JP2010054829A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】屈曲部を有する層厚規制ブレードを用いた現像装置において、現像剤の漏れを抑制する。
【解決手段】現像装置は、周面に現像剤を担持する現像ローラ31と、現像ローラ31を回転可能に支持するとともに現像剤を収容し、現像剤を現像ローラ31に供給するための供給口を有するケーシング100と、供給口の縁部のうち、現像ローラ31の周面両端部に対向する開口両側部102に設けられる第1シール部材140と、現像ローラ31の周面に摺接して現像剤の厚さを規制する層厚規制ブレード110とを備えている。層厚規制ブレード110は、先端部に、自由端111が第1シール部材140に向かう屈曲部112を有するとともに、屈曲部112の隅部112Bに配置されて第1シール部材140との隙間を埋める第2シール部材150を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、現像ローラの周面両端部と現像器筐体との間をシールするシール部材を備えた現像装置に関する。
一般に、周面にトナーを担持する現像ローラと、トナーを現像ローラに供給するための供給口を有する筐体と、現像ローラの周面両端部と筐体(供給口の縁部)との間に設けられるシール部材とを備えた現像装置(現像カートリッジ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような現像装置は、現像ローラの周面に摺接してトナーの厚さを規制する層厚規制ブレードをさらに備えている。例えば、特許文献2には、矩形状の板金部材の先端部を現像ローラの軸から離れる方向に折り曲げ、折り曲げた部分(屈曲部)の角を現像ローラに当接させる層厚規制ブレード(規制ブレード)が記載されている。このような層厚規制ブレードは、先端部にゴムなどを貼り付けた層厚規制ブレードと比較して、容易かつ安価に製造することができるという利点を有する。
特開2003−195630号公報(図3,5) 特開平9−138566号公報(図5)
ところで、層厚規制ブレードは、現像ローラの周面の軸方向全体に当接するので、現像ローラの周面両端部では層厚規制ブレードがシール部材と接触することとなる。このとき、屈曲部を有する層厚規制ブレードは、屈曲部の自由端がシール部材に食い込んで略V形状の隙間を形成するので、この隙間からトナーが漏れる可能性があった。
そこで、本発明は、屈曲部を有する層厚規制ブレードを用いた現像装置において、現像剤の漏れを抑制することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の現像装置は、周面に現像剤を担持する現像ローラと、前記現像ローラを回転可能に支持するとともに現像剤を収容し、現像剤を前記現像ローラに供給するための供給口を有する現像器筐体と、前記供給口の縁部のうち、前記現像ローラの周面両端部に対向する開口両側部に設けられる第1シール部材と、前記現像ローラの周面に摺接して現像剤の厚さを規制する層厚規制ブレードとを備えた現像装置であって、前記層厚規制ブレードは、先端部に、自由端が前記第1シール部材に向かう屈曲部を有するとともに、前記屈曲部の隅部に配置されて前記第1シール部材との隙間を埋める第2シール部材を備えることを特徴とする。
このように構成された現像装置によれば、層厚規制ブレードの屈曲部の隅部に配置されて第1シール部材との隙間を埋める第2シール部材を備えているので、層厚規制ブレードと第1シール部材との間の隙間からの現像剤の漏れを抑制することができる。
本発明の現像装置によれば、屈曲部を有する層厚規制ブレードを用いた現像装置において、層厚規制ブレードと第1シール部材との隙間を埋める第2シール部材を備えることで、層厚規制ブレードと第1シール部材との間の隙間からの現像剤の漏れを抑制することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は本発明の実施形態に係る現像カートリッジを備えたレーザプリンタの構成を示す断面図であり、図2は現像カートリッジの概略構成を示す断面図である。
ここで、以下の説明において、方向は、レーザプリンタを使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって右側を「手前」側、紙面に向かって左側を「奥」側とし、紙面に向かって奥側を「右」側、紙面に向かって手前側を「左」側とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下」方向とする。
