JP2010038886A - 波形観測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】縮小表示のために作成した圧縮データと計測データの管理を容易化すると共に、縮小表示する際の計算量を少なくし、また、計測データの収集の停止と開始の境目を目視できる態様で表示する。
【解決手段】1表示ドット当たりのデータ数が1000の圧縮率が設定された場合、それよりも小さい圧縮率の表示用圧縮データファイルの複数の圧縮データを使って(S24)圧縮データを求めて(S25)、設定変更後の圧縮率の縮小表示を行う。サンプリング停止時には、端数の計測データに基づいて最終圧縮データを作成する。サンプリングを再開したときにはその直後の端数の計測データに基づいて先頭圧縮データを作成する。サンプリング停止と再開との間の表示ドットの補間処理はキャンセルされる(S28,S27)。
【選択図】図12

Description

本発明は波形観測装置に関する。
工場生産ラインの設備の温度観測や圧力観測のために波形観測装置が用いられている。歴史的には、ロール状の紙(チャート紙)に波形を書き込むものであったが、電子機器の発達に伴い、紙に代わってディスプレーを使って波形を表示する波形観測装置が今現在では普及している。
波形観測装置は、当該波形観測装置に搭載のメモリに、熱電対などから取り込んだ計測データを格納する一方で、時々刻々変化する計測値つまり時系列の波形を表示部に表示することができる。例えば、特許文献1、2は、タッチパネル付きディスプレーを備えた波形観測装置を開示している。特許文献1は、表示部に表示したファンクションキーをユーザがタッチすることで、表示部に表示のファンクションキーが指定する機能を実行させることを提案している。特許文献2は、ペン入力可能なタッチスクリーンを使って、ペン入力によって表示波形を観測しながらコメントやマーキングの入力作業を行うことを開示している。
特開平7−114349号公報 特開2002−82133号公報
波形観測装置に対するニーズとして、波形観測装置による計測データの収集の停止と開始を繰り返したとしても停止前の計測データを表示部の画面に残しつつ表示波形を迅速に拡大縮小できるようにして欲しい、という声がある。この第1の要請に応じる場合に、計測データの収集を一旦停止し、そして収集を再開したときに、その境界が画面上の表示で分かるようにすることが望まれる。勿論のことであるが、波形観測装置に保存できる計測データの数は有限であり、縮小表示する場合に、既に消去されている計測データを含めて表示することは好ましくない。
本発明の目的は、縮小表示を行うときに、この縮小表示のために作成した圧縮データと計測データの管理を容易化して、計測データを消去するときに、これに相当する圧縮データの消去も容易化することのできる波形観測装置を提供することにある。
本発明の更なる目的は、縮小表示する際の計算量を少なくすることで縮小表示に対する応答性を向上することのできる波形観測装置を提供することにある。
本発明の更なる目的は、縮小表示したときに、計測データの収集の停止と開始の境目を目視できる態様で表示できる波形観測装置を提供することにある。
上記技術的課題を達成するために、本発明は、基本的に、
サンプリングした計測データを一時保存するバッファメモリと、
所定のファイル作成周期で本体メモリに計測データファイルを作成して前記バッファメモリに一時保存されている計測データを収容する計測データファイル作成手段と、
計測データを波形で表示する表示部とを有する波形観測装置において、
前記サンプリングの停止直前に前記バッファメモリ中に一時保存され且つ前記計測データファイルに収容されていない計測データを前記サンプリングの停止時に前記本体メモリに作成した停止直前計測データファイルに収容する停止直前計測データ処理手段と、
前記表示部に表示する波形を縮小表示する圧縮率を設定する圧縮率設定手段と、
圧縮率に対応して前記表示部の1表示ドットを描画するのに必要な計測データのデータ数に基づいて、該データ数毎に前記バッファメモリに一時保存されている計測データから圧縮データを求める圧縮データ算出手段と、
前記本体メモリに表示用圧縮データファイルを作成する表示用圧縮データファイル作成手段と、
前記圧縮データ算出手段によって求めた圧縮データを前記表示用圧縮データファイルに入れて保存する圧縮データ保存手段と、
