JP2016175424A - 産業車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者が頻繁にスイッチ操作を行うこと無しに、上方視認が必要なときに天窓において光が透過できる等、車両の動作状態の検知により天窓における光の透過率を調節するようにした産業車両を提供する。【解決手段】車体11と、荷役装置と、運転室17と、光の透過率を調節可能な天窓32と、を備えたフォークリフト10において、前記車体11はリミットスイッチ35と、制御部34と、を有し、前記制御部34は前記リミットスイッチ35からの信号を受信すると、前記天窓32における光の透過率を調節する。【選択図】図2
Description
本発明は、運転室を備える産業車両に関する。
産業車両は、車両上方を確認するための天窓を車体上部に備える場合がある。そのような産業車両では、日光が天窓を透過することにより作業者が眩しさを感じる場合がある。特に、運転室の周囲が囲われるキャビンタイプの産業車両では、炎天下での車両使用時にキャビン内の温度が上昇し作業者に不快感を与えたりする虞があった。また、炎天下において空調が効いていない状態であると、天窓がある場合は天窓がない場合と比較して運転室内温度が高温となりやすかった。
そこで、従来は特許文献1に示すように、天窓に液晶パネルを貼着し、作業者がスイッチをオンにしたりオフにしたりすることによって、液晶パネルにおける光の透過と不透過を切替可能にしていた。したがって、上方視認が不要なときに作業者がスイッチ操作を行い、液晶パネルを光が透過しない状態とすることで、キャビン内の温度環境を良好に保つことができた。
しかしながら、フォークリフトのような産業車両では上方視認が頻繁に行われる場合がある。そのような場合、特許文献1に開示された天窓の遮光装置では、作業者が天窓における光の透過と不透過との切替のスイッチ操作を頻繁に行わなければならない。また、炎天下において作業者が天窓を光が透過する状態のまま離席すると、運転室内は直ちに高温となり、例えば、次に運転する作業者に不快感を与えることになる。
本発明の目的は、上記課題を鑑みて、作業者が頻繁にスイッチ操作を行うこと無しに、上方視認が必要なときに天窓において光が透過できる等、車両の動作状態の検知により天窓における光の透過率を調節するようにした産業車両を提供することにある。
上記目的を達成する産業車両は、車体と、荷役装置と、運転室と、光の透過と不透過を切替可能な天窓と、を備えた産業車両において、前記車体は、車両の動作状態を検知する検知部と、前記検知部と前記天窓とに電気的に接続された制御部と、を有し、前記制御部は、前記検知部から信号が伝達されると、前記天窓における光の透過率を調節することを特徴とする。
本発明によれば、検知部は車両の動作状態を検知し制御部へ伝達する。制御部は、車両が操作され、車両の動作状態が変更されたことに応じて天窓における光の透過率を調節する。したがって、天窓における光の透過率は、作業者が頻繁にスイッチ操作をしなくても調節できる。
上記産業車両において、前記検知部は、前記荷役装置の揚高状態を検知する揚高検知部であってもよい。
この場合、天窓における光の透過率は、車両の動作状態としての荷役装置の揚高状態に応じて調節される。例えば、制御部は、荷役装置における昇降部が所定の高さまで上昇されたときには天窓における光透過率を高くし、荷役装置における昇降部が所定の高さまで下降されたときには天窓における光の透過率を低くすることができる。
上記産業車両において、前記検知部は、車両がキーオフされた状態を検知するキーオフ検知部であってもよい。
この場合、天窓における光の透過率は、車両の動作状態としての荷役装置の揚高状態に応じて調節される。例えば、制御部は、作業者が車両をキーオフの状態にしているときに、天窓において光を不透過にし、運転室内の温度上昇を抑制することができる。
上記産業車両において、前記天窓は液晶パネルを有し、前記液晶パネルは通電量に応じた液晶配向制御が可能であり、前記運転室には、前記制御部に電気的に接続され、前記液晶パネルへの光の透過率を調節する光透過率調節部が設けられ、前記制御部は、前記光透過率調節部からの信号に基づき、前記液晶パネルにおける通電量を調節してもよい。
この場合、作業者は、好みに合わせて窓における光の透過率を調節できるから、運転室内の快適性が向上する。
