JP2010063383A - 黒ニンニク製造装置および黒ニンニク製造方法 - Google Patents

黒ニンニク製造装置および黒ニンニク製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】生ニンニクを良好に発酵させて、黒色化させた黒ニンニクが大量に製造できる黒ニンニク製造装置を提供する。
【解決手段】開閉扉を有し内部に発酵室Sが形成されてなる装置本体1を備え、この装置本体1の発酵室Sの内周は木板で構成され、発酵室S内には、遠赤ヒーター9aを有する電熱架台9,9,9が上下方向に間隔をおいて複数配設されているとともに、上下方向に間隔をおいて複数の温度センサー13,13,13が配設されて構成され、温度センサー13,13,13の検知信号に基づいて遠赤ヒーター9aへの通電を制御して発酵室S内を所定温度に維持する制御装置17が付設されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、黒ニンニクの製造装置および黒ニンニクの製造方法に関するものである。
従来、生ニンニクを黒色に加工処理する装置として、例えば特許文献1に開示されているようなものがあり、生ニンニクを黒色化させる製造方法として、例えば特許文献2に開示されているような製造方法がある。
特開2008−136468号公報 特開2005−341912号公報
上記特許文献1に開示されているような装置では、装置内の温度を均一化させるために回転する部分を内部に設ける必要があり、製造装置が複雑なものとなるという問題点があった。
また、特許文献2に開示されているような製造方法では、黒ニンニクの量産が難しいという問題点があった。
本発明は、装置内の温度を均一化できて、黒ニンニクを量産できる黒ニンニクの製造装置および黒ニンニクの製造方法の提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の黒ニンニク製造装置は、開閉扉を有し内部に発酵室が形成されてなる装置本体を備え、該装置本体の発酵室内周は木板で構成され、該発酵室内には、ヒーターを有する電熱架台が上下方向に間隔をおいて複数配設されているとともに、上下方向に間隔をおいて複数の温度センサーが配設されて構成され、該温度センサーの検知信号に基づいて前記ヒーターへの通電を制御して発酵室内を所定温度に維持する制御装置が付設されていることを要旨とする。
本発明の黒ニンニク製造装置では、装置本体内部に形成された発酵室の内周は木板で構成されているため、この木板に発酵菌を含ませることができ、発酵室内で良好にニンニクの発酵を促進できるものとなる。
また、上下方向に間隔をおいて複数配設された電熱架台には、それぞれヒーターが設けられており、複数の電熱架台上に生ニンニクを置いて大量の生ニンニクを発酵処理することができ、また、発酵室内には上下方向に複数の温度センサーが配置されているため、複数の温度センサーにより発酵室内を均一な温度に制御することができ、発酵室内で均一な温度を維持し得て、良好に生ニンニクを発酵させて黒ニンニクを大量に製造することができる。
また、本発明の黒ニンニク製造装置において、前記発酵室は密閉可能に構成されているとともに、該発酵室内へ空気を入れる空気導入部が設けられている構成とすることもできる。
こうすれば、適宜タイミングを図り発酵室内に空気を入れて、発酵室内での発酵を良好に促進させることができるものとなる。
また、本発明の黒ニンニク製造方法は、発酵菌を滲み込ませた生ニンニクを前記請求項1または請求項2に記載の装置本体の発酵室内に入れ、該発酵室内で60℃〜70℃で少なくとも2週間発酵させることを要旨とする。
こうすれば、発酵装置の発酵室内に生ニンニクを入れる前に、生ニンニクに発酵菌を滲み込ませておき、発酵室内で60℃〜70℃の温度により発酵菌を良好に作用させ、生ニンニク全体を良好に発酵させて均一な黒色にすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、黒ニンニク製造装置の装置本体の正面構成図であり、図2は、装置本体の側面断面構成図である。
