JP2010059932A - ギヤポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの削減を図ることが可能なギヤポンプの提供。
【解決手段】駆動源(モータ)により駆動される駆動軸10に連係して回転駆動する駆動ギヤ15a、18aと、駆動ギヤ15a、18aに歯合され、従動軸11a、11bに支持された状態で駆動する従動ギヤ15b、18bと、第1ギヤ15、第2ギヤ18の両側面に隣接して設けられ、第1ギヤ15、第2ギヤ18の側面からの作動油の漏れを抑制する一対のサイドシール部材(第1サイドプレート14(第2サイドプレート17)及びシール部材7)とを有し、従動軸11a、11bを一対のサイドシール部材(第1サイドプレート14(第2サイドプレート17)及びシール部材7)の少なくとも一方に固定すると共に、従動ギヤ15b、18bを従動軸11a、11bに対し相対回転可能に支持した。
【選択図】図7

Description

本発明は、ギヤポンプの技術分野に属する。
従来、ギヤポンプとして特許文献1に記載の技術が知られている。この公報では、従動軸とシール部材とが別体に設けられる他、該従動軸はシール部材の軸穴に回転可能に支持されている。
特開2006−207415号公報
上述の特許文献1に記載のギヤポンプにおいては、従動軸がシール部材の軸穴に回転可能に支持されているため、シール部材の軸穴の高い加工精度が要求されて製造コストが増大するという問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、製造コストの削減を図ることが可能なギヤポンプを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、従動軸を前記サイドシール部材の少なくとも一方に固定すると共に、前記従動ギヤを該従動軸に対し相対回転可能に支持している。
これにより、ギヤポンプの製造コストの削減を図ることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は実施例1のギヤポンプの前方斜視図、図2は同後方斜視図、図3は同正面図、図4は図3のA4−A4線における断面図、図5は図3のA5−A5線における断面図、図6は図4におけるポンプ組立体の要部拡大図、図7は図5におけるポンプ組立体の要部拡大図である。
図8は実施例1のシール部材の前方斜視図、図9は同後方斜視図、図10は同正面図、図11は同背面図、図12は図11のA12−A12線における断面図である。
図13、14は実施例1の第1サイドプレートの前方斜視図、図15は同正面図、図16は同背面図、図17は同上面図である。
図18は実施例1の第1ギヤと第1サイドプレートの配置を説明する図であり、ギヤポンプの作動を説明する図、図19は実施例1の第1ギヤ、第1サイドプレート、シール部材(二点鎖線で図示)、保持部材(一点鎖線で図示)の配置を説明する図、図20は図19のA20−A20線における断面図である。
図21、22は実施例1の第2サイドプレートの後方斜視図、図23は同正面図、図24は同背面図、図25は同上面図である。
図26は実施例1の駆動軸の周辺部材の寸法関係を説明する図であり、駆動ピンの相対位置決めを説明する簡略図である。
先ず、全体構成を説明する。図1〜5に示すように、実施例1のギヤポンプ1では、自動車のブレーキ液圧制御用のアクチュエータに用いられるものであって、ハウジング2と、このハウジング2に収容されたポンプ組立体3とが備えられている。
[ハウジングについて]
次に、ハウジング2について説明する。ハウジング2は略矩形状に形成される他、その外面には図示しない切換えバルブやセンサが取り付けられる取付孔2aが複数形成されている。ハウジング2の前面略中央には径の異なる段付きの略円柱状に凹設されたポンプ室4が形成され、ここにポンプ組立体3が収容されている。
[ポンプ組立体について]
次に、ポンプ組立体3について説明する。尚、図外のモータが取り付けられる側を前方とし、軸方向第1ポンプ8側を後方として記載する。図6、7に示すように、ポンプ組立体3は、プラグ部材5と、カバー部材6と、シール部材7と、第1ポンプ8及び第2ポンプ9等を有する。プラグ部材5は、略円盤状に形成され、その中央には六角柱形状に貫通形成された貫通孔5aが形成されている。また、プラグ部材5の後端部には、後述するカバー部材6と当接する後面5dと、この後面5dの外周を取り囲み、後方へ環状に突出した環状突起部5bとが形成されている。さらに、プラグ部材5の外周には雄螺子溝5cが形成されている。この雄螺子溝5cはポンプ室4の内周部に形成された雌螺子溝4aに螺合される。
カバー部材6は、略円盤状に形成され、プラグ部材5と当接する前面6eと、前面6eの外周全体に亘って切り欠かれた段部6fを有する。そして、プラグ部材5の螺合による軸力により前面6eが後方へ押圧されることにより、前面6eがプラグ部材5の後面5dに当接し、さらに、プラグ部材5の環状突起部5bと段部6fとが嵌合した状態で所定位置に配設されている。
