JPS62194588A - プリント基板検査装置における基準デ−タ入力方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、プリント基板検査装置における基準データ入
力方法に関する。

〈従来の技術〉 従来、プリント基板検査装置において基準基板上の部品
の座標や形状等の基準データを入力する方法としては、
部品が実装されていない基板と部品が実装されている基
板をそれぞれ撮像し、両画像信号の差を演算して部品を
識別していた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上述の如くプリント基板と部品の画像信
号を用いる方法は、プリント基板上には銅箔の配線パタ
ーンが形成されているために、パターンの形成されてい
る場所と形成されていない場合とでは色調は異なシ、ま
た基板と部品も種々の色調を有するために、基板と同様
な色調の部品は識別することが困難であるという問題点
がある。

本発明は上記従来例の問題点゛に鑑み、プリント基板や
実装部品の色にかかわらず正確にプリント基板上の実装
部品のデータを入力することのできる方法を提供するこ
とを目的とする。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明は上記問題点を解決するために、再帰反射物を混
入したソルダーレジストを予めプリント基板上に塗布し
、前記プリント基板上に搭載され九部品を撮像すること
によ勺基準データを入力することを特徴とするう 〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図（イ）は本発明の一実施例に係る基準プリント基
板Ｐの要部断■図を示し、配線パターン（不図示）が形
成された基板Ｐ０上に、粒径１〜３０μｍのガラスビー
ズＡ及びチタンホワイトなどの白色顔料Ｂ（第２図）ｔ
−混入したフルダーレジストＳがスクリーン印刷などで
塗布されている。部品ＣはこのソルダーレジストＳ上に
搭載されている。

上記ガラスビーズＡ及び白色顔料Ｂの再帰反射性を第２
図を参照して説明する。屈折率の大きい白色顔料Ｂ（屈
折率１，７〜２．７）を含むソルダーレジス）Ｓなどの
厚塗塗膜の表面にガラスビーズＡ（屈折率１．４〜２．
０）’ｉ半分埋没させると、不図示の光源からの投射光
りは空気中を通過してガラスビーズＡに入射し、次いで
塗膜（Ｓ）内に出射する。更に、この出射光は塗膜（Ｓ
）内の白色顔料Ｂによシ乱反射され、この拡散光がビー
ズ人に再入射するときにビーズＡのレンズ効果により男
湯反射が生ずる。この場合、再帰反射光Ｅの大部分が光
源方向へ戻る。

第３図は、上記の基準基板Ｐを撮像して部品の位置、形
状の基準データを入力し、またこの基準データにより被
検査プリント基板（不図示）上に正しく部品が搭載され
ているかを検査するプリント基板検査装置のブロック図
を示す。

第３図の検査装置は、光源であるランプ１と、ランプ１
からの光を反射して基準基板Ｐ上を同軸落射照明すると
ともに基準基板Ｐからの反射光を透過するハーフミラ−
２と、ハーフミラ−２を透過した像を撮像するＴＶカメ
ラ３を有する。

本検査装置は更に、基準基板Ｐ又は被検査プリント基板
ｆｔ載置してＸＹ方向に移動するＸＹステージ４と、処
理部５と、基準データ入力時の処理手順や被検査プリン
ト基板の検査手順などを入力する入力部６と、ＣＲＴや
プリンタなどの入力手順や検査結果等を出力する出力部
７よシ概略構成されている。

処理部５は、中央処理装置（ＣＰＵ）、ＴＶカメラ３か
らの画像信号をＡ／Ｄ変換して各部品の特徴パラメータ
を抽出する画像処理部、ＸＹステージ４の駆動部、画像
処理部からの特徴パラメータや入力部６からの処理手順
を記憶するメモリなどを有する。

上記構成に係る検査装置によシ第１図（ハ）の基準基板
ＰｔＴＶカメラ３により撮像すると、部品Ｃ以外の部分
はガラスビーズＡ及び白色顔料の再帰反射効果によシ明
るい小さな点の集合体として撮像され、他方、部品Ｃの
部分はその反射光が弱く撮像されるために、ＴＶカメラ
３の出力信号Ｓは第１図（ロ）に示すように、Ｓ／Ｎ比
の良好な部品Ｃのみの高精度な画像信号となる。

すなわち、基板Ｐ６上の不図示の配線パターンやレジス
トなどに影響されず、容易に部品Ｃを判別することがで
き、また本発明に用いるＴＶカメラ３は高価なカラーＴ
Ｖカメラに限らず安価な白黒ＴＶカメラを用いることが
できる。

尚、上記基準データ入力方法によれば、基準基板Ｐの部
品Ｃに欠落や位置ずれがある場合には、出力部７のＣＲ
Ｔｔ−モニタすることにより容易にこれを発見すること
ができ、部品Ｃを再度正確な位置に搭載することができ
る。

ＴＶカメラ３の出力信号Ｓは、処理部５の画像処理部に
よシ〜り変換されて部品Ｃの座標、形状の基準特徴パラ
メータが抽出され、このパラメータは処理部５のメモリ
に基準データとして格納される。この場合、本発明は部
品Ｃのシルエットを撮像するので、処理部５特に画像処
理部は安価な構成でよい。

尚、上記構成の検査装置において、被検査プリント基板
を検査する場合は、部品を搭載する被検基板上に予め螢
光剤を混入したプリフラックスを塗布したり、また被検
査基板の配線パターンと部品を接続するはんだや接着剤
に予め螢光剤を混入しておくとよい。

尚、被検査部品の判定は、欠落の場合は被検査部品の欠
落部面積と基準パラメータの面積との比較により行い、
また位置ずれの場合は被検査部品と基準パラメータの形
状及び重心位置のずれによシ行う。

〈発明の効果〉 以上説明したように本発明は、予め基準プリント基板の
ソルダーレジストに再帰反射物を混入するようにしたの
で、簡単な構成のプリント基板検査装置で短時間で、か
つ正確に部品の位置、形状の基準データを入力すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）は本発明の一実施例に係る基準プリント基
板の要部断面図、第１図（ロ）は第１図０）の基準基板
を撮像したＴＶカメラの出力信号波形図、第２図は再帰
反射効果の説明図、第３図は本発明に係るプリント基板
検査装置のブロック図である。 Ｐ・・・基準基板、ＰＯ・・・基板、Ａ・・・ガラスビ
ーズ、Ｂ・・・白色顔料、Ｃ・・・部品、３・・・ＴＶ
カメラ、５・・・処理部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）再帰反射物を混入したソルダーレジストを予め基
   準プリント基板上に塗布し、前記基準プリント基板上に
   搭載された部品を撮像することにより基準データを入力
   することを特徴とするプリント基板検査装置における基
   準データ入力方法。
2. （２）前記再帰反射物は、白色顔料とガラスビーズであ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のプリン
   ト基板検査装置における基準データ入力方法。