JP2010048028A - 側溝用ブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】 「門形ブロック」は天板が強度保持に大きく貢献するものであるため、開口部を大きく取るということはできず、天面全てをグレーチングで覆って排水を図るといった手法は採用し難い。そこで、この天板部分にスリット孔を多数設ける、排水溝を設ける、等々で天板部分の水はけ向上を図るという提案がなされているが現実には極めて不充分であった。
【解決手段】 対向する一対の側壁板部分と、天板部と大開口とにより成る天面部分とにより構成される門形一体成形ブロックであって、該天板部の上面には有底排水溝が1又は複数条、且つその中の少なくとも1条は本体長手方向に沿う形で設けられており、この溝の複数箇所にはブロック内部空間と連通する透水孔が刻設されており、また該有底排水溝の底面には、該透水孔箇所又は端部に向かって下ってゆく勾配が付けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 対向する一対の側壁板部分と、天板部と大開口とにより成る天面部分とにより構成される門形一体成形ブロックであって、該天板部の上面には有底排水溝が1又は複数条、且つその中の少なくとも1条は本体長手方向に沿う形で設けられており、この溝の複数箇所にはブロック内部空間と連通する透水孔が刻設されており、また該有底排水溝の底面には、該透水孔箇所又は端部に向かって下ってゆく勾配が付けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、側溝用ブロックの構造に関するものである。
そもそも「側溝(或いは排水側溝)」とは、道路等に沿って敷設し雨水等を排水するための設備である。側溝の構築は、設置状況が特殊な場合には完全現場施工ということもあり得るが、一般的な現場ではプレキャストコンクリートブロックを連設して側溝を構築するという方法が、従来より広く採られている。
側溝用ブロックは大きく4種類あり、「L形」「U字形」「門形」「暗渠形」に分類される。それぞれ長所短所があり、状況に応じて適宜採用されることになる。例えば「L形ブロック」の場合には、側溝の幅・勾配が自由にできるという利点がある反面、底面はコンクリートを現場打ちしなければならない、一定幅を維持するための作業が必要である、といった欠点がある。また「暗渠形ブロック」の場合には、強度や耐久性に優れた側溝が簡単にできるという利点がある反面、自由度が小さいので多種タイプが必要となる、勾配や起伏に対応しづらい、といった欠点がある。
本発明ブロックは、「門形ブロック」(逆U字形ブロックとも呼ばれる)に分類されるブロックであり、天板は一体成形されており、底面は現場施工によって構築される。道路勾配と水路勾配が異なる場合に好適であり、自由勾配側溝とも呼ばれる。なお、一体成形されている天板部分は、断続的に開口しており、清掃などのメンテナンスを容易にすると共に、雨水等を導入する構造となっている。そしてこの開口部は、側溝蓋ブロックやグレーチングによって開口自在に閉じられている。
特開平10−131269号
ところがこのような基本構造の「門形ブロック」は、「L形」「U字形」のブロックと異なり天板が強度保持に大きく貢献するものであるため、開口部を大きく取るということはできない。これは、「L形」や「U字形」のブロックにしばしば見られるように、天面全てをグレーチングで覆うことで万全なる排水を図るという手法が採用し難いことを意味する。そこで、この天板部分にスリット孔を多数設ける、排水溝を設ける、等々で天板部分の水はけ向上を図るという提案がなされているが現実には極めて不充分であった。
そこで本発明者は上記点に鑑み鋭意研究の結果遂に本発明をなしたものでありその特徴とするところは、対向する一対の側壁板部分と、天板部と大開口とにより成る天面部分とにより構成される門形一体成形ブロックであって、該天板部の上面には有底排水溝が1又は複数条、且つその中の少なくとも1条は本体長手方向に沿う形で設けられており、この溝の複数箇所にはブロック内部空間と連通する透水孔が刻設されており、また該有底排水溝の底面には、該透水孔箇所又は端部に向かって下ってゆく勾配が付けられている点にある。
即ち本発明に係る側溝用ブロックは、いわゆる門形(逆U字形)のブロックであり、対向する側壁板部分一対を天面部分で連結した形のものである。この天面部分は、開口が設けられておりここには基本的にグレーチングや蓋ブロックが嵌め込まれる。本明細書中においてはこの開口を特に「大開口」と呼ぶ。天面部分は、この大開口と天板部とにより構成されるものである。なお本発明においては、大開口にグレーチング或いは蓋ブロックが嵌め込まれていることは必須要件ではなく、どのような部材を嵌め込んでも、又は何ら嵌め込まなくても良いものとする。但し、コンクリート製の蓋ブロックを嵌め込む場合に、その上面構造を、本発明ブロックの天板部と連続性のある同様の構造とすると、排水効果を確保した上で、統一性のあるデザインの側溝が得られることとなり好適である。
「天板部」の上面構造が本発明最大の特徴であり、有底排水溝が1又は複数条、且つその中の少なくとも1条は本体長手方向に沿う形で設けられており、この溝の複数箇所にはブロック内部空間と連通する透水孔が刻設されており、また有底排水溝の底面には、該透水孔箇所又は溝端部に向かって下ってゆく勾配が付けられている、というものである。これによって水は溝に停滞することなく透水孔或いは端部から排出されやすくなる。
「有底排水溝」は、文字通り底のある溝である。排水が目的であるので、この溝は平面視直線状であることが望ましいが特に限定はしない。また溝の方向は、少なくとも1本は側溝の長さ方向に存在するものであるが、これ以外の方向、例えば直交方向にも設けるようにしても良い。長さ方向に沿う溝についても1本に限らず、2本以上として良い。
有底排水溝の底面のところどころには、ブロック内部空間に連通する透水孔が刻設されている。刻設位置については特に限定するものではないが、有底排水溝が交差するように設けられている場合には、その交差部分に設けると排水効果が高くなるので好適である。また透水孔自体の形状を、円錐台状(上側開口が小さく下側開口が大きくなる形状)にすると、透水孔内部で砂利等が詰まることがなく好適である。
