JP3188666U - 腕時計型半導体レーザ治療器 - Google Patents
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Abstract
【課題】治療用レーザ光を随時任意な場所で簡易的に照射でき、さらに使用者・治療者あるいは周辺の人にも安全に扱えるレーザ治療器を提供する。【解決手段】半導体レーザ光照射ユニットを内蔵したレーザ治療器であって、全体を腕時計型に納まる形態とした。また、時計を内蔵させて、レーザ光1照射による治療開始時間・治療終了時間を設定できるようにし、レーザ光照射治療の終了時を治療者に感知させる機構を設けて、治療者がレーザ光照射治療の終了を認識できるようにした。さらに、レーザ光の強弱を選択できる機構、治療器を使用に供しない場合および身体の異常を検知した場合にレーザ光照射を停止する機構を備え、使用者・治療者に安全に扱える治療器とし、周辺の人の安全を考慮した治療器とした。【選択図】図2
Description
半導体レーザ光照射ユニットを内蔵した腕時計型半導体レーザ治療器に関する。
レーザ光照射により、筋肉痛・筋肉の炎症・肩こり・腰痛の治療、脳梗塞・心筋梗塞の予防と治療、高血圧症・糖尿病・高脂血症・血液高粘症の治療等に効果があることは一般に知られ、特に半導体レーザ光による治療は、小型化が可能であって手軽に使用できることから広く利用されるようになってきている。
特に、手首の内側の橈骨動脈上に所定波長のレーザ光を照射すると、レーザ光のエネルギーは赤血球に吸収され、赤血球は健康な状態に戻され、生体内のエネルギーが増大され、赤血球は変形能力が高められることにより、赤血球は自ら大きさよりも細い血管内に入り込むことができ、微細血管にも血液流量を増やす効果があると言われている。
このため、半導体レーザ光照射ユニットを内蔵したレーザ治療器については種々考案・発明がなされてきているが、使用者・治療者が適宜な時間帯に任意な場所で簡易・安全に使用でき、かつ周辺の人の安全をも考慮したレーザ治療器は市場に見当たらない。
本願考案は、治療用レーザ光を随時任意な場所で簡易的に照射でき、使用効果を一層高めるため、主として手首の内側の橈骨動脈上に所定波長のレーザ光を照射できるようにすることを課題とする。
また、レーザ光の照射治療開始時間・終了時間を自在に設定でき、終了時を治療者が容易に感知できるようにすることを課題とする。
さらに、使用者・治療者に安全に扱える治療器とし、周辺の人の安全を考慮したレーザ治療器を提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、随時任意な場所で使用し治療できるように、全体を腕時計型に納まるように一体化し、手首の内側に装着することにより橈骨動脈上にレーザ光を照射できるようにした。
また、時計を内蔵させて、レーザ光照射による治療開始時間・治療終了時間を設定できるようにし、レーザ光照射治療の終了時を治療者に感知させる機構を設けて、治療者がレーザ光照射治療の終了を認識できるようにした。
さらに、レーザ光の強弱を選択できる機構、治療器を使用に供しない場合および身体の異常を検知した場合にレーザ光照射を停止する機構を備え、使用者・治療者に安全に扱える治療器とし、周辺の人の安全を考慮した治療器とした。
本体装置を腕に装着できる腕時計型にしたため、コードレスの機器となり、随時任意な場所で使用し治療できることとなり、手首の内側の橈骨動脈上に装着可能としたことから、使用効果を一層高めることができた。
腕時計型の本体装置に、時計を内蔵させたことから、レーザ光照射の時間に関する管理が容易に行えることとなった。即ちレーザ光照射治療開始時間・治療終了時間の設定、バイブレータ振動による体感検知あるいは内蔵ディスプレイの表示色変化による視覚検知により、治療者がレーザ光照射治療の終了を認識できることになった。
また、レーザ光の強弱を選択できる機構を設けたことから、個人差に応じた適度の強度のレーザ光の照射が可能となった。
さらに、照度センサで人体の皮膚を感知しないとレーザ光の照射を阻止する機構、ケース裏蓋に設けたインターロック式接点により不用意に裏蓋を解放するとレーザ光照射を常時停止する機構、および心拍センサにより心拍数に異常を感知した時にはレーザ光照射を即時停止する機構を備えたことから、使用者・治療者は安全に扱うことができ、かつ周辺の人の安全を考慮した治療器を提供することができることになった。
回路構成の概略例の一例を図5に示す。
本装置の回路構成は大別して、電源回路20、時計機能を含んだクロック制御回路30(CPU1)、レーザ光制御回路40(CPU2)、およびレーザ光照射回路50、の4つの回路から構成されている。
