JP2010040811A - 処理液供給システム - Google Patents

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誠也 戸塚
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Abstract

【課題】処理液の連続供給を可能にし、処理液の気液分離を行い、かつ、処理液のクリーン度の向上を図れるようにする。
【解決手段】処理液を貯留する貯留機構60は、加圧機構64のインペラ64aの回転による加圧作用により気液分離し、分離された気体を排気流路67aから排気する貯留容器61と、下部吐出口側と貯留容器の上部とを接続し、開閉弁V2及びフィルタFを介設する加圧管路69と、加圧管路と排気流路とを接続し、加圧用開閉弁V3を介設する加圧管路69と、吐出口側の圧力を検出する圧力検出手段74による検出信号に基づいて処理液供給源70側の主開閉弁V1、開閉弁と加圧用開閉弁及び、インペラを制御するコントローラ200と、を具備する。処理時には、処理液の気液分離を行いつつ吐出し、未処理時には、処理液を循環させ、貯留容器内の流速と圧力を維持し、排気動作時には、加圧管路内の圧力を排気流路に加圧して分離された気体を排出する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば半導体ウエハやFPD(フラットパネルディスプレー)基板等の製造プロセスにおいて、現像液等の処理液を供給する処理液供給システムに関するものである。
一般に、半導体デバイスの製造においては、例えば半導体ウエハやFPD基板等(以下にウエハ等という)にレジスト液を塗布し、マスクパターンを露光処理して回路パターンを形成させるために、フォトリソグラフィ技術が利用されている。このフォトリソグラフィ技術においては、スピンコーティング法によりウエハ等にレジスト液を塗布し、これにより形成されたレジスト膜を所定の回路パターンに応じて露光し、この露光パターンを現像処理することによりレジスト膜に回路パターンが形成されている。
このようなフォトリソグラフィ工程においては、一般にレジストの塗布・現像を行う塗布・現像装置に、露光装置を接続した塗布・現像処理システムが用いられている。この塗布・現像処理システムにおいては、現像液やシンナー等の処理液を、このシステムに配設された各処理ユニット、例えばレジスト塗布処理ユニット、現像処理ユニット等に供給する必要がある。
従来のこの種の処理液供給システムとして、プロセス処理を行う処理液を処理ユニットに供給するために、処理液供給源から供給された処理液を一旦貯留すると同時に、処理液内に溶存しているガスを発泡させ、分離・排出することにより脱気を行っている(例えば、特許文献1参照)。また、この種の処理液供給システムにおいては、供給圧力を得るためにベローズ式ポンプやシリンジポンプで加圧している。
特許第3561438号公報(特許請求の範囲、図4)
しかしながら、従来の処理液供給システムにおいては、貯留機構の貯留容器内に処理液を補充する際に貯留容器内の圧力を減少させ、再度供給圧力まで加圧する必要があるため、1台のポンプでは連続して供給することが難しい。そのため、2台のポンプを使用して処理液の供給を連続的に行う必要がある。したがって、システム全体が複雑かつ大型となるという問題があった。
また、従来の処理液供給システムにおいては、一旦貯留機構に貯留され、貯留機構から吐出される処理液は、処理ユニットに供給される間にフィルタによって処理液中の夾雑物が除去されるが、フィルタは1回の通過であるため、微細化に伴うクリーン度に悪影響を及ぼす懸念がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、1台の貯留機構によって連続供給を可能にすることができると共に、処理液中の気液分離を行い、かつ、処理液のクリーン度の向上を図れるようにした処理液供給システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明の処理液供給システムは、処理液供給源から供給される処理液を一旦貯留する貯留容器を有する貯留機構と、上記貯留機構の下部に配設されるインペラを有する加圧機構による加圧作用によって上記貯留機構から吐出された処理液を用いて被処理体に処理を施す処理部と、を有する処理液供給システムであって、 