JP2010039667A - 乗客管理システム - Google Patents

乗客管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010039667A
JP2010039667A JP2008200551A JP2008200551A JP2010039667A JP 2010039667 A JP2010039667 A JP 2010039667A JP 2008200551 A JP2008200551 A JP 2008200551A JP 2008200551 A JP2008200551 A JP 2008200551A JP 2010039667 A JP2010039667 A JP 2010039667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passenger
terminal
whereabouts
passengers
management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008200551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5149733B2 (ja
Inventor
Toshihiro Yukimoto
利博 雪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2008200551A priority Critical patent/JP5149733B2/ja
Publication of JP2010039667A publication Critical patent/JP2010039667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5149733B2 publication Critical patent/JP5149733B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】多人数の輸送が可能な輸送手段(例えば、バス)の乗客を管理することによって、乗客の前記輸送手段への早期帰還を実現できる乗客管理システムを提供すること。
【解決手段】バスの乗客が所持する携帯端末2と、管理者が使用する管理者端末3と、管理サーバー6とを含んで構成され、管理者端末3は、1人又は2人以上の乗客の識別情報を管理サーバー6へ送信して、乗客2人以上の居場所確認の要求を一括で行う。管理サーバー6は、管理者端末3から居場所確認要求を受けると、受信した識別情報に対応する乗客が所持する携帯端末2へ位置情報の送信を要求し、該位置情報送信要求に対して、携帯端末2から送信されてくる位置情報に基づく居場所情報を管理者端末3へ送信する。管理者端末3は、管理サーバー6から送信されてくる乗客の居場所情報に基づいて、乗客の居場所を管理者へ紹介する。
【選択図】図1

Description

本発明は乗客管理システムに関し、より詳細には、多人数の輸送が可能な輸送手段(例
えば、バス)の乗客を管理するための乗客管理システムに関する。
観光や研修などでバスが使われることがある。バスでの移動が長距離になる場合、サー
ビスエリアなど、トイレのある場所で休憩を取ることがある。また、観光の場合には、観
光名所等で乗客が自由に行動できる自由時間が設定されることがある。
休憩時間や自由時間を取る場合、バスの添乗員から乗客へ出発時刻が伝えられるので、
乗客はその時刻までにバスへ戻る必要がある。出発時刻になると、添乗員によって乗客の
帰還状況が確認され、乗客全員のバスへの帰還が確認されると、バスは次の目的地へ出発
することになる。
しかしながら、乗客人数が多い場合、この確認作業は簡単ではない。例えば、乗客リス
トと照合して点呼をとるなど、手間と時間がかかる。そこで、この確認作業を効率よく行
うことができるようにする技術が種々提案されている(例えば、下記の特許文献1,2を
参照)。
特許文献1、2に記載された発明では、乗客が所持するタグと、バスに搭載した装置と
の間で、無線信号のやり取りを行い、乗客の乗降を管理するようになっているが、タグか
ら送信される電波状況やバス側の装置での受信感度のばらつき等の影響により、乗客の降
車と乗車とを誤りなく検出することは容易ではないという課題があった。
また、乗客全員が出発時刻までにバスへ戻っていれば問題はないが、バスに戻っていな
い乗客がいれば、バスは出発することができず、スケジュール通りに運行できなくなる。
最近では携帯電話が大きく普及しているので、バスに戻っていない乗客がいれば、添乗員
は乗客の所持する携帯電話に連絡することによって、乗客の状況を確認することができる
。例えば、乗客が出発時刻を失念している場合であれば、電話でバスへの早期帰還を促せ
ば良い。また、乗客が集合する場所(バスの場所)を分からなくなっている場合には、電
話で誘導したり、乗客を迎えに行けば良い。
しかしながら、電話で誘導したり、乗客を迎えに行けるのは、乗客の正確な居場所が分
かっている場合である。旅先というのは不慣れな土地であり、乗客は迷子になって、自己
の居場所が分からなくなる場合がある。特に、バス旅行には高齢者の参加が多く、迷子に
なるケースが少なくないと思われる。
このような問題を解決するには、乗客の居場所を管理すれば良い。バスの乗客の居場所
を管理することは想定されていないが、子供や高齢者などの居場所を管理する技術につい
ては種々提案され(例えば、下記の特許文献3,4を参照)、そして実用化されている。
例えば、セコム株式会社からは、親が子供の居場所を知ることのできるサービスが提供さ
れている。
このサービスは、以下に示したような流れ(工程1〜5)で実現されていると推察され
る。
まず、親が所持するPC(パソコン)や携帯電話から、通信網(携帯電話網やインタイ
ネット網等)を介して管理サーバーへアクセスして、子供の居場所確認を要求する(この
時、ユーザーコードが管理サーバーへ送信される)(工程1)。
次に、管理サーバーが、受信したユーザーコードに基づいて、登録されている顧客デー
タを参照して、子供が携帯する携帯端末のID(通信用アドレス)を読み出し、読み出し
たIDを使って、通信網を介して、子供が所持する携帯端末に位置情報の送信を要求する
(工程2)。
次に、子供が携帯する携帯端末は、位置情報の送信が要求されると、GPS機能を使っ
て位置情報を取得し、取得した位置情報を管理サーバーへ送信する(工程3)。
次に、管理サーバーが、親が所持するPCや携帯電話へ位置情報を送信する(工程4)

そして、親が所持するPCや携帯電話は、受信した位置情報に基づいて、子供の居場所
