JP2010046222A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ガイドレールのすぐ内側に流下してきた遊技球について入賞の機会を増大させることにより、遊技の興趣をより一層高めることのできるパチンコ機を提供すること。
【解決手段】
パチンコ機1の遊技領域13の外縁を区画するガイドレール12のすぐ内側に連設されるとともに、ガイドレール12のすぐ内側の遊技領域13を流下してきた遊技球を遊技領域13内に配設された入賞口20、21方向に誘導するジャンプ台40、60a、60bを設けた。ジャンプ台40、60a、60bは、入賞口20、21から所定の間隔をおいた位置に配設されるとともにこの入賞口20、21付近に向かって遊技球を飛び跳ねさせる。
【選択図】 図2
ガイドレールのすぐ内側に流下してきた遊技球について入賞の機会を増大させることにより、遊技の興趣をより一層高めることのできるパチンコ機を提供すること。
【解決手段】
パチンコ機1の遊技領域13の外縁を区画するガイドレール12のすぐ内側に連設されるとともに、ガイドレール12のすぐ内側の遊技領域13を流下してきた遊技球を遊技領域13内に配設された入賞口20、21方向に誘導するジャンプ台40、60a、60bを設けた。ジャンプ台40、60a、60bは、入賞口20、21から所定の間隔をおいた位置に配設されるとともにこの入賞口20、21付近に向かって遊技球を飛び跳ねさせる。
【選択図】 図2
Description
本発明はパチンコ機に関する。
パチンコ機には、発射装置によって発射された遊技球が流下して入賞口への入賞の機会を得ることのできる遊技領域が設けられている。この遊技領域の外縁は、通常、なだらかに湾曲された円形状のガイドレールに囲まれている。そして、この遊技領域には各種の入賞口が分散して配設され、また、遊技領域の下部中央付近には、入賞ができなかった遊技球を遊技領域外に排出するアウト口が配設されている(例えば、特許文献1参照。)。
前述した従来のパチンコ機では、遊技領域の中央付近において釘にぶつかりながら徐々に落下していく遊技球については、配設された入賞口への入賞の機会を期待しながら遊技を楽しめる。しかしながら、ガイドレール内側から一定間隔の間には、釘が配設されておらず、また、この場所には入賞口が配設されることもないので、ガイドレールのすぐ内側に至った遊技球は湾曲形成されたガイドレールの内側に導かれて一気にアウト口に流下してしまう。よって、このようなガイドレールのすぐ内側に流下してきた遊技球については、入賞の機会を望むことが困難である。このため、このようなガイドレールのすぐ内側に至った遊技球のように、発射された遊技球のうちの一部については、遊技領域に進入後すぐに入賞の機会を失うことになるため、パチンコ機の遊技の興趣を高めるために寄与できないという問題が生じていた。
本発明は前述した従来のパチンコ機の問題点を解消するものであり、ガイドレールのすぐ内側に流下してきた遊技球について入賞の機会を増大させることにより、遊技の興趣をより一層高めることのできるパチンコ機を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明のパチンコ機は、
パチンコ機の遊技領域の外縁を区画するガイドレールのすぐ内側に連設されるとともに、ガイドレールのすぐ内側の遊技領域を流下してきた遊技球を、遊技領域内に配設された入賞口方向に誘導する誘導部が設けられたことを特徴とするパチンコ機(請求項1)。
パチンコ機の遊技領域の外縁を区画するガイドレールのすぐ内側に連設されるとともに、ガイドレールのすぐ内側の遊技領域を流下してきた遊技球を、遊技領域内に配設された入賞口方向に誘導する誘導部が設けられたことを特徴とするパチンコ機(請求項1)。
このような誘導部を設けることにより、ガイドレールのすぐ内側に流下してきた遊技球について、入賞口への入賞の機会を増加させることができる。「誘導部」の例示としては、入賞口付近にまで延設されて入賞口に遊技球を直接誘導する通路などや、入賞口から所定の間隔をおいた位置に配設されるとともにこの入賞口付近に向かって遊技球を飛び跳ねさせるジャンプ台のようなもの(請求項2)でも良い。また、このような「誘導部」をガイドレールの左右にそれぞれ設けても良いし、左右のうちのいずれか一方にのみ設けることとしても良い。また、通常、ガイドレールは正面視円形に形成されており、ガイドレールの下方寄りの部位が内側に向けて湾曲されているので、ガイドレールに沿って流下する遊技球はガイドレールの下方寄りの部位に沿って流下する割合が大きい。よって「誘導部」は、ガイドレールの下方寄りに配設すること(請求項3)が望ましい。
