JPH0684887A - 半導体ウェーハの保護膜形成方法及び同装置 - Google Patents

半導体ウェーハの保護膜形成方法及び同装置

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JPH0684887A
JPH0684887A JP23834492A JP23834492A JPH0684887A JP H0684887 A JPH0684887 A JP H0684887A JP 23834492 A JP23834492 A JP 23834492A JP 23834492 A JP23834492 A JP 23834492A JP H0684887 A JPH0684887 A JP H0684887A
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semiconductor wafer
protective film
wafer
processed
forming
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Hachiro Hiratsuka
塚 八 郎 平
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ウェーハ1の汚染層2を各種薬液で除去し、
表面を清浄化する。その後、ウェーハ1を酸素含有の気
相又は液相中に置き、直ちに184.9nm及び25
3.7nmに主発光スペクトルを持つ紫外光を照射する
ことで、ウェーハ1表面に保護膜となる酸化膜3を短時
間で形成する。この高清浄度条件での酸化処理により、
汚染物フリーで屈折率1.45±0.02の範囲内の純
粋な酸化膜が得られる。 【効果】 表面安定度高く、外部環境からの汚染付着率
を低くするウェーハ表面保護膜が得られる。紫外線光源
として身近な光源を利用できる。通常プロセス中のウェ
ーハ地肌露出工程直後への導入により露出部の選択的洗
浄や保護膜形成が可能となり、ウェーハをプロセス内滞
留時の汚染から保護することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウェーハの保護膜
形成方法及び同装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高い表面安定度を得るに
は、その基板材料となる半導体ウェーハの表面を汚染か
ら保護する必要があり、その対策として、近年、清浄度
が高く、かつオングストロームオーダの薄膜からなる保
護膜をウェーハ表面に被着しておくことが研究されてい
る。
【0003】しかし、そのような保護膜の形成技術とし
て、今だ望ましいものが見出だされておらず、そのため
薄膜によるウェーハ表面保護の実現が遅れている実情に
ある。
【0004】因みに、従来、考えられているウェーハ表
面への保護膜形成技術には、ウェーハ表面に熱酸化膜を
形成するもの、ウェーハ表面にゴム系樹脂膜ないしはシ
リケートガラスを塗布するもの、プラスチックフィルム
を貼着するものなどがある。
【0005】しかし、熱酸化膜を形成する技術の場合、
ウェーハに対し高温(1000°C以上)の熱プロセス
を必要とするため、その熱プロセスの際にウェーハの変
質や汚染があり、薄く高清浄度の保護膜形成は不可能な
ものである。
【0006】また、ゴム系樹脂、シリケートガラス、プ
ラスチックフィルム等の被着の場合には、その塗布・剥
離が非常に面倒で、それらの膜によってウェーハ表面が
逆汚染されるという問題がある。さらに、これらもま
た、膜厚をオングストロームオーダにコントロールする
のは困難なものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来に
あっては、半導体ウェーハ表面への保護膜形成技術とし
て良好なものが存在せず、ウェーハ表面の薄膜による保
護が実現困難な状態にある。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的するところは高清浄度でオングストローム
オーダの膜厚制御が可能な半導体ウェーハの保護膜形成
方法及び同装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体ウェーハ
の保護膜形成方法は、被処理半導体ウェーハ表面上の汚
染層を薬液洗浄により除去して該被処理半導体ウェーハ
表面を清浄化する表面清浄化工程と、その後、上記被処
理半導体ウェーハを酸素含有の気相または液相中に置
き、被処理半導体ウェーハ表面が一定の清浄状態に維持