カバー部材6の外周には、ポンプ室4の内周と略同一径の高さを有し、環状突起部5bと略同じ径方向高さを有する凸部6gが形成されている。また、カバー部材6の外周であって凸部6gの後方にはシール溝6hが形成されている。凸部6gと環状突起部5bとの間には、ポンプ室4の内周とのシール性を確保するための環状のシールS1が備えられ、シール溝6hにはポンプ室4の内周とのシール性を確保するための環状のシールS2が備えられている。すなわち、シールS1,S2は、前後に離間した位置に装着されている。
カバー部材6の偏芯位置には、内径が異なる段付きの貫通孔6bが形成されている。この貫通孔6bには駆動軸10が隙間6aを有して挿通される。一方、貫通孔6bの大径側と小径側に位置し、駆動軸10とのシール性を確保するための環状のシールS3がそれぞれ装着されている。さらに、カバー部材6の後端部には前方へ環状に凹設された凹部6dと、この凹部6dから後方へ環状に突出した環状突起部6cが形成されている。環状突起部6cの内周には内周全体に亘って切り欠かれた段部6iが形成されている。
図8〜12に示すように、シール部材7は略円盤状に形成され、貫通孔7aと、この貫通孔7aよりも図中下方に2つの挿入孔7b、7cが同軸上に形成されている。貫通孔7aは、円形状の開口断面を有してシール部材7に前後方向に貫通形成される。一方、挿入孔7b、7cは、円形状の開口断面を有し、シール部材7の厚み方向内側に両挿入孔7b,7cが干渉しない所定深さを有して形成されている。また、シール部材7の前後面には、各孔7a〜7cの周囲に沿って軸方向へ突出したサイドシール部7dがそれぞれ形成されると共に、その一側面には一対の係合凸部7eが側方へ突設されている。
各サイドシール部7dには、貫通孔7aと同軸上で環状に厚み方向内側へ凹設されたリング収容部7fがそれぞれ形成されている。さらに、シール部材7の後面のリング収容部7fの厚み方向内側には、リング収容部7fと連続して環状に凹設された小径のシール収容部7gが形成されている。その他、シール部材7の外周には、径方向内側へ環状に凹設されたシール収容溝7hが形成され、その前端部には前方へ環状に突設された環状突起部7iが形成されている。
そして、図6、7に示すように、シール部材7は、プラグ部材5の螺合による軸力によってカバー部材6を介して後方へ押圧される。これにより、環状突起部7iがカバー部材6の環状突起部6cの内周に形成された段部6iに嵌合し、さらに、その後面の一部がポンプ室4の段部4bに当接した状態で所定位置に配設(位置決め)されている。また、シール部材7の貫通孔7aには駆動軸10が挿通されて回転可能に支持されている。また、挿入孔7b,7cにはそれぞれ対応する従動軸11a,11bが圧入固定されている。
シール部材7のシール収容部7gには、環状の回転シール部材12(Xリング等)が介装され、駆動軸10と後述する第1ポンプ室P1とのシール性が確保されている。さらに、シール部材7の後面のリング収容部7fには回転シール部材12のシール収容部7gを閉塞した状態で第1シールリング13aが介装されている。また、前面のリング収容部7fには環状の第2シールリング13bが介装されている。尚、各シールリング13a,13bは、焼結金属部品または超硬金属部品であり、少なくともシール部材7よりも硬質で耐久性が高い素材で形成されている。また、シール部材7のシール収容溝7hには、ポンプ室4内周に密着し、第1ポンプ室P1と第2ポンプ室P2との間のシール性を確保するための環状のシールS4が装着されている。
そして、ポンプ室4の段部4bから後方へ環状に凹設された凹部4cとシール部材7との間には、閉空間となる第1ポンプ室P1が形成され、ここに第1ポンプ8が配設されている。一方、カバー部材6の凹部6dとシール部材7との間には、閉空間となる第2ポンプ室P2が形成され、ここに第2ポンプ9が配設されている。
第1ポンプ8には、シール部材7と第1サイドプレート14とによって前後面及び歯先をシールされた第1ギヤ15が配設されている。以下、第1サイドプレート14について説明する。図13〜17に示すように、第1サイドプレート14は、樹脂製で正面視略三角形状に形成されている。また、略三角形状の頂点付近には、3つの貫通孔14a,14b,14cが貫通形成されている。第1サイドプレート14の前面において、貫通孔14a,14bの周囲には前方へ突出したサイドシール部14dが形成されている。