また、前記誘導部の直上に、アウト口を設けることとしても良い(請求項4)。
誘導部によって入賞口方向に誘導できなく誘導部上に滞留してしまう遊技球を、このようなアウト口により、アウト球としてパチンコ機外に排出することができる。
また、前記誘導部が遊技領域の上下方向に複数以上設けられるとともに、前記誘導部のうち上方に位置する誘導部に、下方の誘導部に遊技球を流下可能な誘導路が設けられたものとしても良い(請求項5)。
誘導部を上下に複数以上設けるとともにこのような誘導路を設けることにより、上方の誘導部によって入賞できなかった遊技球に、さらに入賞の機会を与えることができる。
また、前記誘導路を、誘導部の上面部のうちの一部の部位であって前記誘導部の上方かつ背面側に入口が開口された迂回誘導路とすることも良い(請求項6)。
このような迂回誘導路を設けることにより、誘導部の上面部において一時的に滞留状態となった遊技球を、上面部のうちの迂回誘導路の入口にさしかかった時にのみ迂回誘導路に流下させることができる。よって、一時的な滞留状態から迂回誘導路への流下の過程、ひいては下方の誘導部に基づく入賞の機会の付与への過程を、遊技球の動きによって効果的に演出することができる。
本発明のパチンコ機は前述のような誘導部が設けられているので、ガイドレールのすぐ内側に流下してきた遊技球について入賞の機会を増大させることができ、よって、遊技の興趣をより一層高めることができる。また、特に請求項2のパチンコ機では、これに加えて、遊技球が飛び跳ねさせられて入賞の機会を与えられるので遊技球の動きに変化を与えることもできる。また、特に請求項4のパチンコ機では、誘導部上に滞留しようとする遊技球をアウト球としてパチンコ機外に排出できるので、遊技領域内での遊技球の処理を円滑に行うこともできる。また、特に請求項5及び請求項6のパチンコ機では、さらに、複数以上の誘導部により複数回以上の入賞の機会を与えることにより遊技の興趣をより一層高めることもできる。
次に、本発明のパチンコ機1の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、本発明に係るパチンコ機1はいわゆる「第一種パチンコ機」と呼ばれ、特別図柄表示装置22を備え、特別図柄が特定の態様で揃った場合には、遊技盤6下部の可変大入賞口装置24の開閉扉25が開成されて多数の遊技球を入賞することができる、いわゆる「大当たり」と呼ばれる特別遊技状態を生起するパチンコ機である。
[パチンコ機全体の構成]
パチンコ機1の機枠3は、パチンコ機1の本体2を遊技ホールの設置場所(いわゆる「島設備」)に固定するためのものであり縦長長方形状の木製の枠部材から構成されている。機枠3の前面には、機枠3に対してヒンジ機構によって開閉自在に取付固定された前面枠4が設けられている。
パチンコ機1の機枠3は、パチンコ機1の本体2を遊技ホールの設置場所(いわゆる「島設備」)に固定するためのものであり縦長長方形状の木製の枠部材から構成されている。機枠3の前面には、機枠3に対してヒンジ機構によって開閉自在に取付固定された前面枠4が設けられている。
また前面枠4のさらに前面側上部には、ガラス扉枠5が開閉自在に取付固定されている。ガラス扉枠5の背面側には遊技盤6が配設されており、ガラス扉枠5の内側に取り付けられたガラス板を透過して遊技盤6を視認することができる。また、前面枠4の前面側下部には前面扉7が開閉自在に取付固定されている。
前面扉7の前面には、所定数の貸球や賞球を貯留する球受け皿8が設けられている。また球受け皿8の下方には、球受け皿8の余剰球を貯留するための余剰球受け皿9や、発射装置を駆動して遊技球を遊技領域に向けて発射するための操作ハンドル10が取り付けられている。
