JP2010062294A - 実装検査方法、実装検査装置、実装検査プログラム及び部品 - Google Patents

実装検査方法、実装検査装置、実装検査プログラム及び部品 Download PDF

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Abstract

【課題】部品の実装位置が適正か否か等の実装状態を検査する実装検査装置に関し、実装された部品からの再帰反射光や自発光の受光を媒介として部品の実装位置のずれや部品の有無等の検査を行うことにある。
【解決手段】回路基板(プリント配線板14)に実装した部品(プレスフィットコネクタ2)の検査部分10に再帰反射部12又は自発光部300を設け、この再帰反射部に対して照射した光に対して再帰反射作用による反射光を受光し、又は自発光作用により光を発する自発光部が発した光の受光により、部品の有無を判定する構成である。
【選択図】図10

Description

本発明は、部品の実装位置が適正か否か等の実装状態を検査する検査装置に関し、特に、実装された部品からの再帰反射光や自発光の受光を媒介として部品の実装位置のずれや部品の有無等の検査を行う実装検査方法、実装検査装置、実装検査プログラム及び部品に関する。
プリント配線板等に部品が適正に実装されているか否かを、画像装置を用いて検査する方法として、検査対象部品に照明を当て、CCD(Charge Coupled Device )カメラで読み取り、画像処理することで検査する方法が知られている。
実装部品の例として、プレスフィットコネクタが正しくプリント配線板に圧入されたか否かを外観で検査する方法として、図1Aに示すように、圧入されたプレスフィットコネクタ2の端子6の画像を用いて自動検査する方法がある。この場合、図1B及び図1Cに示すように、プリント配線板14に圧入されたプレスフィットコネクタ2の端子6の先端の画像を、プリント配線板14の下面側から照明を当てて、CCDカメラで撮影し、その実装状態を確認している。
再帰性反射板を利用した検査装置として、特許文献1には、受光素子の視野角に対応した箇所に取り付けられた再帰性反射板を有し、この再帰性反射板により火災感知器と監視範囲を容易に確認することのできる火災感知器の検査装置であって、所定の高さの位置から検査治具を目視し、検査治具に取り付けられた再帰性反射板の見え方で検査位置が火災感知器の監視範囲内であるかを検査することが開示されている。
また、プレスフィットコネクタの圧入方法に関し、特許文献2には、プリント基板の板厚にバラツキがあっても、その端子孔への圧入高さを一定にするものであって、プレスフィット端子と、端子孔を設けたプリント基板あるいはバスバーのいずれか一方を固定側、いずれか他方を可動側として固定側へと昇降させ、プレスフィット端子の先端とプリント基板あるいはバスバーとの接触位置、あるいは該接触位置から所要寸法離れた位置を基準位置とし、この基準位置にセンサーを設け、可動側が基準位置に達したことを検出すると、検出位置から予め規定した移動寸法だけ可動側を移動させた後に停止させ、端子孔へのプレスフィット端子の圧入高さを一定に保持することが開示されている。
特開平6−84078公報(要約、0018、図1) 特開2006−324057公報(要約、図4)
ところで、プリント配線板14では伝送信号の高速化により、図1Aに示すように、圧入されたプレスフィットコネクタ2の端子6がプリント配線板14の下面側から突出していると、図1Bに示すように、突出した端子6同士が接近しているためにノイズを拾ってしまい、製品特性を満足できないという不都合がある。図1Cは、突出した端子6をプリント配線板14の背面側から見た状態を拡大して示している。そのため、図2Aに示すように、プレスフィットコネクタ2が正しく圧入された状態でも、端子6の先端部をプリント配線板14の下面から突出させない構成とする場合がある。
部品の実装状態の検査方法として、端子部分に光を当てる方法では、図3Aのようにプリント配線板14から端子6を突出させた場合には、図3Bに示すように、その端子部分の有無を確認することができるが、図2Aのように端子部分がプリント配線板14から出ない場合には、図2Bに示すように、良品であっても端子の先端がスルーホール16内にあるため照射される光が弱くなり、得られた画像から実装状態を判定するのが困難である。
また、図4Aに示すように、端子6が正常にスルーホール16内に圧入されず、座屈等の状態となった不良品の場合には、端子6に照射される光はさらに弱くなるため、図4Bに示すように、その実装状態を判定することが非常に困難となる。このため、反射光のばらつき等を考慮すると、良品と不良品とを判定するための閾値を設定するのは困難であり、結果として実装状態の良否判定が行えないという問題がある。
上記問題を回避するために照明の強度を上げて画像を撮影しようとすると、ランド等からの乱反射量が大きくなるため、撮影した画像が白色化してしまい、良否判定が不能となってしまう。その他、良否判定の閾値を低くすると、不良品を良品と誤判定する可能性が高くなり、品質上問題となる。
