JP2010041184A - 静電型スピーカ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】振動体10、導電布20U,20L、クッション材30U,30Lは、音を放射する本体部と帯状の細長い配線部とを有しており、各部材の配線部は本体部から継ぎ目なく直線状に延伸されている。スピーカ駆動部2においては、入力部60は変圧器の一次側に接続されており、バイアス電源70は、筐体80の内部で振動体10の配線部と、変圧器50の出力側の中点と接続されている。また、導電布20U,20Lの配線部はそれぞれ筐体80の内部で変圧器50の二次側に接続されている。音を放射するための音響信号は配線部に供給され、配線部を介して本体部に供給される。配線部は本体部から継ぎ目なく帯状に延伸された構成となっているため、本体部においては半田付けやコネクタが無く、曲げや折り畳みを自在に行うことができる。
【選択図】図2
Description
また、本発明においては、前記配線部においては、前記第1導電布および前記第2導電布とが対向し、前記振動体は前記第1導電布と前記第2導電布と対向していない構成としてもよい。
また、本発明においては、前記配線部においては、前記振動体が拘束されている構成としてもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る静電型スピーカ1の外観を模式的に示した図、図2は、静電型スピーカ1の断面および電気的構成を模式的に示した図である。図に示したように、この静電型スピーカ1は、振動体10、導電布20U,20L、クッション材30U,30L、および糸40とで構成されている。なお、図中の各構成要素の寸法は、構成要素の形状を容易に理解できるように実際の寸法とは異ならせてある。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは図面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
まず、静電型スピーカ1を構成する各部について説明する。
振動体10は、PET(polyethylene terephthalate、ポリエチレンテレフタレート)のフィルムに導電性を有する金属を蒸着してフィルム表面に導電性を有する薄膜層を形成したもので柔軟性があって自在に折り曲げ可能であり、振動体10の厚さは数μm〜数十μm程度の厚さとなっている。なお、本実施形態においては、振動体10は、PP(polypropylene、ポリプロピレン)などPET以外の高分子材料のフィルムに導電性を有する金属の薄膜層を形成したものであってもよい。また、振動体10においては、合成樹脂のフィルム表面に導電性塗料を塗布して導電性を有する薄膜層を形成するようにしてもよい。
糸40は、導電布20U,20L、クッション材30U,30Lおよび振動体10を縫い合わせるための糸であり、その素材は、木綿など絶縁性を有する素材となっている。
次に静電型スピーカ1の組み立て方法について説明する。静電型スピーカ1を組み立てる際には、まず、導電布20Lの表面上にクッション材30Lが載せられる。クッション材30Lを導電布20Lの上に載せる際には、クッション材30Lの各辺が導電布20Lの各辺より外側に位置するようにしてクッション材30Lが導電布20Lの上に載せられる。
次に、クッション材30Lの上に振動体10が載せられる。振動体10をクッション材30Lの上に載せる際には、振動体10の各辺がクッション材30Lの各辺より内側に位置するようにしてクッション材30Lの上に載せられる。
また、絶縁性を有するクッション材30U,30Lは、振動体10および導電布20U,20Lより面積が広くなっており、クッション材30U,30Lの各辺は、振動体10および導電布20U,20Lの各辺より外側に位置するため、導電布20U,20Lと振動体10とが接触して短絡することがない。
次に、静電型スピーカ1の電気的構成について説明する。図2に示したように、静電型スピーカ1は変圧器50、外部から音響信号が入力される入力部60、振動体10に対して直流バイアスを与えるバイアス電源70を筐体80の内部に備えたスピーカ駆動部2に接続される。
この構成においては、入力部60に音響信号が入力されると入力された音響信号に応じた電圧が導電布20U,20Lの配線部を介して導電布20U,20Lの本体部に印加される。
そして、印加された電圧によって導電布20Uの本体部と導電布20Lの本体部との間に電位差が生じると、振動体10の本体部には導電布20Uの本体部と導電布20Lの本体部のいずれかの側へ引き寄せられるような静電力が働く。すなわち、振動体10の本体部は音響信号に応じて同図のZ方向に変位し(撓み)、その変位方向が逐次変わることによって振動となり、その振動状態(振動数、振幅、位相)に応じた音が振動体10から発生する。発生した音は、導電布20U,20Lの本体部を通り抜けて静電型スピーカ1の外部に放射される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
具体的には、図3(a)は本発明の変形例に係る静電型スピーカの配線部の短手方向の断面図であるが、この図に示したように、導電布20U、振動体10および導電布20Lの位置が上下に重ならないように配線部を配置してもよい。
この構成によれば、音響信号に応じた電圧がスピーカ駆動部2から配線部に印加されても、配線部においては振動体10が導電布20Uと導電布20Lとの間に位置しないため、配線部において振動体10が振動せず、配線部から音が放射されることがない。
また、導電布20U,20Lの配線部が本体部の一辺の端部から帯状に延伸しつつ、クッション材30U,30Lおよび振動体10の配線部が本体部の一辺の中央部分から帯状に延伸するようにしてもよい。この構成においても、配線部においては振動体10が導電布20Uと導電布20Lとの間に位置しないため、配線部において振動体10が振動せず、配線部から音が放射されることがない。
また、本発明においては、感電や短絡を防ぐため、絶縁性と音響透過性を有する布で静電型スピーカ1の全体を覆ってもよい。
なお、図4の構成においては、各静電型スピーカ1Aに同じ音響信号を供給して各静電型スピーカ1Aから同じ音が放射されるようにしてもよい。また、複数の静電型スピーカ1Aに供給される各音響信号ついて、音響信号毎に異なる遅延量となるように遅延処理を施し、スピーカアレイから放射される音の指向性を制御するようにしてもよい。
Claims (4)
- 導電性を有するシート状の第1導電布と、
導電性を有し前記第1導電布に対向して離間配置されたシート状の第2導電布と、
導電性を有し、前記第1導電布と前記第2導電布との間において前記第1導電布および前記第2導電布と離間して配置されたシート状の振動体と、
前記振動体と前記第1導電布との間に位置し、絶縁性、弾性および音響透過性を有するシート状の第1クッション材と、
前記振動体と前記第2導電布との間に位置し、絶縁性、弾性および音響透過性を有するシート状の第2クッション材と
を有し、
前記第1導電布、前記第2導電布および前記振動体は、音響信号を供給する駆動部に接続される帯状の配線部と、前記配線部に継ぎ目無く連続した本体部とを有すること
を特徴とする静電型スピーカ。 - 前記配線部においては、前記第1導電布と前記振動体とが対向してなく、且つ、前記第2導電布と前記振動体とが対向していないことを特徴とする請求項1に記載の静電型スピーカ。
- 前記配線部においては、前記第1導電布および前記第2導電布とが対向し、前記振動体は前記第1導電布と前記第2導電布と対向していないことを特徴とする請求項2に記載の静電型スピーカ。
- 前記配線部においては、前記振動体が拘束されていることを特徴とする請求項1に記載の静電型スピーカ。
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JPH02179200A (ja) * | 1988-12-29 | 1990-07-12 | Seikosha Co Ltd | 強誘電性液晶を用いた発音装置 |
JP2008054154A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Univ Waseda | 平面スピーカ |
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