遊技盤6の前面には、遊技盤6の周辺付近に全体がやや縦長のほぼ円形状に配設されたガイドレール12が取り付けられており、このガイドレール12に囲まれた区画が遊技領域13とされている。遊技領域13には、特別図柄表示装置22、可変大入賞口装置24、始動入賞口26、アウト口27、多数の釘28などが取り付けられている。そして、このガイドレール12の左右の部位の上下方向における中央付近より下方に、第一ジャンプ台40,第二ジャンプ台60a,60bを備えた誘導装置30a,30bが設けられている。
[誘導装置の構成]
図2に示すように、誘導装置30aはガイドレール12の内側に沿うような形でその外周部が形成されており、ガイドレール12と別体には形成されているが、ガイドレール12に連設するような形状に形成されている。なお、誘導装置30bは、誘導装置30aと左右対称に形成されているので、以下の説明において、特に言及のない限り、誘導装置30bについては誘導装置30aと同様の構成であるものとして、その説明については省略する。
図2に示すように、誘導装置30aはガイドレール12の内側に沿うような形でその外周部が形成されており、ガイドレール12と別体には形成されているが、ガイドレール12に連設するような形状に形成されている。なお、誘導装置30bは、誘導装置30aと左右対称に形成されているので、以下の説明において、特に言及のない限り、誘導装置30bについては誘導装置30aと同様の構成であるものとして、その説明については省略する。
誘導装置30aは、その全体が、右側を内側にして緩やかに湾曲する三日月形状に形成されている。左側の外周縁32は、ガイドレール12の左側の部位の内側に沿うように形成されており、ガイドレール12の内側に連設するようにして配設されている。そして、この誘導装置30aには、振り分け部材34、迂回誘導路入口50、迂回誘導路出口54、本発明の「誘導部」の一例である第一ジャンプ台40及び第二ジャンプ台60a,60b、並びに本発明の「入賞口」の一例である第一チャッカー20,第二チャッカー21などが備えられている。
振り分け部材34は、振り分け部材34の上方から流下してきた遊技球を、第一ジャンプ台40に誘導する第一通路36、または、遊技領域13の下部中央方向のいずれかに振り分けて誘導するものである。そして、振り分け部材34の上部には、第一通路36方向に向けて斜め左下がりに傾斜した左傾斜面37と、この左傾斜面37の右側に連設されるとともに斜め右下がりに傾斜した右傾斜面38とが設けられており、これらの傾斜面37,38によって、遊技球が振り分けられるように設けられている。この第一通路36に誘導された遊技球のみが、後述する第一ジャンプ台40に誘導されることになる。このような振り分け部材34を設けることにより、まず最初に、第一ジャンプ台40方向に遊技球が誘導されるかどうか、すなわち、本発明の「誘導部」による入賞の機会を与えられるかどうかのスリル感を遊技者に与えることができる。
なお、この振り分け部材34の上方にはスルーチャッカー23が設けられているが、このスルーチャッカー23の下方に二つの釘28a,28bが打設されており、このスルーチャッカー23に入賞された遊技球がこれらの二つの釘28a,bの間を通過した場合に左傾斜面37及び右傾斜面38の境界部に遊技球が落下して、第一通路36に遊技球が導かれる可能性が高まるように設け、一方、スルーチャッカー23、及び二つの釘28a,b間を通過しない遊技球は第一通路36には容易には到達できないように設けることにより、スルーチャッカー23への入賞、及び釘28a,bの通過に遊技者が注目するように構成されている。
ガイドレール12の内側に沿うようにして形成された第一流路36の下端下方には、第一通路36を流下してきた遊技球を右斜め上方に飛び跳ねさせるように誘導する第一ジャンプ台40が設けられている。第一ジャンプ台40は、その上面部42のガイドレール12側の端部が、上側を内側とした湾曲形状になされ、第一通路36の下端におけるガイドレール12の内側壁部35から連続する形状に形成されている。また、上面部42の右側寄りは、右斜め上方の角度に向けて形成されている。なお、上面部42の右端は下方に向けて湾曲形成されている。そして、この第一ジャンプ台40の右端のさらに右側やや下方には、上面部42から所定の間隔をおいて、第一チャッカー20が配設されている。第一ジャンプ台40右端から第一チャッカー20までの間隔は、遊技球の直径の2個分強とされており、飛び跳ねさせられた遊技球の一部は、この第一ジャンプ台40と第一チャッカー20との間の誘導路39aから下方に落下することが可能に設けられている。
