JP2010040567A - 酸化膜表面の洗浄及び保護方法および酸化膜表面の洗浄及び保護装置 - Google Patents

酸化膜表面の洗浄及び保護方法および酸化膜表面の洗浄及び保護装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010040567A
JP2010040567A JP2008198367A JP2008198367A JP2010040567A JP 2010040567 A JP2010040567 A JP 2010040567A JP 2008198367 A JP2008198367 A JP 2008198367A JP 2008198367 A JP2008198367 A JP 2008198367A JP 2010040567 A JP2010040567 A JP 2010040567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
light
oxide film
protecting
ito
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008198367A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Eomo
知彦 江面
Shingo Watanabe
伸吾 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2008198367A priority Critical patent/JP2010040567A/ja
Publication of JP2010040567A publication Critical patent/JP2010040567A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】基板上のITO表面を洗浄及び保護する方法を提供する。
【解決手段】プロセスチャンバPC100の内部に載置された基板上のITO表面にその表面の汚染物の分子の結合エネルギーより強いエネルギーを持つ光を光源から照射し、その照射中又は照射後、直ちに同一チャンバ内にてシランカップリングのガスを供給する。これにより、基板上のITO表面を洗浄及び保護することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板上の酸化膜の表面を洗浄及び保護する方法及び装置に関する。
透明電極表面の前処理は、透明電極周りに形成される素子の特性や寿命と密接に関係するため重要である。たとえば、透明電極を形成する酸化膜の一つ、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)上に有機EL素子を積層させる場合、有機層は水分に弱く、水分が混入すると特性が変化して非発光点(ダークスポット)が発生する等、有機EL素子の寿命を縮める一因となる。このため、外部の水分を透過させないようにバリア性を高めた封止膜が提案されている(たとえば、特許文献1を参照)。
外部からの水分の混入だけでなく、内部の水分や汚染物を除去する技術として様々な洗浄技術も提案されている(たとえば、特許文献2を参照)。たとえば、UVオゾンクリーナーでは、184.9nmの紫外線及び253.7nmの紫外線を照射する。酸素Oが184.9nmの紫外線に照射されると、紫外線を吸収してオゾンOを発生し(O→O+O、O+O→O)、オゾンが253.7nmの紫外線に照射されると、紫外線を吸収してオゾンを分解する(O→O+O)。このオゾンの生成及び分解の過程にて強い酸化力をもった励起状態の酸素原子が発生する。つまり、励起状態の酸素原子は、紫外線を吸収することにより光分解した汚染物と化学反応し、たとえば、COやHOなどの揮発性分子となってITO表面から脱離する。その他の洗浄技術としては、酸素プラズマにより生じた酸素ラジカルによりITO表面から汚染物を除去するものや、アルゴンプラズマを照射することにより基板表面に吸着した有機物を除去するもの等がある。
特開2000−223264号公報 特開2007−87852号公報
しかしながら、封止膜を形成するとともに前処理を実行することによって汚染物を除去しても、反応容器内の環境やITO表面の状態によっては有機膜の成膜前に再びITO表面に汚染物が付着する。この結果、ITO表面のOH基や水分と有機膜とが化学反応して水素ガスが生じてダークスポットが発生したり、ITO上に積層された有機膜との密着性が悪くなって有機素子の性能が不安定になったり、電流が集中する部分が生じてデバイスを破損したりすることにより、素子寿命が短くなる場合があった。
本発明は、上記課題を解決するために、基板上のITOを洗浄及び保護する方法及び装置を提供する。
すなわち、上記課題を解決するために、本発明のある態様によれば、反応容器内に載置された基板上のITO(酸化インジウムスズ)の表面に、前記表面の汚染物の分子の結合エネルギーより強いエネルギーを持つ光を光源から照射する第1の工程と、前記第1の工程中または前記第1の工程後直ちに前記反応容器内にてシランカップリングのガスを供給する第2の工程と、を含むITO表面の洗浄及び保護方法が提供される。
これによれば、第1工程にて、膜表面の汚染物の分子の結合エネルギーより強いエネルギーを持つ光が照射される。その結果、光エネルギーにより分子間の結合が切れて原子状態に分解する。たとえば、酸素分子は、エキシマ光を吸収してダイレクトに励起状態の酸素原子Oとなる。また、たとえば、光の照射により、連鎖したOH基の根本のO−H結合をも切断することができる。切断された物質は、励起状態の酸素原子Oと反応し、たとえば、COやHOなどの揮発性分子となって、基板の表面から脱離し、反応容器内から外部に排気される。このようにしてITO膜表面を洗浄することができる。
