JP2010179981A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録シートの幅方向両端部のカールを抑えることで記録シートの積載性を向上させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、記録シート上の画像を加熱部材と加圧部材の間で加熱定着する定着装置と、定着装置から排出された記録シートをU字状に湾曲させながら案内するリヤカバー100(案内部材)とを備えている。リヤカバー100は、シート搬送方向に沿って延びるとともに、シート搬送方向に直交する記録シートの幅方向に配列された複数のガイドリブ110,120,130を有する。複数のガイドリブ110,120,130のうち、記録シートの幅方向両端部と対向するガイドリブ120,130は間に固定されたガイド部材140のガイド部142によって、他のガイドリブ110より記録シート側に突出するように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録シート上の画像を加熱部材と加圧部材の間で加熱定着する画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置では、用紙に転写されたトナー像を加熱ローラと加圧ローラの間で加熱定着することによって画像を形成している。画像が形成された用紙は、加熱ローラと加圧ローラの間から排紙パスに搬送され、排紙ローラによって排紙トレイ上に排出される(特許文献1参照)。
特開2008−116831号公報
ところで、加熱定着された用紙は、用紙中に含まれる水分の蒸発などによって、排紙トレイ上に排出されたときに、その幅方向両端部が排紙トレイから離れるように筒状にカールすることがある(以下、本明細書ではこのようなカールを「筒カール」と呼ぶ)。筒カールが発生すると、排紙トレイ上の用紙の後端に次に排出される用紙の先端が当接して排紙トレイ上から用紙を押し出すことがあるので、用紙の積載性が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、記録シートの筒カールを抑えることで記録シートの積載性を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、記録シート上の画像を加熱部材と加圧部材の間で加熱定着する定着装置と、前記定着装置から排出された記録シートをU字状に湾曲させながら案内する案内部材とを備えた画像形成装置であって、前記案内部材は、シート搬送方向に沿って延びるとともに、シート搬送方向に直交する記録シートの幅方向に配列された複数のガイドリブを有し、前記複数のガイドリブのうち、記録シートの幅方向両端部と対向するガイドリブは、他のガイドリブより記録シート側に突出するように構成されていることを特徴とする。
このように構成された画像形成装置によれば、記録シートの幅方向両端部と対向するガイドリブが他のガイドリブより記録シート側に突出するように構成されているので、記録シートが案内部材(ガイドリブ)に沿って搬送されるときに、記録シートの幅方向両端部を筒カールの方向とは逆方向に反らせることができる。これにより、記録シートの筒カールを抑えることができる。
本発明の画像形成装置によれば、記録シートの幅方向両端部と対向するガイドリブが他のガイドリブより記録シート側に突出するように構成されているので、記録シートの筒カールを抑えることができ、記録シートの積載性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置(カラー複合機)の断面図である。 リヤカバーを内面側から見た斜視図である。 用紙の幅方向両端部と対向するガイドリブとガイド部材の斜視図(a)と、ガイド部材を裏側から見た斜視図(b)である。 リヤカバーの作用を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るガイドリブ付近の構成を模式的に示す図(a)と、変形例に係るガイドリブ付近の構成を模式的に示す図(b)〜(d)である。 本発明の変形例に係る画像形成装置(カラープリンタ)の断面図である。 本発明の実施形態における定着ユニットの構成を示す側面図(a)と、従来の定着装置の構成例を示す側面図(b)である。
<カラー複合機の全体構成>
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向はカラー複合機を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」(手前)、右側を「後」(奥)とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラー複合機1は、装置本体の一例としての本体筐体10と、原稿読取装置の一例としてのフラットベッドスキャナ20とを主に備えている。また、カラー複合機1は、本体筐体10内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部30と、供給された用紙Pに画像を形成する画像形成部40と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90とを主に備えている。