上記産業車両において、前記制御部は、前記検知部の信号を受けると、前記光透過率調節部の調節の有無に関わらず前記検知部からの信号を優先し、前記天窓における光の透過率を調節してもよい。
この場合、例えば、天窓は、光透過率調節部の操作により光が透過しない設定となっていたとしても、上方視認が必要なときには光が透過する状態に切替えられる。
この発明によれば、作業者がスイッチ操作を行うこと無しに、上方視認が必要なときに天窓において光が透過できる等、車両の動作状態の検知により天窓における光の透過率を調節するようにした産業車両を提供することができる。
図1に、産業車両としてのフォークリフト10を示す。ここで、本実施形態における上下、左右、前後とは、特に断りの無い場合、作業者がフォークリフト10を操縦するときの視点から見たときの上下、左右、前後、を意味する。即ち、作業者の視点から見てフォークリフト10が地面と接地している部分の方向が下であり、フォークリフト10の車幅方向が左右方向である。
フォークリフト10は車体11を備え、車体11の下部には前輪12と後輪13が備えられている。また、車体11の内部にはエンジン14、バッテリ15および主制御コントローラ16が備えられている。本実施形態におけるエンジン14はフォークリフト10の駆動と図示しない油圧ポンプを稼動させる役割を担っている。バッテリ15はフォークリフト10の電気系統全体に電力を供給する供給源である。また、主制御コントローラ16は、エンジン14、バッテリ15、走行センサなどの図示しない各種センサ、図示しないモータとの間において電気的に接続され、信号を授受している。
車体11の上方には運転室17が設けられている。運転室17からは、階段状の乗降部18が、車体11の後方上部から車体11の前方下部にわたって傾斜して設置されている。作業者は乗降部18を利用して運転室17に乗車したり、運転室17から降車したりする。運転室17の前方下部には荷役装置と連結される左右一対のティルトシリンダ19が設けられている。荷役装置は左右一対のアウタマスト20を備えており、ティルトシリンダ19は、ティルトシリンダ19の前方に備えられたアウタマスト20と接続されている。本実施形態において、アウタマスト20は、車体11の最前部に相当する部位である。荷役装置には、リフトシリンダ20Aと、アウタマスト20の内側に配設されたインナマスト21と図示しないインナマストローラが備えられている。インナマスト21は上下に昇降可能であり、荷役装置における昇降部に相当する。インナマスト21には、スプレッダホルダ22がインナマスト21の昇降に連動して昇降するように設けられている。スプレッダホルダ22には、コンテナスプレッダ23が備えられ、コンテナスプレッダ23の車幅方向両端にはロックピン24が設けられている。ロックピン24は、コンテナCの吊孔25と係合し、コンテナスプレッダ23はコンテナCを把持する。コンテナCの概略形状は直方体であり、図1に示すように、コンテナスプレッダ23により把持された状態では、コンテナCの前方下部の辺が辺S1(図1の側面図では点S1として射影されている)である。コンテナCの後方下部の辺はS2であり、コンテナCの後方上部の辺はS3であり、コンテナCの前方上部の辺はS4である。
また、アウタマスト20にはコンテナスプレッダ23の揚高状態を検知する検知部として揚高センサが設けられている。本実施形態において、揚高センサはリミットスイッチ35である。一方、インナマスト21にはリミットスイッチ35に対応するセンサ被検知部として係合部35Aが設けられ、リミットスイッチ35と係合部35Aが互いに係合することで揚高を検知する。即ち、リミットスイッチ35及び係合部35Aが揚高検知部である。リミットスイッチ35と係合部35Aは、コンテナスプレッダ23の揚高が所定の高さHになったときに、互いに係合する位置に調整されて設置されている。コンテナスプレッダ23の揚高状態とは、フォークリフト10の動作状態の一つに相当し、コンテナスプレッダ23の揚高が所定の高さH以上であるか、所定の高さH未満であるかを意味する。なお、所定の高さHについては後述する。