を示した地図を表示する(工程5)。
上記サービスにおいて、添乗員が「親」となり、乗客が「子供」となることによって、
添乗員はバスに帰還していない乗客の居場所を知ることができる。
しかしながら、バス乗客の管理では、添乗員が管理すべき対象者は1人ではなく、多人
数であり、出発時刻までにバスに帰還していない乗客が複数人に及ぶ可能性がある。その
ため、バス乗客の管理は上記サービスの単なる転用では実現できない。
また、上記サービスにおいては、親が子供の居場所を知りたいと思ってから、子供の居
場所を確認できるまでには数分程度の時間を要すると考えられる。仮に、この時間を5分
とした場合、上記サービスをバス乗客の管理(バスに帰還していない乗客の位置把握)に
適用したとすると、バスに帰還していない乗客が4人いるときは、全員の居場所を確認で
きるまで、20分程度の時間を要することとなり、これでは、スケジュールの遅れを最小
限に抑えることはできない。
また、位置情報には測位誤差が生じるものであり、添乗員が乗客の正確な居場所を把握
することができず、乗客を適切に誘導できなかったり、乗客の発見が遅れてしまうおそれ
があるという課題もあった。
特開2004−252909号公報 特開2004−139459号公報 特開2008−59331号公報 特開平8−180286号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、多人数の輸送が可能な輸送手段(例え
ば、バス)の乗客を管理することによって、乗客の前記輸送手段への早期帰還を実現する
ことができ、また、より確実に乗客の帰還状態を把握することができる乗客管理システム
を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る乗客管理システム(1)は、多人数の輸送が可
能な輸送手段の乗客が所持する携帯端末と、管理者が使用する管理者端末と、管理装置と
を含んで構成される乗客管理システムであって、前記管理者端末は、1人又は2人以上の
乗客の識別情報を前記管理装置へ送信して、乗客の居場所確認を要求する、乗客2人以上
の居場所確認の要求が可能な居場所確認要求手段と、前記要求に対して、前記管理装置か
ら送信されてくる乗客の居場所情報に基づいて、乗客の居場所を管理者へ紹介する紹介手
段とを備え、前記管理装置は、前記管理者端末から前記要求を受けると、受信した識別情
報に対応する乗客が所持する前記携帯端末へ位置情報の送信を要求する位置情報送信要求
手段と、前記要求に対して、前記携帯端末から送信されてくる位置情報に基づいて、居場
所情報を前記管理者端末へ送信する居場所情報送信手段とを備え、前記携帯端末は、自己
の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記管理装置から前記要求を受けると、前記
位置情報取得手段より得られた位置情報を前記管理装置へ送信する位置情報送信手段とを
備えていることを特徴としている。
上記乗客管理システム(1)によれば、1人だけでなく、2人以上の乗客の居場所を管
理者(例えば、バスの添乗員)へ紹介することができる。また、管理者は2人以上の乗客
の居場所確認をまとめて要求することができる。
従って、例えば、出発時刻までにバスに帰還していない乗客が複数人いたとしても、そ
の乗客全員の居場所を迅速に添乗員へ知らせることができるので、スケジュールの遅れを
最小限に抑えることができる。
また、本発明に係る乗客管理システム(2)は、上記乗客管理システム(1)において
、前記管理者端末は、乗客を選択するための選択画面を表示部へ表示する表示手段と、前
記選択画面を通じて、管理者が乗客を選択するための選択手段とを備え、前記居場所確認
要求手段は、前記選択手段により選択された乗客の識別情報を前記管理装置へ送信して、
乗客の居場所確認を要求するものであることを特徴としている。
管理者がある乗客の居場所を確認したい場合、管理者は前記管理者端末にその乗客を特
定するための情報(例えば、識別情報)を入力する必要がある。識別情報に対応付けて、
乗客の名前が登録されたデータベースを備えていれば、管理者は名前を入力すれば良いこ
とになるが、これでは操作が煩雑になる。
上記乗客管理システム(2)によれば、前記選択画面を通じて、乗客を選択することが
できるので、管理者は簡単な操作で乗客の居場所確認を要求することができる。
また、本発明に係る乗客管理システム(3)は、上記乗客管理システム(1)において
、前記管理者端末は、乗客の前記輸送手段に対する乗降を管理する乗降管理手段と、該乗
降管理手段から得られる乗客の乗降情報に基づいて、居場所確認を要求する乗客を選択す
る選択手段とを備え、前記居場所確認要求手段は、前記選択手段により選択された乗客の
識別情報を前記管理装置へ送信して、乗客の居場所確認を要求するものであることを特徴
としている。
「背景技術」の欄で説明したように、乗客全員がバスへ帰還しているのかどうかの確認
作業は簡単ではない。換言すれば、バスへ帰還していない乗客を特定することも簡単では
ない。
そこで、本発明者は、従来から提案されているバス乗客の乗降を管理する技術に注目し
、乗客の乗降情報(例えば、どの乗客が帰還していないのかといった情報)を利用するこ
とを考えた。
上記乗客管理システム(3)によれば、前記乗降管理手段から得られる乗客の乗降情報
に基づいて、居場所確認を要求する乗客が選択されるので、作業効率を非常に高めること
ができる。
また、本発明に係る乗客管理システム(4)は、上記乗客管理システム(1)〜(3)
のいずれかにおいて、前記管理者端末は、複数の待機場所を示した待機場所情報を記憶す
る待機場所記憶手段と、前記管理装置から送信されてくる乗客の居場所情報、及び前記待
機場所記憶手段に記憶されている待機場所情報に基づいて、所定の条件に応じた待機場所
を設定する設定手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明に係る乗客管理システム(5)は、上記乗客管理システム(4)において
、前記所定の条件は、乗客の居場所から最も近い場所であることを特徴としている。
「背景技術」の欄で説明したように、位置情報には測位誤差が生じるものであり、バス
の添乗員が乗客の正確な居場所を把握することができず、乗客を適切に誘導できなかった
り、乗客の発見が遅れてしまうおそれがある。
そこで、本発明者は、乗客が容易に辿り着ける場所へ移動させて、その場所で添乗員が
迎えに行くのを待機させるのが良いのではないかと考えた。
上記乗客管理システム(4)又は(5)によれば、前記管理装置から送信されてくる乗
客の居場所情報、及び前記記憶手段に記憶されている待機場所情報に基づいて、所定の条