本体筐体10の上部には、本体筐体10内から排出された用紙Pが載置されるシート載置部の一例としての排紙トレイ94が設けられている。
フラットベッドスキャナ20は、本体筐体10の上方に空間部Sを介して設けられた公知の構成を有する原稿読取装置である。このフラットベッドスキャナ20は、複写などの際に、セットされた原稿に光を照射して画像を読み取ることで画像データを生成する。
給紙部30は、本体筐体10内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ31と、給紙トレイ31から用紙Pを画像形成部40に搬送する給紙機構32とを主に備えている。給紙トレイ31内の用紙Pは、給紙機構32によって1枚ずつ分離されて画像形成部40に搬送される。
画像形成部40は、4つのLEDユニット50と、4つのプロセスユニット60と、転写ユニット70と、定着ユニット80(定着装置)とから主に構成されている。
LEDユニット50は、感光体ドラム61の上方に対向するように配置され、先端に設けられた複数のLEDから光を出射して感光体ドラム61の表面を露光するように構成されている。
プロセスユニット60は、給紙部30と排紙トレイ94との間で前後に並んで配置され、感光体ドラム61と、帯電器62と、現像ローラ63と、符号を省略して示す供給ローラ、層厚規制ブレードおよびトナー収容部とを主に備えている。各プロセスユニット60の構成は略同一であり、トナー収容部に収容されるトナーの色が相違する。
転写ユニット70は、給紙部30とプロセスユニット60との間に配置され、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、駆動ローラ71と従動ローラ72の間に張設された無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えている。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム61に接しており、内側には各転写ローラ74が各感光体ドラム61との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。
定着ユニット80は、プロセスユニット60および転写ユニット70の後方に配置され、加熱部材の一例としての加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧部材の一例としての加圧ローラ82とを備えている。
画像形成部40では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、LEDユニット50によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部内のトナーは、供給ローラを介して現像ローラ63に供給され、現像ローラ63と層厚規制ブレードとの間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ63上に担持される。
現像ローラ63上に担持されたトナーは、現像ローラ63から感光体ドラム61上の静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化されて感光体ドラム61上にトナー像(画像)が形成される。その後、搬送ベルト73上に搬送された用紙Pが、感光体ドラム61と搬送ベルト73(転写ローラ74)の間を搬送されることで、各感光体ドラム61上の画像が用紙P上に順次重ね合わせて転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を搬送されることで、用紙P上の画像が加熱定着される。
排紙部90は、定着ユニット80の出口から上方に延び、さらに前方に湾曲するように延びる排紙経路91と、用紙Pを空間部Sに向けて搬送する第1搬送ローラ92および第2搬送ローラ93とを主に備えている。トナー像が加熱定着された用紙Pは、定着ユニット80から排紙経路91に搬送され、各搬送ローラ92,93により空間部Sに排出されて排紙トレイ94上に載置される。
<排紙部各部の詳細構成>
次に、本発明の特徴部分である排紙部90の各部の詳細な構成について、適宜図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、用紙Pの搬送方向(シート搬送方向)の上流側を単に「上流側」といい、シート搬送方向の下流側を単に「下流側」という。また、搬送方向に直交する用紙Pの幅方向を単に「幅方向」という。
図1に示すように、排紙経路91は、用紙Pの表面(画像形成面)と対向する内側(加熱ローラ81側)のガイド面が、本体筐体10に設けられた内側ガイド13によって形成されている。また、用紙Pの裏面と対向する外側(加圧ローラ82側)のガイド面が、案内部材の一例としてのリヤカバー100と、本体筐体10に設けられた外側ガイド14とによって形成されている。リヤカバー100の詳細な構成については後述する。
