JP2010046170A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】高電圧回路を設けること無く、比較的多量のイオンを放出させ、排気フィルタにて効率よく細塵を捕集することが出来る電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動送風機2の排気を外部に排出する排気口34と、電動送風機2の排気側と排気口34とを連通する空気通路36に配備された排気フィルタ35と、周面長手方向に略帯状の第1、第2のブラシ41、42を有すると共に、空気通路36内でかつ排気フィルタ35より上流側に配され排気流で回転する回転ブラシ40と、第1、第2のブラシ41、42の先端が摺接するプレート37を備えたもので、排気流で回転ブラシ40が回転すると、第1、第2のブラシ41、42の先端がプレート37に摺接して静電気を起こし、排気風内の細塵に電荷を与え、排気フィルタ35の電気的捕集能力が向上する。
【選択図】図1
【解決手段】電動送風機2の排気を外部に排出する排気口34と、電動送風機2の排気側と排気口34とを連通する空気通路36に配備された排気フィルタ35と、周面長手方向に略帯状の第1、第2のブラシ41、42を有すると共に、空気通路36内でかつ排気フィルタ35より上流側に配され排気流で回転する回転ブラシ40と、第1、第2のブラシ41、42の先端が摺接するプレート37を備えたもので、排気流で回転ブラシ40が回転すると、第1、第2のブラシ41、42の先端がプレート37に摺接して静電気を起こし、排気風内の細塵に電荷を与え、排気フィルタ35の電気的捕集能力が向上する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機においては、排気からの細塵放出を防止するために、排気口にフィルタを配備するのが一般的であり、機種によっては、静電気の力を利用してフィルタに吸着させるために、エレクトレット不織布製フィルタの上流側において細塵に電荷を帯電させるためのイオン発生装置を装備する静電集塵機構を排気部にも設けた電気掃除機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−190046号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたような従来の電気掃除機の構成では、イオンを放出させるために高電圧回路を配備しなければならず、またその高電圧に対し、電気的絶縁やノイズ発生防止を目的に、比較的高価な素材で形成した部品を配備する必要があった。
これに対し、マイナスイオンを発生するアクリル、ポリプロピレン、塩化ビニルのうちいずれかで構成されている繊維状の布を単に配置するイオン発生機構もあるがその能力では静電集塵を行なうまでの電荷量が充分えられないという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、高電圧回路を設けること無く、比較的多量のイオンを放出させ、排気フィルタにて効率よく細塵を捕集することが出来る電気掃除機を提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、吸引を行う電動送風機と、前記電動送風機の排気を外部に排出する排気口と、前記電動送風機の排気側と前記排気口とを連通する空気通路と、前記空気通路に配備された排気フィルタと、周面長手方向に略帯状のブラシを有すると共に、前記空気通路内でかつ前記排気フィルタより上流側に配され排気の気流によって回転する回転ブラシと、前記ブラシの先端が摺接するプレートを備えたもので、排気の気流によって回転ブラシが回転する際にブラシ先端がプレートにこすれることにより静電気を起こし、排気風内の細塵に電荷を与えるので、排気フィルタの電気的捕集能力を高め、排気にほとんど細塵が含まれない使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
本発明の電気掃除機は、高電圧回路なしで排気内に電荷を帯びたイオンを放出することができ、安価で排気に細塵がほとんど含まれない使い勝手のよいものである。
第1の発明は、吸引を行う電動送風機と、前記電動送風機の排気を外部に排出する排気口と、前記電動送風機の排気側と前記排気口とを連通する空気通路と、前記空気通路に配備された排気フィルタと、周面長手方向に略帯状のブラシを有すると共に、前記空気通路内でかつ前記排気フィルタより上流側に配され排気の気流によって回転する回転ブラシと、前記ブラシの先端が摺接するプレートを備えたもので、排気の気流によって回転ブラシが回転する際にブラシ先端がプレートにこすれることにより静電気を起こし、排気風内の細塵に電荷を与えるので、排気フィルタの電気的捕集能力を高め、排気にほとんど細塵が含まれない使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の回転ブラシの周面長手方向に植毛の密度もしくはピッチの異なる略帯状のブラシを複数設けたもので、排気の速度が回転ブラシの回転に連動して切り替わり、排気フィルタに至る排気が、満遍なく分散され、排気フィルタの濾過面積を有効に活用することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の側面断面図、図2は、同電気掃除機の平面図、図3は、同電気掃除機の回転ブラシの平面図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の側面断面図、図2は、同電気掃除機の平面図、図3は、同電気掃除機の回転ブラシの平面図である。
図1〜3において、本実施の形態における電気掃除機の掃除機本体1の後部には、電動送風機2を内蔵した電動送風機室3が配され、前部に、着脱自在で塵埃を捕集すると共にエレクトレット加工された集塵袋4を収納する集塵室5が配され、後方下部の両側に1対の走行用の車輪6が回転自在に取着され、底面前部には、同じく走行用のキャスター7が取着されている。掃除機本体1の前部には、ホース(図示せず)の一端に設けた接続パイプ(図示せず)が着脱自在に接続される吸入口10が設けられている。
