JP2010044163A - ディスプレイ面板用透明多層シート - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、各樹脂層間の密着性が良好で、透明性及び硬度に優れ、且つ干渉縞の発生が抑制された、ディスプレイ面板用透明多層シートを提供する。
【解決手段】ポリカーボネート樹脂基材シートの少なくとも片面にアクリル系樹脂層を有し、更にアクリル系樹脂層の少なくとも片面の表面にハードコート層を有するディスプレイ面板用透明多層シートであって、アクリル系樹脂層がメチルメタクリレートとスチレンからなる共重合体であり、アクリル系樹脂層の厚さが40μm以上であり、ハードコート層の厚さが1〜10μmであり、干渉縞の発生が抑制されたことを特徴とするディスプレイ面板用透明多層シート。
【選択図】図1

Description

本発明は、透明な樹脂積層体に関し、具体的にはディスプレイ面板用透明多層シートに関する。
ディスプレイ面板用透明シートの素材としては透明な熱可塑性樹脂シートが使用され、従来から、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂などが使用されてきた。また、その表面に傷付きを防止するため、コーティングなどにより硬質層(ハードコート層)を形成することが一般に行われてきた。
これら各種のディスプレイ装置、すなわち携帯電話や移動式情報端末などのモバイル機器の表示装置、カーナビゲーション装置などの車載用表示装置などでは普及が進み、使用環境が多様化するに伴い、耐熱性の要求特性が高まってきている。
従来から使用されてきた面板の素材であるポリメチルメタクリレート樹脂等のアクリル樹脂の場合は、その弾性率が高いため、その表面に硬質架橋皮膜を形成することにより実用的に十分な硬度を得ることができるが、その熱変形温度が約100℃以下であるため、高温の環境での継続使用においては僅かながらも変形が起こり、硬質架橋皮膜にひび割れなどの問題を起こす懸念が強まってきた。
他方、ポリカーボネート樹脂を面板の素材として使用した場合には、その荷重たわみ温度が約130℃と高いため、通常使用される環境での継続使用においてはほとんど変形が起こらず、従って硬質架橋皮膜にひび割れなどの問題を起こす懸念が少ないが、ポリカーボネート樹脂そのものの弾性率が低いことにより、その表面に硬質架橋皮膜を形成しても実用的に求められる硬度には不足するという問題があった。
そこで、かかる問題を解決するために、ポリカーボネート樹脂基材の少なくとも一方の面上に、アクリル樹脂層及びハードコート層を順に積層して得られる樹脂積層体が、各樹脂層間の良好な密着性を有し、耐候性、耐摩耗性、耐衝撃性、耐熱性及び耐水性に優れることが報告されている(例えば、特許文献1〜12等)。
しかし、この樹脂積層体のハードコート層の厚さが1〜10μm程度と薄くなると干渉縞の発生が顕著に認められる場合がある。この樹脂積層体を、液晶表示装置、タッチパネルなどのディスプレイ面板用の用途に用いた場合には、この干渉縞の発生によりディスプレイの視認性等が大きく低下して商品価値を損なうことになる。そのため、この樹脂積層体について、さらなる改善の余地があった。
特開平8−309790号公報 特開平9−24553号公報 特開平11−58654号公報 特開2003―11293号公報 特開2003−165184号公報 特開2003−201400号公報 特開2004−1393号公報 特開2004−250580号公報 特開2004−250581号公報 特開2004−250582号公報 特開2004−250583号公報 特開2006−103169号公報
本発明は、各樹脂層間の密着性が良好で、透明性及び硬度に優れ、且つ干渉縞の発生が抑制された、ディスプレイ面板用透明多層シートを提供することを目的とする。
本発明者は、上記の従来技術の問題点を解決するために鋭意検討した結果、ポリカーボネート樹脂(以下「PC樹脂」とも表記する)層上にアクリル樹脂層を形成して、さらにアクリル樹脂層の表面に該アクリル樹脂層と屈折率が近いハードコート層を形成することにより、ポリカーボネート樹脂のもつ耐熱変形特性とアクリル樹脂のもつ表面硬さ特性を両立でき、しかも干渉縞の発生がほとんどないディスプレイ面板用透明多層シートを製造できることを見出した。発明者は、さらに検討を加えることにより本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下のディスプレイ面板用透明多層シート及びその製造方法を提供する。