件に応じた待機場所が設定される。例えば、複数の待機場所のうち、乗客の居場所から最
も近い場所が待機場所として設定される。
待機場所については、目立つ建物などがあって、遠くからでも分かる場所が望ましい。
そのため、事前調査で観光名所等での待機場所(例えば、風車のある場所、大きな看板の
ある土産店)を幾つか設定するのが良い。そして、その情報を待機場所記憶手段に登録し
ておく。
これによって、例えば、バスの添乗員は、自己の場所が分からなくなっている乗客に「
その近くに風車があると思いますが、分かりますか?」などと電話で訊ね、乗客が分かる
と答えれば、「風車の近くまで移動して、そこで待っていて下さい。すぐに迎えに行きま
すから。」といった対応ができ、乗客の早期発見を実現することができる。
また、本発明に係る乗客管理システム(6)は、多人数の輸送が可能な輸送手段の乗客
が所持するカードと、前記輸送手段の各座席に配設され、前記カードの挿着状態を検出す
る機能を有するカード端末と、これらカード端末から送信されてくる前記カードの挿着状
態を示す信号に基づいて、乗客の帰還状態を管理する管理端末とを含んで構成されている
ことを特徴としている。
上記乗客管理システム(6)によれば、前記カード端末に前記カードが挿着されると、
前記カード端末から前記管理端末に前記カードの挿着を示す信号が送信され、前記管理端
末では、前記カードが挿着されたこと、すなわち、乗客が乗車したこと(戻ってきたこと
)を管理することができ、また、前記カード端末から前記カードが排出されると、前記カ
ード端末から前記管理端末に前記カードの排出(非挿着)を示す信号が送信され、前記管
理端末では、前記カードが排出されたこと、すなわち、乗客が降車したことを管理するこ
とができる。乗客の管理にカードを用いることにより、タグ等のように、無線信号のやり
取りを行う必要もなく、タグ等から送信される電波状況やバス側の受信装置での受信感度
のばらつき等の影響もなく、乗客の帰還状態を、より正確に検出することが可能となる。
以下、本発明に係る乗客管理システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は
、実施の形態(1)に係る乗客管理システムの構成を概略的に示した図である。
実施の形態(1)に係る乗客管理システムは、多人数の輸送が可能なバス(輸送手段)
1の乗客が所持する携帯端末2(2a、2b、2c、…)と、バス1の管理者、例えば、
添乗員が使用する管理者端末3と、携帯端末2や管理者端末3との間で、携帯電話網の基
地局4や、携帯電話網やインターネット網等の通信網5を介して通信を行い、バス1の乗
客の居場所を管理する管理サーバー(管理装置)6とを含んで構成されている。
なお、図1では、管理者端末3が1台しか記載されていないが、管理サーバ6では、複
数台の管理者端末3、及び各管理者端末3で管理されている携帯端末2の各々とデータの
やり取りが行える、すなわち、複数台のバスの乗客の管理を行うことができるようになっ
ている。
図2は、携帯端末2の要部を概略的に示したブロック図である。
携帯端末2は、GPS受信部11、無線通信部12、記憶部13、操作部14、表示部
15、制御部16、及びバッテリ17を含んで構成されている。
GPS受信部11は、制御部16により制御され、アンテナ11aを介して、GPS衛
星(図示せず)からのGPS信号を受信し、受信したGPS信号を制御部16に出力する
ように構成されている。
無線通信部12は、制御部16により制御され、基地局4や通信網5を介して管理サー
バー6との間で通信を行うためのものであり、記憶部12には、自己の識別情報(例えば
、携帯端末ID)や各種の制御プログラム等が記憶されている。
操作部14は、端末本体に設けられた各種操作ボタンを含んで構成され、表示部15は
、液晶パネル等の表示パネルを含んで構成され、各種の情報(文字や画像等)が表示でき
るようになっている。
制御部16は、マイクロコンピュータで構成され、各部の制御を行うものであり、例え
ば、GPS受信部11や無線通信部12の動作を制御したり、GPS受信部11から取得
したGPS情報に基づいて自己の位置情報(経緯度情報)の算出処理等を行う機能を有し
ており、より具体的には、管理サーバー6から送信されてきた乗客の居場所確認の要求信
号を無線通信部12を介して受信すると、GPS受信部11を駆動して、GPS衛星から
GPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて位置情報を算出し、該算出された位
置情報に自己の識別情報(携帯端末ID)を付して、管理サーバー6へ送信する制御など
を行うようになっている。
図3は、管理者端末3の要部を概略的に示したブロック図である。
管理者端末3は、無線通信部21、記憶部22、操作部23、表示部24、制御部25
、及びバッテリ26を含んで構成されている。
無線通信部21は、制御部25により制御され、基地局4や通信網5を介して管理サー
バー6との間で通信を行うためのものであり、記憶部22には、各種の制御プログラムの
他、管理者端末の識別情報(管理者端末ID)、乗客データベース(DB)22a、及び
待機場所データベース(BD)22bが記憶されている。
乗客DB22aには、図4に示すように、バス及び座席の識別情報(バス番号、座席番
号)と、乗客の個人情報(氏名、携帯電話番号等)と、乗客が所持する携帯端末2の識別
情報(携帯ID)とが関連付けて記憶されるようになっている。
また、待機場所DB22bには、バスの停車地点、例えば、休憩地点や観光地点周辺で
、待ち合わせのための待機場所として適切な建物、お店、施設などの情報(名称、特徴、
画像、周辺地図など)と、位置情報(経緯度情報)とが関連付けて記憶されている。乗客
DB22aや待機場所DB22bに記憶される情報は、例えば、図示していないバスの事
業者端末から通信網5、基地局4を介して送信してもらえるようになっている。
操作部23は、端末本体に設けられた各種操作ボタンや表示パネル上に配設された操作
パネル(タッチパネル)等を含んで構成され、操作部23を介して入力された信号は、制
御部25に入力されるようになっている。表示部24は、液晶パネル等の表示パネルを含
んで構成され、各種の情報(文字や画像等)が表示されるようになっている。
制御部25は、マイクロコンピュータで構成され、各部の制御を行うものであり、例え
ば、操作部23を介して、居場所確認を行う乗客を設定する操作がなされると、図5に示
したような居場所確認を行う乗客を選択するための選択画面を表示部24に表示する制御
を行ったり、また、該選択画面を通じて、居場所確認を行う乗客の選択完了操作を検出す
ると、選択された乗客が所持する携帯端末2の識別情報(携帯ID)に居場所確認の要求
