JP2010036573A - ペースト供給方法とペースト供給装置および容器 - Google Patents

ペースト供給方法とペースト供給装置および容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010036573A
JP2010036573A JP2009062709A JP2009062709A JP2010036573A JP 2010036573 A JP2010036573 A JP 2010036573A JP 2009062709 A JP2009062709 A JP 2009062709A JP 2009062709 A JP2009062709 A JP 2009062709A JP 2010036573 A JP2010036573 A JP 2010036573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paste
container
supply
discharge hole
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009062709A
Other languages
English (en)
Inventor
Arata Tsurusaki
新 鶴崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2009062709A priority Critical patent/JP2010036573A/ja
Publication of JP2010036573A publication Critical patent/JP2010036573A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Screen Printers (AREA)

Abstract

【課題】
混練されたペースト容器を好適に使用することができ、ペースト自動供給で適正ペースト量の管理により、良好なペーストのローリングでスクリーン印刷品質が確保できる、ペースト供給方法とペースト供給装置および容器を提供する。
【解決手段】
スクリーン版Sを介してペーストHを印刷するスクリーン印刷機100の、ペースト供給装置50において、混練機使用可能なペースト容器10Pの底部12にペースト吐出孔11を設け、ペースト容器10P内の開口部13へ押圧部材30と圧力付与手段50A、および制御部51で構成、押圧部材30で加圧することにより、ペースト容器10Pの吐出孔11を介してペーストHを被供給先に自動供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明はエレクトロニクス業界の実装基板および電子部品製造工程等で使用する、粘性印刷材料の例えばソルダーペーストすなわちクリームはんだ、および導電性ペーストや接着剤(以下ペースト)等を使用するスクリーン印刷機の、ペースト供給方法とペースト供給装置(以下供給装置ということがある)および容器に関するものである。
スクリーン印刷機で使用するペーストは、印刷作業にて特性すなわち粘度やチクソトロピー性等を初期状態戻し、およびスクリーン印刷時のペースト量、すなわちペーストローリング高さ管理は、スクリーン印刷条件のパラメーターとして重要となる。
したがって、ペーストは特性や温度管理、および印刷機使用直前のペースト常温戻しと攪拌、さらに印刷中のペースト適正量の供給管理がポイントで、ぺースト印刷品質に大きく左右する。尚、手作業による攪拌はどうしても混ぜる速度や時間等の個人差が発生し、ペースト特性のバラツキ原因となるが、近年は作業効率および粘度均一化等の目的で、ポット入りのペースト収納容器を自動撹拌しながら、常温に戻し5分〜10分でペーストは使用可能な特性に戻すペースト混練機が普及してきている。
上述のようにスクリーン印刷機において、ペースト供給量の適正管理として、自動でペーストを供給する自動供給装置の利用法があり、被供給先の例えばスキージユニットやスクリーン版上へ自動供給する装置で、スクリーン印刷機含めて種々の発明および開発や提案がなされている。
一方ペースト収納の容器形態は一般的なポット入り容器の他に、自動供給用としてシリンジ・カートリッチ・ラミネート袋入りなど種々の容器形態があり、自動供給装置および印刷機においても、各容器使用の装置が提案されていれている。その一例として、ポット入りペースト収納容器を使用した供給装置で、ペースト容器底部を加圧し下部押圧部材のピストン孔等よりペーストを押出し供給する装置(例えば特許文献1、特許文献2参照)の提案がなされている。
図17(A)は特許文献1の、はんだ供給装置の構成例を示す概念図で、(B)は特許文献2の、はんだ供給装置の構成例を示す一部破断側面図である。
先ず図17(A)の特許文献1の、ペースト供給装置について説明する。ペーストをスキージブロックに供給する供給装置で、開口部を有しペーストを収納するポット(容器)と、吐出口を有した容器の開口部に嵌挿される吐出アダプタと圧力付与手段とを備え、この圧力付与手段によって押圧され、容器内ペーストをピストンの吐出口から供給する構成の供給装置である。
図17(B)は特許文献2に係るはんだ供給装置の構成例を示す一部破断側面図で、ガイド部材とカバーからなる容器保持部材、および吐出チューブ付きピストンと駆動機構有する構造で、クリームはんだ(ペースト)を収納した供給容器(以下容器)はカバーにリングで保持され、供給容器開口部に、ペーストの吐出口が設けられたチューブ付きピストンが嵌挿され、カバーと容器に対するピストンの加圧方向に沿った方向に移動可能な容器保持部材を支持、容器保持部材の移動とともに容器もピストン側に移動し、容器内のペーストが加圧されピストンのチューブを介してペーストを供給する構造である。
特開2003−311930号公報 特開2004−306102号公報
エレクトロニクス業界では鉛フリー導入および基板の高密度化時代に入り、はんだ付け品質すなわちペースト印刷品質向上のため、ペースト自動供給と混練の必要性が高まり、近年、ペースト混練機が利用できるペースト容器使用のペースト自動供給装置として、上述の特許文献1および特許文献2等の発明提案は、ペースト混練機利用できる一般的なポット容器入りペーストを、使用できる構造のペースト供給装置である。
しかしながら、上記特許文献のペースト供給装置は構造上問題で、容器の開口部より、ペースト吐出孔を設けた吐出アダプターを嵌挿し、容器を上下逆向き、すなわちピストン側を下向き状態で供給装置に装着後、保護カバー入りペースト容器の底部を加圧する機構で、加圧を受けるピストン側を固定し、ピストン吐出孔またはピストン部チューブを介してペーストを供給する方法で、基本的な構造の問題で実用化できていない。
具体的には容器開口部より嵌挿されるピストンに、ペースト吐出孔が設けられた構成のため下記のような種々の問題がある。