しかしながら、この状態では、膜表面にはダングリングボンドが生じていて、周辺物質と結合しやすい、活性状態となっている。したがって、有機膜を成膜する前に膜表面が再度汚染される可能性がある。そこで、本発明によれば、第2の工程において、第1の工程中または第1の工程後直ちに反応容器内にシランカップリングのガスを供給する。これにより、膜表面が汚染される前に膜表面のダングリングボンドをシランカップリングのガスの珪素原子と結合させ、不活性化する。特に、シランカップリングのガスを膜表面に数レイヤだけ積層させることにより膜表面を疎水化させることができる。
このように、第1工程で洗浄し、第2工程で疎水化された単分子膜を形成することにより、有機層を成膜する際、水分の混入を防ぎ、有機膜と透明電極との密着性を高めることができる。この結果、後から成膜する有機膜を理想的に成膜することができる。バリア性の高い封止膜との組み合わせにより、長寿命のOLED(Organic Light−Emitting Diode)素子を製造することができる。
前記第1の工程は、前記光源から5.1eV以上のエネルギーを持つ光を照射してもよい。前記第1の工程は、前記光源から7.3eV以下のエネルギーを持つ光を照射すればより好ましい。上記範囲の光のエネルギーは、有機分子の結合エネルギーやヒドロキシ基の結合エネルギーより強い。よって、これらの共有結合の結合手を切って、膜表面の有機化合物や水分子を分解することができる。
前記第1の工程は、前記反応容器内を所定の範囲の真空度又は任意の不活性ガスの雰囲気に整えた状態にて前記光源から光を照射してもよい。これによれば、反応容器内を所定の減圧状態に維持することにより、反応容器内の物質のガス化を促進することができる。また、反応容器内を不活性ガスにて充填させることにより洗浄後の膜表面に汚染物が付着することを抑制することができる。
前記第1の工程は、前記光源から前記基板上のITOの両面に光を照射してもよい。これによれば、膜の表面及び裏面の汚染物を洗浄することができる。これにより、水分や汚染物の混入を防いで、後から成膜する有機膜をより理想的に成膜することができる。
前記第1の工程は、前記光源からエキシマ光を照射してもよい。172nm(約7.3ev)の高エネルギーのエキシマ光を照射することにより、酸素分子からダイレクトに励起状態の酸素原子を生成するため、励起状態の酸素原子の濃度を高め、洗浄能力の向上及び高速処理を実現することができる。
前記第1の工程及び前記第2の工程の少なくともいずれかは、前記反応容器内をヒータにて加熱してもよい。これによれば、光エネルギーにヒータの熱エネルギーが加算されることにより光分解反応や単分子膜の成膜速度を促進することができる。
上記課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、反応容器と、前記反応容器内に載置された基板上のITOの表面に前記表面の汚染物の分子の結合エネルギーより強いエネルギーを持つ光を照射する光源と、前記光の照射中または前記光の照射後直ちに前記反応容器内にてシランカップリングのガスを供給するガス供給源と、備えるITO表面の洗浄及び保護装置が提供される。
これによれば、透明電極(ITO)だけでなく、反応容器の内部全体に洗浄及び保護処理を施すことができるため、有機汚染物だけでなく水分も完全に除去することができる。このため、後から成膜する有機膜を理想的に成膜することができ、バリア性の高い封止膜との組み合わせにより、長寿命のOLED素子を製造することができる。
前記ITO表面の洗浄及び保護装置は、搬送室を介して有機膜を成膜する有機成膜装置に連結してもよい。これによれば、膜表面は洗浄後、その上に単分子膜を形成するため、一般的に汚染されやすい搬送室を通過する際にも汚染を最小限にとどめ、有機成膜装置にて有機膜を理想的に成膜することができる。
前記ITO表面の洗浄及び保護装置は、開閉機構を介して有機膜を成膜する有機成膜装置に連結してもよい。これによれば、基板は、汚染されやすい搬送室を介さずに有機成膜装置に搬送される。よって、搬送中の汚染がなく、有機成膜装置にて有機膜を理想的に成膜することができる。
上記課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、ITO表面の洗浄及び保護方法を使用して洗浄及び保護された基板上に有機膜を成膜する有機成膜装置が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、ITO表面の洗浄及び保護装置と複数の処理装置とが気密に連結された処理システムが提供される。
これによれば、システム内の気密が保持された処理システムが構築される。これにより、基板Gを大気に暴露することなく有機成膜装置へ搬送することができる。よって、膜表面に水分や汚染物を吸着させた基板を有機成膜工程以降に持ち込まない、清浄な成膜環境を維持することができる。
以上説明したように、本発明によれば、基板上のITOを洗浄及び保護する方法及び装置を提供することができる。
発明を実施するための形態
