JP2010045430A - 静電型トランスデューサ - Google Patents

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Abstract

【課題】真空層の高真空化による高性能化が可能な静電型トランスデューサを提供する。
【解決手段】シリコン基板10と、シリコン基板10の一表面側に形成された多孔質ポリシリコン層からなる真空封止用多孔質層19と、真空封止用多孔質層19におけるシリコン基板10側とは反対側に積層されたキャップ層22とを備え、真空封止用多孔質層19とシリコン基板10の上記一表面との間に真空層21が形成され、真空層21のシリコン基板10側にコンデンサの一方の電極となる固定電極13が形成され、真空層21のシリコン基板10側とは反対側にコンデンサの他方の電極となる可動電極24が形成されている。真空封止用多孔質層19は、シリコン基板10の上記一表面側にポリシリコン層18を当該ポリシリコン層18が上記一表面から離間する形で形成し当該ポリシリコン層18の一部を陽極酸化することにより形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、静電型トランスデューサに関するものである。
従来から、マイクロマシニング技術などを利用して形成される静電型トランスデューサが知られている(例えば、非特許文献1,2参照)。
ここにおいて、上記非特許文献1に開示された静電型トランスデューサは、図10に示すように、シリコン基板10’の一表面上にシリコン酸化膜(以下、第1のシリコン酸化膜と称する)11’が形成され、第1のシリコン酸化膜11’におけるシリコン基板10’側とは反対側に所定形状にパターニングされた導電性ポリシリコン層からなる固定電極(下部電極)13’が形成され、第1のシリコン酸化膜11’におけるシリコン基板10’側とは反対側に固定電極13’を覆うシリコン酸化膜(以下、第2のシリコン酸化膜と称する)32’が形成され、第2のシリコン酸化膜32’上にシリコン窒化膜33’が形成され、シリコン窒化膜33’上で所定形状にパターニングされ一部がシリコン窒化膜33’の複数の貫通孔33a’に埋設された導電性多孔質ポリシリコン層からなる真空封止用多孔質層19’と、真空封止用多孔質層19’上に積層されたAl膜からなるキャップ層22’とを備え、真空封止用多孔質層19’とキャップ層22’とで可動電極24’(上部電極)が構成され、固定電極13’とシリコン窒化膜33’との間に真空層21’が形成されている。
上述の静電型トランスデューサでは、固定電極13’と可動電極24’とを電極とするコンデンサが形成されるから、可動電極24’が音波を受波することにより固定電極13’と可動電極24’との間の距離が変化し、コンデンサの静電容量が変化する。したがって、固定電極13’と可動電極24’との間に直流バイアス電圧を印加しておけば、固定電極13’と可動電極24’との間には音波の音圧に応じて微小な電圧変化が生じるから、音波の音圧によって生じる可動電極24’の振動エネルギを電気信号に変換する音響センサとして用いることができる。
また、上述の静電型トランスデューサは、固定電極13’と可動電極24’との間に電圧を印加すると、固定電極13’と可動電極24’との間に発生する静電引力によって可動電極24’が固定電極13’に近づく向きに変位するので、固定電極13’と可動電極24’との間に印加する電圧を変化させることで可動電極24’を振動させることにより、音波を発生させることができるから、スピーカとして用いることができる。
以下、図10に示した構成の静電型トランスデューサの製造方法について図11を参照しながら簡単に説明する。
まず、シリコン基板10’の上記一表面上に膜厚が1000nmの第1のシリコン酸化膜11’を形成してから、第1のシリコン酸化膜11’上に膜厚が400nmのポリシリコン層を形成し、当該ポリシリコン層にイオン注入を行ってからアニールを行うことにより導電性ポリシリコン層を形成し、当該導電性ポリシリコン層をパターニングすることによりパターニングされた当該導電性ポリシリコン層からなる固定電極13’を形成し、続いて、シリコン基板10’の上記一表面側にTEOSを原料とするCVD法により膜厚が300nmの第2のシリコン酸化膜32’を成膜することによって、図11(a)に示す構造を得る。