その他、部品の実装検査として、図5に示すように、プリント配線板14に実装された部品208に対し、その実装状態を部品208の表面画像を取得して監視する実装検査がある。しかし、図6に示すように、小さな部品204に対して周囲に大きな部品202、206が実装されると、大きな部品202、206によって光が遮断され、実装状態の検査を行うのに十分な反射光が得られない。近年、プリント配線板への実装部品の実装密度が高くなっており、予め大きな部品を離して配置するのは困難となっている。このような場合は、実装状態の検査を目視で行う必要があるが、個別に目視検査を行うのは検査効率とともに、全体的に製品製造の効率が悪くなるという問題がある。
斯かる要求や課題について、特許文献1及び特許文献2にはその開示や示唆はなく、それを解決する構成等についての開示や示唆はない。
そこで、本発明の目的は、回路基板への実装部品の実装検査方法について、実装部品の検査部分に設けた再帰反射部、又は自発光部から再帰反射光や自発光を受光することで実装状態の検査を行うことにある。
また、本発明の他の目的は、回路基板への実装部品の実装検査方法について、実装部品に再帰反射部、又は自発光部を設けることで、プリント配線板から端子を突出させないコネクタの実装や、部品配置が高密度化された部品の実装判定を可能にすることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、部品の実装状態を検査する実装検査方法、実装検査装置、実装検査プログラム及び部品であって、部品の検査部分に再帰反射部又は自発光部を設け、この再帰反射部に対して照射した光により再帰反射した反射光を受光し、又は自発光作用により光を発する自発光部が発した光の受光により、部品の有無を判定する構成である。斯かる構成により、回路基板に実装した部品の端子の先端部が突出しない等、実装状態の検査が困難な場合でも、実装検査を行うことが可能となり、上記目的が達成される。
そこで、上記目的を達成するため、本発明は、部品の実装状態を検査する実装検査方法であって、再帰反射によって反射光を生じる再帰反射部を部品に備え、前記再帰反射部に光を照射するステップと、前記再帰反射部の前記反射光を受光するステップと、前記反射光の受光により前記部品の有無を判定するステップとを含む構成である。
また、本発明は、部品の実装状態を検査する実装検査方法であって、自発光作用により光を発する自発光部を前記部品に備え、前記自発光部が発した光を受光するステップと、前記自発光部が発した光の受光により前記部品の有無を判定するステップとを含む構成である。
斯かる構成によれば、実装された部品の端子部分が回路基板から突出しない場合や、高さの高い部品の近傍に実装された小さい部品等について、検査部分に設けた再帰反射部又は自発光部からの再帰反射光又は自発光を受光することで、画像情報を得ることが可能になる。この結果、回路基板への実装状態を確認することができる。
また、上記目的を達成するため、本発明は、部品の実装状態を検査する実装検査装置であって、前記部品に設置され、照射光を再帰反射によって反射光を生じる再帰反射部と、前記再帰反射部に光を照射する発光手段と、前記再帰反射部で得られた前記反射光を受光する受光手段と、前記反射光の受光により前記部品の有無を判定する判定手段とを含む構成である。斯かる構成によれば、上記目的が達成される。
また、上記目的を達成するため、部品の実装状態を検査する実装検査装置のコンピュータに実行させる実装検査プログラムであって、前記部品に設置された再帰反射部又は自発光部から得られる光の受光量に対し、閾値を設定し、この閾値を超えた際に、前記部品の有無を判定する機能を前記コンピュータに実行させる構成である。斯かる構成によれば、上記目的が達成される。
また、上記目的を達成するため、本発明は、回路基板に実装される部品であって、部品の一部又は全部に照射光を再帰反射作用によって反射光を生じる再帰反射部を備える構成である。斯かる構成によれば、上記目的が達成される。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 部品の再帰反射部に光を照射すれば、再帰反射部から再帰反射作用により、照射光に応じた反射光が得られるので、その反射光により部品の実装位置やその有無等を容易に知ることができ、回路基板等に実装された部品の実装位置や有無を高精度に検査できる。
(2) 従来の実装部品の製造過程及び製造設備に対して大幅な変更を行う必要がなく、低コストで実装検査の精度を向上させることができる。
(3) 再帰反射部から得られる反射光や、自発光部の発光による光を受光する構成とすることで、受光手段においてより多くの光が受光でき、部品の実装状態を判定するための分解能が高められるので、不良品の検出精度が向上する。
(4) 検査精度が向上することで、部品の実装に失敗した不良品に対し、実装工程以降に無駄な処理を施すことが無く、経済的である。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態に係る部品について、図7、図8及び図9を参照して説明する。図7は、第1の実施の形態に係るプレスフィットコネクタを示す図、図8は、プレスフィットコネクタとプリント配線板の構成を示す図、図9は、プレスフィットコネクタとプリント配線板の実装状態を示す図である。なお、図7、図8及び図9に示す構成は一例であって、これに限定されるものではない。
実装部品の一例であるプレスフィットコネクタ2は、図7Aに示すように、筐体部4と、複数本の端子6とで構成されている。この端子6は筐体部4を貫通しており、その筐体部4から出た一端を、回路基板であるプリント配線板14(図8)に接続し、他端を他の機器等に接続することで、機器とプリント配線板14との間を導通させる。