<レーザプリンタの構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、用紙3を供給するフィーダ部4と、供給された用紙3に画像を形成する画像形成部5とを主に備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2の下部に設けられ、本体ケーシング2に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた揺動可能な用紙押圧板7と、用紙3の搬送や紙粉取りを行う各種のローラ11とを主に備えている。フィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって上方に寄せられ、各種のローラ11によって1枚ずつ画像形成部5に搬送される。
画像形成部5は、スキャナユニット16と、プロセスカートリッジ17と、定着部18とを主に備えている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)と、回転駆動するポリゴンミラー19と、レンズ20,21と、反射鏡22,23,24とを主に備えている。スキャナユニット16では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光が、図1の鎖線で示す経路を通過して、感光体ドラム27の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ17は、スキャナユニット16の下方に配置され、本体ケーシング2の手前側に設けられたフロントカバー2Aを開いたときにできる開口から、本体ケーシング2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ17は、現像装置の一例としての現像カートリッジ28と、ドラムユニット39とから主に構成されている。
現像カートリッジ28は、ドラムユニット39に装着された状態で、本体ケーシング2に対して着脱可能となっている。この現像カートリッジ28は、図2に示すように、現像器筐体の一例としてのケーシング100内に、周面にトナー(現像剤)を担持する現像ローラ31と、層厚規制ブレード110と、供給ローラ33とを主に備え、トナーを収容するトナー収容室34を有している。現像カートリッジ28の詳細な構成については後述する。
現像カートリッジ28では、トナー収容室34内のトナーが、アジテータ34Aで撹拌された後、供給ローラ33により現像ローラ31に供給される。現像ローラ31に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転によって、層厚規制ブレード110と現像ローラ31との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
ドラムユニット39は、感光体ドラム27と、帯電器29と、転写ローラ30とを主に備えている。ドラムユニット39では、感光体ドラム27の表面が、帯電器29により一様に帯電された後、スキャナユニット16からのレーザ光の高速走査によって露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。
そして、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されたトナーが、感光体ドラム27の表面に形成された静電潜像に供給されることで、感光体ドラム27の表面にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム27と転写ローラ30との間を用紙3が搬送されることで、感光体ドラム27の表面に形成されたトナー像が用紙3上に転写される。
図1に示すように、定着部18は、加熱ローラ41と、加熱ローラ41と対向して配置され加熱ローラ41を加圧する加圧ローラ42とを主に備えている。定着部18では、用紙3上に転写されたトナー像を、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させる。
定着部18でトナー像が熱定着された用紙3は、加熱ローラ41と加圧ローラ42の下流側に設けられた搬送ローラ44によって本体ケーシング2の外部に向けて搬送され、排紙ローラ45によって本体ケーシング2の上面に設けられた排紙トレイ46上に排出される。
<現像カートリッジの構成>
次に、本発明の特徴部分である現像カートリッジ28の詳細な構成について説明する。図3は現像カートリッジの構成を示す斜視図であり、図4は第2シール部材の周辺の構成を示す模式図であり、図5は第2シール部材の斜視図である。
図3に示すように、現像カートリッジ28は、ケーシング100と、現像ローラ31と、供給ローラ33と、層厚規制ブレード110と、ブレードホルダ120と、ブレード補強板130と、第1シール部材140とを備えている。
ケーシング100は、現像カートリッジ28の外枠を構成する部材であり、現像ローラ31と供給ローラ33を回転可能に支持している。このケーシング100の奥側には、トナー収容室34内のトナーを、供給ローラ33を介して現像ローラ31に供給するための左右に長い略矩形状の供給口101が形成されている。