図2に示すように、運転室17の中央部には運転者シート26が設けられ、運転者シート26の内部には着座センサ26Aが設けられている。着座センサ26Aは、作業者が運転者シート26に座っているか否かを判定するセンサであり、運転者シート26における座面下方向に対する荷重を検知する。そして、運転者シート26の前方には操作盤36が設けられている。操作盤36の内部には、制御部34が設けられており、制御部34は着座センサ26Aと電気的に接続されている。操作盤36には図示しない計器類が搭載されており、計器類の1つとして、つまみの軸と垂直な平面内で回動可能な、ボリュームスイッチ37が設けられている。ボリュームスイッチ37は制御部34と電気的に接続されている。制御部34は、リミットスイッチ35とも電気的に接続されている。
そして、運転者シート26の右側には、リフトレバー30およびディレクションレバー30Aが設けられている。リフトレバー30はコンテナスプレッダ23を昇降させるレバーである。ディレクションレバー30Aは、フォークリフト10の前進と後進を切り替えるレバーである。操作盤36の上部にはステアリングコラム27が設けられ、ステアリングコラム27にはステアリングホイール28が設けられている。ステアリングコラム27にはキーオフ検知部としてキースイッチ29が設けられている。キースイッチ29は、制御部34と電気的に接続されている。キーを差し込んだ状態で反時計回りに差込部を回動させると、キースイッチ29がキーオンからキーオフとなったことを検知する。キーオフされた状態とは、フォークリフト10の動作状態の一つに相当し、キーが差し込まれ、差込部が反時計回りに回動されることでエンジン14の駆動が停止する状態を意味する。一方、キーオンとは、キーが差し込まれ、差込部を時計回りに回動されることでエンジン14が駆動されることを意味する。
運転室17には、運転者シート26の前方に前方窓17A、運転者シート26の左に扉17B、運転者シート26の右に側方窓17E、運転者シート26の後方に後方窓17Fが設けられている。前方窓17A、扉17B、側方窓17Eおよび後方窓17Fには透明ガラスが用いられている。前方窓17Aは上方の縁部である上縁部17Cを有する。運転者シート26の上部にはヘッドガード31が備えられ、ヘッドガード31の前方部は透明ガラスを用いた天窓32となっている。したがって、運転室17は、前方窓17A、側方窓17E、後方窓17F、扉17Bおよびヘッドガード31により運転者シート26の周囲が覆われることで車室空間を形成している。天窓32の上部には、複数の天窓ガードGが格子状に配設されており、天窓ガードGは左右方向に天窓32をまたぐように設けられている。天窓32は後方の縁部である後方縁部17Dを有する。さらに、天窓32は液晶パネル33を有している。液晶パネル33は液晶性高分子(以下、液晶という)を含み、規定の方向に対し通電を施すことによって液晶配向制御ができる部材である。液晶パネル33において、液晶の分子長手方向が天窓32の水平面に対し乱雑な向きに配向されると光は不透過になり、液晶の分子長手方向が天窓32の水平面に対しほぼ垂直方向に配向されると光は透過する。つまり、液晶パネル33は天窓32の光の透過と不透過を切替可能としている。液晶パネル33は透明ガラスの天窓32に貼り付けられ一体となっている。液晶パネル33は、制御部34と電気的に接続されており、液晶パネル33の液晶配向制御は、リミットスイッチ35の揚高状態の検出やキースイッチ29のキーオン状態の検知に基づく制御部34の制御により行われる。
液晶パネル33の液晶配向制御はボリュームスイッチ37の手動操作によっても行われる。ボリュームスイッチ37を含む電気回路内には可変抵抗が備えられ、液晶パネル33の通電量はボリュームスイッチ37の開度に応じて変更可能である。即ち、ボリュームスイッチ37は液晶パネル33への光の透過率を調節する光透過率調節部である。ボリュームスイッチ37は、反時計回りに最大まで回動させるとオフ状態(開度最小)になり、オフ状態から時計回りに回動させるとオン状態(開度最大)となる。本実施形態のボリュームスイッチ37は、オフ状態とオン状態が切り替わる開度最小の状態では、時計回りの回動操作に一定の力を要する構造である。従ってボリュームスイッチ37は、意図せずオフ状態からオン状態になることを抑制する。