また、上面部42の再下点の上方に位置する部位の誘導装置30aの本体壁部31には、遊技球が1個だけ通過可能な大きさの迂回誘導路入口50が開設されている。図3にも示すように、この迂回誘導路入口50は、本体壁部31裏側に設けられた迂回誘導路52を介して、第一ジャンプ台40の下方に開口された迂回誘導路出口54に連通されている。第一通路36を流下してきた遊技球は、その全てが第一ジャンプ台40の右側に飛び跳ねさせられるものではなく、流下してきた遊技球の進入角度や流下速度などの差異により、その一部は、第一ジャンプ台40の上面部42に滞留してしまうおそれがある。前述のような迂回誘導路52を設けることにより、このような一部の遊技球について、上面部42に滞留することなく第一ジャンプ台40の下方に排出させることができる。
迂回誘導路出口54の右斜め下方のガイドレール12の内側に沿った部位には、第二ジャンプ台60が設けられている。第二ジャンプ台60は、第二ジャンプ台60a,60bから構成されている。第二ジャンプ台60aは、ガイドレール12の内側壁部35からさらに内側に向けて湾曲するようにして連設されている。第二ジャンプ台60bは、第二ジャンプ台60aの右端から遊技球の直径1個分強の間隔を開けて、正面視において第二ジャンプ台60aの上面部62の右延長線上に沿うようにしてその上面部63が形成された板状に設けられている。また、この第二ジャンプ台60a,60bの間は、アウト口27方向に遊技球を誘導する第二通路64として設けられている。
また、第二ジャンプ台60bと第二チャッカー21との間には、下方に開口する第三通路66が設けられており、第二ジャンプ台60bから右側へ飛び跳ねさせられた遊技球などの一部が通過してアウト口27方向に誘導されるように設けられている。
前述したように、第一ジャンプ台40から飛び跳ねることができずに迂回誘導路52を経て流下してきた遊技球や、第一ジャンプ台40から飛び跳ねることができたが誘導路39aを経て下方に流下してきた遊技球は、この第二ジャンプ台60a,60b方向へと誘導される。第二ジャンプ台60a,60bは、その左上方から流下してきた遊技球を右斜め上方に誘導するように設けられている。第二ジャンプ台60aは、その上面部62の右端がほぼ水平方向に向けて形成されており、その仮想延長線上に、第二通路64を間において、第二ジャンプ台60bの上面部63の左端が配設されている。さらに第二ジャンプ台60bの上面部63は、右上方向に湾曲しながら右斜め上に向けて形成されている。そして、上面部63の右側仮想延長線上には、第二チャッカー21へと遊技球を導く釘が打設されている。
なお、第一チャッカー20及び第二チャッカー21の上方に打設された多数の釘は、第一ジャンプ台40、または第二ジャンプ台60a,60bから飛び跳ねさせられた遊技球のうち、所定の勢い・角度で飛び跳ねさせられた遊技球のみが入賞できるように配設されている。よって、第一ジャンプ台40又は第二ジャンプ台60a,60bに遊技球が流下してきた場合に、第一チャッカー20または第二チャッカー21に遊技球が入賞できるかどうかについて、遊技者の注意を良く惹くことになり、ガイドレール12内側周辺を流下する遊技球の行方に、遊技者がより一層着目するように設けられている。
そして、前述したように、このように構成された誘導装置30aと左右対称の構成の誘導装置30bが、遊技領域13の右側寄り下部に配設されている。
このように、従来のパチンコ機であれば、ガイドレール12のすぐ内側に流下してきた遊技球は、ガイドレール12の内側に沿って一気にアウト口27にまで誘導されてしまい、入賞の機会を期待できず、よって遊技者の興趣を高めることに寄与することは無かったのに対し、前述のように構成されたジャンプ台40,60a,60bを備えたパチンコ機1では、ガイドレール12のすぐ内側に流下してきた遊技球についても第一チャッカー20及び第二チャッカー21への入賞の機会を期待できるので、遊技者の興趣を高めることに寄与できる。
