JP2010049133A - レンズ鏡筒およびカメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係わるレンズ鏡筒(10)は、所望の絞り値に応じて絞り羽根(23)を駆動することにより被写体光の通過領域を形成する絞りユニット(22)と、前記被写体光の光軸に沿って前記絞りユニットの前後に配置された第1および第2レンズ(L2、L3)と、前記絞りユニットと前記第1および第2レンズとが収納される筒体(20、21)と、前記絞りユニットにおいて絞り羽根を駆動した際に発生する音が外部へ伝達される領域に設置された吸音部材(31〜36)とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
請求項1に記載の発明は、所望の絞り値に応じて絞り羽根(23)を駆動することにより被写体光の通過領域を形成する絞りユニット(22)と、前記被写体光の光軸に沿って前記絞りユニットの直前及び直後に配置された第1および第2レンズ(L2、L3)と、前記絞りユニットと前記第1および第2レンズとが収納される筒体(20、21)と、前記絞りユニットにおいて絞り羽根を駆動した際に発生する音が外部へ伝達される領域に設置された吸音部材(31〜36)とを備えることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒(10)であって、前記筒体(20、21)と、前記絞りユニット(22)を間に挟んで前記第1および第2レンズ(L2、L3)の対向するレンズ面とにより形成される空間(S1)が密閉されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のレンズ鏡筒(10)であって、前記筒体(20、21)と、前記絞りユニット(22)を間に挟んで前記第1および第2レンズ(L2、L3)の対向するレンズ面とにより形成される空間(S1)が真空状態であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のレンズ鏡筒(10)であって、前記筒体(20、21)と、前記絞りユニット(22)を間に挟んで前記第1および第2レンズ(L2、L3)の対向するレンズ面とにより形成される空間(S1)に透明な液体が充填されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒(10)であって、前記筒体は、前記第1レンズ(L2)が収納される第1筒体(40)と、前記第2レンズ(L3)が収納される第2筒体(41)とを備え、前記絞りユニット(22)は前記第1筒体と第2筒体との間に保持され、前記第1および第2筒体と、前記絞りユニットを間に挟んで前記第1および第2レンズの対向するレンズ面とにより形成される空間(S2)が前記吸音部材(34)により密閉されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のレンズ鏡筒(10)であって、前記吸音部材(36)は、前記第1および第2筒体(40、41)と、前記絞りユニット(22)を間に挟んで前記第1およびレンズ(L2、L3)の対向するレンズ面とにより形成される空間(S2)に含まれる空気が膨張した際に外側に膨らむ蛇腹構造を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜3、5、6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(10)であって、前記絞りユニット(22)は、絞り羽根(23)を駆動するモータ(24)を含み、前記モータと前記筒体(21、41)との間に前記モータの作動音を吸音するための吸音部材(35)が設置されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(10)であって、前記吸音部材として、吸音特性の異なる複数の吸音部材(31〜36)を備え、設置される領域に応じて吸音特性の異なる吸音部材が用いられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(10)と、前記レンズ鏡筒に備えられた前記第1および第2のレンズ(L2、L3)を通過した被写体光が露光される撮像部(2)とを備えることを特徴とするカメラ(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
[実施形態1]
図2は、図1に示すレンズ鏡筒のワイド状態での断面図である。
図3は、図1に示すレンズ鏡筒のテレ状態での断面図である。
図4は、図1に示すレンズ鏡筒の部分断面図である。
また、第3レンズ群筒21の外周部には、固定筒17の直進溝18aを貫通して、カム筒15のカム溝16aと係合する突起部19が設けられている。
すなわち、絞りユニット駆動用モータ24のように振動の振幅が大きい(発生音が大きい)箇所に設置する吸音部材は、絞りユニット駆動用モータ24よりも発生音が小さい箇所に設置される吸音部材よりも吸音効果が大きいものが使用される。
(1)絞り羽根23の作動音が外部へ伝達される領域に吸音部材31〜33を設置するようにしたので、発生した作動音は吸音部材31〜33に吸収されることになる。このため、絞り羽根23の作動音が外部に漏れるのを防止することができる。
(2)内部空間S1を密閉状態とすることにより、吸音部材が設置されていない領域においても音が外部に伝わりにくくなるため、音漏れ防止の効果を高めることができる。
(3)内部空間S1に、各レンズ群の光学特性に影響を与えない透明な液体を充填することにより、密閉状態よりも更に音が外部に伝わりにくくなるため、音漏れ防止の効果をより高めることができる。
(4)内部空間S1を真空状態とすることにより、音を外部に伝達する媒体となる空気が存在しなくなるので、より完璧な音漏れ防止の効果を得ることができる。
(5)絞りユニット駆動用モータ24と第3レンズ群筒21との間に吸音部材32を設置したので、絞り羽根23の作動音だけでなく、絞りユニット駆動用モータ24の駆動音が外部に漏れるのを防止することができる。
