JP2010058894A - 収納装置およびそれを用いた物品管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ICタグが取付けられた物品の大きさ、形状等に併せて最適な仕切り幅とすることができる収納装置を提供する。
【解決手段】ICタグが取付けられた物品を収納する収納装置であって、ICタグと無線通信を行うアンテナと、ICタグの情報に基づいて物品の管理を行う外部装置との接続部とを有する仕切り板と、仕切り板を案内するガイドレールとを備える。
【選択図】図1
【解決手段】ICタグが取付けられた物品を収納する収納装置であって、ICタグと無線通信を行うアンテナと、ICタグの情報に基づいて物品の管理を行う外部装置との接続部とを有する仕切り板と、仕切り板を案内するガイドレールとを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、収納装置およびそれを用いた物品管理システムに関する。さらに詳述すると、ICタグを備えた物品を配置する収納装置およびそれを用いた物品管理システムに関する。
従来、収納装置(例えば、書籍棚、部品棚、製品棚等)に収納される物品(書籍、部品、製品等)の管理には、バーコードや識別番号等が用いられていたが、近年、非接触状態にて情報の書込みや読出しが可能な非接触型ICタグや非接触型ICラベルといったRFIDメディアを物品に貼付しておき、また、当該物品が収納される棚の底板や背板に、RFIDメディアから情報を読み取るためのアンテナを配置しておき、このアンテナを介してRFIDメディアから情報を読み取り、物品管理を行う技術が考えられている。
例えば、特許文献1には、アンテナを内蔵したブックシェルフにより、RFIDメディアが取り付けられた書籍の管理を行う物品管理システムに関する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、収納領域の仕切り板(ブックシェルフ)の間隔が広いと読みこぼしの可能性が増え、一方、間隔が狭いと重複読み込みが発生し、さらに仕切り板の枚数が増えるためコスト高にも繋がるという問題がある。
即ち、収納する物品の大きさが一定の場合は、その物品に最適化したアンテナ位置で固定可能だが、収納する物品の大きさが不特定の場合では不具合が発生する。例えば、物品が仕切り板の間隔以上である場合、収納は不可能であり、逆に小さい物品では想定数以上入ってしまい、仕切り板の間隔内で物品を人手で検索するのに時間を要してしまう。また、仕切り板の間隔内で想定数以下を守った場合、無駄な棚スペースが発生しスペースの有効利用ができない。また、レイアウトの変更や格納する物品の変更等に柔軟に対応することができない等の問題がある。
そこで本発明は、ICタグが取付けられた物品の大きさ、形状等に併せて最適な仕切り幅とすることのできる収納装置およびそれを用いた物品管理システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の収納装置は、ICタグが取付けられた物品を収納する収納装置であって、ICタグと無線通信を行うアンテナと、ICタグの情報に基づいて物品の管理を行う外部装置との接続部とを有する仕切り板と、仕切り板を案内するガイドレールとを備えるものである。したがって、収納装置の仕切り板をガイドレールに沿って摺動可能としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の収納装置において、ガイドレールは、接続部と外部装置との接続を介する電極部を備えるものである。したがって、仕切り板の接続部と、物品の管理を行う外部装置とは、ガイドレールの電極部を介して接続されるようにしている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の収納装置において、仕切り板の接続部は、ガイドレールと摺動可能に湾曲させた板バネ構造であるものである。したがって、仕切り板の接続部は、ガイドレールの電極部と接し、かつガイドレールに沿って摺動可能としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の収納装置において、仕切り板は、ガイドレールと摺動可能に湾曲させた板バネを有するものである。したがって、接続部の他に設けられた板バネにより保持力を有するようにしている。