ボリュームスイッチ37のオフ状態では、制御部34は液晶パネル33に対して通電を行わず、液晶が天窓32の水平面に対し乱雑な向きに配向されるため天窓32を光は透過しない。ボリュームスイッチ37のオン状態のときには、制御部34は液晶パネル33への通電量をボリュームスイッチ37の開度により調節できる。ボリュームスイッチ37における開度最小から時計回りに少し回動させたときは、液晶パネル33への通電量が小さいため液晶は天窓32の水平面に対して傾斜した向きに秩序性と乱雑性を共存させた状態で配向する。したがって、光は透過するが透過率は高くない。また、オン状態においてボリュームスイッチ37における開度が最大のときには、通電量も最大となるため、液晶は天窓32の水平面に対してほぼ垂直方向を向く。したがって、液晶パネル33は高い光の透過率を有する。即ち、ボリュームスイッチ37の開度は液晶パネル33における光の透過率と対応している。
図3において、本実施形態における制御部34への電気的な接続についてブロック図を用いて説明する。制御部34は、着座センサ26Aと、キースイッチ29と、液晶パネル33と、リミットスイッチ35と、ボリュームスイッチ37と電気的に接続されるとともに、主制御コントローラ16と相互通信を行っている。制御部34は着座センサ26Aから作業者が着座しているか否かの状態を検知した信号を受ける。即ち、着座センサ26Aは、作業者が着座しているときには運転者シート26における座面下方向への荷重を受けているから、制御部34にオンの信号を伝達する。一方、着座センサ26Aは、作業者が着座していないときには制御部34に信号を伝達しない。また、制御部34は、キースイッチ29がキーオンからキーオフにされた状態を検知した信号を受ける。即ち、キースイッチ29は、作業者のキー操作によりキーオンからキーオフとなったことを検知すると、エンジン14が停止したことを示す信号を制御部34に伝達する。一方、キーオフからキーオンとなったときには、キースイッチ29は制御部34に対し信号の伝達を行わない。また、制御部34は、コンテナスプレッダ23の揚高位置についてリミットスイッチ35が検知したという信号を受ける。即ち、リミットスイッチ35と係合部35Aが係合するたびに、リミットスイッチ35は制御部34に信号を伝達する。さらに、制御部34はボリュームスイッチ37の開度状態を検知した信号を受ける。ボリュームスイッチ37の出力は、液晶パネル33の光の透過率と対応する通電量に関係する開度状態信号であり、制御部34に伝達される。そして、制御部34は、着座センサ26A、キースイッチ29、リミットスイッチ35、ボリュームスイッチ37から伝達された信号を元に車両の動作状態を判断し、液晶パネル33に光の透過率を調節する信号を伝達し、液晶パネル33の通電を制御する。
キーオンからキーオフのときには、キースイッチ29から制御部34に対し、エンジン14が停止されたという信号が伝達される。キーオンからキーオフになると、制御部34は、ボリュームスイッチ37の開度に関わらず液晶パネル33への通電を停止する。したがって、キーオフの状態では、天窓32において光は透過しない。一方、キーオンの場合、液晶パネル33はボリュームスイッチ37の開度に応じた光の透過率を有する。
図4に従ってコンテナスプレッダ23の揚高による液晶パネル33の制御例を示す。なお、ボリュームスイッチ37の操作は作業者によって任意に行われているとする。ステップS10において、リミットスイッチ35は、コンテナスプレッダ23の高さが規定の高さH(図1に示す)にあることを検知する。即ち検知とは、アウタマスト20に備えられた揚高センサとしてのリミットスイッチ35が、インナマスト21に備えられた係合部35Aと係合しリミットスイッチ35がオンとなることを意味する。なお、コンテナスプレッダ23が上昇し高さHに至るときと、コンテナスプレッダ23が下降し高さHに至るときとは区別される。コンテナスプレッダ23の上昇時、リミットスイッチ35がオンになるとオンの信号が制御部34に伝達される。そして、制御部34は、コンテナスプレッダ23が高さH以上にあると判定し、処理をステップS11へ移行する。一方、リミットスイッチ35がオンとならない場合は信号が制御部34に伝達されないため、制御部34はステップS10の処理をループする。
