JP2010040216A - 有機エレクトロルミネッセンス素子、照明装置、面状光源および表示装置 - Google Patents
有機エレクトロルミネッセンス素子、照明装置、面状光源および表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010040216A JP2010040216A JP2008198929A JP2008198929A JP2010040216A JP 2010040216 A JP2010040216 A JP 2010040216A JP 2008198929 A JP2008198929 A JP 2008198929A JP 2008198929 A JP2008198929 A JP 2008198929A JP 2010040216 A JP2010040216 A JP 2010040216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- light emitting
- auxiliary electrode
- light
- emitting layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】陽極および陰極のうちのいずれか一方の電極である透明な第1電極と、前記第1電極と比較して電気抵抗値が低く、前記第1電極に接して設けられた補助電極と、前記陽極および陰極のうちの他方の電極である第2電極と、前記第1電極と第2電極との間に配置され、高分子化合物を含む発光層を3層以上有する発光部と、を含み、前記補助電極が、枠状の第1補助電極と、該第1補助電極の枠内に配置されるとともに、該第1補助電極に電気的に接続され、該第1補助電極よりも線幅が狭い第2補助電極と、を有し、前記発光部を構成する各発光層が、互いに異なるピーク波長の光を発し、発光する光のピーク波長が長い発光層ほど、前記陽極寄りに配置されている。
【選択図】 図1
Description
また、前記第2補助電極は、線幅が細いために有機層から発せられた光を遮る量が少なく、光の利用効率に与える影響は少ない。なお前記第2補助電極は、線幅が細いために配線抵抗による電圧低下の影響を受け易くなるが、本発明においては、この第2補助電極が前記第1補助電極の枠内に配置され、かつ配線抵抗による電圧降下の影響をほとんど受けない第1補助電極に電気的に接続されているという電気的接続構造を有しているために、接続端子から遠い部分の補助電極においても配線抵抗による電圧低下が緩和される。
なお、第1の実施形態では、第1電極5が陽極であり、第2電極7が陰極であるが、第1電極が陰極であり、第2電極が陽極である有機エレクトロルミネッセンス素子であっても本発明を好適に適用することができる。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子においては、上記補助電極4は、前記陽極(第1電極)5の表面上に配置され、前記第1電極に電気的に接続された枠状の第1補助電極2と、前記第1補助電極2の枠内に配置され、前記第1補助電極に電気的に接続された細線電極により構成されている第2補助電極3とを備える。
第1の実施形態においては、前記陽極(第1電極)5の表面上に第1補助電極2及び第2補助電極3を上記のような形態で配置することにより、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光面積が大きい場合でも発光輝度のムラを十分に抑制することが可能となる。
このような補助電極の配置形態を取ることにより、発光面積がさらに大きな素子においても、本発明の効果を得ることができる。
上記発光部6は、3層以上からなる発光層10を有し、陽極(第1電極)5と発光層10との間に必要に応じて設けられる層9と、陰極(第2電極)7と発光層10との間に必要に応じて設けられる層11とを有する。
なお、発光層10の発光するピーク波長とは、発光する光を波長領域で見たときに、最も強い光強度となる波長のことである。
また、第1の実施形態における緑色発光層10bとしては、発光する光のピーク波長が、例えば500nm〜560nmのものが用いられ、好ましくは520nm〜540nmのものが用いられる。
また、第1の実施形態における青色発光層10cとしては、発光する光のピーク波長が、例えば400nm〜500nmのものが用いられ、好ましくは420nm〜480nmのものが用いられる。
このようなピーク波長で発光する3つの発光層10a,10b,10cからそれぞれ発光される光を重ね合わせると、白色光となるので、発光層10が赤色発光層10a、緑色発光層10b、および青色発光層10cで構成される本実施の形態の有機エレクトロルミネッセンス素子は、全体として白色光を発する。
後者の場合、塗布液には、発光層10を主に構成する材料の他に、エネルギーを加えることによって架橋する架橋剤がさらに加えられる。
前記架橋基としては、ビニル基などを挙げることができる。上記発光層10を主に構成する材料として、具体的には、ベンゾシクロブタン(BCB)から少なくとも1つの水素原子を除いた残基を主鎖及び/又は側鎖に含む高分子化合物を用いたものを挙げることができる。
このような構成の有機エレクトロルミネッセンス素子では、陽極と陰極との間に印加する電圧を変化させたときの、外に取出される光の色度座標における座標値xと座標値yの変化の幅が、それぞれ0.05以下の有機エレクトロルミネッセンス素子を実現することができる。ここで、印加する電圧を変化させるときの範囲は、通常、輝度が100cd/m2〜10000cd/m2となる範囲であり、少なくとも4000cd/m2〜6000cd/m2となる範囲である。
ここで、外に取出される光は、各発光層10a,10b,10cからの光が重ね合わされた光のことであり、本実施の形態における色度座標とは、国際照明委員会(CIE)の定めるCIE1931のことである。
続いて、これら補助電極4および発光層10以外の有機エレクトロルミネッセンス素子の構成要素について、以下に詳しく説明する。
支持基板1としては、有機エレクトロルミネッセンス素子を形成する工程において変化しないもの、すなわち、電極を形成し、有機物の層を形成する際に変化しないものであればよく、リジッド基板でも、フレキシブル基板でもよく、例えば、ガラス板、プラスチック板、高分子フィルムおよびシリコン板、並びにこれらを積層した積層板などが好適に用いられる。さらに、プラスチック、高分子フィルムなどに低透水化処理を施したものを用いることもできる。前記基板としては、市販のものが使用可能である。また前記基板を公知の方法により製造することもできる。