請求項5に記載の物品管理システムは、ICタグが取付けられた物品を収納し、ICタグと無線通信を行うアンテナと処理装置との接続部を有する仕切り板と、仕切り板を案内するガイドレールとを備えた収納装置と、ICタグの情報と仕切り板の位置とを対応づけ、該対応づけ情報を情報管理装置に伝達する処理装置と、処理装置からの対応付け情報に基づいて物品の管理を行う情報管理装置とを備えるものである。したがって、仕切り板を任意の位置とすることのできる収納装置に物品を配置し、配置された物品と仕切り板との位置関係を対応付け、当該情報に基づいて物品管理をするようにしている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の物品管理システムにおいて、処理装置は、ガイドレールの複数の電極部と結線され、複数の電極部から所定の電極部を選択する電極選択手段と、電極選択手段により選択された電極部を介して仕切り板のアンテナからの信号を読み出す信号読取手段と、信号読取手段による読み出し結果を情報管理装置に出力する通信手段とを備えるものである。したがって、収納装置は接続された全てのアンテナからの情報を収集し、情報管理装置に出力するようにしている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の物品管理システムにおいて、処理装置は、異なる電極部から同一のICタグについての情報を検出したことを報知する報知手段を備えるものである。したがって、重複読み込みが発生していることを処理装置からユーザーに報知するようにしている。
請求項8に記載の発明は、請求項5から7までのいずれかに記載の物品管理システムにおいて、処理装置は、2以上の収納装置について、ICタグの情報と仕切り板の位置とを対応づけるものである。したがって、1つの処理装置で、複数の収納装置に対応するようにしている。
請求項9に記載の物品管理システムは、ICタグが取付けられた物品を収納し、ICタグと無線通信を行うアンテナと処理装置との接続部を有する仕切り板と、仕切り板を案内するガイドレールとを備えた収納装置と、ガイドレールの複数の電極部と結線され、複数の電極部から所定の電極部を選択する電極選択手段と、電極選択手段により選択された電極部を介して仕切り板のアンテナからの信号を読み出す信号読取手段と、異なる電極部から同一のICタグについての情報を検出したことを報知する報知手段とを備えた処理装置とを備えるものである。したがって、情報管理装置を要することなく、重複読み込みが発生していることを処理装置からユーザーに報知するようにしている。
本発明によれば、ICタグが取付けられた物品の大きさ、形状等に併せて収納装置を最適な仕切り幅とすることができる。
以下、本発明の構成を図1から図11に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
1.収納装置詳細
図1に収納装置の一例を示す斜視図を示す。収納装置1は、筐体2に設けられたガイドレール3に仕切り板4(4a〜4c)が装着されている。ここで、筐体2の大きさ、形状は、収納する物品の大きさ、形状等に応じて適宜変更可能であり、特に限られるものではない。また、ガイドレール3は、筐体2と一体成形されていても、筐体2に着脱可能に装着されるものであっても良く、特に限られるものではない。また、仕切り板4はガイドレール3に着脱可能に装着されるものであり、1本のガイドレール3に装着する仕切り板4の枚数も特に限られるものではない。
図1に収納装置の一例を示す斜視図を示す。収納装置1は、筐体2に設けられたガイドレール3に仕切り板4(4a〜4c)が装着されている。ここで、筐体2の大きさ、形状は、収納する物品の大きさ、形状等に応じて適宜変更可能であり、特に限られるものではない。また、ガイドレール3は、筐体2と一体成形されていても、筐体2に着脱可能に装着されるものであっても良く、特に限られるものではない。また、仕切り板4はガイドレール3に着脱可能に装着されるものであり、1本のガイドレール3に装着する仕切り板4の枚数も特に限られるものではない。
仕切り板4は、物品に取付けられたICタグと無線通信を行うアンテナ7が内蔵された板状の部分(以下、仕切り板部5という)と、ガイドレール3に装着され、ガイドレール3内を摺動する接続部分(以下、接続部6)からなる。尚、仕切り板部5の形状は特に限られるものではない。また、アンテナ7は、仕切り板4に内蔵されていても、仕切り板4の側面等に取付けられる形態であっても良い。