以下に添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、同一の構成及び機能を有する構成要素については、同一符号を付することにより、重複説明を省略する。また、本明細書中、0℃、1atmのとき、1mTorrは(10−3×101325/760)Paとする。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態にかかるプロセスチャンバ(反応容器)について、図1(a)の平面図及び図1(a)を直線1−1にて切断した断面図1(b)を参照しながら説明する。処理システム10は、プロセスチャンバPC100(ITO表面の洗浄及び保護装置に相当)、トランスファチャンバTC200及びロードロックチャンバLL300を有している。各装置間には開閉可能なバルブVが設けられ、装置内部の気密を保持しながら基板Gを搬送する。すなわち、基板Gは、ロードロックチャンバLL300からロードされ、トランスファチャンバTC200に設けられた搬送ロボット210によりプロセスチャンバPC100に搬送され、リフトピン105にて保持される。プロセスチャンバPC100は、バルブをV介してトランスファモジュールTM400(搬送室)に連結している。
プロセスチャンバPC100には、その天井面および底面にて、エキシマランプ(Ex−VUV光源)110、120が設置されている。エキシマランプ110、120は、ランプハウス110a,120a、ランプ110b,120b、ミラー110c,120c及び石英ガラス110d,120dを有している。矩形型のランプハウス110a,120a内は、窒素ガスで満たされている。窒素ガスは、ランプハウス110a,120a内の図示しない電極およびミラー110c,120cの酸化を防止する。窒素ガスは、ランプ110b,120bから照射される172nm(約7.3eV)の光を吸収しないため、光を有効に基板Gに照射することができる。
ランプ110b,120bは、4本の外側管の内部に内側管を同軸に配置し、両端を閉じて中空円筒状の放電空間を形成した構成を有し、内側管の内面と外側管の外面に電極が配置され、放電によりエキシマ光が放射される。たとえば、キセノンエキシマの場合、キセノン(Xe)原子の一部は、放電により発生した電子による励起、電離等により一時的にXeの状態となるが、不安定なためすぐにXe原子に解離して基底状態に戻る。その際、放射される光が172nmのエキシマ光である。エキシマランプ110,120の発振波長はガスによって変わるので、ガスの選択により、放射されるエキシマ光を選択することができる。
ミラー110c,120cは、ランプ110b,120bの間に山形に設けられ、光を有効に取り出すとともに光の放射照度分布を均一にする。石英ガラス110d,120dは、エキシマランプ110b,120bの前面に設けられた窓であり、この石英ガラス110d,120dから光が照射される。エキシマランプ110、120により、基板GのITOの表面及び裏面に光が照射されるため、ITOの両面の汚染物を洗浄することができる。
なお、光源は、エキシマランプに限られず、5.1eV〜7.3eVの範囲のエネルギーを持つ光を照射する光源であれば、紫外(UV)領域や真空紫外線(VUV)領域であってもよい。
たとえば、O−Hの結合エネルギーは約4.8eV、C−Cの結合エネルギーは約3.6eV、C−Hの結合エネルギーは約4.3eV、C−Nの結合エネルギーは約3.0eV、C−0の結合エネルギーは約3.6eV、C−Cの結合エネルギーは約3.6eVである。
よって、126nm(約9.9ev)、146nm(約8.6ev)、172nm(約7.3ev)、193nm(約6.5eV)、222nm(約5.6ev)程度の光を放射する光源であれば、OH基や有機化合物の共有結合を分断して、洗浄することができる。
光を照射する際、プロセスチャンバPC100の内部を数mTorr〜数十mTorrの真空度にする。これによれば、反応容器内を上記範囲の減圧状態に維持することにより、反応容器内に存在する物質のガス化を促進し、OH基やHOを気化させて容器外に排出し、容器内を疎水化することができる。また、照射された光のエネルギーが、大気中の酸素に吸収されてしまうロスをなくすために、減圧して反応容器内の酸素量を少なくすることによって光の効率的な利用が可能となる。さらに、反応容器内を不活性ガスにて充填させることにより洗浄後の膜表面に汚染物が付着することを抑制することができる。
プロセスチャンバPC100には、ガス供給源130に接続され、所望のガスを供給するガス供給管130aが貫通していて、エキシマランプ110、120からエキシマ光を照射した後、直ちに(または照射中に)ガス供給源130からシランカップリングのガスをプロセスチャンバPC100内に供給する。以上により、ITO表面を洗浄及び保護する。
(ITO表面の洗浄及び保護)
次に、第1の工程であるITO表面の洗浄工程及び第2の工程であるITO表面の単分子膜形成工程について、図2を参照しながら詳しく説明する。
(第1の工程)
172nmのエキシマ光を照射するエキシマランプ110,120の場合、酸素分子がエキシマ光を吸収することにより、酸素分子Oからダイレクトに励起状態の酸素原子Oを発生させることができる。また、185nmの光より、酸素に対する吸収係数が高いため、高濃度の励起状態の酸素原子Oを容易に生成することができる。
図2(a)に示したように、ITO表面には、CやN等の汚染物や水分子(HO)が吸着していたり、OH基等がITO内部の原子と結合している。H原子の電気陰性度は2.20、O原子の電気陰性度は3.44とその差が大きい。よって、OH基には高い極性があり、O原子の電子吸引性によりO原子の周りは電子密度が高く、H原子の周りは電子密度が低い状態となっている。そのため、H原子は、電子密度の高い近くのO原子と静電的に結び付きやすく、この結果、OH基は数レイヤ電気的に結合している状態となっている。
ITOの極表層に存在する原子の比率は、図3に示したように、たとえば、In原子が22.5%、Sn原子が3.4%、O原子(水酸化物)が21.2%、O原子(酸化物)が20.0%、C原子が32.7%、Si原子が0.1%である。ITO表面は疎水性及び親水性の両方の性質を持っていることや、C原子の汚染物がかなり吸着していることが分かる。なお、水酸化物には、In(OH)、Sn(OH)、表面に吸着されたOH基(Hydroxide)等が含まれる。また、酸化物には、In,SnO、SnO等が含まれる。また、ITOの極表層とは、光の入射角がsin(5.6)=0.1となる極表面層をいう。