されている間に、184.9nm及び253.7nmに
主発光スペクトルを持つ紫外光を気相または液相に照射
することにより、被処理半導体ウェーハの表面に保護膜
としての酸化膜を形成する酸化膜形成工程とを含んでい
ることを特徴とする。
【0010】このような本発明の保護膜形成プロセス
は、通常のプロセスとは独立させて設け、ウェーハを通
常のプロセスに乗せる前に予め保護膜を付けておくよう
にすることができる。その他、本発明のプロセスは、通
常のプロセス内でウェーハの地肌が露出する工程があれ
ば、その直後に導入することができる。
【0011】表面清浄化工程は、アンモニア水及び過酸
化水素水による洗浄処理によって被処理半導体ウェーハ
表面上の有機物及び硫化物を除去する工程、塩酸及び過
酸化水素水による洗浄処理によって被処理半導体ウェー
ハ表面上の金属イオンを除去する工程、希弗酸による洗
浄処理によって被処理半導体ウェーハ表面上の自然酸化
膜を除去する工程、薬液による洗浄処理の後に、TOC
成分が5ppb以下で、かつ溶存酸素が50ppb以下
の超純水によるすすぎ洗浄工程等を含むことが可能であ
る。
【0012】酸化膜形成工程は、紫外線照射を、純水、
蒸留水、過酸化水素水、オゾンガス添加水の少なくとも
ひとつの液相中で行い、その後、この被処理半導体ウェ
ーハをスピンドライあるいは窒素吹付けにより乾燥させ
ることによって実現することができる。
【0013】あるいは、酸化膜形成工程は、被処理半導
体ウェーハを窒素吹付けにより乾燥させ、続いてこの紫
外線照射を酸素雰囲気中で行うことによっても実現する
ことができる。
【0014】この場合において、紫外線照射を800°
Cまでの加熱雰囲気中で行うこともできる。
【0015】次に、本発明の半導体ウェーハの保護膜形
成装置は、被処理半導体ウェーハが収容され、その収容
室内に連通する流体導入口及び流体排出口を有する処理
容器と、複数の流体導入路と、この複数の流体導入路を
上記処理容器の流体導入口へ選択的に連通させる流体導
入路切換え手段と、上記収容室内に184.9nm及び
253.7nmの主発光スペクトルを持つ紫外光を照射
可能な紫外光照射手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0016】紫外光照射手段は、処理容器を石英製のも
のとし、その外周に紫外線ランプを配設することによっ
て構成することができる。
【0017】さらに、本発明の保護膜形成装置は、処理
容器の収容室内を加熱するヒータを備える構成とするこ
とができる。
【0018】
【作用】本発明は、ウェーハ表面上の汚染層を薬液洗浄
により除去して清浄化した後、この清浄度が極力失われ
ないうちに、酸素を含む気相または液相中で、184.
9nm及び253.7nmに主発光スペクトルを持つ紫
外光を照射することで、オゾンを発生・分解させ、その
発生・分解の際に生ずる原子状活性酸素の酸化作用を利
用してウェーハ表面に酸化膜を形成するようにしたの
で、高清浄度でオングストロームオーダ(1オングスト
ローム〜50オングストローム)の膜厚コントロールが
可能な酸化膜をウェーハ表面に形成することができる。
なお、望ましい厚さは3オングストローム程度である。
【0019】因みに、本発明に従って表面に保護膜を形
成したウェーハと、従来の保護膜無しのウェーハとをク
ラス10000のクリーンルーム内に1か月間放置し、
両者における気中陰イオン成分の付着量を比較した結
果、本発明の保護膜付ウェーハは従来の保護膜無ウェー
ハに対し一桁低い値を示した。
【0020】また、本発明で使用する紫外線は、低圧水
銀灯の発光スペクトルに相当し、よって身近な光源を利
用することが可能となる。
【0021】さらに、本発明の保護膜形成プロセスは通
常のウェーハプロセス中におけるウェーハの地肌露出工
程の直後に導入することができ、この場合、ウェーハの
地肌露出部の選択的なクリーニングや保護膜形成が可能
となり、ウェーハをプロセス内滞留時の環境からの表面
汚染から保護することが可能となる。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
【0023】図1(a)〜(c)は本発明の一実施例に
係る保護膜形成プロセスの概要を示すものである。
【0024】それらのうち図1(a)は保護膜形成前の
状態を示すもので、1は保護膜形成前Si(シリコン)
ウェーハであり、このウェーハ1の表面には、自然酸化
膜、酸化物、硫化物、有機物、金属、水分などを含む数
10オングストローム〜数100オングストロームの汚
染層2が存在している。
