JP2010058713A - バッテリ式作業車両の表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外気温を測定する温度センサ49と、液晶パネル42の液晶を暖めるヒータ抵抗44と、ヒータ抵抗44ヘ電力を供給するヒータスイッチ54と、液晶パネル42の電極に印加する電圧を制御し液晶濃度を制御する電圧制御部61を備え、バッテリ36のタイマー制御充電のタイマー時間を、温度センサ49により測定される外気温が高くなるにしたがって短く設定し、また前記外気温が液晶パネル42の使用温度範囲より低くなると、ヒータスイッチ54によりヒータ抵抗44へ電力を供給して液晶を暖め、また前記外気温が低くなるにしたがって、電圧制御部61により液晶パネル42の液晶濃度を濃くする制御を行う。
【選択図】図5
Description
特許文献1に開示されている表示装置は、冷凍倉庫での荷役作業に使用されるフォークリフトの移動端末装置を構成しており、該移動端末装置には、透明パネルが嵌め込まれた開口部と、この開口部の内側に配置されたLCD表示パネルと、前記開口部とLCD表示パネルとの間に配置された透明ヒータと、この透明ヒータのオン/オフを制御するヒータ制御手段と、前記LCD表示パネルの温度を検出する温度センサと、この温度センサの検出値に基づいて前記LCD表示パネルの電極に印加する電圧を調整する輝度調整手段が設けられている。
周囲温度を測定する温度検出手段と、前記液晶パネルの液晶をパネル外部より暖める加熱手段と、前記タイマー制御充電のタイマー時間を設定する充電時間設定手段と、前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、前記液晶パネルの液晶濃度を制御する液晶濃度制御手段を備え、
前記充電時間設定手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が高くなるにしたがって、前記タイマー時間を短く設定し、前記加熱制御手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が、前記液晶パネルの使用温度範囲より低くなると、前記加熱手段へ電力を供給して液晶を暖め、前記液晶濃度制御手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が低くなるにしたがって、液晶パネルの液晶濃度を濃くする制御を行うことを特徴とするものである。
図1は本発明の実施の形態におけるバッテリ式作業車両の表示装置を搭載したリーチ式バッテリフォークリフトの側面図、図2はバッテリフォークリフトの本体部の後部上方斜視図である。
「リーチ式バッテリフォークリフト」
リーチ式バッテリフォークリフト(バッテリ式作業車両の一例)10は、図1および図2に示すように、密閉構造の本体部11と荷役部(作業装置)21から構成されている。
また本体部1に走行装置18が設けられ、この走行装置18は、本体部11に内蔵されるドライブモータ38(後述する)と、左後部に設けられて前記ドライブモータ35により走行駆動されるドライブ輪18Aと、右後部に設けられるキャスタ輪18Bと、左右のアウトリガー部13の前部にそれぞれ設けられるトレール輪18Cから構成されている。
液晶表示装置31は、図3に示すように、液晶パネル42とメータパネル(基板の一例)43から構成され、メータパネル43の液晶パネル42側には、液晶パネル42の液晶をパネル外部から暖める、リード抵抗からなる複数個(例えば12個)のヒータ抵抗(加熱手段の一例)44が配置され、ヒータ抵抗44は液晶パネル42とメータパネル43との間に位置されている。
ステップ−1
まずサービスマンにより操作スイッチパネル33の「Mキー」と「+キー」が共に押され、同時にキースイッチ34がオンされると、すなわちこれら操作信号を同時に入力したことを確認すると、液晶パネル42の画像表示部(図示せず)に対して、サービスマン調整メニューの設定表示画面の表示を要求する。液晶パネル42の画像表示部は、コントローラ46に設けられ、予め複数の液晶パネル42の画像のデータが格納され、指令に応じて画面を切り換えて表示し、表示内容の変更を行う機能を有している。
ステップ−2
次に、サービスマンにより操作スイッチパネル33の「Mキー」が押されると、液晶パネル42の画像表示部に対して設定表示画面の切り換えを要求する。すなわち、「Mキー」の操作信号が入力したことを確認する毎に、次の設定表示画面の表示を要求する。
ステップ−3,4