このような構成のITO表面に、図2(a)に示したように、エキシマ光を照射する。これにより、連鎖したOH基の枝葉のOH基のみならず、根本のOH基のO−H結合を切断することができる。また、ITO表面の有機分子の結合も分断することができる。分断された物質は、励起状態の酸素原子と反応し、たとえば、COやHOなどの揮発性分子となって、ITOの表面から脱離し、反応容器内から外部に排気される。このようにしてITO表面を洗浄することができる。
光照射によるITO表面の洗浄度について、図4を参照しながら説明する。光の入射角度と炭素の原子比率を示したグラフである。図4の横軸は、光の入射角度をsin(TOA)にて表す。前述したように、sin(TOA)=0.1の場合、光はITOに対して5.6°の角度(ITO表面に対して5.6°という水平に近い角度)で入射する。したがって、sin(TOA)=0.1の場合、ITOの極表層の状態を表すことになる。一方、sin(TOA)=1.0の場合、光はITOに対して垂直に入射する。したがって、sin(TOA)=1.0の場合、ITO表面から数nmの深さ状態を表すことになる。
図4の結果によれば、ITO表面から数nmの深さ(入射角度1.0)では、ITO表面が未処理の場合、ITO表面にベークのみ施した場合、ITO表面にUV/O光のみ施した場合、ITO表面にベーク及びUV/O光を施した場合のいずれの場合にも炭素の原子比率(すなわち、汚染度)はほとんど変わらなかった。その理由を述べると、入射角度1.0のときの炭素の原子比率は、ITOの極表面から数nmの深さまでの各深さにおける原子比率の測定値の合計である。よって、ITOの極表面がUV/O光によって変化していても、その内部(ITO表面から数nmの深さ)では原子の結合状態がしっかりと維持されているため、全体としては上記いずれも場合もほとんど変わりがないように見えていると考えられる。
一方、ITO表面の極表層(入射角度0.1)では、炭素の原子比率は、未処理が最も大きく、ベークのみ、UV/O光のみ、ベーク及びUV/O光の順に小さくなった。この結果から、UV/O光の照射によりITOの極表層の洗浄率が高くなることがわかった。さらに、熱を加えながらUV/O光を照射すると、ITOの極表層の洗浄率がより高くなることがわかった。これは、熱を加えることにより光エネルギーと熱エネルギーとが加算されてITO表面の洗浄に用いられたため、洗浄がより促進されたと推測される。
しかしながら、この状態では、未結合手(ダングリングボンド)を持った物質がITO表面に吸着していたり、光の照射により結合手が切断されて、ITO中に欠陥(ダングリングボンド)が生じたりしてITO表面が活性化されている。したがって、ダングリングボンドに他の汚染原子(例えば、カーボンC等)がターミネート(結合)し、有機膜を成膜する前に、ITO表面が再び汚染されてしまうおそれがある。
すなわち、ITO表面に吸着した物質の未結合手やITO自身の欠陥部分に生じた未結合手と浮遊している汚染物質とが簡単に化学反応して、ITO表面が再び汚染された状態になってしまう。高いエネルギーの光を照射するほど、ITO表面にはダングリングボンドが多く発生し、ITO表面は活性化された状態になっていると考えられるから、第1の工程を完了した基板Gをそのまま搬送すると、汚染物が多いトランスファモジュールTM400にて汚染されてしまう可能性が高い。したがって、本実施形態では、第1の工程中又は、第1の工程後直ちにITO表面を保護するための第2の工程を実行する。
(第2の工程)
第2の工程は、光の照射中又は光の照射後直ちにプロセスチャンバPC100内にシランカップリングのガスを充填する。これにより、ITO表面を保護する。本実施形態では、図2(b)に示したように、シランカップリングのガスの一例としてHMDSガスを供給する。HMDSガスのSi−NHの結合が切れて、ITO表面の酸素原子Oの未結合手と結合し、図2(c)のようにO−Siの共有結合を形成して、不活性化する。不要な水分等はチャンバの外に排出される。
このようにしてITO表面に数レイヤの単分子膜が生成される。前述したように、ITO表面は、疎水性と親水性の両方の性質を持っているが、このシランカップリングのガスの単分子膜は疎水性になり、その上に有機膜が成膜される。これにより、有機素子の大敵である水分を排除して、長寿命のOLED素子を製造することができる。
このように、光の放射によりITO表面を洗浄する第1の工程、及びシランカップリングのガスの充填によりITO表面に単分子膜を形成し、疎水化する第2の工程により、有機膜を成膜する前のITO表面の汚染及び水分の包含を抑制することができる。
(評価結果)
UV光とVUV光照射時の単分子膜の疎水性の評価結果を図5に示す。横軸は照射時間(s)、縦軸は接触角(°)である。なお、接触角(ぬれ角)とは、図6に示したように、基板G上のITO表面と、ITO表面に存在する液体(水分)の表面とが接触する角度をいう。接触角が小さくなると(図6右)、ITO表面に存在する水分が少なく、ITO表面がなめらかな状態であることを示す。
図5のグラフを見ると、いずれの場合も、照射時間が0sとき接触角は42°程度であったのに対し、UV光の場合、照射時間が長くなるに従い比較的緩やかに接触角が小さくなり、約125秒照射後、接触角は18°程度になり、それ以後ほとんど接触角は変わらない状態であった。