【0025】まず、図1(b)に示すように、この汚染
層2を各種薬液で除去し、ウェーハ1表面を清浄化す
る。例えば、最初にNH4 OH(アンモニア水)+H2
2 (過酸化水素水)による洗浄処理によってウェーハ
1表面上の有機物及び硫化物を除去し、次いで、HCl
(塩酸)+H2 2 による洗浄処理でウェーハ1表面上
の金属イオンを除去し、続いてHF(弗酸)+H2
(純水)、すなわち希弗酸液(ガス)あるいは水素ガス
による洗浄処理によってウェーハ1表面上の自然酸化膜
を除去し、最後に、TOC(全有機炭素)成分が5pp
b以下で、かつ溶存酸素が50ppb以下の超純水によ
るすすぎ洗浄を行うことにより、ウェーハ1の表面を高
清浄度状態とする。
【0026】この清浄化工程の次に、ウェーハ1を酸素
含有の気相または液相中に置き、ウェーハ1表面が一定
の清浄状態に維持されている間に、184.9nm及び
253.7nmに主発光スペクトルを持つ紫外光をその
気相または液相に照射することにより、図1(c)に示
すようにウェーハ1の表面に保護膜としての酸化膜3を
形成する。
【0027】ここで、図3は、上記清浄化工程後のウェ
ーハ1をクラス100のクリーンルーム内に放置したと
きの放置時間とウェーハ1表面への炭素付着量との関係
を示したものである。この図が示しているように、放置
時間が10分以上になると炭素付着量が急激に増加する
ことから、ウェーハ1は清浄化工程後できれば5分以内
に次の酸化膜形成工程を終わらせるのが望ましい。
【0028】上記酸素を含む気相あるいは液相中の紫外
線照射は、この酸化時間短縮に大きく寄与することとな
る。
【0029】すなわち、酸素は200nm以下の極短波
長光を吸収して原子状活性酸素及びオゾンを発生し、ま
た、オゾンに255nm近傍の紫外線を吸収して分解
し、原子状活性酸素及び酸素を発生することが知られて
いる。図4は後者のデータを示すもので、これはHartle
y の吸収スペクトルと呼ばれるものである。そして、こ
のようにして発生される原子状活性酸素は非常に強力な
酸化剤となる。
【0030】本発明では、酸素を含む気相または液相中
に184.9nm及び253.7nmに主発光スペクト
ルを持つ紫外光を照射することで、オゾンを発生・分解
させ、その発生・分解の際に生ずる原子状活性酸素の酸
化作用を利用してウェーハ表面に酸化膜を形成するよう
にしたので、短時間で酸化膜をウェーハ1表面に形成す
ることができることとなる。
【0031】この酸化膜形成工程は、紫外線照射を気相
中で行うか、液相中で行うかによって具体的な実現手段
が異なってくる。
【0032】まず、紫外線照射を液相中で行う場合に
は、ウェーハ1を、純水、蒸留水、過酸化水素水、オゾ
ンガス添加水のうちのいずれか、あるいは混合液中に置
いて、清浄化工程でのウェーハ1のすすぎ洗浄に引き続
いて直ちに行う。その後、このウェーハ1をスピンドラ
イあるいはN2 ブロー(窒素吹付け)により乾燥させる
ことになる。なお、特に純水を使用した場合、5分間以
上の紫外線照射で3オングストローム以上の酸化膜を形
成することができる。
【0033】次に、当該紫外線照射を気相中で行う場
合、すすぎ洗浄後のウェーハ1をN2ブローにより乾燥
させ、続いて紫外線照射を酸素雰囲気中で行うこととな
る。この場合、紫外線照射を800°C以内の加熱雰囲
気中で行うことにより、酸化速度を上げることができ
る。この加熱処理を行わないで酸素雰囲気へ紫外線照射
を行う場合、3分間以上の紫外線照射で3オングストロ
ーム以上の酸化膜厚を得られ、加熱処理を併用すればそ
れより短い時間で同等の酸化膜厚が得られることとな
る。
【0034】このような高清浄度条件での酸化処理によ
り、酸化膜3としては、メタルフリー、カーボンフリ
ー、パーティクルフリーの屈折率が1.45±0.02
の範囲内の純粋な酸化膜が得られ、表面安定度が高く、
外部環境からの汚染付着率も低い。
【0035】図5は、このようにして表面に保護膜を形
成したウェーハと、従来の保護膜無しのウェーハとをク
ラス10000のクリーンルーム内に1か月間放置し、
両者における気中陰イオン成分の付着量を比較した結果
を示すものである。この図から明らかなように、本発明
の保護膜付ウェーハは従来の保護膜無ウェーハに対し一
桁低い値を示している。
【0036】また、本実施例で使用する紫外線は、低圧
水銀灯の発光スペクトルに相当し、よって身近な光源を
利用することが可能となる。
【0037】さらに、本実施例の保護膜形成プロセスは
通常のウェーハプロセス中におけるウェーハの地肌露出
工程の直後に導入することができ、この場合、ウェーハ