[実施形態2]
本実施形態2のレンズ鏡筒を備えたカメラは実施形態1(図1)と同じであるため説明を省略する。またレンズ鏡筒の基本的な構成も実施形態1(図2、図3)と同じであるため説明を省略する。ここでは、本実施形態2に特徴的な部分についてのみ説明する。なお、実施形態1と同等部分には同一符号を付して説明する。
(1)内部空間S2を吸音部材34で密閉するようにしたので、絞り羽根23で発生した作動音は吸音部材34に吸収されることになる。このため、絞り羽根23の作動音が外部に漏れるのを防止することができる。
(2)絞りユニット駆動用モータ24と第3レンズ群筒41との間に吸音部材35を設置したので、絞り羽根23の作動音だけでなく、絞りユニット駆動用モータ24の駆動音が外部に漏れるのを防止することができる。
(3)吸音部材36に蛇腹構造を備えることにより、内部空間S2の空気が熱により膨張した場合でも、空気の膨張分はレンズ鏡筒内で吸収されることになる。このため、内圧の上昇によりレンズ内部に不具合が発生するのを未然に防止することができる。また、使用時の温度に影響されることなく、常に安定したレンズ性能を維持することが可能となる。
[変形形態]
(1)本発明に係わるレンズ鏡筒、カメラの構成は、実施形態に記載したものに限らず、適宜変更が可能である。例えば、実施形態ではズームレンズを構成する複数のレンズ群の一部を密閉した例について示したが、ズーム機構を持たないレンズに適用してもよい。また、絞りユニットの前後に配置されたレンズは、複数のレンズをレンズ群として構成したものに限らず、単体レンズであってもよい。更に、密閉された内部空間には絞りユニットだけでなく、他の駆動部材が存在していてもよい。
(2)実施形態に示すレンズ鏡筒は、カメラ本体に着脱自在に装着される交換レンズ鏡筒であるが、レンズ鏡筒はこれに限らず、例えば、カメラ本体に一体に設けられたものであってもよい。
なお、実施形態1、2および変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
Claims (9)
- 所望の絞り値に応じて絞り羽根を駆動することにより被写体光の通過領域を形成する絞りユニットと、
前記被写体光の光軸に沿って前記絞りユニットの直前及び直後に配置された第1および第2レンズと、
前記絞りユニットと前記第1および第2レンズとが収納される筒体と、
前記絞りユニットにおいて絞り羽根を駆動した際に発生する音が外部へ伝達される領域に設置された吸音部材と、
を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、
前記筒体と、前記絞りユニットを間に挟んで前記第1および第2レンズの対向するレンズ面とにより形成される空間が密閉されていることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項2に記載のレンズ鏡筒であって、
前記筒体と、前記絞りユニットを間に挟んで前記第1および第2レンズの対向するレンズ面とにより形成される空間が真空状態であることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項2に記載のレンズ鏡筒であって、
前記筒体と、前記絞りユニットを間に挟んで前記第1および第2レンズの対向するレンズ面とにより形成される空間に透明な液体が充填されていることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、
前記筒体は、前記第1レンズが収納される第1筒体と、前記第2レンズが収納される第2筒体とを備え、
前記絞りユニットは前記第1筒体と第2筒体との間に保持され、
前記第1および第2筒体と、前記絞りユニットを間に挟んで前記第1および第2レンズの対向するレンズ面とにより形成される空間が前記吸音部材により密閉されていることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項5に記載のレンズ鏡筒であって、
前記吸音部材は、前記第1および第2筒体と、前記絞りユニットを間に挟んで前記第1およびレンズの対向するレンズ面とにより形成される空間に含まれる空気が膨張した際に外側に膨らむ蛇腹構造を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1〜3、5、6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、
前記絞りユニットは、絞り羽根を駆動するモータを含み、
前記モータと前記筒体との間に前記モータの作動音を吸音するための吸音部材が設置されていることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、
前記吸音部材として、吸音特性の異なる複数の吸音部材を備え、設置される領域に応じて吸音特性の異なる吸音部材が用いられていることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒と、
前記レンズ鏡筒に備えられた前記第1および第2のレンズを通過した被写体光が露光される撮像部と、
を備えることを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008214916A JP2010049133A (ja) | 2008-08-25 | 2008-08-25 | レンズ鏡筒およびカメラ |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH07270858A (ja) * | 1994-03-26 | 1995-10-20 | Canon Inc | 絞りを有する光学系 |
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2008
- 2008-08-25 JP JP2008214916A patent/JP2010049133A/ja active Pending
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