その後、シリコン基板10の上記一表面側に膜厚が200nmで引張応力が280MPa〜1089MPaのシリコン窒化膜33’をLPCVD法により成膜し、続いて、シリコン窒化膜33’に内径が2μm程度の複数の貫通孔33a’をプラズマエッチングにより形成し、続いて、シリコン基板10’の上記一表面側にフッ酸を透過可能な多孔質ポリシリコン層をLPCVD法により形成し、当該多孔質ポリシリコン層に対してイオン注入およびアニールを行って導電性多孔質ポリシリコン層19a’を形成することによって、図11(b)に示す構造を得る。なお、LPCVD法による多孔質ポリシリコン層の成膜にあたっては、成膜時に多数のピンホールが形成されるようなプロセス条件を設定してあり、ピンホールのサイズが1〜10nm、ピンホールの密度が10〜100μm−2程度であり、ピンホールのサイズと密度はLPCVD法のプロセスパラメータを変えることで調整することができる。
上述の導電性多孔質ポリシリコン層19a’を形成した後、導電性多孔質ポリシリコン層19a’のピンホールを通してフッ酸系溶液(例えば、BHFなど)を導入して第2のシリコン酸化膜32’の一部をエッチングすることで真空層21’を形成することによって、図11(c)に示す構造を得る。
その後、導電性多孔質ポリシリコン層19a’をパターニングすることで真空封止用多孔質層19’を形成してから、固定電極13’およびシリコン基板10’それぞれの一部を露出させるコンタクトホール34’,35’を形成することによって、図11(d)に示す構造を得る。その後、シリコン基板10’の上記一表面側の全面にAl膜を成膜してからパターニングすることでキャップ層22’などを形成することによって、図11(e)に示す構造を得ている。
また、上記特許文献2に開示された静電型トランスデューサは、図12に示すように、固定電極13”を兼ねるシリコン基板10”と、シリコン基板10”の一表面側に形成されたシリコン窒化膜からなる絶縁膜41”と、絶縁膜41”におけるシリコン基板10”側とは反対側に形成されたSiからなるメンブレン42”と、メンブレン42”上に形成され所定形状にパターニングされた可動電極24”と、メンブレン42”の表面側に可動電極24”を覆う形で形成されたシリコン酸化膜からなるパッシベーション膜44”とを備え、メンブレン42”と絶縁膜41”との間に真空層21”が形成されており、固定電極13”と可動電極24”とを電極とするコンデンサが形成される。
以下、図12に示した構成の静電型トランスデューサの製造方法について図13を参照しながら簡単に説明する。
まず、下部電極13”を兼ねるシリコン基板10”の上記一表面上にシリコン窒化膜からなる絶縁膜41”を形成してから、絶縁膜41”上にアモルファスシリコン膜を形成し当該アモルファスシリコン膜をパターニングすることで真空層形成用の犠牲層15”を形成することによって、図13(a)に示す構造を得る。
その後、シリコン基板10”の上記一表面側にシリコン窒化膜42”を形成することによって、図13(b)に示す構造を得る。
その後、シリコン窒化膜42”に犠牲層15”の表面の一部を露出させるエッチングホール42b”を形成し、エッチングホール42a”を通してKOHにより犠牲層15”を選択的にエッチングすることによって、図13(c)に示す構造を得る。
その後、シリコン基板10”の上記一表面側にエッチングホール42a”が封止されるように減圧下でシリコン窒化膜を堆積させることにより当該シリコン窒化膜と上記シリコン窒化膜42”とで構成されるSiからなるメンブレン43”を形成するとともにメンブレン43”直下に真空層21”を形成し、続いて、シリコン基板10の上記一表面側に所定形状の可動電極24”を形成し、その後、シリコン酸化膜からなるパッシベーション膜44”を形成することによって、図13(d)に示す構造を得ている。
Saarilahti et al,「A Novel Method for cMUT fabrication」、3rd International Workshop on Micromachined Ultrasonic Transducers(2003),June,2003 Omer Oralkan,et al,「Capacitive Micromachined Ultrasonic Transducers: Next-GenerationArrays for Acoustic Imaging?」,IEEE TRANSACTIONS OFULTRASONICS,FERROELECTRICS,AND FREQUENCYCONTROL,VOL.49,NO.11,p1596-1610,NOVEMBER 2002