上記貯留機構は、上部の供給口から供給された処理液が下部の吐出口に流れる渦流で生じる遠心力により気液分離し、分離された気体を排気流路から排気する貯留容器と、上記吐出口側と上記貯留容器の上部とを接続し、開閉弁及びフィルタを介設する加圧管路と、上記加圧管路と上記排気流路とを接続し、ドレイン加圧用の開閉弁を介設するドレイン加圧管路と、上記吐出口側の圧力を検出する圧力検出手段による圧力検出信号に基づいて上記処理液供給源側の主開閉弁、上記開閉弁とドレイン加圧用開閉弁の開閉制御及び、上記加圧機構の上記インペラを回転制御する制御手段と、を具備してなり、 上記制御手段により、上記処理部の処理時には、上記供給口から供給された処理液を、該処理液の気液分離を行いつつ上記吐出口から吐出し、上記処理部が未処理時には、上記処理液供給源側の主開閉弁を閉止すると共に、上記加圧用開閉弁を開いて処理液を循環させ、上記貯留容器内の流速と圧力を維持し、排気動作時には、上記加圧用開閉弁を開いて上記加圧管路内の圧力を上記排気流路に加圧して分離された気体を排出する、ことを特徴とする(請求項1)。この場合、上記貯留機構は、処理液供給源に接続される供給口の供給側に、処理液中に気泡を生成させる気泡生成手段を具備する方が好ましい(請求項2)。
このように構成することにより、処理液供給源から供給される処理液を一旦貯留機構に貯留して処理部に供給する際に、貯留機構により処理液を渦流で生じる遠心力により気液分離し、分離された気体を排気流路から排気しつつ処理液を処理部に供給することができる。また、処理部が未処理時には、処理液はフィルタを介して循環され、貯留容器内の流速と圧力が維持される。更に、排気動作時には、加圧管路内の圧力を排気流路に加圧して分離された気体を排気流路より排出することができる。この場合、処理液供給源に接続される供給口の供給側に、処理液中に気泡を生成させる気泡生成手段を設けることにより、貯留容器に供給される処理液に予め気泡を含ませて貯留容器内に供給することができ、貯留容器内の渦流で生じる遠心力による気液分離を確実にすることができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の処理液供給システムにおいて、 上記貯留容器は、上部に処理液供給源に接続する供給口を有し、下部に加圧機構及び吐出口を接続する外容器と、上記外容器と協働して処理液の渦流路を形成すべく下部狭小テーパ部を有する内容器と、中心部において、上記内容器の下部に一端が開口し、他端が上記外容器の上方に開口する排気流路を有する排気流路管と、を具備し、 上記加圧機構は、上記貯留容器の外容器の下端に連通され、側方に上記吐出口を有し、かつ、内部にインペラを配設するポンプ室と、上記ポンプ室の下部外方に配設され、上記インペラを回転駆動する回転駆動部と、を具備してなることを特徴とする(請求項3)。この場合、上記貯留容器内における排気流路管の下端開口部の下方に、気液分離された気体を排気流路側に促す仕切り部を設ける方が好ましい(請求項4)。
このように構成することにより、貯留容器においては、供給された処理液が上部の供給口側から下部の吐出口側に向かって外容器と内容器とが協働して形成される渦流路を流れる過程で比重差によって気液分離され、気体が中心部の排気流路側に流れ、処理液が下部の加圧機構のポンプ室を介して吐出口側に流れる。この場合、貯留容器内における排気流路管の下端開口部の下方に、気液分離された気体を排気流路側に促す仕切り部を設けることにより、更に気液分離を確実にすることができる(請求項4)。
また、請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の処理液供給システムにおいて、上記貯留容器の上部に配設され、貯留容器内に貯留される処理液の液面を検出する液面センサと、上記液面センサにより検出される液面検出信号に基づいて処理液供給源側の主開閉弁、開閉弁とドレイン加圧用開閉弁の開閉制御及び、上記加圧機構の上記インペラを回転制御する制御手段と、を更に具備してなることを特徴とする。
このように構成することにより、貯留容器内の処理液の量を液面センサによって常時監視することができ、貯留容器内の処理液の貯留量を一定に維持することができる。
