JP2010058713A - バッテリ式作業車両の表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、冷凍倉庫の中で液晶画面の応答が遅くなることを防止でき、周囲温度に基づく設定や制御を集約したバッテリ式作業車両の表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】外気温を測定する温度センサ49と、液晶パネル42の液晶を暖めるヒータ抵抗44と、ヒータ抵抗44ヘ電力を供給するヒータスイッチ54と、液晶パネル42の電極に印加する電圧を制御し液晶濃度を制御する電圧制御部61を備え、バッテリ36のタイマー制御充電のタイマー時間を、温度センサ49により測定される外気温が高くなるにしたがって短く設定し、また前記外気温が液晶パネル42の使用温度範囲より低くなると、ヒータスイッチ54によりヒータ抵抗44へ電力を供給して液晶を暖め、また前記外気温が低くなるにしたがって、電圧制御部61により液晶パネル42の液晶濃度を濃くする制御を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、液晶パネルを備え、低温環境で使用されるバッテリ式作業車両の表示装置に関るものである。
従来の低温環境で使用される前記表示装置の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている表示装置は、冷凍倉庫での荷役作業に使用されるフォークリフトの移動端末装置を構成しており、該移動端末装置には、透明パネルが嵌め込まれた開口部と、この開口部の内側に配置されたLCD表示パネルと、前記開口部とLCD表示パネルとの間に配置された透明ヒータと、この透明ヒータのオン/オフを制御するヒータ制御手段と、前記LCD表示パネルの温度を検出する温度センサと、この温度センサの検出値に基づいて前記LCD表示パネルの電極に印加する電圧を調整する輝度調整手段が設けられている。
上記構成により、透明ヒータによる加熱により透明パネルの結露を防止し、また温度センサの検出値に基づいてLCD表示パネルに印加する電極電圧を調整して、LCD表示パネルの温度変化による表示特性の変化を防止している。
特開平6−334555号公報
従来の表示装置において、透明パネルは透明ヒータにより加熱されて結露が防止されているが、LCD表示パネルの液晶の温度は管理されていない。したがって、冷凍倉庫の中の温度は極低温{例えば(−)30℃}であり、LCD表示パネルの使用温度範囲(例えば、5〜40℃)を大きく下回るために、LCD表示パネルの液晶(材料)の応答が遅く、液晶画面の切り替えに時間がかかるという問題があった。例えば、(−)30℃となると、常温では0.1秒で液晶画面が切り替わるところ、30秒もかかることがあった。
また温度センサはLCD表示パネルの温度を検出し、LCD表示パネルに印加する電極電圧の調整のみに使用しているが、フォークリフトには周囲温度により充電特性が変わるバッテリがあるため、このバッテリの充電の制御に温度センサの検出値を使用することが望まれている。
そこで、本発明は、冷凍倉庫の中で液晶画面の応答が遅くなることを防止でき、周囲温度に基づく設定や制御を集約したバッテリ式作業車両の表示装置を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、液晶パネルを備え、タイマー制御充電が行われるバッテリより給電されるバッテリ式作業車両に取り付けられ、低温環境で使用される表示装置であって、
周囲温度を測定する温度検出手段と、前記液晶パネルの液晶をパネル外部より暖める加熱手段と、前記タイマー制御充電のタイマー時間を設定する充電時間設定手段と、前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、前記液晶パネルの液晶濃度を制御する液晶濃度制御手段を備え、
前記充電時間設定手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が高くなるにしたがって、前記タイマー時間を短く設定し、前記加熱制御手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が、前記液晶パネルの使用温度範囲より低くなると、前記加熱手段へ電力を供給して液晶を暖め、前記液晶濃度制御手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が低くなるにしたがって、液晶パネルの液晶濃度を濃くする制御を行うことを特徴とするものである。