ところで、図10に示した構成の静電型トランスデューサでは、製造時に、導電性多孔質ポリシリコン層19a’のピンホールを通してフッ酸系溶液(例えば、BHFなど)を導入し第2のシリコン酸化膜32’の一部をエッチングすることで真空層21’を形成しているが、第2のシリコン酸化膜32’のエッチング時にシリコン窒化膜33’が厚み方向の両側から低エッチングレート(フッ酸系溶液がBHFであれば1nm/min程度)ではあるもののエッチングされてしまうので、導電性多孔質ポリシリコン層19a’とシリコン窒化膜33’との密着性が低下してしまうから、真空層21’の真空度の高真空化による高性能化が難しく、また、設計上の特性が得られないことが考えられる。また、真空層21’のサイズによって真空層21’形成前後のシリコン窒化膜33’の厚みの変化量が異なってしまうので、デバイス設計の自由度が低かった。
また、図12に示した構成の静電型トランスデューサでは、製造時に、シリコン窒化膜42”にエッチングホール42a’を形成し、当該エッチングホール42a”を通して犠牲層15”を選択的にエッチングしてから、シリコン基板10”の上記一表面側にエッチングホール42a”が封止されるように減圧下でシリコン窒化膜を堆積させることにより当該シリコン窒化膜と上記シリコン窒化膜42”とで構成されるSiからなるメンブレン43”を形成するとともにメンブレン43”直下に真空層21”を形成しているので、真空層21’の真空度の高真空化による高性能化が難しく、また、犠牲層15”をエッチングした後に絶縁膜41”上にもシリコン窒化膜が堆積されてしまうので、設計上の特性が得られないことが考えられる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、真空層の高真空化による高性能化が可能な静電型トランスデューサを提供することにある。
請求項1の発明は、シリコン基板と、シリコン基板の一表面側に形成された多孔質ポリシリコン層からなる真空封止用多孔質層と、真空封止用多孔質層におけるシリコン基板側とは反対側に積層されたキャップ層とを備え、真空封止用多孔質層とシリコン基板の前記一表面との間に真空層が形成され、真空層のシリコン基板側にコンデンサの一方の電極となる固定電極が形成され、真空層のシリコン基板側とは反対側にコンデンサの他方の電極となる可動電極が形成されてなり、真空封止用多孔質層は、シリコン基板の前記一表面側にポリシリコン層を当該ポリシリコン層が前記一表面から離間する形で形成し当該ポリシリコン層の一部を陽極酸化することにより形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、シリコン基板の一表面側に形成された多孔質ポリシリコン層からなる真空封止用多孔質層と、真空封止用多孔質層におけるシリコン基板側とは反対側に積層されたキャップ層とを備え、真空封止用多孔質層とシリコン基板の前記一表面との間に真空層が形成され、真空封止用多孔質層が、シリコン基板の前記一表面側にポリシリコン層を当該ポリシリコン層が前記一表面から離間する形で形成し当該ポリシリコン層の一部を陽極酸化することにより形成されているので、製造時に、シリコン基板の前記一表面側に真空封止用多孔質層を形成した後で、シリコン基板の前記一表面側において真空封止用多孔質層直下に形成されている犠牲層であるシリコン酸化膜を真空封止用多孔質層の微細孔を通してフッ酸系溶液により選択的にエッチングすることによって真空層となる空間を形成し、その後、真空封止用多孔質層にキャップ層を積層することによって真空封止用多孔質層の微細孔を封孔して真空層を所望の真空度とするような製造プロセスを採用することができ、真空層の高真空化による高性能化が可能となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記固定電極は、前記シリコン基板の前記一表面側に形成したノンドープポリシリコン層において部分的にドーピングされた領域からなり、前記可動電極は、前記ポリシリコン層において部分的にドーピングされた領域を陽極酸化することにより形成された導電性多孔質ポリシリコン層からなり、前記真空封止用多孔質層を兼ねていることを特徴とする。