本実施形態における高さHは、作業者が運転者シート26に着座した状態で運転室17前方の前方窓17AからコンテナCが見えなくなる高さに設定されている。即ち、コンテナCの前方下部の辺S1と作業者の視点Eとを結ぶ直線を仮想線Iが前方窓17Aの上縁部17Cにより分断されるときの高さを意味する。つまり、コンテナスプレッダ23が高さHに達したとき、コンテナCの辺S1は作業者から見えなくなる。作業者の視点Eと天窓32の後方縁部17Dとを結ぶ直線を仮想線Jとすると、仮想線Jは車体11に対しほぼ垂直となる。前方を向く作業者の目視範囲は、前方窓17Aから見える範囲と天窓32から見える範囲を合わせたものである。即ち、仮想線Jは、目視範囲の上限である。一方、目視範囲の下限は前方窓17Aの最下部である。また、上方視認とは、目視範囲のうち天窓32において運転室17の外を目視することであり、上方視認範囲とは天窓32において運転室17の外を目視できる範囲である。天窓32が光を透過するときにおいて、インナマスト21を最も高く揚げた場合でも、直線ES3(作業者の視点Eとコンテナの後方上部の辺S3を結ぶ直線)と地面が成す角は、仮想線Jと地面が成す角よりも鋭角となるため、コンテナCの全体は作業者の上方視認範囲に入る。
ステップS11において、制御部34は液晶パネル33への通電を最大にする。即ち、液晶は天窓32の水平面に対してほぼ垂直方向を向き、液晶パネル33における光の透過率は最大となる。ここで、コンテナスプレッダ23が高さH以上に揚高されているときには、リミットスイッチ35からの信号による制御が最優先されるため、ボリュームスイッチ37による液晶パネル33の光の透過率調節は反映されない。即ち、ボリュームスイッチ37がオフ状態であったり、オフ状態から多少開いた状態にあったりしても、その調節の有無に関わらず液晶パネル33への通電は最大となり、天窓32は最も光を透過させる状態となる。なお、ボリュームスイッチ37が開度最大であるときも、リミットスイッチ35からの信号を優先するが、元より透過率は最大なので液晶パネル33の透過率は変化しない。ステップS11において液晶パネル33が透過となると、処理はステップS12に移行する。
ステップS12において、制御部34は、コンテナスプレッダ23が高さHより低い位置にあるか否かを判定する。つまり、コンテナスプレッダ23が下降されるときにリミットスイッチ35からの信号が制御部34に伝達されると、制御部34はコンテナスプレッダ23が高さHより低い位置にあると判定する。コンテナスプレッダ23が高さHより低い位置にあった場合、処理はステップS13に移行する。
ステップS13では、コンテナスプレッダ23が高さHよりも低い位置に揚高されている。ここで、制御部34は、ボリュームスイッチ37による液晶パネル33の光の透過率が調節されることを許容している。即ち、コンテナスプレッダ23が高さHよりも低い位置にあるとき、制御部34は、作業者によって予め設定されたボリュームスイッチ37の開度に従って通電を制御する。そして、処理はスタートに戻る。一方、コンテナスプレッダ23が下降し高さHよりも低い位置に達したとき、ボリュームスイッチ37がオフ状態であれば、処理はステップS14に移行する。ステップS14において、制御部34は液晶パネル33の通電を停止して液晶パネル33を光が不透過な状態にする。そして、処理はスタートに戻る。
以上詳述した本実施形態によれば以下の効果を奏する。
(1)リミットスイッチ35は、インナマスト21に備えられたコンテナスプレッダ23が高さHより高く上昇した揚高状態を検知し、信号を制御部34に伝達する。制御部34は、伝達された信号を受けて、天窓32に備わる液晶パネル33に対し通電を行う。すると、液晶パネル33は光を透過するため、作業者はコンテナスプレッダ23を高く上昇させたときはいつも天窓32を通して上方視認が可能になる。また、作業者は、コンテナスプレッダ23の揚高が高さH以上になる度に天窓32に光を透過するためのスイッチ操作をする必要が無い。
(1)リミットスイッチ35は、インナマスト21に備えられたコンテナスプレッダ23が高さHより高く上昇した揚高状態を検知し、信号を制御部34に伝達する。制御部34は、伝達された信号を受けて、天窓32に備わる液晶パネル33に対し通電を行う。すると、液晶パネル33は光を透過するため、作業者はコンテナスプレッダ23を高く上昇させたときはいつも天窓32を通して上方視認が可能になる。また、作業者は、コンテナスプレッダ23の揚高が高さH以上になる度に天窓32に光を透過するためのスイッチ操作をする必要が無い。
(2)インナマスト21に備えられたコンテナスプレッダ23が、高さHより高く上昇された状態から前方窓17Aを通して視認できる高さH未満となるまで下げられた状態を、リミットスイッチ35が検知し、信号を制御部34に伝達する。制御部34は伝達された信号を判別し、天窓32に備わる液晶パネル33への通電を停止する、もしくは、予めボリュームスイッチ37により設定していた通電量に再設定する。これによれば、作業者はコンテナスプレッダ23を高さHより高く上昇させた状態から高さH未満となるまで下降させるときに天窓32における光の透過率を都度人手により調節する必要が無い。