層厚規制ブレード110は、現像ローラ31の周面に摺接して現像ローラ31の周面に担持されるトナーの厚さを規制する部材であり、左右に長い矩形状の板金部材から構成されている。この層厚規制ブレード110は、図4に示すように、先端部に、自由端111が第1シール部材140に向かうように略直角に折り曲げられた屈曲部112を有している。
層厚規制ブレード110は、屈曲部112の角部112Aが、現像ローラ31の周面と摺接してトナーの厚さを規制するとともに、角部112Aと反対側の隅部112Bに第2シール部材150を備えている。第2シール部材150の詳細については後述する。
なお、符号は省略するが、層厚規制ブレード110の先端部とは、現像ローラ31の軸方向(左右方向)に直交する方向(図3の上下方向)における層厚規制ブレード110の端部のうち、ブレードホルダ120とブレード補強板130とに挟持される側の端部(基端部という)とは反対側の端部をいうものとする。
図3および図4に示すように、ブレードホルダ120は、後述するブレード補強板130との間で層厚規制ブレード110の基端部を挟持して層厚規制ブレード110を支持する部材であり、層厚規制ブレード110の屈曲部112の自由端111が延びる側(手前側)に配置されている。このブレードホルダ120は、左右に長い金属製の板状部材(プレート)から構成されており、ケーシング100に取り付けるための複数のネジ穴(符号省略)が形成されている。
ブレード補強板130は、ブレードホルダ120との間で層厚規制ブレード110の基端部を挟持して層厚規制ブレード110を支持・補強する部材であり、層厚規制ブレード110の屈曲部112の角部112Aがある側(奥側)に配置されている。このブレード補強板130は、左右に長い金属製の板状部材を側面視略V形状(図2参照)に折り曲げて形成されており、ケーシング100に取り付けるための複数のネジ穴(符号省略)がブレードホルダ120のネジ穴と同位置に形成されている。
図3に示すように、第1シール部材140は、サイドシール141と、アッパーシール142とから構成されている。
サイドシール141は、ケーシング100と現像ローラ31の周面両端部との隙間からのトナーの漏れを抑制するシール部材であり、平面視矩形状に形成されている。このサイドシール141は、供給口101の縁部のうち、現像ローラ31の周面両端部に対向する開口両側部102(右側は図示せず)に配置されている。
サイドシール141は、摺接層141Aとベース層141Bとからなる2層構造となっている。
摺接層141Aは、回転する現像ローラ31の周面両端部と摺接する部分であり、テフロン(登録商標)などの低摩擦係数の弾性体から構成されている
ベース層141Bは、開口両側部102に取り付けられる部分であり、発泡ウレタンなどの弾性体から構成されている。
アッパーシール142は、主にケーシング100とブレードホルダ120との隙間からのトナーの漏れを抑制するシール部材であり、開口両側部102と供給口101の縁部のうち現像ローラ31の軸方向に延びる開口上縁部103とに連なる略U形状に形成されている(右側は図示せず)。このアッパーシール142は、発泡ウレタンなどの弾性体から構成されている。
図4に示すように、サイドシール141およびアッパーシール142と、層厚規制ブレード110とは、互いに対向するように配置されている。本発明では、層厚規制ブレード110は、自由端111がサイドシール141(摺接層141A)に食い込まないように接触した状態で配置されている。
このように構成される現像カートリッジ28を組み立てるときには、まず、図3に示すように、第1シール部材140をケーシング100の供給口101の縁部(開口両側部102および開口上縁部103)に沿って貼り付ける。次に、図4に示すように、ブレードホルダ120とブレード補強板130で層厚規制ブレード110の基端部を挟持し、その状態でケーシング100(開口上縁部103)にネジ160で取り付ける。最後に、現像ローラ31を、周面が層厚規制ブレード110の角部112Aに当接するように、かつ、周面両端部がサイドシール141およびアッパーシール142に接触するように取り付ける。
<第2シール部材の構成>
図3および図4に示すように、第2シール部材150は、層厚規制ブレード110の隅部112Bに貼り付けられて、層厚規制ブレード110と第1シール部材140との隙間を埋めるように配置され、層厚規制ブレード110と第1シール部材140との隙間からのトナーの漏れを抑制している。
さらに述べると、第2シール部材150は、左右方向(現像ローラ31の軸方向)における内側端部150E(内側端面)が、サイドシール141の左右方向における内側端部141Eよりも内側(図4の右側)に突出するように配置されている。