なお、後述の第2の実施形態にて示すような発光部6からの光を陰極7側から取出すトップエミッション型の有機エレクトロルミネッセンス素子では、支持基板1は、透明のものでも、不透明のものでもよい。
上記発光部6の任意構成要素である陽極と発光層との間に設けられる層9としては、正孔注入層・正孔輸送層、電子ブロック層等が挙げられる。
上記発光部6の任意構成要素である陰極と発光層との間に設けられる層11としては、電子注入層、電子輸送層、正孔ブロック層等が挙げられる。
a)陽極/発光層/陰極
b)陽極/正孔輸送層/発光層/陰極
c)陽極/発光層/電子輸送層/陰極
d)陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/陰極
(ここで、/は各層が隣接して積層されていることを示す。以下同様。)
e)陽極/電荷注入層/発光層/陰極
f)陽極/発光層/電荷注入層/陰極
g)陽極/電荷注入層/発光層/電荷注入層/陰極
h)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/陰極
i)陽極/正孔輸送層/発光層/電荷注入層/陰極
j)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/電荷注入層/陰極
k)陽極/電荷注入層/発光層/電荷輸送層/陰極
l)陽極/発光層/電子輸送層/電荷注入層/陰極
m)陽極/電荷注入層/発光層/電子輸送層/電荷注入層/陰極
n)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/電荷輸送層/陰極
o)陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電荷注入層/陰極
p)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電荷注入層/陰極
第1の実施形態における第1電極(図1の構成では陽極5)は、発光層10からの光を透過させる透明電極であって、主に本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の陽極となるものであるが、後述のように、透明な第1電極を陰極として用いる構成の有機エレクトロルミネッセンス素子も可能である。このような第1電極5は、電気伝導度の高い金属酸化物、金属硫化物や金属の薄膜を用いることができ、透過率が高いものが好適に利用でき、発光部6の構成材料に応じて適宜選択して用いることができる。第1電極5の材料としては、例えば、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ、及びそれらの複合体であるインジウムスズ酸化物(略称ITO)、インジウム亜鉛酸化物(略称IZO)、金、白金、銀、銅等の薄膜が用いられる。これらの中でも、ITO、IZO、酸化スズが好ましい。
また、第1電極を電気的に分離させた複数のセルに仕切る方法としては、例えば、第1電極を形成した後に、フォトレジストを用いたエッチング法によりパターン形成する方法が挙げられる。
上述のように、前記陽極(第1電極)5と発光層10との間に、必要に応じて、正孔注入層、正孔輸送層などの陽極と発光層との間に設けられる層9が積層される。
正孔注入層は、上述のように、陽極と正孔輸送層との間、または陽極と発光層との間に設けることができる。正孔注入層を構成する材料としては、公知の材料を適宜用いることができ、特に制限はない。例えば、フェニルアミン系、スターバースト型アミン系、フタロシアニン系、ヒドラゾン誘導体、カルバゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、アミノ基を有するオキサジアゾール誘導体、酸化バナジウム、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化モリブデン、酸化ルテニウム、酸化アルミニウム等の酸化物、アモルファスカーボン、ポリアニリン、ポリチオフェン誘導体等が挙げられる。
正孔輸送層を構成する材料としては、特に制限はないが、例えば、N,N’−ジフェニル−N,N’−ジ(3−メチルフェニル)4,4’−ジアミノビフェニル(TPD)、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(NPB)等の芳香族アミン誘導体、ポリビニルカルバゾールもしくはその誘導体、ポリシランもしくはその誘導体、側鎖もしくは主鎖に芳香族アミンを有するポリシロキサン誘導体、ピラゾリン誘導体、アリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、トリフェニルジアミン誘導体、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリチオフェンもしくはその誘導体、ポリアリールアミンもしくはその誘導体、ポリピロールもしくはその誘導体、ポリ(p−フェニレンビニレン)もしくはその誘導体、またはポリ(2,5−チエニレンビニレン)もしくはその誘導体などが例示される。
溶液からの成膜方法としては、前述した正孔中注入層の成膜法と同様の塗布法を挙げることができる。
上述のように、前記発光層10と陰極(第2電極)7との間に、必要に応じて、電子注入層、電子輸送層などの層11が積層される。
電子輸送層を形成する材料としては、公知のものが使用でき、オキサジアゾール誘導体、アントラキノジメタンもしくはその誘導体、ベンゾキノンもしくはその誘導体、ナフトキノンもしくはその誘導体、アントラキノンもしくはその誘導体、テトラシアノアンスラキノジメタンもしくはその誘導体、フルオレノン誘導体、ジフェニルジシアノエチレンもしくはその誘導体、ジフェノキノン誘導体、または8−ヒドロキシキノリンもしくはその誘導体の金属錯体、ポリキノリンもしくはその誘導体、ポリキノキサリンもしくはその誘導体、ポリフルオレンもしくはその誘導体等が例示される。
電子注入層は、先に述べたように、電子輸送層と陰極との間、または発光層と陰極との間に設けられる。電子注入層としては、発光層の種類に応じて、アルカリ金属やアルカリ土類金属、あるいは前記金属を一種類以上含む合金、あるいは前記金属の酸化物、ハロゲン化物および炭酸化物、あるいは前記物質の混合物などが挙げられる。
この電子注入層の膜厚としては、1nm〜1μm程度が好ましい。