項1. ポリカーボネート樹脂基材シートの少なくとも片面にアクリル系樹脂層を有し、更にアクリル系樹脂層の少なくとも片面の表面にハードコート層を有するディスプレイ面板用透明多層シートであって、アクリル系樹脂層がメチルメタクリレートとスチレンからなる共重合体であり、アクリル系樹脂層の厚さが40μm以上であり、ハードコート層の厚さが1〜10μmであり、干渉縞の発生が抑制されたことを特徴とするディスプレイ面板用透明多層シート。
項2. 全体厚さが250〜1500μmである項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
項3. ポリカーボネート樹脂基材シートの厚さが全体厚さの60%以上である項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
項4. ポリカーボネート樹脂基材シートの両面にアクリル系樹脂層を有する項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
項5. アクリル系樹脂層がメチルメタクリレート系樹脂である項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
項6. ハードコート層が、有機系ハードコート層、又は有機無機系ハードコート層である項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
項7. ハードコート層の屈折率(R)がアクリル系樹脂層の屈折率(R)に対し、0.98≦R/R≦1.02の範囲である項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
項8. ハードコート層の屈折率(R)がアクリル系樹脂層の屈折率(R)に対し、0.99≦R/R≦1.01の範囲である項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
項9. 押出加工法によりポリカーボネート樹脂と、メチルメタクリレートとスチレンからなる共重合体であるアクリル系樹脂とを積層して二層シートとし、アクリル系樹脂層の表面に、乾燥・硬化後の厚さが1〜10μmであるハードコート層を形成し、干渉縞の発生が抑制されたことを特徴とするディスプレイ面板用透明多層シートの製造方法。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のディスプレイ面板用透明多層シートは、ポリカーボネート樹脂基材シートの少なくとも片面にアクリル系樹脂層を有し、更にアクリル系樹脂層の少なくとも片面の表面にハードコート層を有するディスプレイ面板用透明多層シートであって、アクリル系樹脂層がメチルメタクリレートとスチレンからなる共重合体であり、アクリル系樹脂層の厚さが40μm以上であり、ハードコート層の厚さが1〜10μmであり、干渉縞の発生が抑制されたことを特徴とする。
ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)基材シート
本発明のディスプレイ面板用透明多層シートの基材として、耐熱性、透明性、加工特性、市場での入手しやすさなどの点で、ポリカーボネート樹脂が好適に用いられる。
ポリカーボネート樹脂基材シートは、ディスプレイ面板用透明多層シートが高温時、特に80℃を超えるような温度領域で使用されるときに、変形を生じないように支える役割を担っている。そのため、ポリカーボネート樹脂基材シートの厚さは、ディスプレイ面板用透明多層シートの全体厚さの60%以上、さらに75%〜95%であることが望ましい。
ポリカーボネート樹脂基材シートは透明性が高く、2mm厚さのシート状で測定した全光線透過率(JIS K7105)が85%以上、さらに87%〜89%であることが好ましい。
また、JIS K7191(A法;荷重1.82Mpa)に基づいて測定された荷重たわみ温度が125℃以上、さらに130℃以上である。一般に、この測定方法による荷重たわみ温度が125℃以上である熱可塑性樹脂製品は、自動車の車内で使用されても熱による変形が起こらないことが知られている。本発明においては、ディスプレイ面板用透明多層シートの熱による変形を支える役割を果たすため、その熱変形温度が重要であるが、実用的には荷重たわみ温度が125℃以上のポリカーボネート樹脂を使用することが好適である。