また、第1サイドプレート14の前面には略三角形状に前方へ突出したシールブロック14eが形成されている。シールブロック14eには、貫通孔14cに連続して中心側へ向かう開口部を形成する通路部14fと、この通路部14fを挟んだ両側に形成され、サイドシール部14dの一部と連続した一対の湾曲面状の歯先シール部14gと、各歯先シール部14gの前方側に位置する係合部14hとが形成されている。さらに、シールブロック14eには、歯先シール部14gの外周から貫通穴14cを囲むように内側へ凹設された溝14iが形成されている。一方、第1サイドプレート14の後面(図16参照)には各貫通孔を取り囲むように略三角形状に屈曲した形状のシール収容溝14jが凹設されている。
そして、図7に示すように、第1サイドプレート14の貫通孔14aには駆動軸10が径方向に所定の隙間を有した状態で回転可能に挿通されている。一方、貫通孔14bには従動軸11aが径方向に所定の隙間を有した状態で挿通されている。また、シール収容溝14jにはシールS5が介装されて、第1ポンプ室P1と低圧部とのシール性が確保されている。
第1ギヤ15は、駆動軸10が挿通された駆動ギヤ15aと、従動軸11aが挿通された従動ギヤ15bで構成され、これら両ギヤ15a,15bの歯先15c,15d同士は歯合部15eで噛合されている。図6、18に示すように、駆動軸10における駆動ギヤ15aと対応する位置には内側に凹設された凹部10dが形成され、ここに該駆動軸10の軸心から半径方向に伸びた円柱状の駆動ピン10aが挿入されている。この駆動ピン10aは圧入により固定してもよいし、単に挿入しただけでもよく、特に限定しない。
駆動ピン10aは駆動ギヤ15aの内周に切欠形成された凹部15fに係合されている。駆動軸10の前端部には図示しないモータ(駆動源)の回転軸に連結するための四角柱形状の連結部10bが形成されており(図7参照)、駆動軸10はモータの駆動によって軸周り方向に回転駆動可能になっている。
これにより、駆動ギヤ15aは駆動ピン10aとの係合により駆動軸10に周り止めされるため、駆動軸10の回転駆動に伴って駆動ギヤ15aが駆動軸10と同じ回転方向に回転する。一方、駆動ギヤ15aと噛合した従動ギヤ15bが駆動軸10とは反対方向に回転する。
図18に示すように、各ギヤ15a,15bの歯先15c,15dは第1サイドプレート14のシールブロック14eのそれぞれ対応する歯先シール部14gに液密に当接しながら摺動可能になっている。また、図19に示すように、シール部材7の後面の一対の係合凸部7eは、シールブロック14eのそれぞれ対応する係合部14hの曲面に密着した状態で係合され、これにより、各ギヤ15a,15bの歯先15c,15dを第1サイドプレート14のサイドシール部14dとの間でシールする。さらに、シールブロック14eの外周に形成された溝14iとシール部材7の対応するサイドシール部7dに掛けて略三角形形状に保持部材16が装着されている(図7参照)。
また、図示を省略するが、ポンプ室4には、第1サイドプレート14の貫通孔14cに連通した吸入ポートと、第1ポンプ室P1に連通した吐出ポートが設けられている。
一方、第2ポンプ9は、第1ポンプ8とシール部材7とを中心として対称構成となっている。即ち、シール部材7と第2サイドプレート17によって前後面をシールされた第2ギヤ18が配設されている。図21〜25に示すように、第2サイドプレート17は、第1サイドプレート14と同様に、貫通孔17a,17b,17c、サイドシール部17d、シールブロック17e、通路部17f、歯先シール部17g、係合部17h、溝17i、及びシール収容溝17jが形成されている。また、シールブロック17eの外周に形成された溝17iとシール部材7の対応するサイドシール部7dに掛けて略三角形形状に保持部材19(図7参照)が装着されている。
そして、図7に示すように、第2サイドプレート17の貫通孔17aには駆動軸10が径方向に所定の隙間を有した状態で回転可能に挿通される一方、貫通孔17bには従動軸11bが径方向に所定の隙間を有した状態で挿通されている。また、シール収容溝17jにはシールS6が介装されて、第2ポンプ室P2のシール性が確保されている。
第2ギヤ18は、第1ギヤ15と同様に、駆動軸10が挿通された駆動ギヤ18aと、従動軸11bが挿通された従動ギヤ18bで構成され、これら両ギヤ18a,18bの歯先18c,18d同士は歯合部18eで噛合されている。
図6に示すように、駆動軸10における駆動ギヤ18aと対応する位置には内側に凹設された凹部10eが形成され、ここに駆動軸10の軸心から半径方向に伸びた円柱状の駆動ピン10cが挿入されている。尚、圧入固定してもよく特に限定しない。また、駆動ピン10cは駆動ギヤ18aの内周に切欠形成された凹部18fに係合されている。
これにより、駆動ギヤ18aは駆動ピン10cとの係合により駆動軸10に周り止めされるため、駆動軸10の回転駆動に伴って駆動ギヤ18aが駆動軸10と同じ回転方向に回転する。一方、駆動ギヤ18aと噛合した従動ギヤ18bが駆動軸10とは反対方向に回転可能になっている。