プリント配線板14に実装する側の各端子6には、その全部又は一部分に、例えば楕円状の空洞部8が設置され、各端子6の横幅が大きくなるように構成される。プリント配線板14への実装では、プリント配線板14に構成されたスルーホール16(図8)に、プレスフィットコネクタ2の端子6を圧入させることにより、空洞部8がスルーホール16の内壁側から各端子6の中心軸に向けて圧力を受け、プレスフィットコネクタ2とプリント配線板14とが密着して固定され、プリント配線板14(図9)と端子6とが導通する。
この端子6には、図7Bに示すように、実装状態の確認をするための検査部分10である先端部分に、再帰反射部12が構成されている。この再帰反射部12には、例えば再帰反射性の塗料が塗布されている。この再帰反射性の塗料は、例えば、微小なガラスビーズを含有したものを利用している。この再帰反射部12により、端子6の先端部に対して入射した光は、再帰反射性の塗料に含まれているガラスビーズで屈折し、再帰反射作用として、端子6に対する鏡面反射により、その入射方向に向かって反射する。
プリント配線板14への部品の実装では、図8に示すように、プリント配線板14に開けられたスルーホール16に対し、既述の空洞部8が構成されている端子6を所定の位置に合わせて圧入する。
プリント配線板14にプレスフィットコネクタ2を実装した状態では、図9に示すように、プリント配線板14のスルーホール16内に挿入された部分の端子6の長さtと、プリント配線板14の厚さaとの関係は、t<aとなっており、端子6の先端部の検査部分10はプリント配線板14の下面側へと突出せず、スルーホール16内にある。
プリント配線板14に対するプレスフィットコネクタ2の実装状態の検査では、プリント配線板14に対してプレスフィットコネクタ2が実装された面とは反対側の面から矢印Aで示す方向に向けてスルーホール16の内部へと光を当て、スルーホール16内の画像を取得し、端子6の有無を検査する。この実装状態の検査では、上記のように、検査部分10に再帰反射部12を備えない構成(図2)では、スルーホール16内に照射された光の反射光が十分に得られないため、画像による実装状態の監視は困難となる。また、端子6が座屈状態となり、スルーホール16内に正しく挿入されていない場合(図4)等でも、端子6に照射される光がさらに弱くなるため監視が困難である。その上、反射光のばらつき等も考慮すると、検査部分10からの反射光が十分に受光できないため、検査部分10の画像情報が得られず、部品の有無を判定する閾値を設定して、実装状態の良品と不良品を判定するのは困難である。
これに対し、端子6の先端の検査部分10に再帰反射部12を備えたプレスフィットコネクタ2では、十分な反射光が得られ、実装状態の画像情報が鮮明に得られる。
斯かる構成において、端子の先端部分が回路基板の下面側から突出しない場合であっても、スルーホール内に入射した光が再帰反射部に当たり、再び入射方向に光が反射することで、実装状態の監視が可能となる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態に係る実装検査装置について、図10及び図11を参照する。図10は、第2の実施の形態に係る実装検査装置の機能構成を示す図、図11は、画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。なお、図10及び図11に示す構成は一例であって、これに限定されるものではない。
第2の実施の形態に係るプレスフィットコネクタ2の実装状態を検査する実装検査装置18は、図10に示すように、例えば、発光手段20、画像情報取得手段22、画像処理装置24等で構成される。画像処理装置24は、2値化処理手段26、判定手段28を備え、その他、検査結果を出力する出力手段30等が含まれる。この実装検査装置18では、回路基板であるプリント配線板14の下面側からスルーホール16内の端子6に向けて発光手段20により光200を照射する。この光200が端子6の再帰反射部12で再帰反射され、その再帰反射により反射光201が得られる。この反射光201を受光手段である画像情報取得手段22で取り入れる。これにより、その反射光201によって、検査部分10である端子6の先端部分の画像情報が取得できる。
得られた画像情報は、画像処理装置24において、画像処理手段である2値化処理手段26で2値化形式に処理された後、判定手段28により、その2値化処理された画像情報に基づいてプレスフィットコネクタ2の実装状態が判定される。そして、この判定手段28による判定結果は出力手段30によって出力される。
発光手段20は、例えば、電球や蛍光灯、LED(Light Emitting Diode) 等で構成され、例えば画像情報取得手段22の周囲に、1列又は複数列の円状になるように配置されている。これにより、プリント配線板14のスルーホール16内に光が照射され、実装されているプレスフィットコネクタ2の端子6が画像情報取得手段22により撮像できればよい。
なお、発光手段20を画像情報取得手段22の周囲に配置する構成例は、例えば、実装検査装置18の小型化等の他、端子6に構成された再帰反射部12の特性による。即ち、再帰反射部12に対して照射された光が入射方向に対して反射されるので、反射光201を確実に画像情報取得手段22で捉えるために、発光手段20と画像情報取得手段22とを接近させて配置している。
