JP2010057020A - 受信装置 - Google Patents

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Noriaki Ogushi
憲明 小串
Toshiharu Hayashi
俊春 林
Yutaka Saito
豊 斉藤
Kazuhisa Itoi
和久 糸井
Kazushi Ishiyama
和志 石山
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Abstract

【課題】MI素子を受信アンテナとして用いると共に簡易な構成で高感度出力を得ることができる受信装置を提供する。
【解決手段】本発明の受信装置1において、磁気インピーダンス素子3と、磁気インピーダンス素子3に所定周波数の信号を印加する駆動信号源13と、磁気インピーダンス素子3に磁気結合したピックアップコイル5と、ピックアップコイル5の電気出力信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変換部21と、デジタル信号処理部11とを備え、デジタル信号変換部21はピックアップコイル5の電気出力信号の振幅を数値化し、数値化したものをデジタル信号処理部11で検波・整形して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信アンテナとして磁気インピーダンス素子(MI素子)を用いた受信装置に関する。
受信アンテナの小型化を図るため、アンテナ部に磁気インピーダンス素子(以下「MI素子」という)を用いることが知られている。
この種の技術として特許文献1には、MI素子を用いた受信装置が開示されている。この特許文献1の技術では、MI素子が受けた交流信号を整流回路や周波数弁別器等によりアナログ処理している。
特開2000−188558号公報
しかし、特許文献1の技術では、MI素子が受けた交流信号を整流回路や周波数弁別器等によりアナログ処理しているが、所定の感度出力を得るためには各機器に高い精度が要求されると共に回路が複雑になるという問題がある。
本発明は、前記事情に着目してなされたものであり、MI素子を受信アンテナとして用いると共に簡易な構成で高感度出力を得ることができる受信装置を提供することにある。
請求項1に記載された発明は、磁気インピーダンス素子と、磁気インピーダンス素子に所定周波数の信号を印加する駆動信号源と、磁気インピーダンス素子に磁気結合したピックアップコイルと、ピックアップコイルの電気出力信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変換部と、デジタル信号処理部とを備え、デジタル信号変換部はピックアップコイルの電気出力信号の振幅を数値化し、数値化したものをデジタル信号処理部で検波・整形して出力することを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、駆動信号源とデジタル信号変換部とに接続したタイミング発生器を備え、交流信号の供給とデジタル信号変換部でのデジタル変換とを同期させたことを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の発明において、磁気インピーダンス素子にバイアス磁界を加えるバイアスコイルを備え、デジタル信号処理部はバイアスコイルに印加する電圧を調整してバイアス磁界の強度を調整することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、MI素子の受信信号をデジタル信号に変換して数値処理しているので、従来技術のような調整や復調の機器(又は回路)を必要とせず、プログラムしたソフトウエア(ファームウエア)を搭載するだけで高感度化を図ることができ、且つ簡易な構成で小型化を図ることができる。
また、仕様に応じてファームウエアを変えれば良いので、異なる仕様への対応が容易にできる。
請求項2に記載された発明によれば、請求項1に記載の効果を奏すると共に、駆動信号源と各処理部との動作タイミングを合わせることにより、省電力化及び高性能化を図ることができる。
請求項3に記載された発明によれば、請求項1に記載の効果を奏すると共に、MIセンサにバイアス磁界を付与し調整することにより、更に感度を高めることができる。また、バイアス磁界として交流磁界(AC振幅)を付与すれば、周辺交流磁界を打ち消すようにしてノイズを低減することができる。
以下に、添付図面の図1〜図3を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施の形態に係る受信装置の構成を示す回路図であり、図2は第1実施の形態において、TCO信号のデジタル処理を説明した波形図であり、図3は図2に基づいて処理した出力信号のグラフである。
本実施の形態に係る受信装置1は、電波時計用信号TCO(Time Code Output)信号の受信装置である。
この受信装置1は、図1に示すように、MI素子3と、MI素子3と磁気結合したピックアップコイル5とを有し、アナログ受信信号を取出すフロントエンドブロック7と、アナログ受信信号をデジタル信号に変換するA/Dブロック9とデジタル信号を処理して出力するDSP(デジタルシグナルプロセッサ)ブロック11とから構成されている。
フロントエンドブロック7は、MI素子3に所定周波数f0のサイン波を印加する駆動信号源13を備え、f0を基本周波数に持つ信号を受ける。尚、駆動信号源13はサイン波に限らず、基本周波数f0のパルス波を印加するものであっても良い。
ピックアップコイル5には、直列キャパシタが設けてありバンドパスフィルタ15を構成している。バンドパスフィルタ15を通過した信号は、包絡線検波器17を通過してA/Dブロック9でデジタル信号に変換される。
尚、図1において、fm は外部AC磁界Hexの周波数であり、fsはサンプリング周波数である。
A/Dブロック9は、カットオフ周波数がfs/2のローパスフィルタ19及びA/D変換部21をから構成されており、ローパスフィルタ19を通過した信号をサンプリング周波数fs でデジタル変換する。
次に、DSPブロック11では、A/D変換したデジタル信号をバンドパスフィルタ(BPF)23で周波数fmを選択して周波数選択性を持たせ、検波器(Detector)25及びローパスフィルタ(LPF)27で検波及び整形を行った後、TCOのデジタル信号を出力する。検波器25では、例えば、サンプリング周波数毎の振幅を所定の閾値(サンプリング周波数の振幅)よりも大きい場合に「1」を付与し、閾値以下の場合には「0」を付与して数値化する。
次に、本実施の形態に係る受信装置1を用いて実験を行ったのでその実験について説明する。図2及び図3にTCO信号をデジタル処理した実験例を示す。TCOで振幅変調した40kHz磁界を出力できるようにループアンテナから送信し、上記構成の受信装置1で受信した。尚、フロントエンドブロック7において、通過中心周波数f0 は5MHzであった。
