JP2010048267A - プーリアライメントの調整治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】プーリ溝を利用して簡便にプーリアライメントの確認・調整を行える治具の提供を実現する。
【解決手段】プーリ間のズレを調整すべく用いられるプーリアライメントの調整治具において、プーリ11b-12間の一方のプーリ溝に外周から嵌め入れ可能な円弧部分21と、プーリ11b-12間の他方のプーリ溝に外周から嵌め入れ可能な円弧部分22と、これらの円弧部分21,22を互いの軸線が平行かつ双方の幅の中心が1つの平面の上に乗る位置関係に支持する連結部分23と、を備えて構成される。
【選択図】図2

Description

この発明は、プーリ間のズレを調整すべく用いられるプーリアライメントの調整治具に関する。
ベルト伝動装置においては、プーリ間のアライメントにズレがあると、ベルトの破損や損傷を招きやすい。このため、プーリ間のアライメントが確認され、ズレがあれば調整することが行われる。
従来は、図5のように金属製のストレート定規10を一方のプーリ側面(図示の場合、11)に宛がい、他方のプーリ側面(図示の場合、12)とストレート定規10とのズレ(隙間Aや傾き)を目視で確認する。図5において、11a〜11cはエンジンのクランクシャフト上を3段に配置されるプーリ(駆動プーリ)であり、12はプーリ11bに対応するプーリ(従動プーリ)であり、プーリ12は冷房装置のコンプレッサ13の駆動軸上に配置される。そして、ズレがあれば、それを修正するべく、ズレを目視で確認しつつ、コンプレッサ13の組み付け(プーリ12の軸方向の位置および軸の傾き)を調整するのである。
この場合、作業者の勘や経験によるばらつきが大きく、作業も煩雑になりがちであり、プーリ11b-12間のアライメントを精度よく正常に維持しがたい。その点を改善するため、特許文献1の場合、プーリアライメントの調整治具として、複数のプーリの各端面(プーリの側面)にそれぞれ配置される基準軸に対応して1個ずつ嵌合可能な複数の基準穴(ブッシュ)と、これら基準穴を所定の配置で一体に支持する連結部材と、を備えるものが開示される。また、特許文献2の場合、プーリレイアウト上を走行するベルトの偏奇力を測定することによってプーリ間のズレ(ミスアライメント)を検出し、この偏奇力をバランスさせる方向にプーリを移動させることによってミスアライメントを修正する手法が開示される。
特開2001−343054号 特開2002−349649号
特許文献1の場合、調整治具は、複数のプーリの端面へ側方から宛がう具合に使用されるため、例えば、図5のプーリ11c(駆動プーリ)とプーリ14(従動プーリ)との間への適用が困難である、という不具合がある。特許文献2の場合、歪みゲージや測定データの解析装置が必要であり、適用が簡便に図れず、コストが嵩み過ぎる、という不具合がある。
この発明は、このような従来技術を踏まえつつ、プーリ溝を利用してプーリ間のアライメントを精度よく正常に調整しえる治具の提供を目的とする。
第1の発明は、プーリ間のズレを調整すべく用いられるプーリアライメントの調整治具において、プーリ間の一方のプーリ溝に外周から嵌め入れ可能な円弧部分と、プーリ間の他方のプーリ溝に外周から嵌め入れ可能な円弧部分と、これらの円弧部分を互いの軸線が平行かつ双方の幅の中心が1つの平面の上に乗る位置関係に支持する連結部分と、を備えて構成されることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係るプーリアライメントの調整治具において、各円弧部分は、プーリ溝に沿う半円形に設定されることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明に係るプーリアライメントの調整治具において、円弧部分の少なくとも一方は、連結部分にヒンジ機構を介して円弧部分の軸線と垂直な一方向へのみ回動可能に構成されることを特徴とする。
第1の発明においては、プーリ間の各プーリ溝に調整治具の各円弧部分をそれぞれ所定の嵌め込み状態で組み付けを行うことにより、プーリ間のアライメントを簡単かつ容易に調整することができる。
第2の発明においては、各円弧部分が半円形のため、プーリ間の軸方向のズレおよび軸の傾きを精度よく調整することができる。
第3の発明においては、ヒンジ機構により、円弧部分間の相対位置が可変のため、この可変範囲において、プーリ間のレイアウトが類似のものへの適用が可能となる。
図1〜図3に基づいて、この発明の実施形態を説明する。
図1、図2において、11a〜11cはエンジンのクランクシャフト上を3段に配置されるプーリ(駆動プーリ)であり、12はプーリ11bに対応するプーリ(従動プーリ)であり、プーリ12は冷房装置のコンプレッサ13の駆動軸上に配置される(図5、参照)。
20はプーリアライメントの調整治具であり、この例においては、プーリ11a-12間のズレを調整するための治具として、駆動プーリ11bのプーリ溝に対応する円弧部分21と、従動プーリ12のプーリ溝に対応する円弧部分22と、これらを互いの軸線が平行かつ双方の幅の中心が1つの平面の上に乗る位置関係に支持する連結部分23と、を備えて構成される。