第1搬送ローラ92および第2搬送ローラ93は、排紙経路91の出口付近に配置され、排紙トレイ94の上流側の端部(上流端94A)より上方において前後に互いに離間して設けられている。具体的に、第2搬送ローラ93は、第1搬送ローラ92よりも前方(下流側)に離間して設けられ、用紙Pを空間部S(本体筐体10の外部)に排出する。
ここで、図6に示すような、本体筐体10の上方にフラットベッドスキャナ20を備えないカラープリンタ2のような構成では、第2搬送ローラ93が設けられていないので、第1搬送ローラ92が用紙Pを本体筐体10の外部に排出する。そして、このような構成では、排紙トレイ94の上方が開放されているので、上から用紙Pを取ることができる。
一方、図1に示す本実施形態のカラー複合機1のように、本体筐体10の上方にフラットベッドスキャナ20を備える構成では、用紙Pを取り出す部分(用紙取出口95)が狭いので、排紙トレイ94上から用紙Pが取り出しにくくなる。
そこで、本実施形態では、第1搬送ローラ92の前方に第2搬送ローラ93を離間して設けることで、第2搬送ローラ93から排紙トレイ94上に排出された用紙Pの先端を、図6の第1搬送ローラ92から排紙トレイ94上に排出された用紙Pの先端よりも前方に位置させることができる(用紙Pの搬送方向おける長さは同じとする)。これにより、排紙トレイ94上に排出された用紙Pの先端を用紙取出口95に近づける(または用紙取出口95から外に出す)ことができるので、用紙Pが取り出しやすくなっている。
[リヤカバーの構成]
リヤカバー100は、定着ユニット80から排出された用紙Pを本体筐体10の外部に向けて略U字状(略円弧状)に湾曲させながら案内する部材である。なお、図示は省略するが、リヤカバー100は、その下部を中心として本体筐体10に対して回動(開閉)可能に構成されている。これにより、排紙経路91に詰まった用紙Pを容易に取り除くことができる。
図2に示すように、リヤカバー100の内面には、搬送方向(上下方向)に沿って延びるとともに、幅方向(左右方向)に配列された複数のガイドリブ110,120,130が設けられている。各ガイドリブ110,120,130は、略U字状のガイド面111,121,131を有し、側面から見た形状が略同一となるように形成されている。最も外側のガイドリブ130は、カラー複合機1で画像形成が可能な複数種類の用紙Pのうち、最大幅となる用紙Pの幅方向両端部と対向する位置に設けられている。
[ガイド部材の構成]
ガイドリブ120とガイドリブ130との間には、ガイド部材140が配置されている。図3(a)に示すように、ガイド部材140は、2つのねじ150によってリヤカバー100の固定面101に着脱可能に固定される。なお、図3(a)では、リヤカバー100の左側のガイドリブ120,130およびガイド部材140を図示しているが、本実施形態では、リヤカバー100の左右で同一のガイド部材140が使用されている。
図3(a),(b)に示すように、ガイド部材140は、リヤカバー100に固定される固定部141と、リブ状に形成された一対のガイド部142とを有している。
固定部141には、搬送方向(長手方向)の両側にそれぞれガイド部材140をリヤカバー100にねじ固定するための貫通穴143が形成されている。また、固定部141には、上流側(図3の下側)であって、下側の貫通穴143の上方に位置決め凹部の一例としての位置決め穴144が形成されている。さらに、固定部141には、位置決め穴144が設けられる位置決め穴形成部145が、貫通穴143が設けられる貫通穴形成部146よりリヤカバー100側に向かって突出するように形成されている。
なお、リヤカバー100には、ガイド部材140の貫通穴143と位置決め穴144とに対応する位置に、ねじ穴103が設けられた略円柱状の2つのねじ取付部102と、位置決め凸部の一例としての位置決めボス104とが形成されている。
本実施形態では、固定部141の位置決め穴形成部145が貫通穴形成部146より固定面101側に向かって突出しているので、位置決め穴形成部145と固定面101とが近接可能となり、位置決めボス104の根元付近まで位置決め穴144を確実に係合させることができる。また、貫通穴形成部146と固定面101との間には隙間ができるので、この隙間に固定面101から立設するねじ取付部102を設けることができる。これによれば、リヤカバー100に直接ねじ穴を形成した構成と比較して、リヤカバー100を薄くすることができるので、カラー複合機1の小型化を図ることができる。
ガイド部142は、固定部141の幅方向両側から立設して搬送方向(図3の上下方向)に沿って延びるように形成されている。このガイド部142は、搬送方向における中央付近が、ガイド部材140がリヤカバー100に固定されたときに、ガイドリブ120,130の略U字状のガイド面121,131の底部から突出するように形成されている(図2参照)。