上記構成によれば、温度検出手段により測定される周囲温度が、液晶パネルの使用温度範囲より低くなると、加熱手段により液晶が暖められることにより、低温により液晶パネルの画面の応答速度が低下することが防止され、また前記温度検出手段により測定される周囲温度に基づいて、バッテリの充電時間(タイマー時間)が設定され、液晶濃度が制御されることにより、周囲温度に基づく設定や制御を集約され、コストが低減される。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記充電時間設定手段、加熱制御手段および液晶濃度制御手段は、基板に搭載されたコンピュータから構成され、前記加熱手段は、前記基板に取り付けられ、前記液晶パネルと前記基板との間に位置するヒータ抵抗により構成されたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、液晶パネルの液晶は、液晶パネルと基板との間に位置されたヒータ抵抗により加熱される。このとき、ヒータ抵抗には、取り付けられた基板から電源が供給され、ヒータ抵抗へのケーブル等の電源ラインの引き回しが不要となる。
また請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明であって、前記加熱制御手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が低くなるにしたがって前記ヒータ抵抗へ供給する電力を増すことを特徴とするものである。
上記構成によれば、周囲温度が低くなるにしたがってヒータ抵抗へ供給する電力が増されて、ヒータ抵抗より発生する熱は増し、液晶パネルの液晶の温度が使用温度範囲に維持される。
また請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、前記液晶パネルの液晶濃度を設定する濃度設定手段を備え、前記液晶濃度制御手段は、前記濃度設定手段により設定された液晶パネルの液晶濃度を、前記周囲温度により設定される液晶濃度補正値により補正して制御することを特徴とするものである。
上記構成によれば、濃度設定手段により設定された液晶パネルの液晶濃度が、周囲温度により設定される液晶濃度補正値により補正されて調整され、周囲温度が変化しても作業者の好みの液晶濃度に合わせて調整される。
本発明のバッテリ式作業車両の表示装置は、温度検出手段により測定される周囲温度が、液晶パネルの使用温度範囲より低くなると加熱手段により液晶が暖められることにより、低温により液晶パネルの画面の応答速度が低下することを防止でき、また1台の温度検出手段により測定される周囲温度に基づいて、バッテリの充電時間が設定され、液晶濃度が制御されることにより、周囲温度に基づく設定や制御を集約でき、コストを低減できる、という効果を有している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるバッテリ式作業車両の表示装置を搭載したリーチ式バッテリフォークリフトの側面図、図2はバッテリフォークリフトの本体部の後部上方斜視図である。
「リーチ式バッテリフォークリフト」
リーチ式バッテリフォークリフト(バッテリ式作業車両の一例)10は、図1および図2に示すように、密閉構造の本体部11と荷役部(作業装置)21から構成されている。
本体部11に運転操作部12が設けられ、本体部11の前方下部両側から前方に左右一対のアウトリガー部(またはリーチ部)13が突出されている。
また本体部1に走行装置18が設けられ、この走行装置18は、本体部11に内蔵されるドライブモータ38(後述する)と、左後部に設けられて前記ドライブモータ35により走行駆動されるドライブ輪18Aと、右後部に設けられるキャスタ輪18Bと、左右のアウトリガー部13の前部にそれぞれ設けられるトレール輪18Cから構成されている。
また前記荷役部21は、アウトリガー部13の内面に溝型に形成されたレール部13aに、ローラ23aを介して支持案内されて前方に出退自在な移動体23と、この移動体23に立設されたリフト装置24から構成されている。該リフト装置24は、本体部11に設けられたリーチシリンダ25により移動体23を出退させることによって出退自在とされている。
また前記リフト装置24は、移動体23に立設された左右一対の外マスト26と、これら外マスト26の内方に沿って案内される左右一対の内マスト(図示せず)と、内マストを昇降させるリフトシリンダ27と、内マストに昇降自在に支持されるキャリッジ28と、キャリッジ28に支持された左右一対のフォーク部材29と、外マスト26の下部とキャリッジ28とを内マストに設けたスプロケット(図示せず)を介して連結するチェーン(図示せず)から構成され、リフトシリンダ27により内マストを昇降させると、チェーンによりキャリッジ28は倍速で昇降移動される。また前述したようにリーチシリンダ25によりリフト装置24を出退させることによりフォーク部材29は出退される。またこのリフト装置24は、移動体23に設けられたチルトシリンダ(図示せず)により所定角度範囲で前後に傾動される。