画像情報取得手段22は、例えば、CCD(Charge Coupled Device )カメラ等で構成されており、発光手段20から照射された光200がスルーホール16内の端子6の再帰反射部12で反射され、その反射光201を受光することによってスルーホール16内の画像情報を取得する。この画像情報は、例えば、後述する反射光201による濃淡画像(図14)を取得している。この場合、画像情報は濃淡画像に限られず、例えば、写真等の実装状態が目視によっても判別可能な画像を取得する構成であってもよい。
2値化処理手段26は、得られた画像情報について各画素毎に受光量に応じて濃淡の諧調を判別する。そして、所定の閾値以上か以下によって、白色又は黒色の2色に処理する画像処理手段である。これにより、例えば、画像情報において反射光201の受光量が多い部分は白色化される。
判定手段28は、2値化処理手段26とともに画像処理装置24を構成しており、2値化処理手段26で2値化処理された画像情報について、各画素毎に判定して、白色部の画素数から部品の有無を判定する。即ち、発光手段20が照射した光200の内、反射光201が多い場合には、2値化した画像情報には白色部が多くなる。このようにスルーホール16内に向けて照射した光200の内、反射光201が多く確認されるということは、スルーホール16内に再帰反射部12を備えた端子6が存在することによる。従って、判定手段28において、白色部が所定の閾値よりも多いと判定された場合には、端子6が正常に実装されていると判定することができる。
また、実装処理において、端子6が座屈状態等となり、正常に実装されなかった場合には、スルーホール16内からの反射光201がほとんど得られないため、2値化した画像情報は、黒色部が多くなる。
出力手段30は、判定手段28において判定された実装状態の判定結果により、例えば、実装検査を行った各端子6毎に良品か又は不良品かをモニタ等に表示する処理を行う。その他、良品か不良品かを色分けした警告灯等を用いて出力する構成や、不良品であると判定した場合に、音声による報知を行う構成であってもよい。
次に、画像処理とともに、この実装検査装置18の動作制御を行う画像処理装置24のハードウェア構成の一例について、図11を参照する。
画像処理装置24は、例えば、コンピュータで構成されており、CPU(Central Prcessing Unit)32、RAM(Random Access Memory) 34、I/F(入出力)部36、記憶部38、表示部40等で構成されている。
CPU32は、画像処理装置24の基本動作等を制御するOS(Operating System)や発光手段20や画像情報取得手段22の動作制御に関するプログラム、画像情報の2値化処理プログラム、判定処理プログラム等の動作制御プログラムにより、2値化処理及び判定処理等の演算処理を実行するための実行手段であるとともに、記憶部38に対するデータの授受や各機能部の制御を行う。RAM34は、前記の演算処理等を実行するためのワークエリアであって、後述する各動作制御プログラム等を動作させることで、2値化処理手段26(図10)や判定手段28(図10)等を構成する。
I/F部36は、例えば、画像処理装置24の外部にある発光手段20や画像情報取得手段22に接続されて画像情報を受け取るとともに、動作指示を行うための入出力手段である。その他、例えば、他の制御コンピュータやプリント配線板の実装装置等に接続して、実装判定の結果を送信する構成であってもよい。
記憶部38には、OS等の制御プログラムの他、画像情報取得手段22から得た濃淡画像を2値化処理するための2値化処理プログラム42や、2値化した画像情報について、白色部の画素数が閾値より多いか否かを判定し、部品の有無を判定するための判定処理プログラム44等が記憶されている。その他、この判定結果に基づいて、表示部40等に対して判定表示を行わせるための表示プログラム等を記憶してもよい。
表示部40は、既述の出力手段30であって、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)表示器等の表示装置で構成される。
なお、この画像処理装置24には、外部からの動作指示を受ける操作入力手段等を備えてもよい。
次に、回路基板であるプリント配線板の実装検査方法及び実装検査プログラムの各処理内容について、図12、図13、図14及び図15を参照する。図12は、プレスフィットコネクタとプリント配線板の実装状態が良品の場合の例を示す図、図13は、プレスフィットコネクタの実装状態の良否判定処理を示すフローチャート、図14は、画像情報取得手段が取得した濃淡画像情報を示す図、図15は、濃淡画像を2値化処理した例を示す図である。図12、図13、図14及び図15に示す構成及び処理内容は一例であって、これに限定されるものではない。
この実装検査方法では、圧入されたプレスフィットコネクタ2の検査部分10である端子6の先端部分の画像を用いて自動検査する。プリント配線板14に圧入されたプレスフィットコネクタ2の検査部分10の画像をプリント配線板14の下面から発光手段20(図10)の光を当て、画像情報取得手段22のCCDカメラで撮像するステップ、取得した濃淡画像情報の各画素を2値化処理するステップ、2値化画像の白色部の画素数が一定数以上なら良品と判定するステップで構成されている。