また、請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の処理液供給システムにおいて、上記貯留容器の上部に配設され、貯留容器内に貯留される処理液の圧力を検出する圧力センサと、上記圧力センサにより検出される圧力検出信号に基づいて処理液供給源側の主開閉弁、開閉弁とドレイン加圧用開閉弁の開閉制御及び、上記加圧機構のインペラを回転制御する制御手段と、を更に具備してなることを特徴とする。
このように構成することにより、貯留容器の上部側の処理液の液圧を圧力センサによって常時監視することができ、未処理時すなわち待機時において循環される処理液の流量を一定にすることができ、気液分離の安定化が図れると共に、加圧機構の回転駆動部の省力化が図れる。
加えて、請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の処理液供給システムにおいて、上記排気流路の下部に配設され、排気流路内の気泡を検出する気泡検知センサと、上記気泡検知センサにより検出される気泡検出信号に基づいて処理液供給源側の主開閉弁、開閉弁とドレイン加圧用開閉弁の開閉制御及び、上記加圧機構のインペラを回転制御する制御手段と、を更に具備してなることを特徴とする。
このように構成することにより、排気流路内の気泡の状態を気泡検知センサによって常時監視することができ、排気動作のタイミングを適正な時期に行わせることができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、1台の貯留機構によって連続供給を可能にすることができると共に、処理時及び未処理時において処理液中の気液分離を行い、分離された気体を排気流路より排出することができる。また、未処理時には、処理液はフィルタを介して循環されるので、処理液のクリーン度の向上を図ることができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、貯留容器に供給される処理液に予め気泡を含ませて貯留容器内に供給することができ、貯留容器内の渦流で生じる遠心力による気液分離を確実にすることができるので、上記(1)に加えて更に処理液中に溶存する気体を除去して、処理液による処理精度の向上を図ることができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、供給された処理液が上部の供給口側から下部の吐出口側に向かって外容器と内容器とが協働して形成される渦流路を流れる過程で比重差によって気液分離され、気体が中心部の排気流路側に流れ、処理液が下部の加圧機構のポンプ室を介して吐出口側に流れるので、上記(1),(2)に加えて更に気液分離を効率良く行うことができる。この場合、貯留容器内における排気流路管の下端開口部の下方に、気液分離された気体を排気流路側に促す仕切り部を設けることにより、更に気液分離を確実にすることができる(請求項4)。
(4)請求項5記載の発明によれば、貯留容器内の処理液の量を液面センサによって常時監視することができ、貯留容器内の処理液の貯留量を一定に維持することができるので、上記(1)〜(3)に加えて更に処理の安定化を図ることができる。
(5)請求項6記載の発明によれば、上記(1)〜(4)に加えて、更に貯留容器の上部側の処理液の液圧を圧力センサによって常時監視することができ、未処理時すなわち待機時において循環される処理液の流量を一定にすることができ、気液分離の安定化が図れると共に、加圧機構の回転駆動部の省力化が図れる。
(6)請求項7記載の発明によれば、上記(1)〜(5)に加えて、更に排気流路内の気泡の状態を気泡検知センサによって常時監視することができ、排気動作のタイミングを適正な時期に行わせることができる。
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明に係る処理液供給システムの一例を示す概略断面図、図2は、この発明における貯留機構の要部を示す断面図、図3ないし図5は、それぞれ図2のI−I線、II−II線及びIII−III線に沿う断面図である。
上記処理液供給システムは、図1に示すように、処理液供給源例えば現像液供給源70と2つの現像処理部20A,20Bとを接続する経路の途中に、現像液(処理液)を一旦貯留し、現像液中に溶存する気体を脱気する貯留機構60を配設すると共に、貯留機構60の吐出側と現像処理部20A,20Bとの間に切換手段71が介設されている。
