブザー音発生部6は電源スイッチ8を介してバッテリー7に接続され、電源スイッチ8が閉じると、計測部2、作動制御部5、及びブザー音発生部6に電源が投入されるようになっている。
また、電源スイッチ8は、操作ボタン3に対する操作に応じて、開閉するようになっている。
電源スイッチ8が開放されている時に、操作ボタン3が押下されると、電源スイッチ8は閉鎖され、作動制御部5に電源が投入される。
作動制御部5は、電源が投入されると、ランプ4を点灯させるようになっている。
一方、電源スイッチ8が閉鎖されている時に、操作ボタン3が押下されると、電源スイッチ8は開放され、作動制御部5への通電が遮断される。そのため、ランプ4は消灯することになる。
すなわち、ランプ4が消灯状態であるとき(服用支援装置1が不作動の状態であるとき)に、操作ボタン3が押下されると、ランプ4が点灯し、ランプ4が点灯状態であるときに、操作ボタン3が押下されると、ランプ4は消灯することになる。
計測部2は、操作ボタン3が押下されて電源が投入されると、時間の計測を開始し、時間の計測を開始してから所定時間T1が経過すると、作動制御部5及びブザー音発生部6に対して、指示信号Aを出力するようになっている。
時間の計測中に、操作ボタン3が押下されると、計測部2への通電が遮断されるので、時間の計測は終了することになる。
ブザー音発生部6は、計測部2からの指示信号Aを受け取ると、ブザー音を発生させ、発生の開始から所定時間T2(例えば、5秒)が経過すると、ブザー音を停止するようになっている。
また、作動制御部5は、計測部2からの指示信号Aを受け取ると、ランプ4の点灯状態を常時点灯から点滅に切り替えるようになっている。なお、この点滅表示は所定時間T2が経過した後も継続させるようになっている。
上記実施の形態(1)に係る服用支援装置によれば、不作動の状態であるとき(すなわち、時間の計測を行っておらず、ランプ4も消灯状態であるとき)に、操作ボタン3が押下されると、時間の計測を開始すると共に、ランプ4を点灯させ、時間の計測を開始してから、所定時間T1が経過すると、ブザー音を鳴らし、またランプ4の点灯状態を常時点灯から点滅に切り替えることによって、薬の服用時刻になったことを使用者へ知らせる。
従って、操作ボタン3を押下するといった極めて簡単な操作だけで、薬を服用するまでの所定時間T1の計測を開始させることができる。
また、ブザー音を長く鳴らしつづけると、使用者やその周囲の人に不快感を抱かせるおそれがあるが、ブザー音の発生を停止させた後も、ランプ4の点滅は継続させるので、ブザー音の発生時間(所定時間T2)を短くすることができる。
これにより、使用者やその周囲にいる人に上記したような不快感を抱かせないようにすることができる。
また、薬の服用までの待機時間(所定時間T1)の間に、使用者が移動し、服用支援装置1の近くから離れてしまい、服用時刻になったことを知らせるブザー音を使用者が聞き逃したとしても、ランプ4による点灯の形態の変化から、服用時刻になったことを使用者は知ることができる。また、服用支援装置1の近くにいるときには、ブザー音によって、服用時刻になったことを使用者は遅滞なく知ることができる。
また、服用支援装置1が不作動の状態のときには、ランプ4は消灯状態にあり、時間の計測中は、ランプ4は点灯状態にあり、服用時刻になると、ランプ4の点灯状態は常時点灯から点滅に変わるので、現在がどのような状態にあるのかを使用者は簡単に理解することができる。
従って、操作の容易化だけでなく、現在の状態がどのような状態にあるのかを使用者に分かりやすく伝えることができるので、薬の理想的な服用の支援を確実に行うことができる。
ところで、用法が「食後」である薬の理想的な服用は、食事が終ってから20〜30分経過した後であるが、時には時間の余裕がなく、計測中に薬を服用してしまうこともあると思われる。
計測中に薬を服用したにも拘わらず、時間の計測がそのまま継続されると、必要もないのに、ブザー音が鳴ったり、ランプ4が点灯しつづけることになり問題であるが、操作ボタン3の押下によって、ランプ4を消灯させたり、時間の計測を終了させることができる。
すなわち、使用者の意思で服用支援装置1の作動を強制的に終了させることができるので、上記のような問題が生じるのを防ぐことができる。
なお、ここでは所定時間T1として、30分の場合を例に挙げているが、所定時間T1は30分に限定されるものではなく、例えば、20〜30分の範囲内に設定すれば、用法が「食後」である薬の理想的な服用を実現することができる。また、所定時間T1を2時間程度にすれば、用法が「食間」である薬の理想的な服用を実現することができる。