このように構成されたガイド部材140をリヤカバー100に固定するには、図3(a)に示すように、まず、リヤカバー100の位置決めボス104にガイド部材140の位置決め穴144を係合する。これにより、ガイド部材140のリヤカバー100に対する大まかな位置を決めることができる。このとき、ガイド部材140の貫通穴143とリヤカバー100のねじ穴103とは互いに略一致する。次いで、貫通穴143とねじ穴103に、ねじ150を挿入して締め付けることで、ガイド部材140をリヤカバー100に固定することができる。
本実施形態では、リヤカバー100に位置決めボス104が形成され、ガイド部材140(固定部141)に位置決め穴144が形成されているので、ガイド部材140をリヤカバー100に対して容易に位置決めをすることができる。なお、位置決め穴144は、用紙Pの幅方向が若干大きく形成されているので、位置決めボス104に係合しやすくなっている。
また、本実施形態では、ガイド部材140(固定部141)の搬送方向の両側それぞれに貫通穴143が形成され、上流側のみに位置決め穴144が形成されており、リヤカバー100の対応する位置にねじ穴103と位置決めボス104が形成されているので、ガイド部材140が搬送方向における向きを逆にした状態でリヤカバー100に固定されることを防止することができる。
補足すると、ガイド部材140を取り付ける者が、ガイド部材140の搬送方向における向きを逆にした状態でガイド部材140を固定しようとした場合、仮に位置決めボス104と位置決め穴144とが係合できても、ねじ穴103と貫通穴143とが一致しない。これにより、ガイド部材140を取り付ける者は、間違いに気付くことができるので、ガイド部材140の向きを逆にして固定することを防止できる。
図2に示すように、ガイド部材140を、ガイドリブ120とガイドリブ130との間に固定することで、用紙Pの幅方向両端部と対向するガイドリブ120,130のガイド面121,131の底部付近が、ガイド部材140のガイド部142によって、他のガイドリブ110のガイド面111の底部付近より用紙P側(内側ガイド13側。図1参照)に突出する。言い換えると、ガイドリブ120,130のガイド面121,131の底部付近は、ガイド部材140のガイド部142によって、ガイドリブ110のガイド面111の底部付近より内側ガイド13側に向かって高くなる(図4参照)。
<カラー複合機の作用効果>
次に、本実施形態に係るカラー複合機1(排紙部90)の作用効果について説明する。
図1に示すように、定着ユニット80から排出された用紙Pは、リヤカバー100のガイドリブ110,120,130およびガイド部142(ガイド部材140)、並びに外側ガイド14によって、略U字状に湾曲されながら第1搬送ローラ92に向けて搬送される。そして、用紙Pは、第1搬送ローラ92および第2搬送ローラ93によって空間部Sに排出されて排紙トレイ94上に載置される。
ここで、定着ユニット80から排出された用紙Pは、その幅方向両端部が裏面(加圧ローラ82と対向する面)側に筒カールしようとする。排紙部90では、図4に示すように、用紙Pの幅方向両端部が、リヤカバー100上において、用紙P側に突出したガイド部142により、筒カールの方向とは逆方向(用紙Pの表面側)に反らされた状態で搬送される。これにより、いわば筒カールが矯正されるので、排紙トレイ94上に排出された用紙Pの筒カールを抑えることができる。
以上のように、本実施形態によれば、用紙Pの幅方向両端部と対向するガイド部材140のガイド部142が、他のガイドリブ110より用紙P側に突出していることで、用紙Pの筒カールを抑えることができる。これにより、排紙トレイ94上の用紙Pの後端に、次に排出される用紙Pの先端が当接することを抑制できるので、排紙トレイ94上からの用紙Pの押し出しが抑制されて、排紙トレイ94上における用紙Pの積載性を向上させることができる。
また、ガイド部材140(ガイド部142)は、ガイドリブ120,130のガイド面121,131の底部付近の高さを、ガイドリブ110のガイド面111の底部付近より高くするだけなので、ガイドリブ120,130の最大高さは変わらない。これにより、ガイド部材140がガイドリブ120,130全体を、ガイドリブ110の最大高さよりも高くする構成と比較して、リヤカバー100を薄くできるので、カラー複合機1の小型化を図ることができる。
本実施形態では、ガイド部142が、リヤカバー100に対して着脱可能なガイド部材140として構成されているので、リヤカバー100を、ガイド部材140を取り付けた形態と取り付けない形態との、少なくとも2種類の形態で利用することが可能となる。これにより、異なる種類の画像形成装置の間で、部品の共通化を図ることができる。また、ガイド部材140を着脱可能とすることで、その高さを容易に変更することができる。さらに、高さが容易に変更できることで、部品としてのリヤカバー100を利用可能な画像形成装置の範囲を広げることができる。
本実施形態では、ガイド部材140が、固定部141とガイド部142とを有するので、例えば、リブ状(板状)のガイド部材をガイドリブ130の側面に直接固定する構成と比較して、ガイド部材140を容易に固定することができる。また、板状のガイド部材をガイドリブ130の側面やリヤカバー100の固定面101に固定する構成と比較して、ガイド部材140を安定して固定することができる。