図12Aに示すように、良品と判定される端子6では、先端の検査部分10に構成された再帰反射部12により、実装状態の画像情報が鮮明に得られるので、図12Bの2値化画像に示すように、白色部46の画素数が黒色部48より大きくなる。これに対し、不良品と判定される端子6では、微小な曲がり等により、圧入時に端子6に座屈等が発生して端子6の画像情報が得られないので、2値化画像は黒色部48のみとなるか、又は極めて小さな白色部46が生じるだけである。良品と不良品の境界となる白色部46の画素数を実験等で定めて閾値とし、閾値以上なら良品、閾値未満なら不良品と判定する。
この実装検査の良否判定処理について、図13のフローチャートを参照して説明する。
画像処理装置24は、プリント配線板14の下面側からスルーホール16内を撮像した画像情報を画像情報取得手段22から取得する(ステップS1)。ここで取得できる画像情報は、図14に示すように、各画素毎の濃淡画像として得られる。各画素の濃淡は、例えば、それぞれ0から255の階調で表される。この場合、図14Aに示す濃淡画像50は実装状態が良品の場合の例であり、図14Bに示す濃淡画像52は実装状態が不良品の場合の例である。
次に、濃淡画像を各画素毎に2値化処理する(ステップS2)。2値化処理では、各画素毎に、得られた受光量の相違による濃淡の階調に応じて、白色又は黒色に画像処理を施す。例えば、閾値を128とすると、0から127までの階調の画素は黒色部となり、128から255までの階調の画素は白色部となる。この濃淡画像を2値化処理した画像の例を図15に示す。図15Aは、実装状態が良品の場合の2値化画像54の例であり、図15Bは、実装状態が不良品の場合の2値化画像56の例である。良品の2値化画像54では、端子6に構成された再帰反射部12からの反射光201によって白色部が多くなっているのに対し、不良品の2値化画像56では反射光201がほとんど得られていないため、全体として黒色の画像となっている。
2値化処理の後、実装状態の良否判定に移行する(ステップS3)。この良否判定では、白色部の画素数が所定の閾値以上か否かを判定する。ここで判定の基準となる閾値を28と設定した場合、例えば、図15Aに示すように、2値化画像54の全体の画素数の内、白色部の画素数が36であり、36≧28(閾値)であるので良品と判定される。また、図15Bに示す2値化画像56は白色部の画素数が0であり、0<28(閾値)であるので不良品と判定される。
このように、2値化画像において、白色部の画素数が閾値以上の場合(ステップS3のYES)には良品と判定され(ステップS4)、白色部の画素数が閾値未満の場合(ステップS3のNO)には不良品と判定される(ステップS5)。この良品又は不良品の判定結果は、例えば、実装検査装置18の出力手段30(表示部40等)に出力される。
斯かる構成により、検査部分に構成された再帰反射部に対して照射された照明光や環境光の垂直方向成分を画像情報取得手段のカメラに向かって反射させることができ、検査する部品に照射される光が弱くても鮮明な画像を得ることができる。また、プレスフィットコネクタの端子の先端が回路基板の下面から突出していない場合でも、実装状態の検査を行うことが可能となる。その他、画像による実装状態の実装検査装置を用いる場合、検査対象である端子に再帰反射部を構成することで実装検査を行うことが可能となり、大幅な設備改造が必要でないので、低コスト化を図ることができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施形態について、図16を参照する。図16は、プリント配線板に表面実装された部品に対する実装検査の態様を示す図である。なお、図16に示す実装検査の構成は一例であって、これに限定されるものではない。また、図16において、上記実施の形態と同様な構成については同一符号を付し、説明を省略する。
上記の実施の形態では、回路基板であるプリント配線板14のスルーホール16内に圧入された部品の端子6の有無を確認することで実装検査を行うのに対し、この実施の形態に係るプリント配線板14の部品の実装検査では、図16に示すように、実装された部品の外観部に検査部分10を設定する構成である。
このプリント配線板14に例えば、部品202(A)、204(B)、206(C)が表面実装されている。この内、部品204は、部品202、206よりも実装状態の高さが低く、また、部品同士の配置密度が高い状態となっている。
部品204の実装検査では、部品の外観部を検査部分10とする。そして、この部品204の外観部の検査部分10に再帰反射部12を構成している。この再帰反射部12は、例えば再帰反射塗料等が塗布されている。
実装状態を検査する実装検査装置18は、上記実施の形態と同様であり、例えば、発光手段20、画像情報取得手段22、画像処理装置24、出力手段30等で構成され、発光手段20から照射された光に対して再帰反射部12による反射光を画像情報取得手段22が取り込み、実装状態の画像情報をCCDカメラ等で撮像し、この画像情報の濃淡に応じた2値化画像から実装状態の判定を行っている。この2値化処理及び判定処理は、上記実施の形態と同様の処理を行うので、詳細な説明は省略する。
斯かる構成により、実装表面側に光を当て、その反射光を利用した実装検査方法では、上記のように、部品204は部品202、206の影となり、反射光を捉えることが困難となるが、再帰反射部12を設けたことで、発光手段20からの光に対して再帰反射し、反射光を捉えることができ、実装状態の画像情報が得られるので実装検査が可能となる。