この第2シール部材150は、第1シール部材140を構成する材料よりも柔らかい材料から構成されている。例えば、第1シール部材140(ベース層141Bおよびアッパーシール142)と同様に発泡ウレタンなどを用いることができるが、第1シール部材140よりも柔らかい仕様のものを用いることが望ましい。
また、第2シール部材150は、主シール部151と副シール部152とを有している。
主シール部151は、若干押し縮められた状態で層厚規制ブレード110と第1シール部材140との間に配置されている。
副シール部152は、層厚規制ブレード110(ブレード補強板130)とブレードホルダ120との間で押し縮められた状態で挟持されている(図4,5参照)。この副シール部152は、図5に示す層厚規制ブレード110とブレードホルダ120との間で挟持される前の状態において、厚さT2が主シール部151の厚さT1よりも薄くなるように形成されている。また、図4に示すように、副シール部152の現像ローラ31の軸方向に直交する方向の長さL152は、ブレードホルダ120の現像ローラ31の軸方向に直交する方向の長さL120よりも短くなるように形成されている。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
層厚規制ブレード110が、先端部に、自由端111が第1シール部材140に向かう屈曲部112を有し、屈曲部112の隅部112Bに配置されて第1シール部材140との隙間を埋める第2シール部材150を備えているので、層厚規制ブレード110と第1シール部材140との隙間からのトナーの漏れを抑制することができる。
また、層厚規制ブレード110と第1シール部材140との隙間を埋める第2シール部材150を備えることで、層厚規制ブレード110の自由端111が第1シール部材140に食い込むまで層厚規制ブレード110と第1シール部材140とを接触させる必要がなくなる。これにより、層厚規制ブレード110の自由端111が第1シール部材140に食い込むことによる隙間の形成を防止できるので、この隙間からのトナーの漏れをなくすことができる。
第2シール部材150が、第1シール部材140と層厚規制ブレード110との間に配置される主シール部151と、ブレードホルダ120と層厚規制ブレード110との間で挟持される副シール部152とを有するので、副シール部152により、ブレードホルダ120と層厚規制ブレード110との隙間からのトナーの漏れを抑制することができる。
第2シール部材150の現像ローラ31の軸方向における内側端部150Eが、第1シール部材140(サイドシール141)よりも現像ローラ31の軸方向の内側に突出しているので、軸方向内側から内側端部150Eに向かって流れてくるトナーをサイドシール141側へ逃がすことができる。これにより、トナーを良好に循環させることができるとともに、内側端部150Eでのトナーの滞留を防止することができる。
なお、サイドシール141の内側端部141Eが第2シール部材150の内側端部150Eよりも内側に突出する構成では、サイドシール141と層厚規制ブレード110との間に内側端部150Eを底面とする凹部が形成され、この凹部に軸方向内側から流れてくるトナーが溜まってしまう。凹部に溜まったトナーは、軸方向内側から流れてくるトナーに押されて第2シール部材150と、層厚規制ブレード110やサイドシール141との隙間に入り込み、最終的にはこの隙間から漏れる可能性がある。
第2シール部材150は、ブレードホルダ120と層厚規制ブレード110との間で挟持される前の状態において、副シール部152の厚さT2が、主シール部151の厚さT1よりも薄く形成されているので、ブレードホルダ120と層厚規制ブレード110との間で挟持されたときに、副シール部152が層厚規制ブレード110の左右両端を押す力を小さくすることができる。これにより、層厚規制ブレード110の変形(そりなど)を抑制することができる。
第2シール部材150が、副シール部152の現像ローラ31の軸方向に直交する方向の長さL152が、ブレードホルダ120の現像ローラ31の軸方向に直交する方向の長さL120よりも短いので、ブレードホルダ120と層厚規制ブレード110との間で挟持されたときに、副シール部152と層厚規制ブレード110との接触面積を小さくすることができる。これにより、ブレードホルダ120と層厚規制ブレード110とに挟持された副シール部152が、層厚規制ブレード110の左右両端を押す面積を小さくすることができるので、層厚規制ブレード110の変形を抑制することができる。
第2シール部材150を構成する材料が、第1シール部材140を構成する材料よりも柔らかいので、ブレードホルダ120と層厚規制ブレード110との間で挟持されたときに、副シール部152が層厚規制ブレード110の左右両端を押す力を小さくすることができる。これにより、層厚規制ブレード110の変形を抑制することができる。