電源回路20は、リチウムイオン電池21、充電回路22、電池残量回路23および定電圧制御回路24とからなり、電力は充電用DCジャック5から供給される。
レーザ光照射回路50は、本例では、4個の半導体レーザ光ユニット51・52・53・54からなるとしているが、4個とは限らず、他の個数であってもよい。
半導体レーザ光ユニットのうち、例としてユニット51を取り上げると、このユニットはLDドライバユニット511、半導体レーザダイオード512および照度センサーユニット513とから構成されている。他のユニット52・53・54も同様である。
本装置の回路構成は大別して、電源回路20、時計機能を含んだクロック制御回路30(CPU1)、レーザ光制御回路40(CPU2)、およびレーザ光照射回路50、の4つの回路から構成されている。
電源回路20は、リチウムイオン電池21、充電回路22、電池残量回路23および定電圧制御回路24とからなり、電力は充電用DCジャック5から供給される。
レーザ光照射回路50は、本例では、4個の半導体レーザ光ユニット51・52・53・54からなるとしているが、4個とは限らず、他の個数であってもよい。
半導体レーザ光ユニットのうち、例としてユニット51を取り上げると、このユニットはLDドライバユニット511、半導体レーザダイオード512および照度センサーユニット513とから構成されている。他のユニット52・53・54も同様である。
本体装置は腕時計型で、内蔵した時計は、12時間/24時間表示、24時間アラームタイマーの他、バイブレーター7を振動させて体感により、あるいは内蔵する液晶ディスプレイ4の表示色を変化させて視覚により、使用者・治療者にレーザ光照射終了時を感知させる機能を有している。
レーザ光照射方法として、本例では、手動による方法とプログラミングによってクロック制御回路を利用し制御する方法を採用している。
手動によるレーザ光照射の場合は、プッシュスイッチ13によって、半導体レーザ光ユニット51・52・53・54は、レーザ光制御回路40でレーザ光照射レベルを弱/中/強のいずれかに設定され、次にプッシュスイッチ12を長押し(約2秒)することにより、半導体レーザ光ユニットからレーザ光が設定されたレーザ光照射レベルで照射される。
手動によるレーザ光照射の場合は、プッシュスイッチ13によって、半導体レーザ光ユニット51・52・53・54は、レーザ光制御回路40でレーザ光照射レベルを弱/中/強のいずれかに設定され、次にプッシュスイッチ12を長押し(約2秒)することにより、半導体レーザ光ユニットからレーザ光が設定されたレーザ光照射レベルで照射される。
プログラミングによってクロック制御回路30を利用し制御する方法によるレーザ光照射の場合は、クロック制御回路の機能を使用し、プログラミングによってレーザ光照射動作が設定され、設定可能な項目には後記のようなものがある。
安全装置としては、レーザ光1の照射時に、人体の皮膚2からのレーザの反射光3を、照度センサ513・523・533・543によって検出して照射を制御する装置、ケース裏蓋にインターロック式接点6を設けて裏蓋を解放するとレーザ光照射を不可能にする装置および心拍センサ9により急激な心拍数の上昇を感知した時にレーザ光照射を停止する装置の3つの装置が内蔵されている。
照度センサ513・523・533・543によって照射を制御する装置の機能は、照度センサはレーザ光制御回路40からの指令により人体の皮膚2からのレーザの反射光3の検出動作を開始し、レーザの反射光を検出できなかったら、レーザ光制御回路は直ちにLDドライバーユニット511・521・531・541を介して、半導体レーザダイオード512・522・532・542のレーザ光照射動作を停止させる。
心拍センサ9により急激な心拍数の上昇を感知した時にレーザ光照射を停止する装置の機能としては、一例を上げると、レーザ光1の照射開始後30秒間心拍のサンプリング測定を行って初期設定とし、その後心拍数が150%を超過するとレーザ光照射を停止させるような機能がある。
また、付加機能として、体温センサ8を設けている。これは、総合的な体調管理に役立てようとするもので、Bluetooth(登録商標) を介して、他の機器へ体温データ転送することにより、他の機器で一括して体調管理を可能とするものである。なお、Bluetooth(登録商標) によるデータ転送は、他のデータも転送可能である。
以下、各プッシュスイッチについて説明する。これは、具体例の一つであり、勿論、他の設定方法であってもよい。