(1)印刷作業終了後にピストン吐出孔部の、ペースト残り除去および清掃の作業性が悪い。
(2)ピストンの厚みが6〜10mmまたはチューブ付きのため、前記いずれの特許文献も吐出圧力大の問題があり、特許文献2の短チューブ方式では加圧力大(例えば3〜5Kg/Cm)問題がある。
(3)ピストンの吐出孔部が吐出性向上のためRつき形状のため、供給終了時にピストンの吐出孔部と、ペースト容器底部にペースト残り多い問題が生じ、次のペースト容器への移し変えが必要で無駄な作業となる。
(4)ピストン側吐出孔付き構造のため、供給装置へのペースト容器装着が上下逆向き構造となり容器着脱の作業性が悪い。
(5)さらにピストンを容器の高さ近くまで、容器側を嵩上げ固定する必要があり、結果的に供給装置は大型(特に高さ方向)となり、スクリーン印刷機内部のスペースが広く必要となる。
(6)装置の構造が複雑なため、供給装置のメンテナンスや作業性が悪く、また供給装置も高価となる。
図16(B)に示す従来のオープン型スクリーン印刷機は、人手によりペーストを供給する方式で、ペーストをスクリーン版上に供給する際に、このスクリーン版上を移動してペーストを塗布する、スキージと呼ばれる部材の動作を停止、すなわち印刷作業の中断する必要があり、スクリーン印刷工程の生産効率が悪いという問題があり、さらに定期的に確認しての正確なペースト供給管理も難しかった。
そこで本発明の目的は、充分な混練機利用が可能なペースト容器が使用でき、最低必要量のペースト自動供給管理により、良好なローリングで最適なペースト印刷条件を確保できる、ペースト供給方法とペースト供給装置および容器を提供することにある。
本発明は粘性印刷材料であるペースト(H)をスキージユニット(40)またはスクリーン版(S)上の被供給先に供給する方法であって、容器底部(12)に吐出孔(11)を設けた容器(10P)の開口部(13)より、圧力付与手段(50A)および押圧部材(30)にて、該容器内のペースト(H)を押圧することで、該ペースト容器底部(12)の吐出孔(11)を介して該ペースト(H)を、前記被供給先に供給するペースト供給方法である。
本発明はスクリーン版(S)を介して粘性印刷材料であるペースト(H)を印刷するスクリーン印刷機(100)の、前記被供給先に供給するペースト供給装置であって、前記ペースト容器(10P)を着脱自在に保持させるペースト通過孔(21B)付きカバー(21)と、該カバー(21)とペースト容器(10P)を係合する固定リング(22)を備え、該ペースト容器(10P)には開口部(13)より嵌挿される押圧部材(30)、および圧力付与手段(50A)と制御部(51)が設けられ、該ペースト容器底部(12)の吐出孔(11)は、該カバー(21)のペースト通過孔(21B)に連通する構造のペースト供給装置である。
本発明の押圧部材(30)はペースト容器(10P)内の空気を排出可能な、大気開放部(33)を設けられた構成のペースト供給装置である。
さらに本発明はスクリーン印刷機のスキージ(43)長手並行方向に、レール(72)とモータ(70m)に連結の送りねじ(73)を設け、さらにペースト供給部の架台(71)を備え、ペースト供給装置(50)をスライドできる移動機構(70)を設けた構造を好ましい態様として含むペースト供給装置である。
本発明は上記目的を達成すべく、ペースト供給装置(50)に用いることができる容器(10)であって、筒状の容器(10)の開口部(13)と対向する容器底部(12)に前記カバー(21)を装着前または装着後に、吐出孔(11)を開口できるようなV溝(11V)または封じ材(11F)で孔塞ぎの構造をあらかじめ設けた混練機使用可能な容器である。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては以下の効果が得られる。先ずは特許文献1、特許文献2の課題に対する効果について説明する。
(1)請求項1、2、5の構成要件として構成されているので、吐出孔がピストン孔からペースト容器底部孔のチューブレスとなり、吐出孔厚みがピストン厚みに比較し約1〜1.5mmと大幅に薄くなる。したがって、ペースト供給時の押圧力が大幅に小さく(例えば5〜7割減)できる。
(2)請求項1、2、5の構成要件として構成されているので、ペースト容器底部の吐出孔を設けることで、ピストンの吐出孔が不要となり、ペースト容器底部およびピストン吐出孔のペースト残り問題も解決できる。したがって、残りペーストのペースト容器に移し変え無駄作業、およびピストン孔の清掃が廃止できる。
(3)請求項2、5の構成要件として構成されているので、ペースト容器をそのまま、すなわちペースト容器底部を下向きで、ペースト容器とのピスト嵌挿含めた着脱作業ができる。したがって、大幅な作業改善ができる。
(4)請求項2、5の構成要件として構成されているので、ピストン容器高分約70mmの嵩上げが不要となる。したがって、供給装置高さを低く小型化が図れる。
(5)請求項2、5の構成要件として構成されているので、供給装置の構造が簡略化できる。したがって、装置のコストダウンが図れる。
(6)請求項3の構成要件として構成されているので、ピストンをペースト容器に嵌挿時にペースト容器内部の空気を排出しペーストの安定供給ができ、さらにペースト容器開放部が上向きでピストンを嵌挿加圧する機構のため、ピストン大気開放部のバネが不要でシンプルとなる。尚、大気開放部はピストン嵌挿時にペースト容器内へ空気残りが起因する、ペースト供給時間ずれ問題の防止機構である。
次に特許文献1、特許文献2問題改善以外の一般的な他の効果について説明する。
(1)請求項1,2の構成要件として構成されているので、ペースト混練機の使用ができる。したがって、手で攪拌するようなバラツキがなくなり、適正なペースト特性に回復させることができる。
(2)請求項1、2、5の構成要件として構成されているので、正常な特性のペーストの使用が可能となり、適正なペースト印刷条件が確保でき、ペースト印刷品質の向上が図れる。
(3)請求項1、2、5の構成要件として構成されているので、ポットの容器入りペーストが使用できる。したがって、ラミネート袋やシリンジ等の専用容器入りペーストに比較し、コストが例えば15〜20%安価となる。
(4)請求項1、2、5の構成要件として構成されているので、印刷作業終了後に使用途中の容器は、固定リングを外しカバーよりペースト容器抜きピストンを外し、底部吐出孔をテープ塞ぎ後ペースト容器の蓋と中栓で封止し、冷蔵庫保存ができる。したがって翌日以降も改めて再使用が可能である。
(5)請求項4の構成要件として構成されているので、大型のスクリーン印刷機例えばPDP印刷用等の大型スクリーン版(例えば3.5m×3.5m)でも、スキージと並行方向の供給装置移動式で、スクリーン印刷幅に応じた自動供給ができる。