また、遊技球に飛び跳ねさせる動きを与えるので、遊技に目新しさを加えることができる。また、特にガイドレール12のすぐ内側に第一通路36を設け、釘により遊技球の勢いを殺すことなくこのような動きを与えることができるので、遊技球の動きにスピード感を与えることができるとともに、遊技球の勢いだけでこのような動きを演出できるので動力装置などを別途必要とすることもない。
また、二つのジャンプ台40,60a,60b、並びに二つのチャッカー20,21をそれぞれ上下に設けることにより、第一ジャンプ台40により第一チャッカー20に入賞できなかった遊技球にも、さらに、下方の第二ジャンプ台60a,60bにより第二チャッカー21への入賞の機会を与えることができるので、遊技者の注目をより惹くことができる。なお、前述の誘導路39a及び迂回誘導路52が、本発明に言う「誘導路」に相当する。
次に、図4を参照して、前述したものとは異なる本発明の別の実施の形態について説明する。誘導装置70は、前述の誘導装置30a,30bのような迂回誘導路52を備えておらず、また、第一チャッカー20や第二チャッカー21に対して、その上方に向けて遊技球を飛び跳ねさせて入賞の機会を与える第一ジャンプ台72、及び第二ジャンプ台74を備えているものである。
誘導装置70の左端上端部には、上方から流下してきた遊技球を右方向に飛び跳ねさせるように誘導する第一ジャンプ台72が設けられている。第一ジャンプ台72は、その上面部76が、上側を内側として湾曲した湾曲形状に形成されている。この第一ジャンプ台72の右側下方には、振り分け部材78が設けられている。振り分け部材78は、振り分け部材78の上方から流下してきた遊技球を、ガイドレール12内側に沿ってさらに下方に誘導する誘導路39b、または、第一チャッカー20の上方のいずれかに振り分けて誘導するものである。振り分け部材78の上部には、誘導路39b方向に向けて斜め左下がりに傾斜した左傾斜面80と、この左傾斜面80の右側に連設されるとともに第一チャッカー20の上方に向けて斜め右下がりに傾斜した右傾斜面82とが設けられており、これらの傾斜面80,82によって、遊技球が振り分けられるように設けられている。そして、第一チャッカー20の上方周辺には、水平方向において並設された2つの釘28c、dが設けられている。また、振り分け部材78と第一チャッカー20との間には、第一チャッカー20上に流下したが入賞しなかった遊技球の一部を第二ジャンプ台74方向に流下させる誘導路39cが設けられている。
誘導路39bの右斜め下方のガイドレール12の内側に沿った部位には、第二ジャンプ台74が設けられている。第二ジャンプ台74は、ガイドレール12の内側壁部35からさらに内側に向けて湾曲するようにして連設され、その上面部86は第二チャッカー21の上方に向けられている。そして、第二チャッカー21の上方周辺には、水平方向において並設された2つの釘28e,fが設けられている。また、この第二ジャンプ台74と第二チャッカー21との間は、アウト口27方向に遊技球を誘導する第三通路88として設けられている。
また、第二ジャンプ台74の上面部86の最下部付近には、アウト口90が設けられている。したがって、第二ジャンプ台74から右斜め上方に飛び跳ねることができなく、第二ジャンプ台74の上面部86上に滞留してしまう遊技球は、このアウト口90によりアウト球としてパチンコ機1外に排出されることになる。
このように、この誘導装置70では、第一ジャンプ台72及び第二ジャンプ台74のいずれについても、チャッカー20,21の上方に遊技球を飛び跳ねさせて入賞の機会を与えることとしており、前述の誘導装置30a,30bのように多数の釘28によってチャッカー20,21へ遊技球を誘導して入賞の機会を与えるものとは異なっている。なお、前述の誘導路39b及び誘導路36cが、本発明に言う「誘導路」に相当する。
本各発明は前述した実施の形態の構成に限定されるものではなく、本各発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、前述の二つの例では、各々二つのジャンプ台を備えるものとしたが、一つのジャンプ台のみを備えるものや、三つ以上のジャンプ台を備えるものでも良い。