また、時間計測の開始操作を食後ではなく、薬の服用後に行えば、薬の服用から30分経過後に食事を開始することができ、用法が「食前」である薬の理想的な服用を実現することができる。
図2は、実施の形態(2)に係る服用支援装置の要部を概略的に示したブロック図である。なお、図1に示した服用支援装置1と同様の構成部分については同符号を付している。図中1Aは、服用支援装置を示しており、服用支援装置1Aは、計測時間T3の計測を行う計測部2A(計測手段に対応)と、使用者が押下操作するための操作ボタン3と、ランプ4と、ランプ4の作動を制御する作動制御部5と、ブザー音発生部6と、バッテリー7と、電源スイッチ8と、計測時間T3を20分又は30分のいずれかに切り替えるための切替スイッチ9とを含んで構成されている。
計測部2A、作動制御部5、及びブザー音発生部6は電源スイッチ8を介してバッテリー7に接続され、電源スイッチ8が閉じると、計測部2A、作動制御部5、及びブザー音発生部6に電源が投入されるようになっている。
また、電源スイッチ8は、操作ボタン3に対する操作に応じて、開閉するようになっている。
電源スイッチ8が開放されている時に、操作ボタン3が押下されると、電源スイッチ8は閉鎖され、作動制御部5に電源が投入される。
作動制御部5は、電源が投入されると、ランプ4を点灯させるようになっている。
一方、電源スイッチ8が閉鎖されている時に、操作ボタン3が押下されると、電源スイッチ8は開放され、作動制御部5への通電が遮断される。そのため、ランプ4は消灯することになる。
すなわち、ランプ4が消灯状態であるとき(服用支援装置1Aが不作動の状態であるとき)に、操作ボタン3が押下されると、ランプ4が点灯し、ランプ4が点灯状態であるときに、操作ボタン3が押下されると、ランプ4は消灯することになる。
計測部2Aは、操作ボタン3が押下されて電源が投入されると、切替スイッチ9に対する操作状態に応じて計測時間T3を設定して、時間の計測を開始し、時間の計測を開始してから計測時間T3が経過すると、作動制御部5及びブザー音発生部6に対して、指示信号Aを出力するようになっている。
時間の計測中に、操作ボタン3が押下されると、計測部2Aへの通電が遮断されるので、時間の計測は終了することになる。
ブザー音発生部6は、計測部2Aからの指示信号Aを受け取ると、ブザー音を発生させ、発生の開始から所定時間T2(例えば、5秒)が経過すると、ブザー音を停止するようになっている。
作動制御部5は、計測部2Aからの指示信号Aを受け取ると、ランプ4の点灯状態を常時点灯から点滅に切り替えるようになっている。なお、この点滅表示は所定時間T2が経過した後も継続させるようになっている。
上記実施の形態(2)に係る服用支援装置によれば、不作動の状態であるとき(すなわち、時間の計測を行っておらず、ランプ4も消灯状態であるとき)に、操作ボタン3が押下されると、時間の計測を開始すると共に、ランプ4を点灯させ、時間の計測を開始してから、計測時間T3が経過すると、ブザー音を鳴らし、またランプ4の点灯状態を常時点灯から点滅に切り替えることによって、薬の服用時刻になったことを使用者へ知らせる。
従って、操作ボタン3を押下するといった極めて簡単な操作だけで、薬を服用するまでの計測時T3の計測を開始させることができる。
また、上記実施の形態(2)に係る服用支援装置によれば、計測時間T3については、切替スイッチ9を操作することによって、事前に20分又は30分に設定しておくことができるので、用法が「食後」である薬を服用するまでの待機時間を使用者の好みで設定することができる。
なお、ここでは計測時間T3の候補として、20分と30分が用意されている場合を例に挙げているが、計測時間T3の候補は20分、30分に限定されるものではなく、例えば、20〜30分の範囲内であれば、用法が「食後」である薬の理想的な服用を実現することができる。また、計測時間T3の候補として、30分と2時間を用意すれば、「食後」用又は「食間」用と使用目的によって使い分けをすることができる。
また、ここまで計測時間T3の候補として、2つの時間を用意する場合について説明しているが、計測時間T3の候補は3つ以上であっても良い。
また、切替スイッチ9については、服用支援装置1Aの内部に設けて、使用者が操作するものとしてではなく、製造段階で製造者側が操作するものとしても良い。
このようにすれば、例えば、「食後用(20分)」、「食後用(30分)」、「食間用」の製品をそれぞれ別に製造する必要はなく、切替スイッチ9を操作するだけで、同一の製品(服用支援装置1A)を「食後用(20分)」、「食後用(30分)」、「食間用」として販売することができ、コストの削減を図ることができる。