この場合、現像液供給源70と貯留機構60の貯留容器61とを接続する第1の供給管路72aには、主開閉弁V1が介設されると共に、貯留容器61の上部に設けられた供給口62の供給側に現像液中に気泡を生成させる気泡生成手段である脱気ノズル63が介設されている。
上記貯留容器61は、図1ないし図5に示すように、上部に現像液供給源70に接続する供給口62を有し、下部に後述する加圧機構64及び吐出口65を接続する外容器61aと、外容器61aと協働して現像液の渦流路66を形成すべく下部狭小テーパ部61cを有する内容器61bと、中心部において、内容器61bの下部に一端が開口し、他端が外容器61aの上方に開口する排気流路67aを有する排気流路管67と、排気流路管67の下端開口部の下方に配置され、気液分離された気体を排気流路側に促す仕切り部68と、を具備する。なお、排気流路管67の上部開口側には逆止弁CVが介設されている。
上記加圧機構64は、貯留容器61の外容器61aの下端に連通口を介して接続され、側方に吐出口65を有し、かつ、内部にインペラ64aを配設するポンプ室64bと、ポンプ室64bの下部外方に配設され、インペラ64aを所定の回転数で回転駆動する回転駆動部である例えばサーボモータ64cと、を具備している。この場合、ポンプ室64b内のインペラ64aとポンプ室外のサーボモータ64cとがポンプ室64bの底壁64dによって隔離されており、インペラ64aの回転軸と、サーボモータ64cの回転軸との対向する部位にそれぞれ装着される電磁石64e,64fの磁気結合によってサーボモータ64cの駆動がインペラ64aに伝達されるようになっている。
ポンプ室64bの側方に設けられた吐出口65には、第2の供給管路72bの一端が接続され、第2の供給管路72bの他端は切換手段71を介して2つの現像処理部20A,20Bの現像ノズル27a,27bに接続する第3,第4の供給管路72c,72dに接続されている。この場合、切換手段71は、例えば3ポート4位置式の電磁切換弁によって形成されている。なお、ここでは、2つの現像処理部20A,20Bについて説明したが、現像処理部を3つ以上にしてもよく、この場合は、切換手段71の切換位置の数を増やせばよい。
また、第2の供給管路72bの途中には、加圧管路69の一端が接続され、加圧管路69の他端は貯留容器61を構成する外容器61aの上部における供給口62と干渉しない位置に設けられた連通口61dに接続されている。この加圧管路69には、吐出口側から順に開閉弁例えばパージ用空気弁V2とフィルタFが介設されている。また、加圧管路69におけるパージ用空気弁V2の一次側すなわち吐出口側と排気流路管67の排気流路67aとがドレイン加圧管路69によって接続されている。このドレイン加圧管路69にはドレイン加圧用の開閉弁V3が介設されている。なお、排気流路管67の下端開口側にはドレインバルブV4が介設されている。
上記第3及び第4の供給管路72c,72dの先端にはそれぞれ現像ノズル27a,27bが接続されており、第3及び第4の供給管路72c,72dには、それぞれ切換手段71がわから順に、フィルタFa,Fb、マスフローコントローラMFa,MFb,及び開閉弁Va,Vbが介設されている。
また、第2の供給管路72bには該第2の供給管路72b内を流れる現像液の圧力を検出する圧力検出手段である吐出圧検出センサ74が配設されている。この吐出圧検出センサ74は制御手段例えば中央演算処理装置(CPU)を具備するコントローラ200に電気的に接続されており、吐出圧検出センサ74によって検出された検出信号がコントローラ200によって演算処理され、その制御信号がサーボモータ64cに伝達されることで、貯留機構60の吐出側圧力をフィードバックして、貯留機構60の貯留容器61内に供給される現像液の供給圧が一定に保たれるようになっている。
一方、貯留容器61の外容器61aの上部外方には、貯留容器61内に貯留される現像液の液面を検出する例えば静電容量式の液面センサ75と、貯留容器61内に貯留される現像液の圧力を検出する圧力センサ76が内部に配設されている。また、排気流路管67の下部側の外方には、排気流路67a内の気泡を検出する例えば静電容量式の気泡検知センサ77が配設されている。なお、液面センサ75と気泡検知センサ77は、静電容量式センサ以外に光電式センサを用いることも可能である。
