JP2010046581A - 被処理物洗浄方法及び被処理物洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理物に付着する油分を確実に洗浄除去することができ、被処理物の洗浄処理に使用される溶剤を再生処理して洗浄力の回復及び維持を図ることができる被処理物洗浄方法及び被処理物洗浄装置の提供を目的とする。
【解決手段】被処理物Aに付着する油分Dを炭化水素系溶剤Bに溶解させて分離した後、被処理物Aに残着する炭化水素系溶剤Bをフッ素系溶剤Cに溶解させて分離する。油分Dが溶解した炭化水素系溶剤Bと再生処理済みのフッ素系溶剤Cとの混合溶剤BCをフッ素系溶剤Cの沸点より低い温度で該沸点に近い温度に加温する。炭化水素系溶剤Bに対してフッ素系溶剤Cを溶解させ、フッ素系溶剤Cに対して溶解性がない油分Dを分離する。油分Dが分離された混合溶剤BCを沸点より低い温度に冷却して、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとに分離及び再生するとともに、被処理物Aの洗浄処理に繰り返し使用する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば半導体基板、液晶基板、プラズマ・ディスプレイ・パネル基板(PDP基板)、エレクトロ・ルミネセンス基板(EL基板)等の電子部品、機械加工部品或いは精密部品等の被処理物を洗浄処理した際に付着する油分を除去する被処理物洗浄方法及び被処理物洗浄装置に関する。
従来、前記被処理物を洗浄処理する装置としては、例えば油分が付着する被洗浄物を洗浄工程の洗浄槽に貯液された第1の洗浄剤に浸漬し、被洗浄物に付着する油分を第1の洗浄剤に溶解させて洗浄除去する。油分が除去された被洗浄物をすすぎ工程の洗浄槽に貯液された第2の洗浄剤に浸漬し、被洗浄物に残着する第1の洗浄剤を第2の洗浄剤に溶解させて洗浄除去する。一方、油分が溶解した第1の洗浄剤を再生工程の分離槽に供給して冷却し、洗浄剤に溶解する油分を抽出分離する。油分が分離され、洗浄力が回復された第1の洗浄剤を洗浄工程の洗浄槽に返還する特許文献1の被洗浄物洗浄方法がある。
しかし、被洗浄物に残着する第1の洗浄剤を第2の洗浄剤で洗浄除去した際に、被洗浄物から分離された第1の洗浄剤が第2の洗浄剤に混入される。被洗浄物の洗浄回数が多くなるほど、第2の洗浄剤に混入される第1の洗浄剤の量が徐々に増加する。これにより、第2の洗浄剤の洗浄力が低下してしまい、洗浄作業開始時の洗浄力が得られなくなる。また、洗浄力が低下した第2の洗浄剤を、第1の洗浄剤が含まれない未使用の第2の洗浄剤に交換すれば、所望する洗浄効果を得ることができるが、洗浄剤が高価であるため、洗浄処理にコストが掛かる。また、第2の洗浄剤に混入された第1の洗浄剤を分離する分離工程や分離装置を設けなければならず、装置全体の構成及び構造が複雑になる。
特開2006−289173号公報
この発明は前記問題に鑑み、被処理物に付着する油分を確実に洗浄除去することができるとともに、被処理物の洗浄処理に使用される溶剤を再生処理して洗浄力の回復又は維持を図ることができる被処理物洗浄方法及び被処理物洗浄装置の提供を目的とする。
この発明は、油分が付着する被処理物を炭化水素系溶剤に浸漬し、該被処理物に付着する油分を炭化水素系溶剤に溶解させて分離した後、油分が分離された被処理物をフッ素系溶剤に浸漬し、該被処理物に残着する炭化水素系溶剤をフッ素系溶剤に溶解させて分離する被処理物洗浄方法であって、前記油分が溶解した炭化水素系溶剤に、該炭化水素系溶剤に対して溶解性のあるフッ素系溶剤を混合し、該炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とからなる混合溶剤を沸点より低い温度で該沸点に近い温度に加温して、該炭化水素系溶剤をフッ素系溶剤に溶解させ、該炭化水素系溶剤からフッ素系溶剤に対して溶解性がない油分を分離する被処理物洗浄方法であることを特徴とする。
この発明の態様として、前記油分が分離された混合溶剤を、前記炭化水素系溶剤及びフッ素系溶剤の沸点より低い温度に冷却して、該炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とに分離することができる。