図3は、実施の形態(3)に係る服用支援装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中11は、服用支援装置を示しており、服用支援装置11は、図示しないCPUやRОM、RAMなどを有した制御部12(計測手段に対応)と、使用者が押下操作するための操作ボタン13と、ランプ14と、ランプ14の作動を制御する作動制御部15(変更手段に対応)と、ブザー音発生部16(聴覚告知手段に対応)と、バッテリー17と、電源スイッチ18とを含んで構成されている。
制御部12、作動制御部15、及びブザー音発生部16は電源スイッチ18を介してバッテリー17に接続され、電源スイッチ18が閉じると、制御部12、作動制御部15、及びブザー音発生部16に電源が投入されるようになっている。
また、電源スイッチ18は、操作ボタン13が押下されると閉じ、制御部12からの制御によって開くようになっている。
制御部12には、操作ボタン13が接続されており、制御部12は、操作ボタン13が押下されたことを検出することができるようになっている。
また、制御部12には、作動制御部15及びブザー音発生部16が接続されており、制御部12は、その時々の状況に応じた信号を作動制御部15及びブザー音発生部16に対して出力し、ランプ14の点灯やブザー音15の発生を制御することができるようになっている。また、制御部12は、時間を計測する機能を有している。
ブザー音発生部16は、制御部12からの発生駆動信号を受け取ると、ブザー音を発生させ、発生の開始から所定時間T2(例えば、5秒)が経過すると、ブザー音を停止するようになっている。
作動制御部15は、制御部12からの点灯駆動信号を受け取ると、ランプ14を点灯させ、消灯駆動信号を受け取ると、ランプ14を消灯させ、点滅駆動信号を受け取ると、ランプ14を点滅させるようになっている。
次に、実施の形態(3)に係る服用支援装置における制御部12の行う処理動作を図4に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作は、服用支援装置11が不作動の状態にあるときに、操作ボタン13が押下されて、制御部12に電源が投入された場合に行われる動作である。
操作ボタン13が押下されて、電源が投入されると、時間の計測を開始すると共に(ステップS1)、作動制御部15に対して、ランプ14を点灯させる点灯駆動信号を出力する(ステップS2)。これにより、ランプ14が点灯することになる。
次に、操作ボタン13が押下されたか否かを判断し(ステップS3)、操作ボタン13が押下されたと判断すれば、時間の計測を終了すると共に(ステップS4)、作動制御部15に対して、ランプ14を消灯させる消灯駆動信号を出力して(ステップS5)、その後、電源スイッチ18を開放して通電を遮断する(ステップS6)。これにより、ランプ14が消灯することになる。
一方、操作ボタン13は押下されていないと判断すれば、次に、時間の計測を開始してから所定時間T1(例えば、30分)が経過したか否かを判断する(ステップS7)。
時間の計測を開始してから所定時間T1が経過したと判断すれば、ブザー音発生部16に対して、ブザー音を発生させる発生駆動信号を出力すると共に(ステッS8)、作動制御部15に対して、ランプ14を点滅させる点滅駆動信号を出力する(ステッS9)。これにより、ブザー音が鳴り、そしてランプ14の点灯状態が常時点灯から点滅に切り替わることになる。
一方、時間の計測を開始してから所定時間T1が経過していないと判断すれば、ステップS3へ戻る。
次に、操作ボタンが13が押下されたか否かを判断し(ステップS10)、操作ボタン13が押下されたと判断すれば、時間の計測を終了すると共に(ステップS11)、作動制御部15に対して、ランプ14を消灯させる消灯駆動信号を出力して(ステップS12)、その後、電源スイッチ18を開放して通電を遮断する(ステップS13)。これにより、ランプ14が消灯することになる。
一方、操作ボタン13は押下されていないと判断すれば、次に、時間の計測を開始してから所定時間T4(例えば、60分)が経過したか否かを判断する(ステップS14)。
時間の計測を開始してから所定時間T4が経過した(例えば、ランプ14の点灯状態を常時点灯から点滅に切り替えてから30分が経過した)と判断すれば、時間の計測を終了すると共に(ステッS11)、作動制御部15に対して、ランプ14を消灯させる消灯駆動信号を出力して(ステップS12)、その後、電源スイッチ18を開放して通電を遮断する(ステップS13)。
一方、時間の計測を開始してから所定時間T4が経過していないと判断すれば、ステッS10へ戻る。