この発明によれば、前記固定電極および前記可動電極が前記真空層を挟んで対向し、前記真空層の形成時に前記固定電極および前記可動電極がエッチングされるのを防止することができるので、前記固定電極と前記真空封止用多孔質層との間の前記真空層のギャップ長の高精度化を図れ、また、前記可動電極は、前記ポリシリコン層において部分的にドーピングされた領域を陽極酸化することにより形成された導電性多孔質ポリシリコン層からなるので、前記ポリシリコン層全体がドーピングされている場合に比べて寄生容量を低減できるとともに、前記真空封止用多孔質層とは別に前記可動電極を形成する場合に比べて前記可動電極が変位しやすくなり、例えば音響センサとして使用する場合に感度を向上させることができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記可動電極の両端部それぞれにパッドが形成されてなり、パッド間への通電に伴う前記可動電極の温度変化に伴って音波を発生する熱励起型音源としても使用可能であることを特徴とする。
この発明によれば、熱励起型音源から発生させ物体で反射された超音波を受波することができるので、コンパクトで低コストの超音波送受波素子や超音波距離計を実現することが可能となり、しかも、熱励起型音源では共振現象を利用せずに音波を発生させるから、残響が短く発生期間の短い超音波あるいはインパルス状の音波を送波させることができるので、不感帯を短くすることができ、超音波送受波素子や超音波計測計の高精度化を図れる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記シリコン基板の前記一表面側に前記コンデンサが複数形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、音響センサとして用いる場合に音波の到来方向を求めることが可能となる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記シリコン基板の前記一表面側に前記コンデンサの出力を信号処理する信号処理回路が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記コンデンサと信号処理回路との間の配線長を短くすることができるとともに、また、信号処理回路が別の基板に形成されている場合に比べて、小型化および低コスト化を図れる。
請求項1の発明では、真空層の高真空化による高性能化が可能になるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態の静電型トランスデューサは、図1に示すように、シリコン基板10と、シリコン基板10の一表面側に形成された多孔質ポリシリコン層からなる真空封止用多孔質層19と、真空封止用多孔質層19におけるシリコン基板10側とは反対側に積層されたキャップ層22とを備え、真空封止用多孔質層19とシリコン基板10の上記一表面との間に真空層21が形成され、真空層21のシリコン基板10側にコンデンサの一方の電極となる固定電極13が形成され、真空層21のシリコン基板10側とは反対側にコンデンサの他方の電極となる可動電極24が形成されている。
真空封止用多孔質層19は、後述のようにシリコン基板10の上記一表面側にポリシリコン層18を当該ポリシリコン層18が上記一表面から離間する形で形成し当該ポリシリコン層18の一部を陽極酸化することにより形成されている。ここで、本実施形態では、ポリシリコン層18が不純物をドーピングしたポリシリコン層により構成されており、真空封止用多孔質層19となる多孔質ポリシリコン層が導電性多孔質ポリシリコン層により構成されるとともにキャップ層22が導電性膜(例えば、Al膜、Al−Si膜など)により構成されており、真空封止用多孔質層19とキャップ層22とで可動電極24を構成している。
また、本実施形態の静電型トランスデューサは、シリコン基板10の上記一表面上にシリコン酸化膜11が形成されており、固定電極13は、シリコン酸化膜11上に形成したノンドープポリシリコン層12に囲まれた導電性ポリシリコン層により構成されており、当該導電性ポリシリコン層は、後述のようにシリコン基板10の上記一表面側の全体にノンドープポリシリコン層12を形成してから、当該ノンドープポリシリコン層12に部分的に不純物をドーピングすることにより形成されている。ここで、固定電極13とポリシリコン層18とは、シリコン基板10の上記一表面側でノンドープポリシリコン層12とポリシリコン層18との間に形成されたシリコン窒化膜14により絶縁されている。