また、この発明の態様として、前記炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とからなる混合溶剤を、前記炭化水素系溶剤に対するフッ素系溶剤の溶解率が高くなる温度に加温手段で加温することができる。
また、この発明の態様として、前記油分が分離された混合溶剤を、前記炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤との分離率が高くなる温度に冷却手段で冷却することができる。
また、この発明の態様として、前記沸点より低い温度で該沸点に近い温度を、前記炭化水素系溶剤又はフッ素系溶剤のいずれか一方の低沸点の溶剤の沸点より低い温度で該沸点に近い温度に設定することができる。
また、この発明は、油分が付着する被処理物を第1洗浄槽に貯留された炭化水素系溶剤に浸漬し、該被処理物に付着する油分を炭化水素系溶剤に溶解させて分離する第1工程と、第1工程にて油分が分離された被処理物を第2洗浄槽に貯留されたフッ素系溶剤に浸漬し、該被処理物に残着する炭化水素系溶剤をフッ素系溶剤に溶解させて分離する第2工程と、前記第1洗浄槽から供給される油分が溶解した炭化水素系溶剤と、前記第2洗浄槽から供給される炭化水素系溶剤に対して溶解性のあるフッ素系溶剤とを油分分離槽内で混合し、該油分分離槽に貯留された炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とからなる混合溶剤を沸点より低い温度で該沸点に近い温度に加温して、該炭化水素系溶剤をフッ素系溶剤に溶解させ、該炭化水素系溶剤からフッ素系溶剤に対して溶解性がない油分を分離する第3工程とを備えた被処理物洗浄装置であることを特徴とする。
この発明の態様として、前記油分分離槽にて油分が分離された混合溶剤を溶剤分離槽へ供給し、該溶剤分離槽に貯留された混合溶剤を炭化水素系溶剤及びフッ素系溶剤の沸点より低い温度に冷却して、該炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とに分離する第4工程とを備えることができる。
また、この発明の態様として、前記炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とからなる混合溶剤を、前記炭化水素系溶剤に対するフッ素系溶剤の溶解率が高くなる温度に加温する加温手段を備えることができる。
また、この発明の態様として、前記油分が分離された混合溶剤を、前記炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤との分離率が高くなる温度に冷却する冷却手段を備えることができる。
前記被処理物は、例えば半導体基板、液晶基板、プラズマ・ディスプレイ・パネル基板(PDP基板)、エレクトロ・ルミネセンス基板(EL基板)等の電子部品、機械加工部品或いは精密部品等で構成することができる。また、炭化水素系溶剤(HC)は、例えばパラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤、芳香族系溶剤、テルペン系溶剤、グリコールエーテル系溶剤等を主成分とする溶剤で構成することができる。また、フッ素系溶剤は、例えばハイドロフルオロエーテル(HFE)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)等を主成分とする溶剤で構成することができる。
実施例では、炭化水素系溶剤の一例として、株式会社ジャパンエナジー製の<NSクリーン>NS−220(商品名)を使用しているが、同社製又は他社製の他の溶剤を洗浄液として使用してもよい。なお、NS−220の主な物性は、沸点=209℃、比重(25℃)=0.79である。
また、フッ素系溶剤の一例として、住友スリーエム株式会社製の<ノベック>HFE−7100(商品名)を使用しているが、同社製又は旭硝子株式会社製の<アサヒクリン>AE−3000(商品名)等の他社製の他の溶剤を洗浄液として使用してもよい。なお、HFE−7100の主な物性は、沸点=61℃、比重(25℃)=1.52である。AE−3000の主な物性は、沸点=56℃、比重(25℃)=1.47である。
また、加温手段は、例えば通電によって加熱されるシーズ型ヒータ、加熱媒体によって加熱されるパイプ型ヒータ等の加温装置で構成することができる。また、冷却手段は、例えば冷却媒体によって冷却される冷却パイプ、冷却パネル等の冷却装置で構成することができる。