の地肌露出部の選択的なクリーニングや保護膜形成が可
能となり、ウェーハをプロセス内滞留時の環境からの表
面汚染から保護することが可能となる。
【0038】次に、図2は本発明の半導体ウェーハの保
護膜形成装置の構造を示すものである。
【0039】この図において、まず、4はN2 パージさ
れたランプハウスであり、このランプハウス4内の中央
部には処理容器5が配置されており、ウェーハ1はその
内部の処理室に収容される。この処理容器5は石英から
なり、ランプハウス4内にはその処理容器5の外周から
処理室内へ上記主発光スペクトルを持つ紫外線を照射す
る紫外線ランプ6が配設され、この紫外線ランプ6の外
周にはヒータ7が配設されている。このヒータ7は処理
容器5内の処理室を加熱するためのものである。
【0040】この処理容器5には収容室内に連通する流
体導入口8と流体排出口9とが形成されている。流体導
入口8には切換えバルブ10を介して酸化処理液導入管
11と洗浄液導入管12とガス導入管13とが接続さ
れ、これらが選択的に処理室内に連通され、導入管11
〜13のいずれかから供給される流体は流体導入口8を
通って処理容器5の室内へ入り、反対側に位置する流体
排出口9から排出される。
【0041】このような装置を用いると、前述した保護
膜形成プロセスを良好に実行することができる。
【0042】まず、ウェーハ1を処理室内に設置した
後、切換えバルブ10を洗浄液導入管12側に設定し、
前述したような手順で、順次、各種薬液を処理室内へ供
給する。これにより、薬液の導入口8から排出口9へ向
かう流れによりウェーハ1は洗浄される。この薬液によ
る洗浄の後、切換えバルブ10を酸化処理液導入管11
側に設定し、処理室内へ上記超純水を供給してウェーハ
1のすすぎ洗浄を行う。
【0043】続いて、液相での紫外線照射を行う場合に
は、切換えバルブ10をそのままで上記純水等を供給し
ながら直ちに紫外線ランプ6を点灯させ、ウェーハ1の
表面に酸化膜3を形成する。その後、切換えバルブ10
をガス導入管13側へ設定し、N2 ガスを処理室内へ導
入し、ウェーハ1を乾燥させることとなる。
【0044】また、気相での紫外線照射を行う場合に
は、すすぎ洗浄の後、直ちに切換えバルブ10をガス導
入管13側へ設定し、N2 ガスを処理室内へ導入してウ
ェーハ1を乾燥させる。その後、速やかにガス導入管1
3から酸素を供給しつつ紫外線ランプ6を点灯させ、酸
化膜3を形成する。このとき、ヒータ7を同時に通電
し、800°C程度に処理室内を急速加熱して酸化を速
めるようにしても良い。
【0045】さらに、不活性ガスは上記N2 に限定され
ずArでもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ウェーハ
表面上の汚染層を薬液洗浄により除去して清浄化した
後、この清浄度が極力失われないうちに、酸素を含む気
相または液相中で、184.9nm及び253.7nm
に主発光スペクトルを持つ紫外光を照射することで、オ
ゾンを発生・分解させ、その発生・分解の際に生ずる原
子状活性酸素の酸化作用を利用してウェーハ表面に酸化
膜を形成するようにしたので、高清浄度でオングストロ
ームオーダ(3オングストローム〜50オングストロー
ム)の膜厚コントロールが可能な酸化膜をウェーハ表面
に形成することができ、表面安定度が高く、外部からの
汚染を受けにくいウェーハが得られることとなる。
【0047】因みに、本発明に従って表面に保護膜を形
成したウェーハと、従来の保護膜無しのウェーハとをク
ラス10000のクリーンルーム内に1か月間放置し、
両者における気中陰イオン成分の付着量を比較した結
果、本発明の保護膜付ウェーハは従来の保護膜無ウェー
ハに対し一桁低い値を示した。
【0048】また、本発明で使用する紫外線は、低圧水
銀灯の発光スペクトルに相当し、よって身近な光源を利
用することが可能となる。
【0049】さらに、本発明の保護膜形成プロセスは通
常のウェーハプロセス中におけるウェーハの地肌露出工
程の直後に導入することができ、この場合、ウェーハの
地肌露出部の選択的なクリーニングや保護膜形成が可能
となり、ウェーハをプロセス内滞留時の環境からの表面
汚染から保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体ウェーハの保護
膜形成プロセスの概要を示す工程別断面図。
【図2】本発明の一実施例に係る半導体ウェーハの保護
膜形成装置の構造を示す断面図。
【図3】清浄化工程後のウェーハをクラス100のクリ
ーンルーム内に放置する実験を行ったときの放置時間と