また、本実施形態の静電型トランスデューサは、シリコン基板10の上記一表面側の最表面側にシリコン窒化膜からなるパッシベーション膜23が形成されており、固定電極13の露出部位上に形成され固定電極13に電気的に接続されたパッド25と、可動電極24の露出部位上に形成され可動電極24に電気的に接続されたパッド26とを備えている。
本実施形態の静電型トランスデューサでは、固定電極13と可動電極24とを電極とするコンデンサが形成されるから、可動電極24が音波を受波することにより固定電極13と可動電極24との間の距離が変化し、コンデンサの静電容量が変化する。したがって、固定電極13に電気的に接続されたパッド25と可動電極24に電気的に接続されたパッド26との間に直流バイアス電圧を印加しておけば、両パッド25,26間には音波の音圧に応じて微小な電圧変化が生じるから、音波の音圧によって生じる可動電極24の振動エネルギを電気信号に変換する音響センサとして用いることができる。また、本実施形態の静電型トランスデューサは、圧力センサとしても用いることができる。
また、本実施形態の静電型トランスデューサは、固定電極13に電気的に接続されたパッド25と可動電極24に電気的に接続されたパッド26との間に電圧を印加すると、固定電極13と可動電極24との間に発生する静電引力によって可動電極24が固定電極13に近づく向きに変位するので、両パッド25,26間に印加する電圧を変化させることで可動電極24を振動させることにより、音波を発生させることができるから、スピーカとして用いることができる。
以下、本実施形態の静電型トランスデューサの製造方法について図2および図3を参照しながら説明する。
まず、単結晶のシリコン基板10の上記一表面側の全面にシリコン酸化膜11をCVD法や熱酸化法などにより形成することによって、図2(a)に示す構造を得る。
その後、シリコン基板10の上記一表面側の全面にノンドープポリシリコン層12をCVD法などにより形成することによって、図2(b)に示す構造を得てから、ノンドープポリシリコン層12にp形の不純物をドーピングすることで固定電極13を形成することによって、図2(c)に示す構造を得る。なお、固定電極13の形成にあたっては、ノンドープポリシリコン層12における固定電極13の形成予定領域に不純物をイオン注入してアニールすることで固定電極13を形成している。
上述の固定電極13を形成した後、シリコン基板10の上記一表面側の全面にシリコン窒化膜14を形成することによって、図2(d)に示す構造を得る。
その後、シリコン基板10の上記一表面側の全面にNSG膜からなるシリコン酸化膜を形成してから、当該シリコン酸化膜をパターニングすることで当該シリコン酸化膜の一部からなる真空層21形成用の犠牲層15を形成することによって、図2(e)に示す構造を得る。
次に、シリコン基板10の上記一表面側の全面にポリシリコン層16をCVD法などにより形成し、続いて、ポリシリコン層16上にPSG膜17を形成することによって、図2(f)に示す構造を得る。
その後、PSG膜17中の不純物をポリシリコン層16へドーピングするアニールを行うことで導電性を有するポリシリコン層18を形成してから、PSG膜17を除去することによって、図3(a)に示す構造を得る。
その後、シリコン基板10の上記一表面側に真空封止用多孔質層19形成用にパターニングされたレジスト層20を形成し、続いて、ポリシリコン層18の一部を陽極酸化することで多孔質ポリシリコン層からなる真空封止用多孔質層19を形成することによって、図3(b)に示す構造を得る。なお、ポリシリコン層18の上記一部を陽極酸化するための電解液としては、ポリシリコン層18の構成元素であるSiの酸化物であるSiOをエッチング除去する溶液として、55wt%のフッ化水素水溶液とエタノールとを1:1で混合したフッ酸系溶液を用いているが、フッ化水素水溶液の濃度やフッ化水素水溶液とエタノールとの混合比は特に限定するものではない。また、フッ化水素水溶液と混合する液体もエタノールに限らず、メタノール、プロパノール、イソプロパノール(IPA)などのアルコールなど、陽極酸化反応で発生した気泡を除去できる液体であれば、特に限定するものではない。