この発明によれば、被処理物に付着する油分を確実に洗浄除去することができるとともに、被処理物の洗浄処理に使用される溶剤を再生処理して洗浄力の回復又は維持を図ることができる。
本発明の被処理物洗浄方法は、図1に示すように、被処理物洗浄装置1の処理室2に搬入された第3石油類の油分Dが付着する被処理物Aを、第1工程aの第1洗浄槽3に貯留された炭化水素系溶剤B(HC)に浸漬して、被処理物Aに付着する油分Dを炭化水素系溶剤Bに溶解させて分離する。
第1洗浄槽3にて油分Dが分離された被処理物Aを、第2工程bの第2洗浄槽4に貯留されたフッ素系溶剤C(HFE/HFC)に浸漬して、被処理物Aに残着する炭化水素系溶剤Bを化水素系溶剤Bに溶解させて分離する。
また、第1洗浄槽3と第2洗浄槽4とから取り出された被処理物Aを、第1洗浄槽3及び第2洗浄槽4の上方に設けられた第5工程eの蒸気領域に移動させ、該蒸気領域に放出されたフッ素系溶剤Cの蒸気Caに接触させて蒸気洗浄する。
一方、第1洗浄槽3に貯留された油分Dが含まれる炭化水素系溶剤Bと、後述する溶剤分離槽9から第2洗浄槽4へ返還された再生処理済みのフッ素系溶剤Cとを、第3工程cの油分分離槽8へ供給する。且つ、油分分離槽8に貯留された炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとからなる混合溶剤BCを、フッ素系溶剤Cの沸点より低い温度で該沸点に近い温度に加温する。これにより、炭化水素系溶剤Bをフッ素系溶剤Cに溶解させ、炭化水素系溶剤Bからフッ素系溶剤Cに対して溶解性がない油分Dを分離する。
油分分離槽8にて油分Dが分離された混合溶剤BCを、第4工程dの溶剤分離槽9へ供給し、油分分離槽8に貯留された混合溶剤BCを炭化水素系溶剤B及びフッ素系溶剤Cの沸点より低い温度に冷却して、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとに分離及び再生するものである。
溶剤分離槽9にてフッ素系溶剤Cが分離された再生処理済みの炭化水素系溶剤Bは第1洗浄槽3に返還され、炭化水素系溶剤Bが分離された再生処理済みのフッ素系溶剤Cは第2洗浄槽4に返還される。これにより、再生処理された炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとを洗浄処理に繰り返し使用することができ、洗浄力の安定を図ることができる。
なお、沸点より低い温度で該沸点に近い温度とは、実施例にて使用される炭化水素系溶剤Bの沸点よりフッ素系溶剤Cの沸点が低いので、その低沸点であるフッ素系溶剤Cの沸点より低い温度で該沸点に近い温度に設定している。また、フッ素系溶剤Cの沸点より炭化水素系溶剤Bの沸点が低ければ、その炭化水素系溶剤Bの沸点より低い温度で該沸点に近い温度に設定してもよい。
前記被処理物Aを洗浄処理する際に用いられる被処理物洗浄装置1は、被処理物Aに付着する油分Dを炭化水素系溶剤Bに溶解させて分離する第1工程aと、被処理物Aに残着する炭化水素系溶剤Bをフッ素系溶剤Cに溶解させて分離する第2工程bと、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとからなる混合溶剤BCを加温して溶解させ該炭化水素系溶剤Bから油分Dを分離する第3工程cと、混合溶剤BCを冷却して炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとに分離する第4工程dと、第1洗浄槽3及び第2洗浄槽4から取り出された被処理物Aをフッ素系溶剤Cの蒸気Caによって蒸気洗浄する第5工程eとを備えている。
第1工程aは、油分Dが付着する被処理物Aを、第1洗浄槽3に貯留された炭化水素系溶剤B(HC)に浸漬し、被処理物Aに付着する油分Dを炭化水素系溶剤Bに溶解させて、被処理物Aから油分Dを分離する。
第2工程bは、第1洗浄槽3にて油分Dが分離された被処理物Aを、第2洗浄槽4に貯留されたフッ素系溶剤C(HFE/HFC)に浸漬し、被処理物Aに残着する炭化水素系溶剤Bを化水素系溶剤Bに溶解させて、被処理物Aから炭化水素系溶剤Bを分離する。
