JP2010037550A5 - - Google Patents

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本発明はかかる課題を解決するために、次の手段を採用するものである。
すなわち、本発明は、
(1)少なくともポリアリーレンスルフィド、環式ポリアリーレンスルフィド及び有機極性溶媒を含む混合物であって、ポリアリーレンスルフィド100重量部に対して環式ポリアリーレンスルフィドが6重量部以上70重量部以下である混合物(a)から環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドを回収する方法であって、混合物(a)から有機極性溶媒を留去し、少なくともポリアリーレンスルフィド、環式ポリアリーレンスルフィド及び有機極性溶媒を含む混合物(b)を調製する工程、および混合物(b)をポリアリーレンスルフィドが不溶となる温度領域で固液分離(c)を行う工程を含むことを特徴とする環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
(2)前記混合物(a)として、少なくともスルフィド化剤、ジハロゲン化芳香族化合物及び有機極性溶媒を含む混合物を、混合物中のイオウ成分1モルに対して有機極性溶媒を1.25リットル以上50リットル以下用い、加熱して反応させて得られた混合物を用いることを特徴とする(1)記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法
(3)前記混合物(a)として、少なくともポリアリーレンスルフィド、スルフィド化剤、ジハロゲン化芳香族化合物及び有機極性溶媒を含む混合物を、混合物中のイオウ成分1モルに対して有機極性溶媒を1.25リットル以上50リットル以下用い、加熱して反応させて得られた混合物を用いることを特徴とする(1)記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
(4)混合物(a)中の有機極性溶媒の量が、混合物(a)中のイオウ成分1モルに対して1.25リットル以上50リットル以下であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
(5)混合物(a)から有機極性溶媒を留去する工程において、残存する有機極性溶媒の量が混合物(b)中のイオウ成分1モルに対して1.0リットル以下になるまで有機極性溶媒を留去することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
(6)ポリアリーレンスルフィドが不溶となる温度領域で固液分離(c)を行なうことにより得られた濾液成分から、環式ポリアリーレンスルフィド混合物を固形物として得る工程を含むことを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
(7)有機極性溶媒を留去することにより得られた、少なくともポリアリーレンスルフィド、環式ポリアリーレンスルフィド及び有機極性溶媒を含有する混合物(b)における有機極性溶媒の量が、混合物(b)中のイオウ成分1モルに対して0.10リットル以上であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
(8)固液分離(c)により得られた濾液成分から回収した混合物が、環式ポリアリーレンスルフィドを50重量%以上含むことを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
(9)有機極性溶媒を留去する温度が140℃以上であることを特徴とする(1)〜(8)のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
(10)有機極性溶媒を留去する温度が180℃以上であることを特徴とする(1)〜(9)のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
(11)固液分離(c)により得られた少なくともポリアリーレンスルフィドとアルカリ金属ハライド塩を含有する混合物からアルカリ金属ハライド塩を除去する工程をさらに含む(1)〜(10)のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法である。
得られたポリフェニレンスルフィドを分析した結果、重量平均分子量15300のポリマーであることが分かった。また、上記に記した方法により、ポリフェニレンスルフィドに含まれる線状ポリアリーレンスルフィドオリゴマー含有量を測定したところ、0.20%であることが分かった。また、ポリフェニレンスルフィドの粒度分布測定を行なったところ、メディアン径が20μm、粒度分布の標準偏差は0.56であることが分かった。

Claims (11)

  1. 少なくともポリアリーレンスルフィド、環式ポリアリーレンスルフィド及び有機極性溶媒を含む混合物であって、ポリアリーレンスルフィド100重量部に対して環式ポリアリーレンスルフィドが6重量部以上70重量部以下である混合物(a)から環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドを回収する方法であって、混合物(a)から有機極性溶媒を留去し、少なくともポリアリーレンスルフィド、環式ポリアリーレンスルフィド及び有機極性溶媒を含む混合物(b)を調製する工程、および混合物(b)をポリアリーレンスルフィドが不溶となる温度領域で固液分離(c)を行う工程を含むことを特徴とする環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
  2. 合物(a)として、少なくともスルフィド化剤、ジハロゲン化芳香族化合物及び有機極性溶媒を含む混合物を、混合物中のイオウ成分1モルに対して有機極性溶媒を1.25リットル以上50リットル以下用い、加熱して反応させて得られた混合物を用いることを特徴とする請求項1記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
  3. 合物(a)として、少なくともポリアリーレンスルフィド、スルフィド化剤、ジハロゲン化芳香族化合物及び有機極性溶媒を含む混合物を、混合物中のイオウ成分1モルに対して有機極性溶媒を1.25リットル以上50リットル以下用い、加熱して反応させて得られた混合物を用いることを特徴とする請求項1記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
  4. 混合物(a)中の有機極性溶媒の量が、混合物(a)中のイオウ成分1モルに対して1.25リットル以上50リットル以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
  5. 混合物(a)から有機極性溶媒を留去する工程において、残存する有機極性溶媒の量が混合物(b)中のイオウ成分1モルに対して1.0リットル以下になるまで有機極性溶媒を留去することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
  6. ポリアリーレンスルフィドが不溶となる温度領域で固液分離(c)を行なうことにより得られた濾液成分から、環式ポリアリーレンスルフィド混合物を固形物として得る工程を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
  7. 有機極性溶媒を留去することにより得られた、少なくともポリアリーレンスルフィド、環式ポリアリーレンスルフィド及び有機極性溶媒を含有する混合物(b)における有機極性溶媒の量が、混合物(b)中のイオウ成分1モルに対して0.10リットル以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
  8. 固液分離(c)により得られた濾液成分から回収した混合物が、環式ポリアリーレンスルフィドを50重量%以上含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
  9. 有機極性溶媒を留去する温度が140℃以上であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法
  10. 有機極性溶媒を留去する温度が180℃以上であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
  11. 固液分離(c)により得られた少なくともポリアリーレンスルフィドとアルカリ金属ハライド塩を含有する混合物からアルカリ金属ハライド塩を除去する工程をさらに含む請求項1〜10のいずれかに記載の環式ポリアリーレンスルフィド及びポリアリーレンスルフィドの回収方法。
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