上述の真空封止用多孔質層19を形成した後、レジスト層20を除去し、続いて、真空封止用多孔質層19直下のシリコン酸化膜からなる犠牲層15を真空封止用多孔質層19の微細孔を通してフッ酸系溶液(例えば、フッ化水素水溶液など)により選択的にエッチングすることで真空層となる空間21aを形成することによって、図3(c)に示す構造を得る。
その後、シリコン基板10の上記一表面側に真空封止用多孔質層19に導電性膜(例えば、Al膜、Al−Si膜など)からなるキャップ層22を積層し、キャップ層22をパターニングしてから、シリコン基板10の上記一表面側の全面にシリコン窒化膜からなるパッシベーション膜23を形成し、続いて、パッシベーション膜23をパターニングしてから、各パッド25,26を形成することによって、図3(d)に示す構造を得る。
以上説明した本実施形態の静電型トランスデューサでは、シリコン基板10の上記一表面側に形成された多孔質ポリシリコン層からなる真空封止用多孔質層19、真空封止用多孔質層19におけるシリコン基板10側とは反対側に積層されたキャップ層22とを備え、真空封止用多孔質層19とシリコン基板10の上記一表面との間に真空層21が形成され、真空封止用多孔質層19が、シリコン基板10の上記一表面側にポリシリコン層18を当該ポリシリコン層18が上記一表面から離間する形で形成し当該ポリシリコン層18の一部を陽極酸化することにより形成されているので、製造時に、上述のように、シリコン基板10の上記一表面側に真空封止用多孔質層19を形成した後で、シリコン基板10の上記一表面側において真空封止用多孔質層19直下に形成されているシリコン酸化膜からなる犠牲層15を真空封止用多孔質層19の微細孔を通してフッ酸系溶液により選択的にエッチングすることによって真空層21となる空間21aを形成し、その後、真空封止用多孔質層19にキャップ層22を積層することによって真空封止用多孔質層19の微細孔を封孔して真空層21を所望の真空度とするような製造プロセスを採用することができ、真空層21の高真空化による高性能化が可能となる。また、本実施形態の静電型トランスデューサでは、真空層21の高真空化を図れるので、結露などに起因したスティッキングや埃などの影響で特性が劣化するのを防止することができる。
(実施形態2)
本実施形態の静電型トランスデューサの基本構成は実施形態1と略同じであって、キャップ層22がシリコン酸化膜により構成されており、可動電極24が、図4に示すように、キャップ層22上に形成され、可動電極24がパッシベーション膜23に覆われずに露出するとともに可動電極24の両端部それぞれにパッド26,27が形成されていて、パッド26,27間への通電に伴う可動電極24の温度変化に伴って音波を発生する熱励起型音源としても使用可能である点が相違する。ここにおいて、熱励起型音源として用いる場合には、可動電極24が発熱体層として機能し、キャップ層22と真空封止用多孔質層19と真空層21とが発熱体層とシリコン基板10とを熱絶縁する断熱層として機能する。なお、他の構成は実施形態1と同じなので、説明を省略する。
しかして、本実施形態の静電型トランスデューサによれば、熱励起型音源から発生させ物体で反射された超音波を受波することができるので、コンパクトで低コストの超音波送受波素子や超音波距離計を実現することが可能となり、しかも、熱励起型音源では共振現象を利用せずに音波を発生させるから、残響が短く発生期間の短い超音波あるいはインパルス状の音波を送波させることができるので、不感帯を短くすることができ、超音波送受波素子や超音波計測計の高精度化を図れる。
(実施形態3)
本実施形態の静電型トランスデューサの基本構成は実施形態1と略同じであって、図5に示すように、シリコン基板10の上記一表面が真空層21に直接接し、シリコン基板10の他表面側に導電性膜(例えば、Al膜、Al−Si膜など)からなる裏面電極13aが形成されており、シリコン基板10と裏面電極13aとで固定電極13が構成されている点などが相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の静電型トランスデューサでは、実施形態1にて説明したシリコン窒化膜14(図1(a)参照)が設けられていないので、シリコン酸化膜11の成膜時の膜厚によって固定電極13と可動電極24とのギャップ長が高精度に決まることとなる。なお、本実施形態の静電型トランスデューサに、実施形態2と同様の熱励起型音源を形成してもよい。
(実施形態4)