前記運転操作部12は、本体部11の背面右部から作業者が乗り降り可能な乗降床14aを有する乗降部14と、この乗降部14の前部上面に配置された前面パネル部15と、左部上面のカバー部19とを具備し、前面パネル部15に、右側からアクセルレバー、荷役部21の出退用のリーチレバー、リフト装置24の傾動用のチルトレバー、フォーク部材29の昇降用のリフトレバーなどの操作レバー装置16が配置されている。またカバー部19にステアリングハンドル17が設けられている。
また前面パネル部15の左側に、透明カバー(パネル)32を介して本発明の液晶表示装置(表示装置)31が設置され、さらに図4に詳細に示す、「Mキー」「+キー」「−キー」等を備えた操作スイッチパネル33が配置されている。また前面パネル部15の右側にキースイッチ34が配置されている。
さらに本体部11の内部には、前側に駆動用のバッテリ(蓄電池)36が交換可能に搭載され、またリフトシリンダ27やチルトシリンダ、リーチシリンダ25に駆動油を供給する油圧ポンプユニット駆動用のポンプモータ37、および前記ドライブモータ38が設置され、バッテリ36からポンプモータ37へ電源を投入するしゃ断器37A(図4)、およびバッテリ36からドライブモータ38へ電源を投入するしゃ断器38A(図4)が設けられ、さらにバッテリ36をタイマー制御充電する充電器パネル(バッテリ充電制御手段)40が設けられている。前記しゃ断器37Aおよびしゃ断器38Aが閉駆動されると、バッテリ36からポンプモータ37およびドライブモータ38に給電される。
なお、ポンプモータ37に連結された油ポンプ、またこの油ポンプから吐出される駆動油を、操作レバー装置16のリーチレバーの操作に応じてリーチシリンダ25へ供給する油圧回路、チルトレバーの操作に応じてチルトシリンダへ供給する油圧回路、およびリフトレバーの操作に応じてリフトシリンダ27へ供給する油圧回路、さらにアクセルレバーの操作に応じてドライブモータ38の回転数を可変してドライブ車輪18Aへ伝達する走行機構、ステアリングハンドル17の操作に応じてドライブ車輪18Aを旋回するステアリング機構については説明を省略する。これら油圧回路、機構を使用してリーチ式バッテリフォークリフト10は、操作レバー装置16とステアリングハンドル17により操作され荷役作業が実施される。
「液晶表示装置31」
液晶表示装置31は、図3に示すように、液晶パネル42とメータパネル(基板の一例)43から構成され、メータパネル43の液晶パネル42側には、液晶パネル42の液晶をパネル外部から暖める、リード抵抗からなる複数個(例えば12個)のヒータ抵抗(加熱手段の一例)44が配置され、ヒータ抵抗44は液晶パネル42とメータパネル43との間に位置されている。
メータパネル43は、図4に示すように、キースイッチ34と操作スイッチパネル33が接続されたインターフェイス部45と、このインターフェイス部45から操作信号が入力されるコントローラ(CPU)46と、バッテリ36に接続されコントローラ46に電源を供給する電源回路47と、後述する第1出力テーブル51および第2出力テーブル57が記憶された記憶部48と、温度センサ49から構成されている。温度センサ49は、図6(a)に示すように、外気温により検出電圧がリニアに変化するセンサである。
コントローラ(CPU)46は、インターフェイス部45を介してキースイッチ34がオンとなると、しゃ断器37Aおよびしゃ断器38Aへ閉信号を出力するとともに、操作スイッチパネル33により選択された操作画面を液晶パネル42に表示する画像表示機能などを有している。このようなコントローラ(CPU)46の本発明に係る機能を、図5の機能ブロック図に基づいて説明する。コントローラ46には、しゃ断器37A,38Aの他に、充電器パネル40、液晶パネル42、ヒータ抵抗44、インターフェイス部45、電源回路47、記憶部48、および温度センサ49が接続されている。