その他、第2ポンプ9において、ポンプ室4には、第2サイドプレート17の貫通孔17c及びカバー部材6の油路を介して連通された図示しない吸入ポートと、カバー部材6に形成された油路を介して第2ポンプ室P2に連通された図示しない吐出ポートが設けられていること以外は第1ポンプ8と略同じ構成である。
[駆動軸の周辺部材の寸法関係について]
次に、駆動軸10の周辺部材の寸法関係について説明する。図26は各寸法関係を示す概略図である。図26(a)に示すように、駆動軸10の中心から駆動ピン10a(駆動ピン10c)の先端までの長さをD1、回転シール部材12の半径をD2、第1シールリング13a(第2シールリング13b)の半径をD3とすると、D1<D2<D3の関係が成立するように設定されている。
駆動ピン10a(駆動ピン10c)の直径D4は、駆動ギヤ15a(駆動ギヤ18a)の厚み寸法D5以下に設定されている。
各リング収容部7fの深さH1は第1シールリング13a(第2シールリング13b)の厚みH2と略等しく設定されている。
隣接する駆動ピン10a.10cの内側同士間の寸法L2は両シールリング13a,13bの外側同士間の寸法L1よりも大きく設定されている。
その他、前述したように、各サイドプレート14,17の貫通穴14a,17aの直径は駆動軸10の直径よりも大きく設定されると共に、貫通穴14b,17bの直径は従動軸11a,11bの直径よりも大きく設定される。即ち、駆動軸10及び従動軸11a,11bはそれぞれ対応する各サイドプレート14,17の貫通穴14a,17a及び貫通穴14b,17bと僅かな隙間を介して挿通される。
次に、実施例1の作用を説明する。
[ギヤポンプの組み立てについて]
次に、ギヤポンプ1の組み立てについて説明する。上述のように構成されたギヤポンプ1を組み立てる際には、先ず、シールS4が予め装着されたシール部材7のシール収容部7gに回転シール部材12を挿入して仮固定する。
次に、シール部材7の貫通孔7aに駆動軸10を挿通した後、挿入孔7b,7cに従動軸11a,11bを挿入する。
次に、シール部材7の各リング収容部7fにそれぞれ対応するシールリング13a,13bを挿入する。この際、第1シールリング13aで回転シール部材12が押圧されることにより、回転シール部材12が駆動軸10に良好に密着した状態となる。
次に、駆動軸10の凹部10d,10eにそれぞれ対応する駆動ピン10a,10cを挿入固定した後、駆動ピン10a,10cに駆動ギヤ15a,18aの凹部15f,18fを係合させた状態で該駆動ギヤ15a,18aを駆動軸10に組み付ける。
その後、従動軸11a,11bに従動ギヤ15b,18bを挿通させてそれぞれ対応する駆動ギヤ15a,18aに歯合させて組み付ける。
次に、シールS5,S6及び保持部材16,19が予め装着された各サイドプレート14,17に駆動軸10及び従動軸11a,11bを挿通させてシール部材7に組み付ける。この際、シール部材7の第1サイドプレート14側において、一対の係合凸部7eを第1サイドプレート14のそれぞれ対応する係合部14hに係合させることによって、これら両者を位置決めした状態で容易に組み付けることができる。また、保持部材16によって、シール部材7と第1サイドプレート14とを一時的に保持した状態で固定できる。さらに、保持部材16は予めシール部材7に装着した状態で、その後、拡径させて第1サイドプレート14に掛けることができ、装着性が良い。
同様に、第2サイドプレート17側において、シール部材7の一対の係合凸部7eを第2サイドプレート17のそれぞれ対応する係合部17gに係合させることによって、これら両者を位置決めした状態で容易に組み付けることができる。また、保持部材19によって、シール部材7と第1サイドプレート14とを一時的に保持した状態で固定できる。さらに、保持部材19は予めシール部材7に装着した状態で、その後、拡径させて第2サイドプレート17に掛けることができ、装着性が良い。
次に、シールS1,S2が予め装着されたカバー部材6の貫通孔6aに駆動軸10を挿通しつつ、該カバー部材6の環状突起部6cをシール部材7に嵌合させて、カバー部材6とシール部材7を組み付けることにより、ポンプ組立体3を組み立てる。
最後に、このように組み付けられたポンプ組立体3をハウジング2のポンプ室4に挿入した後、プラグ部材5をポンプ室4に螺合して固定する。この際、プラグ部材5の螺合による軸力でシール部材7をポンプ室4の段部4bに密着させて安定した状態で固定でき、各部材の前後方向位置を正確に配置できると同時に、後述する作動液の圧力変動に伴うがたつきを防止できる。加えて、シールS1がプラグ部材5の環状突起部5bに押圧されることにより、ポンプ室4とカバー部材6とのシール性が良好となる。
このように、実施例1のギヤポンプでは、ポンプ組立体3を仮組みした状態でハウジング2に収容でき、組み立て作業の簡素化を図ることができる。
[ギヤポンプの作動について]