本実施形態の静電型トランスデューサの基本構成は実施形態1と略同じであって、図6に示すように、可動電極24が、シリコン基板10の上記一表面側に形成したポリシリコン層16において部分的にドーピングされた領域を陽極酸化することにより形成された導電性多孔質ポリシリコン層からなり、真空封止用多孔質層19を兼ねている点が相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
以下、本実施形態の静電型トランスデューサの製造方法について図7および図8を参照しながら説明するが、実施形態1と同様の工程については説明を適宜省略する。
まず、シリコン基板10の上記一表面側の全面にシリコン酸化膜11をCVD法や熱酸化法などにより形成することによって、図7(a)に示す構造を得る。
その後、シリコン基板10の上記一表面側の全面にノンドープポリシリコン層12をCVD法などにより形成することによって、図7(b)に示す構造を得てから、ノンドープポリシリコン層12にp形の不純物をドーピングすることで固定電極13を形成することによって、図7(c)に示す構造を得る。
上述の固定電極13を形成した後、シリコン基板10の上記一表面側の全面にシリコン窒化膜14を形成することによって、図7(d)に示す構造を得る。その後、シリコン基板10の上記一表面側の全面にNSG膜からなるシリコン酸化膜を形成してから、当該シリコン酸化膜をパターニングすることで当該シリコン酸化膜の一部からなる真空層21形成用の犠牲層15を形成することによって、図7(e)に示す構造を得る。
次に、シリコン基板10の上記一表面側の全面にポリシリコン層16をCVD法などにより形成し、続いて、ポリシリコン層16上にPSG膜17を形成し、当該PSG膜17をパターニングすることによって、図7(f)に示す構造を得る。
その後、PSG膜17中の不純物をポリシリコン層16へドーピングするアニールを行うことで導電性を有するポリシリコン層18を形成してから、PSG膜17を除去することによって、図8(a)に示す構造を得る。
その後、シリコン基板10の上記一表面側に真空封止用多孔質層19形成用にパターニングされたレジスト層20を形成し、続いて、ポリシリコン層18の一部を陽極酸化することで多孔質ポリシリコン層(導電性多孔質ポリシリコン層)からなる真空封止用多孔質層19を形成することによって、図8(b)に示す構造を得る。
上述の真空封止用多孔質層19を形成した後、レジスト層20を除去し、続いて、真空封止用多孔質層19直下のシリコン酸化膜からなる犠牲層15を真空封止用多孔質層19の微細孔を通してフッ酸系溶液(例えば、フッ化水素水溶液など)により選択的にエッチングすることで真空層となる空間21aを形成することによって、図8(c)に示す構造を得る。
その後、シリコン基板10の上記一表面側に真空封止用多孔質層19に導電性膜(例えば、Al膜、Al−Si膜など)からなるキャップ層22を積層し、キャップ層22をパターニングしてから、シリコン基板10の上記一表面側の全面にシリコン窒化膜からなるパッシベーション膜23を形成し、続いて、パッシベーション膜23をパターニングしてから、各パッド25,26を形成することによって、図8(d)に示す構造を得る。
以上説明した本実施形態の静電型トランスデューサによれば、固定電極13および可動電極24が真空層21を挟んで対向し、真空層21の形成時に固定電極13および可動電極24がフッ酸系溶液によりエッチングされるのを防止することができるので、固定電極13と真空封止用多孔質層19との間の真空層21のギャップ長の高精度化を図れ、また、可動電極24が、ポリシリコン層16において部分的にドーピングされた領域(ポリシリコン層18)を陽極酸化することにより形成された導電性多孔質ポリシリコン層からなるので、ポリシリコン層16全体がドーピングされている場合に比べて寄生容量を低減できるとともに、真空封止用多孔質層19とは別に可動電極24を形成する場合に比べて可動電極24が変位しやすくなり、例えば音響センサや圧力センサとして使用する場合に感度を向上させることができる。また、本実施形態の静電型トランスデューサでは、真空層21を挟んで固定電極13に対向するポリシリコン層16に部分的に真空封止用多孔質層19が形成されているので、実施形態1に比べて真空封止用多孔質層19が形成されている領域を小さくすることができ、実施形態1に比べて構造的な強度を高めることができる。なお、本実施形態の静電型トランスデューサに、実施形態2と同様の熱励起型音源を形成してもよい。
(実施形態5)