信号を付して、管理サーバー6へ送信する制御、すなわち、選択された乗客の居場所確認
を要求する制御を行うようになっている。
また、制御部25は、前記居場所確認の要求に対して、管理サーバー6から送信されて
くる乗客の居場所情報を受信し、該居場所情報を表示部24に表示して、乗客の居場所を
管理者へ紹介する制御も行うようになっており、さらに、操作部23を介して、待機場所
を設定する操作がなされると、受信した居場所情報と、待機場所DB22bとを照合して
、乗客の居場所から最も近い場所を待機場所DB22bから抽出して待機場所として設定
し、該待機場所の情報を表示部24に表示する制御を行うようになっている。
図6は、管理サーバー6の構成を概略的に示したブロック図である。
管理サーバー6は、通信部31、記憶部32、及び制御部33を含んで構成されている
通信部31は、制御部33により制御され、通信網5や基地局4を介して、携帯端末2
や管理者端末3と通信を行うためのものであり、記憶部32には、各種の制御プログラム
の他、顧客管理データベース(DB)32a、位置管理データベース(DB)32b、地
図情報データベース(DB)32cが記憶されている。
顧客管理DB32aには、図7に示すように、管理者端末3の識別情報(管理者端末I
D)と通信用アドレス、及び管理者端末3で管理する乗客が所持する携帯端末2の識別情
報(携帯ID)と通信用アドレスが対応付けて記憶されている。
位置管理DB32bには、図8に示すように、居場所確認の要求があった管理者端末3
の識別情報(管理者端末ID)と、居場所確認が要求された乗客が所持する携帯端末2の
識別情報(携帯ID)と、当該携帯端末2から送信されてきた位置情報(経緯度情報)と
が関連付けて記憶されるようになっている。
地図情報DB32cには、各種の地図データ及び地図上のポイント情報(例えば、建物
、施設、お店、その住所などの情報)が、経緯度情報に対応させて記憶されている。
制御部33は、マイクロコンピュータで構成され、各部の制御を行うものであり、管理
者端末3から送信されてきた乗客の居場所確認の要求信号を、通信部31を介して受信す
ると、該受信した要求信号とともに送信されてきた携帯端末2の識別情報と、顧客管理D
B32aとを照合し、携帯端末2の識別情報に対応する通信用アドレスを読み出し、該通
信用アドレスを用いて、該当する携帯端末2へ位置情報の送信を要求する信号を送出する
制御を行う。また、該居場所確認の要求に対して、該当する携帯端末2から送信されてく
る位置情報等を受信すると、該位置情報に基づいて、居場所情報(住所、建物、施設、お
店などの情報)を地図情報DB32cから抽出し、抽出された居場所情報を管理者端末3
へ送信する制御などを行うようになっている。
次に実施の形態(1)に係る乗客管理システムにおける管理者端末3、管理サーバー6
、及び携帯端末2の行う処理動作を図9に示したフローチャートに基づいて説明する。な
お、本処理動作は、管理者端末3で、居場所確認する乗客を選択する選択画面(図5)を
表示させる操作が検出された場合に開始される。
まず、管理者端末3(の制御部25)において、居場所確認する乗客を選択する選択画
面を表示させる操作があると、図5に示した画面を表示部24に表示し(ステップS1)
、該画面を通じて居場所確認する乗客の選択操作を受け付ける。
その後、居場所確認する乗客の選択が完了したか否か、すなわち「選択OK」ボタンの
操作があったか否かを判断し(ステップS2)、「選択OK」ボタンの操作があったと判
断すれば、選択された1人又は2人以上の乗客(なお、ここでは、携帯端末2a、2b、
2cを所持する乗客が選択されたものとする)の識別情報、すなわち、携帯端末2a、2
b、2cの識別情報(携帯ID)を、記憶部22の乗客DB22aから読み出し、読み出
された携帯端末2a、2b、2cのIDに、管理者端末3のIDと居場所確認の要求信号
とを付して、管理サーバー6に一括して送信する処理(居場所確認要求処理)を行う(ス
テップS3)。
管理者端末3から送信された居場所確認の要求信号等は、基地局4、通信網5を介して
管理サーバー6に送られ、次に管理サーバー6(の制御部33)では、居場所確認の要求
信号等を受信すると、顧客管理BD32aを参照して、受信した管理者端末3のIDの認
証を行い(ステップS4)、認証できた場合に管理者端末3からの居場所確認の要求を受
け付ける。
その後、管理サーバー6(の制御部33)では、顧客管理DB32aを参照し、受信し
た携帯端末2a、2b、2cのIDに対応する通信用アドレスを読み出し、該通信用アド
レスを用いて、各携帯端末2a、2b、2cへ位置情報の送信を要求する信号を送信する
処理(位置情報送信要求処理)を行う(ステップS5)。
管理サーバー6から送信された位置情報の送信要求信号は、通信網5、基地局4を介し
て、各携帯端末2a、2b、2cに送られ、各携帯端末2a、2b、2c(の制御部16
)では、それぞれ位置情報の送信要求信号を受信し(ステップS6a、6b、6c)、そ
の後、各携帯端末2a、2b、2cでは、GPS受信部11を駆動し、通信可能なGPS
衛星からGPS信号を受信し、取得したGPS信号から自己の現在位置を算出し(ステッ
プS7a、7b、7c)、算出された位置情報(経緯度情報)を自己の携帯IDと共に管
理サーバー6へ送信する処理(位置情報送信処理)を行う(ステップS8a、8b、8c
)。
各携帯端末2a、2b、2cからそれぞれ送信された位置情報は、基地局4、通信網5
を介して管理サーバー6に送られ、管理サーバー6(の制御部33)では、各携帯端末2
a、2b、2cから送信されてきた位置情報を受信し(ステップS9)、その後、各携帯
端末2a、2b、2cの位置情報に基づいて、居場所情報(住所、建物、施設、お店など
の情報)を地図情報DB32cからそれぞれ抽出する処理を行い(ステップS10)、該
抽出された各携帯端末2a、2b、2cの居場所情報を一括して管理者端末3へ送信する
処理を行う(ステップS11)。
管理サーバー6から送信された各携帯端末2a、2b、2cの居場所情報は、通信網5
、基地局4を介して管理者端末3に送られ、管理者端末3(の制御部25)では、管理サ
ーバー6から送信されてきた乗客(携帯端末2a、2b、2cを所持する乗客)の居場所
情報を受信すると、該居場所情報を表示部24に表示する、例えば、携帯端末2a、2b
、2cを所持する各乗客の氏名、居場所情報を、一覧表示、又は地図上にマーキング表示
等を行い、各乗客の居場所を管理者へ紹介する処理を行う(ステップS12)。
次に、管理者端末3では、乗客の待機場所を設定する操作があったか否かを判断し(ス
テップS13)、待機場所の設定操作がなかったと判断すれば、その後処理を終える一方