次に、ギヤポンプ1の作動について説明する。図18に示すように、モータの駆動により駆動軸10が図中矢印方向に回転駆動されると、第1ポンプ8において、駆動ギヤ15aを介して従動ギヤ15bが駆動される。この作用によって吸入ポートと連通する第1サイドプレート14のシールブロック14eの貫通孔14cから低圧(負圧)の作動液が導入され、ポンプ室P1に高圧の作動液が出力される。この高圧の作動液は対応する吐出ポートから出力される。
また、第2ポンプ9では第1ポンプ8と同様に、駆動ギヤ18aを介して従動ギヤ18bが駆動されることにより、第2サイドプレート17のシールブロック17eの貫通孔17cから低圧(負圧)の作動液が導入され、ポンプ室P2に高圧の作動液が出力される。この高圧の作動液は対応する吐出ポートに出力される。
このように、ギヤポンプ1は、両ポンプ室P1,P2において異なる配管系統の作動液の吸入と吐出とが行われることとなり、所謂タンデム式の外接ギヤポンプとして機能する。
なお、通常、第1ポンプ室P1に導入される第1配管系統の作動液は、自動車の左前方車輪及び右後方車輪、あるいは右前方車両及び左後方車輪のいずれか一方に対応し、第2ポンプ室P2に導入される第2配管系統の作動液は、自動車の左前方車輪及び右後方車輪、あるいは右前方車両及び左後方車輪のいずれか他方に対応する。
[サイドプレートと歯先シール部の一体化について]
次に、サイドプレート14,17と歯先シール部14g,17gの一体化について説明する。各サイドプレート14,17とそれぞれ対応する歯先シール部14g,17fを一体に形成しているため、部品点数と製造コストの削減、組み付け性の向上を図ることができる。また、各サイドプレート14,17を樹脂製としているため、製造精度を向上でき、シール性を向上できる。
[作動液のシール性について]
次に、作動液のシール性について説明する。第1ポンプ8において、各ギヤ15a,15bの歯先15c,15dは第1サイドプレート14の歯先シール部14gに液密に当接しながら摺動する。これにより、図18に示すように、吸入ポートと連通した貫通穴14cの通路部14f、駆動ギヤ15a、従動ギヤ15b、シール部材7の一部で囲まれた空間が低圧の第1油室B1となり、ポンプ室P1が第1油圧室B1よりも高圧の第2油室B2となる。
この際、シールブロック14eに対して第2油室B2側から第1油室B1側(歯先シール部14g側)及び側方に向けて押圧する力が生じるため、シールブロック14eの係合部14hがシール部材7の一対の係合凸部7eを押圧してこれら両者の密着度を高めて堅固に係合できると同時に、作動液の高圧側と低圧側のシールを良好に確保できる。また、前述した押圧力により歯先シール部14gを各ギヤ15a,15bの歯先15c,15dに良好に当接させてシールでき、作動液の高圧側と低圧側のシールを良好に確保できる。
加えて、保持部材16の保持力によって、歯先シール部14gを各ギヤ15a,15bの歯先15c,15dに良好に当接させてシールできる。さらに、シールを保持部材16によって、作動液の高圧側と低圧側のシール、特に歯先シール部14gの外周における貫通穴14cの周囲とシール部材7とシール性を向上できる。
第2ポンプ9においても、第1ポンプ8と同様の作用・効果を得ることができる。
[各ギヤの側面のシール性について]
次に、各ギヤ15,18とシール部材7とのシール性について説明する。各ギヤ15a,15bの前後面はそれぞれ対応する第1サイドプレート14のサイドシール部14dとシール部材7のサイドシール部7eによってシールされる。
この際、図26(a)で説明したように、駆動ピン10a(駆動ピン10c)の直径D4は、駆動ギヤ15a(駆動ギヤ18a)の厚み寸法D5以下に設定されているため、駆動ピン10a(駆動ピン10c)が駆動ギヤ15a(駆動ギヤ18a)の両側面から突出せず、両ギヤ15,18の両側面のシール性を確保できる。
加えて、各リング収容部7fの深さH1は第1シールリング13a(第2シールリング13b)の厚みH2と略等しく設定されているため、各シールリング13a,13bを安定した状態で設けることができる上、駆動ギヤ15a(駆動ギヤ18a)とのシール性を良好にできる。
[駆動軸または従動軸の傾倒について]
次に、駆動軸10または従動軸11a,11bの傾倒について説明する。各サイドプレート14,17の貫通穴14a,17aの直径は駆動軸10の直径よりも大きく設定されると共に、貫通穴14b,17bの直径は従動軸11a,11bの直径よりも大きく設定される。
即ち、駆動軸10及び従動軸11a,11bはそれぞれ対応する各サイドプレート14,17の貫通穴14a,17a及び貫通穴14b,17bと僅かな隙間を介して挿通される。これにより、駆動軸10または従動軸11a,11bが傾倒した場合であっても、各サイドプレート14,17は駆動軸10または従動軸11a,11bから外力を受けることがなく、シール部材7と各サイドプレート14,17との当接部は安定した接触を維持してシール性を確保でき、製品信頼性を向上できる。