TCO処理では、図2(a)に示すTCOのキャリア信号を、図2(b)に示すように、TCOキャリアの周波数(40kHz又は60kHz)に対してTCO信号の各デューティ比毎にデューティ20%が「マーカ」、デューティ50%が「1」、デューティ80%が「0」を付与するデジタル処理したところ、図3に示すような1秒周期のデジタルTCO信号を得ることができた。図3から明らかなように、本実施の形態によれば、ノイズや遅延による影響をほとんど受けないTCO信号を得ることができた。
また、バンドパスフィルタ23の選択度を高めたところ、復調可能な最小磁界強度は、3nT(0.03mGauss)であった。従って、本実施の形態によれば、微弱な交流磁界10nT以下でも復調可能である。
本実施の形態によれば、MI素子3の受信信号をデジタル信号に変換して処理しているので、従来技術のような調整や復調回路(機器)を必要とせず、プログラムしたソフトウエア(ファームウエア)を搭載するだけで高感度を図ることができ、簡易な構成で小型化を図ることができる。
また、バンドパスフィルタ23により受信信号を処理することにより、受信周波数帯を特定できるので周波数選択性を持たせることができる。
次に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付してその部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では、上述した第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図4に第2実施の形態に係る受信装置1の回路図を示す。この第2実施の形態では、DSPブロック11にタイミング発生器(Timing Generator)29を設けてあり、タイミング発生器29は、駆動信号源13と、A/D変換部21と、ピークホールド31、ローパスフィルタ19、バンドパスフィルタ23とに接続してあり、これら全ての動作タイミングを合わせるようにしている。尚、この第2実施の形態では、駆動信号源13ではパルス信号を印加しており、ピークホールド31はパルスの振幅を保持するものである。また、オートゲインコントローラ33でバイアス駆動アンプ35を最適値になるように調整している。
バンドパスフィルタ23で処理した信号は、整流器(Rectifier)41及び解読器(Decoder)43で処理した後出力する。
この第2実施の形態によれば、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏すると共に、全ての回路部又は作動部位の動作タイミングを合わせることにより、省電力化及び高性能化を図ることができる。
図5及び図6に第3実施の形態を示す。図5は第3実施の形態に係る受信装置1の回路図であり、図6はDSPブロック(マイクロコンピュータ)11におけるバイアス磁界調整のフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、ノイズフロアレベルVnとは、ノイズを除去するために入力信号に対して行った区間平均の最小値であり、最大入力レベルVhとは、ノイズを除去するために入力信号に対して行った区間平均の最大値である。DレンジVdifとは、最大入力レベルVhとノイズフロアレベルVnとの差、即ちVh-Vnである。
この第3実施の形態では、バイアスコイル39を設けてMIセンサ3にバイアス磁界を加えると共にMIセンサ3に所定周波数のパルス信号(電圧)を印加し、バイアス駆動アンプ35を調整するようにしたものである。また、DSPブロック11ではマイクロコンピュータにより、バイアスコイル39によりMIセンサ3に加えるバイアス磁界を調整し、駆動信号源13の印加パルスの調整、バイアス駆動アンプ35の調整を行うようにしたものである。
第3実施の形態では、MIセンサ3に加えるバイアス磁界を調整することによりMIセンサの感度を高めることができる。バイアス磁界の調整は、DC振幅を調整して感度調整したり、AC振幅を調整して周辺交流磁界を打ち消すようにする。
駆動信号源13における印加パルスの調整では、印加パルスのタイミング(期間、デューティ)及び振幅を調整する。
この第3実施の形態によれば、マイクロコンピュータが周辺磁界ノイズ、地磁気による影響を計算し、その制御により最も安定して高感度な磁界感受動作を実現するものである。
本発明は、上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、本発明に係る受信装置1は、TCO信号の受信に限らず、いわゆる中波帯の電波(例えばAMラジオ放送電波)の受信装置として用いるものであっても良い。
本発明の第1実施の形態に係る受信装置の構成を示す回路図である。 第1実施の形態において、TCO信号のデジタル処理を説明した波形図である。 図2に基づいて処理した出力信号のグラフである。 本発明の第2実施の形態に係る受信装置の構成を示す回路図である。 本発明の第3実施の形態に係る受信装置の構成を示す回路図である。 DSPブロック(マイクロコンピュータ)におけるバイアス磁界調整のフローチャートである。
符号の説明
1 受信装置
3 MI素子
5 ピックアップコイル
11 DSPブロック(デジタル信号処理部)
13 駆動信号源
21 A/D変換部(デジタル信号変換部)
23 バンドパスフィルタ
29 タイミング発生器
39 バイアスコイル

Claims (3)

  1. 磁気インピーダンス素子と、磁気インピーダンス素子に所定周波数の信号を印加する駆動信号源と、磁気インピーダンス素子に磁気結合したピックアップコイルと、ピックアップコイルの電気出力信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変換部と、デジタル信号処理部とを備え、デジタル信号変換部はピックアップコイルの電気出力信号の振幅を数値化し、数値化したものをデジタル信号処理部で検波・整形して出力することを特徴とする受信装置。
  2. 駆動信号源とデジタル信号変換部とに接続したタイミング発生器を備え、交流信号の供給とデジタル信号変換部でのデジタル変換とを同期させたことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 磁気インピーダンス素子にバイアス磁界を加えるバイアスコイルを備え、デジタル信号処理部はバイアスコイルに印加する電圧を調整してバイアス磁界の強度を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
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