また、前述の誘導装置30a等は、「誘導部」の一例であるジャンプ台40等と「入賞口」の一例であるチャッカー20等を一体に備えるものとしているが、これらを別体に設けても良く、例えばチャッカーは遊技盤6に別途配設されるものを用い、チャッカーとは別にジャンプ台を単独で遊技盤6に配設することとしても良い。しかしながら、ジャンプ台を経た遊技球のチャッカーへの入賞確率を所定の範囲に正確に収めるには、予めジャンプ台などの誘導部とチャッカーなどの入賞口との位置関係を正確かつ容易に定めることのできるよう、前述の実施の形態のように誘導部と入賞口とを一体に設けることが望ましい。
また、第一の実施の形態においても、迂回誘導路52を省略することもできる。この場合には、第一ジャンプ台40の上面部42を遊技領域13中央方向に下がり傾斜に構成して第一ジャンプ台40の右側に遊技球が必ず誘導されるようにしたり、上面部42の最下点の部位に正面側に傾斜した誘導溝を設けて、第一ジャンプ台40の正面側に、飛び跳ねられなかった遊技球が必ず誘導されるようにしたりして、第一ジャンプ台40への遊技球の滞留を抑制することが望ましい。
また、チャッカー20,21はスルーチャッカーなど別の態様の入賞口としても良い。また、各ジャンプ台の角度などを可動に設け、必要に応じてジャンプ台の角度などを調整可能としたり、遊技時に角度などが自動的に可動となるようにして、ジャンプ台が所定の角度などに変位した場合にのみ入賞の機会が高まるなどの構成とすることもできる。
また、前述した例のようにジャンプ台40等の誘導部ではなく、可動装置などにより遊技球を飛び跳ねさせるようなジャンプ台とすることも考えられる。
1;パチンコ機、2;本体、3;機枠、4;前面枠、5;ガラス扉枠、6;遊技盤、7;前面扉、8;球受け皿、9;余剰球受け皿、10;操作ハンドル、12;ガイドレール、13;遊技領域、20;第一チャッカー,21;第二チャッカー、22;特別図柄表示装置、23;スルーチャッカー、24;可変大入賞口装置、25;開閉扉、26;始動入賞口、27;アウト口、28;釘、30a,30b;誘導装置、31;本体壁部、32;外周縁、34;振り分け部材、35;内側壁部、36;第一通路、37;左傾斜面、38;右傾斜面、39a,39b,39c;誘導路、40;第一ジャンプ台、42;上面部、50;迂回誘導路入口、52;迂回誘導路、54;迂回誘導路出口、60a,60b;第二ジャンプ台、62;上面部、63;上面部、64;第二通路、66;第三通路、70;誘導装置、72;第一ジャンプ台、74;第二ジャンプ台、76;上面部、78;振り分け部材、80;左傾斜面、82;右傾斜面、86;上面部、88;第三通路、90;アウト口。
Claims (6)
- パチンコ機の遊技領域の外縁を区画するガイドレールのすぐ内側に連設されるとともに、ガイドレールのすぐ内側の遊技領域を流下してきた遊技球を、遊技領域内に配設された入賞口方向に誘導する誘導部が設けられたことを特徴とするパチンコ機。
- 前記誘導部が、前記入賞口から所定の間隔をおいた位置に配設されるとともに、前記入賞口付近に向かって遊技球を飛び跳ねさせるジャンプ台であることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記誘導部が、前記ガイドレールの下方寄りに配設されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機。
- 前記誘導部の直上に、アウト口を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のパチンコ機。
- 前記誘導部が遊技領域の上下方向に複数以上設けられるとともに、前記誘導部のうち上方に位置する誘導部に、下方の誘導部に遊技球を流下可能な誘導路が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のパチンコ機。
- 前記誘導路が、誘導部の上面部のうちの一部の部位であって前記誘導部の上方かつ背面側に入口が開口された迂回誘導路であることを特徴とする請求項5に記載のパチンコ機。
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