ポリカーボネート樹脂としては、ビスフェノールAに代表される二価のフェノール系化合物から誘導される重合体が用いられる。このポリカーボネート樹脂の製造方法については特に限定せず、ホスゲン法、エステル交換法あるいは固相重合法のいずれにより製造されたものでも使用できる。分子量についても特に限定はしない。
また、ポリカーボネート樹脂に使用される一般的な熱安定剤、紫外線吸収剤、耐光安定剤、着色剤、離型剤、滑剤、帯電防止剤などの各種添加剤を含有させても良い。
アクリル系樹脂層
本発明におけるアクリル系樹脂層は、ディスプレイ面板用透明多層シートの表面に形成されたハードコート層を支持して十分な硬さを発揮させることにより、本発明の透明多層シート表面の傷つきを防止することを目的とする。ハードコート層の硬さを発揮させるために必要なアクリル系樹脂層の厚さは、薄すぎると十分な表面硬度を得ることが出来ないため、40μm以上、好ましくは50〜100μm程度の厚さから適宜選択できる。ここで、アクリル系樹脂層の厚さは、アクリル系樹脂層が基材シートの両面にある場合は、片面の厚さを意味する。
本発明におけるアクリル系樹脂としては、その透明性、弾性率、及び屈折率の高さから、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体(MS)が好適である。
アクリル系樹脂層は、ディスプレイ面板用透明多層シート全体の厚さを可能な限り薄くして、シートに撓みにくさを付与する役割を担う。ポリカーボネート樹脂基材シートの少なくとも片面にアクリル系樹脂層を形成することにより、ディスプレイ面板用透明多層シートの曲げ弾性率を高めることができる。ディスプレイ面板用透明多層シートの曲げ弾性率をより高めることが求められる用途に用いる場合には、アクリル系樹脂層の厚さを適切に厚くすることが有効である。
本発明においては、ポリカーボネート樹脂基材シートの少なくとも片面にアクリル系樹脂層が積層されることが必要であるが、基材シートの両面にアクリル系樹脂層を積層することが、得られるディスプレイ面板用透明多層シートにより大きな撓みにくさを付与することができ好適である。一般に異なる樹脂の積層シートにおいては、各々の樹脂の熱膨張率、吸湿による膨張・収縮率が異なると、環境の温度、湿度の変化にともなって積層されたシート各層に寸法の差が生じ、そのため積層シートに反りが発生する。ポリカーボネート樹脂基材シートの両面にアクリル系樹脂層を積層することにより、上記の問題を好適に解決することができる。
アクリル系樹脂層は透明性が高く、2mm厚さのシート状で測定した全光線透過率が85%以上、さらに87%〜93%であることが好ましい。
また、JIK K7171に基づいて測定された曲げ弾性率が2800MPa以上である。一般的に、曲げ弾性率の高いアクリル系樹脂層にハードコート層を形成させることにより、より高い表面硬度が得られることは知られている。ハードコート層が十分な耐傷つき性を発揮するためには、曲げ弾性率が2800MPa以上であることが必要となる。
アクリル系樹脂層において、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体中のメチルメタクリレートモノマーの比率が高くなるほど、樹脂層の屈折率は低くなる傾向にある(例えば、1.49〜1.51程度)。一方で、ハードコート層として耐擦傷性有機ハードコート層を使用するとその屈折率は高くなる傾向にある(例えば、1.52〜1.53程度)。ハードコート層の厚さが薄くなると(例えば、1〜10μm程度)、アクリル系樹脂層とハードコート層の屈折率の違いに起因して、表面に干渉縞(即ち虹模様)が現れやすくなり、商品価値を損なう場合がある。
この干渉縞の発生を防ぐためには、ハードコート層の屈折率(R)とアクリル系樹脂層の屈折率(R)の間に0.98≦R/R≦1.02の関係を満たすように各層の組成を調節することが重要である。さらに、0.99≦R/R≦1.01の範囲に調整することにより、干渉縞、即ち虹模様の発生はほとんど回避でき、視認性に優れたディスプレイ板用保護シートを得ることができる。