第1の実施形態における第2電極7は、前記第1電極5に対向して配置される電極であって、有機エレクトロルミネッセンス素子の陰極となるものであるが、本発明においては、後述の第2の実施形態に示すように、陽極である場合も可能である。このような陰極の材料としては、仕事関数が小さく、発光層への電子注入が容易な材料および/または電気伝導度が高い材料および/または可視光反射率の高い材料が好ましい。かかる陰極材料としては、具体的には、金属、金属酸化物、合金、グラファイトまたはグラファイト層間化合物、酸化亜鉛(ZnO)等の無機半導体などを挙げることができる。
上述のように陰極(第2電極)7が形成された後、基本構造として補助電極4−第1電極(陽極)5−発光部6−第2電極(陰極)7を有してなる発光機能部を保護するために、該発光機能部を封止する保護層(上部封止膜)8が形成される。この保護層8は、通常、少なくとも一つの無機層と少なくとも一つの有機層を有する。積層数は、必要に応じて決定され、基本的には、無機層と有機層は交互に積層される。
第2の実施形態と、上述の第1の実施形態との違いは、上述の第1の実施形態の有機エレクトロルミネッセンス素子が発光部6からの光を透明な陽極(第1電極)5を透過させて透明な支持基板1から外部へ出射するボトムエミッション型の素子であったのに対し、第2の実施形態の有機エレクトロルミネッセンス素子では発光部26からの光を透明な陰極(第1電極)27を透過させて透明な保護層28から外部へ出射するトップエミッション型の素子である点にある。
すなわち、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、前記第1の実施形態によっても、第2の実施形態によっても、透明電極の抵抗による電圧低下を軽減し、発光面積が大きい場合でも発光輝度のムラが十分に抑制され、均一発光が可能となる。そして、発光する光のピーク波長に応じて、各発光層を所定の順序で配置しているので、電極に印加する電圧の変化に対して、色味の変化が少なく、かつ高効率で発光することができる。
特に、照明装置としては、陽極と陰極との間に印加する電圧を変化させることによって明るさを調整したときに、色味が変化しないものが好ましく、照明装置からの光の色度座標における座標値xと、座標値yとの変化の幅が、それぞれ0.05以下のものが好ましいので、本発明の実施の形態の有機エレクトロルミネッセンス素子が照明装置に好適に用いられる。
また、同様に、ドットマトリックス表示装置および液晶表示装置のバックライトとしては、明るさを調整したときに、色味が変化しないものが好ましく、バックライトからの光の色度座標における座標値xと、座標値yとの変化の幅が、それぞれ0.05以下のものが好ましいので、本発明の実施の形態の有機エレクトロルミネッセンス素子がバックライトに好適に用いられる。
なお、合成例1、2において用いた下記構造式(A)〜(C)で表される化合物A〜Cは、WO2000/046321公開明細書に記載された方法に従って合成した。
下記一般式(1)で表される高分子化合物1を以下の方法により合成した。
下記一般式(2)で表される高分子化合物2を以下の方法により合成した。
作製例1では、透明な第1電極に補助電極を形成した場合の効果を確認するために、発光層は一層構造とし、透明陽極の基板側の表面に補助電極を配置した有機エレクトロルミネッセンス素子を製造した。
上記作製例1において、補助電極を形成する際のフォトマスクとして、線幅20mmのラインから構成される正方形の枠状の開口部のみを有するフォトマスクを用いた以外は、作製例1と同様にして、比較用の有機EL発光素子を作製した。
上記作製例1において、補助電極を形成する際のフォトマスクとして、縦・横のピッチがそれぞれ300μm・100μm、線幅70μm・30μmからなる格子型の開口部とを有するフォトマスクを用いた以外は、作製例1と同様にして、比較用の有機EL発光素子を作製した。
作製例1及び参考例1〜2で得られた有機EL発光素子の発光特性を評価した。具体的には、素子全体に8Vの電圧を印加した際の発光輝度を測定し、さらに発光面の様子を目視にて観察した。得られた結果を(表1)に示す。
この作製例2では、発光する光のピーク波長が異なる複数の発光層を所定の順序で配置することによる効果を確認するために、透明陽極の基板側の表面に補助電極を配置せず、発光層を赤、緑、青に発光する3つの発光層から構成し、これら発光層を陽極から陰極に向けて、赤色発光層、緑色発光層、青色発光層の順に配置した有機エレクトロルミネッセンス素子を製造した。
参考例3として、白色の波長領域で発光する一層の発光層(以下、白色発光層という場合がある)のみから成る発光部を備える有機エレクトロルミネッセンス素子を作製した。白色発光層以外の製造工程は、上記作製例2の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造工程と同じなので、重複する説明を省略して、白色発光層の製造工程についてのみ説明する。
参考例4として、赤色発光層、緑色発光層、および青色発光層の3層の積層順のみが、作製例2の有機エレクトロルミネッセンス素子とは異なる有機エレクトロルミネッセンス素子を作製した。陽極に最も近い層に、青色発光層を配置し、真中の層に、緑色発光層を配置し、陰極に最も近い層に赤色発光層を配置した。赤色発光層、緑色発光層、および青色発光層以外の製造工程は、作製例2の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造工程と同じなので、赤色発光層、緑色発光層、および青色発光層の製造工程についてのみ説明する。
作製例2、参考例3、参考例4の各有機エレクトロルミネッセンス素子にそれぞれ電圧を印加して、輝度および色度を測定した。測定では、印加する電圧を段階的に変化させ、印加する電圧毎に輝度および色度を測定した。測定結果を(表2)に示す。
また、作製例2の有機エレクトロルミネッセンス素子は、3層の発光層を所定の配置にすることによって、参考例4の有機エレクトロルミネッセンス素子よりも電流効率の最大値が向上した。
2,2a,2b,2c,2d 第1補助電極
3,3a,3b,3c,3d 第2補助電極
4 補助電極
5 透明陽極(第1電極)
6 発光部
7 陰極(第2電極)
8 保護膜(上部封止膜)
9 陽極と発光層との間に設けられる層
10 発光層
10a 赤色発光層
10b 緑色発光層
10c 青色発光層
11 陰極と発光層との間に設けられる層
21 支持基板
22 第1補助電極
23 第2補助電極
24 補助電極
25 陽極(第2電極)
26 発光部
27 透明陰極(第1電極)
28 保護膜(上部封止膜)
29 陽極と発光層との間に設けられる層
30 発光層
30a 赤色発光層
30b 緑色発光層