一方、VUV光の場合、照射時間とともに急激に接触角が小さくなり、約25秒照射で接触角は18°程度になり、それ以後ほとんど接触角は変わらない状態であった。この結果から、VUV光では、光エネルギーが高いため、汚染物質の結合エネルギーが切れ、それにより反応速度が速い高速な洗浄が可能となることがわかる。この結果、スループットの向上及び工場全体の生産性の向上を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態にかかるプロセスチャンバPC100について、図7(a)の平面図及び図7(a)を直線2−2にて切断した断面図7(b)を参照しながら説明する。第2実施形態では、プロセスチャンバPC100の内部にハロゲンヒータ140、基板冷却ステージ150及びリフトピン105を昇降するロッド160が配設されている点で、そのような部材がない第1実施形態と異なる。なお、図7(b)には現れていないが、図7(b)を直線3−3にて切断した断面図8に示したように、8個のエキシマランプ170が基板Gの中心に向かって配設されている。
本実施形態では、天井に固定されたハロゲンヒータ140のハロゲンランプ140aから放射される近赤外線領域のエネルギーが効率よく水分子に吸収される。このようにしてハロゲンヒータ140が水分子を蒸発させて、エキシマランプ170によるITO表面の洗浄及びHMDSガスによる単分子膜の形成の各工程において、水分除去をアシストすることにより、有機成膜直前のITO表面をより疎水化することができる。
なお、本実施形態では、ハロゲンヒータ140を使用するので、放射による伝熱から基板Gを保護するために、基板Gを載置する基板冷却ステージ150には、図示しない冷却機構が設けられ、プロセス中、基板Gを冷却する。
本実施形態の第1の工程では、ロッド160が、リフトピン105を図8の中央位置まで上昇させた状態にて、8個のエキシマランプ170から基板Gの両面にエキシマ光が照射される。
本実施形態の第2の工程では、ロッド160が、リフトピン105を基板冷却ステージ150の載置位置まで下降させ、基板Gを基板冷却ステージ150に載置させて冷却しながら、ガス供給源130から供給されたHMDSガスにより、ITO表面上に良質な単分子膜が形成される。
以上に説明したように、第2実施形態にかかるITO表面の洗浄及び保護方法によれば、光の放射によるITO表面の洗浄及びシランカップリングのガスの充填による単分子膜の形成の際、ハロゲンヒータ140により容器内の水分子を蒸発させる。このようなハロゲンヒータ140のアシストにより、より水分が混入しない状態で有機膜を成膜することができる。
(クラスタ型処理システム1)
以上に説明したプロセスチャンバPC100は、図9に示したように、クラスタ型処理システムSysに組み込むことができる。クラスタ型処理システムSysでは、プロセスチャンバPC100は、有機成膜装置500、CVD装置などのプロセスモジュールPM600、610,620,630,640及びロードロックモジュールLLM700と、トランスファモジュールTM400を介して気密に連結されている。
基板Gは、ITO表面をプロセスチャンバPC100にて洗浄及び保護した後、トランスファモジュールTM400の図示しない搬送アームにより有機成膜装置500に搬送され、有機成膜される。基板GのITO表面には単分子膜が形成され、疎水化及び不活性化されているので、搬送中、再び汚染物や水分がITO表面に付着して有機成膜前にITO表面が汚染されることを防ぐことができる。
たとえば、有機成膜装置500では、図10に示したように、洗浄及び保護された基板GのITO表面は、処理容器510内のステージ520の載置面にて下向きに載置され、有機分子の吹き出し口530a〜530fのわずか上方を摺動する。蒸着源540に設けられたるつぼ550a〜550fの各有機材料は加熱され、蒸発して、吹き出し口530a〜530fと連通した管560a〜560fを浮動し、まず、吹き出し口530aから吹き出してITO表面に図11の第1層の有機膜を成膜する。これにより、汚染物や水分がほとんどない状態のITO表面に第1層を成膜することができる。続いて、基板Gが吹き出し口530b〜530fを通過する際に、第2層〜第6層の有機層がそれぞれ成膜され、この結果、基板Gの透明電極(ITO)上に有機EL素子が作られる。
(クラスタ型処理システム2)
プロセスチャンバPC100は、図12に示したように、クラスタ型処理システムSysの有機成膜装置500の隣の位置に配置されてもよい。この場合、有機成膜装置500とプロセスチャンバPC100とはバルブV(開閉機構の一例)にて開閉可能に連結される。
基板Gは、トランスファモジュールTM400の図示しない搬送アームによりロードロックチャンバLL300からプロセスチャンバPC100に搬送される。基板Gは、プロセスチャンバPC100にて洗浄及び単分子膜形成後、バルブVの開閉により直ちに有機成膜装置500に搬入され、有機成膜される。このクラスタ型処理システムSysの場合、プロセスチャンバPC100と有機成膜装置500とはバルブVのみで隔てられ、搬送距離はほとんどないため、搬送中に汚染物や水分が付着する可能性が低くなる。
以上に説明した各実施形態におけるITO表面の洗浄及び保護方法によれば、透明電極(ITO)だけでなく、装置全体に洗浄及び保護処理を施すことができるため、有機汚染物だけでなく水分も完全に除去することができる。このため、後から成膜する有機膜を理想的に成膜することができる。また、バリア性の高い封止膜との組み合わせにより、長寿命のOLED素子を製造することができる。
また、ITO表面を洗浄及び保護するプロセスチャンバPC100を組み込んだ処理システムを構築することにより、システム内の気密を保持したまま基板を搬送することができる。よって、ITO洗浄後の基板Gを大気に暴露することなく有機成膜工程へ搬送することができる。これにより、ITO表面に水分を吸着させて次工程以降に持ち込むことなく、清浄な成膜環境を維持することができる。