また、収納装置1には、後述するガイドレールの電極部10と配線12により接続される外部装置としての処理装置13が配置される。ここで、処理装置13は、図1に示すように筐体2内に取付けるようにしても、配線12を介して収納装置1の外部に配置するようにしても良い。尚、処理装置13の詳細については後述する。
図2に仕切り板4の接続部6の一例を示す。図2(a)は、接続部6の上面図であり、図2(b)は、接続部6の長手方向の側面図であり、図2(C)は、接続部6の短手方向の側面図である。アンテナ7はその一端が電極板バネ8aに、他端が電極板バネ8bに接している。また、電極板バネ8の両脇には、板バネ9が設けられている。点線は、仕切り板部5を示している。
電極板バネ8および板バネ9は、ガイドレール3を摺動可能に湾曲させた板バネ構造である。ここで、板バネ9の取付け位置や取付け数は特に限られるものではなく、例えば、仕切り板4に重みが多くかかる場合は、板バネ9の数を増やすことで保持力を高めるようにすることも好ましい。
図3にガイドレール3の一例を示す。図3(a)は、ガイドレール3の上面図、図3(b)は、ガイドレール3の側面図を示している。ここで、電極部10は、電極板バネ8との接点(接面)であり、配線12(一部図示せず)を通じて処理装置13と接続されている。また、保持部11は、板バネ9との接点であり、保持力を高めるために設けられている。
図4に仕切り板4の接続部6がガイドレール3に装着された状態のガイドレール3の一例を示す。図4(a)は当該状態におけるガイドレール3の上面図、図4(b)は、当該状態におけるガイドレール3の側面図(電極板バネ8の接触部分)を示している。
このように、ガイドレール3には、仕切り板4毎に1セットの接点(電極部10および保持部11)が用意されていて、複数の仕切り板で一つの接点を共有することがなく、高精度の位置判定を可能としている。
また、板バネ9を用いているので、仕切り板4の保持だけの用途ではなく、スライド時に電極部10と擦れる事により電極表面が綺麗になり接合不良等の不具合を減らす事ができる。また、ガイドレール3の隙間部分には、例えば、空コマ等を詰めるようにしても良い、これにより、塵や埃の侵入を防ぐ事ができる。
図5に処理装置13の機能ブロック図および接続機器の一例を示す。処理装置13は、例えば、以下の構成を有するマイクロコンピュータである。
処理装置13は、処理装置全体を制御する制御手段としてのCPU14、RFIDリーダーにより読み込んだデータを書き込むための記憶手段としてのメモリ15、電極部10を介して仕切り板部5に内蔵された各アンテナ7との接続を切り替えるための電極選択手段としてのスイッチングモジュール16、物品に取付けられたICタグから情報を読み取る信号読取手段としてのRFIDリーダー17、通信手段としてのUSBモジュール18およびUSBインターフェイス19から構成される。尚、通信手段としてのインターフェイスは特に限られるものではない。
また、処理装置13はUSBインターフェイス19により情報管理装置21に接続されている。尚、情報管理装置21は、例えば、パーソナルコンピュータであり、ディスプレイ等の出力装置と、キーボード、マウス等の入力装置と、演算処理を行う中央処理演算装置(CPU)と、演算中のデータ、パラメータ等が記憶される主記憶装置(RAM)と、計算結果等の各種データが記録される補助記憶装置としてのハードディスク等を備えるものである。
2.物品管理システム詳細
以下に、上述の収納装置1、処理装置13および情報管理装置21を用いた物品管理システムについて説明する。
以下に、上述の収納装置1、処理装置13および情報管理装置21を用いた物品管理システムについて説明する。
2−1.第1の実施形態
図6は、処理装置13が実行するICタグ読み取り処理の一例を示すフローチャートである。
図6は、処理装置13が実行するICタグ読み取り処理の一例を示すフローチャートである。
処理装置13は、USBモジュール18より開始データを受信し(S101)、アンテナ初期化(S102)を実行する。次に、接続する電極部を切り替えることにより接続するアンテナを切り替えて(S103)、RFIDリーダー17を動作させる(S104)。受信データがある場合は、受信データをメモリ15に書き込む(S105)。
さらに、すべてのアンテナを検索したかどうかを判断し(S106)、検索していないアンテナがある場合(S106:no)は、S103の処理へ移る。これに対し、すべてのアンテナについて検索した場合(S106:yes)は、USBモジュール18に結果データを書き出して(S107)処理は終了する。また、当該結果データ(対応付け情報)は、USBインターフェイス19を介して情報管理装置21に渡され、情報管理装置21は、物品管理のための所定の処理を実行する。