上記実施の形態(3)に係る服用支援装置によれば、不作動の状態であるとき(すなわち、時間の計測を行っておらず、ランプ14も消灯状態であるとき)に、操作ボタン13が押下されると、時間の計測を開始すると共に、ランプ14を点灯させ、時間の計測を開始してから、所定時間T1が経過すると、ブザー音を鳴らし、またランプ14の点灯状態を常時点灯から点滅に切り替えることによって、薬の服用時刻になったことを使用者へ知らせる。
従って、操作ボタン13を押下するといった極めて簡単な操作だけで、薬を服用するまでの所定時間T1の計測を開始させることができる。
また、薬の服用までの待機時間(所定時間T1)の間に、使用者が移動し、服用支援装置11の近くから離れてしまい、服用時刻になったことを知らせるブザー音を使用者が聞き逃したとしても、ランプ14による点灯の形態の変化から、服用時刻になったことを使用者は知ることができる。また、服用支援装置11の近くにいるときには、ブザー音によって、服用時刻になったことを使用者は遅滞なく知ることができる。
また、服用支援装置11が不作動の状態のときには、ランプ14は消灯状態にあり、時間の計測中は、ランプ14は点灯状態にあり、服用時刻になると、ランプ14の点灯状態は常時点灯から点滅に変わるので、現在がどのような状態にあるのかを使用者は簡単に理解することができる。
従って、操作の容易化だけでなく、現在の状態がどのような状態にあるのかを使用者に分かりやすく伝えることができるので、薬の理想的な服用の支援を確実に行うことができる。
なお、ここでは所定時間T1として、30分の場合を例に挙げているが、所定時間T1は30分に限定されるものではなく、例えば、20〜30分の範囲内に設定すれば、用法が「食後」である薬の理想的な服用を実現することができる。また、所定時間T1を2時間程度にすれば、用法が「食間」である薬の理想的な服用を実現することができる。
また、時間計測の開始操作を食後ではなく、薬の服用後に行えば、薬の服用から30分経過後に食事を開始することができ、用法が「食前」である薬の理想的な服用を実現することができる。
図5は、実施の形態(4)に係る服用支援装置の要部を概略的に示したブロック図である。なお、図3に示した服用支援装置11と同様の構成部分については同符号を付している。図中11Aは、服用支援装置を示しており、服用支援装置11Aは、図示しないCPUやRОM、RAMなどを有した制御部12A(計測手段に対応)と、使用者が押下操作するための操作ボタン13と、ランプ14と、ランプ14の作動を制御する作動制御部15と、ブザー音発生部16と、バッテリー17と、電源スイッチ18と、計測時間T3を20分又は30分のいずれかに切り替えるための切替スイッチ19とを含んで構成されている。
制御部12A、作動制御部15、及びブザー音発生部16は電源スイッチ18を介してバッテリー17に接続され、電源スイッチ18が閉じると、制御部12A、作動制御部15、及びブザー音発生部16に電源が投入されるようになっている。
また、電源スイッチ18は、操作ボタン13が押下されると閉じ、制御部12Aからの制御によって開くようになっている。
制御部12Aには、操作ボタン13が接続されており、制御部12Aは、操作ボタン13が押下されたことを検出することができるようになっている。
また、制御部12Aには、作動制御部15及びブザー音発生部16が接続されており、制御部12Aは、その時々の状況に応じた信号を作動制御部15及びブザー音発生部16に対して出力し、ランプ14の点灯やブザー音15の発生を制御することができるようになっている。また、制御部12Aは、時間を計測する機能を有している。
また、制御部12Aには、切替スイッチ19が接続されており、切替スイッチ19に対する操作状態に応じて計測時間T3を設定するようになっている。
ブザー音発生部16は、制御部12Aからの発生駆動信号を受け取ると、ブザー音を発生させ、発生の開始から所定時間T2(例えば、5秒)が経過すると、ブザー音を停止させるようになっている。
作動制御部15は、制御部12Aからの点灯駆動信号を受け取ると、ランプ14を点灯させ、消灯駆動信号を受け取ると、ランプ14を消灯させ、点滅駆動信号を受け取ると、ランプ14を点滅させるようになっている。
次に、実施の形態(4)に係る服用支援装置における制御部12Aの行う処理動作を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作は、服用支援装置11Aが不作動の状態にあるときに、操作ボタン13が押下されて、制御部12Aに電源が投入された場合に行われる動作である。