第3工程cは、第1洗浄槽3から供給される油分Dが含まれる炭化水素系溶剤Bと、第2洗浄槽4から供給される再生処理済みのフッ素系溶剤Cとを油分分離槽8に貯留し、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとからなる混合溶剤BCを沸点より低い温度で該沸点に近い温度に加温する。その加温作用によって、炭化水素系溶剤Bをフッ素系溶剤Cに溶解させ、炭化水素系溶剤Bからフッ素系溶剤Cに対して溶解性がなく該フッ素系溶剤Cより比重の軽い油分Dを浮き上がらせて分離する。
第4工程dは、油分分離槽8から供給される油分Dが分離された混合溶剤BCを溶剤分離槽9に貯留し、混合溶剤BCを炭化水素系溶剤B及びフッ素系溶剤Cの沸点より低い温度に冷却して、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとに分離及び再生する。
第5工程eは、蒸留槽5に貯留されたフッ素系溶剤Cを加熱して蒸発気化するとともに、そのフッ素系溶剤Cの蒸気Caを第1洗浄槽3及び第2洗浄槽4の液面上に形成された蒸気領域に放出する。つまり、第1洗浄槽3及び第2洗浄槽4から取り出された被処理物Aを、蒸気領域に放出されたフッ素系溶剤Cの蒸気Caに接触させて蒸気洗浄する。
また、被処理物洗浄装置1は、気密状態に密閉される処理室2の内部に、被処理物Aに付着する油分Dを炭化水素系溶剤Bに溶解させて分離する第1洗浄槽3と、被処理物Aに残着する炭化水素系溶剤Bをフッ素系溶剤Cに溶解させて分離する第2洗浄槽4と、第2洗浄槽4からオーバーフローされたフッ素系溶剤Cを蒸発気化させ、そのフッ素系溶剤Cの蒸気Caを第1洗浄槽3及び第2洗浄槽4の上方へ放出する蒸留槽5とを並列に配置している。
また、処理室2の上部側壁には、第5工程eの蒸気領域に放出されたフッ素系溶剤Cの蒸気Caを凝縮する凝縮室6を連設している。凝縮室6の下部には、凝縮液化されたフッ素系溶剤Cに含まれる水分Eを比重分離する水分離槽7を連設している。
また、処理室2の下部(又は側部)には、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとからなる混合溶剤BCを沸点より低い温度で該沸点に近い温度に加温して、炭化水素系溶剤Bをフッ素系溶剤Cに溶解させ、炭化水素系溶剤Bからフッ素系溶剤Cに対して溶解性がない油分Dを分離する油分分離槽8を配置している。
また、油分分離槽8の側部には、油分分離槽8から供給される混合溶剤BCを炭化水素系溶剤B及びフッ素系溶剤Cの沸点より低い温度に冷却し、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとに分離及び再生する溶剤分離槽9を配置している。
処理室2の上面には、被処理物Aの出し入れが許容される大きさ及び形状に形成された開口部2aを設けている。また、開口部2aには、該開口部2aが閉塞される大きさ及び形状に形成された蓋体2bを開閉自在に設けている。
第1洗浄槽3の内部(又は外部)には、第1洗浄槽3に貯留された炭化水素系溶剤Bに超音波振動を誘起するための超音波振動子3aを配置している。つまり、超音波振動子3aによって誘起される炭化水素系溶剤Bの超音波振動により、被処理物Aの隙間、小さな孔等に付着する油分Dを分離・除去する。
また、第1洗浄槽3の底部には、ポンプ3b及びバルブ3cを介して、液送路3dの一端を接続している。液送路3dの他端は、後述する油分分離槽8の上部に接続されている。つまり、第1洗浄槽3に貯留された油分Dが溶解した炭化水素系溶剤Bは、液送路3dを介して、第1洗浄槽3から油分分離槽8へ供給される。
第2洗浄槽4の内部(又は外部)には、第2洗浄槽4に貯留されたフッ素系溶剤Cに超音波振動を誘起するための超音波振動子4aを配置している。つまり、超音波振動子4aによって誘起されるフッ素系溶剤Cの超音波振動により、被処理物Aの隙間、小さな孔等に残着する炭化水素系溶剤Bを分離・除去する。
また、第2洗浄槽4の底部には、ポンプ4b及びバルブ4cを介して、液送路4dの一端を接続している。液送路4dの他端は、後述する油分分離槽8の上部に接続されている。つまり、第2洗浄槽4に貯留されたフッ素系溶剤Cは、液送路4dを介して、第2洗浄槽4から油分分離槽8へ供給される。