(3)キースイッチ29はキーオフの状態を検知し制御部34に信号を伝達する。制御部34はキーオンからキーオフの状態を認識すると、液晶パネル33への通電を停止する。これによれば、作業者がキーオフの操作によりエンジン14を停止した場合、ボリュームスイッチ37をオフにする操作を行わなくても液晶パネル33は光を透過しない状態になる。したがって、キーオフ時に液晶パネル33を不透過にすることを忘れることがない。すなわち、液晶パネル33を光が透過しない状態にすることを忘れたために、運転室17の内部が天窓32から射す日光によって過熱されるということが無い。
(4)液晶パネル33は、液晶パネル33に対する通電量を調整することで液晶の配向を調整することができる。したがって、ボリュームスイッチ37により、作業者は任意に光の透過率を調節できる。
(5)制御部34は、リミットスイッチ35からの信号とボリュームスイッチ37からの信号とが伝達されたとき、リミットスイッチ35からの信号を優先して液晶パネル33の制御を行う。これによれば、上方視認が必要な場面において、ボリュームスイッチ37がオフ状態であるがために天窓32を通して上方視認ができないということを抑制できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、以下のように変更してもよい。
○上記の実施形態では、制御部は着座センサからの信号を受けており、作業者が運転者シートに座っているか否かを認識している。したがって、キースイッチと着座センサを組み合わせて利用してもよい。即ち、キーオフかつ着座センサがオンでないという条件のときに、液晶パネルへの通電を停止するようにしてもよい。すると、キーオフかつ作業者が運転者シートに座っていないという条件のときは、液晶パネルへの通電が停止されるから、天窓において光は透過しない。これによれば、作業者が単にキーオフしたときでなく、着座していない状態を認識したうえで、天窓における光の透過率を調節することができる。つまり、運転者シートの着座状態からの離席状態は、フォークリフトの動作状態の一つに相当する。
○上記の実施形態では、検知部をリミットスイッチおよびキースイッチとしたがこの限りでない。例えば、検知部としてフォークリフトの前後進を操作するディレクションレバーに、レバーが前傾されるとオフとなり、後傾されるとオンとなるレバースイッチを追加してもよい。さらに、後方窓にも液晶パネルを添着により導入してもよい。この場合、後進時に液晶パネルを透過状態にし、後進時以外は暗めの透過状態に制御するようにしてもよい。これによれば、後方を確認しないときに、運転室内への日光の照射を抑制することができ、運転室内の温度上昇を抑制することができる。
○上記の実施形態では、揚高検知部としてリミットスイッチを設けたが、揚高検知部はリフトレバーの傾動角に応じて決定される角度センサでもよいし、荷役装置に設けられた油圧センサでもよいし、光センサでもよい。
○上記の実施形態では、辺S1と視点Eを結ぶ直線を仮想線Iとしたが、仮想線Iは、視点Eはコンテナにおけるどの辺(点)と結んで成る線でもよい。即ち、リミットスイッチと係合部の設置位置は、作業者の姿勢や背丈の差異や、コンテナの視認したい範囲に応じて、変更できる。例えば、直線ES3が前方窓の上縁部に分断されるときを高さHとしてもよく、このとき、高さHに達した時点においてコンテナの全体が作業者に見える状態となる。フォークリフトの管理者は、任意の高さHを規定できるから、作業者や作業内容に関わらず汎用的に利用できる。
○上記実施形態では、天窓を有する車両としてフォークリフトを示したが、この限りでない。例えば、リーチスタッカーのような大型フォークリフト、又は建設機械についても、本発明を適用することができる。即ち、クレーン部の角度を角度センサで測ったり油圧センサで揚高を測ったりすることにより、車両に具備される液晶パネルにおける光の透過・不透過を制御してもよい。
○上記の実施形態では、主制御コントローラと制御部とをそれぞれ設けたがこの限りではない。例えば、主制御コントローラは、制御部としての機能を兼ねてもよい。即ちリミットスイッチと主制御コントローラが電気的に接続されていてもよい。それによれば、フォークリフトの制御を1つの制御装置で行うことができる。