なお、カラー複合機1は、第1搬送ローラ92と第2搬送ローラ93が、排紙トレイ94の上流端94Aより上方に互いに離間して設けられているので、第2搬送ローラ93を備えないカラープリンタ2(図6参照)と比較して、排紙トレイ94の上流側が下流側に対して浅くなっている。この場合、筒カールの影響が大きくなるので、本発明は、カラー複合機1のような構成の画像形成装置に特に有効である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、図5(a)に模式的に示すように、固定部141の幅方向両側にガイド部142を設けたガイド部材140を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図5(b)に示すように、固定部141の幅方向の一方側だけにガイド部142を設ける構成としてもよい。
また、ガイド部材は固定部を備えない構成としてもよい。具体的には、図5(c)に示すように、リブ状(板状)に形成したガイド部材240を、ガイドリブ130の側面および/またはリヤカバー100の固定面101に固定する構成としてもよい。
前記実施形態では、リヤカバー100に対して着脱可能に固定されるガイド部材140を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、図5(d)に示すように、リヤカバー100に、他のガイドリブ110,120より突出するガイドリブ230を直接設けてもよい。また、図示は省略するが、例えば、ガイドリブ110より高くなるように形成したガイドリブ120,130自体をリヤカバー100に対して着脱可能に固定する構成としてもよい。
なお、突出するガイドリブは、記録シートの幅方向両端部付近で各1つずつであってもよいし、複数ずつであってもよい。また、複数突出させる場合には、その高さを同じにしてもよいし、異なるようにしてもよい。すなわち、突出するガイドリブの数や高さ、形成する位置などは、画像形成装置で画像形成が可能な用紙の種類(大きさ、厚さ、材質など)に応じて適宜設定することができる。
前記実施形態では、ガイド部材140(固定部141)の搬送方向の両側に貫通穴143が形成され、位置決め穴144を上流側に形成した例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、位置決め穴144を下流側に形成してもよい。なお、前記した効果を得るには、2つの貫通穴143の中間を基準にして、その上流側または下流側に位置決め穴144があれば、貫通穴143に近接していなくてもよい。なお、ねじ穴103はリヤカバー100(固定面101)に直接形成してもよい。
前記実施形態では、ガイド部材140をリヤカバー100に対してねじ固定する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、リヤカバー100に形成した固定用凸部に、ガイド部材140(固定部141)に形成した固定用凹部を嵌め込むことで固定してもよい。また、ガイドリブ120,130の互いに対向する面に一端が開口した溝を設け、この溝にガイド部材140を係合することで固定してもよい。
前記実施形態では、リヤカバー100に位置決めボス104(位置決め凸部)が形成され、ガイド部材140の固定部141に位置決め穴144(位置決め凹部)が形成された例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、リヤカバー100に位置決め凹部が形成され、ガイド部材140の固定部141に位置決め凸部が形成されていてもよい。なお、位置決め凹部は、貫通した穴であってもよいし、底のある穴であってもよい。また、位置決め凸部と位置決め凹部とは、二対以上形成してもよい。
前記実施形態では、案内部材の一例として、本体筐体10に対して開閉可能なリヤカバー100を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、開閉しないリヤカバーであってもよいし、装置本体の後壁であってもよい。なお、案内部材に設けられるガイドリブの総数は適宜設定することができる。
前記実施形態では、画像形成装置の一例としてカラー複合機1を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、図6に示すようなカラープリンタ2や、カラー複写機、モノクロ複合機、モノクロプリンタなどを採用してもよい。また、前記実施形態における画像形成部40の各部の構成は一例であり、適宜変更が可能である。例えば、LEDユニット50の代わりにレーザ光で感光体ドラム61を露光するユニットを採用してもよいし、加熱ローラ81の代わりにフィルム状の加熱部材を採用してもよいし、加圧ローラ82の代わりにベルト状の加圧部材を採用してもよい。