本発明に係る機能として、温度センサ49から入力される検出電圧より、記憶部48に予め記憶された第1出力テーブル{図6(a)参照}51に基づいて外気温を求める外気温変換部52と、この外気温変換部52により求められた外気温に基づいて、バッテリ36をタイマー制御充電するときのタイマーの充電時間を設定する充電時間設定部(充電時間設定手段の一例)53と、電源回路47からヒータ抵抗44へ電力を供給するヒータスイッチ54と、外気温変換部52により求められた外気温に基づいてヒータ抵抗44へ供給する電力を求め、ヒータスイッチ54のON/OFFおよび求めた電力の供給を指令するヒータ制御部55と、外気温変換部52により求められた外気温に基づいて、記憶部48に予め記憶された第2出力テーブル{図6(b)参照}57に基づいて液晶濃度補正値を求める濃度補正値設定部58と、インターフェイス部45を介して操作スイッチパネル33およびキースイッチ34の操作信号が入力される操作設定部59と、操作設定部59より出力されるメイン濃度(基準とする液晶濃度)(後述する)と濃度補正値設定部58により求められた濃度補正値を加算する加算器60と、加算器60により求められた濃度設定値に基づいて、液晶パネル42の電極に印加する電圧を調整する電圧制御部61が設けられている。
前記操作設定部59は、上記ヒータ制御部55および電圧制御部61を実行状態・非実行状態とし、しゃ断器37Aおよびしゃ断器38Aを開閉する第1機能と、リーチ式バッテリフォークリフト10のサービスマンの操作に合わせて液晶パネル42の設定操作画面を変更する信号を出力するとともに、上述したメイン濃度の設定を行う第2機能を有している。
第1機能として操作設定部59は、キースイッチ34のオン操作信号のみを確認すると、ヒータ制御部55および電圧制御部61へ出力する実行信号をオンしてこれらヒータ制御部55および電圧制御部61を実行状態とし、同時にしゃ断器37Aおよびしゃ断器38Aへ閉信号を出力し、またキースイッチ34のオフ操作信号を確認すると、前記実行信号をオフとしてヒータ制御部55および電圧制御部61を非実行状態とし、しゃ断器37Aおよびしゃ断器38Aへの閉信号をオフとし、すなわち開信号を出力している。
上記操作設定部59の第2機能を、図7を参照しながら説明する。
ステップ−1
まずサービスマンにより操作スイッチパネル33の「Mキー」と「+キー」が共に押され、同時にキースイッチ34がオンされると、すなわちこれら操作信号を同時に入力したことを確認すると、液晶パネル42の画像表示部(図示せず)に対して、サービスマン調整メニューの設定表示画面の表示を要求する。液晶パネル42の画像表示部は、コントローラ46に設けられ、予め複数の液晶パネル42の画像のデータが格納され、指令に応じて画面を切り換えて表示し、表示内容の変更を行う機能を有している。
これにより、液晶パネル42に最初の設定表示画面が表示される。
ステップ−2
次に、サービスマンにより操作スイッチパネル33の「Mキー」が押されると、液晶パネル42の画像表示部に対して設定表示画面の切り換えを要求する。すなわち、「Mキー」の操作信号が入力したことを確認する毎に、次の設定表示画面の表示を要求する。
これにより、液晶パネル42に設定表示画面が切り換えて表示される。
ステップ−3,4
サービスマンは、液晶パネル42に、液晶濃度設定を示す濃度設定表示画面が表示されたことを確認し、サービスマンにより「+キー」または「−キー」が操作されると、現設定のメイン濃度を変更する。すなわち、画像表示部から濃度設定表示画面の表示がされていることを確認し、「+キー」の操作信号が入力されたことを確認すると、入力する毎にメイン濃度の設定を濃くなる方向へ変更し、また「−キー」の操作信号が入力されたことを確認すると、入力する毎にメイン濃度の設定を薄くなる方向へ変更し、変更したメイン濃度設定を画像表示部へ出力する。これにより、液晶パネル42の濃度設定表示画面の液晶濃度設定が変更され表示される。
ステップ−5,6
サービスマンは液晶パネル42の液晶濃度設定の変更を確認し、サービスマンにより「Mキー」が押され、キースイッチ34がオフされると、液晶濃度設定を確定し、液晶パネル42の画像表示部に対して画面を閉じること(消すこと)を要求する。すなわち、濃度設定が変更された状態で、「Mキー」の操作信号を入力し、キースイッチ34のオフ信号を入力したことを確認すると、変更された液晶濃度設定を確定してメイン濃度として加算器60へ出力し、画面を閉じること(消すこと)を要求する。
これにより、液晶パネル42に設定表示画面が消される。
このように操作設定部59の第2機能により、サービスマンは液晶パネル42のメイン濃度を環境に合わせて設定することができる。メイン濃度は、例えば、0〜128ポイントで設定されるものとし(ポイントが高いと濃度は濃くされる)、基準のメイン濃度を68ポイントとし、「+キー」または「−キー」の操作によるサービスマンによる濃度変更の際、0〜90ポイントの間で可変可能として前記メイン濃度を求めている。これに第2出力テーブル57に示す液晶濃度補正値(26〜6ポイント)を加算して液晶濃度の制御を実施している。ポイントが上がれば液晶濃度は濃くなる。また外気温が低くなればポイントが上がり液晶濃度は濃くなる。