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態に係る部品、その実装検査方法及び実装検査装置について、図17及び図18を参照する。図17は、第4の実施の形態に係るプレスフィットコネクタを示す図、図18は、第4の実施の形態に係る実装検査装置の機能構成を示す図である。なお、図17及び図18において、図7から図11と同等の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、図17及び図18に示す構成は一例であって、これに限定されるものではない。
この実施の形態では、部品の例として例えば、プレスフィットコネクタ2の実装状態の判定を行う検査部分10に自発光部300を設ける構成である。この場合、自発光部300には、例えば、紫外線等の光エネルギを蓄える夜光塗料等の蓄光塗料、蛍光塗料を塗布する構成である。図17Bに示すように、検査部分10が発光するので、実装検査装置18が発光手段20を持たない構成としている。
この自発光部300を備えたプレスフィットコネクタ2の実装検査においては、図18に示すように、自発光部300(図17)で発した光302によって検査部分10の画像を画像情報取得手段22で撮像する構成である。そして、取得した画像情報は、上記のように画像処理を施し、実装状態の判定を行う。
なお、この実施の形態では、実装検査装置18が発光手段20を持たない構成例を示したが、これに限られず、自発光部300の夜光塗料等に紫外線等を蓄積させるための発光手段を備えるようにしてもよい。
斯かる構成によっても、自発光部で発した光により、検査部分の画像情報を取得できるので、部品の実装検査を行うことできる。

〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、発光手段20について、再帰反射部12に対して照射された光が入射方向に反射されるという特性に応じて、発光手段20を画像情報取得手段22の周囲に配置する構成としていたが、これに限られず、図19に示すように、例えば、ハーフミラー58を利用した同軸落射照明を用いるようにしてもよい。
同軸落射照明によれば、発光手段20が発した光60は、所定の向きから入射した光を反射させるハーフミラー58によって反射させ、画像情報取得手段22であるカメラと同軸上から部品204の再帰反射部12に対して照射させることができる。そして、再帰反射部12に照射された光60は、既述の再帰反射の性質によって、画像情報取得手段22に向けて反射する。このとき、ハーフミラー58は、反射光62を通過させるので、画像情報取得手段22は、部品204の検査部分10の画像情報を取得することができる。
斯かる構成によれば、CCDカメラ等の画像情報取得手段22周辺の構成を小型化することができる。また、発光手段20を移動させて照射位置を変更し、それに合わせてハーフミラー58の向きを変えることで実装検査位置を変更することができ、プリント配線板14の実装部品の配置に応じた実装検査を行うことができる。
(2) また、上記実施の形態に係る表面実装検査において、高さの異なる部品の密集により検査が行えない場合のみならず、例えば、実装部品毎の重要度等に応じて、必要不可欠な実装部品に再帰反射部12を設けるようにしてもよく、また、部品の実装位置が密集している場合等、実装エラーが発生する可能性が高い部品に対して、再帰反射部12又は自発光部300を設けるようにしてもよい。斯かる構成により、実装エラーの発見率を向上させることができる。
以上説明した実施の形態について、特徴事項や利点を以下に列挙する。
(1) 実装状態を検査する部品に対して、再帰反射部又は自発光部を備えることで、検査対象の部品に照射される光が弱くても、再帰反射部に照射された照明光及び環境光の垂直方向成分がCCDカメラに向かって反射し、反射光を捉えることができ、また、自発光がCCDカメラに受光されるので、鮮明な画像を得ることができる。
(2) 再帰反射部として再帰反射塗料を用いれば、検査する部品に容易に再帰反射部を設けることができる。また、自発光部として蓄光塗料を用いれば、同様に自発光部を設けることが可能である。
(3) 検査する部品に再帰反射部又は自発光部を備えることで、プレスフィットコネクタの端子の先端がプリント配線板の下面から突出していなくても実装検査を行うことができる。
(4) また、プリント配線板の実装工程において、プレスフィットコネクタの端子の先端がプリント配線板の下面から突出していないために実装検査ができず、実装不良となったプリント配線板が流出し、実装工程後の電気的な機能試験で不良が検出された場合、不良箇所の探査及び修正に大きな工数を必要とするが、上記の構成によれば、このような工数を排除できる。
(5) プレスフィットコネクタの端子の先端がプリント配線板の下面から突出していない場合の実装検査装置について、既存のCCDカメラ等の検査設備に対して大幅な設備改造を必要としない。
(6) 量産開始前の評価において、プレスフィットコネクタの端子の先端に簡易的に再帰反射塗料又は蓄光塗料を塗布することで、実装状態の検査精度が上がることで、量産評価の効率化を図ることができる。
(7) 周囲を高さの高い部品に囲まれた表面実装の部品の外観部分に、予め再帰反射塗料や蓄光塗料を塗布しておけば、前述と同様に実装検査を行うことができるため、目視作業による検査が不要となり検査が効率化できる。