上記液面センサ75,圧力センサ76及び気泡検知センサ77は、それぞれ上記コントローラ200に電気的に接続されており、これらセンサ75,76,77によって検出された検出信号がコントローラ200によって演算処理され、その制御信号が上記サーボモータ64c,主開閉弁V1,パージ用空気弁V2及びドレイン加圧用開閉弁V3に伝達されて、主開閉弁V1、パージ用空気弁V2とドレイン加圧用開閉弁V3の開閉制御及び、サーボモータ64cの回転制御が行われるようになっている。
また、第3及び第4の供給管路72c,72dに介設されるマスフローコントローラMFa,MFbもそれぞれ上記コントローラ200に電気的に接続されており、これらマスフローコントローラMFa,MFbによって検出された検出信号がコントローラ200によって演算処理され、その制御信号が切換手段すなわち3ポート4位置切換弁71に伝達されて、3ポート4位置切換弁71の開閉制御が行われるようになっている。
上記のように構成される処理液供給システムによれば、現像液供給源70から供給される現像液を脱気ノズル63を介して貯留容器61内に供給する際、現像液中に溶存しているガスを発泡させて貯留容器61内に供給することができる。貯留容器61内に供給されて貯留された現像液は、サーボモータ64cの駆動によって回転するインペラ64aから供給圧力を得て、渦流路66を流れ、渦流で生じる遠心力により比重の軽いガスは回転の内側、また貯留容器61の上部に集まることを利用して分離される。また、渦流路66内で気液分離されたガス(気泡B)は仕切り部68によって強制的に排気流路管67の下端開口側に流れる。一方、現像液は加圧機構64のポンプ室64b内に流れ、吐出口65を介して第2の供給管路72bに流れ、3ポート4位置切換弁71(切換手段)による切り換えによって現像処理部20A,20Bのいずれかの現像ノズル27a,27bに供給されて、処理に供される。
上記現像処理時において、吐出圧検出センサ74によって貯留機構60の吐出口側の圧力をサーボモータ64cにフィードバックして供給圧力を一定に保っている。また、液面センサ75によって貯留容器61内の現像液の液面が常時監視されており、液面センサ75の検出信号に基づくコントローラ200からの制御信号が主開閉弁V1に伝達されて貯留容器61内の現像液の貯留量が一定に保たれている。
処理を行わない場合は、コントローラ200からの制御信号に基づいて主開閉弁V1は閉じ、切換手段71は供給中止位置に切り換わる。これと同時に、パージ用空気弁V2が開放し、貯留機構60の吐出口65から第2の供給管路72bに流れる現像液は加圧管路69に介設されるフィルタFを介して貯留容器61に循環される。この待機中の循環動作においては、圧力センサ76により検出される圧力検出信号に基づいてサーボモータ64cの回転が制御され、これにより、圧力センサ76によって循環される現像液の流量を一定にすることができ、気液分離の安定化が図れると共に、加圧機構の回転駆動部の省力化が図れる。
また、排気動作時においては、気泡検知センサ77により排気流路67a内の気泡Bの状態を常時監視して、気泡Bの量が所定の量より多くなった時点で、検出される気泡検出信号に基づいてドレイン加圧用開閉弁V3を開放することで、排気流路管67の下端開口部付近に集まった気泡Bを排気流路管67の上方側に排気する。この排気動作は気泡検知センサ77による検出に基づくので、排気動作のタイミングを適正な時期に行わせることができる。
次に、この発明に係る処理液供給システムをレジスト塗布・現像処理システムに適用した一例について簡単に説明する。図6は、レジスト塗布・現像処理システムを示す概略平面図、図7は、レジスト塗布・現像処理システムの概略正面図、図8は、レジスト塗布・現像処理システムの概略背面図である。