前記サンプリングの停止直前に前記バッファメモリ中に一時保存され且つ前記表示用圧縮データファイルに収容されていない端数の前記計測データに基づいてサンプリング停止直前の最終圧縮データを求めて前記表示用圧縮データファイルに入れて保存する最終圧縮データ処理手段と、
前記サンプリングを再開したときに、前記サンプリング停止直前圧縮データを求めるのに使用したデータ数と、前記圧縮率に対応して前記1表示ドットを描画するのに必要な計測データのデータ数との差分データ数を算出する差分データ数算出手段と、
前記サンプリングを再開した直後に前記バッファメモリ中に一時保存されている計測データのデータ数が前記差分データ数になったときに、該差分データ数の計測データに基づいてサンプリング再開直後の先頭圧縮データを求めて前記表示用圧縮データファイルに入れて保存する先頭圧縮データ処理手段とを有することを特徴とする波形観測装置を提供する。
本発明によれば、サンプリングの停止と再開を行ったときに、バッファメモリに一時保存されている計測データを停止直前計測データファイルに収容すると共に、縮小表示するための圧縮データについても、サンプリング停止時に一時保存されている計測データに基づいて最終圧縮データを求めてこれを表示用圧縮データファイルに収容するようにしてあるため、波形観測装置から計測データを消去するときに、ファイル単位で消去すると共に、これに併せて圧縮データを消去するのが容易となる。
本発明の実施の形態では、
圧縮率の異なる複数の前記表示用圧縮データファイルを用意して、前記圧縮率設定手段により設定変更された圧縮率よりも小さな圧縮率の前記表示用圧縮データファイルを選択する圧縮データファイル選択手段と、
該圧縮データファイル選択手段により選択した表示用圧縮データファイル中の複数の圧縮データに基づいて前記設定変更後の圧縮率において前記1表示ドットを描画するための再圧縮データを求める再圧縮データ算出手段とを有し、
該再圧縮データ算出手段により求めた再圧縮データに基づいて縮小した波形を前記表示部に表示する。
波形観測装置の表示部に波形を表示する際に次の処理が行われる。すなわち、表示部の1表示ドットを描画するのに必要とされる計測データのデータ数を算出し、そして各表示ドットに対応する計測データにおける最大値と最小値を求め、この最大値と最小値を元にして各表示ドットに線を描画する。
波形観測装置で縮小表示を行う場合、1表示ドットを描画するのに必要とされる計測データのデータ数が増加する。このことから、縮小表示する場合に、ユーザが設定した圧縮率において1表示ドットを描画するのに必要となるデータ数を算出し、そして各表示ドットに対応する計測データにおける最大値と最小値を求めるという処理が必要となり、その処理に時間を要する。
本発明の実施の形態によれば、縮小表示の圧縮率に関して設定変更があったとしても、既に求めてある圧縮データを使って設定変更後の圧縮率に対応した圧縮データを求めることで、1表示ドットを描画するのに必要な圧縮データを算出するための計算量を少なくすることができ、縮小表示の応答性を向上することができる。
また、本発明の実施の形態では、
前記1表示ドットと次の前記1表示ドットとの間の描画に連続性を持たせるための補間処理を行う補間処理手段と、
前記最終圧縮データと前記先頭圧縮データとを前記表示部に表示するときに前記補間処理手段による前記補間処理をキャンセルする補間処理キャンセル手段とを有する。
この実施の形態によれば、縮小表示の際に1表示ドットとその隣の表示ドットとの間の描画の連続性を保つための補間処理が、サンプリングの停止と再開との間でキャンセルされるため、縮小表示の波形において不連続性が現れ、この不連続性を目視することでユーザはサンプリングの停止及び再開の箇所であることを直ちに知ることができる。換言すると、従来のチャート紙と実質的に同じ表示態様で表示部に縮小表示することができる。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。図1は、実施例の波形観測装置1の正面図である。波形観測装置1は、表示部2の下方に、下ヒンジ上開きの防水蓋3を有し、スライドロック4を解放して、下ヒンジ5を中心に防水蓋3を開放することができる。図2は防水蓋3を開いた状態を示す。この図2から分かるように、防水蓋3を開くことにより、メイン電源スイッチ6、スタート/ストップスイッチボタン7、設定メニューボタン8、ユーザキーボタン9、タッチパネル機能ロックスイッチボタン10、USBコネクタ11を露出させることができる。