上記実施形態において、各部の動作はお互いに関連しており、互いの関連を考慮しながら、一連の動作として置き換えることができる。そして、このように置き換えることにより、ITO表面の洗浄及び保護装置の実施形態をITO表面の洗浄及び保護方法の実施形態とすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、基板のITO表面の洗浄及び保護方法について例示したが、これに限られず、本発明は、ITO以外の酸化膜にて形成された透明電極表面の洗浄及び保護方法に利用することができる。
また、上記実施形態では、プロセスチャンバPC100内を所定の範囲の真空度に整えた状態にてエキシマランプからエキシマ光を照射したが、これに限られず、プロセスチャンバPC100内を任意の不活性ガスの雰囲気に整えた状態にてエキシマランプからエキシマ光を照射してもよい。これによれば、プロセスチャンバPC100内を不活性ガスにて充填させることにより洗浄後の膜表面に活性な汚染物が付着することを抑止することができる。なお、不活性ガスとしては、アルゴンガス、クリプトンガス、キセノンガス等が挙げられる。
また、上記実施形態では、ITO表面の洗浄後にHMDSガスをプロセスチャンバPC100内に充填させ、ITO表面のダングリングボンドと化学反応させることにより、ITO表面に単分子膜を形成する。しかしながら、気相でITO表面に付着させることができるカップリングガスであれば、HMDS以外のカップリングガスも使用することができる。
カップリングガスとしては、たとえば、HMDS(Hexamethyldisilan)、DMSDMA(Dimethylsilyldimethylamine)、TMSDMA(Trimethylsilyldimethylamine)、TMDS(1,1,3,3−Tetramethyldisilazane)、TMSPyrole(1−Trimethylsilylpyrole)、BSTFA(N,O−Bis(trimethylsilyl)trifluoroacetamide)、BDMADMS(Bis(dimethylamino)dimethylsilane)が挙げられる。これらカップリングガスの化学構造を以下に示す。
Figure 2010040567
また、上記各実施形態にかかる有機成膜装置500では、成膜材料にパウダー状(固体)の有機EL材料を用いて、基板G上に有機成膜を施した。しかし、本発明にかかる有機成膜装置500は、たとえば、成膜材料に主に液体の有機金属を用い、気化させた成膜材料を500〜700℃に加熱された基板上で分解させることにより、基板上に薄膜を成長させるMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属気相成長法)に用いることもできる。このように、本発明にかかる有機成膜装置500は、有機EL材料または有機金属材料を原料として蒸着により被処理体に有機EL膜または有機金属膜を形成する装置として用いることができる。
また、プロセスチャンバPC100は、フェイスアップでも、フェイスダウンでもよい。
図1(a)は、本発明の第1実施形態にかかるプロセスチャンバの平面図、図1(b)は、図1(a)の1−1断面図である。 ITO表面の洗浄および単分子膜形成工程を説明するための図である。 ITO極表層の組成表である。 光の入射角度と炭素の原子比率を示したグラフである。 UV光とVUV光照射時の単分子膜の疎水性の評価結果を示したグラフである。 接触角を示した図である。 図7(a)は、本発明の第2実施形態にかかるプロセスチャンバの平面図、図7(b)は、図7(a)の2−2断面図である。 図7(b)の3−3断面図である。 プロセスチャンバを含んだ処理システムの一例である。 有機成膜装置の断面図である。 ITO表面に積層される有機層の一例である。 プロセスチャンバを含んだ処理システムの他の一例である。
符号の説明
10,Sys 処理システム
100 プロセスチャンバPC
105 リフトピン
110,120、170 エキシマランプ
110a,120a ランプハウス
110b,120b ランプ
110c,120c ミラー
110d,120d 石英ガラス
130 ガス供給源
130a ガス供給管
140 ハロゲンヒータ
150 基板冷却ステージ
160 ロッド
200 トランスファチャンバTC
210 搬送ロボット
300 ロードロックチャンバLL
400 トランスファモジュールTM
500 有機成膜装置
Sys クラスタ型処理システム

Claims (12)

  1. 反応容器内に載置された基板上の酸化膜の表面に、前記表面の汚染物の分子の結合エネルギーより強いエネルギーを持つ光を光源から照射する第1の工程と、
    前記第1の工程中または前記第1の工程後直ちに前記反応容器内にシランカップリングのガスを供給する第2の工程と、を含む酸化膜表面の洗浄及び保護方法。
  2. 前記第1の工程は、前記光源から5.1eV以上のエネルギーを持つ光を照射する請求項1に記載された酸化膜表面の洗浄及び保護方法。
  3. 前記第1の工程は、前記光源から7.3eV以下のエネルギーを持つ光を照射する請求項2に記載された酸化膜表面の洗浄及び保護方法。
  4. 前記第1の工程は、前記反応容器内を所定の範囲の真空度又は任意の不活性ガスの雰囲気に整えた状態にて前記光源から光を照射する請求項1〜3のいずれかに記載された酸化膜表面の洗浄及び保護方法。
  5. 前記第1の工程は、前記光源から前記基板上の酸化膜の両面に光を照射する請求項1〜4のいずれかに記載された酸化膜表面の洗浄及び保護方法。