上記レジスト塗布・現像処理システム1は、図6に示すように、例えば25枚のウエハWを収容するカセットCに対してウエハWを搬入出するカセットステーション2と、このカセットステーション2に隣接して設けられ、塗布現像工程の中で枚葉式に所定の処理を施す各種処理ユニットを多段配置してなる処理ステーション3と、この処理ステーション3に隣接して設けられている露光装置(図示せず)との間でウエハWの受け渡しをするインターフェース部4とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2は、カセット載置台5上の所定の位置に、複数のカセットCを水平のX方向に一列に載置可能となっている。また、カセットステーション2には、搬送路6上をX方向に沿って移動可能なウエハ搬送アーム7が設けられている。ウエハ搬送アーム7は、カセットCに収容されたウエハWのウエハ配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、X方向に配列された各カセットC内のウエハWに対して選択的にアクセスできるように構成されている。
また、ウエハ搬送アーム7は、Z軸を中心としてθ方向に回転可能に構成されており、後述するように処理ステーション3側の第3の処理ユニット群G3に属するトランジション装置(TRS)31に対してもアクセスできるように構成されている。
処理ステーション3は、複数の処理ユニットが多段に配置された、例えば5つの処理ユニット群G1〜G5を備えている。図6に示すように、処理ステーション3の正面側には、カセットステーション2側から第1の処理ユニット群G1,第2の処理ユニット群G2が順に配置されている。また、処理ステーション3の背面側には、カセットステーション2側から第3の処理ユニット群G3,第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5が順に配置されている。第3の処理ユニット群G3と第4の処理ユニット群G4との間には、第1の搬送機構110が設けられている。第1の搬送機構110は、第1の処理ユニット群G1,第3の処理ユニット群G3及び第4の処理ユニット群G4に選択的にアクセスしてウエハWを搬送するように構成されている。第4の処理ユニット群G4と第5の処理ユニット群G5との間には、第2の搬送機構120が設けられている。第2の搬送機構120は、第2の処理ユニット群G2,第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5に選択的にアクセスしてウエハWを搬送するように構成されている。
第1の処理ユニット群G1には、 図8に示すように、ウエハWに所定の処理液を供給して処理を行う液処理ユニット、例えばウエハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布処理装置を有するレジスト塗布ユニット(COT)10,11,12、露光時の光の反射を防止するための紫外線硬化樹脂液を塗布して反射防止膜を形成するボトムコーティングユニット(BARC)13,14が下から順に5段に重ねられている。第2の処理ユニット群G2には、ウエハWに現像処理を施す現像処理ユニット(DEV)21〜24が下から順に4段に重ねられている。
なお、第1の処理ユニット群G1及び第2の処理ユニット群G2の最下段には、各処理ユニット群G1及びG2内の前記液処理ユニットに各種現像液を供給するためのケミカル室(CHM)25,26がそれぞれ設けられている。このケミカル室(CHM)に、この発明に係る処理液供給システムが組み込まれている。また、第3の処理ユニット群G3には、図8に示すように、下から順に、温調ユニット(TCP)30、ウエハWの受け渡しを行うためのトランジション装置(TRS)31及び精度の高い温度管理下でウエハWを加熱処理する熱処理ユニット(ULHP)32〜38が9段に重ねられている。第4の処理ユニット群G4では、例えば高精度温調ユニット(CPL)40、レジスト塗布処理後のウエハWを加熱処理するプリベーキングユニット(PAB)41〜44及び現像処理後のウエハWを加熱処理するポストベーキングユニット(POST)45〜49が下から順に10段に重ねられている。
第5の処理ユニット群G5では、ウエハWを熱処理する複数の熱処理ユニット、例えば高精度温調ユニット(CPL)50〜53、露光後のウエハWを加熱処理するポストエクスポージャーベーキングユニット(PEB)54〜59が下から順に10段に重ねられている。