図3は波形観測装置1の分解斜視図であり、図4は、そのブロック図である。波形観測装置1は、本体20と、この本体20の前面に脱着可能なフロントユニット22とを有する。フロントユニット22は、化粧パネル220、前面フレーム221、タッチパネル222、バックライト223(図4)を備えた液晶ディスプレー224とで構成され、タッチパネル222及びバックライト付きの液晶ディスプレー224によって上記表示部2が構成され、表示部2には図示のように波形チャートが表示される。
本体20は、その前面に位置し且つ起立した状態の中継基板201と、中継基板201の上端に接続されて水平方向に延びるメイン基板202とを有し、中継201には、10個の計測ユニット用コネクタ203と、4個のIOユニット用コネクタ204が配設されている。中継基板201及びメイン基板202は本体ケース205の内部に収容される。
本体ケース205は、金属製の外側ケース206と、内側のプラスチックケース207とで構成され、プラスチックケース207には、計測ユニット23及びIOユニット24を収容する左右2列の多段の棚が形成されている。計測ユニット23、IOユニット24は、プラスチックケース207の棚に後方から挿入することでコネクタ接続することができる。すなわち、起立した状態でプラスチックケース207の前方に位置する中継基板201には、上記プラスチックケース207の各棚に関連した位置にコネクタ203、204が配設され、計測ユニット23又はIOユニット24は、プラスチックケース207の各棚に挿入することで中継基板201にコネクタ接続することができる。このような構成を採用することにより波形観測装置1を小型化することができる。
計測ユニット23及びIOユニット24には、夫々、その背面に端子台25、26が配設され(図4)、計測ユニット23の端子台25には熱電対、測温抵抗体、流量計、圧力センサなどの各種センサ27が結線される。そして、ユニット内マイコン28は、センサ27から信号を受け取ると中継基板201を介してメイン基板202のCPU29と交信し、センサ27から受け取った計測データをメイン基板202に送信する。
メイン基板202のCPU29は、所定のプログラムに従って信号処理して、計測データを所定の周期で本体メモリ31に記憶させると共に表示部2の描画を制御するための画像信号を生成する。メイン基板202と表示部2とは中継基板201を介して接続されている。ユーザがタッチパネル222にタッチすると、これに対応したタッチ位置信号又は座標信号がタッチパネル222からメイン基板202のCPU29に供給され、CPU29は、タッチ位置の意味するキーが意味する機能を実現する、又は、座標信号に基づいて表示部2に表示している波形のスクロールを実行する信号を生成する。
波形観測装置1は、工場内の制御盤32(図4)に設置され、工場内LAN33を介してパーソナルコンピュータ34に接続可能であり、パーソナルコンピュータ34は、波形観測装置1に表示されている波形と同じ波形を表示することができる。また、波形観測装置1の本体メモリ31に格納されているデータは、USBコネクタ11に、リムーバブル記録媒体であるUSBメモリ35を差し込むことで、そのコピーを取り出すことができる。
図5は、表示部2の波形表示に関連した部分のブロック図である。端子台25に接続された各種のセンサ27から入力される計測データ信号は、計測回路23(図4)に含まれるA/D変換器40を介してマイコン28に入力され、ユーザが選択した所定のサンプリング周期に従ってマイコン28からメイン基板202のCPU29に転送される。
波形観測装置1は、ユーザが設定可能なトリガ条件、例えば計測データを取り込むサンプリング周期、各種イベント、立ち上がりなどに従ってトリガ検出器42を経由して計測データがメモリコントローラ44に送られてバッファメモリ30に一時保存され、そして、バッファメモリ30に一時保存されている計測データは、所定のファイル作成周期毎にファイル化した状態で本体メモリ31に格納される。また、計測データは、メモリコントローラ44を通じて表示コントローラ46に送られて表示部2で波形表示される。
図1の波形観測装置1は、その表示部2に波形が表示された状態で図示されているが、表示部2に表示する波形は時間軸方向に圧縮して表示することができる。ユーザが例えば表示部2に表示可能なメニュー(圧縮率設定手段48)から選択することで波形表示の圧縮率を設定することができる。