○上記実施形態ではエンジン式フォークリフトを例としたが、本発明をバッテリ式フォークリフトに適用してもよい。
○上記の実施形態では、液晶パネルは、通電により光を透過する状態となり、通電されない状態では、光を透過しない状態としたがこの限りではない。例えば、液晶パネルは通電するとオフ状態になり、通電をしないとオン状態となるようにしてもよい。
○上記の実施形態では、リミットスイッチは1つ設けたが、リミットスイッチを複数設けてもよい。例えば、リミットスイッチを、上下に2つ近接して並べて設けてもよい。この場合、下部リミットスイッチ、上部リミットスイッチの順で検知したときには「上昇して高さHに至った」と判定することができる。逆に、上部リミットスイッチ、下部リミットスイッチの順で検知したときには「下降して高さHに至った」と判定することができる。
○上記の実施形態では、検知部としてリミットスイッチおよびキースイッチを備えるとしたが、検知部は一つであってもよい。例えば、検知部はリミットスイッチのみであってもよく、あるいは、キースイッチのみとしてもよい。検知部をリミットスイッチのみとした場合、荷役装置における昇降部の揚高状態を検知する場合にのみ天窓の光の透過率を調節する。また、検知部をキースイッチのみとする場合、キーオンからキーオフの状態を検知する場合にのみ天窓の光の透過率を調節する。
○上記の実施形態では、光透過率調節部としてのボリュームスイッチを設けたが、光透過調節部は必須の要件ではない。例えば、光透過率調節部を設けることなく、液晶パネルは通電によって光の透過率100%とされ、通電されない状態で光の透過率0%となる制御を制御部により受けるようにしてもよい。また、光透過率調節部は、回動により操作されるボリュームスイッチに限定されず、例えば、スライド操作によるボリュームスイッチを用いてもよい。
○上記の実施形態では、制御部は着座センサからの信号を受けており、作業者が運転者シートに座っているか否かを認識している。したがって、キースイッチと着座センサを組み合わせて利用してもよい。即ち、キーオフかつ着座センサがオンでないという条件のときに、液晶パネルへの通電を停止するようにしてもよい。すると、キーオフかつ作業者が運転者シートに座っていないという条件のときは、液晶パネルへの通電が停止されるから、天窓において光は透過しない。これによれば、作業者が単にキーオフしたときでなく、着座していない状態を認識したうえで、天窓における光の透過率を調節することができる。つまり、運転者シートの着座状態からの離席状態は、フォークリフトの動作状態の一つに相当する。
○上記の実施形態では、検知部をリミットスイッチおよびキースイッチとしたがこの限りでない。例えば、検知部としてフォークリフトの前後進を操作するディレクションレバーに、レバーが前傾されるとオフとなり、後傾されるとオンとなるレバースイッチを追加してもよい。さらに、後方窓にも液晶パネルを添着により導入してもよい。この場合、後進時に液晶パネルを透過状態にし、後進時以外は暗めの透過状態に制御するようにしてもよい。これによれば、後方を確認しないときに、運転室内への日光の照射を抑制することができ、運転室内の温度上昇を抑制することができる。
○上記の実施形態では、揚高検知部としてリミットスイッチを設けたが、揚高検知部はリフトレバーの傾動角に応じて決定される角度センサでもよいし、荷役装置に設けられた油圧センサでもよいし、光センサでもよい。
○上記の実施形態では、辺S1と視点Eを結ぶ直線を仮想線Iとしたが、仮想線Iは、視点Eはコンテナにおけるどの辺(点)と結んで成る線でもよい。即ち、リミットスイッチと係合部の設置位置は、作業者の姿勢や背丈の差異や、コンテナの視認したい範囲に応じて、変更できる。例えば、直線ES3が前方窓の上縁部に分断されるときを高さHとしてもよく、このとき、高さHに達した時点においてコンテナの全体が作業者に見える状態となる。フォークリフトの管理者は、任意の高さHを規定できるから、作業者や作業内容に関わらず汎用的に利用できる。
○上記実施形態では、天窓を有する車両としてフォークリフトを示したが、この限りでない。例えば、リーチスタッカーのような大型フォークリフト、又は建設機械についても、本発明を適用することができる。即ち、クレーン部の角度を角度センサで測ったり油圧センサで揚高を測ったりすることにより、車両に具備される液晶パネルにおける光の透過・不透過を制御してもよい。