また、第1の搬送機構110のX方向正方向側には、図6に示すように、複数の処理ユニットが配置されており、例えば図8に示すように、ウエハWを疎水化処理するためのアドヒージョンユニット(AD)80,81、ウエハWを加熱する加熱ユニット(HP)82,83が下から順に4段に重ねられている。また、第2の搬送機構120の背面側には、図12に示すように、例えばウエハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光ユニット(WEE)84が配置されている。
また、図7に示すように、カセットステーション2、処理ステーション3及びインターフェース部4の各ブロックの上部には、各ブロック内を空調するための空調ユニット90が備えられている。この空調ユニット90により、カセットステーション2,処理ステーション3及びインターフェース部4内は、所定の温度及び湿度に調整できる。また、図8に示すように、例えば処理ステーション3の上部には、第3の処理ユニット群G3、第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5内の各装置に所定の気体を供給する、例えばFFU(ファンフィルタユニット)などの気体供給手段である気体供給ユニット91がそれぞれ設けられている。気体供給ユニット91は、所定の温度、湿度に調整された気体から不純物を除去した後、当該気体を所定の流量で送風できる。
インターフェース部4は、図6に示すように、処理ステーション3側から順に第1のインターフェース部100と、第2のインターフェース部101とを備えている。第1のインターフェース部100には、ウエハ搬送アーム102が第5の処理ユニット群G5に対応する位置に配設されている。ウエハ搬送アーム102のX方向の両側には、例えばバッファカセット103(図6の背面側),104(図6の正面側)が各々設置されている。ウエハ搬送アーム102は、第5の処理ユニット群G5内の熱処理装置とバッファカセット103,104に対してアクセスできる。第2のインターフェース部101には、X方向に向けて設けられた搬送路105上を移動するウエハ搬送アーム106が設けられている。ウエハ搬送アーム106は、Z方向に移動可能で、かつθ方向に回転可能であり、バッファカセット104と、第2のインターフェース部101に隣接した図示しない露光装置に対してアクセスできるようになっている。したがって、処理ステーション3内のウエハWは、ウエハ搬送アーム102,バッファカセット104,ウエハ搬送アーム106を介して露光装置に搬送でき、また、露光処理の終了したウエハWは、ウエハ搬送アーム106,バッファカセット104,ウエハ搬送アーム102を介して処理ステーション3内に搬送できる。
なお、上記実施形態では、この発明に係る処理液供給システムを半導体ウエハの塗布・現像処理システムに適用する場合について説明したが、半導体ウエハ以外の被処理基板、例えばFPD(フラットパネルディスプレー)基板等の塗布・現像処理システムにも適用できる。
この発明に係る処理液供給システムの一例を示す概略断面図である。 この発明における貯留機構を示す概略断面図である。 図2のI−I線に沿う断面図である。 図2のII−II線に沿う断面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 この発明に係る処理液供給システムを適用したレジスト塗布・現像処理システムの一例を示す概略平面図である。 上記レジスト塗布・現像処理システムの概略正面図である。 上記レジスト塗布・現像処理システムの概略背面図である。
符号の説明
W 半導体ウエハ(被処理基板)
20A,20B 現像処理部
60 貯留機構
61 貯留容器
61a 外容器
61b 内容器
61c 下部狭小テーパ部
62 供給口
63 脱気ノズル(気泡生成手段)
64 加圧機構
64a インペラ
64b ポンプ室
64c サーボモータ(回転駆動部)
65 吐出口
66 渦流路
67 排気流路管
67a 排気流路
68 仕切り部
69 加圧管路
70 現像液供給源(処理液供給源)
72a 第1の供給管路
72b 第2の供給管路
73 ドレイン加圧管路
74 吐出圧検出センサ(圧力検出手段)
75 液面センサ
76 圧力センサ
77 気泡検知センサ
200 コントローラ(制御手段)
V1 主開閉弁
V2 パージ用空気弁(開閉弁)
V3 ドレイン加圧用開閉弁
F フィルタ

Claims (7)