蒸留槽5の内部(又は外部)には、蒸留槽5に貯留されたフッ素系溶剤Cを、フッ素系溶剤Cが蒸発気化する沸点温度に加熱するための加温装置5a,5aを所定間隔に隔てて配置している。つまり、加温装置5a,5aによって蒸発気化されたフッ素系溶剤Cの蒸気Caを、第1洗浄槽3及び第2洗浄槽4の上方に設けられた第5工程eの蒸気領域に放出する。
水分離槽7の内部は、該水分離槽7の右側内部に立設した仕切り板7cによって第1槽7aと第2槽7bとに分割されている。第1槽7aに滴下されたフッ素系溶剤Cに含まれる比重の軽い水分Eは上昇して液面上に浮上し、該水分Eより比重の重いフッ素系溶剤Cは下降して下部領域に貯留される。
第1槽7aの側壁には、バルブ7dを介して、第1槽7aに滴下されたフッ素系溶剤Cの液面上に浮上した比重の軽い水分Eを槽外へ取り出すための排出路7eを接続している。
第2槽7bの側壁には、第1槽7aから第2槽7bへ流入されたフッ素系溶剤Cを第2洗浄槽4へ返還するための返還路7fの一端を接続している。返還路7fの他端は、第2洗浄槽4の液面より下方の側壁に接続されている。つまり、第1槽7a内のフッ素系溶剤Cの液面上に浮上した比重の軽い水分Eは排出路7eから槽外に排出される。水分Eが分離されたフッ素系溶剤Cは返還路7fから第2洗浄槽4へ返還され、被処理物Aの洗浄処理に繰り返し使用される。
油分分離槽8の内部(又は外部)には、油分分離槽8に貯留された炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとを混合してなる混合溶剤BCを、炭化水素系溶剤Bがフッ素系溶剤Cに対して溶解される沸点より低い温度で該沸点に近い温度に加温するための加温装置8a,8aを所定間隔に隔てて配置している。
つまり、炭化水素系溶剤Bは、沸点に近い温度に加温されたフッ素系溶剤Cに対して溶解しやすく、加温装置8a,8aの加温作用によって炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとからなる混合溶剤BCを、フッ素系溶剤Cの沸点より低い温度で該沸点に近い温度に加温すれば、炭化水素系溶剤Bがフッ素系溶剤Cに対して溶解される。
炭化水素系溶剤Bに溶解した油分Dはフッ素系溶剤Cに対する溶解性がなく、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとからなる混合溶剤BCから分離される。混合溶剤BCから分離された油分Dは、炭化水素系溶剤Bが溶解したフッ素系溶剤Cより比重が軽いので、油分分離槽8に貯留された混合溶剤BCの液面上に浮き上がらせることができる。これにより、炭化水素系溶剤Bから油分Dが確実に分離される。
また、油分分離槽8の下部側壁には、ポンプ8b、フィルター8c、バルブ8dを介して、供給路8eの一端を接続している。供給路8eの他端は、溶剤分離槽9の下部側壁に接続されている。つまり、油分分離槽8の下部領域に貯留された混合溶剤BCは、供給路8eを介して、油分分離槽8から溶剤分離槽9へ供給される。
また、油分分離槽8の上部側壁には、バルブ8fを介して、排出路8gの一端を接続している。つまり、油分分離槽8に貯留された混合溶剤BCの液面上に浮上した油分Dは、排出路8gから槽外へ排出される。
溶剤分離槽9の内部(又は外部)には、溶剤分離槽9に貯留された混合溶剤BCを炭化水素系溶剤B及びフッ素系溶剤Cの沸点より低い温度に冷却するための冷却装置9a,9aを所定間隔に隔てて配置している。冷却装置9a,9aは、図示しない冷凍機等から供給される冷媒によって、炭化水素系溶剤B及びフッ素系溶剤Cの沸点より低い温度に保たれている。
つまり、冷却装置9a,9aによる冷却作用によって、溶剤分離槽9に貯留された混合溶剤BCが沸点より低い温度に冷却される。その冷却時の液温によって、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとが溶解量の差に応じて分離される。
冷却時の液温がフッ素系溶剤Cの沸点より低く該沸点に近い温度であれば、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとの分離量が少なくなる。また、冷却時の液温がフッ素系溶剤Cの沸点より低く該沸点から遠い温度であれば、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとの分離量が多くなる。