、待機場所の設定操作があったと判断すれば、受信した各携帯端末2a、2b、2cの居
場所情報と、待機場所DB22bとを照合して、各乗客の居場所(すなわち、携帯端末2
a、2b、2cの位置)から最も近い場所を待機場所DB22bからそれぞれ抽出して待
機場所として設定し、これら待機場所の情報を表示部24に表示する処理を行い(ステッ
プS14)、その後処理を終える。
上記実施の形態(1)に係る乗客管理システムによれば、1人だけでなく、2人以上の
乗客の居場所を管理者(例えば、バスの添乗員)へ紹介することができる。また、管理者
は2人以上の乗客の居場所確認をまとめて要求することができる。
従って、例えば、出発時刻までにバスに帰還していない乗客が複数人いたとしても、そ
の乗客全員の居場所を迅速に添乗員へ知らせることができるので、スケジュールの遅れを
最小限に抑えることができる。
また、上記乗客管理システムによれば、図5に示したような選択画面を通じて、居場所
確認を行う乗客を選択することができるので、管理者は簡単な操作で乗客の居場所確認を
要求することができる。
また、上記乗客管理システムによれば、管理者端末3において、管理サーバー6から送
信されてくる乗客の居場所情報、及び記憶部22の待機場所DB22bに記憶されている
待機場所情報に基づいて、複数の待機場所の中から、乗客の居場所から最も近い場所が待
機場所として設定される。
これによって、例えば、バスの添乗員は、自己の場所が分からなくなっている乗客に「
その近くに風車があると思いますが、分かりますか?」などと電話で訊ね、乗客が分かる
と答えれば、「風車の近くまで移動して、そこで待っていて下さい。すぐに迎えに行きま
すから。」といった対応ができ、乗客の早期発見を実現することができる。
なお、上記実施の形態(1)に係る乗客管理システムでは、携帯端末2として、本シス
テムに対応した専用の端末機を利用した場合について説明したが、別の実施の形態では、
汎用の携帯電話機等を利用することも可能である。その場合は、携帯端末の識別情報とし
て、携帯電話番号を使用すればよい。
また、上記実施の形態(1)では、管理者端末3において、居場所確認を行う乗客を選
択するための選択画面(図5参照)を表示部24に表示させ、管理者が、該選択画面を通
じて、居場所確認を行う乗客を選択して、居場所確認の要求を行うようになっていたが、
別の実施の形態では、管理者端末3に、乗客のバスに対する乗降を管理する機能(乗降管
理手段)を装備させ、乗客の乗降情報(乗車又は降車)に基づいて、居場所確認を要求す
る乗客(すなわち、バスに戻っていない乗客)を自動的に選択して、居場所確認の要求を
行う構成とすることもできる。
係る構成を実現するためには、乗客が所持する携帯端末2に、例えば無線タグをさらに
設け、管理者端末3が、バス1の乗車口付近に配設したタグリーダから出力される無線タ
グの検出信号を取り込む構成を採用することができる。
なお、無線タグは、タグリーダからの搬送波を受信すると、自己を識別するためのタグ
IDを付した応答波を送出するものであり、特に種類や形式が限定されるものではなく、
タグリーダとの間で非接触の無線通信を行えるものであればよい。
また、タグリーダは、所定周波数の搬送波を無線出力し、携帯端末の無線タグからの応
答波を受信し、該応答波に含まれるタグIDと、自己の識別情報であるリーダIDとを検
出信号として、管理者端末3へ出力するものである。
そして、管理者端末3では、タグリーダから送信されてくる検出信号を取得して、携帯
端末2を所持している乗客の乗降情報(降車又は乗車を示す情報)を更新記憶し、例えば
、管理者(添乗員)により、出発時刻の前などに、管理者端末3の操作部23に設けられ
た居場所確認の要求ボタンが操作されると、更新記憶されている乗客の乗降情報に基づい
て、居場所確認を要求する乗客(バスに戻っていない乗客)を自動的に選択し、選択され
た1人又は2人以上の乗客の識別情報、この場合、選択された乗客が所持する携帯端末2
のIDを、記憶部22の乗客DB22aから読み出し、読み出された携帯端末2のIDに
、管理者端末3のIDと居場所確認の要求信号とを付して、管理サーバー6に送信する処
理を行う。
なお降車と乗車の区別は、例えば、複数のタグリーダを距離を開けて配設し、検出タイ
ミングの違いから移動方向を検出する方法等により行うことができる。
係る別の実施の形態によれば、管理者端末3において、タグリーダから得られる乗客の
乗降情報に基づいて、居場所確認を要求する乗客が自動的に選択されるので、確認のため
の作業効率を非常に高めることができる。
また、上記した無線タグとタグリーダの代わりに、乗客が所持する携帯端末2に付した
バーコードとバスに設置したバーコードリーダとを用いたシステム構成としてもよい。ま
た、上記実施の形態(1)における、図5に示したような選択画面を介して、居場所確認
を要求する乗客を管理者が選択する構成と、上記別の実施の形態として説明した、無線タ
グやタグリーダなどを用いて、乗客のバスに対する乗降状態を管理し、該管理された乗客
の乗降情報に基づいて、居場所確認を要求する乗客を自動的に選択する構成とを備え、管
理者が適宜選択して使い分けることのできる構成とすることもできる。
図10は、実施の形態(2)に係る乗客管理システムの構成を概略的に示した図である

実施の形態(2)に係る乗客管理システムは、図10に示すように、多人数の輸送が可
能なバス(輸送手段)の乗客が所持するカード51(51a、51b、…)と、バスの各
座席に配設され、カード51の挿着状態を検出する機能を有するカード端末52(52a
、52b、…)と、これらカード端末52から送信されてくる各カード51の挿着状態の
検出信号に基づいて、乗客の帰還状態を管理する管理端末53とを含んで構成され、各カ
ード端末52と、管理端末53とが通信ライン54を介して接続されている。
カード51は、キャッシュカード等の磁気カードと同一形態のものが採用され、自己の
識別情報(カードID)が記録されており、乗車前に、管理者(添乗員)から各乗客に渡
されるものである。
図11は、カード端末52(52a、52b、…)の要部を概略的に示したブロック図
である。
カード端末52は、通信部61、カード検出部62、カード情報読取部63、及び制御
部64を含んで構成されている。
通信部61は、制御部64により制御され、通信ライン54を介して管理端末53との
間でデータ等の通信を行うためのものである。カード検出部62は、カード51の挿入、
排出状態を検出する機能を備えたものであり、その検出信号が制御部64に出力されるよ
うになっている。カード情報読取部63は、カード51に記録された識別情報(カードI
D)を読み取り、読み取られたカードIDが、制御部64に出力されるようになっている