実施例の波形観測装置1における計測データの保存の方法について図6、図7を参照して説明する。計測データは、バッファメモリ30(図5)に一時保存され、ユーザが設定した所定のファイル生成周期毎に本体メモリ31に計測データファイルが生成され、この計測データファイルに、バッファメモリ30の計測データが収容される。サンプリングの停止や計測設定条件の変更があれば、その時点でバッファメモリ30に一時保存されている計測データを収容するための停止直前計測データファイルが本体メモリ31に生成されて、この停止直前計測データファイルにバッファメモリ30の未だファイル化されていない計測データが収容される。この停止直前計測データファイルは図7のファイル004が相当する。そして、この処理が停止直前計測データ処理手段を構成する。
そして、計測条件の設定が変更された後は、所定のファイル生成周期毎に新しい計測データファイルが本体メモリ31に生成される。勿論、計測データファイルには、そのファイル名に連続番号が付与される。ファイル名に連続番号を含めることにより、本体メモリ31に格納されている各計測データファイルの時系列を知ることができる。
表示部2の圧縮表示のための計測データに関しては、上記計測データファイルとは別に、表示用圧縮データファイルが本体メモリ31に生成される。表示用圧縮データファイルは、ユーザが設定可能な複数の圧縮率及びサンプリング周期に対応して複数用意される。
図8は、サンプリング周期と圧縮率(time/div)との各組み合わせで、1表示ドットを描画するのに必要なデータ数を説明するための一例としての一覧表である。図8から、例えばサンプリング周期が100msでtime/divを15分(min.)とした場合に1表示ドットを描画するのに300の測定データが必要となることが分かる。したがって、この圧縮率が設定されたときに、計測データが300点毎に表示用データとしてその最大値と最小値とを計算して、これを圧縮データとして表示用圧縮データファイルに保存される。
前記図7は、これを概念的に説明するものである。例えば、1表示ドットを描画するのに4点の計測データを必要とする場合、バッファメモリ30に4つの計測データが保存される毎に1つの圧縮データが生成されて、この圧縮データが本体メモリ31の表示用圧縮データファイルに格納される。図7の例において、データ収集が停止された時に、バッファメモリ30の端数となる第17計測データは、これに関する第5圧縮データ(最終圧縮データ)が計算されて表示用圧縮データファイルに格納される。そして、データ収集が再開されたときには、差分データ数として3つの計測データつまり第18〜第20計測データに関する第6圧縮データ(先頭圧縮データ)が計算されて表示用圧縮データファイルに格納される。
図9は、上記と同じことを説明するための図であり、1表示ドットを描画するのに1000点の計測データが必要とされる圧縮率の場合に関する図である。バッファメモリ30に1000点の計測データが集まる毎に、その最大値と最小値を計算して、これを圧縮データとして圧縮データファイルつまり表示用圧縮データファイルに格納される。そして、この例は、計測データが5200点の時点でサンプリングが停止された例であるが、このサンプリングが停止した時点で端数のデータは200であり、この端数の200点の計測データに関して、その最大値と最小値を計算して、これが最終圧縮データ(6)として表示用圧縮データファイルに格納される。サンプリングが再開されると、端数のデータとして800点の計測データが集まった時点で、その最大値と最小値を計算して、これが先頭圧縮データ(7)として表示用圧縮データファイルに格納され、次は1000点の計測データが集まる毎に、その最大値と最小値を計算して、これが圧縮データとして表示用圧縮データファイルに格納される。
上記のように、圧縮データファイル中の圧縮データとして、サンプリングの停止に際して、その直前に収集した端数の計測データを使って最終圧縮データ(6)を生成し、また、次のサンプリングを開始したときに、開始直後に収集した端数の計測データを使って先頭圧縮データ(7)を生成するようにしたことから、計測データをファイル単位で消去する際に、これに関連した圧縮データの消去の管理が容易になる。上記の例で換言すると、サンプリングの停止直前の計測データと再開直後の計測データを合体させた1000点の計測データに基づいて圧縮データを生成したときには、ファイル単位の計測データの消去に一致した圧縮データの消去が難しくなる。と共に、圧縮データに基づく縮小表示において、サンプリングの停止と再開との境目の表示ができなくなり、この境目を別の手段で表示することが必要となる。