[駆動軸と各ギヤの相対位置決めについて]
次に、駆動軸10と各ギヤ15,18との相対位置決めについて説明する。実施例1では、駆動軸10が軸方向に移動すると、両駆動ピン10a,10cが駆動軸10と共に移動方向へ移動すると共に、該移動方向後方側にある駆動ピン10a(駆動ピン10c)の移動方向側側面のみが、対応する第1シールリング13a(第2シールリング13b)に当接して、駆動軸10の移動方向への移動を規制する。
即ち、図26(a)で説明したように、隣接する駆動ピン10a.10cの内側同士間の寸法L2は両シールリング13a,13bの外側同士間の寸法L1よりも大きく設定されているため、図26(b)に示すように、例えば、駆動軸10が図中左方向に移動した場合には、第1駆動ピン10aの左側面のみが第1シールリング13aに当接して、駆動軸10の左方向への移動を規制する。
一方、図26(c)に示すように、駆動軸10が図中右方向に移動した場合には、第2駆動ピン10cの右側面のみが第2シールリング13bに当接して、駆動軸10の右方向への移動を規制する。
なお、駆動ピン10a(駆動ピン10c)と第1シールリング13a(第2シールリング13b)が当接した場合には、駆動ピン10c(駆動ピン10a)と第2サイドプレート17(第1サイドプレート14)とが非接触状態となるようにその厚みが設定されている。
このように、実施例1では駆動軸10と各ギヤ15,18とを軸方向に相対位置決めでき、換言すると、両者を相対移動量の範囲内に配置でき、駆動軸10の軸方向の移動を規制して抜け止めを実現できる。
また、各駆動ピン10a,10cは軸方向内側で対応するシールリング13a,13bに当接するため、軸方向一方側からのみ力を受けることとなり、各駆動ピン10a,10cの耐久性を向上できる。
ここで、仮に、両シールリング13a,13bとシール部材7を一体形成した場合には、シール部材7を硬質な金属製で形成して耐久性を考慮する必要があり、製造コストと重量の増加を招いてしまう。
これに対し、実施例1では両シールリング13a,13bとシール部材7を別体にしているため、シール部材7を安価で軽量な樹脂等の材料で一体形成できる。加えて、各シールリング単位での交換が可能であるため、交換コストも低く抑えることができる。さらに、両シールリング13a,13bを両サイドプレート14,17側にそれぞれ設けた場合に比べて、シール部材7のみの寸法管理でもって、駆動軸10と各ギヤ8,9とを軸方向に容易且つ高精度に相対位置決めできる。
[回転シール部材のシール性について]
次に、回転シール部材12のシール性について説明する。第1シールリング13aはシール収容部7gを閉塞しているため、駆動ピン10aと回転シール部材12との接触による摩耗・損傷を防止して保護できる。
これにより、駆動軸10とのシール性、即ち、両ポンプ室P1,P2同士間のシール性を良好に維持でき、製品信頼性を向上できる。なお、第2シールリング13b側にもシール収容部7gと回転シール部材12を設けても良く、この場合にも同様の作用・効果を得られる。
また、シール収容部7gを貫通孔の中途部に形成した場合には、シール部材7を金属製としてシール収容部7gの位置で複数の分割体で構成して溶接接合する、あるいは、シール部材7を樹脂製として貫通孔にスライド型を挿入して形成する方法しかなく、これらはシール部材7の製造性の悪化や大型化を招く上、回転シール部材12の介装作業が実際上困難となる。
これに対し、実施例1ではシール収容部7gをシール部材7の側面に形成しているため、シール部材7の製造性及び装着性を損なう虞がない。
[駆動ギヤの小型化について]
次に、駆動ギヤ15a,18aの小型化について説明する。図25(a)で説明したように、駆動軸10の中心から駆動ピン10a(駆動ピン10c)の先端までの長さD1は、第1シールリング13a(第2シールリング13b)の半径D2よりも小さく設定されている。これにより、駆動ピン10a(駆動ピン10c)の突出長を短くして駆動ギヤ15a(駆動ギヤ18a)の径を小さくでき、ひいては、ギヤポンプ1の小型化を実現できる。
[従動軸について]
次に、従動軸11a,11bについて説明する。
ここで、従来の発明にあっては、従動軸がシール部材の挿入孔に回転可能に支持される構造を採用しているため、挿入孔の高い加工(製造)精度が要求されてシール部材の製造コストが増大するという問題が生じる。
具体的には、シール機能を確保するための挿入孔と従動軸のクリアランス精度、挿入孔円筒度(従動軸の倒れ精度)、従動軸と従動ギヤとの係合精度等が高く要求される。即ち、挿入孔7b,7cの加工(製造)精度の低下により上記精度が低くなると、従動軸11a,11bにがたつきが生じ、これにより、従動ギヤ15b,18b、ひいては駆動ギヤ15a,18aの回転が不安定になる。