なお、前記ヒータスイッチ54およびヒータ制御部55により、加熱制御手段の一例が形成されている。また前記濃度補正値設定部58、加算器60および電圧制御部61により、輝度調整手段の一例が形成され、またインターフェイス部45、操作パネルスイッチ33、キースイッチ34および操作設定部59により濃度設定手段の一例が形成されている。
前記充電時間設定部53は、外気温が高くなるにしたがって、タイマー制御充電方式のタイマーによる充電時間を短く設定し、充電器パネル40へ充電時間(タイマー時間)を出力する。タイマー制御充電方式では、充電器パネル40は充電開始と同時にタイマーを動作し、カウントアップの設定時間(タイマーの設定時間)までは一定電流で充電し、カウントアップ後は、一定電流より小さな電流でトリクル充電を行う。外気温が高くなると、バッテリ36の電解液が活性化され、充電がはやく完了するので、タイマーの時間(充電時間)を短くして過充電を防止する。
前記ヒータ制御部55は、外気温が液晶パネル42の使用温度範囲(例えば、5〜40℃)より低いと、図8に示す、「供給する電力」−「ヒータ抵抗44の表面温度A」の特性に基づいて供給する電力を求め、供給する電力をヒータスイッチ54へ指令する。すなわち、外気温が低くなるにしたがってヒータ抵抗44へ供給する電力が増して指令し、ヒータ抵抗44より発生する熱を増す。ヒータスイッチ54は、指令された電力でヒータ抵抗44に給電して液晶パネル42の液晶を使用温度範囲となるように暖め、液晶パネル42の液晶の温度を使用温度範囲に維持する。なお、ヒータ制御部55は、インターフェイス部45から入力されるキースイッチ34がオンで操作設定部59より実行信号が入力されているときのみ、ヒータスイッチ54をオンし電力制御を行い、キースイッチ34がオフで操作設定部59より実行信号が入力されていないときはヒータスイッチ54をオフとしている。
また前記輝度調整手段は、外気温が低くなるにしたがって、液晶パネル42の液晶濃度を濃くする制御を行う。外気温が低くなると、液晶パネル42の文字が薄くなり、反対に外気温が高くなると、文字が濃くなる。したがって、外気温が低くなると、濃度を濃くする補正を行う。すなわち、外気温が低くなると、第2出力テーブル57から判断できるように濃度を濃くする補正値を出力し、操作設定部59より出力されたメイン濃度を基として、自動的に濃度を濃くして外気温の影響を排除している。なお、電圧制御部61は、インターフェイス部45から入力されるキースイッチ34がオンで操作設定部59より実行信号が入力されているときのみ、液晶パネル42の電極に電圧を印加し、キースイッチ34がオフで操作設定部59より実行信号が入力されていないときは電圧をゼロとしている。
このように、コントローラ46の機能により、温度センサ49から入力される検出電圧に基づいて、タイマー制御充電方式のタイマーの設定時間(充電時間)が設定され、ヒータ抵抗44(ヒータスイッチ54)のオン/オフおよび電力制御が実行され、液晶パネル42の液晶濃度制御が実行される。
また本体部11の閉空間における温度が温度センサ49により測定されるので、液晶パネル42の液晶、バッテリ36の電解液の温度に近い温度を検出でき、精度が向上されている。
以上のように本実施の形態によれば、温度センサ49により測定される外気温(周囲温度)が、液晶パネル42の使用温度範囲より低くなると、ヒータ抵抗44により液晶が暖められることにより、低温による液晶画面の応答速度の低下を防止することができる。また自動的にヒータ抵抗44が投入されることにより、作業者がヒータをオン・オフする操作の手間を省くことができる。また1台の温度センサ49により測定される外気温に基づいて、バッテリ36の充電時間が設定され、液晶パネル42の液晶濃度が制御されることにより、外気温に基づく設定や制御を集約でき、コストを低減することができる。
また本実施の形態によれば、液晶パネル42の液晶は、液晶パネル42とメータパネル(基板)43との間に位置するヒータ抵抗44により加熱されることにより、効率よく液晶自体を加熱することができる。またこのとき、ヒータ抵抗44はメータパネル43に取り付けられ、ヒータ抵抗44へはメータパネル43から電源が供給されることにより、ケーブル等のヒータ抵抗44への電源ラインの引き回しを不要にできる。
また本実施の形態によれば、周囲温度が低くなるにしたがってヒータ抵抗44へ供給する電力が増され、ヒータ抵抗44より発生する熱が増されることにより、液晶パネル42の液晶の温度を使用温度範囲に維持することができる。
また本実施の形態によれば、操作設定部59において設定された液晶パネル42の液晶濃度(メイン濃度)を基として、周囲温度に基づいて液晶パネル42の液晶濃度が調整されることにより、周囲温度が変化してもサービスマンが設定した液晶濃度とすることができる。