装置本体1は、その前面に観音開き状に開閉できる扉2a,2bが設けられ、各扉2a,2bはヒンジ3,3,3を介して開閉可能である。
なお、扉2a,2bには、それぞれ取っ手4が設けられ、また、扉2a,2bを完全に閉じて密閉させるためのレバー5,5が設けられている。
この装置本体1は箱状に形成されており、その下端には転動可能に車輪6が設けられており、装置本体1の内部には密閉可能に発酵室Sが形成されている。この発酵室Sの内周壁は木板7で構成されており、この内周の木板7と装置本体1の外周を構成するステンレス板との間には断熱材が介装されている。
装置本体1の外側のステンレス板の厚みは、例えば1.5mmであり、その内側の断熱材の厚みは、例えば40mmであり、その内側の木板7の厚みは、例えば60mmである。
発酵室Sの内周壁を形成する木板7は、例えばサクラ,ヒノキ,スギ材で形成されたものであり、木板7に発酵菌と水を含ませることができるように構成されている。この木板7に滲み込ませる発酵菌は、例えば乳酸菌とEM菌(商品名)をブレンドしたものである。
なお、乳酸菌等に代えて、発酵を促進するその他の発酵菌、例えばヨーグルト菌,麹菌等を木板7に吹き付けたり含浸させておくこともできる。
なお、装置本体1の発酵室S内には、図3の拡大図で示すように、上下方向に所定の間隔をおいて複数の電熱架台9,9,9がそれぞれ水平に配設されている。この各電熱架台9は、その両端側が木板7に固定された架台受け桟8,8間に掛け渡し状に設けられ、各電熱架台9は、この架台受け桟8,8から上方へ持ち上げてそれぞれ着脱できるものである。各電熱架台9の底側には、遠赤外線を発する遠赤ヒーター9a,9aが配設されており、1枚の電熱架台9に4個所以上、この遠赤ヒーター9a,9a,9aが設けられている。
この各電熱架台9の上面側には、ステンレス製のトレイ状の受けレール10,10がそれぞれ設けられており、この各受けレール10上に、耐熱樹脂製の箱11を置くことができるように構成されている。
この耐熱樹脂製の箱11は、例えば塩化ビニール製の箱で構成されており、内部には、上下に間隔をおいて例えば3段に棚板11a,11a,11aが形成されており、各棚板11a上にそれぞれ生ニンニク12を置くことができ、各棚板11a上に複数の生ニンニク12,12を載せて耐熱樹脂製の箱11を閉ざした状態で、扉2a,2bを開けて装置本体1の発酵室S内のそれぞれの電熱架台9の受けレール10上に耐熱樹脂製の箱11をセットすることができる。
本例では、電熱架台9は上下に6枚配設されており、最上段の電熱架台9の上方の発酵室S内には、温度センサー13,13が左右に設けられている。また、上方から2段目と3段目の電熱架台9間にも左右に温度センサー13,13が配置されている。また、上方から4段目と5段目の電熱架台9,9の間にも左右に温度センサー13,13が設けられている。
このように発酵室S内には、発酵室S内の温度を検知する温度センサー13が複数上下方向に配置されている。この各温度センサー13はコード16を介して制御装置17に接続されており、温度センサー13からの検知信号が制御装置17に入力されるように構成されている。
また、発酵室S内には、上下方向に間隔をおいて、例えば3個所程度にコンセント14が設けられており、各コンセント14に対し、遠赤ヒーター9aから延びるプラグを差し込みできるように構成されている。
従って、遠赤ヒーター9aからのプラグをコンセント14から抜き取ることにより、各電熱架台9は上方へ持ち上げる等して取り外すことができるように構成されている。各コンセント14には電源コード15が接続されており、電源コード15を介し商用電力が供給されるものである。また、別のコードが制御装置17から各遠赤ヒーター9aに接続されており、制御装置17からの信号により遠赤ヒーター9aのON,OFFおよび温度制御ができるように構成されている。
即ち、制御装置17では、複数の温度センサー13からの検知信号を検知して、この検知信号により各遠赤ヒーター9aへの通電を制御して、発酵室S内を所定の均一な温度に保持できるように構成されている。