制御部64は、マイクロコンピュータで構成され、各部の制御を行うものであり、例え
ば、カード検出部62からのカード挿入信号を検出すると、カード情報読取部63を作動
させて、識別情報(カードID)を読み取り、読み取ったカードIDに、カードが挿入さ
れたことを示す信号を付したデータを、通信部61を介して管理端末53へ送信する制御
を行う。また、カード検出部62からのカード排出信号を検出すると、挿入時に取り込ん
ていた識別情報(カードID)に、カードが排出されたことを示す信号を付したデータを
、通信部61を介して管理端末53へ送信する制御を行うようになっている。
図12は、管理端末53の要部を概略的に示したブロック図である。
管理端末53は、通信部71、記憶部72、操作部73、表示部74、及び制御部75
を含んで構成されている。通信部71は、制御部75により制御され、通信ライン54を
介して、カード端末52(52a、52b、…)と通信を行うためのものであり、記憶部
72には、各種の制御プログラムの他、乗客管理データベース(DB)72aが記憶され
ている。
乗客管理DB72aには、図13に示すように、各乗客が所持するカードの識別情報(
カードID)と、乗客の個人情報(氏名、携帯電話番号等)と、座席番号と、バスへの帰
還状態(降車又は乗車)を示す情報とが対応付けて記憶されている。
操作部73は、端末本体に設けられた各種操作ボタンや表示パネル上に配設された操作
パネル(タッチパネル)等を含んで構成され、操作部73を介して入力された信号は、制
御部75に入力されるようになっており、表示部74は、表示パネルを含んで構成され、
各種の情報(文字や画像等)が表示されるようになっている。
制御部75は、マイクロコンピュータで構成され、各部の制御を行うものであり、例え
ば、カード端末52から、カード挿入信号等を含むデータを受信すると、乗客管理DB7
2aを参照し、対応する乗客のデータを更新、すなわちバスへの帰還状態を降車から乗車
に更新して記憶する。また、カード端末52から、カード排出信号等を含むデータを受信
すると、乗客管理DB72aを参照し、対応する乗客のデータを更新、すなわちバスへの
帰還状態を乗車から降車に更新して記憶する制御を行う。
また、制御部75は、操作部73を介して乗客の帰還状態の確認操作があったことを検
出すると、乗客管理DB72aに記憶された情報を参照して、図14に示したような乗客
の帰還状態の確認画面を表示部74に表示する制御を行うようになっている。
図14に示した乗客の帰還状態の確認画面では、バスに乗車している(帰還している)
乗客と、乗車していない(帰還していない)乗客とが、座席表形式で表示形態を変えて表
示されており、添乗員は、どの座席の人が、帰還していないかを一目で確認できるように
なっている。さらに、帰還していない乗客の座席部分を、表示部74上から指等でタッチ
すると、当該座席に対応する乗客の個人情報(氏名、携帯電話番号等)が表示されるよう
になっており、添乗員は、即座に乗客に帰還を促す連絡等を行うことが可能となっている
次に実施の形態(2)に係る乗客管理システムにおける管理端末53(の制御部75)
の行うDB更新処理動作を図15に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、本
処理動作は、カード端末52(52a、52b、…)からデータを受信した場合に実行さ
れる。
まず、カード端末52(52a、52b、…のいずれか)からデータを受信したか否か
を判断し(ステップS21)、カード端末52からデータを受信したと判断すれば、受信
データに含まれるカードの識別情報(カードID)を検索キーとして、乗客管理DB72
aを検索し、該当する乗客を特定する処理を行う(ステップS22)。
次に、受信データにカード挿入信号が含まれているか、或はカード排出信号が含まれて
いるかを判断し(ステップS23)、受信データにカード挿入信号が含まれていると判断
すれば、ステップS22で特定した乗客の「バスへの帰還状態を示す情報」を、「乗車」
を示すデータに更新記憶して(ステップS24)、その後処理を終える。
一方、ステップS23において、受信データにカード排出信号が含まれていると判断す
れば、ステップS22で特定した乗客の「バスへの帰還状態を示す情報」を、「降車」を
示すデータに更新記憶して(ステップS25)、その後処理を終える。
次に実施の形態(2)に係る乗客管理システムにおける管理端末53(の制御部75)
が行う表示処理動作を図16に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、本処理
動作は、操作部73を介して乗客の帰還状態の確認操作があった場合に実行される。
まず、ステップS31では、操作部73を介して乗客の帰還状態の確認操作があったか
否かを判断し、乗客の帰還状態の確認操作があったと判断すれば、乗客管理DB72aに
記憶された情報を参照し、図14に示したような乗客の帰還状態の確認ができる画面を表
示部74に表示する処理を行う(ステップS32)。
その後、帰還していない乗客の座席部分に対する、表示部上からのタッチ操作があった
か否かを判断し(ステップS33)、タッチ操作があったと判断すれば、タッチされた座
席位置の乗客の個人情報を乗客管理DB72aから読み出し(ステップS34)、選択さ
れた乗客の個人情報(氏名、携帯電話番号等)を表示部74に表示する処理を行い(ステ
ップS35)、その後処理を終える。
上記実施の形態(2)に係る乗客管理システムによれば、カード端末52にカード51
が挿着されると、カード端末52から管理端末53にカード51の挿着を示す信号が送信
され、管理端末53では、カード51が挿着されたこと、すなわち、カード51を所持し
た乗客が乗車したこと(戻ってきたこと)を管理することができ、また、カード端末52
からカード51が排出されると、カード端末52から管理端末53にカード51の排出(
非挿着)を示す信号が送信され、管理端末53では、カード51が排出されたこと、すな
わち、乗客が降車した可能性が高いことを管理することができる。
このように乗客の管理にカード51を用いることにより、無線タグ等のように、無線通
信による信号のやり取りを行う必要もなく、無線タグ等から送信される電波状況やバス側
のタグリーダの受信感度のばらつき等の影響もなく、乗客の帰還状態を、より正確に検出
することが可能となる。
本発明の実施の形態(1)に係る乗客管理システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(1)に係る乗客管理システムを構成する携帯端末の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(1)に係る乗客管理システムを構成する管理者端末の要部を概略的に示したブロック図である。 管理者端末の記憶部に記憶されている乗客データベースのデータ構造を示した図である。 管理者端末の表示部に表示された居場所確認選択画面の表示例を示した図である。 実施の形態(1)に係る乗客管理システムを構成する管理サーバーの要部を概略的に示したブロック図である。 管理サーバーの記憶部に記憶されている顧客管理データベースのデータ構造を示した図である。 管理サーバーの記憶部に記憶されている位置管理データベースのデータ構造を示した図である。 実施の形態(1)に係る乗客管理システムにおける管理者端末、管理サーバー、及び携帯端末の行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る乗客管理システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(2)に係る乗客管理システムを構成するカード端末の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(2)に係る乗客管理システムを構成する管理端末の要部を概略的に示したブロック図である。 管理端末の記憶部に記憶されている乗客管理データベースのデータ構造を示した図である。 管理端末の表示部に表示された帰還状態確認画面の表示例を示した図である。 実施の形態(2)に係る乗客管理システムにおける管理端末(の制御部)が行うDB更新処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る乗客管理システムにおける管理端末(の制御部)が行う表示処理動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 バス
2(2a、2b、2c) 携帯端末
3 管理者端末
6 管理サーバー

Claims (6)

  1. 多人数の輸送が可能な輸送手段の乗客が所持する携帯端末と、管理者が使用する管理者
    端末と、管理装置とを含んで構成される乗客管理システムであって、
    前記管理者端末は、
    1人又は2人以上の乗客の識別情報を前記管理装置へ送信して、乗客の居場所確認を要
    求する、乗客2人以上の居場所確認の要求が可能な居場所確認要求手段と、
    前記要求に対して、前記管理装置から送信されてくる乗客の居場所情報に基づいて、乗
    客の居場所を管理者へ紹介する紹介手段とを備え、
    前記管理装置は、
    前記管理者端末から前記要求を受けると、受信した識別情報に対応する乗客が所持する
    前記携帯端末へ位置情報の送信を要求する位置情報送信要求手段と、
    前記要求に対して、前記携帯端末から送信されてくる位置情報に基づいて、居場所情報
    を前記管理者端末へ送信する居場所情報送信手段とを備え、
    前記携帯端末は、
    自己の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記管理装置から前記要求を受けると、前記位置情報取得手段より得られた位置情報を
    前記管理装置へ送信する位置情報送信手段とを備えていることを特徴とする乗客管理シス
    テム。
  2. 前記管理者端末は、
    乗客を選択するための選択画面を表示部へ表示する表示手段と、
    前記選択画面を通じて、管理者が乗客を選択するための選択手段とを備え、
    前記居場所確認要求手段は、前記選択手段により選択された乗客の識別情報を前記管理
    装置へ送信して、乗客の居場所確認を要求するものであることを特徴とする請求項1記載
    の乗客管理システム。
  3. 前記管理者端末は、
    乗客の前記輸送手段に対する乗降を管理する乗降管理手段と、
    該乗降管理手段から得られる乗客の乗降情報に基づいて、居場所確認を要求する乗客を
    選択する選択手段とを備え、
    前記居場所確認要求手段は、前記選択手段により選択された乗客の識別情報を前記管理
    装置へ送信して、乗客の居場所確認を要求するものであることを特徴とする請求項1記載
    の乗客管理システム。
  4. 前記管理者端末は、
    複数の待機場所を示した待機場所情報を記憶する待機場所記憶手段と、
    前記管理装置から送信されてくる乗客の居場所情報、及び前記待機場所記憶手段に記憶
    されている待機場所情報に基づいて、所定の条件に応じた待機場所を設定する設定手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の乗客管理システム。
  5. 前記所定の条件は、乗客の居場所から最も近い場所であることを特徴とする請求項4記
    載の乗客管理システム。
  6. 多人数の輸送が可能な輸送手段の乗客が所持するカードと、
    前記輸送手段の各座席に配設され、前記カードの挿着状態を検出する機能を有するカー
    ド端末と、
    これらカード端末から送信されてくる前記カードの挿着状態を示す信号に基づいて、乗
    客の帰還状態を管理する管理端末とを含んで構成されていることを特徴とする乗客管理シ
    ステム。
JP2008200551A 2008-08-04 2008-08-04 乗客管理システム Active JP5149733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008200551A JP5149733B2 (ja) 2008-08-04 2008-08-04 乗客管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008200551A JP5149733B2 (ja) 2008-08-04 2008-08-04 乗客管理システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010271499A Division JP2011096269A (ja) 2010-12-06 2010-12-06 乗客管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010039667A true JP2010039667A (ja) 2010-02-18
JP5149733B2 JP5149733B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=42012165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008200551A Active JP5149733B2 (ja) 2008-08-04 2008-08-04 乗客管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5149733B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013138278A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Zenrin Datacom Co Ltd 集合位置への誘導システム、誘導端末装置、集合位置への誘導方法および集合位置への誘導プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0660255A (ja) * 1992-08-07 1994-03-04 Mirai Gijutsu Kenkyusho:Kk 不在者判別装置
JPH0899578A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Arc:Kk 乗客数確認装置
JP2002071378A (ja) * 2000-09-05 2002-03-08 Hitachi Koukiyou Syst Eng Kk 自動集合判別システム
JP2008059395A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Secom Co Ltd 登下校管理システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0660255A (ja) * 1992-08-07 1994-03-04 Mirai Gijutsu Kenkyusho:Kk 不在者判別装置
JPH0899578A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Arc:Kk 乗客数確認装置
JP2002071378A (ja) * 2000-09-05 2002-03-08 Hitachi Koukiyou Syst Eng Kk 自動集合判別システム
JP2008059395A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Secom Co Ltd 登下校管理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013138278A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Zenrin Datacom Co Ltd 集合位置への誘導システム、誘導端末装置、集合位置への誘導方法および集合位置への誘導プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5149733B2 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100362364C (zh) 定位,通讯及跟踪系统
US7253747B2 (en) Parking lot management system using wireless LAN system
KR20120090445A (ko) 안전한 택시 서비스를 제공하는 방법 및 장치
CN101653016A (zh) 用于定位的方法以及移动设备
JP6996359B2 (ja) 持ち忘れ防止支援方法、端末装置および持ち忘れ防止支援システム
CN101291865A (zh) 电梯监视系统和电梯监视装置
US20100057350A1 (en) Method and system for automatically and directly establishing contact between a driver and at least one person to be transported
CN111699702B (zh) 持票证的人和自助服务功能之间交互的系统和方法
JP2019185144A (ja) 自動運転制御システム
KR20130035824A (ko) Cpa 방식을 이용한 온/오프라인 통합 홍보/마케팅 시스템
JP2006285843A (ja) 待ち時間管理サーバ、無線タグ、携帯情報端末、タグリーダ、待ち時間管理システム、待ち時間管理方法、およびコンピュータプログラム並びに記録媒体
JP2003242394A (ja) 予約システム及びそれに用いる携帯端末機並びに予約処理装置
JP2002274381A (ja) 列車利用支援方法およびシステム、ならびに列車利用支援用プログラム
KR20110041661A (ko) 좌석 예약 서비스 제공 방법, 운송 수단, 이동통신 단말기 및 시스템
JP5149733B2 (ja) 乗客管理システム
CN115022448B (zh) 地铁出行检测方法及电子设备
JP2002222441A (ja) 車内検札システム、検札装置及び車内検札方法
JP2019184336A (ja) カーナビゲーション装置の目的地設定システム
WO2017038027A1 (ja) 入退場管理システムおよび入退場管理方法
JP2006164073A (ja) 顧客案内システム
JP2004018125A (ja) 携帯端末および配送システム
JP5066956B2 (ja) 捜索支援方法、捜索用携帯端末器、サーバ装置、捜索支援システム及びコンピュータプログラム
JP6336187B1 (ja) 災害対応ロケーションシステム
KR20010097444A (ko) 이동전화, 유선전화 또는 인터넷을 이용한 근접 차량 호출방법
JP2009003852A (ja) 検出装置および検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20100226

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20100304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100811

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101209

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20110210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5149733

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250