ウェーハへの炭素付着量との関係を示すグラフ。
【図4】オゾンの紫外線吸収スペクトル(Hartley の吸
収スペクトル)を示すグラフ。
【図5】本発明に従って表面に保護膜を形成したウェー
ハと、従来の保護膜無しのウェーハとをクラス1000
0のクリーンルーム内に1か月間放置した結果として両
者における気中陰イオン成分の付着量を比較して示すグ
ラフ。
【符号の説明】
1 被処理Siウェーハ 2 汚染層 3 酸化膜(保護膜) 4 ランプハウス 5 処理容器 6 紫外線ランプ 7 ヒータ 8 流体導入口 9 流体排出口 10 切換えバルブ 11 酸化処理液導入管 12 洗浄液導入管 13 ガス導入管

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理半導体ウェーハ表面上の汚染層を除
    去して該被処理半導体ウェーハ表面を清浄化する表面清
    浄化工程と、 その後、前記被処理半導体ウェーハを酸素含有の気相ま
    たは液相中に置き、該被処理半導体ウェーハ表面が一定
    の清浄状態に維持されている間に、184.9nm及び
    253.7nmに主発光スペクトルを持つ紫外光を前記
    気相または液相に照射することにより、前記被処理半導
    体ウェーハの表面に保護膜としての酸化膜を形成する酸
    化膜形成工程とを含んでいる半導体ウェーハの保護膜形
    成方法。
  2. 【請求項2】表面清浄化工程は、 アンモニア水及び過酸化水素水による洗浄処理によって
    被処理半導体ウェーハ表面上の有機物及び硫化物を除去
    する工程を含んでいることを特徴とする請求項1記載の
    半導体ウェーハの保護膜形成方法。
  3. 【請求項3】表面清浄化工程は、 塩酸及び過酸化水素水による洗浄処理によって被処理半
    導体ウェーハ表面上の金属イオンを除去する工程を含ん
    でいることを特徴とする請求項1、2のうちいずれか1
    項記載の半導体ウェーハの保護膜形成方法。
  4. 【請求項4】表面清浄化工程は、 希弗酸あるいは水素による洗浄処理によって被処理半導
    体ウェーハ表面上の自然酸化膜を除去する工程を含んで
    いることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項
    記載の半導体ウェーハの保護膜形成方法。
  5. 【請求項5】表面清浄化工程は、 洗浄処理の後に、TOC成分が5ppb以下で、かつ溶
    存酸素が50ppb以下の超純水によるすすぎ洗浄工程
    を含んでいることを特徴とする請求項1〜4のうちいず
    れか1項記載の半導体ウェーハの保護膜形成方法。
  6. 【請求項6】酸化膜形成工程は、 紫外線照射を、純水、蒸留水、過酸化水素水、オゾンガ
    ス添加水の少なくともひとつの液相中で行い、その後、
    該被処理半導体ウェーハをスピンドライあるいは窒素吹
    付けにより乾燥させることを特徴とする請求項1〜5の
    うちいずれか1項記載の半導体ウェーハの保護膜形成方
    法。
  7. 【請求項7】酸化膜形成工程は、 被処理半導体ウェーハを窒素吹付けにより乾燥させ、続
    いて紫外線照射を酸素雰囲気中で行うことを特徴とする
    請求項1〜5のうちいずれか1項記載の半導体ウェーハ
    の保護膜形成方法。
  8. 【請求項8】紫外線照射を800°C以内の加熱雰囲気
    中で行うことを特徴とする請求項7記載の半導体ウェー
    ハの保護膜形成方法。
  9. 【請求項9】被処理半導体ウェーハが収容され、その収
    容室内に連通する流体導入口及び流体排出口を有する処
    理容器と、 複数の流体導入路と、 該複数の流体導入路を前記処理容器の流体導入口へ選択
    的に連通させる流体導入路切換え手段と、 前記収容室内に184.9nm及び253.7nmの主
    発光スペクトルを持つ紫外光を照射可能な紫外光照射手
    段とを備えている半導体ウェーハの保護膜形成装置。
  10. 【請求項10】紫外光照射手段は、処理容器を石英製の
    ものとし、その外周に紫外線ランプを配設することによ
    り構成されている請求項9記載の半導体ウェーハの保護
    膜形成装置。
  11. 【請求項11】処理容器の収容室内を加熱するヒータを
    備えていることを特徴とする請求項9、10のうちいず
    れか1項記載の半導体装置の保護膜形成装置。
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