以上のように、層厚規制ブレード110の変形を抑制することで、層厚規制ブレード110と現像ローラ31の周面との間に隙間が形成されることを抑制することができる。これにより、層厚規制ブレード110と現像ローラ31の周面との隙間からのトナーの漏れを抑制することができる。
また、層厚規制ブレード110の変形を抑制することで、層厚規制ブレード110(角部112A)と現像ローラ31の周面との当接圧を、現像ローラ31の軸方向において略均一にすることができる。これにより、現像ローラ31上に担持されるトナーの厚さを略均一に規制することが可能となるので、結果としてレーザプリンタ1における画像品質を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記した実施形態では、第2シール部材150の内側端部150Eが、第1シール部材140(サイドシール141)よりも現像ローラ31の軸方向の内側に突出している構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2シール部材の内側端部が、第1シール部材(サイドシール)の内側端部と揃っている構成としてもよい。このような構成によっても、現像剤の滞留が発生しにくいので、溜まった現像剤の漏れを抑制することができる。
前記した実施形態では、図5に示したように、副シール部152の厚さT2が主シール部151の厚さT1よりも薄く形成された第2シール部材150を採用した例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、図6に示すような第2シール部材250を採用してもよい。
第2シール部材250も、主シール部251と副シール部252とから一体に構成されている。副シール部252は、ブレードホルダ120と層厚規制ブレード110との間で挟持される前の状態において、厚さが主シール部251から離れるにしたがって小さくなるように、下端が傾斜している。
このような第2シール部材250も、ブレードホルダ120と層厚規制ブレード110との間で挟持されたときに、副シール部252が層厚規制ブレード110の左右両端を押す力を小さくすることができるので、層厚規制ブレード110の変形を抑制することができる。その結果として、層厚規制ブレード110と現像ローラ31の周面との隙間からのトナーの漏れを抑制することができるとともに、レーザプリンタ1における画像品質を向上させることができる。
また、図示はしないが、副シール部252がブレードホルダ120と層厚規制ブレード110との間で挟持されたときに、ブレードホルダ120の角が副シール部252の下端の傾斜に食い込むので、副シール部252(第2シール部材250)とブレードホルダ120との隙間を確実に埋めることができる。これにより、第2シール部材250とブレードホルダ120との隙間からのトナーの漏れをより抑制することができる。
前記した実施形態で示した第2シール部材の形状は一例であり、本発明の第2シール部材の形状は前記した実施形態に限定されるものではない。例えば、層厚規制ブレードの屈曲部が丸みを有する場合には、層厚規制ブレードと第1シール部材との隙間を埋めるために第2シール部材(主シール部の隅部側)も丸みを有する形状であることが望ましい。
前記した実施形態では、第2シール部材150が、第1シール部材140を構成する材料よりも柔らかい材料から構成された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、第2シール部材が第1シール部材を構成する材料と同じ柔らかさの材料から構成されていてもよい。
前記した実施形態では、サイドシール141が摺接層141Aとベース層141Bとからなる2層構造となっている例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、全体がテフロン(登録商標)から構成された1層構造としてもよいし、3層以上の構造としてもよい。
前記した実施形態では、サイドシール141とアッパーシール142とから構成される第1シール部材140を採用した例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、サイドシール141とアッパーシール142とが一体(1つのシール部材)として形成された第1シール部材を採用してもよい。
前記した実施形態で示した各シール部材の材質は一例であり、本発明のシール部材を構成可能な材料は特に限定されるものではない。すなわち、本発明のシール部材を構成可能な材料は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜選択することができる。
前記した実施形態では、現像カートリッジ28がドラムユニット39に装着された状態(プロセスカートリッジ17の状態)で本体ケーシング2に対して着脱可能に構成された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、現像カートリッジ28が本体ケーシング2内に固定されたドラムユニット39に対して着脱可能に構成されていてもよい。