尚、ペースト収納容器の形態は種々あり、ポット状容器、ラミネート袋、パック状容器、シリンジ、カートリッチ等で一部専用印刷機用の容器もあるが、装置含めコスト的にはポット状容器が最安価で、且つラミネート袋やシリンジ入りと異なりペーストの攪拌すなわち混練ができる。
以上のように、本発明のペースト供給方法とペースト供給装置および容器により、適正ペースト量の管理が出来るため、良好なペーストローリングが発揮でき、最適のペースト印刷条件の確保と、ペースト印刷品質の向上が図れコストメリットがある。
本発明を実施するための第1の形態を示すもので、供給装置主要部拡大図とスキージユニットの構造略図である。 本発明を実施するための第1の形態を示すもので、供給装置搭載の印刷機側面略図である。 本発明を実施するための第1の形態を示すもので、(A)はペースト収納の容器の斜透視図、(B)は底面部断面拡大の構造例略図、(C)は容器吐出孔部の平面拡大略図である。 本発明を実施するための第1の形態を示すもので、(A)は固定リングの斜視図、(B)はペースト容器カバーの斜視図である。 本発明を実施するための第1の形態を示すもので、(A)はピストンの斜視図、(B)はピストンの断面図、(C)はシリンダーのロッドとピストンアダプター部の説明図(断面・平面)である。 本発明を実施するための形態を示すもので、供給ペースト容器のアッセンブリ工程を示す断面略図である。 本発明を実施するための第1の形態を示す、ペーストの準備から供給ペースト容器アッセンブリ供給装置装着、およびエアーシリンダー連結までのフローチャート図である。 本発明を実施するための他の実施形態を示す、(A)は供給装置ペースト容器装着向き変化例の断面略図、(B)は高粘度ペースト容器吐出の孔変化例平面図、(C)は横向き供給装置へのペ―スト容器装着変化例の断面略図である。 本発明を実施するための他の実施形態を示す、容器吐出孔部の変化例の断面と平面概念図である。 本発明を実施するための他の実施形態を示す、ピストン加圧手段の変化例の側面略図である。 第2実施の形態における大型オープン印刷機対応の、供給容器アッセンブリ移動機構を設けた構造を示す、(A)は平面略図、(B)は側面略図、(C)は断面略図である。 第2実施の形態における大型オープン印刷機対応の、供給装置の供給部と印刷部の一部を示す、(A)は側面略図、(B)は断面略図である。 第2実施の形態における大型オープン印刷機対応変化例の、供給部と印刷部の一部を示す側面略図である。 第3の実施の形態を示すもので、(A)はインキ用供給装置の部分拡大図、(B)はイ ンキ供給装置搭載印刷機例の側面略図である。 第3の実施の形態を示すもので、(A)はピストン部の斜図、(B)はインク供給アダプター略図、(C)はピストンの切り替え図である。 他の実施例を示すもので、(A)は従来オープン印刷機における供給機の搭載例を示す概念図、(B)は従来オープン印刷機のスキージ部を示す構成例概念図である。 (A)は従来例の特許文献1に係るはんだ供給機の構成例を示す概念図、(B)は従来例の特許文献2に係るはんだ供給装置の構成例を示す一部破断側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定があるが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限りこれらの形態に限られるものではない。
図1、図2おいて50はペースト供給装置で、圧力付与手段50A、押圧部材(以下ピストン)30、大気開放部33、供給容器アッセンブリASで構成され、10は混練機使用可能なペースト収納容器本体で、ペースト吐出孔11、容器底部12、開口部13である。ペースト容器10の開口部13へ嵌挿されたピストン30で、圧力付与手段50Aにて、吐出孔11よりペーストを押し出す供給方法である。100はプリント基板PにペーストHを印刷するスクリーン印刷機である。
図1で供給装置50の構造ついて説明する。この供給装置50には、ペーストH入りのペースト容器10Pを収納するカバー21と、このカバー21とペースト容器10Pを係合する固定リング22、および押圧部材のピストン30と、エアーシリンダー53から構成され、容器底部12に吐出孔11を形成した容器10を使用する。
次に図1、2にて、圧力付与手段50Aについて説明する。エアーシリンダー53はバルブVとレギュレータRを介して、エアー供給部54に接続され、制御部51からの圧力設定信号とバルブVにより、エアーがエアーシリンダー53に供給され、エアーの圧力を設定できる機構になっており、ペースト容器10P内のペーストHを所定の圧力で加圧される。
エアシリンダー53は供給装置50の上方に設けられており、このエアシリンダー53のロッド53Rがピストン30のアダプター31と、脱着可能な構造になっている。尚、エアシリンダー53は、例えばペン型(別名ペンシリンダー)の構造を有している。
次に供給装置50およびスクリーン印刷機100の概要について説明する。供給装置50搭載のスクリーン印刷機100において、容器10の底部12に吐出孔11を設けたペースト容器10Pを、カバー21に装着固定の供給容器アッセンブリASを供給装置50として装着後、ペースト容器10Pの開口部13より押圧部材のピストン30にて加圧することにより、ペースト容器10P底部の吐出孔11よりペーストHKのように落下供給される。尚、供給装置50はペーストHを印刷機100の被供給先、例えばスキージユニット40やスクリーン版S上へ、必要時に適正量を自動供給する為の、ペースト供給コントロールする制御部51とペーストの残量センサー41およびエアー供給部54をスクリーン印刷機100に配設されている。
図2に示す印刷機100の構成例は、下からプリント基板Pの昇降と位置決め機構のシリンダー61と、その上に基台62が設けられ、さらにその上に各プリント基板P毎に交換する、メタルマスクであるスクリーン版Sと、その上にスキージユニット40、および供給装置50で構成の印刷部60が配設され、この印刷部60の、水平方向移動装置として、フレームF1に固着されたモータMおよびナットNと、前記印刷部60の昇降装置としてエアーシリンダー63、および各駆動部をコントロールする制御部51で構成されている。
次にペーストHと容器10について説明する。先ずペーストHすなわちクリームはんだは、はんだ粉末とフラックスを練り合せたもので、成分が分離し易く不安定な物性で、粘度に大きく影響するので温度管理、および使用前のはんだ粉末とフラックス分離改善の混練すなわち攪拌作業は重要である。
したがって、スクリーン印刷機100で使用する前に、ペースト収納容器10Sは冷蔵庫より取り出して、常温例えば20〜27℃に戻し十分に混練、すなわち攪拌することが重要で、従来はペースト容器10P内のペーストHを、ヘラで約10分好ましくは2〜3分手で攪拌し粘度を安定させてから、スクリーン印刷機100のスクリーン版S上に手で供給していた。近年は作業効率と粘度均一化の目的で、容器10入りペーストHすなわちペースト収納容器10Sを自動撹拌する、ペースト混練機が普及し、常温に戻しながら5分〜10分でペーストは使用可能となる。