図3は、従動プーリ12のプーリ溝24の断面を表すものであり、この例においては、プーリ12としてVリブドプーリが用いられ、プーリ溝24の幅方向の両側に外径方向へ所定の傾斜角度で溝幅を拡大するテーパ面25が設定されるのに対し、円弧部分22の幅方向の両側についても、プーリ溝24のテーパ面に対応して当接可能なテーパ面26に設定される。駆動プーリ11bのプーリ溝については、図示を省略するが、テーパ面25と同様のテーパ面が設定され、円弧部分21にテーパ面26と同様のテーパ面が設定される。
図2のプーリ11b-12間のレイアウトにおいて、調整治具20は、プーリ11b-12間のアライメントを確認・調整するべく、矢印方向へ組み付けられる。2つの円弧部分21,22は、互いの軸線が平行かつ双方の幅の中心が1つの平面の上に乗る位置関係に支持されるので、プーリ11b-12間のアライメントが正常であれば、それぞれ対応するプーリ溝に所定の嵌め入れ代をもって嵌合する。2つの円弧部分21,22がプーリ溝に嵌合しない場合、プーリ11b-12間のアライメントにズレがあると判定され、2つの円弧部分21,22をそれぞれプーリ溝に嵌合させるべく、基準となる駆動プーリ11bに対し、コンプレッサ13の組み付け(プーリ12の軸方向の位置や軸の傾き)を調整するのである。
調整治具20は、円弧部分21,22の両端を結ぶ直線(弦)が最大となるよう、プーリ溝に沿う半円形に設定される。これにより、プーリ11b-12間の軸の傾きや軸方向の位置を精度よく確認・調整することができる。
図3の場合、円弧部分22とプーリ溝24との嵌合状態については、円弧部分22の外周とプーリ12の外周とが段差なく連なるか否かを目視で確認することになるが、円弧部分22の厚みを所定の嵌め入れ代よりも大きく設定し、プーリ溝24から露出する円弧部分22の側面に所定の嵌め入れ代をもって嵌合するか否かを目視で確認するための印を付けておくことも考えられる。円弧部分21とプーリ溝との嵌合状態についても、図示を省略するが、同様に目視で確認される。
プーリ11b-12間のアライメントを確認・調整する手順について、その一例をさらに説明すると、ベルトをプーリ11b-12間に張架する前において、コンプレッサ13は、変位可能(従動プーリの軸方向の位置や軸の傾きが調整可能)な仮組状態にセットされる。駆動プーリ11a〜11bは、所定のレイアウトに固定される。そして、図2のレイアウトにおいて、調整治具20は、矢印方向からプーリ11b-12間に組み入れ、円弧部分21,22をそれぞれ対応するプーリ溝に嵌合させるべく、調整が必要なときは、コンプレッサを変位させつつ、円弧部分21,22がそれぞれプーリ溝に所定の嵌め入れ代をもって嵌合するのを確認すると、コンプレッサ13の固定を行うのである。
このように、調整治具20は、プーリ11b-12間のプーリ溝を利用してプーリアライメントの確認・調整を行える構成となるので、図5のプーリ11c(プーリ11bと同一の構成に設定される)とプーリ14との間に対しても、簡便に適用することが可能となる。
図4は、別の実施形態を説明するものであり、円弧部分21は、連結部分23にヒンジ機構28を介して円弧部分21,22の軸線と垂直な一方向(上下方向)へのみ回動可能に構成される。
このヒンジ機構28により、円弧部分21,22の相対位置が可変のため、この可変範囲において、プーリ間のレイアウトが類似のものへ広く適用することが可能となる。例えば、図5の従動プーリ14が駆動プーリ11b,11c(互いに同一の構成に設定される)を中心として従動プーリ12と同一円周上に位置する場合、調整治具20は、駆動プーリ11cと従動プーリ14との間においても、適用可能となる。ヒンジ機構28は、片方のみでなく、両方(円弧部分21と連結部分23との間のほか、円弧部分22と連結部分23との間)に設けて良い。
調整治具およびその使用状態を説明する斜視図である。 同じく調整治具の使用状態を説明するプーリ間のレイアウト図である。 同じく調整治具の使用状態を説明するプーリ溝の断面図である。 調整治具の斜視図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
11a〜11c 駆動プーリ
12,14 従動プーリ
20 調整治具
21,22 円弧部分
23 連結部分
24 プーリ溝

Claims (3)

  1. プーリ間のズレを調整すべく用いられるプーリアライメントの調整治具において、プーリ間の一方のプーリ溝に外周から嵌め入れ可能な円弧部分と、プーリ間の他方のプーリ溝に外周から嵌め入れ可能な円弧部分と、これらの円弧部分を互いの軸線が平行かつ双方の幅の中心が1つの平面の上に乗る位置関係に支持する連結部分と、を備えて構成されることを特徴とするプーリアライメントの調整治具。
  2. 各円弧部分は、プーリ溝に沿う半円形に設定されることを特徴とする請求項1の記載に係るプーリアライメントの調整治具。
  3. 円弧部分の少なくとも一方は、連結部分にヒンジ機構を介して円弧部分の軸線と垂直な一方向へのみ回動可能に構成されることを特徴とする請求項1または請求項2の記載に係るプーリアライメントの調整治具。
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JP2015014313A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 バンドー化学株式会社 蛇行制御プーリのアライメント調整方法、及びそれに用いるアライメント調整用治具

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