前記した実施形態では、本発明の現像装置(現像カートリッジ28)が、単色画像を形成するレーザプリンタ1に備えられた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、複写機や複合機などに備えてもよいし、多色画像を形成するカラープリンタやカラー複写機、カラー複合機などに備えてもよい。
本発明の実施形態に係る現像カートリッジを備えたレーザプリンタの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る現像カートリッジの概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る現像カートリッジの構成を示す斜視図である。 実施形態に係る第2シール部材の周辺の構成を示す模式図である。 実施形態に係る第2シール部材の斜視図である。 変形例に係る第2シール部材の斜視図である。
符号の説明
28 現像カートリッジ
31 現像ローラ
100 ケーシング
101 供給口
102 開口両側部
103 開口上縁部
110 層厚規制ブレード
111 自由端
112 屈曲部
112A 角部
112B 隅部
120 ブレードホルダ
140 第1シール部材
141 サイドシール
141E 内側端部
142 アッパーシール
150 第2シール部材
150E 内側端部
151 主シール部
152 副シール部
L120 長さ
L152 長さ
T1 厚さ
T2 厚さ

Claims (8)

  1. 周面に現像剤を担持する現像ローラと、
    前記現像ローラを回転可能に支持するとともに現像剤を収容し、現像剤を前記現像ローラに供給するための供給口を有する現像器筐体と、
    前記供給口の縁部のうち、前記現像ローラの周面両端部に対向する開口両側部に設けられる第1シール部材と、
    前記現像ローラの周面に摺接して現像剤の厚さを規制する層厚規制ブレードとを備えた現像装置であって、
    前記層厚規制ブレードは、先端部に、自由端が前記第1シール部材に向かう屈曲部を有するとともに、前記屈曲部の隅部に配置されて前記第1シール部材との隙間を埋める第2シール部材を備えることを特徴とする現像装置。
  2. 前記層厚規制ブレードの基端部の、前記屈曲部の自由端が延びる側に配置されるプレート状のブレードホルダを備え、
    前記第2シール部材は、前記第1シール部材と前記層厚規制ブレードとの間に配置される主シール部と、前記ブレードホルダと前記層厚規制ブレードとの間で挟持される副シール部とを有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第2シール部材の前記現像ローラの軸方向における内側端部は、前記第1シール部材の前記現像ローラの軸方向における内側端部と揃っているか、または、前記第1シール部材よりも前記現像ローラの軸方向の内側に突出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記第2シール部材は、前記ブレードホルダと前記層厚規制ブレードとの間で挟持される前の状態において、前記副シール部の厚さが、前記主シール部の厚さよりも薄く形成されていることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  5. 前記第2シール部材は、前記副シール部の前記現像ローラの軸方向に直交する方向の長さが、前記ブレードホルダの前記現像ローラの軸方向に直交する方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  6. 前記第2シール部材は、前記ブレードホルダと前記層厚規制ブレードとの間で挟持される前の状態において、前記副シール部の厚さが、前記主シール部から離れるにしたがって小さくなることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  7. 前記第2シール部材を構成する材料は、前記第1シール部材を構成する材料よりも柔らかいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 前記第1シール部材は、
    前記開口両側部に設けられたサイドシールと、
    前記開口両側部、および、前記供給口の縁部のうち前記現像ローラの軸方向に延びる部分に連なって設けられたアッパーシールとからなることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の現像装置。
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