勿論、サンプリング周期が100msでtime/divが15分(min.)の圧縮率に関する圧縮データつまり表示用データを生成するだけでなく、他の単数又は複数の圧縮率に関しても圧縮データを生成して当該他の圧縮率に関する表示用圧縮データファイルに格納するのがよい。
圧縮率が異なる複数の表示用圧縮データファイルを用意したときに、図10に示すように、ユーザによって設定変更された表示倍率で波形を表示するのに1表示ドットに1000の計測データを必要とする場合、この1000のデータ数を必要とする圧縮率よりも小さい圧縮率の表示用圧縮データファイルを使って、当該1000の計測データを必要とする圧縮率の表示用データを求めるようにしてもよい。
図10を参照して、表示部2の全体に波形表示する場合、1表示ドット当たりのデータ数が1000の圧縮率が設定された場合、当該圧縮率の表示用圧縮データファイルが用意されていないときには、1表示ドット当たりのデータ数が1000よりも小さい圧縮率の表示用圧縮データファイルの圧縮データを使って表示する例を説明するための図である。
なお、図10の例では、1000点単位のデータを圧縮して表示するものであるが、図示の例では、300点を単位にデータが存在しており、最初の1000点では、300点単位で収集したデータを4組(1200点のデータ)用い、次の2000点では、300点単位で収集したデータを3組(900点のデータ)用いる例を示してある。この例は単なる一例に過ぎず、例えば最初の1000点では、300点で収集したデータを4組用い、次の2000点は、901点目のデータから4組用いるようにしてもよい。なお、圧縮単位のデータの最大値、最小値は、例えば最初の1000点に関しては、実際は、300単位で集めたデータにおいて1〜1200番目のデータのなかでの最大値、最小値を意味している。
このように表示用圧縮データファイルが用意されていない圧縮率が設定された場合であっても、他の圧縮率のデータファイルを流用することで、当該設定された圧縮率の波形表示のための演算処理を簡素化することができるため、圧縮率の変更に対して迅速に画面表示を変更することができる。
図11は、表示用圧縮データファイルの作成に関するフローチャートである。この図11を参照して、先ず、ステップS11で、所定の圧縮率において一つの表示ドットに描画するのに必要なデータ数を算出する。そして、次のステップS12において、バッファメモリ30に一時保存されている計測データの読み込みが行われ、次のステップS13でサンプリング開始直後であるか否かの判定が行われる。
このステップS13でYESつまりサンプリング開始直後であるときには、ステップS14に進んで、サンプリング開始直後の第1回目の先頭圧縮データを算出するのに必要とする端数のデータ数に達したか否かの判定が行われる。なお、この先頭圧縮データを算出するのに必要な端数のデータ数は事前に算出される。上記ステップS14においてNOであればステップS11に戻って計測データの更なる読み込みが行われ、再びステップS14に戻ったときに、バッファメモリ30内の圧縮データ化されてない計測データの数が端数のデータ数に達したときにはYESということでステップS15に進む。なお、このステップS14の判定の意義に関しては、前述した図9のサンプリング停止に再開直後の先頭圧縮データ(7)の説明を参照されたい。
ステップS15では、対象となる端数の測定データの最大値と最小値とを求めて先頭圧縮データを生成して、次のステップS16で先頭圧縮データを、該当する表示用圧縮データファイルに格納する。この一連の処理におけるステップS16が先頭圧縮データ処理手段を構成する。次にステップS12に戻って計測データの読み込みが行われる。次のステップS13ではサンプリング直後ではないことからNOということでステップS17に進んで、サンプリングが停止されたか否かの判定が行われる。サンプリングが継続されているときにはNOということでステップS18に進んで、上記ステップS11で求めた所定のデータ数に達したか否かの判定が行われ、未だに所定数まで達していないときにはステップS12に戻ってバッファメモリ30内の圧縮データ化されてない測定データの読み込みが行われる。そして、この圧縮データ化されていない測定データの数が所定数に達したときにはステップS15に進んで最大値と最小値が求められ、この圧縮データはステップS16において、該当する表示用圧縮データファイルに格納される。この一連の処理におけるステップS16は、圧縮データ保存手段を構成する。
上記ステップS17において、YESつまりサンプリング停止と判定されると、ステップS15に移行して、バッファメモリ30内の圧縮データ化されてない測定データの最大値と最小値とを求めて最終圧縮データを作成し、この最終圧縮データが、次のステップS16において、該当する表示用圧縮データファイルに格納される(前述した図9の最終圧縮データ(6)の説明を参照)。この一連の処理におけるステップS16は、最終圧縮データ処理手段を構成する。
図12は、表示用圧縮データファイルを使って表示部2に描画する手順の一例を説明するためのフローチャートであり、前述した図10を参照して、各ステップを説明すると、先ず、ステップS21でユーザが圧縮率に関して設定変更したか否かを判定し、YES(設定変更有り)であればステップS22に進んで、ユーザが設定した圧縮率を読み込む。そして、次のステップS23において、表示用データとして使用する表示用圧縮データファイルを決定する。次に、選択した表示用圧縮データファイルを使ったときに1表示ドットに使用する圧縮データの数を決める(S24)。図10の例で言えば、第1ドットに関しては4つの圧縮データ、第2ドット以降に関しては3つの圧縮データが相当する。そして、次のステップS25において、各表示ドットに関する最大値と最小値を求めて再圧縮データを作成する。この処理は再圧縮データ算出手段を構成する。
次に、ステップS26において、一つ前の表示ドットとの間に隙間が存在するか否かを判定し、連続性があるようであればNOということでステップS27に進んで表示部2に描画を行う。他方、ステップS26においてYESつまり一つ前の表示ドットとの間に隙間が存在すると判定されたときにはステップS28に進んで、サンプリングを停止して再開した直後の表示ドットに関するものであるか否かを判定してNOであればステップS29に進んで、一つ前の表示ドットとの間の隙間を埋める補間処理を行った後に前記ステップS27に進んで表示部2に描画を行う。この一連の処理が補間処理手段を構成する。他方、前記ステップS28においてサンプリングを停止して再開した直後の表示ドットに関するものであるときにはYESということで前記補間処理(S29)をキャンセルして、一つ前の表示ドットとの間の隙間を埋める処理を行わないで前記ステップS27に進んで表示部2に描画を行う。この一連の処理が補間処理キャンセル手段を構成する。
図13〜図16は、表示部2の表示態様の幾つかの例を示すものである。図13の複数の点印で示した部分は前記ステップS29の補間処理を行った部分である。また、複数の縦線で示した部分は最大値又は最小値を示す。上記ステップS29の補間処理により各表示ドット間は連続的に描画されているが、途中でサンプリング停止・開始を行った部分は、上記ステップS29をキャンセルすることで不連続であり、これによりユーザは表示部2に現れる不連続な部分を目視することで、サンプリングの停止/開始が行われた部分であることを直ちに知ることができる。換言すると、従来のチャート紙と実質的に同じ表示態様を提供することができ、今までチャート紙に馴れたユーザにとって好都合である。更に、仮にサンプリングの停止/開始の部分も連続的に表示した場合には、サンプリングの停止/開始を行った部位に対して、これをユーザが知る別の表示手段を講じる必要がある。
図13の表示例では、サンプリングの停止/開始の部位に関して、表示ドットを一つ異ならせて表示する例を示し、図14の表示例では、サンプリングの停止/開始の部位に関して同じ表示ドットの部分で表示する例を示す。
図15の表示例では、サンプリングの停止/開始の部位に関して同じ表示ドットの部分で表示した場合に停止直前と開始直後の最大値、最小値が重なり合った場合を示す。図15から分かるように、最大値の部分の面積が増大していることから、これによりサンプリングの停止/開始の部位であることを目視で認識することができる。図16の表示例では、各表示ドットに関して一つのデータを表示する例を示してある。
実施例の波形観測装置の正面図である。 図1と同様に実施例の波形観測装置の正面図であり、ディスプレーの下に配した蓋を開けた状態を示す図である。 実施例の波形観測装置の分解斜視図である。 実施例の波形観測装置のブロック図である。 波形観測装置の表示部に波形を縮小して表示するのに関連した要素を抽出したブロック図である。 サンプリングした計測データを一定のファイル作成周期でファイル化すると共にサンプリング停止時に追加の最終計測データファイルを作成する一連の処理を説明するための図である。 計測データのファイル化と共に縮小表示のための圧縮データを生成すると共に、サンプリング停止時及び再開直後の圧縮データの作成を説明するための説明図である。 例示としてサンプリング周期と圧縮率との関係で1表示ドットを描画するのに必要なデータ数を表した一覧表である。 サンプリング停止時の最終圧縮データとサンプリング再開直後の先頭圧縮データを説明するための説明図である。 圧縮率の設定変更に際して、複数の圧縮データから変更後の圧縮率の圧縮データを作成することを説明するための図である。 縮小表示のための圧縮データファイルの作成手順を切めいるためのフローチャートである。 圧縮率の設定変更と、これに伴って圧縮データを作成する一連の手順を説明するためのフローチャートである。 縮小表示の一つの態様を示す図である。 縮小表示の他の態様を示す図である。 縮小表示の別の態様を示す図である。 縮小表示の更に別の態様を示す図である。
符号の説明
1 波形観測装置
2 表示部
29 CPU
30 バッファメモリ
31 本体メモリ

Claims (3)

  1. サンプリングした計測データを一時保存するバッファメモリと、
    所定のファイル作成周期で本体メモリに計測データファイルを作成して前記バッファメモリに一時保存されている計測データを収容する計測データファイル作成手段と、
    計測データを波形で表示する表示部とを有する波形観測装置において、
    前記サンプリングの停止直前に前記バッファメモリ中に一時保存され且つ前記計測データファイルに収容されていない計測データを前記サンプリングの停止時に前記本体メモリに作成した停止直前計測データファイルに収容する停止直前計測データ処理手段と、
    前記表示部に表示する波形を縮小表示する圧縮率を設定する圧縮率設定手段と、
    圧縮率に対応して前記表示部の1表示ドットを描画するのに必要な計測データのデータ数に基づいて、該データ数毎に前記バッファメモリに一時保存されている計測データから圧縮データを求める圧縮データ算出手段と、
    前記本体メモリに表示用圧縮データファイルを作成する表示用圧縮データファイル作成手段と、
    前記圧縮データ算出手段によって求めた圧縮データを前記表示用圧縮データファイルに入れて保存する圧縮データ保存手段と、
    前記サンプリングの停止直前に前記バッファメモリ中に一時保存され且つ前記表示用圧縮データファイルに収容されていない端数の前記計測データに基づいてサンプリング停止直前の最終圧縮データを求めて前記表示用圧縮データファイルに入れて保存する最終圧縮データ処理手段と、
    前記サンプリングを再開したときに、前記サンプリング停止直前圧縮データを求めるのに使用したデータ数と、前記圧縮率に対応して前記1表示ドットを描画するのに必要な計測データのデータ数との差分データ数を算出する差分データ数算出手段と、
    前記サンプリングを再開した直後に前記バッファメモリ中に一時保存されている計測データのデータ数が前記差分データ数になったときに、該差分データ数の計測データに基づいてサンプリング再開直後の先頭圧縮データを求めて前記表示用圧縮データファイルに入れて保存する先頭圧縮データ処理手段とを有することを特徴とする波形観測装置。
  2. 圧縮率の異なる複数の前記表示用圧縮データファイルを用意して、前記圧縮率設定手段により設定変更された圧縮率よりも小さな圧縮率の前記表示用圧縮データファイルを選択する圧縮データファイル選択手段と、
    該圧縮データファイル選択手段により選択した表示用圧縮データファイル中の複数の圧縮データに基づいて前記設定変更後の圧縮率において前記1表示ドットを描画するための再圧縮データを求める再圧縮データ算出手段とを有し、
    該再圧縮データ算出手段により求めた再圧縮データに基づいて縮小した波形を前記表示部に表示する、請求項1に記載の波形観測装置。
  3. 前記1表示ドットと次の前記1表示ドットとの間の描画に連続性を持たせるための補間処理を行う補間処理手段と、
    前記最終圧縮データと前記先頭圧縮データとを前記表示部に表示するときに前記補間処理手段による前記補間処理をキャンセルする補間処理キャンセル手段とを有する、請求項2に記載の波形観測装置。
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