なお、図7(a)に示すように、定着ユニット80は、加熱ローラ81と加圧ローラ82のほか、加熱ローラ81を回転可能に支持するフレーム部材83と、加圧ローラ82を回転可能に支持するアーム部材84と、引きバネ85とを備えている。ここで、以下の説明おいて、左右は、図7の左右と対応する。
アーム部材84は、加圧ローラ82の両側に配置され、左側がフレーム部材83に設けられた支持軸83Aによって回動可能に支持され、右側上部には引きバネ85の下端部が取り付けられている。引きバネ85の上端部は、アーム部材84の右側を引き上げるようにしてフレーム部材83に取り付けられている。このような構成により、アーム部材84に支持された加圧ローラ82は、加熱ローラ81を押圧可能となっている。
ところで、従来の定着装置では、図7(b)に示すように、略長円状に形成された支持軸83Bが、加熱ローラ81の回転中心81Aと加圧ローラ82の回転中心82Aとを結んだ面に沿うように延びていたので、支持軸83Bの短手方向において支持軸83Bとアーム部材84との間に隙間があった。
この場合、アーム部材84が略左右にがたついて加圧ローラ82がずれ、加熱ローラ81と加圧ローラ82とのニップ位置がずれることがあった。加熱ローラ81と加圧ローラ82とのニップ位置がずれると、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を搬送される用紙Pの搬送方向が変わることになるので、用紙詰まりが発生しやすくなるという問題があった。
本実施形態では、図7(a)に示すように、略長円状に形成された支持軸83Aが、加熱ローラ81の回転中心81Aと加圧ローラ82の回転中心82Aとを結んだ面に対して、長手方向が略垂直となるように延びており、支持軸83Aの長手方向において支持軸83Aとアーム部材84とが隙間なく係合している。
このような構成では、アーム部材84の略左右へのがたつきを抑えることができるので、加圧ローラ82の取り付け精度を向上させることができ、加熱ローラ81と加圧ローラ82とのニップ位置のずれを抑制することができる。これにより、用紙詰まりを抑制することができる。
1 カラー複合機
10 本体筐体
20 フラットベッドスキャナ
80 定着ユニット
81 加熱ローラ
82 加圧ローラ
92 第1搬送ローラ
93 第2搬送ローラ
94 排紙トレイ
100 リヤカバー
103 ねじ穴
104 位置決めボス
110 ガイドリブ
120 ガイドリブ
130 ガイドリブ
140 ガイド部材
141 固定部
142 ガイド部
143 貫通穴
144 位置決め穴
P 用紙
S 空間部

Claims (6)

  1. 記録シート上の画像を加熱部材と加圧部材の間で加熱定着する定着装置と、
    前記定着装置から排出された記録シートをU字状に湾曲させながら案内する案内部材とを備えた画像形成装置であって、
    前記案内部材は、シート搬送方向に沿って延びるとともに、シート搬送方向に直交する記録シートの幅方向に配列された複数のガイドリブを有し、
    前記複数のガイドリブのうち、記録シートの幅方向両端部と対向するガイドリブは、他のガイドリブより記録シート側に突出するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録シートの幅方向両端部と対向するガイドリブは、前記案内部材に対して着脱可能に固定され、リブ状の部位を有するガイド部材であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド部材は、前記案内部材に固定される固定部と、前記固定部から立設してシート搬送方向に沿って延びるリブ状のガイド部とを有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記案内部材および前記ガイド部材の固定部は、一方に位置決め凸部が形成され、他方に前記位置決め凸部と係合する位置決め凹部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ガイド部材の固定部は、シート搬送方向の両側に前記ガイド部材を前記案内部材にねじ固定するための貫通穴が形成され、前記位置決め凸部または前記位置決め凹部がシート搬送方向の上流側または下流側のいずれか一方に形成されており、
    前記案内部材には、前記貫通穴と、前記位置決め凸部または前記位置決め凹部とに対応する位置に、ねじ穴と、前記位置決め凹部または前記位置決め凸部とが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 装置本体の上方に空間部を介して設けられ、原稿の画像を読み取る原稿読取装置と、
    装置本体の上部に設けられ、装置本体内から排出された記録シートが載置されるシート載置部と、
    前記シート載置部のシート搬送方向上流端より上方に互いに離間して設けられ、記録シートを前記空間部に向けて搬送する第1搬送ローラおよび第2搬送ローラとを備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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