なお、本実施の形態では、ヒータ制御部55は、外気温が液晶パネル42の使用温度範囲(例えば、5〜40℃)より低くなるにしたがって、ヒータ抵抗44へ供給する電力が増して指令しているが、電力を供給するヒータ抵抗44の個数を変えるようにしてもよい。また電力制御を実行せず、単に、オン・オフ制御のみとすることも可能である。
また本実施の形態では、メータパネル43のコントローラにより、ポンプモータ37とドライブモータ38を駆動しているが、別途コントローラを設けて、駆動するようにしてもよい。
本発明の実施の形態におけるバッテリ式作業車両の表示装置を搭載したリーチ式バッテリフォークリフトの側面図である。 同リーチ式バッテリフォークリフトの本体部の後部上方斜視図である。 同リーチ式バッテリフォークリフトの前面パネル部の要部断面図である。 同リーチ式バッテリフォークリフトの要部制御構成図である。 同リーチ式バッテリフォークリフトのコントローラの機能ブロック図である。 同リーチ式バッテリフォークリフトのコントローラの記憶部に記憶される出力テーブルの図である。 同リーチ式バッテリフォークリフトの液晶パネルにおける液晶濃度の変更手順を示すフローチャートである。 同リーチ式バッテリフォークリフトのヒータ抵抗の特性を示す図である。
符号の説明
10 リーチ式バッテリフォークリフト
11 本体部
12 運転操作部
13 アウトリガー部
15 前面パネル部
16 操作レバー装置
17 ステアリングハンドル
18 走行装置
21 荷役部
23 移動体
24 リフト装置
25 リーチシリンダ
26 外マスト
27 リフトシリンダ
28 キャレッジ
29 フォーク部材
31 液晶表示装置
33 操作スイッチパネル
34 キースイッチ
36 バッテリ
40 充電器パネル
42 液晶パネル
43 メータパネル
44 ヒータ抵抗
46 コントローラ(CPU)
48 記憶部
49 温度センサ
51 第1出力テーブル
52 外気温変換部
53 充電時間設定部
54 ヒータスイッチ
55 ヒータ制御部
57 第2出力テーブル
58 濃度補正値設定部
59 操作設定部
60 加算器
61 電圧制御部

Claims (4)

  1. 液晶パネルを備え、タイマー制御充電が行われるバッテリより給電されるバッテリ式作業車両に取り付けられ、低温環境で使用される表示装置であって、
    周囲温度を測定する温度検出手段と、
    前記液晶パネルの液晶をパネル外部より暖める加熱手段と、
    前記タイマー制御充電のタイマー時間を設定する充電時間設定手段と、
    前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、
    前記液晶パネルの液晶濃度を制御する液晶濃度制御手段
    を備え、
    前記充電時間設定手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が高くなるにしたがって、前記タイマー時間を短く設定し、
    前記加熱制御手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が、前記液晶パネルの使用温度範囲より低くなると、前記加熱手段へ電力を供給して液晶を暖め、
    前記液晶濃度制御手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が低くなるにしたがって、液晶パネルの液晶濃度を濃くする制御を行うこと
    を特徴とするバッテリ式作業車両の表示装置。
  2. 前記充電時間設定手段、加熱制御手段および液晶濃度制御手段は、基板に搭載されたコンピュータから構成され、
    前記加熱手段は、前記基板に取り付けられ、前記液晶パネルと前記基板との間に位置するヒータ抵抗により構成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載のバッテリ式作業車両の表示装置。
  3. 前記加熱制御手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が低くなるにしたがって前記ヒータ抵抗へ供給する電力を増すこと
    を特徴とする請求項2に記載のバッテリ式作業車両の表示装置。
  4. 前記液晶パネルの液晶濃度を設定する濃度設定手段を備え、
    前記液晶濃度制御手段は、前記濃度設定手段により設定された液晶パネルの液晶濃度を、前記周囲温度により設定される液晶濃度補正値により補正して制御すること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のバッテリ式作業車両の表示装置。
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