30c 青色発光層
41 陰極と発光層との間に設けられる層
Claims (7)
- 陽極および陰極のうちのいずれか一方の電極である透明な第1電極と、
前記第1電極と比較して電気抵抗値が低く、前記第1電極に接して設けられた補助電極と、
前記陽極および陰極のうちの他方の電極である第2電極と、
前記第1電極と第2電極との間に配置され、高分子化合物を含む発光層を3層以上有する発光部と、を含み、
前記補助電極が、枠状の第1補助電極と、該第1補助電極の枠内に配置されるとともに、該第1補助電極に電気的に接続され、該第1補助電極よりも線幅が狭い第2補助電極と、を有し、
前記発光部を構成する各発光層が、互いに異なるピーク波長の光を発し、発光する光のピーク波長が長い発光層ほど、前記陽極寄りに配置されている有機エレクトロルミネッセンス素子。 - 前記第2補助電極と前記第1補助電極との線幅の比(前記第2補助電極の線幅/前記第1補助電極の線幅)が、1/1000〜1/10であることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記発光部の発光層が、赤色の光を発する発光層と、緑色の光を発する発光層と、青色の光を発する発光層との3層から構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記第1電極と第2電極との間に印加する電圧を変化させたときの、外に取出される光の色度座標における座標値xと座標値yの変化の幅が、それぞれ0.05以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備えることを特徴とする照明装置。
- 請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備えることを特徴とする面状光源。
- 請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備えることを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008198929A JP5314352B2 (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 有機エレクトロルミネッセンス素子、照明装置、面状光源および表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008198929A JP5314352B2 (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 有機エレクトロルミネッセンス素子、照明装置、面状光源および表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010040216A true JP2010040216A (ja) | 2010-02-18 |
JP5314352B2 JP5314352B2 (ja) | 2013-10-16 |
Family
ID=42012572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008198929A Expired - Fee Related JP5314352B2 (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 有機エレクトロルミネッセンス素子、照明装置、面状光源および表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5314352B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015118591A1 (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 平面発光体、平面発光モジュール及び照明装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000068057A (ja) * | 1998-06-12 | 2000-03-03 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
JP2005100921A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-04-14 | Sony Corp | 有機el素子および表示装置 |
WO2006009024A1 (ja) * | 2004-07-23 | 2006-01-26 | Konica Minolta Holdings, Inc. | 有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置及び照明装置 |
WO2006013738A1 (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-09 | Konica Minolta Holdings, Inc. | 有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置および照明装置 |
JP2007318145A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Samsung Sdi Co Ltd | 白色有機電界発光素子およびその製造方法 |
JP2008034362A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-02-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
-
2008
- 2008-07-31 JP JP2008198929A patent/JP5314352B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000068057A (ja) * | 1998-06-12 | 2000-03-03 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
JP2005100921A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-04-14 | Sony Corp | 有機el素子および表示装置 |