上述の、ペーストHの印刷条件および、粘度チキソ性等ペーストHの特性と温度と攪拌管理等の技術文献として、友松道範著、「はんだ印刷技術Q&A」、日刊工業新聞社出版、2002年1月21日発行、第17頁から第15頁、第133頁から第139頁、および、「エレクトロ実装技術」、技術調査会発行、2008年6月20日発行、第58頁から第61頁に記載されている。また混練機については平成20年12月1日株式会社シンキー発行、「混ぜる技術革命」カタログに紹介されている。
図3は容器10の構造略図である。底部12の吐出孔形成予定部11Yの外周にV溝11を設け、孔形成ラインの厚みを薄い構造とし、前記ペーストHを使用時に吐出孔予定部11YのV溝11Vの内側一端を、加圧することにより孔予定部11Yの打抜きにより、吐出孔11を形成する構造である。また容器10の開口部13外周には蓋閉め用のねじ山と、ツバ14が設けられている。尚、図6に示すペースト収納容器10Sは、蓋14Aと内蓋14Bを有した構成でペーストメーカー出荷の状態を示す。
容器10の材質はPP材やPE材で、ペースト量は一般的に500g入りペーストで、容器10の大きさは高さ60mm程度、直径が70mm程度あり、ペーストH製造メーカーから納品状態の収納容器10Sを、そのまま練混機に使用することができる。尚、収納容器10S内の、ペーストHは特性劣化防止の為に、低温管理が必要で約10℃以下の冷蔵庫に保存される。
この収納容器10Sを使用時に冷蔵庫より取り出し、結露防止のため約1時間常温放置後蓋を開けヘラで約10分、好ましくは2〜3分練り合せるか、収納容器10Sを周知の混練機を用いることで、常温に戻しながら5〜10分の攪拌で、ペーストHの特性は使用可能状態となる。この攪拌すなわち混練を行うことで、ペーストHのはんだ粉末とフラックス分離を改善でき、且つ、所定のチキソ比および粘度のペーストH特性に戻すことができる。
次に、供給装置50の詳細について説明する。図2に示すように供給装置50は、上述した印刷機100の被供給先、例えばスキージユニット40やスクリーン版S上に、ペーストHを自動供給する装置で、スキージユニット40の真上やスキージ部に近接し配設される。尚、詳細を図示しないスキージユニット40の内部構造は種々の形態がある。
図4にてカバー21および固定リング22について説明する。先ずカバー21は、ペースト容器10Pを収納保護するものであり、金属又は強化プラスチック材である。このカバー21は、容器10よりやや大きい円筒形状で、且つ、容器10よりもやや大きい開口部を有している。このカバー21によって、ペースト容器10Pはその外周側面と容器底部12が保護され、ピストン30で加圧時にペースト容器10の強度が保たれる。このカバー21の開口部周縁には、例えば5mm程度外側に突出した、一対のロック爪21Aが向かい合って設けられている。またカバー21底部の孔21BはペーストHの通過孔で、容器吐出孔11よりやや大きく、好ましくは2〜3倍大きい構造である。尚、カバー21は図示しないが真空の2重構造や断熱材加工の構造、又はペルチェ素子利用の温度調整機能の構造にすることにより、ペースト温度による粘度変化問題の改善ができる。
固定リング22は断面コの字型のリング状で、ペースト容器10Pとカバー21とを係合させる補助具である。この固定リング22には、例えば下面ひさし部22Aに溝22Bが向かい合って設けられ、ひさし部22Aの内径はカバー21の外径よりも少し大きくなっている。これにより固定リング22のひさし部溝22Bに、カバー21のロック爪21Aを合せ取り付け、固定リング22を回転することで、容器10周縁部のツバ14を固定リング22でカバー21に係止、容器が固定される構造になっている。
次に図5にてピスト30について説明する。このピストン30にはペースト安定供給のため大気開放機構33が設けられている。具体的にはピストン30をペースト容器10Pへ嵌挿時に、ペースト容器10P内の空気を大気開放部33より排出しながら、ピストン30をペースト容器10P内のペーストH上面までスムースに移動でき、ピストン30がペーストH面に達すると,大気開放機構33の開閉弁33BがペーストH面で押し上げられて、大気開放孔30Aは開閉弁33Bで塞がれペーストHの安定供給がなされる。
さらに、ピストン30のOリング32は、ピストン本体30Hの外周面とペースト容器10の内周面との間が封止され、この間でのペーストHの漏れを防止することができる。このOリング32はピストン本体30Hの外周面に例えば2重〜3重でも良い。
ここで図5(C)にて、エアーシリンダー53のロッド53R先端部と、ピストンアダプター31の構造、および取り付け方法を説明する。ロッド53R先端にピン53Pを有し、そのピン53Pを矢印方向に、ピストンアダプター31のピン孔31Aへ横より挿入後、回転すると孔端31Lで止まり、シリンダーのロッド53Rとピストン30は連結できる
次に供給装置50の詳細な使用方法を説明する。先ずペースト容器10Pを供給装置50に装着前準備の説明をするが、図6はペースト供給容器のアッセンブリ工程を示す概念断面図で、図7はペーストHの収納容器10S準備から供給容器アッセンブリASの、供給装置50へ装着までのフローチャートである。
具体的には収納容器10Sを冷蔵庫より取り出し、混練機にてペーストHを攪拌および常温戻し後、収納容器10Sの蓋14Aおよび内蓋14Bを外す。次に攪拌済みのペースト容器10Pの、開口部13よりピストン30を嵌挿し、容器底部12吐出孔形成部11YのV溝11V内側の一端を押圧し孔材を除去後、ペースト容器10Pをカバー21に装着し固定リング22の固定で、供給容器アッセンブリASが完成する。尚、容器底部(12)の吐出孔部の形態で孔空け手段は異なり、例えば図4(A)は封じ材11Fを剥がす作業で、ペースト容器10PPをカバー21へ装着後に吐出孔空けでも良い。
次に供給ペースト容器アッセンブリASを、ペースト供給装置50のフレームF2上のガイド21G部へ装着、ねじ21Nで固定し、ピストンアダプター31にエアーシリンダー53のロッド53Rを取り付けて全工程の作業は終了し、供給ペースト容器アッセンブリASの供給装置50へ取り付けが完了する。
ペーストHの粘度は材料および用途等により異なり、一般的なはんだペーストは150〜250Pa・sが好ましく、高粘度の導電ペーストは250〜600Pa・s、その他100Pa・s以下の低粘度ペーストもある。尚、容器10の吐出孔11径選定(例えば径4φ〜10φ)により、ピストン30の加圧力が無い状態での自然落下は無く、もし自然落下が発生しても供給先で且つ少量落下は特に問題ない。