このように、処理装置13でポーリング処理を行って、アンテナ毎に制御を行い、ICタグの読み取り処理を実行している。この処理装置13によれば、1つのRFIDリーダー17によりすべてのアンテナを処理する事ができるので、コスト面で優れている。
2−2.第2の実施形態
図1では1本のガイドレール3に処理装置13を一つ設置した例を説明したが、例えば、図7の収納装置1の正面図に示すように、複数本のガイドレール3を1つの処理装置13に接続して処理を行うようにしても良い。
図1では1本のガイドレール3に処理装置13を一つ設置した例を説明したが、例えば、図7の収納装置1の正面図に示すように、複数本のガイドレール3を1つの処理装置13に接続して処理を行うようにしても良い。
ここで、1つの処理装置13に接続するガイドレール数が増加すると1サイクルのポーリング処理に時間がかかるという問題がある。例えば、ミリセカンド単位等でのシビアな時間管理が不要な場合は問題とならないが、ミリセカンド単位での時間管理が要求される場合は、その処理時間が問題となる。
そこで、本実施形態では、アンテナ端子がオープンしているポートのチェックをしないようにすることで、接続されたアンテナ端子のみをポーリング処理することを可能とし、無駄なポーリング処理を省いて処理時間の短縮を図っている。
処理装置13が実行する当該処理方法の一例を図8のフローチャートを用いて説明する。尚、第1の実施形態と同様の点については説明を省略する。アンテナ初期化(S201)の後、接続する電極部を切り替えることにより接続するアンテナを切り替えて(S202)、電流を測定する(S203)。これは、ポートに電流が流れれば接続されていると判断できるからである。
電流測定の結果(S203)、オープンと判断したポート情報はメモリ15に記録し(S204)、ポーリング処理を飛ばす処理を行う。
尚、仕切り板4の配置換えや追加等を行った際には、再度ポートのオープンチェックをする必要がある。例えば、一定期間毎にすべてのポートをチェックしてメモリに記録し直す処理等を行なっておくことで、ポーリング処理に要する時間を短くすることができる。
このように、ユーザーは仕切り板4の位置変更・追加を行うだけで、配線やソフトウェアの処理の変更をする必要がないので、容易にレイアウト変更ができる。
2−3.第3の実施形態
次に、アンテナ7によるICタグ取得範囲について説明する。ここで、使用する周波数形式やアンテナとICタグの組み合わせによりICタグ取得範囲は異なるが、例えば、図9に示す楕円部分がICタグ取得範囲となりうる。尚、図9では、仕切り板4a〜4dにそれぞれアンテナ7a〜7dが内蔵されている。
次に、アンテナ7によるICタグ取得範囲について説明する。ここで、使用する周波数形式やアンテナとICタグの組み合わせによりICタグ取得範囲は異なるが、例えば、図9に示す楕円部分がICタグ取得範囲となりうる。尚、図9では、仕切り板4a〜4dにそれぞれアンテナ7a〜7dが内蔵されている。
ここで、ICタグ取得範囲を検証するにはアンテナ毎にICタグをかざし、その取得結果から有効範囲を見極める必要がある。また、アンテナ数が増えるに従い配線数も増減し、這いまわしや処理装置に入力するポートなどを考慮し、処理装置のソフトウェア等の変更が必要になる。しかしながら、設置時にICタグ取得範囲の見極めは難しく、検証ソフトウェアなど別途作成し、それを用いて地道にデバッグする必要がある。以上からユーザーレベルでの判断は難しいという問題があった。
そこで、本実施形態の処理装置は、当該作業を効率良く、かつ容易に進めることができる「アンテナ位置デバッグモード」を備えるものである。
図10に本実施形態の処理装置22の一例を示す。この処理装置22は、図5に示した処理装置13に、さらに報知手段としてのブザー20を備えるようにしたものである。報知手段は、ポーリング処理時に異なるアンテナから同一のICタグについての情報を検出した場合、処理装置22がブザー等のアウトプットを行うようにしたものである。これにより、ユーザーはICタグ取得範囲を確認することができる。
図11は、処理装置22が実行するICタグ読み取り処理(「アンテナ位置デバッグモード」)の一例を示すフローチャートである。