分離された炭化水素系溶剤Bはフッ素系溶剤Cより比重が軽いので、フッ素系溶剤Cの液面上に浮き上がらせることができる。これにより、溶剤分離槽9に貯留された混合溶剤BCが、フッ素系溶剤Cより比重の軽い炭化水素系溶剤Bと、炭化水素系溶剤Bより比重の重いフッ素系溶剤Cとに分離及び再生される。
また、溶剤分離槽9の上部側壁には、ポンプ9b、フィルター9c、バルブ9dを介して、溶剤分離槽9の上部領域に貯留された炭化水素系溶剤Bを第1洗浄槽3へ返還するための返還路9eの一端を接続している。返還路9eの他端は、第1洗浄槽3に貯留された炭化水素系溶剤Bの液面より上方の側壁に接続されている。
また、溶剤分離槽9の下部側壁には、ポンプ9f、フィルター9g、バルブ9hを介して、溶剤分離槽9の下部領域に貯留されたフッ素系溶剤Cを第2洗浄槽4へ返還するための返還路9iの一端を接続している。返還路9iの他端は、第2洗浄槽4に貯留されたフッ素系溶剤Cの液面より上方の側壁に接続されている。
つまり、溶剤分離槽9の上層側に貯留された再生処理済みの炭化水素系溶剤Bは、返還路9eから取り出して第1洗浄槽3へ返還される。また、溶剤分離槽9の下層側に貯留された再生処理済みのフッ素系溶剤Cは返還路9iから取り出して第2洗浄槽4へ返還される。
また、第2洗浄槽4に貯留された余剰分のフッ素系溶剤Cは、第2洗浄槽4と蒸留槽5との間に設けられた壁部上端を乗り越えて、第2洗浄槽4の側部に配置された蒸留槽5へオーバーフローされる。
第1洗浄槽3及び第2洗浄槽4の液面より上方で処理室2の開口部2aより下方の内壁には、第5工程eの蒸気領域に放出されたフッ素系溶剤Cの蒸気Caを凝縮液化するための冷却ジャケット10を配置している。
また、処理室2の上部側壁に連設された凝縮室6の上部内壁には、該室内の蒸気領域に放出されたフッ素系溶剤Cの蒸気Caを凝縮液化するための冷却コイル11を配置している。
冷却ジャケット10及び冷却コイル11は、図示しない冷凍機から供給される冷媒によってフッ素系溶剤Cの蒸気Caが凝縮液化される温度に保たれている。冷却ジャケット10は、第5工程eの蒸気領域に放出されたフッ素系溶剤Cの蒸気Caを凝縮液化して、該第1洗浄槽3と第2洗浄槽4とに滴下する。また、冷却コイル11は、凝縮室6内に放出されたフッ素系溶剤Cの蒸気Caを凝縮液化して、水分離槽7の第1槽7aに滴下する。
図示実施例は前記の如く構成するものにして、以下、被処理物洗浄装置1により被処理物Aを洗浄処理する方法を説明する。
先ず、図1に示すように、処理室2の蓋体2bを開けて、開口部2aを開放した後、油分Dが付着する被処理物Aを、図示しない運搬装置によって処理室2内に開口部2aから搬入し、第1工程aの第1洗浄槽3に貯留された炭化水素系溶剤Bに浸漬する。この後、処理室2の開口部2aを蓋体2bで気密状態に閉塞する。或いは、第5工程eの蒸気領域に放出されたフッ素系溶剤Cの蒸気Ca中を通過させて、第1洗浄槽3の炭化水素系溶剤Bに浸漬してもよい。
第1工程aにおいて、第1洗浄槽3の超音波振動子3aによって誘起される炭化水素系溶剤Bの超音波振動により、被処理物Aの隙間、小さな孔等に付着する油分Dを分離・除去する。
第1工程aにて洗浄処理された被処理物Aを、図示しない運搬装置によって上昇させ、第1洗浄槽3の炭化水素系溶剤Bから取り出した後、第5工程eの蒸気領域に放出されたフッ素系溶剤Cの蒸気Ca中に移動させて蒸気洗浄する。
第5工程eの蒸気領域に放出されたフッ素系溶剤Cの蒸気Caの温度よりも、第1洗浄槽3に貯留された炭化水素系溶剤Bの温度の方が低いので、被処理物Aの表面にフッ素系溶剤Cの蒸気Caが接触すると、フッ素系溶剤Cの蒸気Caが凝縮液化され、被処理物Aの表面に再結露される。
つまり、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとが持つ適度な相溶性によって、被処理物Aに残着する炭化水素系溶剤Bがフッ素系溶剤Cに溶解される。炭化水素系溶剤Bはフッ素系溶剤Cと一緒に第1洗浄槽3に滴下されるので、被処理物Aから炭化水素系溶剤Bを確実に除去することができる。
第5工程eにて蒸気洗浄処理された被処理物Aを、図示しない運搬装置によって第1洗浄槽3の上方から第2洗浄槽4の上方へ水平移動させ、第2洗浄槽4の上方に停止してから垂直下降させ、第2工程bの第2洗浄槽4に貯留されたフッ素系溶剤Cに浸漬する。