○上記の実施形態では、主制御コントローラと制御部とをそれぞれ設けたがこの限りではない。例えば、主制御コントローラは、制御部としての機能を兼ねてもよい。即ちリミットスイッチと主制御コントローラが電気的に接続されていてもよい。それによれば、フォークリフトの制御を1つの制御装置で行うことができる。
○上記実施形態ではエンジン式フォークリフトを例としたが、本発明をバッテリ式フォークリフトに適用してもよい。
○上記の実施形態では、液晶パネルは、通電により光を透過する状態となり、通電されない状態では、光を透過しない状態としたがこの限りではない。例えば、液晶パネルは通電するとオフ状態になり、通電をしないとオン状態となるようにしてもよい。
○上記の実施形態では、リミットスイッチは1つ設けたが、リミットスイッチを複数設けてもよい。例えば、リミットスイッチを、上下に2つ近接して並べて設けてもよい。この場合、下部リミットスイッチ、上部リミットスイッチの順で検知したときには「上昇して高さHに至った」と判定することができる。逆に、上部リミットスイッチ、下部リミットスイッチの順で検知したときには「下降して高さHに至った」と判定することができる。
○上記の実施形態では、検知部としてリミットスイッチおよびキースイッチを備えるとしたが、検知部は一つであってもよい。例えば、検知部はリミットスイッチのみであってもよく、あるいは、キースイッチのみとしてもよい。検知部をリミットスイッチのみとした場合、荷役装置における昇降部の揚高状態を検知する場合にのみ天窓の光の透過率を調節する。また、検知部をキースイッチのみとする場合、キーオンからキーオフの状態を検知する場合にのみ天窓の光の透過率を調節する。
○上記の実施形態では、光透過率調節部としてのボリュームスイッチを設けたが、光透過調節部は必須の要件ではない。例えば、光透過率調節部を設けることなく、液晶パネルは通電によって光の透過率100%とされ、通電されない状態で光の透過率0%となる制御を制御部により受けるようにしてもよい。また、光透過率調節部は、回動により操作されるボリュームスイッチに限定されず、例えば、スライド操作によるボリュームスイッチを用いてもよい。
11…車体、17…運転室、20…アウタマスト、21…インナマスト、29…キースイッチ、32…天窓、33…液晶パネル、34…制御部、35…リミットスイッチ、35A…係合部、37…ボリュームスイッチ。
Claims (5)
- 車体と、荷役装置と、運転室と、光の透過と不透過を切替可能な天窓と、を備えた産業車両において、
前記車体は、
車両の動作状態を検知する検知部と、
前記検知部と前記天窓とに電気的に接続された制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記検知部から信号が伝達されると、前記天窓における光の透過率を調節することを特徴とする産業車両。 - 前記検知部は、前記荷役装置の揚高状態を検知する揚高検知部であることを特徴とする請求項1に記載の産業車両。
- 前記検知部は、車両がキーオフされた状態を検知するキーオフ検知部であることを特徴とする請求項1に記載の産業車両。
- 前記天窓は液晶パネルを有し、前記液晶パネルは通電量に応じた液晶配向制御が可能であり、
前記運転室には、前記制御部に電気的に接続され、前記液晶パネルへの光の透過率を調節する光透過率調節部が設けられ、
前記制御部は、前記光透過率調節部からの信号に基づき、前記液晶パネルにおける通電量を調節することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の産業車両。 - 前記制御部は、前記検知部の信号を受けると、前記光透過率調節部の調節の有無に関わらず前記検知部からの信号を優先し、前記天窓における光の透過率を調節することを特徴とする請求項4に記載の産業車両。
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2015
- 2015-03-18 JP JP2015054742A patent/JP2016175424A/ja active Pending
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