プッシュスイッチ11は、設定しようとする数値を一段上の数値にする。いわゆる、UP の働きをする。
また、後記のように、プッシュスイッチ14の動作モードにおいては、各動作モードにおける詳細な設定を可能にする。
プッシュスイッチ11は、設定しようとする数値を一段上の数値にする。いわゆる、UP の働きをする。
また、後記のように、プッシュスイッチ14の動作モードにおいては、各動作モードにおける詳細な設定を可能にする。
プッシュスイッチ12は、設定しようとする数値を一段下の数値にする。いわゆる、DOWN の働きをする。
また、手動モードにおいては、2秒以上の長押しでレーザ光照射を開始する。
さらに、後記のように、プッシュスイッチ14の動作モードにおいては、各動作モードにおける詳細な設定を決定する。
また、手動モードにおいては、2秒以上の長押しでレーザ光照射を開始する。
さらに、後記のように、プッシュスイッチ14の動作モードにおいては、各動作モードにおける詳細な設定を決定する。
プッシュスイッチ13は、レーザ光照射の強度の設定を変更する働きを有し、スイッチを1回押すたびに、弱→中→強 と循環しながら強度が変更され設定される。
また、約2秒以上の長押しでカレンダー(年月日時間)の設定モードとなり、続けて、1回押すごとに、a.時設定、b.分設定、c.月設定、d.日付設定、e.西暦年設定 となり、以降はこれが繰り返される。
各設定は、プッシュスイッチ14を1回押すことにより確定される。
また、約2秒以上の長押しでカレンダー(年月日時間)の設定モードとなり、続けて、1回押すごとに、a.時設定、b.分設定、c.月設定、d.日付設定、e.西暦年設定 となり、以降はこれが繰り返される。
各設定は、プッシュスイッチ14を1回押すことにより確定される。
プッシュスイッチ14は、動作モードを決定する。
スイッチを1回押すたびに、動作モードが以下の様に変化する。
a.手動モードで、レーザ光照射を行う時の照射し続ける時間を設定し、プッシュスイッチ11とプッシュスイッチ12とで時間を設定する。
b.プログラムモードで、レーザ光照射を行う時の、開始時間と終了時間を設定する。
プッシュスイッチ13を1回ずつ押して行き、開始する日、時間、終了する日、時間を設定する。
尚、数値設定は、プッシュスイッチ11およびプッシュスイッチ12で行う。
c.レーザ光照射完了時の通知デバイスを設定する。
プッシュスイッチ11およびプッシュスイッチ12で、液晶ディスプレイ4のフリッカー表示、バイブレータによる振動、その両方同時動作 を選択できる。
なお、液晶ディスプレイのフリッカー表示の一例として、約1秒毎に、画面全体を赤、緑、青と変化させる表示方法がある。
d.オプション機能 (体温センサ・心拍センサまたは体温センサおよび心拍センサの双方)の選択をする。
プッシュスイッチ11およびプッシュスイッチ12で、上記オプション機能を選択する。
e.Bluetooth(登録商標) の設定をする。
プッシュスイッチ11およびプッシュスイッチ12で、(1)機器サーチ、(2)機器登録、(3)起動、(4)データ送信、(5)データクリア の各動作を液晶ディスプレイ4のアイコンを選択することにより設定する。
本体内に蓄積されたデータを Bluetooth(登録商標) を介して他の機器へ送信する場合は、本メニューで起動を行い、続いてデータ送信を実行する。
スイッチを1回押すたびに、動作モードが以下の様に変化する。
a.手動モードで、レーザ光照射を行う時の照射し続ける時間を設定し、プッシュスイッチ11とプッシュスイッチ12とで時間を設定する。
b.プログラムモードで、レーザ光照射を行う時の、開始時間と終了時間を設定する。
プッシュスイッチ13を1回ずつ押して行き、開始する日、時間、終了する日、時間を設定する。
尚、数値設定は、プッシュスイッチ11およびプッシュスイッチ12で行う。
c.レーザ光照射完了時の通知デバイスを設定する。
プッシュスイッチ11およびプッシュスイッチ12で、液晶ディスプレイ4のフリッカー表示、バイブレータによる振動、その両方同時動作 を選択できる。
なお、液晶ディスプレイのフリッカー表示の一例として、約1秒毎に、画面全体を赤、緑、青と変化させる表示方法がある。
d.オプション機能 (体温センサ・心拍センサまたは体温センサおよび心拍センサの双方)の選択をする。
プッシュスイッチ11およびプッシュスイッチ12で、上記オプション機能を選択する。
e.Bluetooth(登録商標) の設定をする。
プッシュスイッチ11およびプッシュスイッチ12で、(1)機器サーチ、(2)機器登録、(3)起動、(4)データ送信、(5)データクリア の各動作を液晶ディスプレイ4のアイコンを選択することにより設定する。