図8(A)は、供給装置50の向きすなわちペースト容器10Pの装着方向変化例の部分略図を示すもので、本発明の供給装置50においては、ペースト容器10Pの装着方向は正常すなわちペースト容器開口部13上面で、ペースト容器底部12下向きだが、斜め方向または横方向するような構造で、容器底部12吐出孔11断面のエッチ部で粘性の高いペーストや接着剤等の、吐出終了時にペースト切れ改善、および供給装置の高さを低くできる効果がある。高粘度ペースト容器(A)条件時、吐出孔11は好ましくは図11(B)とし、供給ペースト容器アッセンブリASを供給装置50に装着時の容器底部吐出孔11向きを、好ましくは供給ペースト容器アッセンブリAS装着時に図11(B)孔向きが紙面下となる方向がペースト切れ効果大となる。尚、図11(C)はペースト容器10P横向きの供給装置例の概念図で、供給動作は第一実施形態と同じである。
次に図1、図2にて、ペーストHのペースト自動供給装置の機構について説明する。スキージユニット40に内蔵の残量センサー41からの検知信号と、制御部51の作用とピストン30の圧力により、ペーストHが自動供給される。尚、供給タイミングはペーストHの高さを残量センサー41で感知し管理制御する方法以外に、被印刷物例えばプリント基板P印刷枚数の管理設定による制御の自動供給方法でも良い。
具体的な自動供給の動作を説明する。印刷の途中でペーストH量が不足すると、ペーストHの残量センサー41の信号により、供給装置50をコントロールする制御部51が作用し、ペースト容器10Pの上よりピストン30にて、ペーストHを押圧することで、ペースト容器10P底部の吐出孔11から、ペーストHKのように所定量を供給する。この構成によりペーストHを吐出孔11から、必要時に必要量を被供給先のスキージユニット40またはスクリーン版Sの上に自動供給することができる。また供給量はシリンダー53へのエアー圧力と吐出時間を、制御部51の設定管理で自動供給を行うが、ペーストHの粘度および吐出孔11サイズの条件等により吐出タイムを制御調整する。また図示しないセンサーをオープンスキージ印刷機側に設けることで、上述のスキージユニット40内部のセンサー41同様の作用となる。
次に、容器底部12吐出孔11の形成部については、図9に示すように本発明の容器と異なる孔形状で他の形態でも良く、吐出孔11の形状は丸以外の例えば楕円やスリット状でも良い。またペースト特性は種々あり粘度も異なるので、好ましくはペースト特性により容器底部の孔形状とサイズを最適に選定し、孔数も1個以上の複数個でも良く, サイズは丸形状でφ3〜10、楕円で幅2〜8mm、長さ4〜10mmの範囲が好ましい。
以下、図9にて吐出孔11の形成部について変化例を個別に説明する。(A)は、容器底部12にφ5〜10の吐出孔11を設け、且つ、封じ材11Fにて吐出孔11を塞ぐ構造で、カバー21装着時にペースト容器底部10吐出孔の封止材11Fを剥がして使用する。(B)は、容器底部12吐出孔形成部11Y箇所にV溝11を設けた構造で、V溝11V位置を容器10底部外側のみ設ける。(C)は、容器底部12吐出孔形成部11Y箇所にV溝11Vを設けた構造で、V溝11V位置を容器10底部内側のみ設ける。(D)は、容器底部12吐出孔形成部11Y箇所の容器10内側V溝を設け、吐出孔形成部11Yが輪Wと一体の構造とし、カバー装着時に輪Wに指を入れ吐出孔形成部11Yを引き剥がす構造である。(E)は、吐出孔の栓Kと一体の輪Wを固着した開栓部材12Kを設けた構造とし、ペースト使用時に栓Kと一体の輪Wに指を入れ開栓する構造にした容器である。尚、図8(B)は容器底部孔形状の変化例であるが、高粘度ペーストにてペースト容器の向きを傾斜することで、ペーストの垂れや糸引きの改善効果となる。
容器底部12の吐出孔予定部11Yの強度問題は、ペースト製造メーカの製品管理および輸送等の工程において、容器底部12を上すなわち上下逆の容器蓋14A側を下方向梱包にすることで、従来の強度は保障される。尚、収納容器10S内のペーストが蓋14A側へ集まり、逆にペースト容器P底部12側へ空間が発生する問題は、輸送後に正常向き状態での冷蔵庫保管により、自然にペーストHは収納容器10S底部へ移動し元の収納状態に復帰する。
尚、ペースト材料により大容量容器や缶等の収容形態では、攪拌機使用可能な専用の供給容器とピストン径サイズの種類、およびカバーサイズを複数準備対応にて、専用容器に移し替えての使用方法も可能である。
エアーシリンダー53によって加圧されたペーストHは、容器10内で下方にピストン30により押圧移動し、容器底部12の吐出孔11から下方に押し出される。そして押し出されたペーストHは、ペースト供給装置50の下面に配設されたスキージユニット40によって囲まれた印刷空間35またはスクリーン版S上に供給される。本実施形態ではペースト供給装置50の圧力付与手段50Aに、エアシリンダー53を用いる場合について説明したが、このエアシリンダー53の代わりにモータを用いても良い。
以下、図10にてモータを用いる具体的な構成および動作と効果を説明する。(A)はペースト供給装置50のモータ83による、ピストン30の昇降機構80の側面略図で、ラックとピニオンを用いたものである。すなわち、アーム80Aには、延在方向に沿ってラックギア81が固着されている。モータ83は電源供給手段を接続しステッピングモータが用いられ、フレームF3に固着されている。このモータ83の軸には,ラックギア81とかみ合うピニオンギア82が取り付けられている。この機構によりモータ83の回転方向に応じて、アーム60Aが昇降できる。
次に図10(B)は昇降機構80‘の変化例を説明する。モータM8とギャーG1、さらにギャーG2とナットN2の固着部材および送りねじ80Bを使用した構造で、図示しない連結部で送りねじ80Bとピストン30を連結、モータM8の回転により送りねじ80Bが上下移動する構成で、ラックとピニオン方式と同様の効果がある。
尚、エアシリンーダー53を用いる場合に比較し、作業終了時にモーターを逆転することにより、ピストン30と容器10を自動分離することができる。また供給終了後すなわち加圧終了時に、わずかにモータを逆転することで負圧力がかかり、ペーストH落下防止の効果となる。
図1では供給装置が印刷部のスクリーン版上の密閉スキージ上部への設置例であるが、一般の大型印刷機のオープンスキージで両スキージ、またはスキージとスクレッパ間の、スキージ部上のフレーム部に設置方法や、低粘度ペーストやインキ等の印刷材料は、混練機使用可能な底部孔なし容器使用で、ピストン大気開放部孔30A利用の供給アダプター24のチューブを介した自動供給方法も可能である。
以下、具体的な実施例を説明する。先ず図11は供給装置移動機構の概念図で、(A)は平面図(B)は側面図<(C)は断図で、ペースト供給アッセンブリASの架台71と固定部71G、およびサーボモーター70m、レール72と送りネジ73とセンサー70Sで構成されている。
図12は大型オープン印刷機に本発明供給機搭載の、第2実施の形態における供給装置の主要部を示す図で、(A)は供給装置と印刷部の部分側面略図、(B)は供給装置と印刷部の部分断面図を示す。架台71とレール72および送りねじ73を設けた移動機構70と供給容器アッセンブリASの構成略図で、ペーストH供給時にスキージ43Bと並行方向に架台71が移動することにより、印刷幅に対応して安定供給ができる。尚、供給装置の移動幅は被印刷物の大きさに合わせてセンサー70Sの位置により自在に調整可能な構成で、大型の印刷装置にて大きなスクリーン版S上へのペースト供給で、スクリーン版Sの外側へのペースト供給不足問題が改善できる。
図13は大型オープン印刷機に本発明供給機の、実施の形態における供給装置および印刷部の主要部を示す側面を示す図で、供給部50Bにペースト供給装置を2台配設する構成略図で、各容器底部吐出孔よりペーストH等の印刷材料を吐出する構成である。図13では供給装置2台であるが印刷装置のサイズで3個以上の複数個の配設でも良く、前記の供給装置50の移動機構70設けた構造と同様の効果がある。
次に図14にて低粘度ペーストやインキの印刷材料(以下インキ)Iz供給装置実施例を具体的に説明する。(A)は本発明の供給装置を印刷装置50tに適用した第3実施の形態で、供給装置の主要部を示す断面図で、(B)は供給装置および印刷装置の一部を示す側面図ある。
図14(B)に示すように印刷装置は、インキIzを被印刷物Hpに送出するインキ供給装置50t、および被印刷物Hpである用紙や回路基板等にインキIzを転写させる印刷部40を備え、インキ供給装置50tには開口部13を有するインキ収容のインキ容器(吐出孔無し)10bと容器の保護カバー21’を有し、また供給アダプター24が設けられている。尚、インキIzの加圧する押圧部材のピストン30t以外の、制御部51およびインキIzの量を検出するセンサー41等の基本構造や動作は、本発明のペースト供給装置50と同じである。尚、カバー21’に図示しない温度調整管理機構を設け、ピストン30tに攪拌翼34aと駆動部43bを設け定期的に攪拌することで、粘度均一化ができさらに印刷品質改善効果となる。
尚、供給装置50tのインキ容器10bは円筒形状で、容器開口部13より着脱自在の吐出アダプター24付きピストン30tが嵌挿され、制御部51によるピストン30tの押圧によりインキIzが押され、吐出アダプター24を介しチューブ24bを通過、先端の吐出口24aよりスクリーン版S’上に供給される構成である。
印刷部40BはインキIzを通過させる多孔性構造を有するメッシュのスクリーン版S’と、スキージ43およびスキージを上下・水平方向に移動する駆動部を備えていて、図示しない制御部による抑圧部のピストン30tによりインキIzが加圧され、吐出アダプター24のチューブ24bを介して先端の吐出口24aより、スクリーンS’版上に供給される。スキージ43はスクリーン版S’に密着させて連続的に押圧移動しながら、メッシュから滲み出るインキIzを、スクリーン版S’裏面に密着の紙や基板等の被印刷物Hp表面に転移印刷を行う。
次に図15で第3実施の形態における押圧部ピストン30tについて説明図する。(A)はピストンアダプター略図でピストン本体30hとOリング32、およびエアシリンダー53と連結用アダプター31と供給アダプター24で構成されているが、Oリング32は複数でも良い。(B)はインク供給アダプター略図で、ゴムパッキン24cはピストン30取り付け部の密着性向上作用があり、インクIzの漏れ防止の作用をする。(C)はピストンの切り替え図で、先ず袋ナット23nを緩めピストン本体30hより開閉弁23bを取外し、次にインキ供給アダプター24をピストン側はネジ、またはナット24nにて固定し完了する。
尚、供給アダプター24は複数設ける構造、およびチューブ先端24a部をスライダーにて、スキージ43と並行に移動しても良い。また供給アダプター24のチューブ24bの材質は弾性に富むフレキシブルなシリコンやポリエチレン等で、内径はインキの粘度により好ましくは3〜10mmで選択、また吐出口にチューブ端を押える孔サイズ調整機構を設けても良い。
図16(A)は、従来の一般的なオープンスキージの印刷機における実施例の部分構成図で、印刷ブロック110のシリンダー部41に近接してペースト供給装置50を配設し、ペースト供給装置50と印刷ブロック110が、右側に待機中または図14に示すように左(矢印)方向に印刷中のみ、スクリーン版上に向けペーストHK供給される構成で圧力付与手段も自動制御される
図16(B)は、従来オープンスキージ印刷機120の部分構成例図で、左右のシリンダー111の下にスキージ112を設けたスキージ部は、各シリンダー111がフレームF10に固着されていて、右(矢印)方向へ移動するときは左シリンダー111A、すなわち左スキージ112Aが下がり、右シリンダー111Bすなわち右スキージ112Bは上がり、左スキージ112AでペーストHをスキージ印刷する。右方向の印刷終了でシリンダーは左右逆動作となり、左スキージ112Aが上がり、右スキージ112Bは下がり左に移動することにより左方向の印刷を開始する。尚、ペーストHの供給は一般的に印刷枚数や、時間管理および目視の判断等より、印刷作業を中断して、操作者がペースト容器10Pより供給するので正確なペースト量の管理が出来ない
以上より、攪拌すなわち混練機利用可能な収納容器使用のペースト自動供給により、正常特性ペーストおよび適正ペースト量の管理が出来るため、良好なペーストローリングが発揮でき、適正のペースト印刷条件が確保によりペースト印刷品質の向上が図れ、ペースト供給装置とペースト供給方法および容器を提供できる。尚、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、他に種々の形態で実施可能である。
AS 供給容器アッセンブリ
H ペースト
S スクリーン版
10 容器
10P ペースト容器
11 吐出孔
11F 封じ材
11V V溝
12 容器底部
13 開口部
21 カバー
21B ペースト通過孔
22 固定リング
30 押圧部材(ピストン)
33 大気開放部
40 スキージユニット
43 スキージ
50 ペースト供給装置(供給装置)
50A 圧力付与手段
51 制御部
70 移動機構
70m モータ
72 レール
73 送りねじ
71 架台
100 スクリーン印刷機

Claims (5)

  1. 粘性印刷材料であるペーストをスキージユニットまたはスクリーン版上の被供給先に供給する方法であって、容器底部に吐出孔を設けたペースト容器の開口部より、圧力付与手段および押圧部材にて、該ペースト容器内のペーストを押圧することで、該ペースト容器底部の吐出孔を介して該ペーストを、前記被供給先に供給することを特徴とするペースト供給方法。
  2. スクリーン版を介して粘性印刷材料であるペーストを印刷するスクリーン印刷機の、前記被供給先に供給するペースト供給装置であって、前記ペースト容器を着脱自在に保持させるペースト通過孔付きカバーと、該カバーとペースト容器を係合する固定リングを備え、該ペースト容器には開口部より嵌挿される押圧部材、および圧力付与手段と制御部が設けられ、該ペースト容器底部の吐出孔は、該カバーのペースト通過孔に連通することを特徴とするペースト供給装置。
  3. スクリーン印刷機のスキージ長手並行方向に、レールとモータに連結の送りねじを設け、さらにペースト供給部の架台を備え、ペースト供給装置をスライドできる移動機構を設けることを特徴とする請求項2、3記載のペースト供給装置。
  4. 請求項2〜4に記載のペースト供給装置に用いることができる容器であって、筒状の容器の開口部と対向する容器底部に前記カバーを装着前または装着後に、吐出孔を開口できるような構造をあらかじめ設けていることを特徴とする容器。
  5. 吐出孔を開口できる構造が、吐出孔を開口できる様なV溝または封じ材で孔塞ぐ構造であることを特徴とする請求項4記載の容器。
JP2009062709A 2008-07-10 2009-03-16 ペースト供給方法とペースト供給装置および容器 Pending JP2010036573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009062709A JP2010036573A (ja) 2008-07-10 2009-03-16 ペースト供給方法とペースト供給装置および容器

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008180009 2008-07-10
JP2009062709A JP2010036573A (ja) 2008-07-10 2009-03-16 ペースト供給方法とペースト供給装置および容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010036573A true JP2010036573A (ja) 2010-02-18

Family

ID=42009603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009062709A Pending JP2010036573A (ja) 2008-07-10 2009-03-16 ペースト供給方法とペースト供給装置および容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010036573A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102602132A (zh) * 2011-01-18 2012-07-25 雅马哈发动机株式会社 附着材料涂敷装置以及焊料涂敷装置
KR101196615B1 (ko) 2011-03-07 2012-11-02 세일리코 주식회사 스크린프린터용 솔더크림 실온화장치
KR101230022B1 (ko) 2012-09-05 2013-02-08 세일리코 주식회사 용기 인출 제한 기능을 갖는 스크린 프린터용 솔더크림 실온화장치
CN103101294A (zh) * 2011-11-14 2013-05-15 斗圆精密股份有限公司 用于网版印刷机的焊膏供应装置
CN104228323A (zh) * 2013-06-17 2014-12-24 松下电器产业株式会社 膏剂供应设备和丝网印刷机
JP2014240159A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 ペースト供給装置、スクリーン印刷機、ペースト供給方法及びスクリーン印刷方法
JP2014240160A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 ペースト供給装置、スクリーン印刷機、ペースト供給方法及びスクリーン印刷方法
JP2015126173A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 ペースト供給装置、スクリーン印刷機及びペースト供給方法
CN104924745A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 松下知识产权经营株式会社 膏剂供给装置和丝网印刷机
CN104924738A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 松下知识产权经营株式会社 丝网印刷机和丝网印刷方法
CN104924743A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 松下知识产权经营株式会社 膏剂供给装置和丝网印刷机
CN104924744A (zh) * 2014-03-19 2015-09-23 松下知识产权经营株式会社 供给装置、丝网印刷装置、膏供给方法以及丝网印刷方法
CN104924739A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 松下知识产权经营株式会社 丝网印刷机和丝网印刷方法
CN109878203A (zh) * 2019-04-13 2019-06-14 东莞市鹏利节能设备有限公司 一种活塞塞孔装置
JP2019188738A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 ペースト供給装置およびスクリーン印刷装置
WO2019216516A1 (ko) * 2018-05-10 2019-11-14 한화정밀기계 주식회사 솔더 용기의 자동 공급 장치 및 방법
WO2020044387A1 (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 株式会社Fuji はんだ供給装置

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102602132A (zh) * 2011-01-18 2012-07-25 雅马哈发动机株式会社 附着材料涂敷装置以及焊料涂敷装置
JP2012148451A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Yamaha Motor Co Ltd 付着材料塗布装置および半田塗布装置
KR101408005B1 (ko) * 2011-01-18 2014-06-17 야마하하쓰도키 가부시키가이샤 부착 재료 도포 장치 및 땜납 도포 장치
KR101196615B1 (ko) 2011-03-07 2012-11-02 세일리코 주식회사 스크린프린터용 솔더크림 실온화장치
CN103101294A (zh) * 2011-11-14 2013-05-15 斗圆精密股份有限公司 用于网版印刷机的焊膏供应装置
KR101230022B1 (ko) 2012-09-05 2013-02-08 세일리코 주식회사 용기 인출 제한 기능을 갖는 스크린 프린터용 솔더크림 실온화장치