これに対し、実施例1では、従動軸11a,11bを挿入孔7b,7cに圧入固定し、従動ギヤ15b,18bを該従動軸11a,11bに対し相対回転可能に支持しているため、シール部材7に高い加工精度が要求されず、製造コストを低く抑えることができる。
加えて、従動軸11a,11bを適正に設けることができ、駆動ギヤ15a,18a及び従動ギヤ15b,18bの安定した回転が可能となり、製品信頼性を向上できる。
最後に、実施例1の効果を請求項1、3、5に対応する(1)〜(3)と共に列記する。
(1)駆動源(モータ)により駆動される駆動軸10に連係して回転駆動する駆動ギヤ15a,18aと、駆動ギヤ15a,18aに歯合され、従動軸11a,11bに支持された状態で駆動する従動ギヤ15b,18bと、ギヤ15a,15b,18a,18bの一側面に隣接して設けられ、ギヤ15a,15b,18a,18bの側面からの作動油の漏れを抑制する一対のサイドシール部材(第1サイドプレート14(第2サイドプレート17)及びシール部材7)と、を有し、従動軸11a,11bをサイドシール部材(第1サイドプレート14(第2サイドプレート17)及びシール部材7)の少なくとも一方(シール部材7)に固定すると共に、従動ギヤ15b,18bを該従動軸11a,11bに対し相対回転可能に支持したこととした。
これにより、製造コストの削減を図ることができる。
(2)また、従動軸11a,11bをサイドシール部材(シール部材7)に形成した穴(挿入孔7b,7c)内に圧入固定したこととした。
これにより、従動軸11a,11bをサイドシール部材(シール部材7)に容易に固定できる上、従動軸11a,11bのみの整備交換が可能となり、メンテナンス費用を低く抑えることができる。
(3)また、駆動源(モータ)に接続した駆動軸10と、駆動軸10によって回転駆動され第1ポンプ8を構成する第1ギヤ15と、駆動軸10によって回転駆動され第2ポンプ9を構成する第2ギヤ18と、第1ギヤ15と第2ギヤ18とに挟まれ両ギヤ15,18の一方の側面をシールし、駆動軸10が貫通する貫通穴7aを有するシール部材7と、第1ギヤ15及び第2ギヤ18の他方の側面をシールする第1サイドプレート14及び第2サイドプレート17と、を有し、第1ギヤ15及び第2ギヤ18をそれぞれ駆動軸10に接続された駆動ギヤ15a,18aと、該駆動ギヤ15a,18aに歯合され、従動軸11a,11bに支持された状態で駆動する従動ギヤ15b,18bで構成し、各従動軸11a,11bをシール部材7にそれぞれ固定すると共に、各従動ギヤ15b,18bをそれぞれ対応する従動軸11a,11bに対し相対回転可能に支持したこととした。
これにより、(1)と同様の作用・効果を得ることができる。
次に、実施例2を説明する。
実施例2において、実施例1と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図27は実施例2のギヤポンプを説明する断面図である。
図27に示すように、実施例2では、実施例1で説明した従動軸11a,11bが、シール部材7と一体形成され、且つ、シール部材7の厚み方向外側に突出した状態で同軸上に形成された円柱状の凸部20,21で代用されるという点が実施例1と異なる。
従って、実施例2では、実施例1と同様の作用・効果を得ることができる上、部品点数と組み付け工数を削減できる。
次に、実施例2の効果を請求項2、4に対応する(4)、(5)と共に列記する。
(4)サイドシール部材(シール部材7)と従動軸11a,11bとを一体成形したこととした。
これにより、実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。また、部品点数と組立工数の削除を図ることができる。
(5)また、駆動源(モータ)により駆動される駆動軸10に連係して回転駆動する駆動ギヤ15a,18aと、駆動ギヤ15a,18aに歯合され、従動軸11a,11bに支持された状態で駆動する従動ギヤ15b,18bと、ギヤ15,18の一側面に隣接して設けられ、ギヤ15,18の側面からの作動油の漏れを抑制する一対のサイドシール部材(第1サイドプレート14(第2サイドプレート17)及びシール部材7)と、を有し、サイドシール部材(シール部材7)は駆動軸10aを軸支する軸穴(挿入孔7a)のみを有し、従動軸11a,11bはサイドシール部材(シール部材7)に形成された凸部20,21により形成したこととした。
これにより、(4)と同様の作用・効果を得ることができる。
次に、実施例3を説明する。
実施例3において、実施例1と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図28は実施例3のギヤポンプを説明する断面図である。