  6. 前記第1の工程は、前記光源からエキシマ光を照射する請求項1〜5のいずれかに記載された酸化膜表面の洗浄及び保護方法。
  7. 前記第1の工程及び前記第2の工程の少なくともいずれかは、前記反応容器内をヒータにて加熱する請求項1〜6のいずれかに記載された酸化膜表面の洗浄及び保護方法。
  8. 反応容器と、
    前記反応容器内に載置された基板上の酸化膜の表面に前記表面の汚染物の分子の結合エネルギーより強いエネルギーを持つ光を照射する光源と、
    前記光の照射中または前記光の照射後直ちに前記反応容器内にてシランカップリングのガスを供給するガス供給源と、備える酸化膜表面の洗浄及び保護装置。
  9. 前記酸化膜表面の洗浄及び保護装置は、搬送室を介して有機膜を成膜する有機成膜装置に連結される請求項8に記載された酸化膜表面の洗浄及び保護装置。
  10. 前記酸化膜表面の洗浄及び保護装置は、開閉機構を介して有機膜を成膜する有機成膜装置に連結される請求項8に記載された酸化膜表面の洗浄及び保護装置。
  11. 請求項1〜7のいずれかに記載された酸化膜表面の洗浄及び保護方法を使用して洗浄及び保護された基板上に有機膜を成膜する有機成膜装置。
  12. 請求項8〜10のいずれかに記載された酸化膜表面の洗浄及び保護装置と複数の処理装置とが気密に連結された処理システム。
JP2008198367A 2008-07-31 2008-07-31 酸化膜表面の洗浄及び保護方法および酸化膜表面の洗浄及び保護装置 Pending JP2010040567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008198367A JP2010040567A (ja) 2008-07-31 2008-07-31 酸化膜表面の洗浄及び保護方法および酸化膜表面の洗浄及び保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008198367A JP2010040567A (ja) 2008-07-31 2008-07-31 酸化膜表面の洗浄及び保護方法および酸化膜表面の洗浄及び保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010040567A true JP2010040567A (ja) 2010-02-18

Family

ID=42012841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008198367A Pending JP2010040567A (ja) 2008-07-31 2008-07-31 酸化膜表面の洗浄及び保護方法および酸化膜表面の洗浄及び保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010040567A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065446A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 V Technology Co Ltd 薄膜パターン形成方法
WO2013146661A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 株式会社ブイ・テクノロジー 薄膜パターン形成方法
JP2013254940A (ja) * 2012-05-11 2013-12-19 Osaka Prefecture Univ 光熱変換素子およびその製造方法、光熱発電装置ならびに被検出物質の検出方法
WO2021220883A1 (ja) * 2020-04-28 2021-11-04 東京エレクトロン株式会社 半導体装置の製造方法、半導体製造装置及びシステム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09270404A (ja) * 1996-03-31 1997-10-14 Furontetsuku:Kk 基体の処理方法
JPH10506201A (ja) * 1994-08-29 1998-06-16 ユーブイテック システムズ インコーポレイテッド フラットパネルデバイス基板の表面処理方法
JPH1192179A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Sharp Corp 表面改質方法およびこれを用いた液晶表示装置の製造方法
JP2001015472A (ja) * 1999-06-28 2001-01-19 Hoya Schott Kk 紫外光照射方法及び装置
JP2005210138A (ja) * 2005-02-22 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造装置
JP2006053458A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Denki Kagaku Kogyo Kk トナー外添材及びその製造方法
JP2007072487A (ja) * 2006-12-18 2007-03-22 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体とその製造方法
JP2008118123A (ja) * 2006-10-12 2008-05-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置の作製方法、及びエッチング装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10506201A (ja) * 1994-08-29 1998-06-16 ユーブイテック システムズ インコーポレイテッド フラットパネルデバイス基板の表面処理方法