  1. 処理液供給源から供給される処理液を一旦貯留する貯留容器を有する貯留機構と、上記貯留機構の下部に配設されるインペラを有する加圧機構による加圧作用によって上記貯留機構から吐出された処理液を用いて被処理体に処理を施す処理部と、を有する処理液供給システムであって、
    上記貯留機構は、上部の供給口から供給された処理液が下部の吐出口に流れる渦流で生じる遠心力により気液分離し、分離された気体を排気流路から排気する貯留容器と、上記吐出口側と上記貯留容器の上部とを接続し、開閉弁及びフィルタを介設する加圧管路と、上記加圧管路と上記排気流路とを接続し、ドレイン加圧用の開閉弁を介設するドレイン加圧管路と、上記吐出口側の圧力を検出する圧力検出手段による圧力検出信号に基づいて上記処理液供給源側の主開閉弁、上記開閉弁とドレイン加圧用開閉弁の開閉制御及び、上記加圧機構の上記インペラを回転制御する制御手段と、を具備してなり、
    上記制御手段により、上記処理部の処理時には、上記供給口から供給された処理液を、該処理液の気液分離を行いつつ上記吐出口から吐出し、上記処理部が未処理時には、上記処理液供給源側の主開閉弁を閉止すると共に、上記加圧用開閉弁を開いて処理液を循環させ、上記貯留容器内の流速と圧力を維持し、排気動作時には、上記加圧用開閉弁を開いて上記加圧管路内の圧力を上記排気流路に加圧して分離された気体を排出する、ことを特徴とする処理液供給システム。
  2. 請求項1記載の処理液供給システムにおいて、
    上記貯留機構は、処理液供給源に接続される供給口の供給側に、処理液中に気泡を生成させる気泡生成手段を具備してなることを特徴とする処理液供給システム。
  3. 請求項1又は2記載の処理液供給システムにおいて、
    上記貯留容器は、上部に処理液供給源に接続する供給口を有し、下部に加圧機構及び吐出口を接続する外容器と、上記外容器と協働して処理液の渦流路を形成すべく下部狭小テーパ部を有する内容器と、中心部において、上記内容器の下部に一端が開口し、他端が上記外容器の上方に開口する排気流路を有する排気流路管と、を具備し、
    上記加圧機構は、上記貯留容器の外容器の下端に連通され、側方に上記吐出口を有し、かつ、内部にインペラを配設するポンプ室と、上記ポンプ室の下部外方に配設され、上記インペラを回転駆動する回転駆動部と、を具備してなることを特徴とする処理液供給システム。
  4. 請求項3記載の処理液供給システムにおいて、
    上記貯留容器は、上記排気流路管の下端開口部の下方に配置され、気液分離された気体を排気流路側に促す仕切り部を、更に具備してなることを特徴とする処理液供給システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の処理液供給システムにおいて、
    上記貯留容器の上部に配設され、貯留容器内に貯留される処理液の液面を検出する液面センサと、上記液面センサにより検出される液面検出信号に基づいて処理液供給源側の主開閉弁、開閉弁とドレイン加圧用開閉弁の開閉制御及び、上記加圧機構のインペラを回転制御する制御手段と、を更に具備してなることを特徴とする処理液供給システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の処理液供給システムにおいて、
    上記貯留容器の上部に配設され、貯留容器内に貯留される処理液の圧力を検出する圧力センサと、上記圧力センサにより検出される圧力検出信号に基づいて処理液供給源側の主開閉弁、開閉弁とドレイン加圧用開閉弁の開閉制御及び、上記加圧機構のインペラを回転制御する制御手段と、を更に具備してなることを特徴とする処理液供給システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の処理液供給システムにおいて、
    上記排気流路の下部に配設され、排気流路内の気泡を検出する気泡検知センサと、上記気泡検知センサにより検出される気泡検出信号に基づいて処理液供給源側の主開閉弁、開閉弁とドレイン加圧用開閉弁の開閉制御及び、上記加圧機構のインペラを回転制御する制御手段と、を更に具備してなることを特徴とする処理液供給システム。
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