好ましいスチレン−メタクリル酸メチル共重合体の組成としては、対応するハードコート層の組成にもよるが、メチルメタクリレート45〜95重量%(特に、60〜90重量%)及びスチレン5〜55重量%(特に、10〜40重量%)からなる共重合体が挙げられる。当該共重合体は、本発明の所望の効果を損なわない限りにおいて、必要に応じて共重合が可能な他の単量体を併用することもできる。かかる組成のメチルメタクリレート系樹脂を用いた場合、アクリル系樹脂層の屈折率(R)は、1.495〜1.545 程度、好ましくは1.500〜1.530程度となる。
さらに、ポリカーボネート樹脂とアクリル系樹脂の成形加工性、透明外観特性等の点から、ポリカーボネート樹脂の300℃/1.2kgにおけるMFRが7〜22g/10min程度、さらに9〜16g/10min程度とするのが好ましく、また、アクリル系樹脂の230℃/3.8kgにおけるMFRが1〜5g/10min程度、さらに1〜3g/10min程度とするのが好ましい。
上記のアクリル系樹脂層には、ゴム状ポリマー(架橋弾性重合体)からなるコア層をガラス状ポリマー(熱可塑性重合体)のシェル層で被覆したコアシェル構造(多層重合体粒子)を有する真珠状微粒子を分散させることも可能である。 さらに、上記アクリル系樹脂層には、一般的な熱安定剤、紫外線吸収剤、耐光安定剤、着色剤、離型剤、滑剤、帯電防止剤などの各種添加剤を含有させても良い。
ハードコート層
本発明におけるハードコート層として、一般に有機系ハードコート層、有機無機系ハードコート層等を使用することができる。
有機系ハードコート層としては、メラミン系、アルキッド系、ウレタン系及びアクリル系樹脂の塗料を加熱硬化処理するタイプ、多官能アクリル系樹脂塗料を紫外線硬化させるタイプ等が挙げられる。
有機無機系ハードコート層としては、例えば、シリカ超微粒子の表面に光重合反応性官能基が導入されたものが紫外線硬化性ハードコート材の有機成分中に均一に分散されたもの、紫外線照射により紫外線硬化性ハードコート成分と無機超微粒子の感光性基とが重合反応を起こし、化学結合で介されたシリカ超微粒子が有機マトリックス中に均一分散した網目状の架橋塗膜が形成されたもの等が挙げられる。
ハードコート層の屈折率(R)は、JIS K7105にて、1.49〜1.53 程度となる。また、鉛筆硬度(JIS K5600)は、2H〜5H程度である。また、全光線透過率(JIS K7105)は、80%〜93%である。
本発明におけるハードコート層として、紫外線を照射して硬化するタイプの耐擦傷性有機ハードコート皮膜を用いることにより、高い生産性のもとで、安定的にディスプレイ面板用透明多層シートを製造することができる。
本発明のディスプレイ面板用透明多層シートは、低温から高温に至るまでの環境で使用されるため、温度変化によるシートの伸縮を考慮してハードコート層の厚さを決める必要がある。温度変化によるシートの伸縮に追従させるためにはハードコート層の厚さが薄いことが望ましいが、シート表面の硬さが低下する傾向にある。一方で、ハードコート層の厚さが厚いとUV硬化による硬化収縮が大きくなり割れが生じてしまう場合がある。そのため、ディスプレイ面板用透明多層シートにおけるハードコート層の厚さは1〜10μm程度、特に3〜8μm程度であることが好ましく、これにより硬さと耐久性の両方が満足できる。ここで、ハードコート層の厚さは、ハードコート層が2層ある場合は、1層の厚さを意味する。
ディスプレイ面板用透明多層シート
本発明のディスプレイ面板用透明多層シートは、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、ポリカーボネート樹脂基材シートの少なくとも片面にアクリル系樹脂を積層する方法として、ポリカーボネート樹脂基材シートを巻き取ったシートにアクリル系樹脂シートを巻き取ったシートを連続的に貼合する方法、溶融押出法により連続的に押出加工しているシートに、巻き取ったシートを貼合する方法、溶融押出法によりポリカーボネート樹脂及びアクリル系樹脂を連続的に接合しながらシートに加工する方法など種々の方法を採用することができる。中でも、貼合面の密着性を高めることができ、貼合時に異物を貼合面に挟み込まないための方法としては、溶融押出法により異種の樹脂材料を連続的に接合しながらシートに加工する方法が好適である。