JPH09270404A (ja) * 1996-03-31 1997-10-14 Furontetsuku:Kk 基体の処理方法
JPH1192179A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Sharp Corp 表面改質方法およびこれを用いた液晶表示装置の製造方法
JP2001015472A (ja) * 1999-06-28 2001-01-19 Hoya Schott Kk 紫外光照射方法及び装置
JP2006053458A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Denki Kagaku Kogyo Kk トナー外添材及びその製造方法
JP2005210138A (ja) * 2005-02-22 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造装置
JP2008118123A (ja) * 2006-10-12 2008-05-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置の作製方法、及びエッチング装置
JP2007072487A (ja) * 2006-12-18 2007-03-22 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体とその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065446A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 V Technology Co Ltd 薄膜パターン形成方法
WO2013146661A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 株式会社ブイ・テクノロジー 薄膜パターン形成方法
JP2013229287A (ja) * 2012-03-30 2013-11-07 V Technology Co Ltd 薄膜パターン形成方法
JP2013254940A (ja) * 2012-05-11 2013-12-19 Osaka Prefecture Univ 光熱変換素子およびその製造方法、光熱発電装置ならびに被検出物質の検出方法
WO2021220883A1 (ja) * 2020-04-28 2021-11-04 東京エレクトロン株式会社 半導体装置の製造方法、半導体製造装置及びシステム
JP7511632B2 (ja) 2020-04-28 2024-07-05 東京エレクトロン株式会社 半導体装置の製造方法、半導体製造装置及びシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100672066B1 (ko) 전자기 방사를 이용하는 반도체들의 표면 변경
US10290833B2 (en) Functionalization of a substrate
TWI540658B (zh) Cleaning methods, handling devices and memory media
US6279249B1 (en) Reduced particle contamination manufacturing and packaging for reticles
JP2002502108A5 (ja)
WO2005109483A1 (ja) 電子装置用基板およびその処理方法
TWI494174B (zh) 基板表面處理設備
KR0167480B1 (ko) 반도체층 표면의 처리방법
JP2010040567A (ja) 酸化膜表面の洗浄及び保護方法および酸化膜表面の洗浄及び保護装置
KR102074255B1 (ko) 기판의 작용화
JP5095990B2 (ja) 基板処理装置およびクリーニング方法
JP3394130B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法および有機エレクトロルミネッセンス素子の製造装置
JP5423869B2 (ja) 接合膜付き放熱体、被着体と放熱体との接合方法および表示装置
JP2571304B2 (ja) 基板の表面処理方法および装置
JP5163046B2 (ja) 接合膜付き放熱体、被着体と放熱体との接合方法および表示装置
JP2000011960A (ja) 誘電体バリア放電ランプを用いた表面処理装置及び方法
JP2001179198A (ja) 乾式洗浄装置
JPH0684887A (ja) 半導体ウェーハの保護膜形成方法及び同装置
JP2009066579A (ja) 紫外線照射装置
JPH05283346A (ja) 半導体製造装置
JPS63266835A (ja) 気相反応装置
JPH09190993A (ja) 表面清浄化方法
JP2006086311A (ja) 部品実装方法および装置
Ohshima Organo-germanium adsorption on a silicon surface by excimer-light irradiation
JPH11214345A (ja) 光洗浄装置とその装置を用いた仮保護膜形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110812

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130521