図28に示すように、実施例3では、シール部材7に軸穴30を貫通形成し、ここに、実施例1で説明した従動軸11a,11bが一体形成された従動軸31を圧入固定しているという点が実施例1と異なる。
これにより、実施例3では、実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。また、従動軸31のみの整備交換が可能となり、メンテナンス費用を低く抑えることができる。
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、各構成部材の詳細な部位の形状、形成数、形成位置、材質等については適宜設定できる。
実施例1のギヤポンプの前方斜視図である。 実施例1のギヤポンプの後方斜視図である。 実施例1のギヤポンプの正面図である。 図3のA4−A4線における断面図である。 図3のA5−A5線における断面図である。 図4におけるポンプ組立体の要部拡大図である。 図5におけるポンプ組立体の要部拡大図である。 実施例1のシール部材の前方斜視図である。 実施例1のシール部材の後方斜視図である。 実施例1のシール部材の正面図である。 実施例1のシール部材の背面図である。 図11のA12−A12線における断面図である。 実施例1の第1サイドプレートの前方斜視図である。 実施例1の第1サイドプレートの前方斜視図である。 実施例1の第1サイドプレートの正面図である。 実施例1の第1サイドプレートの背面図である。 実施例1の第1サイドプレートの上面図である。 実施例1の第1ギヤと第1サイドプレートの配置を説明する図であり、ギヤポンプの作動を説明する図である。 実施例1の第1ギヤ、第1サイドプレート、シール部材(二点鎖線で図示)、保持部材(一点鎖線で図示)の配置を説明する図である。 図19のA20−A20線における断面図である。 実施例1の第2サイドプレートの後方斜視図である。 実施例1の第2サイドプレートの後方斜視図である。 実施例1の第2サイドプレートの正面図である。 実施例1の第2サイドプレートの背面図である。 実施例1の第2サイドプレートの上面図である。 実施例1の駆動軸の周辺部材の寸法関係を説明する図であり、駆動ピンの相対位置決めを説明する簡略図である。 実施例2のギヤポンプを説明する断面図である。 実施例3のギヤポンプを説明する断面図である。
符号の説明
1 ギヤポンプ
7 シール部材
7a 貫通孔
7b、7c 挿入孔
8 第1ポンプ
9 第2ポンプ
10 駆動軸
11a、11b 従動軸
14 第1サイドプレート
15 第1ギヤ
15a、18a 駆動ギヤ
15b、18b 従動ギヤ
17 第2サイドプレート
18 第2ギヤ
20、21 凸部

Claims (5)

  1. 駆動源により駆動される駆動軸に連係して回転駆動する駆動ギヤと、
    前記駆動ギヤに歯合され、従動軸に支持された状態で駆動する従動ギヤと、
    前記ギヤの一側面に隣接して設けられ、ギヤの側面からの作動油の漏れを抑制する一対のサイドシール部材と、
    を有し
    前記従動軸を前記サイドシール部材の少なくとも一方に固定すると共に、前記従動ギヤを該従動軸に対し相対回転可能に支持したことを特徴とするギヤポンプ。
  2. 請求項1記載のギヤポンプにおいて、
    前記従動軸をサイドシール部材に形成した穴内に圧入固定したことを特徴とするギヤポンプ。
  3. 請求項1記載のギヤポンプにおいて、
    前記サイドシール部材と従動軸とを一体成形したことを特徴とするギヤポンプ。
  4. 駆動源により駆動される駆動軸に連係して回転駆動する駆動ギヤと、
    前記駆動ギヤに歯合され、従動軸に支持された状態で駆動する従動ギヤと、
    前記ギヤの一側面に隣接して設けられ、ギヤの側面からの作動油の漏れを抑制する一対のサイドシール部材と、
    を有し
    前記サイドシール部材は駆動軸を軸支する軸穴のみを有し、
    従動軸は前記サイドシール部材に形成された凸部により形成したことを特徴とするギヤポンプ。
  5. 駆動源に接続した駆動軸と、
    前記駆動軸によって回転駆動され第1ポンプを構成する第1ギヤと、
    前記駆動軸によって回転駆動され第2ポンプを構成する第2ギヤと、
    前記第1ギヤと前記第2ギヤとに挟まれ該第1及び第2ギヤの一方の側面をシールし、前記駆動軸が貫通する貫通穴を有するシール部材と、
    前記第1及び第2ギヤの他方の側面をシールする第1及び第2サイドプレートと、
    を有し、
    前記第1及び第2ギヤをそれぞれ駆動軸に接続された駆動ギヤと、該駆動ギヤに歯合され、従動軸に支持された状態で駆動する従動ギヤで構成し、
    前記各従動軸を前記シール部材にそれぞれ固定すると共に、前記各従動ギヤをそれぞれ対応する従動軸に対し相対回転可能に支持したことを特徴とするギヤポンプ。
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