WO2006009024A1 (ja) * | 2004-07-23 | 2006-01-26 | Konica Minolta Holdings, Inc. | 有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置及び照明装置 |
WO2006013738A1 (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-09 | Konica Minolta Holdings, Inc. | 有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置および照明装置 |
JP2007318145A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Samsung Sdi Co Ltd | 白色有機電界発光素子およびその製造方法 |
JP2008034362A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-02-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015118591A1 (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 平面発光体、平面発光モジュール及び照明装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5314352B2 (ja) | 2013-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5293120B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法 | |
JP5314385B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 | |
JP5314393B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP2010080307A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP2009245787A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法 | |
JP2010040210A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子とその製造方法、照明装置、面状光源、表示装置 | |
JP5254711B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子、およびその製造方法 | |
JP2009246124A (ja) | 中間層形成塗布液、および有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法、並びに有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
US9879176B2 (en) | Organic electroluminescent element, production method for the same, planar light source, lighting device, and display device | |
US9136491B2 (en) | Organic electroluminescent element and method for producing the same | |
JP2010153091A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP5509530B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法 | |
JP5036680B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 | |
JP2010147180A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 | |
JP2010129345A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 | |
JP5314410B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP5156612B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法 | |
JP5155085B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子、およびその製造方法 | |
JP5314352B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子、照明装置、面状光源および表示装置 | |
JP5174577B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子とその製造方法、照明装置、面状光源、表示装置 | |
JP5314395B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 | |
JP5072816B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 | |
JP2010040211A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子、その製造方法、照明装置、面状光源、および表示装置 | |
JP5446472B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 | |
JP5276870B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120402 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20121228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130705 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |