JP2013138278A - 集合位置への誘導システム、誘導端末装置、集合位置への誘導方法および集合位置への誘導プログラム - Google Patents
集合位置への誘導システム、誘導端末装置、集合位置への誘導方法および集合位置への誘導プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 大規模なシステムを構築することなく、最終的な集合位置が決まりつつある段階から最終的に決まった集合位置にユーザを適切に誘導できるようにする。
【解決手段】端末装置1Bでは、位置情報投稿処理手段14Bが最新の予定乗車位置をSNS2Xに投稿し、所定周期で自機の現在位置をSNS2Xに投稿する。端末装置1Uに設定されたアカウントを用いて、端末装置1Bに設定されたアカウントからの投稿をフォローするようにSNS2Xに設定されている。端末装置1Uの情報参照手段16UがSNS2Xの投稿ログを参照し、端末装置1Bから投稿された予定乗車位置と端末装置1Bの現在位置を取得し、これを表示情報処理手段17Uが表示手段18Uに表示する。
【選択図】図1
【解決手段】端末装置1Bでは、位置情報投稿処理手段14Bが最新の予定乗車位置をSNS2Xに投稿し、所定周期で自機の現在位置をSNS2Xに投稿する。端末装置1Uに設定されたアカウントを用いて、端末装置1Bに設定されたアカウントからの投稿をフォローするようにSNS2Xに設定されている。端末装置1Uの情報参照手段16UがSNS2Xの投稿ログを参照し、端末装置1Bから投稿された予定乗車位置と端末装置1Bの現在位置を取得し、これを表示情報処理手段17Uが表示手段18Uに表示する。
【選択図】図1
Description
この発明は、例えば、乗車位置が不確定であるツアーバスの乗客を確定した乗車位置の当該ツアーバスに誘導する場合のように、最終的な集合位置が決まりつつある段階から最終的に決まった集合位置にユーザを誘導するためのシステム、装置、方法およびプログラムに関する。
いわゆる路線バスにおいては、同じ停留所に行き先の異なる複数のバスが停車する場合があり、乗り間違いがよく発生する。また、路線バスは、刻々と変化する道路状況の影響を受けて定刻通りの運行が難しい場合もある。そこで、路線バスを効率よく運行し、乗客の利便性を向上させるため、後に記す特許文献1、2には、バス会社のセンター装置やサーバ装置、バス車載装置、ユーザの携帯通信端末を用いて、ユーザのバスへの乗車、降車をサポートする発明が開示されている。
ところで、2000年と2002年に道路運送法が改正され、バス事業の規制緩和が行われたことにより貸し切りバス(ツアーバス)事業へ参入する観光バス事業者が急増した。当該貸し切りバス事業は、道路運送法に基づき路線バス事業者が運行を行う長距離路線バス(いわゆる高速バス)とは異なり、旅行業法に基づき旅行代理店等の主催者が観光バスを借り上げて、募集型企画旅行の形態で乗客を募集する。このため、貸し切りバス事業の場合、貸し切りバス(ツアーバス)は、路上や駐車場、観光バス乗り場等から出発することが多く、路線バスのように専用の停留所やバスターミナル施設を使用するケースはほぼない。
そして、貸し切りバス事業の場合には、以下のような不都合が発生する場合がある。
(1)利用の際は事前に集合場所や受付方法を把握することが求められるほか、悪天候時でも屋根のない路上で待たなければならない。(2)バス自体の台数の多寡、路上駐車や道路工事などの状況如何で、乗車場所が変わる。(3)バス手配の都合上、乗車直前まで乗るべきバスが特定されないケースが多い。(4)乗客からの緊急連絡は電話連絡となっており、主催者側が話し中であることも多い。(5)旅行代理店等の主催者はバスが自社所有でないためバスに関する案内が不十分になる。
(1)利用の際は事前に集合場所や受付方法を把握することが求められるほか、悪天候時でも屋根のない路上で待たなければならない。(2)バス自体の台数の多寡、路上駐車や道路工事などの状況如何で、乗車場所が変わる。(3)バス手配の都合上、乗車直前まで乗るべきバスが特定されないケースが多い。(4)乗客からの緊急連絡は電話連絡となっており、主催者側が話し中であることも多い。(5)旅行代理店等の主催者はバスが自社所有でないためバスに関する案内が不十分になる。
このような不都合を解消するために、上述した特許文献1、2に開示された発明を利用することが考えられる。しかし、上述した特許文献1、2に開示された発明は、バス会社側にセンター装置やサーバ装置を設けなければならず、システムの規模が大きくなってしまう。また、上述した特許文献1、2に記載の発明は、乗車位置が特定されたいわゆる路線バスに関するものであり、乗車位置が変更される可能性のある貸し切りバス事業に適用することはできない。また、上述した特許文献1、2に開示された発明の場合、バスの運転手とバス利用者との間には、センター装置やサーバ装置が介在するため、バスの運転手とバス利用者との間で迅速な情報の送受を行うことができない。すなわち、上述した特許文献1、2に開示された発明では、貸し切りバス事業の場合に発生する不都合に対して十分に対処することはできない。
また、集合位置(集合場所)が不確定であり、最終的な集合位置が決まりつつある段階から最終的に決まった集合位置にユーザを誘導しなければならないという状況は、貸し切りバス事業においてのみ発生するものではない。例えば、お花見の場所のように、屋外において○○公園内などのように大まかな位置でしか特定されていない集合位置(集合場所)に、参加者のそれぞれが別々に集合する場合においても発生する。このため、集合位置が決まりつつある段階から最終的に決まった集合位置に参加者を適切に誘導できるようにすることが求められている。
以上のことに鑑み、この発明は、大規模なシステムを構築することなく、最終的に決まった集合位置にユーザを適切に誘導できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の集合位置への誘導システムは、
集合位置を変更する者が用いる第1の端末装置と、当該集合位置に集合する者が用いる第2の端末装置とからなる集合位置への誘導システムであって、
前記第1の端末装置を用いるユーザと前記第2の端末装置を用いるユーザとのそれぞれに対して、ネットワーク上における所定のSNS(Social Networking Service)に参加するためのアカウントが割り当てられ、少なくとも前記第2の端末装置は自機のユーザのアカウントを用いて参加するSNSを通じて、前記第1の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報を参照する環境が整えられており、
前記第1の端末装置は、
自機のユーザに割り当てられたアカウントを保持する保持手段と、
自機のユーザの前記アカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理手段と、
集合位置を示す情報を前記SNSに投稿し、その後に集合位置を変更した場合には変更後の集合位置を示す情報を前記SNSに投稿する処理を行う第1の投稿処理手段と、
所定周期で自機の現在位置を前記SNSに投稿する処理を行う第2の投稿処理手段と
を備え、
前記第2の端末装置は、
自機のユーザに割り当てられたアカウントを保持する保持手段と、
自機のユーザのアカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理手段と、
前記SNSに投稿された前記第1の端末装置からの情報を参照して取得する取得手段と、
少なくとも、取得した集合位置と前記第1の端末装置の現在位置とを地図上に示して表示手段に表示する処理を行う表示処理手段と
を備えることを特徴とする。
集合位置を変更する者が用いる第1の端末装置と、当該集合位置に集合する者が用いる第2の端末装置とからなる集合位置への誘導システムであって、
前記第1の端末装置を用いるユーザと前記第2の端末装置を用いるユーザとのそれぞれに対して、ネットワーク上における所定のSNS(Social Networking Service)に参加するためのアカウントが割り当てられ、少なくとも前記第2の端末装置は自機のユーザのアカウントを用いて参加するSNSを通じて、前記第1の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報を参照する環境が整えられており、
前記第1の端末装置は、
自機のユーザに割り当てられたアカウントを保持する保持手段と、
自機のユーザの前記アカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理手段と、
集合位置を示す情報を前記SNSに投稿し、その後に集合位置を変更した場合には変更後の集合位置を示す情報を前記SNSに投稿する処理を行う第1の投稿処理手段と、
所定周期で自機の現在位置を前記SNSに投稿する処理を行う第2の投稿処理手段と
を備え、
前記第2の端末装置は、
自機のユーザに割り当てられたアカウントを保持する保持手段と、
自機のユーザのアカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理手段と、
前記SNSに投稿された前記第1の端末装置からの情報を参照して取得する取得手段と、
少なくとも、取得した集合位置と前記第1の端末装置の現在位置とを地図上に示して表示手段に表示する処理を行う表示処理手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の集合位置への誘導システムによれば、第1の端末装置を用いるユーザと前記第2の端末装置を用いるユーザとのそれぞれに対しては、ネットワーク上における所定のSNS(Social Networking Service)に参加するためのアカウントが割り当てられている。また、少なくとも第2の端末装置は自機のユーザのアカウントを用いて参加するSNSを通じて、第1の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報を参照する環境が整えられている。すなわち、当該SNSにおいて、第2の端末装置のユーザのアカウントを用いて、第1の端末装置のユーザのアカウントからの投稿(ツィート)を参照する(フォローする)環境が整えられている。
第1の端末装置は、参加処理手段が保持手段に保持されている自機のユーザに割り当てられたアカウントを用いて所定のSNSに参加(ログイン)する。そして、第1の投稿処理手段が、最新の集合位置を当該SNSに投稿する。また、第2の投稿処理手段が、所定周期で自機(第1の端末装置)の現在位置を当該SNSに投稿する。
一方、集合位置に集合する者が用いる第2の端末装置は、参加処理手段が保持手段に保持されている自機のユーザに割り当てられたアカウントを用いて当該SNSに参加(ログイン)する。この後、取得手段が、当該SNSに投稿された第1の端末装置からの集合位置と現在位置とを含む投稿ログを参照して、最新の集合位置や第1の端末装置の現在位置を取得する。そして、取得した当該集合位置と当該第1の端末装置の現在位置とを、表示処理手段が地図上に示して表示手段に表示する。なお、投稿ログは、自己のアカウントを通じて参照する(フォローする)ようにしているアカウントから投稿された情報が例えば時系列順に並べられた情報群である。
これにより、第2の端末装置のユーザは、自機の表示手段に表示される情報により、集合位置がどこで、第1の端末装置(集合位置を変更する者)がどこに位置しているのかを正確に把握することができる。したがって、最終的な集合位置が決まりつつある段階から最終的な集合位置に第2の端末装置のユーザを誘導することができる。しかも、サーバ装置等の仲介装置を用いることなく、基本的に、第1、第2の端末装置だけでシステムを構築することができる。
なお、SNSは、実社会での人間関係を模してインターネット上に形成されたオンラインコミュニティを意味する。SNSには、株式会社ミクシィが運営する「mixi(登録商標)」や、Facebook,Inc.が運営する「Facebook(登録商標)」など、大小さまざまなものが存在し、広く利用されている。
この発明によれば、最終的な集合位置が決まりつつある段階から最終的に決まった集合位置にユーザを誘導できる。しかも、当該誘導を実現するために、サーバ装置等を用いた大規模なシステムを構築する必要もない。
以下、図を参照しながら、この発明のシステム、装置、方法、プログラムの一実施の形態について説明する。この発明は、集合位置が変化する可能性があり、最終的な集合位置が決まりつつある段階から最終的に決まった集合位置にユーザを誘導する種々の場合に適用可能なものである。しかし、以下においては、説明を簡単にするため、乗車位置が不確定である貸し切りバス事業におけるツアーバスの乗客を、確定した乗車位置(集合位置)の当該ツアーバスに誘導する場合を例にして説明する。
[システムの全体構成]
図1は、この発明のシステム、方法の一実施の形態が適用された集合位置への誘導システムの概略構成を説明するための図である。図1において、ツアーバス3は、旅行会社が、自社の企画した旅行を実施するために観光バス事業者から借り上げたものである。したがって、ツアーバス3は、今回の旅行のために設定した予定乗車位置(乗客の集合位置)において乗客を乗車させる予定となっている。しかし、当該予定乗車位置は確定的なものではなく、周辺に停車するバス自体の台数の多寡、路上駐車や道路工事などの状況如何で変更になる可能性がある。
図1は、この発明のシステム、方法の一実施の形態が適用された集合位置への誘導システムの概略構成を説明するための図である。図1において、ツアーバス3は、旅行会社が、自社の企画した旅行を実施するために観光バス事業者から借り上げたものである。したがって、ツアーバス3は、今回の旅行のために設定した予定乗車位置(乗客の集合位置)において乗客を乗車させる予定となっている。しかし、当該予定乗車位置は確定的なものではなく、周辺に停車するバス自体の台数の多寡、路上駐車や道路工事などの状況如何で変更になる可能性がある。
そして、この実施の形態の集合位置への誘導システムは、図1に示すように、インターネット2上に形成されたオンラインコミュニティである所定のSNS2Xを通じて、ツアーバス3の運転手、ツアーバス3に乗車予定の各乗客、旅行会社の三者が相互に情報の投稿と参照とを行う。図1において、バス端末装置1Bは、この発明の第1の端末装置の一実施の形態と当該第1の端末装置において実行される集合位置への誘導プログラムの一実施の形態が適用されたものであり、ツアーバス3の例えば運転手が用いる通信用の端末装置である。もちろん、バス端末装置1Bは、ツアーバス3に同乗する旅行会社の添乗員や観光バス事業者のいわゆるバスガイド等が用いる場合もある。
乗客端末装置1U1、1U2、1U3、…は、この発明の第2の端末装置の一実施の形態と当該第2の端末装置で実行される集合位置への誘導プログラムの一実施の形態が適用されたものであり、ツアーバス3に乗車予定の乗客が用いる通信用の端末装置である。また、旅行会社端末装置1Kは、ツアーバス3を借り上げた旅行会社の担当者が用いる通信用の端末装置である。
そして、ツアーバス3の運転手等、ツアーバス3に乗車予定の乗客、旅行会社の担当者のそれぞれが、各自の端末装置を用いてSNS2Xを通じて情報の投稿と参照とを行うために、旅行会社は、SNS2Xの利用に際して必要になるアカウントを事前に取得する。そして、旅行会社は取得したアカウントをツアーバス3、ツアーバス3に乗車予定の各乗客、旅行会社のそれぞれに割り当てる。図2は、旅行会社によって管理されるツアーバス3用のアカウント管理表の一例を説明するための図である。
図2において、「対象」は、アカウントが割り当てられるユーザの区別を示す。「識別記号」は、当該ユーザを識別するために、この誘導システムにおいて便宜的に用いられるユーザ名に相当するものである。そして、図2に示すように、各ユーザには、データアカウントとメッセージアカウントの2種類のアカウントが割り当てられ、そのそれぞれにパスワードが設けられる。なお、図2においては、データアカウントとメッセージアカウントには、異なるパスワードが付けられているが、共通のパスワードを用いるようにすることもできる。
そして、データアカウントとメッセージアカウントとは、共にSNS2Xに参加(ログイン)するためのものであるが、それぞれを用いてSNS2Xにログインした場合に、当該SNS2Xにおいて、参加するグループ(コミュニティ)が異なる。図3は、アカウントにしたがってSNS2X内に形成されるデータ通信グループとメッセージ通信グループとを説明するための図である。
図1に示したSNS2X内において、記号MA(B)、MA(1)、MA(K)を付して示した白丸は、各端末装置のユーザに割り当てられるようにされたメッセージアカウントを概念的に示している。また、SNS2X内において、記号DA(B)、DA(1)、DA(K)を付して示した黒丸は、各端末装置のユーザに割り当てられるようにされたデータアカウントを概念的に示している。
したがって、図3に示すように、この実施の形態の集合位置への誘導システムにおいては、メッセージアカウントとデータアカウントを用いることにより、2つの通信グループ(通信コミュニティ)を形成する。1つは、データアカウントによって利用可能にされ、主に位置情報などの数値データの投稿と参照を行うためのデータ通信グループ(データ通信コミュニティ)である。もう1つは、メッセージアカウントを通じて利用可能にされ、メッセージ情報の投稿と参照とを行うためのメッセージ通信グループ(メッセージ通信コミュニティ)である。
すなわち、データアカウントは、位置情報などの主に数値データを投稿したり、投稿された数値データを参照したりするためにSNS2X内に形成されるデータ通信グループ(データ通信コミュニティ)に参加するためのものである。また、メッセージアカウントは、テキストデータや画像データを投稿したり、投稿されたテキストデータや画像データを参照したりするためにSNS2X内に形成されるメッセージ通信グループ(メッセージ通信コミュニティ)に参加するためのものである。
このように、データアカウントとメッセージアカウントを設けるのは、緯度・経度によって示される位置情報自体を各端末装置のユーザが認識する必要は無いためである。したがって、データアカウントを通じて投稿された位置情報の投稿ログは、ユーザに対して表示されることは無く、端末装置内だけで参照されて処理され、地図への位置表示に用いられる。また、メッセージアカウントを通じて投稿されたメッセージ情報の投稿ログは表示画面に表示されユーザに提供される。
そして、図2に示したように、SNS2Xを利用するためのアカウントは、旅行会社、ツアーバス3、ツアーバス3の各座席に対して固定的に割り振られる。したがって、ツアーバス3が定員40人の場合、旅行会社とツアーバス3を含めると、84個のアカウントが用意される。また、図2に示すように、各アカウントについては、どのアカウントからの投稿(ツィート)を参照するか(フォローするか)がフォロー先として設定される。して、フォロー先とされたアカウントからの投稿が、自己のアカウントを用いてログインしたSNS2Xにおいて参照する投稿ログに含められることになる。なお、この各アカウントのフォロー先に関する情報は、旅行会社によって、SNS2Xに対して予め設定される。
そして、図2に示したように、旅行会社については、自己のデータアカウントを用いて、ツアーバス3のデータアカウントからの投稿と、ツアーバス3の各座席のデータアカウントからの投稿を投稿ログに載せて参照するようにSNS2Xに対して設定される。また、旅行会社については、自己のメッセージアカウントを用いて、ツアーバス3のメッセージアカウントからの投稿と、ツアーバス3の各座席のメッセージアカウントからの投稿を投稿ログに載せて参照するようにSNS2Xに対して設定される。
換言すれば、旅行会社のデータアカウントを用いて、ツアーバス3のデータアカウントからの投稿とツアーバス3の各座席のデータアカウントからの投稿とをフォローするようにSNS2Xに対して設定がされる。また、旅行会社のメッセージアカウントを用いて、ツアーバス3のメッセージアカウントからの投稿とツアーバス3の各座席のメッセージアカウントからの投稿とをフォローするようにSNS2Xに対して設定がされる。これにより、旅行会社のアカウントを用いて、SNS2Xを通じて、ツアーバス3のアカウントからの投稿とツアーバス3の各座席のアカウントからの投稿との両方を含む投稿ログを参照し、必要な情報を取得することができる。
また、ツアーバス3については、自己のデータアカウントを用いて、旅行会社のデータアカウントからの投稿と、ツアーバス3の各座席のデータアカウントからの投稿を投稿ログに載せて参照するようにSNS2Xに対して設定される。また、ツアーバス3については、自己のメッセージアカウントを用いて、旅行会社のメッセージアカウントからの投稿と、ツアーバス3の各座席のメッセージアカウントからの投稿を投稿ログに載せて参照するようにSNS2Xに対して設定される。
換言すれば、ツアーバス3のデータアカウントを用いて、旅行会社のデータアカウントからの投稿とツアーバス3の各座席のデータアカウントからの投稿とをフォローするようにSNS2Xに対して設定がされる。また、ツアーバス3のメッセージアカウントを用いて、旅行会社のメッセージアカウントからの投稿とツアーバス3の各座席のメッセージアカウントからの投稿とをフォローするようにSNS2Xに対して設定がされる。これにより、ツアーバス3のアカウントを用いて、SNS2Xを通じて、旅行会社のアカウントからの投稿とツアーバス3の各座席のアカウントからの投稿との両方を含む投稿ログを参照し、必要な情報を取得することができる。
また、ツアーバス3の各座席に座る乗客ついては、自座席のデータアカウントを用いて、ツアーバス3のデータアカウントからの投稿と、旅行会社のデータアカウントからの投稿を投稿ログに載せて参照するようにSNS2Xに対して設定される。また、ツアーバス3の各座席に座る乗客ついては、自座席のメッセージアカウントを用いて、ツアーバス3のメッセージアカウントからの投稿と、旅行会社のメッセージアカウントからの投稿を投稿ログに載せて参照するようにSNS2Xに対して設定される。
換言すれば、ツアーバス3の各座席のデータアカウントを用いて、ツアーバス3のデータアカウントからの投稿と旅行会社のデータアカウントからの投稿とをフォローするようにSNS2Xに対して設定がされる。また、ツアーバス3の各座席のメッセージアカウントを用いて、ツアーバス3のメッセージアカウントからの投稿と旅行会社のメッセージアカウントからの投稿とをフォローするようにSNS2Xに対して設定がされる。これにより、ツアーバス3の各座席のアカウントを用いて、SNS2Xを通じて、ツアーバス3のアカウントからの投稿と旅行会社のアカウントからの投稿との両方を含む投稿ログを参照し、必要な情報を取得することができる。
なお、図2に示したように、当該管理表には、名前の欄も設けられており、旅行会社の担当者の名前、ツアーバス3の運転手等の名前、また、各座席に座る乗客の名前などを管理することもできる。なお、これは一例であり、名前の他、住所、電話番号、電子メールアドレス、緊急連絡先の情報などの種々の情報を一緒に管理することもできる。
次に、上述のようにSNS2Xを通じて情報の投稿と投稿ログの参照とを行うことができるように整えられた環境の下で機能する各端末装置について説明する。バス端末装置1Bと乗客端末装置1U1、1U2、1U3、…とは、持ち運ばれて利用される携帯型の通信端末である。具体的には、種々の携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistants)などと呼ばれる個人用情報端末、パッド型端末やタブレット型端末などと呼ばれる情報端末などを用いることが可能である。しかし、この実施の形態において、バス端末装置1Bと乗客端末装置1U1、1U2、1U3、…とは、スマートフォンなどと呼ばれる高機能携帯電話端末であるものとして説明する。また、旅行会社端末装置1Kは、バス端末装置1Bや乗客端末装置1U1、1U2、1U3、…と同様に、種々の携帯型の通信端末であってもよいし、持ち運ばれて利用されることは少ないためパーソナルコンピュータであってもよい。
バス端末装置1Bは、図1の上端側に基本構成をブロック図で示したように、8つの基本的な機能を備える。無線通信手段11Bは、インターネット2等を通じて情報の送受を行う。アカウント保持手段12Bは、SNS2Xにログインするためにツアーバス3に割り当てられたアカウントを保持する。SNS参加処理手段13Bは、アカウント保持手段12Bに保持されているツアーバス3のアカウントを用いて、SNS2Xにログインし、当該SNS2Xを通じて情報の投稿や投稿ログの参照を行えるようにする。
位置情報投稿処理手段14Bは、予定乗車位置や刻々と変化する自機の現在位置(ツアーバス3の現在位置)をログインしたSNS2Xに投稿する処理を行う。なお、位置情報投稿処理手段14Bは、予定乗車位置が変更された場合には、変更後の予定乗車位置を、ログインしたSNS2Xに投稿する処理も行う。
メッセージ投稿処理手段15Bは、自機からのメッセージ情報をログインしたSNS2Xに投稿したり、また、SNS2Xが提供するダイレクトメッセージ機能を用いて、目的とする相手先に割当てられた投稿場所にメッセージ情報を投稿したりする処理を行う。ここで相手先の投稿場所は、相手先のメッセージアカウントの投稿場所であり、当該相手先のSNS2X上におけるダイレクトメッセージ情報の記憶領域を意味する。
なお、SNS2Xが提供するダイレクトメッセージ機能は、自己のアカウントからの投稿をフォローしているアカウントの投稿場所に対して、直接にメッセージを投稿することができるものであり、投稿したメッセージは自己と相手先だけが参照できるようにされる。また、メッセージ投稿処理手段15Bを通じて投稿するメッセージ情報は、予め用意されたツアーバス3や運転手等の特徴情報(文言(テキストデータ)や画像データ)、あるいは、運転手等が入力したテキストデータや画像データなどである。
情報参照手段16Bは、SNS2Xに投稿された情報の内、ツアーバス3のアカウントを通じて参照する(フォローする)ようにしている相手先からの投稿を含む投稿ログを参照して、必要な情報を取得する処理を行う。また、情報参照手段16Bは、ツアーバス3のアカウントの投稿場所に対してSNS2Xのダイレクトメッセージ機能を用いて投稿されてきた情報を参照して、必要な情報を取得する処理を行う。
上述もしたように、ツアーバス3のアカウントを通じては、旅行会社のアカウントからの投稿とツアーバス3の各座席のアカウントからの投稿を含む投稿ログを参照できる。このため、情報参照手段16Bは、これら旅行会社のアカウントや各座席のアカウントから投稿された情報を含む投稿ログを参照して、必要な情報を取得する。また、情報参照手段16Bは、旅行会社のアカウントやツアーバス3の各座席のアカウントから、SNS2Xのダイレクトメッセージ機能によりツアーバス3のアカウントの投稿場所に投稿されてきた情報を参照して取得する処理も行う。
表示情報処理手段17Bは、情報参照手段16Bを通じて取得した情報や自機において生成した情報等を表示手段18Bに表示するための情報を形成して、これを表示手段18Bに供給する処理を行う。例えば、予定乗車位置やツアーバス3の現在位置を地図上に示して表示手段18Bに表示するようにしたり、各乗客の予定乗車位置への集合状態を表示手段18Bに表示するようにしたりする。また、表示情報処理手段17Bは、各座席のアカウントからのメッセージ情報や旅行会社からのアカウントからのメッセージ情報を表示手段18に表示する処理をも行う。表示手段18Bは、表示情報処理手段17Bによって形成された表示情報を表示する。
このように、バス端末装置1Bは、SNS2Xを通じて、各座席のアカウントが設定された乗客端末装置1U1、1U2、1U3、…や旅行会社のアカウントが設定された旅行会社端末装置1Kとの間で位置情報やメッセージ情報の投稿と投稿ログの参照とを行う。そして、バス端末装置1Bは、必要な情報を自機の表示手段に表示する。
一方、乗客端末装置1U1は、図1の下端側に基本構成をブロック図で示したように、8つの基本的な機能を備える。なお、その他の乗客端末装置1U2、1U3、…もまた、乗客端末装置1U1と同様の構成を有する。このため、以下では、特に区別して示した場合を除き、乗客端末装置1U1、1U2、1U3、…を総称して乗客端末装置1Uという。
乗客端末装置1Uが有する各手段は、基本的には上述したバス端末装置1Bの対応する手段と同様の機能を有する。しかし、保持する情報、投稿したり取得したりする情報等が異なっている部分がある。無線通信手段11Uは、バス端末装置1Bの無線通信手段11Bと同様に、インターネット2等を通じて情報の送受を行う。アカウント保持手段12Uは、SNS2Xにログインするための自機のユーザが座るツアーバス3の座席に割り当てられたアカウントを保持する。
SNS参加処理手段13Uは、アカウント保持手段12Uに保持されている自機のユーザが座る座席のアカウントを用いて、SNS2Xにログインし、当該SNS2Xを通じて情報の投稿や投稿ログの参照を行えるようにする。現在位置投稿処理手段14Uは、刻々と変化する乗客端末装置1Uの現在位置(乗客の現在位置)をログインしたSNS2Xに投稿する処理を行う。メッセージ投稿処理手段15Uは、自機からのメッセージ情報をログインしたSNS2Xに投稿したり、また、SNS2Xが提供するダイレクトメッセージ機能を用いて、目的とする相手先の投稿場所にメッセージ情報を投稿したりする処理を行う。当該メッセージ情報は、乗客が入力したテキストデータや画像データなどである。
情報参照手段16Uは、SNS2Xに投稿された情報の内、自機のユーザが座る座席に割り当てられているアカウントを通じて参照するようにしている相手先からの投稿を含む投稿ログを参照して必要な情報を取得する処理を行う。また、情報参照手段16Uは、自機のユーザが座る座席に割り当てられているアカウントの投稿場所に対してダイレクトメッセージ機能が用いて投稿されてきた情報を参照して、必要な情報を取得する処理を行う。
上述もしたように、ツアーバス3の各座席に割り当てられたアカウントを通じては、ツアーバス3に割り当てられたアカウントからの投稿と旅行会社に割り当てられたアカウントからの投稿を含む投稿ログを参照できる。このため、情報参照手段16Uは、これらツアーバス3のアカウントや旅行会社のアカウントから投稿された情報を含む投稿ログを参照して、必要な情報を取得する。また、情報参照手段16Uは、ツアーバス3のアカウントや旅行会社のアカウントからのダイレクトメッセージ機能により自機のユーザが座る座席に割り当てられているアカウントの投稿場所に投稿されてきた情報を参照して取得する処理も行う。
また、表示情報処理手段17Uは、情報参照手段16Uを通じて取得するバス端末装置1Bから投稿された予定乗車位置やバス端末装置1B(ツアーバス3)の現在位置、また、自機の現在位置を地図上に示して表示部18Uに表示する処理を行う。また、表示情報処理手段17Uは、情報参照手段16Uを通じて取得するバス端末装置1Bや旅行会社端末装置1Kからの種々の情報や自機において生成した情報等を処理して表示部18Uに表示する処理を行う。表示手段18Uは、表示情報処理手段17Uによって形成された表示情報を表示する。
このように、乗客端末装置1Uは、SNS2Xを通じて、ツアーバス3のアカウントが設定されたバス端末装置1Bや旅行会社のアカウントが設定された旅行会社端末装置1Kとの間で位置情報やメッセージ情報の投稿と投稿ログの参照とを行う。そして、乗客端末装置1Uは、必要な情報を自機の表示手段18Uの表示画面に表示する。
また、旅行会社端末装置1Kは、図示しないが、通信手段、アカウント保持手段、SNS参加処理手段、メッセージ投稿処理手段、情報参照手段、表示情報処理手段、表示手段を備える。旅行会社端末装置1Kは、基本的に移動するものではないので、バス端末装置1Bが備える位置情報投稿処理手段や乗客端末装置1Uが備える現在位置投稿処理手段は備えていない。
そして、旅行会社端末装置1Kの通信手段は、インターネット2等を通じて情報の送受を行う。アカウント保持手段は、SNS2Xにログインするために旅行会社に割り当てられたアカウントを保持する。SNS参加処理手段は、アカウント保持手段に保持されている旅行会社用のアカウントを用いて、SNS2Xにログインし、当該SNS2Xを通じて情報の投稿や投稿ログの参照を行えるようにする。
メッセージ投稿処理手段は、自機からのメッセージ情報をログインしたSNS2Xに投稿したり、また、SNS2Xが提供するダイレクトメッセージ機能を用いて、目的とする相手先のメッセージアカウントの投稿場所にメッセージ情報を投稿したりする処理を行う。当該メッセージ情報は、旅行会社の担当者が入力したテキストデータや画像データなどである。情報参照手段は、SNS2Xに投稿された情報の内、旅行会社に割り当てられたアカウントを通じて参照するようにしている相手先から投稿された情報を含む投稿ログを参照して、必要な情報を取得する処理を行う。また、当該情報参照手段は、旅行会社のアカウントの投稿場所に対してダイレクトメッセージ機能を用いて投稿されてきた情報を参照して、必要な情報を取得する処理を行う。
上述もしたように、旅行会社に割り当てられたアカウントを通じては、ツアーバス3のアカウントからの投稿とツアーバス3の各座席のアカウントからの投稿を含む投稿ログを参照できる。このため、当該情報参照手段は、これらツアーバス3のアカウントやツアーバス3の各座席のアカウントから投稿された情報を含む投稿ログを参照して、必要な情報を取得する。また、当該情報参照手段は、ツアーバス3のアカウントやツアーバス3の各座席のアカウントからのダイレクトメッセージ機能により旅行会社のアカウントの投稿場所に投稿されてきた情報を参照して取得する処理も行う。
また、表示情報処理手段は、情報参照手段を通じて取得するバス端末装置1Bから投稿された予定乗車位置やツアーバス3の現在位置、乗客端末装置1U1、1U2、1U3、…から投稿された乗客の現在位置などを、地図上に示して表示部に表示する。また、表示情報処理手段は、情報参照手段を通じて取得するバス端末装置1Bや乗客端末装置1U1、1U2、1U3、…からの種々の情報を処理して表示部に表示する処理をも行う。表示手段は、表示情報処理手段によって形成された表示情報を表示する。
このように、旅行会社端末装置1Kは、SNS2Xを通じて、ツアーバス3の各座席のアカウントが設定された乗客端末装置1U1、1U2、1U3、…やツアーバス3のアカウントが設定されたバス端末装置1Bとの間で位置情報やメッセージ情報の投稿と投稿ログの参照とを行う。そして、旅行会社端末装置1Kは、必要な情報を自機の表示手段に表示する。
そして、この実施の形態の集合位置への誘導システムにおいて、各端末装置1B、1U、1Kは、例えば、ツアーバス3の予定発車時刻(乗客を乗せたツアーバス3が出発する時刻)の1時間前からSNS2Xにログインする。そして、バス端末装置1Bは、予定乗車位置や自機の現在位置をSNS2Xに投稿する処理を開始する。また、バス端末装置1Bは、予定乗車位置と自機の現在位置を地図上に示して表示手段18Bに表示したり、さらには乗客端末装置1Uから投稿された現在位置をSNS2Xの投稿ログを参照することにより取得し、これに応じた乗客の集合状態を表示手段18Bに表示したりする処理を開始する。
一方、乗客端末装置1Uは、バス端末装置1Bから投稿された予定乗車位置やバス端末装置1Bの現在位置をSNS2Xの投稿ログを参照することにより取得し、さらには自機の現在位置を取得して、これらを地図上に示して表示手段18Uに表示する処理を開始する。また、乗客端末装置1Uは、自機の現在位置をSNS2Xに投稿する処理も開始する。また、旅行会社端末装置1Kは、バス端末装置1Bから投稿された予定乗車位置やバス端末装置1Bの現在位置や、乗客端末装置1Uから投稿された乗客の現在位置を、SNS2Xの投稿ログを参照することにより取得し、地図上に示して表示手段に表示する処理を開始する。
これにより、乗客端末装置1Uの表示手段18Uには、ツアーバス3の予定乗車位置やツアーバス3の現在位置、また、自己の現在位置を表示することができる。そして、乗客端末装置1Uのユーザは自己の乗客端末装置1Uの表示手段18Uに表示された情報をみながら、ツアーバス3の乗車予定位置に向かうことができる。すなわち、乗客端末装置1Uのユーザである乗客をツアーバス3の予定乗車位置に適切に誘導することができる。また、バス端末装置1Bは、ユーザの集合状態を確認することができる。また、旅行会社端末装置1Kは、ツアーバス3の予定乗車位置、バス端末装置1Bの現在位置、乗客端末装置1Uのユーザである乗客の現在位置を把握することができる。
なお、位置情報のうち、予定乗車位置はバス端末装置1Bの表示手段18Bに表示される地図を通じて変更することができる。また、位置情報のうち、バス端末装置1Bや乗客端末装置1Uの現在位置は、各端末装置が有するGPS(Global Positioning System)機能を用いて取得することができる。また、バス端末装置1B、乗客端末装置1U、旅行会社端末装置1Kのそれぞれは、インターネット2に接続された地図サーバ4から、目的とするエリア、例えば予定乗車位置を含む所定のエリアの地図情報等を取得することができる。すなわち、図1において、インターネット2に接続された地図サーバ4は、詳細な地図情報を蓄積し、位置情報(緯度、経度)や住所情報によって特定されるエリアの地図情報を抽出し、これをインターネット2を通じて提供することができるものである。
また、バス端末装置1Bと乗客端末装置1U、旅行会社端末装置1Kと乗客端末装置1Uは、SNS2Xを通じて、投稿されたメッセージ情報を含む投稿ログの参照を行うことができる。また、バス端末装置1Bと乗客端末装置1U、旅行会社端末装置1Kと乗客端末装置1Uは、SNS2Xを通じて、ダイレクトメッセージ機能を用いることにより、メッセージ情報を目的とする相手先に対してのみ投稿することができる。
これにより、バス端末装置1Bからツアーバス3や運転手等の特徴を示すテキストデータや画像データを投稿して、ツアーバス3に乗車予定の乗客に対して、自分が乗車するツアーバス3を見つけるための手がかりを提供することができる。また、乗客端末装置1Uのユーザは、例えば、「電車の遅延で到着が遅れるので、3分程度待って欲しい。」といった緊急連絡を投稿して、ツアーバス3や旅行会社に通知することもできる。また、乗客端末装置1Uのユーザは、「ツアーバス3が見つからないので、クラクションを鳴らして欲しい。」といったメッセージ情報をツアーバス3のアカウントの投稿場所にダイレクトメッセージ機能を用いて投稿し、クラクションを鳴らしてもらうなどのことができる。もちろん、ツアーバス3の運転手や旅行会社の担当者は、自己の端末装置1B、1Kを通じて、ツアーバス3に乗車予定の乗客に対してメッセージ情報を投稿することもできる。このように、この実施の形態の集合位置への誘導システムの場合には、乗客端末装置1Uを用いる各乗客と、バス端末装置1Bを用いるバス運転手と、旅行会社の担当者とは、相互に直接に情報を交換する(情報の伝達を行う)手段を有する。
以下においては、バス端末装置1B、乗客端末装置1Uの具体的な構成例を説明した後に、バス端末装置1Bと乗客端末装置1Uとのそれぞれにおいて行われる処理について説明する。また、バス端末装置1Bと乗客端末装置1Uとは、基本的な構成は同じであるので、構成に関する説明については、バス端末装置1Bと乗客端末装置1Uとを総称して端末装置1という。なお、旅行会社端末装置1Kは、自機の位置情報を投稿しない点を除き、バス端末装置1Bと乗客端末装置1Uとを合わせた機能を有するものである。このため、旅行会社端末装置1Kの構成についての詳細説明は重複するので省略する。
[端末装置1(バス端末装置1B、乗客端末装置1U)の構成例]
図4は、この実施の形態の端末装置1(バス端末装置1B、乗客端末装置1U)の構成例を説明するためのブロック図である。図4に示すように、この実施の形態の端末装置1は、携帯電話網やインターネットなどの広域ネットワークを通じて通信を行う部分として、送受信アンテナ101、無線通信部102、受話器(スピーカ)103、送話器(マイクロホン)104を備える。また、端末装置1は、ユーザインターフェースとしての機能を実現する部分として、キー操作部111、表示制御部112、表示部113、タッチパネル114を備える。また、端末装置1は、制御部120、時間制御部130、カメラ部140、GPS部151、GPSアンテナ152を備える。
図4は、この実施の形態の端末装置1(バス端末装置1B、乗客端末装置1U)の構成例を説明するためのブロック図である。図4に示すように、この実施の形態の端末装置1は、携帯電話網やインターネットなどの広域ネットワークを通じて通信を行う部分として、送受信アンテナ101、無線通信部102、受話器(スピーカ)103、送話器(マイクロホン)104を備える。また、端末装置1は、ユーザインターフェースとしての機能を実現する部分として、キー操作部111、表示制御部112、表示部113、タッチパネル114を備える。また、端末装置1は、制御部120、時間制御部130、カメラ部140、GPS部151、GPSアンテナ152を備える。
そして、端末装置1は、集合位置への誘導機能を実現する主要部として、SNS参加処理部161、位置情報投稿処理部162、メッセージ投稿処理部163、情報参照部164、表示情報処理部165を備える。なお、図4において、図1に示したバス端末装置1B、乗客端末装置1Uが有する各手段の機能を実現する部分には、当該部分の参照符号の下側に各手段に付した参照符号と同じ参照符号を括弧内に記載して示している。
[端末装置1の基本的な機能部分の概略説明]
制御部120は、端末装置1の各部を制御するものであり、CPU121、ROM1222、RAM123、不揮発性メモリ124が、CPUバス125を通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。不揮発性メモリ124は、内蔵された又は着脱可能にされたものであり、種々のアプリケーションプログラム等の他、SNS2Xにログインする場合に必要となるアカウントを保持する。キー操作部111は、電源のオン/オフキーや幾つかのファンクションキーが設けられ、ユーザからの操作入力を受け付ける。表示制御部112と表示部113とは、種々の画像や表示メッセージなどの表示情報を表示するためのものである。
制御部120は、端末装置1の各部を制御するものであり、CPU121、ROM1222、RAM123、不揮発性メモリ124が、CPUバス125を通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。不揮発性メモリ124は、内蔵された又は着脱可能にされたものであり、種々のアプリケーションプログラム等の他、SNS2Xにログインする場合に必要となるアカウントを保持する。キー操作部111は、電源のオン/オフキーや幾つかのファンクションキーが設けられ、ユーザからの操作入力を受け付ける。表示制御部112と表示部113とは、種々の画像や表示メッセージなどの表示情報を表示するためのものである。
また、タッチパネル114は、表示部113の表示画面に貼付され、ユーザの指等の指示体による接触位置(接触座標)を検出し、これを制御部120に通知するものである。したがって、タッチパネル114は、制御部120によって表示位置が制御される表示部113の表示画面に表示される表示情報と共に入力インターフェースを構成する。時間制御部130は、現在年月日、現在曜日、現在時刻を提供する。カメラ部140は、例えば、ツアーバスや運転手等、あるいは乗客を撮影し、その画像データを取得する場合などにおいて用いられる。GPS部151及びGPS受信アンテナ152は、自機の現在位置を測位するためのものである。
[集合場所への誘導機能を実現する主要部分の説明]
SNS参加処理部161は、不揮発性メモリ124に保持されているSNS2Xについてのアカウント及びパスワードを用い、制御部120及び無線通信部102を通じてSNS2Xにログインし、SNS2Xを通じて情報の投稿、投稿ログの参照を行えるようにする。位置情報投稿処理部162は、予定乗車位置や現在位置などの位置情報を、制御部120及び無線通信部102を通じてログインしたSNS2Xに投稿する処理を行う。メッセージ投稿処理部163は、制御部120及び無線通信部102を通じて、ログインしたSNS2Xにメッセージ情報を投稿したり、ダイレクトメッセージ機能を用いてメッセージ情報を目的とする相手先の投稿場所に投稿したりする処理を行う。
SNS参加処理部161は、不揮発性メモリ124に保持されているSNS2Xについてのアカウント及びパスワードを用い、制御部120及び無線通信部102を通じてSNS2Xにログインし、SNS2Xを通じて情報の投稿、投稿ログの参照を行えるようにする。位置情報投稿処理部162は、予定乗車位置や現在位置などの位置情報を、制御部120及び無線通信部102を通じてログインしたSNS2Xに投稿する処理を行う。メッセージ投稿処理部163は、制御部120及び無線通信部102を通じて、ログインしたSNS2Xにメッセージ情報を投稿したり、ダイレクトメッセージ機能を用いてメッセージ情報を目的とする相手先の投稿場所に投稿したりする処理を行う。
情報参照部164は、SNS2Xにおける投稿ログを参照し、SNS2Xにおいて参照する(フォローする)ようにしているアカウントから投稿された位置情報やメッセージ情報を取得し、これをRAM123等の所定のメモリに格納する処理を行う。また、情報参照部164は、SNS2Xにおいて自機のアカウントの投稿場所に対して、ダイレクトメッセージ機能が用いられて投稿されてきているメッセージ情報を参照して取得し、これをRAM123等の所定のメモリに格納する処理を行う。
表示情報処理部165は、情報参照取得部164を通じて取得した位置情報やGPS部151を通じて取得した現在位置に応じた位置を地図上に示した表示情報を形成し、これを制御部120及び表示制御部112を通じて表示部113に表示する処理を行う。また、表示情報処理部165は、情報参照取得部164を通じて取得したメッセージ情報を、制御部120及び表示制御部112を通じて表示部113に表示する処理を行う。
なお、旅行会社端末装置1Kも、基本的には、図3に示した端末装置1と同様に構成される。しかし、旅行会社端末装置1Kの場合には、位置情報投稿処理部162、カメラ部140、GPS部151、GPSアンテナ152などは必要のないものである。また、旅行会社端末装置1Kがパーソナルコンピュータである場合には、送受信アンテナ101、無線通信部102は、インターネット2などの広域ネットワークに有線接続される通信I/Fとなる場合がある。
そして、図4を用いて上述した構成を有する端末装置1が、まず、自機のSNS2Xにログインするためのアカウント情報等の設定処理を行うことによって、集合位置への誘導機能を実現するための準備を整える。その後に、端末装置1は、集合場所への誘導処理を実行することによって、予定乗車位置(集合位置)が確定しつつある段階から、最終的に確定した乗車位置(確定した集合位置)に、乗客のそれぞれを適切に誘導する。以下、端末装置1で行われるアカウント情報等の設定処理と集合位置への誘導処理について、バス端末装置1Bで行われる処理と、乗客端末装置1Uで行われる処理とに分けて具体的に説明する。
[アカウント情報等の設定]
次に、バス端末装置1Bと乗客端末装置1Uとのそれぞれにおいて行われるアカウント情報等の設定処理について説明する。
次に、バス端末装置1Bと乗客端末装置1Uとのそれぞれにおいて行われるアカウント情報等の設定処理について説明する。
[バス端末装置1Bにおけるアカウント情報等の設定処理]
図5は、ツアーバス3の乗車する運転手等が用いるバス端末装置1Bにおいて実行されるアカウント情報等の設定処理を説明するためのフローチャートである。バス端末装置1Bの制御部120は、タッチパネル114やキー操作部111を通じて、アカウント情報等の設定処理を行うための所定の操作入力を受け付けると、図5に示す処理を実行する。このように、制御部120は、アプリケーション実行部としての機能を有する。
図5は、ツアーバス3の乗車する運転手等が用いるバス端末装置1Bにおいて実行されるアカウント情報等の設定処理を説明するためのフローチャートである。バス端末装置1Bの制御部120は、タッチパネル114やキー操作部111を通じて、アカウント情報等の設定処理を行うための所定の操作入力を受け付けると、図5に示す処理を実行する。このように、制御部120は、アプリケーション実行部としての機能を有する。
また、当該所定の操作入力は、例えば、当該処理に対応付けられたアイコンやメニュー項目等を選択するものである。なお、図5に示すフローチャートの処理を実行するためのアプリケーションプログラムは、事前にバス端末装置1Bの不揮発性メモリ124に用意されている。当該アプリケーションプログラムは、旅行会社の所定のサイトからダウンロードしたり、旅行会社から電子メールによって送信されてきたりしたものである。
そして、バス端末装置1Bの制御部120は、まず、ツアーバス3に対して割り当てられたアカウント情報を自機に設定する処理を実行する(ステップS101)。ステップS101では、例えば、旅行会社の所定のサイトにアクセスし、当該サイトから図2を用いて説明したアカウント管理表のツアーバス3に割り当てられているアカウント及びパスワードをダウンロードしてきて、不揮発性メモリ124に格納する処理を行う。なお、この場合、事前に決められて旅行会社から通知されたパスワード等を用いることによりアカウント情報のダウンロードが可能になる。これにより、複数のツアーバスについてのアカウント管理表が存在する場合であっても、確実に自車(ツアーバス3)に割り当てられたアカウント情報をダウンロードすることができる。
その他、自機宛ての電子メールアドレスに送信されてきているアカウント情報を受信して登録する態様とすることもできる。また、バス会社の事務所のパーソナルコンピュータに格納されているアカウント情報を、図1、図4には図示しなかったがバス端末装置1Bのデジタルインターフェースを通じて取得して登録する態様としたりすることもできる。また、バス端末装置1Bの運転手等のユーザが、旅行会社から連絡を受けたツアーバス3に割り当てられたアカウント情報を、タッチパネル114を通じて入力して設定することもできる。いずれの態様とするかは、図4に示したアカウント情報の設定処理を行うプログラムの開発段階において選択される。
ステップS101の処理の後、予定乗車位置、予定発車時刻、バスや運転手等の特徴情報の登録を行う(ステップS102)。具体的に、予定乗車位置は、予定乗車位置近傍の地図情報を所定の地図サーバから取得し、これを表示部113に表示して、その表示した地図を通じて指示することにより入力することができる。これにより、例えば路肩などの住所により特定できない位置でも予定乗車位置として明確に示すことができる。また、予定発車時刻は、タッチパネル114を通じて入力することができる。また、バスや運転手等の特徴情報の内、文言(テキストデータ)は、タッチパネル114を通じて入力することができ、また、画像データは、カメラ部140を通じてバスや運転手等を撮影することにより入力することができる。ステップS102で入力された情報は、不揮発性メモリ124の所定の記憶エリアに登録(記録)される。
この後、不揮発性メモリ124に格納したアカウント情報や予定乗車位置、予定発車時刻、バスや運転手等の特徴情報を表示部113に表示し、ユーザからの確認入力を受け付ける(ステップS103)。そして、制御部120は、確認入力は「OK」か否かを判別し(ステップS104)、「OK」でないと判別したと時には、ステップS101からの処理を繰り返し、アカウント情報の自機への設定や必要情報の自機への登録をやり直すことができる。また、ステップS104の判別処理において、確認入力が「OK」であると判別したときには、この図5に示す処理を終了する。このようにして、バス端末装置1Bの不揮発性メモリ124に、アカウント情報等の必要な情報が設定、登録される。
[乗客端末装置1Uにおけるアカウント情報等の設定処理]
図6は、ツアーバス3に乗車予定の乗客が用いる乗客端末装置1Uにおいて実行されるアカウント情報等の設定処理を説明するためのフローチャートである。図6に示す処理は、図5を用いて示した処理の場合と同様にして、乗客端末装置1Uの制御部120において実行される。この図6に示すフローチャートの処理を実行するためのアプリケーションプログラムもまた、事前に乗客端末装置1Uの不揮発性メモリ124に用意されている。
図6は、ツアーバス3に乗車予定の乗客が用いる乗客端末装置1Uにおいて実行されるアカウント情報等の設定処理を説明するためのフローチャートである。図6に示す処理は、図5を用いて示した処理の場合と同様にして、乗客端末装置1Uの制御部120において実行される。この図6に示すフローチャートの処理を実行するためのアプリケーションプログラムもまた、事前に乗客端末装置1Uの不揮発性メモリ124に用意されている。
そして、乗客端末装置1Uの制御部120は、まず、当該乗客が座る座席に割り当てられているアカウント情報を自機に設定する処理を実行する(ステップS201)。このステップS201の処理は、図5に示したステップS101と同様にして行われる。すなわち、旅行会社の所定のサイトにアクセスし、当該サイトから図2を用いて説明したアカウント管理表の当該乗客が座る座席に割り当てられているアカウント及びパスワードをダウンロードしてきて、不揮発性メモリ124に格納する処理を行う。なお、ステップS201において行われるアカウント情報等の設定処理は、バス端末装置1Bの場合と同様に種々の態様とすることができる。しかし、いずれの態様とするかは、図5に示したアカウント情報の設定処理を行うプログラムの開発段階において選択される。
そして、ステップS201の処理の後、予定発車時刻の登録処理を行う(ステップS202)。例えば、ステップS201においてアクセスした旅行会社のサイトから自分が乗車するツアーバス3の予定発車時刻をダウンロードしてきて、不揮発性メモリ124に登録することができる。また、予定発車時刻は、タッチパネル114を通じて入力することもできる。当該予定発車時刻は、例えば、後述する集合位置への誘導処理の実行タイミングを検知するために利用することができる。
この後、制御部120は、不揮発性メモリ124に格納したアカウント情報や予定発車時刻を表示部113に表示し、ユーザからの確認入力を受け付ける(ステップS203)。そして、制御部120は、確認入力は「OK」か否かを判別し(ステップS204)、「OK」でないと判別したと時には、ステップS201からの処理を繰り返す。これにより、当該アカウント情報の設定処理をやり直すことができる。また、ステップS204の判別処理において、確認入力は「OK」であると判別したときには、この図6に示す処理を終了する。このようにして、乗客端末装置1Uの不揮発性メモリ124に、必要な情報が設定、登録される。
[集合場所への誘導処理]
次に、ツアーバス3の運転手等が用いるバス端末装置1Bとツアーバス3の乗客が用いる乗客端末装置1Uとのそれぞれにおいて行われる集合場所への誘導処理について説明する。
次に、ツアーバス3の運転手等が用いるバス端末装置1Bとツアーバス3の乗客が用いる乗客端末装置1Uとのそれぞれにおいて行われる集合場所への誘導処理について説明する。
[バス端末装置1Bにおける集合場所への誘導処理]
図7、図8は、バス端末装置1Bにおいて実行される集合場所への誘導処理を説明するためのフローチャートである。また、図9は、当該処理において、バス端末装置1Bの表示部113に表示される表示画面の例について説明するための図である。この図7、図8に示す処理もまた、バス端末装置1Bの制御部120が、タッチパネル114やキー操作部111を通じて集合場所への誘導処理を行うための所定の操作入力を受け付けた場合に実行する。また、図7、図8に示すフローチャートの処理を実行するためのアプリケーションプログラムは、図5に示した処理を実行するプログラムに場合と同様に、事前にバス端末装置1Bの不揮発性メモリ124に用意される。
図7、図8は、バス端末装置1Bにおいて実行される集合場所への誘導処理を説明するためのフローチャートである。また、図9は、当該処理において、バス端末装置1Bの表示部113に表示される表示画面の例について説明するための図である。この図7、図8に示す処理もまた、バス端末装置1Bの制御部120が、タッチパネル114やキー操作部111を通じて集合場所への誘導処理を行うための所定の操作入力を受け付けた場合に実行する。また、図7、図8に示すフローチャートの処理を実行するためのアプリケーションプログラムは、図5に示した処理を実行するプログラムに場合と同様に、事前にバス端末装置1Bの不揮発性メモリ124に用意される。
また、ここでは、手動操作により、図7、図8に示す処理を実行するものとしたが、事前に所定の操作を行っておくことにより、図5に示したステップS102において登録した予定発車時刻の例えば1時間前の時点の到来を時間制御部130が提供する現在時刻に基づいて検出した場合に、図7、図8に示す処理を実行する態様とすることもできる。
そして、バス端末装置1Bの制御部120は、まず、不揮発性メモリ124のツアーバス3に割り当てられたデータアカウント用いてSNS2Xにログインし、図5に示した処理で登録した現時点における予定乗車位置を投稿する(ステップS301)。すなわち、ステップS301において制御部120は、SNS参加処理部161を制御し、不揮発性メモリ124に保持しているツアーバス3のデータアカウント及びパスワードを用いて、SNS2Xにログインする処理を行う。この後、制御部120は、位置情報投稿処理部162を制御して、図3を用いて説明したデータ通信グループ(データ通信コミュニティ)に予定乗車位置(緯度、経度)を投稿する。
これにより、当該予定乗車位置(経度、緯度)は、ツアーバス3のデータアカウントを参照する(フォローする)ようにしているデータアカウントの投稿ログに載るようにされる。したがって、ツアーバス3の各座席に割り当てられたデータアカウントや旅行会社に割り当てられたデータアカウントを用いてSNS2Xにログインし、投稿ログを参照することにより、当該予定乗車位置(経度、緯度)を取得できるようになる。
次に、制御部120は、不揮発性メモリ124のツアーバス3に割り当てられたメッセージアカウント用いてSNS2Xにログインし、図5に示した処理で登録したバスや運転手等の特徴情報を投稿する(ステップS302)。すなわち、ステップS302において制御部120は、SNS参加処理部161を制御し、不揮発性メモリ124に保持しているツアーバス3のメッセージアカウント及びパスワードを用いて、SNS2Xにログインする処理を行う。この後、制御部120は、メッセージ投稿処理部163を制御して、図3を用いて説明したメッセージ通信グループ(メッセージ通信コミュニティ)にバスや運転手等の特徴情報を投稿する。
これにより、当該バスや運転手等の特徴情報は、ツアーバス3のメッセージアカウントを参照する(フォローする)ようにしているメッセージアカウントの投稿ログに載るようにされる。したがって、ツアーバス3の各座席に割り当てられたメッセージアカウントや旅行会社に割り当てられたメッセージアカウントを用いてSNS2Xにログインし、投稿ログを参照することにより、当該バスや運転手等の特徴情報を取得することができるようになる。
この後、制御部120は、位置情報投稿処理部162を制御して、所定周期でGPS部151を通じて取得する自機の現在位置(緯度、経度)を、SNS2X内のデータ通信グループに投稿する処理を開始する(ステップS303)。すなわち、所定周期、例えば1分毎に、バス端末装置1Bの現在位置(ツアーバス3の現在位置)を、SNS2X内のデータ通信グループに投稿する処理が開始される。
これにより、当該バス端末装置1Bの現在位置(経度、緯度)は、ツアーバス3のデータアカウントを参照する(フォローする)ようにしているデータアカウントの投稿ログに載るようにされる。したがって、ツアーバス3の各座席に割り当てられたデータアカウントや旅行会社に割り当てられたデータアカウントを用いてSNS2Xにログインし、投稿ログを参照することにより、当該バス端末装置1Bの現在位置(経度、緯度)を、取得することができるようになる。
そして、制御部120は、情報参照部164を制御して、SNS2Xのデータ通信グループの投稿ログを参照し、SNS2X内のデータ通信グループに投稿された各乗客端末装置1Uからの現在位置を取得する(ステップS304)。図2を用いて説明したように、ツアーバス3に割り当てられたデータアカウントを通じては、ツアーバス3の各座席に割り当てられたデータアカウントと旅行会社に割り当てられたデータアカウントからの投稿を投稿ログに載せて参照することができるように設定されている。このため、情報参照部164を通じて、SNS2X内のデータ通信グループに投稿された各乗客端末装置1Uからの現在位置を含む投稿ログを参照し、各乗客端末装置1Uからの現在位置が取得できる。
次に、制御部120は、表示情報処理部165を制御し、予定乗車位置と自機の現在位置を地図上に示した情報と、各乗客の集合状態を示す情報とを表示部113に表示する処理を行う(ステップS305)。図9Aは、ステップS305において表示部113に表示される表示画面の例を示している。図9Aに示すように、ステップS305においては、地図上に現時点における予定乗車位置を黒星印YPで示すと共に、ツアーバス3の現在位置を黒四角印TBで示している。そして、図9Aの地図表示の下側に、現在位置から予定乗車位置までの距離と、予定乗車位置への到着予定時刻と、乗客の集合率とを表示している。
地図情報は、上述もしたように、インターネット2上の地図サーバ4から取得したものである。また、現在位置から予定乗車位置までの距離は、地図上において、現在位置から予定乗車位置までの最短経路を通った場合の距離である。また、予定乗車位置への到着予定時刻は、当該最短経路を通った場合にかかる時間に応じたものであり、通過する交差点での信号待ち時間なども考慮して求められたものである。また、乗客の集合率は、例えば、「予定乗車位置を中心にした半径25m以内の乗客数÷予定乗客数」という計算式により求められる。なお、予定乗車位置を中心にした半径25m以内の乗客数は、予定乗車位置と各乗客の現在位置とに基づいて把握できる。
なお、図9Aには示さなかったが、各乗客端末装置1Uの現在位置を例えば小さな黒丸印などを用いて、地図上に表示することもできる。この場合には、実際にどの程度の乗客が予定乗車位置の近傍に集まっているのかを視覚を通じて明確に把握することができる。また、表示された地図が示すエリアにまだ到達していない乗客の一覧リストを表示するなどのことも可能である。
次に、制御部120は、タッチパネル114を通じて運転手等からの操作入力を受け付ける(ステップS306)。この実施の形態においては、図9Aに示したように、ステップS305で表示部113に表示される表示画面の下端側には、「変更」ボタン、「投稿」ボタン、「参照」ボタン、「終了」ボタンが設けられ、これらの操作ボタンに対する操作入力を受け付ける。
ここで、「変更」ボタンは、予定乗車位置を変更する場合に、また、「投稿」ボタンは、自機からメッセージを形成して投稿する場合に、また、「参照」ボタンは、SNS2Xのメッセージ通信グループの投稿ログを参照する場合に用いられる。「終了」ボタンは、図7、図8に示した集合場所への誘導処理を終了させる場合に用いられる。
そして、制御部120は、図8のステップS307の処理に進み、「変更」ボタン操作を受け付けたか否かを判別する(ステップS307)。ステップS307の判別処理において、「変更」ボタン操作を受け付けたと判別したとする。この場合、制御部120は、タッチパネル114を通じて予定乗車位置の変更入力を受け付け、変更後の予定乗車位置をSNS2X内のデータ通信グループに投稿する(ステップS308)。これにより、当該変更後の予定乗車位置(経度、緯度)は、ツアーバス3のデータアカウントを参照する(フォローする)ようにしているデータアカウントの投稿ログに載るようにされる。
具体的に、ステップS308では、運転手等は、例えば、図9Aに示したように表示される地図を用い、当該地図上の新たな予定乗車位置に対応するタッチパネル114上の位置をタッチ(指示)する入力操作を行う。そして、制御部120は、新たな予定乗車位置の緯度、経度を地図情報に基づいて特定し、位置情報投稿処理部162を制御して、当該新たな予定乗車位置をSNS2X内のデータ通信グループに投稿する。このステップS308の処理の後、制御部120は、図7に示したステップS304からの処理を繰り返す。
また、ステップS307の判別処理において、「変更」ボタン操作を受け付けていないと判別したときには、制御部120は、「投稿」ボタン操作を受け付けたか否かを判別する(ステップS309)。ステップS309の判別処理において、「投稿」ボタン操作を受け付けたと判別したとする。この場合、制御部120は、タッチパネル114等を通じてメッセージ情報の入力を受け付け、受け付けたメッセージ情報を、メッセージ投稿処理部163を制御して投稿する処理を行う(ステップS310)。
図9Bは、ステップS310において表示部113に表示するメッセージ作成・投稿画面の例を示している。図9Bに示すように、当該メッセージ作成・投稿画面においては、投稿先の指定欄と、メッセージの入力欄と、メッセージを入力するためのソフトウェアキーボードKBが設けられている。投稿先の指定欄では、全乗客と旅行会社の両方、特定の乗客、旅行会社の3つの内のいずれかを指定できる。すなわち、バス端末装置1Bのメッセージアカウントは、全乗客と旅行会社からフォローされているので、全乗客と旅行会社にメッセージを提供する場合には、SNS2Xに対して通常の投稿を行うことになる。これに対して、特定の乗客にだけメッセージを投稿したり、旅行会社に対してだけメッセージを投稿したりする場合には、SNS2Xが提供するダイレクトメッセージ機能により、それらに対して割り当てられている投稿場所に投稿することになる。なお、投稿先としての「特定の乗客」は、当該特定の乗客からのメッセージ情報に応答する場合などに用いられる。
そして、メッセージ作成・投稿画面の下端側に設けられている「OK」ボタンが操作されるまで、入力情報の変更を行うことができ「OK」ボタンが操作されたときには、入力メッセージのSNS2Xのメッセージ通信グループへの投稿を行う。また、「キャンセル」ボタンが操作されたときには、メッセージ情報の投稿は行わず、ステップS310の処理を抜ける。ステップS310の処理の後においては、制御部120は、図7に示したステップS304からの処理を繰り返す。
そして、ステップS310において、投稿先が「全乗客と旅行会社の両方」であるときには、メッセージ投稿処理部163がメッセージ通信グループにメッセージ情報を投稿する。また、投稿先が「特定の乗客」や「旅行会社」であるときには、メッセージ投稿処理部163が、指示された特定の乗客が座るツアーバス3の座席に割り当てられているメッセージアカウントの投稿場所や旅行会社のメッセージアカウントの投稿場所に対してダイレクトメッセージ機能を用いてメッセージ情報を投稿する処理を行う。
なお、ステップS310においては、種々のテキストデータや画像データを目的とする相手先に投稿することができる。例えば、「定刻通りのメッセージ」、「遅延メッセージ」、「乗車位置変更メッセージ」、「悪天候時の一時待合場所指示」、「変更バス画像」、「発車位置近辺画像」、その他必要なテキストデータや画像データを入力したり取得したりして投稿したり、ダイレクトメッセージ機能を用いて相手先に投稿したりすることができる。なお、「変更バス画像」は、ツアーバスの故障等によりツアーバスが変更された場合の変更後のバス画像を意味する。
また、ステップS309の判別処理において、「投稿」ボタン操作を受け付けていないと判別したときには、制御部120は、「参照」ボタン操作を受け付けたか否かを判別する(ステップS311)。ステップS311の判別処理において、「参照」ボタン操作を受け付けたと判別したとする。この場合、制御部120は、表示情報処理部165、メッセージ投稿処理部163を制御して、SNS2Xのメッセージ通信グループにおける投稿ログを表示部113に表示する処理と、相手先へのメッセージ情報を、ダイレクトメッセージ機能を用いて投稿する処理を行う(ステップS312)。
図9Cは、ステップS312において表示部113に表示されて用いられる投稿ログの表示画面の例を示している。図9Cに示すように、当該投稿ログの表示画面は、メッセージ通信グループに投稿されたメッセージ情報が時系列順に表示され、当該画面の下端側には、「投稿」ボタンと「OK」ボタンとが設けられている。「投稿」ボタンは、投稿ログに表示されたメッセージ情報の投稿元に対して、応答をしなければならない場合に操作されるものである。そして、「投稿」ボタンが操作された場合には、制御部120は、ステップS310の処理の場合と同様に、図9Bに示したメッセージ作成・投稿画面を通じたメッセージ情報の入力処理と、入力されたメッセージ情報を目的とする相手先へダイレクトメッセージ機能を用いて投稿する処理を行う。
なお、この実施の形態においては、図9Cに示した投稿ログの表示画面において、「OK」ボタンが操作されるまで、投稿ログの表示処理とメッセージ情報を投稿する処理とを繰り返すことができる。これにより、ダイレクトメッセージ機能を用いて複数の相手先へメッセージ情報を投稿する処理を連続して行うことができる。そして、図9Cに示した投稿ログの表示画面において、「OK」ボタンが操作され、ステップS312の処理が終わると、制御部120は、図7に示したステップS304からの処理を繰り返す。
また、ステップS311の判別処理において、「参照」ボタン操作を受け付けていないと判別したときには、制御部120は、「終了」ボタン操作を受け付けたか否かを判別する(ステップS313)。ステップS313の判別処理において、「終了」ボタン操作を受け付けていないと判別したときには、制御部120は、図7に示したステップS304からの処理を繰り返す。ステップS313の判別処理において、「終了」ボタン操作を受け付けたと判別したときには、制御部120は、SNS2X内のデータ通信グループとメッセージ通信グループからログアウトしたり、表示部113の表示を通常の表示に戻したりする所定の終了処理を行って(ステップS314)、この図7、図8に示す処理を終了する。
このように、バス端末装置1Bは、最初に設定された予定乗車位置だけでなく、その後予定乗車位置が変更された場合には、変更後の予定乗車位置を変更の都度、SNS2Xのデータ通信グループに投稿する。また、バス端末装置1Bは、バス端末装置1Bの現在位置を所定周期で、SNS2Xのデータ通信グループに投稿する。これにより、乗客端末装置1Uや旅行会社端末装置1Kは、SNS2Xの当該データ通信グループの投稿ログを参照することにより、ツアーバス3の予定乗車位置やバス端末装置1B(ツアーバス3)の現在位置を取得できるようになる。また、バス端末装置1Bは、SNS2Xの当該データ通信グループの投稿ログを参照することにより、乗客端末装置1Uからの現在位置情報を取得し、乗客の集合状態を把握できる。
また、バス端末装置1Bは、SNS2Xのメッセージ通信グループを通じて、乗客端末装置1Uや旅行会社端末装置1Kとの間において、メッセージ情報を投稿したり、投稿されたメッセージ情報が載せられた投稿ログを参照したりすることができる。また、バス端末装置1Bは、SNS2Xのメッセージ通信グループを通じて、乗客端末装置1Uや旅行会社端末装置1Kとの間において、ダイレクトメッセージ機能を用いて、メッセージ情報を投稿するようにしたり、投稿されてきたメッセージ情報を参照したりすることができる。これにより、種々のメッセージ情報をほぼリアルタイムにやり取りすることができ、必要な対応を迅速に取ることができる。そして、位置情報やメッセージ情報のやり取りは、全てSNS2X内において、ほぼリアルタイムに行うことができ、通信コストがかさむこともない。
[乗客端末装置1Uにおける集合場所への誘導処理]
図10、図11は、乗客端末装置1Uにおいて実行される集合場所への誘導処理を説明するためのフローチャートである。また、図12は、当該処理において、乗客端末装置1Uの表示部113に表示される表示画面の例について説明するための図である。図10、図11に示す処理もまた、図5等を用いて説明した処理の場合と同様に、乗客端末装置1Uの制御部120が、タッチパネル114やキー操作部111を通じて、集合場所への誘導処理を行うための所定の操作入力を受け付けた場合に実行する。また、図10、図11に示すフローチャートの処理を実行するためのアプリケーションプログラムは、図5等に示した処理を実行するアプリケーションプログラムに場合と同様に、事前に乗客端末装置1Uの不揮発性メモリ124に用意される。
図10、図11は、乗客端末装置1Uにおいて実行される集合場所への誘導処理を説明するためのフローチャートである。また、図12は、当該処理において、乗客端末装置1Uの表示部113に表示される表示画面の例について説明するための図である。図10、図11に示す処理もまた、図5等を用いて説明した処理の場合と同様に、乗客端末装置1Uの制御部120が、タッチパネル114やキー操作部111を通じて、集合場所への誘導処理を行うための所定の操作入力を受け付けた場合に実行する。また、図10、図11に示すフローチャートの処理を実行するためのアプリケーションプログラムは、図5等に示した処理を実行するアプリケーションプログラムに場合と同様に、事前に乗客端末装置1Uの不揮発性メモリ124に用意される。
また、ここでは、図7、図8を用いて説明した処理の場合と同様に、手動操作により、図10、図11に示す処理を実行するものとした。しかし、事前に所定の操作を行うことにより、図6に示したステップS202において登録した予定発車時刻の例えば1時間前の時点の到来を時間制御部130が提供する現在時刻に基づいて検出した場合に、図10、図11に示す処理を実行する態様とすることもできる。
そして、乗客端末装置1Uで実行される図10、図11に示す処理は、予定乗車位置の最初の通知や変更通知、また、バスや運転手等の特徴情報の通知を行わない点を除いて、図7、図8を用いて説明したバス端末装置1Bで行われる処理と同様の処理となる。以下、乗客端末装置1Uにおいて行われる集合位置への誘導処理について具体的に説明する。
図10、図11に示す処理を実行した乗客端末装置1Uの制御部120は、まず、不揮発性メモリ124の当該乗客が座る座席に割り当てられたデータアカウント用いてSNS2Xにログインし、自機の現在位置を投稿する処理を開始する(ステップS401)。すなわち、ステップS401において制御部120は、SNS参加処理部161を制御し、不揮発性メモリ124に保持している自機のユーザである当該乗客が座る座席のデータアカウント及びパスワードを用いて、SNS2Xにログインする処理を行う。この後、ステップS401において、制御部120は、位置情報投稿処理部162を制御し、所定周期(例えば1分毎)でGPS部151を通じて取得する現在位置(緯度、経度)を、図3を用いて説明したSNS2X内のデータ通信グループに投稿する処理を開始する。
これにより、当該現在位置(経度、緯度)は、ツアーバス3の各座席に割り当てられたデータアカウントを参照する(フォローする)ようにしているデータアカウントの投稿ログに載るようにされる。したがって、ツアーバス3に割り当てられたデータアカウントや旅行会社に割り当てられたデータアカウントを用いてSNS2Xにログインし、投稿ログを参照することにより、ツアーバス3の各座席に割り当てられたデータアカウントからの現在位置(経度、緯度)を取得できるようになる。
次に、制御部120は、不揮発性メモリ124の当該乗客が座る座席に割り当てられたメッセージアカウント用いてSNS2Xにログインし、図3を用いて説明したメッセージ通信グループを通じてメッセージ情報を投稿したり、メッセージ情報が載せられた投稿ログを参照したりできる環境を整える(ステップS402)そして、制御部120は、情報参照部164を制御して、SNS2X内のデータ通信グループに投稿されたバス端末装置1Bからの予定乗車位置や現在位置が載った投稿ログを参照し、それらの情報を取得する(ステップS403)。図2を用いて説明したように、各乗客が座るツアーバス3の各座席に割り当てられたデータアカウントを通じては、ツアーバス3に割り当てられたデータアカウントと旅行会社に割り当てられたデータアカウントからの情報を参照する(フォローする)ように設定されている。このため、情報参照部164を通じて、SNS2X内のデータ通信グループの投稿ログを参照することにより、バス端末装置1Bからの予定乗車位置やバス端末装置1Bの現在位置が取得できる。
次に、制御部120は、表示情報処理部165を制御し、予定乗車位置とバス端末装置1Bの現在位置、及び自機の現在位置を地図上に示した情報を表示部113に表示する処理を行う(ステップS404)。図12Aは、ステップS404において表示される表示画面の例を示している。図12Aに示すように、ステップS404においては、地図上に現時点における予定乗車位置を黒星印YPで示すと共に、ツアーバス3の現在位置を黒四角印TBで示している。さらに、自機の現在位置を黒丸印で示している。
なお、この例において、乗客端末装置1Uは、識別記号U1により特定される乗客が用いているものであり、黒丸印の近傍には当該印が自己の現在位置であることを示すために識別記号U1が表示されている。また、地図情報は、乗客端末装置1Uにおいても、インターネット2上の地図サーバ4から提供を受けたものである。また、図12Aに示した例においては、乗客端末装置1Uの現在位置から予定乗車位置までの距離も示されている。
次に、制御部120は、タッチパネル114を通じて乗客からの操作入力を受け付ける(ステップS405)。この実施の形態においては、図12Aに示したように、ステップS404で表示される画像の下端側には、「投稿」ボタン、「参照」ボタン、「終了」ボタンが設けられ、これらの操作ボタンに対する操作入力を受け付ける。「投稿」ボタンは、自機からメッセージを形成して投稿する場合に、「参照」ボタンは、SNS2Xのメッセージ通信グループの投稿ログを参照する場合に、「終了」ボタンは、図10、図11に示した集合場所への誘導処理を終了させる場合に用いられる。
そして、制御部120は、図11の処理に進み、「投稿」ボタン操作を受け付けたか否かを判別する(ステップS406)。ステップS406の判別処理において、「投稿」ボタン操作を受け付けたと判別したとする。この場合、制御部120は、タッチパネル114等を通じてメッセージ情報の入力を受け付け、受け付けたメッセージ情報を、メッセージ投稿処理部163を制御して投稿する処理を行う(ステップS407)。
図12Bは、ステップS407において表示部113に表示されて用いられるメッセージ作成・投稿画面の例を示している。図12Bに示すように、当該メッセージ作成・投稿画面においては、投稿先の指定欄と、メッセージの入力欄と、メッセージを入力するためのソフトウェアキーボードKBが設けられている。投稿先の指定欄では、「運転手等と旅行会社の両方」、「運転手等」、「旅行会社」のいずれかを指定することができる。
そして、メッセージ作成・投稿画面の下端側に設けられている「OK」ボタンが操作されるまで、入力情報の変更を行うことができ「OK」ボタンが操作されたときには、入力メッセージのSNS2Xのメッセージ通信グループへの投稿を行う。また、「キャンセル」ボタンが操作されたときには、メッセージ情報の投稿は行わず、ステップS407の処理を抜け、図10に示したステップS403からの処理を繰り返す。なお、「運転手等と旅行会社の両方」が指定された場合には、メッセージ投稿処理部163は、メッセージ通信グループへのメッセージ情報の投稿を行う。また、「運転手等」や「旅行会社」が指定された場合には、ダイレクトメッセージ機能を用いて、それらに割り当てられているメッセージアカウントの投稿場所に対してメッセージ情報を投稿する処理を行う。
なお、ステップS407においては、例えば、「乗車位置が分からない。」、「電車遅延で3分程待って欲しい。」、「乗客である自分の今の服装や特徴を知らせて見つけたらクラクションで教えて欲しい。」等の種々のメッセージを形成し、投稿したり、ダイレクトメッセージ機能を用いて投稿したりすることができる。また、種々のメッセージ情報を旅行会社端末装置1Kにも、ダイレクトメッセージ機能を用いて投稿することもできる。
また、ステップS406の判別処理において、「投稿」ボタン操作を受け付けていないと判別したときには、制御部120は、「参照」ボタン操作を受け付けたか否かを判別する(ステップS408)。ステップS408の判別処理において、「参照」ボタン操作を受け付けたと判別したとする。この場合、制御部120は、表示情報処理部165、メッセージ投稿処理部163を制御して、SNS2Xのメッセージ通信グループにおける投稿ログを表示部113に表示する処理と、相手先へのメッセージ情報を、ダイレクトメッセージ機能を用いて投稿する処理を行う(ステップS409)。
図12Cは、ステップS409において表示部113に表示されて用いられる投稿ログの表示画面の例を示している。図12Cに示すように、当該投稿ログの表示画面は、メッセージ通信グループに投稿されたメッセージ情報が時系列順に表示され、当該画面の下端側には、「投稿」ボタンと「OK」ボタンとが設けられている。「投稿」ボタンは、投稿ログに表示されたメッセージ情報の投稿元に対して、乗客が応答をしなければならない場合に操作される。そして、「投稿」ボタンが操作された場合には、制御部120は、ステップS407の処理の場合と同様に、図12Bに示したメッセージ作成・投稿画面を通じてメッセージ情報の入力と、入力されたメッセージ情報を目的とする相手先へダイレクトメッセージ機能を用いて投稿する処理を行う。
なお、この実施の形態においては、図12Cに示した投稿ログの表示画面において、「OK」ボタンが操作されるまで、投稿ログの表示処理と、入力されたメッセージ情報を目的とする相手先へダイレクトメッセージ機能を用いて投稿する処理とを繰り返すことができる。これにより、ツアーバスの運転手等と旅行会社との両方へメッセージ情報を投稿する処理を連続して行うことができる。そして、図12Cに示した投稿ログの表示画面において、「OK」ボタンが操作されると、制御部120は、図10に示したステップS403からの処理を繰り返す。
また、ステップS408の判別処理において、「参照」ボタン操作を受け付けていないと判別したときには、制御部120は、「終了」ボタン操作を受け付けたか否かを判別する(ステップS410)。ステップS410の判別処理において、「終了」ボタン操作を受け付けていないと判別したときには、制御部120は、図10に示したステップS403からの処理を繰り返す。ステップS410の判別処理において、「終了」ボタン操作を受け付けたと判別したときには、制御部120は、SNS2Xのデータ通信グループとメッセージ通信グループからログアウトしたり、表示部113の表示を通常の表示に戻したりする所定の終了処理を行って(ステップS411)、この図10、図11に示す処理を終了する。
このように、乗客端末装置1Uは、バス端末装置1Bからの最新の予定乗車位置(最初に設定された予定乗車位置と変更された場合には変更後の予定乗車位置)とバス端末装置1Bの現在位置とをSNS2Xのデータ通信グループの自己の投稿ログを参照することにより、それらの情報を取得できる。そして、取得した予定乗車位置及びバス端末装置1Bの現在位置を、自機の現在位置と共に地図上に示して表示できる。これにより、最新の予定乗車位置に、乗客端末装置1Uのユーザを確実に誘導することができる。
また、乗客端末装置1Uは、SNS2Xのメッセージ通信グループを通じて、バス端末装置1Bや旅行会社端末装置1Kとの間において、メッセージ情報を投稿したり、投稿されたメッセージ情報が載せられた投稿ログを参照したりすることができる。また、乗客端末装置1Uは、SNS2Xのメッセージ通信グループを通じて、バス端末装置1Bや旅行会社端末装置1Kとの間において、ダイレクトメッセージ機能を用いて、メッセージ情報を投稿するようにしたり、投稿されてきたメッセージ情報を参照したりすることができる。これにより、種々のメッセージ情報をほぼリアルタイムにやり取りすることができ、必要な対応を迅速に取ることができる。そして、位置情報やメッセージ情報のやり取りは、全て、SNS2X内において、相手先のアカウントを用いて、ほぼリアルタイムに行うことができ、通信コストがかさむこともない。
[旅行会社端末装置1Kにおける処理]
旅行会社端末装置1Kは、データ通信グループの投稿ログを参照することにより、バス端末装置1Bや乗客端末装置1Uから投稿された位置情報を取得し、これを表示部に表示する処理を行う。この場合、旅行会社端末装置1Kは、予定乗車位置、バス端末装置1Bの現在位置、各乗客端末装置1Uの現在位置を地図上に示し、これを表示部に表示することができる。各乗客端末装置1Uの現在位置は、例えば図2に示した識別記号を合わせて表示する。これにより、旅行会社端末装置1Kは、ツアーバス3の予定乗車位置、バス端末装置1Bの現在位置、各乗客端末装置1Uの現在位置を、地図表示を通じてほぼリアルタイムに明確に把握することができる。
旅行会社端末装置1Kは、データ通信グループの投稿ログを参照することにより、バス端末装置1Bや乗客端末装置1Uから投稿された位置情報を取得し、これを表示部に表示する処理を行う。この場合、旅行会社端末装置1Kは、予定乗車位置、バス端末装置1Bの現在位置、各乗客端末装置1Uの現在位置を地図上に示し、これを表示部に表示することができる。各乗客端末装置1Uの現在位置は、例えば図2に示した識別記号を合わせて表示する。これにより、旅行会社端末装置1Kは、ツアーバス3の予定乗車位置、バス端末装置1Bの現在位置、各乗客端末装置1Uの現在位置を、地図表示を通じてほぼリアルタイムに明確に把握することができる。
また、旅行会社端末装置1Kは、メッセージタ通信グループの投稿ログを参照することにより、バス端末装置1Bや乗客端末装置1Uから投稿されたメッセージ報を取得し、これを表示部に表示する処理を行う。また、旅行会社端末装置1Kは、旅行会社に割り当てられたメッセージアカウントの投稿場所に対して、ダイレクトメッセージ機能を用いて投稿されてきているメッセージ情報を参照することにより取得し、これを表示部113に表示する。
また、旅行会社端末装置1Kは、メッセージ情報の入力を受け付けて、メッセージ通信グループに投稿することができる。もちろん、旅行会社端末装置1Kは、メッセージ情報の入力を受け付けて、これをツアーバス3やツアーバス3の各座席に割り当てられているアカウントの投稿場所に対して、ダイレクトメッセージ機能を用いて直接に投稿することもできる。
したがって、旅行会社端末装置1Kは、乗客端末装置1Uからのメッセージ情報に基づいて、「乗客3名が電車遅延で3分遅れるので発車時刻を遅らせることを指示するメッセージ」を形成して、ツアーバス3のメッセージアカウントに投稿することができる。また、「乗車位置変更を指示するメッセージ」、「走行予定の高速道路で事故渋滞があり到着時刻が30分遅れる旨を乗客に伝えることを指示するメッセージ」、「ツアーバス3を探している乗客の位置と乗客の特徴を通知するメッセージ」などをツアーバス3のメッセージアカウントに対して投稿することができる。
なお、同じ旅行会社が同日に複数のツアーバスを貸し切って企画旅行を行う場合もある。しかし、アカウント情報は、上述もしたように、ツアーバス毎、当該ツアーバスの座席毎に割り振られる。したがって、ツアーバス毎にデータアカウント、メッセージアカウントを管理できる。これにより、ツアーバス毎に、予定乗車位置、ツアーバスの現在位置、当該ツアーバスの乗客の現在位置を管理することができる。そして、ツアーバス毎に、バス端末装置1Bや乗客端末装置1Uとの間でメッセージのやり取りを行うこともできる。
[実施の形態の効果]
バス端末装置1Bと、乗客端末装置1Uと、旅行会社端末装置1Kとは、SNS2Xに位置情報やメッセージ情報を投稿したり、投稿された情報が載せられた投稿ログを参照し、必要な情報を取得したりすることができる。また、SNS2Xのダイレクトメッセージ機能を用いて、直接にメッセージ情報のやり取りを行うことができる。
バス端末装置1Bと、乗客端末装置1Uと、旅行会社端末装置1Kとは、SNS2Xに位置情報やメッセージ情報を投稿したり、投稿された情報が載せられた投稿ログを参照し、必要な情報を取得したりすることができる。また、SNS2Xのダイレクトメッセージ機能を用いて、直接にメッセージ情報のやり取りを行うことができる。
これにより、バス端末装置1Bは、予定乗車位置や自機の現在位置を、SNS2Xを通じて乗客端末装置1Uに通知することができる。また、バス端末装置1Bは、SNS2Xの投稿ログを参照することにより、乗客端末装置1Uからの現在位置を取得し、これを地図上に表示するなどして、ツアーバス3に乗車する乗客の集合状態、あるいは、当該乗客がどの位置にいるのかを正確に把握することができる。また、遅れている乗客についても把握することができる。また、バス端末装置1Bは、バスや運転手等の特徴情報を、SNS2Xを通じて乗客端末装置1Uに通知し、乗客端末装置1Uのユーザが乗車するバスを認識しやすくすることができる。
一方、乗客端末装置1Uは、自機の現在位置を、SNS2Xを通じてバス端末装置1Bに通知することができる。また、乗客端末装置1Uは、SNS2Xの投稿ログを参照することにとり、バス端末装置1Bからの予定乗車位置やバス端末装置1Bの現在位置を取得し、これらを地図上に示して、これを表示することができる。したがって、乗客端末装置1Uを用いる乗客は、最新の予定乗車位置やツアーバス3の現在位置を表示される地図上で確認し、予定乗車位置が変更された場合であっても、変更後の予定乗車位置に迷わずに向かうことができる。また、乗客端末装置1Uは、乗客の特徴情報等をバス端末装置1Bに通知し、バス運転手等が自分の運転するバスの乗客を認識して、乗客をバスに誘導しやすくすることができる。
また、旅行会社端末装置1Kは、バス端末装置1Bと乗客端末装置1Uからの位置情報を取得し、これらを地図上に示して、これを表示することができる。これにより、旅行会社においても、自社が借り上げたツアーバスの予定乗車位置や現在位置、当該ツアーバスに乗車する乗客の現在位置をほぼリアルタイムに把握することができる。
また、バス端末装置1B、乗客端末装置1U、旅行会社端末装置1Kは、相互にメッセージのやり取りを、SNS2Xを通じて行うことができるので、必要なタイミングで必要なメッセージのやり取りを行うことにより、相互に適切な対応を迅速に取ることができる。これによって、ツアーバスをより柔軟に利用することができるようになる
このように、バス端末装置1B、乗客端末装置1Uのそれぞれ、旅行会社端末装置1Kは、所定のSNSを通じてほぼリアルタイムに位置情報やメッセージ情報の投稿と参照とを行うことができる。この場合、例えば、旅行会社側にサーバ装置などをもける必要は無く、既存のSNSにおいて用いられるアカウントを取得し、携帯端末を通じて当該アカウントを用いることで、集合位置への誘導システムを構築することができる。
このように、バス端末装置1B、乗客端末装置1Uのそれぞれ、旅行会社端末装置1Kは、所定のSNSを通じてほぼリアルタイムに位置情報やメッセージ情報の投稿と参照とを行うことができる。この場合、例えば、旅行会社側にサーバ装置などをもける必要は無く、既存のSNSにおいて用いられるアカウントを取得し、携帯端末を通じて当該アカウントを用いることで、集合位置への誘導システムを構築することができる。
[変形例等]
なお、上述した実施の形態においては、ツアーバス3のデータアカウントから、SNS2X内のデータ通信グループに予定乗車位置を投稿し、ツアーバス3のメッセージアカウントからメッセージ通信グループにバスや運転手の特徴情報を投稿するものとした。しかし、これに限るものではない。例えば、予定乗車位置と共に予定乗車位置へのツアーバス3の到着予定時刻を通知したり、雨天の場合の待機場所を通知したりするなど、必要に応じて種々の情報をバス端末装置1Bから各乗客端末装置1Uや旅行会社端末装置1Kに投稿することができる。
なお、上述した実施の形態においては、ツアーバス3のデータアカウントから、SNS2X内のデータ通信グループに予定乗車位置を投稿し、ツアーバス3のメッセージアカウントからメッセージ通信グループにバスや運転手の特徴情報を投稿するものとした。しかし、これに限るものではない。例えば、予定乗車位置と共に予定乗車位置へのツアーバス3の到着予定時刻を通知したり、雨天の場合の待機場所を通知したりするなど、必要に応じて種々の情報をバス端末装置1Bから各乗客端末装置1Uや旅行会社端末装置1Kに投稿することができる。
また、上述したように、旅行会社はデータアカウント、メッセージアカウントを事前に用意する。この場合、旅行を企画する毎にアカウントを取り直す必要は無く、既に取得してあるアカウントのパスワードを変更することにより、アカウントを再利用することができる。
また、上述した実施の形態においては、データ通信用のデータアカウントとメッセージ通信用のメッセージアカウントを用いるようにした。しかし、これに限るものではない。例えば、各ユーザ(各端末装置の使用者)に対してアカウントは1つだけにし、タグを用いて、位置情報を投稿するデータか、メッセージ情報を投稿するデータかを区別するようにしてもよい。この場合には、アカウントは各ユーザに1つであるので、投稿された情報を取得する側において、取得したデータに付加されているタグに基づいて、位置情報などのデータの場合には表示せず、メッセージ情報については表示するといった対応を取ることができる。
また、上述した実施の形態においては、SNSのアカウントを通じて位置情報やメッセージ情報の投稿と参照とを行うことによって、集合位置へ乗客を誘導するようにした。しかし、これに限るものではなく、さらに音声通話を用いることも可能である。例えば、SNSにおける音声通話サービスを用いて、乗客がバス運転手等や旅行会社の担当者と通話を行うようにすることもできる。上述もしたように、バス運転手等や旅行会社の担当者は、バス端末装置1Bや旅行会社端末装置1Kを通じて各乗客の現在位置を把握することができる。このため、例えば、乗客が道に迷ってしまった場合などにおいて、音声通話を用いて直接に乗客を予定乗車位置に誘導することもできる。しかし、この場合には、1対1の対応になり、他の乗客への対応が十分にできなくなる可能性があるので、旅行会社に複数の担当者がいる場合などにおいて有効な手段となる。
また、上述した実施の形態においては、乗客同士のSNSを通じての通信を行はないものとして説明した。しかし、数人のグループでツアーバスを用いた旅行に参加する場合などにおいては、当該ユーザ同士が一緒に予定乗車位置に向かうために待ち合わせをする場合もある。このような場合には、乗客間でのSNSを通じた情報の投稿と投稿ログの参照とを行うようにしてもよい。
この場合には、旅行会社へのツアーバス旅行への参加申し込みにおいて、1以上の同行者を通知し、自己と1以上の同行者の間には、投稿を相互に参照する(フォローする)関係があるように、SNSに事前に登録してもらうようにすればよい。但し、特定の乗客端末装置間だけで参照できれば十分である投稿が、バス端末装置や旅行会社端末装置からの投稿と混在してしまうことは好ましくない。このため、乗客端末装置間のメッセージ情報のやり取りは、SNSのダイレクトメッセージ機能を用いるように固定したり、タグを用いてバス端末装置や旅行会社端末装置からの投稿と区別可能にしたりすればよい。
また、上述した実施の形態においては、貸し切りバス事業におけるツアーバスの乗車位置(集合位置)に、当該ツアーバスの乗客を誘導する場合を例にして説明した。しかし、この発明は、上述した実施の形態の場合に限るものではない。例えば、当初は最終的に確定していなかったが、その後に最終的に確定したお花見の場所(集合位置)に参加者を誘導する場合に適用することができる。また、団体旅行などで、自由行動の後に周囲の状況等に応じて安全な場所として選択した集合場所(集合位置)に参加者を誘導する場合にも適用することができる。すなわち、集合位置が変化する可能性がある場合に、最終的な集合位置が決まりつつある段階から最終的に決まった集合位置にユーザを誘導する種々の場合において、この発明を適用することができる。
[その他]
上述した実施の形態の説明からも明らかなように、第1、第2の端末装置の参加処理手段としての機能は、端末装置1のSNS参加処理部161が実現し、保持手段としての機能は、不揮発性メモリ124が実現している。また、第1の端末装置の第1、第2の投稿処理手段、および第2の端末装置の投稿処理手段は、端末装置1の位置情報投稿処理部162が実現している。また、第1、第2の端末装置の取得手段は、端末装置1の情報参照部164が実現し、第1、第2の端末装置の表示処理手段は、端末装置1の表示情報処理部165が実現している。
上述した実施の形態の説明からも明らかなように、第1、第2の端末装置の参加処理手段としての機能は、端末装置1のSNS参加処理部161が実現し、保持手段としての機能は、不揮発性メモリ124が実現している。また、第1の端末装置の第1、第2の投稿処理手段、および第2の端末装置の投稿処理手段は、端末装置1の位置情報投稿処理部162が実現している。また、第1、第2の端末装置の取得手段は、端末装置1の情報参照部164が実現し、第1、第2の端末装置の表示処理手段は、端末装置1の表示情報処理部165が実現している。
また、第1、第2の端末装置のメッセージ投稿手段は、端末装置1のメッセージ投稿処理部163が実現し、第1、第2の端末装置のメッセージ取得手段は、端末装置1の情報参照部164が実現している。また、第1、第2の端末装置のメッセージ表示処理手段の機能は、端末装置1の表示情報処理部165が実現している。
また、図5、図6、図7及び図8、図10及び図11に示した処理は、この発明の集合位置への誘導システムにおいて用いられる集合位置への誘導方法に対応するものである。また、図5、図7及び図8のフローチャートに応じた処理を実行するプログラムが、第1の端末装置であるバス端末装置1Bで実行される集合位置への誘導プログラムである。また、図6、図10及び図11のフローチャートに応じた処理を実行するプログラムが、第2の端末装置である乗客端末装置1Uで実行される集合位置への誘導プログラムである。
したがって、図5、図7及び図8に示した処理を実行するプログラムを形成し、これを所定の端末装置に搭載して、当該装置において実行可能にしておくことにより、この発明の第1の端末装置(バス端末装置1B)を容易に実現することができる。また、図6、図10及び図11に示した処理を実行するプログラムを形成し、これを所定の端末装置に搭載して、当該装置において実行可能にしておくことにより、この発明の第2の端末装置を容易に実現することができる。
1B…バス端末装置、1U…乗客端末装置、1K…旅行会社端末装置、1…端末装置、101…送受信アンテナ、102…無線通信部、103…受話器、104…送話器、111…キー操作部、112…表示制御部、113…表示部、120…制御部、130…時間制御部、140…カメラ部、151…GPS部、152…GPSアンテナ、161…SNS参加処理部、162…位置情報投稿処理部、163…メッセージ投稿処理部、164…情報参照部、165…表示情報処理部、2…インターネット、2X…SNS(Social Networking Service)、3…ツアーバス
Claims (12)
- 集合位置を変更する者が用いる第1の端末装置と、当該集合位置に集合する者が用いる第2の端末装置とからなる集合位置への誘導システムであって、
前記第1の端末装置を用いるユーザと前記第2の端末装置を用いるユーザとのそれぞれに対して、ネットワーク上における所定のSNS(Social Networking Service)に参加するためのアカウントが割り当てられ、少なくとも前記第2の端末装置は自機のユーザのアカウントを用いて参加するSNSを通じて、前記第1の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報を参照する環境が整えられており、
前記第1の端末装置は、
自機のユーザに割り当てられたアカウントを保持する保持手段と、
自機のユーザの前記アカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理手段と、
集合位置を示す情報を前記SNSに投稿し、その後に集合位置を変更した場合には変更後の集合位置を示す情報を前記SNSに投稿する処理を行う第1の投稿処理手段と、
所定周期で自機の現在位置を前記SNSに投稿する処理を行う第2の投稿処理手段と
を備え、
前記第2の端末装置は、
自機のユーザに割り当てられたアカウントを保持する保持手段と、
自機のユーザのアカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理手段と、
前記SNSに投稿された前記第1の端末装置からの情報を参照して取得する取得手段と、
少なくとも、取得した集合位置と前記第1の端末装置の現在位置とを地図上に示して表示手段に表示する処理を行う表示処理手段と
を備えることを特徴とする集合位置への誘導システム。 - 請求項1に記載の集合位置への誘導システムであって、
前記第1の端末装置は自機のユーザのアカウントを用いて参加するSNSを通じて、前記第2の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報を参照する環境が整えられており、
前記第1の端末装置は、
前記SNSに投稿された前記第2の端末装置からの位置情報を参照して取得する取得手段と、
集合位置と自機の現在位置とを地図上に示した情報と、前記第2の端末装置からの前記位置情報に応じた情報とを表示手段に表示する処理を行う表示処理手段と
を備え、
前記第2の端末装置は、
所定周期で自機の現在位置を前記SNSに投稿する処理を行う投稿処理手段を備えることを特徴とする集合位置への誘導システム。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載の集合位置への誘導システムであって、
前記第1の端末装置は、
メッセージ情報を形成し、前記SNSに投稿するメッセージ投稿手段を備え、
前記第2の端末装置は、
前記SNSに投稿された前記第1の端末装置からのメッセージ情報を参照して取得する第1のメッセージ取得手段と、
前記第1の端末装置からのメッセージ情報を表示手段に表示する処理を行うメッセージ表示処理手段と
を備えることを特徴とする集合位置への誘導システム。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載の集合位置への誘導システムであって、
前記第1の端末装置は、
前記第2の端末装置宛のメッセージ情報を形成し、前記第2の端末装置のユーザのアカウントに対して投稿するようにするメッセージ投稿手段を備え、
前記第2の端末装置は、
前記第1の端末装置から自機のアカウントに投稿するようにされたメッセージ情報を参照して取得する第2のメッセージ取得手段と、
前記第1の端末装置からのメッセージ情報を表示手段に表示する処理を行うメッセージ表示処理手段と
を備えることを特徴とする集合位置への誘導システム。 - 請求項2または請求項3のいずれかに記載の集合位置への誘導システムであって、
前記第1の端末装置は、
前記第2の端末装置から自機のアカウントに投稿するようにされたメッセージ情報を取得するメッセージ取得手段と、
前記第2の端末装置からのメッセージ情報を表示手段に表示する処理を行うメッセージ表示処理手段と
を備え、
前記第2の端末装置は、
前記第1の端末装置宛のメッセージ情報を形成し、前記第1の端末装置のユーザのアカウントに投稿するようにするメッセージ投稿手段を備えることを特徴とする集合位置への誘導システム。 - 請求項3、請求項4または請求項5のいずれかに記載の集合位置への誘導システムであって、
前記第1、第2の端末装置のユーザのアカウントは、データ用アカウントとメッセージ用アカウントからなり、
前記データ用アカウントを用いて、位置情報の投稿と参照とを行い、前記メッセージ用アカウントを用いて、メッセージ情報の投稿と参照とを行うことを特徴とする集合位置への誘導システム。 - 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6のいずれかに記載の集合位置への誘導システムであって、
前記アカウントは、管理者によって予め取得されるものであり、
前記管理者は自己に割り当てられたアカウントを有し、
前記管理者が用いる端末装置は自機のユーザのアカウントを用いて参加するSNSを通じて、前記第1の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報と、前記第2の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報とを参照する環境が整えられていることを特徴とする集合位置への誘導システム。 - 集合位置を変更する者が用いる第1の端末装置と、当該集合位置に集合する者が用いる第2の端末装置とからなる集合位置への誘導システムの前記第1の端末装置であって、
前記第1の端末装置を用いるユーザと前記第2の端末装置を用いるユーザとのそれぞれに対して、ネットワーク上における所定のSNS(Social Networking Service)に参加するためのアカウントが割り当てられ、少なくとも前記第2の端末装置は自機のユーザのアカウントを用いて参加するSNSを通じて、前記第1の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報を参照する環境が整えられており、
自機のユーザに割り当てられたアカウントを保持する保持手段と、
自機のユーザの前記アカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理手段と、
集合位置を示す情報を前記SNSに投稿し、その後に集合位置を変更した場合には変更後の集合位置を示す情報を前記SNSに投稿する処理を行う第1の投稿処理手段と、
所定周期で自機の現在位置を前記SNSに投稿する処理を行う第2の投稿処理手段と
を備えることを特徴とする誘導端末装置。 - 集合位置を変更する者が用いる第1の端末装置と、当該集合位置に集合する者が用いる第2の端末装置とからなる集合位置への誘導システムの前記第2の端末装置であって、
前記第1の端末装置を用いるユーザと前記第2の端末装置を用いるユーザとのそれぞれに対して、ネットワーク上における所定のSNS(Social Networking Service)に参加するためのアカウントが割り当てられ、少なくとも前記第2の端末装置は自機のユーザのアカウントを用いて参加するSNSを通じて、前記第1の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報を参照する環境が整えられており、
自機のユーザに割り当てられたアカウントを保持する保持手段と、
自機のユーザのアカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理手段と、
前記SNSに投稿された前記第1の端末装置からの情報を参照して取得する取得手段と、
少なくとも、取得した集合位置と前記第1の端末装置の現在位置とを地図上に示して表示手段に表示する処理を行う表示処理手段と
を備えることを特徴とする誘導端末装置。 - 集合位置を変更する者が用いる第1の端末装置と、当該集合位置に集合する者が用いる第2の端末装置とからなる集合位置への誘導システムで用いられる集合位置への誘導方法であって、
前記第1の端末装置を用いるユーザと前記第2の端末装置を用いるユーザとのそれぞれに対して、ネットワーク上における所定のSNS(Social Networking Service)に参加するためのアカウントが割り当てられ、少なくとも前記第2の端末装置は自機のユーザのアカウントを用いて参加するSNSを通じて、前記第1の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報を参照する環境が整えられており、
前記第1の端末装置においては、
自機のユーザに割り当てられるアカウントを保持手段に保持しており、
参加処理手段が、自機のユーザのアカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理工程と、
第1の投稿処理手段が、集合位置を示す情報を前記SNSに投稿し、その後に集合位置を変更した場合には変更後の集合位置を示す情報を前記SNSに投稿する処理を行う第1の投稿処理工程と、
第2の投稿処理手段が、所定周期で自機の現在位置を前記SNSに投稿する処理を行う第2の投稿処理工程と
を有し、
前記第2の端末装置においては、
自機のユーザに割り当てられたアカウントを保持手段に保持しており、
参加処理手段が、自機のユーザのアカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理工程と、
取得手段が、前記SNSに投稿された前記第1の端末装置からの情報を参照して取得する取得工程と、
表示処理手段が、集合位置と前記第1の端末装置の現在位置とを地図上に示して表示手段に表示する処理を行う表示処理工程と
を有することを特徴とする集合位置への誘導方法。 - 集合位置を変更する者が用いる第1の端末装置と、当該集合位置に集合する者が用いる第2の端末装置とからなる集合位置への誘導システムの前記第1の端末装置に搭載されたコンピュータが実行するプログラムであって、
前記第1の端末装置を用いるユーザと前記第2の端末装置を用いるユーザとのそれぞれに対して、ネットワーク上における所定のSNS(Social Networking Service)に参加するためのアカウントが割り当てられ、少なくとも前記第2の端末装置は自機のユーザのアカウントを用いて参加するSNSを通じて、前記第1の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報を参照する環境が整えられており、
自機のユーザに割り当てられるアカウントを保持手段に保持しており、
参加処理手段が、自機のユーザのアカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理ステップと、
第1の投稿処理手段が、集合位置を示す情報を前記SNSに投稿し、その後に集合位置を変更した場合には変更後の集合位置を示す情報を前記SNSに投稿する処理を行う第1の投稿処理ステップと、
第2の投稿処理手段が、所定周期で自機の現在位置を前記SNSに投稿する処理を行う第2の投稿処理ステップと
を実行することを特徴とする集合位置への誘導プログラム。 - 集合位置を変更する者が用いる第1の端末装置と、当該集合位置に集合する者が用いる第2の端末装置とからなる集合位置への誘導システムの前記第2の端末装置に搭載されたコンピュータが実行するプログラムであって、
前記第1の端末装置を用いるユーザと前記第2の端末装置を用いるユーザとのそれぞれに対して、ネットワーク上における所定のSNS(Social Networking Service)に参加するためのアカウントが割り当てられ、少なくとも前記第2の端末装置は自機のユーザのアカウントを用いて参加するSNSを通じて、前記第1の端末装置が自機のユーザのアカウントを用いて参加する当該SNSに投稿した情報を参照する環境が整えられており、
自機のユーザに割り当てられるアカウントを保持手段に保持しており、
参加処理手段が、自機のユーザのアカウントを用いて前記SNSに参加する参加処理ステップと、
取得手段が、前記SNSに投稿された前記第1の端末装置からの情報を参照して取得する取得ステップと、
表示処理手段が、集合位置と前記第1の端末装置の現在位置とを地図上に示して表示手段に表示する処理を行う表示処理ステップと
を実行することを特徴とする集合位置への誘導プログラム。
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