異種の樹脂材料を溶融させながら連続的に接合する方法には、フィルム押出用のダイから吐出後に貼合する方法と、フィルム押出用のダイの内部で一体化させたのち、フィルム状のダイから押出して積層フィルムを成形する方法がある。本発明のディスプレイ面板用透明多層シートを製造するためには、何れの方法も適用することができる。本発明において、フィルム押出用のダイの内部で一体化させたのち、フィルム状のダイから押出して積層フィルムを成形する方法、すなわち多層ダイを使用する方法は、密着性を高めるのに適した方法である。
多層ダイを使用する方法で使用するダイは一般に多層フィルム、多層シートを製造するときに使用されるものが使用できる。フィードブロック方式のダイを使用しても良いし、マルチマニホールド方式のダイを使用しても良いが、各層の厚みのバラツキをできるだけ少なくするにはマルチマニホールド方式のダイを使用することがより良い結果をもたらす。
多層ダイを使用する方法で積層シートを製造するときに、ポリカーボネート樹脂とアクリル系樹脂間の流動性差が、製品シートの外観、厚さ精度などに影響を与えることが明らかになった。そのため、上記したようにポリカーボネート樹脂の300℃/1.2kgにおけるMFRが9〜16g/10min程度とし、アクリル系樹脂の230℃/3.8kgにおけるMFRが1〜3g/10min程度とするのが好ましい。
アクリル系樹脂層上にハードコート層を積層する方法として、例えば次のようなものが例示される。例えば、2本の金属もしくはゴムロールに塗料を供給しロールの間隙に板を通すことにより塗工するロールコート法が挙げられる。これは 板、フィルム形状のものを塗装する場合に好適である。塗装する品物の中央に塗料を滴下し回転させることにより塗料を品物の表面に広げ塗工するスピンコート法が挙げられる。これは円に近い形状のものを均一な膜厚で塗装する場合に好適である。塗料を霧状にして塗装品の表面に塗装するスプレイコート法が挙げられる。これは三次元形状の成形品を塗装するのに適している。塗料の液の中に塗装する品物を浸漬し緩やかに引き上げることにより塗工するディップコート法が挙げられる。これにより、板状、曲面、三次元形状等表裏を一度に塗装することが出来る。塗料を塗装する品物の上に流し塗装するフローコート法が挙げられる。これは板状、曲面等の両面もしくは片面を塗装することが出来る。
上記のようにして得られるディスプレイ面板用透明多層シートは、そのハードコート層上における鉛筆硬度(JISK5600)は2H〜5H程度と高いものであり、シートを透過光及び反射光にて目視で確認したが干渉縞は確認出来なかった。また、スチールウール#0000(日本スチールウール社製)にて250gf/cm2にて10往復させた後であっても傷は認められず、優れた耐擦傷性を有している。
本発明のディスプレイ面板用透明多層シートの層構造の具体例としては、ポリカーボネート樹脂基材シートをPCシート、アクリル系樹脂層をMS層、ハードコート層をHC層と表記し、PCシート/MS層/HC層、MS層/PCシート/MS層/HC層、HC層/MS層/PCシート/MS層/HC層等が挙げられる。また、本発明の効果を奏する範囲で、これらの層構造に他の層を追加することもできる。
特に、ポリカーボネート樹脂基材シートの両面にアクリル系樹脂層を有するディスプレイ面板用透明多層シートの層構造の具体例としては、MS層/PCシート/MS層/HC層、HC層/MS層/PCシート/MS層/HC層等が挙げられる。
本発明のディスプレイ面板用透明多層シートは、液晶(TN液晶、STN液晶、TFT液晶など)表示装置、有機エレクトロ・ルミネッセンス(有機EL)装置など平面ディスプレイ装置の表示装置を保護することを主目的として、その表面に取り付けられる。
本発明のディスプレイ面板用透明多層シートの厚さは、必要に応じて適切に選ぶことができるが、ディスプレイ面板用透明多層シートの所要厚さはディスプレイのサイズにより決められることが多い。近年は、ディスプレイ装置自体の薄型化傾向が強く、ディスプレイ面板用透明多層シートの厚さも薄いものが求められるようになってきている。