本体内に蓄積されたデータを Bluetooth(登録商標) を介して他の機器へ送信する場合は、本メニューで起動を行い、続いてデータ送信を実行する。
プッシュスイッチ15は、リセットスイッチであり、各設定内容を工場出荷時の初期値に戻す。
本願考案は上記の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載から逸脱せず、当業者であれば容易に想到し得る範囲でなされる種々の変形態様も本願考案に含まれる。
本願考案は、本体装置を腕に装着できる腕時計型にし、手首の内側の橈骨動脈上に装着可能としたことから、コードレスな機器となって、随時任意な場所で使用し治療できることとなり、本体内に蓄積されたデータを Bluetooth(登録商標) を介して他の機器へ送信することを可能にしたことから、レーザ光照射による治療のみならず、体調管理にも有用なものである。
1 レーザ光 11 プッシュスイッチ
2 人体の皮膚 12 プッシュスイッチ
3 レーザの反射光 13 プッシュスイッチ
4 液晶ディスプレイ 14 プッシュスイッチ
5 充電用DCジャック 15 プッシュスイッチ
6 インターロック式接点
7 バイブレーター
8 体温センサ
9 心拍センサ
20 電源回路
21 リチウムイオン電池
22 充電回路
23 電池残量回路
24 定電圧制御回路
30 クロック制御回路(CPU1)
40 レーザ光制御回路(CPU2)
50 レーザ光照射回路
51 半導体レーザ光ユニット 53 半導体レーザ光ユニット
511 LDドライバーユニット 531 LDドライバーユニット
512 半導体レーザダイオード 532 半導体レーザダイオード
513 照度センサ 533 照度センサ
52 半導体レーザ光ユニット 54 半導体レーザ光ユニット
521 LDドライバーユニット 541 LDドライバーユニット
522 半導体レーザダイオード 542 半導体レーザダイオード
523 照度センサ 543 照度センサ
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522 半導体レーザダイオード 542 半導体レーザダイオード
523 照度センサ 543 照度センサ
Claims (3)
- 半導体レーザ光照射ユニットを内蔵したレーザ治療器であって、該治療器を腕時計型に一体化したこと、を特徴とする腕時計型半導体レーザ治療器。
- 請求項1記載の腕時計型半導体レーザ治療器において、レーザ光照射治療開始時間・終了時間を設定できる機構、及びレーザ光照射治療の終了時を治療者に感知させる機構を備えたこと、を特徴とする腕時計型半導体レーザ治療器。
- 請求項1記載の腕時計型半導体レーザ治療器において、レーザ光の強弱を選択できる機構、該治療器を使用に供しない場合および身体の異常を検知した場合にレーザ光照射を停止する機構を備えたこと、を特徴とする腕時計型半導体レーザ治療器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013006605U JP3188666U (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 腕時計型半導体レーザ治療器 |
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JP2013006605U JP3188666U (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 腕時計型半導体レーザ治療器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106237542A (zh) * | 2015-06-10 | 2016-12-21 | 云南极粹生物科技有限公司 | 一种低强度双波长激光理疗方法及其在保健理疗设备中的用途 |
-
2013
- 2013-11-20 JP JP2013006605U patent/JP3188666U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106237542A (zh) * | 2015-06-10 | 2016-12-21 | 云南极粹生物科技有限公司 | 一种低强度双波长激光理疗方法及其在保健理疗设备中的用途 |
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