操作ボタン13が押下されて、電源が投入されると、切替スイッチ19に対する操作状態に応じて計測時間T3を設定し(ステップS21)、計測時間T3にある時間(例えば、30分)を加算することによって、計測時間T5を設定し(ステップS22)、その後、ステップS23へ進む。
なお、ステップS23以降の処理動作は、図4に示したステップS1以降の処理動作とほぼ同様であるので、ここではその説明を省略する。
上記実施の形態(4)に係る服用支援装置によれば、不作動の状態であるとき(すなわち、時間の計測を行っておらず、ランプ14も消灯状態であるとき)に、操作ボタン13が押下されると、時間の計測を開始すると共に、ランプ14を点灯させ、時間の計測を開始してから、計測時T3が経過すると、ブザー音を鳴らし、またランプ14の点灯状態を常時点灯から点滅に切り替えることによって、薬の服用時刻になったことを使用者へ知らせる。
従って、操作ボタン13を押下するといった極めて簡単な操作だけで、薬を服用するまでの計測時間T3の計測を開始させることができる。
また、上記実施の形態(4)に係る服用支援装置によれば、計測時間T3については、切替スイッチ19を操作することによって、事前に20分又は30分に設定しておくことができるので、用法が「食後」である薬を服用するまでの待機時間を使用者の好みで設定することができる。
なお、ここでは計測時間T3の候補として、20分と30分が用意されている場合を例に挙げているが、計測時間T3の候補は20分、30分に限定されるものではなく、例えば、20〜30分の範囲内であれば、用法が「食後」である薬の理想的な服用を実現することができる。また、計測時間T3の候補として、30分と2時間を用意すれば、「食後」用又は「食間」用と使用目的によって使い分けをすることができる。
また、ここまで計測時間T3の候補として、2つの時間を用意する場合について説明しているが、計測時間T3の候補は3つ以上であっても良い。
また、切替スイッチ19については、服用支援装置11Aの内部に設けて、使用者が操作するものとしてではなく、製造段階で製造者側が操作するものとしても良い。
このようにすれば、例えば、「食後用(20分)」、「食後用(30分)」、「食間用」の製品をそれぞれ別に製造する必要はなく、切替スイッチ9を操作しておくだけで、同一の製品(服用支援装置11A)を「食後用(20分)」、「食後用(30分)」、「食間用」として販売することができ、コストの削減を図ることができる。
上記実施の形態(1)〜(4)に係る服用支援装置では、ランプ4、14の点灯状態を常時点灯から点滅へ切り替えることによって、ランプ4、14による点灯の形態を変える場合について説明しているが、ランプ4、14による点灯の形態の変化は、常時点灯から点滅への切り替えに限定されるものではなく、その他の変化でも良く、例えば、点灯色を変えたり、明るさを変えるようにしても良い。
但し、点灯色の変化は、変化前の色を記憶しておかなければならず、また明るさの変化は気づきにくいおそれがあるので、常時点灯から点滅への切り替えが最も分かりやすいように思われる。
また、上記実施の形態(1)〜(4)に係る服用支援装置では、操作ボタン3、13を操作することによって、時間の計測を開始させたり、時間の計測を強制的に終了させることができるようになっており、操作ボタン3、13が開始操作部と終了操作部とを兼ねたものとなっているが、別の実施の形態では、開始操作部と終了操作部とをそれぞれ独立に設けるようにしても良い。
また、上記実施の形態(1)〜(4)に係る服用支援装置では、時間計測を開始してからの経過時間や、所定時間T1や計測時間T3までの残存時間を使用者に提示する場合について説明していないが、別の実施の形態では、これら経過時間や残存時間を使用者に提示するようにしても良い。
図7は、実施例1に係る服用支援装置の一例を示した模式図であり、(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は部分透過側面図である。
図中3aは操作ボタン3を構成する円弧状のカバーであり、このカバー3aを押下することによって、時間の計測を開始させることなどができるようになっている。また、カバー3aは光を透過する透過体で形成されている。
匡体20の内部に設けられたランプ4はカバー3aの下方に配置され、カバー3aからランプ4の光が透過するようになっている。
また、匡体20の上面には時間を表示する表示部21が設けられ、時間の計測を開始してからの経過時間が表示されるようになっている。
上記実施例1に係る服用支援装置によれば、操作ボタン3のカバー3aが押下されると、カバー3aからランプ4の光が透過するので、操作ボタン3を正しく操作できたかどうかを使用者は直感的に理解することができる。
これは、薬の服用を支援する対象者が高齢者である場合に、特に有効となる。