大型サイズ例えば30インチ以上の液晶表示装置の表面を保護するためには、1000〜2000μm程度のシート厚さであれば十分に表示の平面性が保持でき、面板は撓みにくく、表示素子を保護する目的を果たすことができる。また、例えば1.5インチ程度の携帯電話用表示装置の表面を保護するためには、200〜400μm程度のシート厚さであれば、十分に表示の平面性が保持でき、面板は撓みにくく、表示素子の保護の機能を果たすことができる。すなわち、本発明によるディスプレイ面板用透明多層シートは200〜2000μm程度、好ましくは250〜1500μmの厚さ範囲で、大型から小型に至るまで種々の表示装置の表示素子を保護する目的を果たし、なおかつ薄型化の求めにも十分対応できる。
本発明のディスプレイ面板用透明多層シートは、各樹脂層間の密着性が良好で、透明性、耐熱変形性及び硬度に優れ、且つ干渉縞の発生を抑制することができる。そのため、平面ディスプレイ装置の表示装置を保護するための透明多層シートとして好適に用いられる。
以下、実施例をあげて、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は実施例により制約をうけるものではない。
[試験方法]
実施例における各試験は、具体的には次のようにして行った。
1.屈折率
屈折率は、JIS K7142に準拠して測定した。
2.鉛筆硬度
鉛筆硬度はJIS K5600に準拠して測定した。
3.干渉縞評価
干渉縞評価は、目視による干渉縞の目立つ程度により次の5段階で評価した。5(目立たない)、4(ほとんど目立たない)、3(少し目立つ)、2(目立つ)、1(よく目立つ)。
[実施例1]
押出機(田辺プラスチックス製の主単軸押出機、押出機スクリュウ径 φ40mm L/D=32、プラ技研製の副単軸押出機、押出機スクリュウ径 φ25mm L/D=24)とフィードブロックダイを用い、主押出機にポリカーボネート樹脂(製造元:住友ダウ株式会社、品種:カリバー301-15)を、そして副シリンダーにMS樹脂(製造元:日本A&L株式会社、品種:プラネロイKM-6A、メチルメタクリレート:60重量%)を投入し、主押出機をシリンダー温度270℃、スクリュウ回転数60rpm、副押出機をシリンダー温度240℃、スクリュウ回転数30rpmとしてテストを行った。以上よりポリカーボネート層約540μmとアクリル系樹脂層60μmからなる2層の0.6mmのシートを得た。
このアクリル系樹脂層上に、多官能アクリル樹脂からなる紫外線硬化型ハードコート塗料(日本合成化学工業(株) UV-1700B 9 g、新中村化学工業(株) A-LEN-10 1 g)を用いてロールコート法によりハードコート層約4μmを形成した。
MS樹脂の屈折率(R)は1.530であり、ハードコートの屈折率(R)は1.531であり、その比率(R/R)は1.001であった。また、鉛筆硬度(JISK5600)は3Hであった。また、ハードコート品は、目視で干渉による虹模様は無く透明で且つ密着性が良好な板が得られた。
[実施例2]
MS樹脂(製造元:日本A&L株式会社、品種プラネロイ:KM-6A)の代わりにMS樹脂(製造元:電気化学工業株式会社、品種:TX-80、メチルメタクリレート:80重量%)を用いた以外は実施例1と同様の装置にてポリカーボネート層約540μmとアクリル系樹脂層60μmからなる2層の0.6mmのシートを得た。
このアクリル系樹脂層上に、多官能アクリル樹脂からなる紫外線硬化型ハードコート塗料(日本合成化学工業(株) UV-1700B)を用いてロールコート法によりハードコート層約4μmを形成した。
アクリル系樹脂の屈折率(R)は1.51であり、ハードコートの屈折率(R)は1.524であり、その比率(R/R)は1.009であった。また、鉛筆硬度(JISK5600)は4Hであった。ハードコート品は目視で干渉による虹模様が目立ちにくく、透明で且つ密着性が良好な板が得られた。
[実施例3]
MS樹脂(製造元:日本A&L株式会社、品種プラネロイ:KM-6A)の代わりにMS樹脂(製造元:電気化学工業株式会社、品種:KX-285、メチルメタクリレート:90重量%)を用いた以外は実施例1と同様の装置にてポリカーボネート層約540μmとアクリル系樹脂層60μmからなる2層の0.6mmのシートを得た。
このアクリル系樹脂層上に、多官能アクリル樹脂からなる紫外線硬化型ハードコート塗料(日本合成化学工業(株) UV-1700B)を用いてロールコート法によりハードコート層約4μmを形成した。
[比較例1]
実施例1と同様の装置にてポリカーボネート層約540μmとアクリル系(PMMA)樹脂層(製造元:住友化学株式会社、品種:スミペックスMH)60μmからなる2層の0.6mmのシートを得た。