サービスマンは、液晶パネル42に、液晶濃度設定を示す濃度設定表示画面が表示されたことを確認し、サービスマンにより「+キー」または「−キー」が操作されると、現設定のメイン濃度を変更する。すなわち、画像表示部から濃度設定表示画面の表示がされていることを確認し、「+キー」の操作信号が入力されたことを確認すると、入力する毎にメイン濃度の設定を濃くなる方向へ変更し、また「−キー」の操作信号が入力されたことを確認すると、入力する毎にメイン濃度の設定を薄くなる方向へ変更し、変更したメイン濃度設定を画像表示部へ出力する。これにより、液晶パネル42の濃度設定表示画面の液晶濃度設定が変更され表示される。
ステップ−5,6
サービスマンは液晶パネル42の液晶濃度設定の変更を確認し、サービスマンにより「Mキー」が押され、キースイッチ34がオフされると、液晶濃度設定を確定し、液晶パネル42の画像表示部に対して画面を閉じること(消すこと)を要求する。すなわち、濃度設定が変更された状態で、「Mキー」の操作信号を入力し、キースイッチ34のオフ信号を入力したことを確認すると、変更された液晶濃度設定を確定してメイン濃度として加算器60へ出力し、画面を閉じること(消すこと)を要求する。
このように操作設定部59の第2機能により、サービスマンは液晶パネル42のメイン濃度を環境に合わせて設定することができる。メイン濃度は、例えば、0〜128ポイントで設定されるものとし(ポイントが高いと濃度は濃くされる)、基準のメイン濃度を68ポイントとし、「+キー」または「−キー」の操作によるサービスマンによる濃度変更の際、0〜90ポイントの間で可変可能として前記メイン濃度を求めている。これに第2出力テーブル57に示す液晶濃度補正値(26〜6ポイント)を加算して液晶濃度の制御を実施している。ポイントが上がれば液晶濃度は濃くなる。また外気温が低くなればポイントが上がり液晶濃度は濃くなる。
11 本体部
12 運転操作部
13 アウトリガー部
15 前面パネル部
16 操作レバー装置
17 ステアリングハンドル
18 走行装置
21 荷役部
23 移動体
24 リフト装置
25 リーチシリンダ
26 外マスト
27 リフトシリンダ
28 キャレッジ
29 フォーク部材
31 液晶表示装置
33 操作スイッチパネル
34 キースイッチ
36 バッテリ
40 充電器パネル
42 液晶パネル
43 メータパネル
44 ヒータ抵抗
46 コントローラ(CPU)
48 記憶部
49 温度センサ
51 第1出力テーブル
52 外気温変換部
53 充電時間設定部
54 ヒータスイッチ
55 ヒータ制御部
57 第2出力テーブル
58 濃度補正値設定部
59 操作設定部
60 加算器
61 電圧制御部
Claims (4)
- 液晶パネルを備え、タイマー制御充電が行われるバッテリより給電されるバッテリ式作業車両に取り付けられ、低温環境で使用される表示装置であって、
周囲温度を測定する温度検出手段と、
前記液晶パネルの液晶をパネル外部より暖める加熱手段と、
前記タイマー制御充電のタイマー時間を設定する充電時間設定手段と、
前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、
前記液晶パネルの液晶濃度を制御する液晶濃度制御手段
を備え、
前記充電時間設定手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が高くなるにしたがって、前記タイマー時間を短く設定し、
前記加熱制御手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が、前記液晶パネルの使用温度範囲より低くなると、前記加熱手段へ電力を供給して液晶を暖め、
前記液晶濃度制御手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が低くなるにしたがって、液晶パネルの液晶濃度を濃くする制御を行うこと
を特徴とするバッテリ式作業車両の表示装置。 - 前記充電時間設定手段、加熱制御手段および液晶濃度制御手段は、基板に搭載されたコンピュータから構成され、
前記加熱手段は、前記基板に取り付けられ、前記液晶パネルと前記基板との間に位置するヒータ抵抗により構成されたこと
を特徴とする請求項1に記載のバッテリ式作業車両の表示装置。 - 前記加熱制御手段は、前記温度検出手段により測定される周囲温度が低くなるにしたがって前記ヒータ抵抗へ供給する電力を増すこと
を特徴とする請求項2に記載のバッテリ式作業車両の表示装置。 - 前記液晶パネルの液晶濃度を設定する濃度設定手段を備え、
前記液晶濃度制御手段は、前記濃度設定手段により設定された液晶パネルの液晶濃度を、前記周囲温度により設定される液晶濃度補正値により補正して制御すること
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のバッテリ式作業車両の表示装置。
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