本発明の実施の形態(1)に係る服用支援装置の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(2)に係る服用支援装置の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(3)に係る服用支援装置の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(3)に係る服用支援装置における制御手段の行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(4)に係る服用支援装置の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(4)に係る服用支援装置における制御手段の行う処理動作を示したフローチャートである。 実施例1に係る服用支援装置の一例を示した模式図であり、(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は部分透過側面図である。
符号の説明
1、1A、11、11A 服用支援装置
2、2A 計測部
3、13 操作ボタン
3a カバー
4、14 ランプ
5、15 作動制御部
6、16 ブザー音発生部
7、17 バッテリー
8、18 電源スイッチ
9、19 切替スイッチ
12、12A 制御部
20 匡体
21 表示部

Claims (8)

  1. 薬の服用を支援するための服用支援装置において、
    開始操作部と、
    照明部と、
    前記開始操作部が操作されて、時間計測の開始が指示されると、所定時間の計測を開始する計測手段とを備えると共に、
    時間の計測中、前記照明部を点灯させる構成になっており、
    さらに、時間の計測が完了すると、その旨を使用者の聴覚に訴えて知らせる聴覚告知手段と、
    時間の計測が完了すると、前記照明部による点灯の形態を変える変更手段とを備えていることを特徴とする服用支援装置。
  2. 薬の服用を支援するための服用支援装置において、
    開始操作部と、
    照明部と、
    計測時間を切り替える切替操作部と、
    前記開始操作部が操作されて、時間計測の開始が指示されると、前記切替操作部によって設定された計測時間の計測を開始する計測手段とを備えると共に、
    時間の計測中、前記照明部を点灯させる構成になっており、
    さらに、時間の計測が完了すると、その旨を使用者の聴覚に訴えて知らせる聴覚告知手段と、
    時間の計測が完了すると、前記照明部による点灯の形態を変える変更手段とを備えていることを特徴とする服用支援装置。
  3. 前記照明部の点灯色を変える、明るさを変える、又は点灯から点滅に切り替えることによって、前記照明部による点灯の形態を変えるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の服用支援装置。
  4. 時間計測の完了を使用者へ聴覚に訴えて知らせる告知を、該告知の開始から所定時間後に終了させる一方、
    時間計測の完了を前記照明部による点灯の形態を変えることによって知らせる告知は、前記所定時間が経過した後も継続させるようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の服用支援装置。
  5. 前記開始操作部は、光を透過する透過体で形成され、
    前記照明部は、前記開始操作部の下方に設けられ、
    前記開始操作部から前記照明部の光が透過するようになっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の服用支援装置。
  6. 終了操作部を備えると共に、
    時間の計測中に、前記終了操作部が操作されて、時間計測の終了が指示されると、時間の計測を終了し、前記照明部を消灯させるようになっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載された服用支援装置。
  7. 前記開始操作部は、前記終了操作部と兼用され、
    時間の計測中に、前記開始操作部が操作されると、時間の計測を終了し、前記照明部を消灯させるようになっていることを特徴とする請求項6記載の服用支援装置。
  8. 時間の計測中、経過時間又は残存時間を提示するようになっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の服用支援装置。
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