JP2014240159A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 ペースト供給装置、スクリーン印刷機、ペースト供給方法及びスクリーン印刷方法
JP2014240160A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 ペースト供給装置、スクリーン印刷機、ペースト供給方法及びスクリーン印刷方法
CN104228323A (zh) * 2013-06-17 2014-12-24 松下电器产业株式会社 膏剂供应设备和丝网印刷机
JP2015002278A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 ペースト供給装置及びスクリーン印刷機
JP2015126173A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 ペースト供給装置、スクリーン印刷機及びペースト供給方法
CN104924738A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 松下知识产权经营株式会社 丝网印刷机和丝网印刷方法
JP2015174355A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法
CN104924743A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 松下知识产权经营株式会社 膏剂供给装置和丝网印刷机
JP2015174120A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 ペースト供給装置及びスクリーン印刷装置
CN104924739A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 松下知识产权经营株式会社 丝网印刷机和丝网印刷方法
CN104924745A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 松下知识产权经营株式会社 膏剂供给装置和丝网印刷机
JP2015174119A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 ペースト供給装置及びスクリーン印刷装置
US20150266287A1 (en) * 2014-03-19 2015-09-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Paste supply apparatus, screen printing apparatus, paste supply method and screen printing method
CN104924744A (zh) * 2014-03-19 2015-09-23 松下知识产权经营株式会社 供给装置、丝网印刷装置、膏供给方法以及丝网印刷方法
US9566779B2 (en) * 2014-03-19 2017-02-14 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Paste supply apparatus, screen printing apparatus, paste supply method and screen printing method
JP2019188738A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 ペースト供給装置およびスクリーン印刷装置
WO2019216516A1 (ko) * 2018-05-10 2019-11-14 한화정밀기계 주식회사 솔더 용기의 자동 공급 장치 및 방법
WO2020044387A1 (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 株式会社Fuji はんだ供給装置
JP7066858B2 (ja) 2018-08-27 2022-05-13 株式会社Fuji はんだ供給装置
CN109878203A (zh) * 2019-04-13 2019-06-14 东莞市鹏利节能设备有限公司 一种活塞塞孔装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010036573A (ja) ペースト供給方法とペースト供給装置および容器
US6171399B1 (en) Apparatus and method for deposition of a viscious material on a substrate
JP6219853B2 (ja) ステンシルプリンターの印刷ヘッド
US6158338A (en) Cassette for holding and dispensing a viscous material for use in an apparatus for depositing the viscous material on a substrate
EP3663006A1 (en) Adhesive applicator and inkjet image forming apparatus
US10495988B2 (en) Printing device and printing method
JP6142570B2 (ja) ヘッド脱着治具、ヘッド交換治具
JP7118786B2 (ja) 印刷機
JP6118813B2 (ja) 対基板作業システムおよび粘性流体供給方法
JPH06166167A (ja) スクリーン印刷機
WO2016056424A1 (ja) 錠剤印刷装置
KR20190009538A (ko) 자동 패드 인쇄기
JP2005096126A (ja) スキージ装置およびはんだ印刷機
JP5740813B2 (ja) インク供給装置および描画装置
JP2006187904A (ja) スクリーン印刷装置
JP3694131B2 (ja) スクリーン印刷装置
WO2014002221A1 (ja) インクジェット印刷装置
JP4980820B2 (ja) 原反の供給装置及びシート貼付装置
JP2003117653A (ja) はんだ供給装置およびはんだ印刷機
JPS63293057A (ja) スクリーン印刷機のクリーム半田供給方法
JP3622708B2 (ja) スクリーン印刷装置におけるペースト補給方法
CN207190511U (zh) 用于防止锡膏滴落的装置
JP4338432B2 (ja) スクリーン印刷機のクリーム半田供給機構
JPH08318613A (ja) クリーム半田のスクリーン印刷装置
JP2004009445A (ja) 画像形成装置