第2工程bにおいて、第2洗浄槽4の超音波振動子4aによって誘起されるフッ素系溶剤Cの超音波振動により、被処理物Aの隙間、小さな孔等に残着する炭化水素系溶剤Bを分離・除去する。
第2工程bにて洗浄処理された被処理物Aを、図示しない運搬装置によって垂直上昇させ、第2洗浄槽4のフッ素系溶剤Cから取り出す。また、第5工程eの蒸気領域に放出されたフッ素系溶剤Cの蒸気Ca中に通過させて、蓋体2bが開放された処理室2の開口部2aから室外へ搬出すれば、被処理物Aの洗浄処理が完了する。
洗浄処理中(又は洗浄処理終了後)において、第1洗浄槽3に貯留された炭化水素系溶剤Bと、第2洗浄槽4に貯留されたフッ素系溶剤Cとを第3工程cの油分分離槽8へ供給する。油分Dが溶解した炭化水素系溶剤Bと、該炭化水素系溶剤Bに対して溶解性のあるフッ素系溶剤Cとを所望する割合で混合する。
油分分離槽8に貯留された炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとを混合してなる混合溶剤BCは、加温装置8a,8aによってフッ素系溶剤Cの沸点より低い温度で該沸点に近い温度に加温され、フッ素系溶剤Cに対して炭化水素系溶剤Bが溶解される。
しかし、炭化水素系溶剤Bに溶解した油分Dはフッ素系溶剤Cに対して溶解性がなく、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとを混合してなる混合溶剤BCから油分Dのみが分離される。
また、混合溶剤BCから分離された油分Dは、炭化水素系溶剤Bが溶解したフッ素系溶剤Cより比重が軽いので、油分分離槽8に貯留された混合溶剤BCの液面上に浮き上がらせることができる。これにより、炭化水素系溶剤Bから油分Dを確実に分離することができる。
油分分離槽8の液面より下方に貯留された混合溶剤BCは、供給路8eを介して、油分分離槽8から第4工程dの溶剤分離槽9へ供給される。また、油分分離槽8の液面上に浮上した油分Dは、排出路8gから槽外へ排出される。
第4工程dにおいて、溶剤分離槽9に貯留された混合溶剤BCは、冷却装置9a,9aによって炭化水素系溶剤B及びフッ素系溶剤Cの沸点より低い温度に冷却される。
その冷却時の液温によって、炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとが溶解量の差に応じて分離される。また、炭化水素系溶剤Bはフッ素系溶剤Cより比重が軽いので、フッ素系溶剤Cの液面上に浮き上がらせることができる。
これにより、溶剤分離槽9に貯留された混合溶剤BCは、フッ素系溶剤Cより比重の軽い炭化水素系溶剤Bと、炭化水素系溶剤Bより比重の重いフッ素系溶剤Cとに分離及び再生される。
溶剤分離槽9の上層側に浮上された再生処理済みの炭化水素系溶剤Bは、返還路9eから取り出して第1洗浄槽3へ返還される。また、溶剤分離槽9の下層側に貯留された再生処理済みのフッ素系溶剤Cは返還路9iから取り出して第2洗浄槽4へ返還される。
これにより、再生処理された炭化水素系溶剤Bとフッ素系溶剤Cとを、被処理物Aの洗浄処理に繰り返し使用することができる。
以上のように、被処理物Aに付着する油分Dを確実に洗浄除去することができるとともに、被処理物Aの洗浄処理に使用される炭化水素系溶剤B及びフッ素系溶剤Cを再生処理して洗浄力の回復又は維持を図ることができる。
また、被処理物Aの洗浄処理中(又は洗浄処理終了後)において、被処理物Aの洗浄処理に使用された炭化水素系溶剤Bから油分Dを分離する再生処理を行うことで、炭化水素系溶剤Bの油分濃度、洗浄力の安定を図ることができる。
この発明の構成と、前記実施例との対応において、
この発明の加温手段は、実施例の加温装置5aに対応し、
以下同様に、
冷却手段は、冷却装置9aに対応するも、
この発明は、前記実施例の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
被処理物洗浄装置による被処理物の洗浄方法を示す全体構成図。
符号の説明
a…第1工程
b…第2工程
c…第3工程
d…第4工程
e…第5工程
A…被処理物
B…炭化水素系溶剤
C…フッ素系溶剤
Ca…蒸気
BC…混合溶剤
D…油分
1…被処理物洗浄装置
2…処理室
3…第1洗浄槽
4…第2洗浄槽
5…蒸留槽
6…凝縮室
7…水分離槽