集塵袋4の材質は、ポリプロピレン等の熱可塑性繊維で構成されており、空気等の摩擦で一般的にはマイナス側に帯電することになる。
電動送風機2の前部は、弾性材料からなるサポート前20で、後部は、同じく弾性材料からなるサポート後21で、電動送風機室3内に支持されており、モーターケース22とモーターカバー23にて、前記サポート前20とサポート後21を挟持している。
図3において、34は、電動送風機2の排気を排出させる排気口であり、36は、電動送風機2の排気側と排気口34とを連通し、電動送風機2からの排気風を排気口34に導く空気通路である。排気口34には、排気内の細塵を捕集する排気フィルタ35が設けてある。排気フィルタ35は、ナイロン等の熱可塑性繊維で形成した濾材をプリーツ状に折り曲げて構成されており、空気流の摩擦で一般的にはプラス側に帯電することになる。
40は、排気フィルタ35の上流側に位置し、空気通路36内に回転自在に設けられた回転ブラシで、その周面の長手方向に沿って、ナイロン製ブラシからなり連続して配列された第1のブラシ41と、同じくナイロン製ブラシからなり断続して植毛された第2のブラシ42とが、交互に2本ずつ螺旋状に配備されている。
空気通路36内の壁の一部には、第1のブラシ41と第2のブラシ42のそれぞれの先端が摺接するフッソ製のプレート37が配されている。また空気通路36は、回転ブラシ40の径方向の下半分に気流が流れる形状にしており、排気風が第1のブラシ41と第2のブラシ42に当たって回転ブラシ40が回転する。
以上のように構成された本実施の形態における電気掃除機の動作、作用は以下の通りである。
電動送風機2を運転させると、電動送風機2からの排気風が、回転ブラシ40の第1のブラシ41と第2のブラシ42に当たって、回転ブラシ40が回転し、第1のブラシ41と第2のブラシ42のそれぞれの先端が、プレート37上に連続してこすりつけられる。このときの摩擦により、第1のブラシ41と第2のブラシ42がプラスに、プレート37がマイナスに帯電し、放電しやすいマイナス電荷が、プレート37よりマイナスイオンとして放出される。
放出されたマイナスイオンが、電動送風機2の排気風と共に、排気フィルタ35まで移動するがその際に排気に含まれる細塵をマイナスに帯電させる。排気フィルタ35は、プラス側に帯電しているため、マイナスに帯電した細塵が排気フィルタ35に静電力により吸着される。
このとき、排気フィルタ35の濾材の目より小さい細塵も静電力により吸着されるため、排気フィルタ35のろ過性能以上の捕集能力を発揮することができ、排気口34から排出される排気には、ほとんど細塵が含まれず、清潔な空気のみが室内に排出されることとなる。
また、連続して配された第1のブラシ41と、断続的に配された第2のブラシ42とは、植毛密度が異なるため、それぞれに衝突してから下流に流れる排気風の風速が変化する。そのため、排気風は、排気フィルタ35の、回転ブラシ40に対し最も近接する部分から、最も遠い部分に渡って分散されて到達する。そしてこの動きは、回転ブラシ40の回転に伴って交互に繰り返されるため放出されるイオン、及び細塵も排気フィルタ35に満遍なく分散され、ろ過性能が偏りなく発揮されることになる。
このように本実施の形態によれば、高電圧回路を設けること無く、安価な部品でありながら機械的摩擦によって電荷を多量に発生させることができ、さらに排気フィルタ35に満遍なく分散させてイオンを放出できるので限られたフィルタ面積でも優れた捕集性能を発揮することができる。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、安価で消費電力を上げることなく排気の細塵放出を抑える使い勝手の良い電気掃除機として有用である。
1 掃除機本体
2 電動送風機
4 集塵袋
34 排気口
35 排気フィルタ
36 空気通路
37 プレート
40 回転ブラシ
41 第1のブラシ
42 第2のブラシ
2 電動送風機
4 集塵袋
34 排気口
35 排気フィルタ
36 空気通路
37 プレート
40 回転ブラシ
41 第1のブラシ
42 第2のブラシ
Claims (2)
- 吸引を行う電動送風機と、前記電動送風機の排気を外部に排出する排気口と、前記電動送風機の排気側と前記排気口とを連通する空気通路と、前記空気通路に配備された排気フィルタと、周面長手方向に略帯状のブラシを有すると共に、前記空気通路内でかつ前記排気フィルタより上流側に配され排気の気流によって回転する回転ブラシと、前記ブラシの先端が摺接するプレートを備えた電気掃除機。
- 回転ブラシの周面長手方向に植毛の密度もしくはピッチの異なる略帯状のブラシを複数設けた請求項1に記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008211349A JP2010046170A (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008211349A JP2010046170A (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010046170A true JP2010046170A (ja) | 2010-03-04 |
Family
ID=42063796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008211349A Pending JP2010046170A (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010046170A (ja) |
-
2008
- 2008-08-20 JP JP2008211349A patent/JP2010046170A/ja active Pending
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