本実施形態の静電型トランスデューサの基本構成は実施形態1と略同じであって、図9に示すように、シリコン基板10の上記一表面側に上述の固定電極13と可動電極24とを電極とするコンデンサの出力を信号処理する信号処理回路40が形成されている点が相違する。ここで、信号処理回路40は、MOSFETなどにより構成され、上記コンデンサの出力信号を増幅する増幅回路を含んでいる。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態の静電型トランスデューサでは、上記コンデンサと信号処理回路40との間の配線長を短くすることができてノイズを低減できるとともに、また、信号処理回路40が別の基板に形成されている場合に比べて、小型化および低コスト化を図れる。なお、本実施形態の静電型トランスデューサに、実施形態2と同様の熱励起型音源を形成してもよい。また、他の実施形態1〜4においても信号処理回路40を形成してもよい。
ところで、上記各実施形態において、シリコン基板10の上記一表面側に上記コンデンサを複数形成すれば、音響センサとして用いる場合には音波の到来方向を求めることが可能となり、例えば、超音波送波素子や実施形態2の熱励起型音源などと組み合わせて用いることで、物体などの3次元形状の計測が可能となる。
実施形態1を示し、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。 同上の製造方法を説明するための主要工程断面図である。 同上の製造方法を説明するための主要工程断面図である。 実施形態2を示す概略断面図である。 実施形態3を示す概略断面図である。 実施形態4を示す概略断面図である。 同上の製造方法を説明するための主要工程断面図である。 同上の製造方法を説明するための主要工程断面図である。 実施形態5を示す概略断面図である。 従来例を示す概略断面図である。 同上の製造方法を説明するための主要工程断面図である。 他の従来例を示す概略断面図である。 同上の製造方法を説明するための主要工程断面図である。
符号の説明
10 シリコン基板
11 シリコン酸化膜
12 ノンドープポリシリコン層
13 固定電極
14 シリコン窒化膜
18 ポリシリコン層
19 真空封止用多孔質層
21 真空層
22 キャップ層
24 可動電極

Claims (5)

  1. シリコン基板と、シリコン基板の一表面側に形成された多孔質ポリシリコン層からなる真空封止用多孔質層と、真空封止用多孔質層におけるシリコン基板側とは反対側に積層されたキャップ層とを備え、真空封止用多孔質層とシリコン基板の前記一表面との間に真空層が形成され、真空層のシリコン基板側にコンデンサの一方の電極となる固定電極が形成され、真空層のシリコン基板側とは反対側にコンデンサの他方の電極となる可動電極が形成されてなり、真空封止用多孔質層は、シリコン基板の前記一表面側にポリシリコン層を当該ポリシリコン層が前記一表面から離間する形で形成し当該ポリシリコン層の一部を陽極酸化することにより形成されてなることを特徴とする静電型トランスデューサ。
  2. 前記固定電極は、前記シリコン基板の前記一表面側に形成したノンドープポリシリコン層において部分的にドーピングされた領域からなり、前記可動電極は、前記ポリシリコン層において部分的にドーピングされた領域を陽極酸化することにより形成された導電性多孔質ポリシリコン層からなり、前記真空封止用多孔質層を兼ねていることを特徴とする請求項1記載の静電型トランスデューサ。
  3. 前記可動電極の両端部それぞれにパッドが形成されてなり、パッド間への通電に伴う前記可動電極の温度変化に伴って音波を発生する熱励起型音源としても使用可能であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の静電型トランスデューサ。
  4. 前記シリコン基板の前記一表面側に前記コンデンサが複数形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の静電型トランスデューサ。
  5. 前記シリコン基板の前記一表面側に前記コンデンサの出力を信号処理する信号処理回路が形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の静電型トランスデューサ。
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