処理装置22は、アンテナ初期化(S301)し、接続する電極部を切り替えることにより接続するアンテナを切り替えて(S302)、RFIDリーダ17ーを動作させる(S303)。受信データがある場合は、受信データをメモリ15に書き込む(S304)。
このとき、同一のデータ、即ち、同じICタグからのデータがあるかどうかを判断し(S305)、存在する場合は(S305:yes)は、ブザー出力(S306)をする。一方、同一データが存在しない場合(S305:no)およびブザー出力の後、すべてのアンテナを検索したかどうかを判断し(S307)、検索していないアンテナがある場合(S307:no)は、S302の処理へ移る。これに対し、すべてのアンテナについて検索した場合(S307:yes)は、S301の処理へ移る。
図9に示した例において、検出エリア区間を3つに分類する。以下、仕切り板4a〜4b間をダブルアンテナチェック区間、4b〜4c間をダブルICチェック区間、4c〜4d間をシングルICチェック区間とする。尚、検出精度は、ダブルアンテナチェック区間>ダブルICチェック区間>シングルICチェック区間である。
ダブルアンテナチェック区間は、アンテナ7a、7bで同一のICタグからの情報を取得する状態である。当該区間では、仕切り板4a〜4bの間に検出対象があると保証できる。
ダブルICチェック区間では、アンテナ7b、7cで一部のICタグからの情報が重複して取得できている状態である。当該区間では、仕切り板4b〜4c間に未検出エリアが存在していないことを保証できる。
シングルICチェック区間では、アンテナ7c、7dでICタグからの情報の重複がない状態である。当該区間では、仕切り板4c〜4d間に未検出エリアが存在する可能性がある。
ダブルアンテナチェック区間では、アンテナ7aが、アンテナ7b付近のICタグを取得できればよい。即ち、アンテナ7a,7bを検証する場合、アンテナ7aまたはアンテナ7bの隣に検出対象を設置した時に、2つのアンテナで同一ICタグを受信することができれば、検出対象は仕切り板4a〜4bに存在していると判断でき、ダブルアンテナチェック区間であると判断できる。
また、ダブルICチェック区間の見極めはアンテナ7bと7cの中央に検出対象を設置すればよい、その時に処理装置22からアウトプットがない場合、アンテナ7cをアンテナ7bに近づけて再度アンテナ7bと7cの中央に検出対象を設置し、アウトプットを確認すればよい。
また、シングルICチェック区間ではアンテナ間の中央に検出対象を設置した時に、処理装置からアウトプットが無い場合にシングルICチェック区間と判断できる。シングルICチェック区間では、ICタグの読みこぼしをしている可能性が高いので、当該区間を設けないようにすることで読みこぼしを防ぐことができる。
このように、アンテナ間での位置情報を取得したい場合は、アンテナ付近に検出対象を設置してアウトプット状態になるようにアンテナ位置を調整し、アンテナ左右の位置情報の取得で足りる場合は、アンテナ間の中央に検出対象を設置してアウトプット状態になるようにアンテナ位置を調整するようにする。
これにより、データ処理に情報管理装置21を用いることなく、処理装置22のみにより、上記区間のアンテナ有効エリアのデバッグができる。したがって、配線の煩わしさや処理装置のソフトウェア変更の必要がなく、ユーザー自身で運用可能な設置状態を築くことができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
以上のように、本発明の物品管理システムは、書籍棚・部品棚・製品棚などに使用することができ、既存の棚にそのまま増設させることも可能である。また、インターフェイスからデータを取得して、一般的にモデル化されている既存システムに組み込むことができる。
1 収納装置
2 筐体
3 ガイドレール
4 仕切り板
5 仕切り板部
6 接続部
7 アンテナ
8 電極板バネ
9 板バネ
10 電極部
11 保持部
12 配線
13 処理装置
14 CPU
15 メモリ
16 スイッチングモジュール
17 RFIDリーダー
18 USBモジュール
19 USBインターフェイス
20 ブザー(報知手段)
21 情報管理装置
22 処理装置
2 筐体
3 ガイドレール
4 仕切り板
5 仕切り板部
6 接続部
7 アンテナ
8 電極板バネ
9 板バネ
10 電極部
11 保持部
12 配線
13 処理装置
14 CPU
15 メモリ
16 スイッチングモジュール
17 RFIDリーダー
18 USBモジュール