次に、以上述べた本発明の実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 部品の実装状態を検査する実装検査方法であって、
再帰反射によって反射光を生じる再帰反射部を部品に備え、前記再帰反射部に光を照射するステップと、
前記再帰反射部の前記反射光を受光するステップと、
前記反射光の受光により前記部品の有無を判定するステップと、
を含むことを特徴とする実装検査方法。
(付記2) 付記1の実装検査方法において、
前記再帰反射部には、再帰反射塗料を用いたことを特徴とする実装検査方法。
(付記3) 付記1の実装検査方法において、
前記再帰反射部は、前記部品の端子部又は前記部品の外観部に設置されたことを特徴とする実装検査方法。
(付記4) 付記1の実装検査方法において、
前記部品は、回路基板に実装するプレスフィットコネクタであることを特徴とする実装検査方法。
(付記5) 付記1の実装検査方法において、
前記部品の実装検査は、プリント配線板に設けられた孔内に挿入された前記部品の端子部分の有無を判断することを特徴とする実装検査方法。
(付記6) 付記1の実装検査方法において、
前記部品の有無の判定は、検査部分の画像情報を取得するステップと、
取得した前記画像情報を画像処理するステップと、
画像処理した前記画像情報に含まれる所定の色部分の画素数が閾値以上か否かを判定するステップと、
を含むことを特徴とする実装検査方法。
(付記7) 付記1の実装検査方法において、
前記部品の検査部分に対し、同軸落射によって光を当てることを特徴とする実装検査方法。
(付記8) 付記6の実装検査方法において、
前記画像情報の画像処理は2値化処理であって、
前記判定は、白色部分の割合が閾値以上か否かを判定することを特徴とする実装検査方法。
(付記9) 部品の実装状態を検査する実装検査方法であって、
自発光作用により光を発する自発光部を前記部品に備え、前記自発光部が発した光を受光するステップと、
前記自発光部が発した光の受光により前記部品の有無を判定するステップと、
を含むことを特徴とする実装検査方法。
(付記10) 付記9の実装検査方法において、
前記自発光部は、前記部品の端子部又は前記部品の外観部に設置されたことを特徴とする実装検査方法。
(付記11) 付記9の実装検査方法において、
前記自発光部には、自発光塗料を用いたことを特徴とする実装検査方法。
(付記12) 付記9の実装検査方法において、
前記部品は、回路基板に実装するプレスフィットコネクタであることを特徴とする実装検査方法。
(付記13) 付記9の実装検査方法において、
前記部品の有無の判定は、検査部分の画像情報を取得するステップと、
取得した前記画像情報を画像処理するステップと、
画像処理した前記画像情報に含まれる所定の色部分の画素数が閾値以上か否かを判定するステップと、
を含むことを特徴とする実装検査方法。
(付記14) 付記13の実装検査方法において、
前記画像情報の画像処理は2値化処理であって、
前記判定は、白色部分の割合が閾値以上か否かを判定することを特徴とする実装検査方法。
(付記15) 部品の実装状態を検査する実装検査装置であって、
前記部品に設置され、照射光を再帰反射によって反射光を生じる再帰反射部と、
前記再帰反射部に光を照射する発光手段と、
前記再帰反射部で得られた前記反射光を受光する受光手段と、
前記反射光の受光により前記部品の有無を判定する判定手段と、
を含むことを特徴とする実装検査装置。
(付記16) 付記15の実装検査装置において、
前記受光手段は、CCDカメラで構成され、前記部品の再帰反射部で反射した光によって濃淡画像による画像情報を取得することを特徴とする実装検査装置。
(付記17) 付記15の実装検査装置において、
前記判定手段は、取得した画像情報を画像処理し、その画像処理した前記画像情報に含まれる所定の色部分の画素数が閾値以上か否かを判定することを特徴とする実装検査装置。
(付記18) 付記15の実装検査装置において、
前記再帰反射部に対し、同軸落射によって光を当てることを特徴とする実装検査装置。
(付記19) 付記17の実装検査装置において、
前記画像処理は2値化処理であり、
前記判定は、白色部分の割合が閾値以上か否かを判定することを特徴とする実装検査装置。
(付記20) 部品の実装状態を検査する実装検査装置であって、
前記部品に設置され、自発光作用により光を発する自発光部と、
前記自発光部が発した光を受光する受光手段と、
前記自発光部が発した光の受光により前記部品の有無を判定する判定手段と、
を含むことを特徴とする実装検査装置。
(付記21) 付記20の実装検査装置において、
前記受光手段は、CCDカメラで構成され、前記部品の自発光部が発した光を受光して濃淡画像による画像情報を取得することを特徴とする実装検査装置。
(付記22) 付記20の実装検査装置において、
前記判定手段は、取得した画像情報を画像処理し、その画像処理した前記画像情報に含まれる所定の色部分の画素数が閾値以上か否かを判定することを特徴とする実装検査装置。
(付記23) 付記22の実装検査装置において、
前記画像処理は2値化処理であり、
前記判定は、白色部分の割合が閾値以上か否かを判定することを特徴とする実装検査装置。
(付記24) 部品の実装状態を検査する実装検査装置のコンピュータに実行させる実装検査プログラムであって、
前記部品に設置された再帰反射部又は自発光部から得られる光の受光量に対し、閾値を設定し、この閾値を超えた際に、前記部品の有無を判定する機能を前記コンピュータに実行させること特徴とする実装検査プログラム。