次に、作業手順を説明する。
耐熱樹脂製の箱11内に生ニンニク12を詰め込む前に、生ニンニクに対しマイナスイオンを吹き付けて静菌・殺菌処理を行い、その後に生ニンニク12は乳酸菌とEM菌(商品名)等の発酵菌を入れた水中に約一昼夜浸け込んでおく。即ち、生ニンニク12内に発酵菌を予め滲み込ませておく。
このように、マイナスイオン処理をし、さらに発酵菌を滲み込ませた生ニンニク12を耐熱樹脂製の箱11内に詰め込み、詰め込んだ耐熱樹脂製の箱11を、前述した如く、発酵室S内の各電熱架台9上の受けレール10上にセットする。
セット後に扉2a,2bを閉じて発酵室Sを密閉状態とし、遠赤ヒーター9aに通電して発酵室S内が40℃となるように制御して、40℃で2日間程度保持する。
その後、遠赤ヒーター9aを制御して発酵室S内が60℃となるようにし、この60℃の状態を3日間保持させる。
なお、この60℃に温度上昇させた段階で、空気導入管18を通し発酵室S内部に空気を入れる。なお、この空気導入管18の配置位置は、どの部分であっても良く、また、複数箇所から発酵室S内に空気を導入させても良い。
このように発酵室S内に空気を入れて、発酵室S内での生ニンニク12の発酵を促進させ、60℃で3日間程度保持した状態で、次に遠赤ヒーター9aを制御して発酵室S内が70℃となるように制御し、この70℃の温度を15日間程度保持させる。
15日間程度経過した後に発酵室S内への空気の導入を止め、その後、遠赤ヒーター9aを制御して発酵室S内を60℃程度にして、この状態で2日間保持する。
このような工程により生ニンニクは、皮を含めて全体が黒色化し、良好な黒ニンニクが得られる。なお、この黒色化した黒ニンニクは、もはや生ニンニク特有の臭いはなく、アミノ酸含量が増加したものとなっている。
なお、生ニンニクの生産地によって生ニンニクの大きさが異なるため、生ニンニクの大きさにより前述した所定温度に保持する期間は適宜変更されるものである。
なお、発酵過程において、生ニンニクは生ニンニク内の水分で発酵するものであるため、発酵室S内には水は入れないが、発酵室S内に発酵菌を補給する場合がある。
このように装置本体1内で生ニンニクを発酵させて黒色化させる過程において、従来のように装置内部に水を入れる必要もなく、また、従来のように装置内部に人が入って生ニンニクの場所換えを行う等の作業も全く不要であり、発酵室S内は均一な温度に保持されるため、作業も手間もなく良好な黒ニンニクが大量に得られるものとなる。
黒ニンニクを製造するための装置本体の正面構成図である。 装置本体の側面断面構成図である。 装置本体の発酵室内の部材の配置拡大構成図である。
符号の説明
1 装置本体
2a,2b 扉
7 木板
8 架台受け桟
9 電熱架台
9a 遠赤ヒーター
10 受けレール
11 耐熱樹脂製箱
12 生ニンニク
13 温度センサー
14 コンセント
15 電源コード
16 コード
17 制御装置
18 空気導入管
S 発酵室

Claims (3)

  1. 開閉扉を有し内部に発酵室が形成されてなる装置本体を備え、
    該装置本体の発酵室内周は木板で構成され、
    該発酵室内には、ヒーターを有する電熱架台が上下方向に間隔をおいて複数配設されているとともに、上下方向に間隔をおいて複数の温度センサーが配設されて構成され、
    該温度センサーの検知信号に基づいて前記ヒーターへの通電を制御して発酵室内を所定温度に維持する制御装置が付設されている
    ことを特徴とする黒ニンニク製造装置。
  2. 前記発酵室は密閉可能に構成されているとともに、該発酵室内へ空気を入れる空気導入部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の黒ニンニク製造装置。
  3. 発酵菌を滲み込ませた生ニンニクを前記請求項1または請求項2に記載の装置本体の発酵室内に入れ、該発酵室内で60℃〜70℃で少なくとも2週間発酵させることを特徴とする黒ニンニク製造方法。
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