このアクリル系樹脂層上に、多官能アクリル樹脂からなる紫外線硬化型ハードコート塗料(日本合成化学工業(株) UV-1700B)を用いてロールコート法によりハードコート層約4μmを形成した。
[比較例2]
実施例2と同様の装置にてポリカーボネート層約580μmとアクリル系(MS)樹脂層(製造元:日本A&L株式会社、品種:プラネロイKM-6A、メチルメタクリレート:60重量%)20μmからなる2層の0.6mmのシートを得た。
このアクリル系樹脂層上に、多官能アクリル樹脂からなる紫外線硬化型ハードコート塗料(日本合成化学工業(株) UV-1700B 9 g、新中村化学工業(株) A-LEN-10 1 g)を用いてロールコート法によりハードコート層4μmを形成した。
MS樹脂の屈折率(R)は1.530であり、ハードコートの屈折率(R)は1.531であり、その比率(R/R)は1.001であった。また、鉛筆硬度(JISK5600)はHB〜Fであった。ハードコート品は密着性は良好であったが、目視で干渉による虹模様は無かったものの、硬さが不十分であり、光学関係の液晶表示の前面板には使用不可であった。
上記の実施例1、2、3及び比較例1,2の結果を表1に示す。
Figure 2010044163
表1より、実施例1、2及び3の透明多層シートは、鉛筆硬度が大きく、干渉縞も生じなかった。そのため、ディスプレイ面板用透明多層シートとして好適である。これに対し、比較例1では鉛筆硬度は高かったものの、干渉縞が顕著に現れ、比較例2では干渉縞は目立たなかったものの、鉛筆硬度が低くいずれもディスプレイ面板用透明多層シートとして実用的でなかった。
本発明のディスプレイ面板用透明多層シートの断面図である。
符号の説明
1 ハードコート層
2 アクリル系樹脂層
3 PC基材シート

Claims (9)

  1. ポリカーボネート樹脂基材シートの少なくとも片面にアクリル系樹脂層を有し、更にアクリル系樹脂層の少なくとも片面の表面にハードコート層を有するディスプレイ面板用透明多層シートであって、アクリル系樹脂層がメチルメタクリレートとスチレンからなる共重合体であり、アクリル系樹脂層の厚さが40μm以上であり、ハードコート層の厚さが1〜10μmであり、干渉縞の発生が抑制されたことを特徴とするディスプレイ面板用透明多層シート。
  2. 全体厚さが250〜1500μmである請求項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
  3. ポリカーボネート樹脂基材シートの厚さが全体厚さの60%以上である請求項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
  4. ポリカーボネート樹脂基材シートの両面にアクリル系樹脂層を有する請求項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
  5. アクリル系樹脂層がメチルメタクリレート45〜95重量%及びスチレン5〜55重量%からなる共重合体である請求項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
  6. ハードコート層が、有機系ハードコート層、又は有機無機系ハードコート層である請求項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
  7. ハードコート層の屈折率(R)がアクリル系樹脂層の屈折率(R)に対し、0.98≦R/R≦1.02の範囲である請求項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
  8. ハードコート層の屈折率(R)がアクリル系樹脂層の屈折率(R)に対し、0.99≦R/R≦1.01の範囲である請求項1に記載のディスプレイ面板用透明多層シート。
  9. 押出加工法によりポリカーボネート樹脂と、メチルメタクリレートとスチレンからなる共重合体であるアクリル系樹脂とを積層して二層シートとし、アクリル系樹脂層の表面に、乾燥・硬化後の厚さが1〜10μmであるハードコート層を形成し、干渉縞の発生が抑制されたことを特徴とするディスプレイ面板用透明多層シートの製造方法。
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