8…油分分離槽
9…溶剤分離槽
3a,4a…超音波振動子
5a,8a…加温装置
9a…冷却装置

Claims (9)

  1. 油分が付着する被処理物を炭化水素系溶剤に浸漬し、該被処理物に付着する油分を炭化水素系溶剤に溶解させて分離した後、油分が分離された被処理物をフッ素系溶剤に浸漬し、該被処理物に残着する炭化水素系溶剤をフッ素系溶剤に溶解させて分離する被処理物洗浄方法であって、
    前記油分が溶解した炭化水素系溶剤に、該炭化水素系溶剤に対して溶解性のあるフッ素系溶剤を混合し、該炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とからなる混合溶剤を沸点より低い温度で該沸点に近い温度に加温して、
    該炭化水素系溶剤をフッ素系溶剤に溶解させ、該炭化水素系溶剤からフッ素系溶剤に対して溶解性がない油分を分離する
    被処理物洗浄方法。
  2. 前記油分が分離された混合溶剤を、前記炭化水素系溶剤及びフッ素系溶剤の沸点より低い温度に冷却して、該炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とに分離する
    請求項1に記載の被処理物洗浄方法。
  3. 前記炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とからなる混合溶剤を、前記炭化水素系溶剤に対するフッ素系溶剤の溶解率が高くなる温度に加温手段で加温する
    請求項1又は2に記載の被処理物洗浄方法。
  4. 前記油分が分離された混合溶剤を、前記炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤との分離率が高くなる温度に冷却手段で冷却する
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の被処理物洗浄方法。
  5. 前記沸点より低い温度で該沸点に近い温度を、前記炭化水素系溶剤又はフッ素系溶剤のいずれか一方の低沸点の溶剤の沸点より低い温度で該沸点に近い温度に設定する
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の被処理物洗浄方法。
  6. 油分が付着する被処理物を第1洗浄槽に貯留された炭化水素系溶剤に浸漬し、該被処理物に付着する油分を炭化水素系溶剤に溶解させて分離する第1工程と、
    第1工程にて油分が分離された被処理物を第2洗浄槽に貯留されたフッ素系溶剤に浸漬し、該被処理物に残着する炭化水素系溶剤をフッ素系溶剤に溶解させて分離する第2工程と、
    前記第1洗浄槽から供給される油分が溶解した炭化水素系溶剤と、前記第2洗浄槽から供給される炭化水素系溶剤に対して溶解性のあるフッ素系溶剤とを油分分離槽内で混合し、
    該油分分離槽に貯留された炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とからなる混合溶剤を沸点より低い温度で該沸点に近い温度に加温して、
    該炭化水素系溶剤をフッ素系溶剤に溶解させ、該炭化水素系溶剤からフッ素系溶剤に対して溶解性がない油分を分離する第3工程とを備えた
    被処理物洗浄装置。
  7. 前記油分分離槽にて油分が分離された混合溶剤を溶剤分離槽へ供給し、該溶剤分離槽に貯留された混合溶剤を炭化水素系溶剤及びフッ素系溶剤の沸点より低い温度に冷却して、該炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とに分離する第4工程とを備えた
    請求項6に記載の被処理物洗浄装置。
  8. 前記炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤とからなる混合溶剤を、前記炭化水素系溶剤に対するフッ素系溶剤の溶解率が高くなる温度に加温する加温手段を備えた
    請求項6又は7に記載の被処理物洗浄装置。
  9. 前記油分が分離された混合溶剤を、前記炭化水素系溶剤とフッ素系溶剤との分離率が高くなる温度に冷却する冷却手段を備えた
    請求項6〜8のいずれか一つに記載の被処理物洗浄装置。
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