溝を流路として流れる雨水等は、ブロック同士の連結部分或いは大開口(即ち溝端部)以外に、この透水孔からもブロック内部空間に流入してゆくことになる。そこで本発明においては、有底排水溝の底面に、透水孔部分又は該溝の端部が低くなる勾配が付けられている。これにより、透水孔部分への集水能力が高まり排水機能が向上することとなる。
本発明に係る側溝用ブロックは、以下述べるような効果を有する極めて高度な発明である。
(1) 従来排水性が悪く水たまりができやすかった門型側溝ブロックの天板部分に有底排水溝が設けられているので、ここを流路として排水が促進される。
(2) この有底排水溝には内部空間と連通する透水孔が設けられているので、流れ込んだ雨水等は、透水孔からも排水される。
(3) 更にこの有底排水溝の底面には、透水孔部分又は溝端部へ下る勾配が設けられているので、集水されやすくなる。
(2) この有底排水溝には内部空間と連通する透水孔が設けられているので、流れ込んだ雨水等は、透水孔からも排水される。
(3) 更にこの有底排水溝の底面には、透水孔部分又は溝端部へ下る勾配が設けられているので、集水されやすくなる。
以下図面に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
図1(a)(b)は、本発明に係る側溝用ブロック1(以下本発明ブロック1という)の一例を示すものであり、図より明らかなように本発明ブロックは、いわゆる門型ブロック(逆U字形ブロックとも呼ばれる)であって、対向する一対の側壁板2、2の上端同士が天面部分3で連結された形状の一体成形コンクリートブロックである。天面部分3は、大開口31と天板部32で構成されている。図ではこの大開口31には、何も嵌められていないが、実際には蓋ブロックやグレーチングが嵌められて開閉自在な開口となる。
天板部32上には、複数の溝(横溝41と縦溝42)が刻設されている。これらはいずれも有底であるが、溝交差箇所(四箇所)には鉛直方向に透水孔5が設けられている。なお図示は省略するが、本発明において縦溝42は必須のものではないので、横溝41を一本或いは複数本設けるようにしても良い。その場合、当然溝の交差箇所というものは存在しないので適当な位置に設けられることになる。
図2は天板部32の概略部分断面図である。図より、横溝41の底面は溝中央付近が最も浅く端部が最も深い勾配が付けられていること、この勾配途中に透水孔5が設けられていること、透水孔5は下にゆくに従って広がってゆく孔であること、が明らかである。
次に図3は、大開口31に嵌め込まれる蓋ブロックAの一例を示すものである。本例の蓋ブロックAの場合には、二個を並べて1つの大開口31を覆うよう設計されている。そして、設置した時には本発明ブロック1の横溝41と連続する位置に横溝43が刻設されており、且つ又この横溝43の構造は、本発明ブロック1の横溝41と同様勾配が付けられており、透水孔5が一個設けられている。なお現場状況その他に応じてこの透水孔5の設置個数を、二個或いはそれ以上としても良い(図示せず)。
1 本発明に係る側溝用ブロック
2 側壁板
3 天面部分
31 大開口
32 天板部
41 横溝
42 縦溝
43 横溝(蓋ブロック)
5 透水孔
A 蓋ブロック
2 側壁板
3 天面部分
31 大開口
32 天板部
41 横溝
42 縦溝
43 横溝(蓋ブロック)
5 透水孔
A 蓋ブロック
Claims (1)
- 対向する一対の側壁板部分と、天板部と大開口とにより成る天面部分とにより構成される門形一体成形ブロックであって、該天板部の上面には有底排水溝が1又は複数条、且つその中の少なくとも1条は本体長手方向に沿う形で設けられており、この溝の複数箇所にはブロック内部空間と連通する透水孔が刻設されており、また該有底排水溝の底面には、該透水孔箇所又は端部に向かって下ってゆく勾配が付けられているものであることを特徴とする側溝用ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008214769A JP2010048028A (ja) | 2008-08-25 | 2008-08-25 | 側溝用ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008214769A JP2010048028A (ja) | 2008-08-25 | 2008-08-25 | 側溝用ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010048028A true JP2010048028A (ja) | 2010-03-04 |
Family
ID=42065314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008214769A Pending JP2010048028A (ja) | 2008-08-25 | 2008-08-25 | 側溝用ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010048028A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013057211A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Infratec Co Ltd | 消音用側溝ブロック |
-
2008
- 2008-08-25 JP JP2008214769A patent/JP2010048028A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013057211A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Infratec Co Ltd | 消音用側溝ブロック |
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