19 USBインターフェイス
20 ブザー(報知手段)
21 情報管理装置
22 処理装置
Claims (9)
- ICタグが取付けられた物品を収納する収納装置であって、
前記ICタグと無線通信を行うアンテナと、前記ICタグの情報に基づいて前記物品の管理を行う外部装置との接続部とを有する仕切り板と、
前記仕切り板を案内するガイドレールと
を備えることを特徴とする収納装置。 - 前記ガイドレールは、前記接続部と前記外部装置との接続を介する電極部を備えることを特徴とする請求項1に記載の収納装置。
- 前記仕切り板の前記接続部は、前記ガイドレールと摺動可能に湾曲させた板バネ構造であることを特徴とする請求項2に記載の収納装置。
- 前記仕切り板は、前記ガイドレールと摺動可能に湾曲させた板バネを有することを特徴とする請求項3に記載の収納装置。
- ICタグが取付けられた物品を収納し、前記ICタグと無線通信を行うアンテナと処理装置との接続部を有する仕切り板と、前記仕切り板を案内するガイドレールとを備えた収納装置と、
前記ICタグの情報と前記仕切り板の位置とを対応づけ、該対応づけ情報を情報管理装置に伝達する処理装置と、
前記処理装置からの前記対応付け情報に基づいて前記物品の管理を行う情報管理装置と
を備えることを特徴とする物品管理システム。 - 前記処理装置は、前記ガイドレールの複数の電極部と結線され、
前記複数の電極部から所定の電極部を選択する電極選択手段と、
前記電極選択手段により選択された電極部を介して前記仕切り板の前記アンテナからの信号を読み出す信号読取手段と、
前記信号読取手段による読み出し結果を前記情報管理装置に出力する通信手段と
を備えることを特徴とする請求項5に記載の物品管理システム。 - 前記処理装置は、異なる電極部から同一のICタグについての情報を検出したことを報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の物品管理システム。
- 前記処理装置は、2以上の前記収納装置について、前記ICタグの情報と前記仕切り板の位置とを対応づけることを特徴とする請求項5から7までのいずれかに記載の物品管理システム。
- ICタグが取付けられた物品を収納し、前記ICタグと無線通信を行うアンテナと処理装置との接続部を有する仕切り板と、前記仕切り板を案内するガイドレールとを備えた収納装置と、
前記ガイドレールの複数の電極部と結線され、前記複数の電極部から所定の電極部を選択する電極選択手段と、前記電極選択手段により選択された電極部を介して前記仕切り板の前記アンテナからの信号を読み出す信号読取手段と、異なる電極部から同一のICタグについての情報を検出したことを報知する報知手段とを備えた処理装置と
を備えることを特徴とする物品管理システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008225569A JP2010058894A (ja) | 2008-09-03 | 2008-09-03 | 収納装置およびそれを用いた物品管理システム |
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JP (1) | JP2010058894A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20210051305A (ko) * | 2019-10-30 | 2021-05-10 | 주식회사 서연이화 | 너비 조정이 가능한 도어트림 적재용 팔레트 |
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2008
- 2008-09-03 JP JP2008225569A patent/JP2010058894A/ja active Pending
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KR20210051305A (ko) * | 2019-10-30 | 2021-05-10 | 주식회사 서연이화 | 너비 조정이 가능한 도어트림 적재용 팔레트 |
KR102274095B1 (ko) * | 2019-10-30 | 2021-07-08 | 주식회사 서연이화 | 너비 조정이 가능한 도어트림 적재용 팔레트 |
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