(付記25) 付記24の実装検査プログラムにおいて、
再帰反射部又は自発光部から光を受光することにより取得した画像情報を画像処理するステップと、
画像処理した前記画像情報に含まれる所定の色部分の画素数が閾値以上か否かを判定するステップと、
を含むことを特徴とする実装検査プログラム。
(付記26) 付記25の実装検査プログラムにおいて、
前記画像情報の画像処理は2値化処理であって、
前記判定は、白色部分の割合が前記閾値以上か否かを判定することを特徴とする実装検査プログラム。
(付記27) 回路基板に実装される部品であって、
部品の一部又は全部に照射光を再帰反射作用によって反射光を生じる再帰反射部を備えることを特徴とする部品。
(付記28) 回路基板に実装される部品であって、
部品の一部又は全部に自発光作用によって光を発する自発光部を備えることを特徴とする部品。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための最良の形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、回路基板に対する部品の実装位置が適正か否か等の実装状態を検査する実装検査装置に関し、実装した部品の再帰反射部に光を照射することで、再帰反射部から再帰反射作用により、照射光に応じた反射光が得られ、その反射光により部品の実装位置やその有無等を容易に知ることができ、回路基板等に実装された部品の実装位置や有無を高精度に検査でき、有用である
プリント配線板に対するプレスフィットコネクタの実装検査の従来例を示す図である。 プリント配線板に対するプレスフィットコネクタの実装検査の従来例を示す図である。 端子の先端がプリント配線板の下面から突出する場合の実装検査の態様を示す図である。 端子が座屈状態となった場合の実装検査の態様を示す図である。 表面実装部品の実装検査例を示す図である。 表面実装部品の実装検査例を示す図である。 第1の実施の形態に係るプレスフィットコネクタを示す図である。 プレスフィットコネクタとプリント配線板の構成を示す図である。 プレスフィットコネクタとプリント配線板の実装状態を示す図である。 第2の実施の形態に係る実装検査装置の機能構成を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 プレスフィットコネクタとプリント配線板の実装状態が良品の場合の例を示す図である。 プレスフィットコネクタの実装状態の良否判定処理を示すフローチャートである。 画像情報取得手段が取得した濃淡画像情報を示す図である。 濃淡画像を2値化処理した例を示す図である。 プリント配線板に表面実装された部品に対する実装検査の態様を示す図である。 第4の実施の形態に係るプレスフィットコネクタを示す図である。 第4の実施の形態に係る実装検査装置の機能構成を示す図である。 他の実施の形態に係る実装検査装置の構成を示す図である。
符号の説明
2 プレスフィットコネクタ
4 筐体部
6 端子
8 空洞部
10 検査対象部
12 再帰反射部
14 プリント配線板
16 スルーホール
18 実装検査装置
20 発光手段
22 画像情報取得手段(受光手段)
24 画像処理装置
26 2値化処理手段
28 判定手段
30 出力手段
42 2値化処理プログラム
44 判定処理プログラム
50 濃淡画像(良品)
52 濃淡画像(不良品)
54 2値化画像(良品)
56 2値化画像(不良品)
58 ハーフミラー
202、204、206 部品
300 自発光部

Claims (5)

  1. 部品の実装状態を検査する実装検査方法であって、
    再帰反射によって反射光を生じる再帰反射部を部品に備え、前記再帰反射部に光を照射するステップと、
    前記再帰反射部の前記反射光を受光するステップと、
    前記反射光の受光により前記部品の有無を判定するステップと、
    を含むことを特徴とする実装検査方法。
  2. 部品の実装状態を検査する実装検査方法であって、
    自発光作用により光を発する自発光部を前記部品に備え、前記自発光部が発した光を受光するステップと、
    前記自発光部が発した光の受光により前記部品の有無を判定するステップと、
    を含むことを特徴とする実装検査方法。
  3. 部品の実装状態を検査する実装検査装置であって、
    前記部品に設置され、照射光を再帰反射によって反射光を生じる再帰反射部と、
    前記再帰反射部に光を照射する発光手段と、
    前記再帰反射部で得られた前記反射光を受光する受光手段と、
    前記反射光の受光により前記部品の有無を判定する判定手段と、
    を含むことを特徴とする実装検査装置。
  4. 部品の実装状態を検査する実装検査装置のコンピュータに実行させる実装検査プログラムであって、
    前記部品に設置された再帰反射部又は自発光部から得られる光の受光量に対し、閾値を設定し、この閾値を超えた際に、前記部品の有無を判定する機能を前記コンピュータに実行させること特徴とする実装検査プログラム。
  5. 回路基板に実装される部品であって、
    部品の一部又は全部に照射光を再帰反射作用によって反射光を生じる再帰反射部を備えることを特徴とする部品。
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