JP2010035631A - メダル分別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メダルを大きさによって分別し、別々のメダル容器に収容するメダル分別装置において、メダル容器が満杯になったらメダルの流下方向を変更する。
【解決手段】円弧状に湾曲させた外周側に小径メダルの直径より広幅で大径メダルの直径より狭幅の開口を形成した小径メダル脱落口31と、前記小径メダル脱落口31の下流に設けた大径メダル案内通路18と、前記小径メダル脱落口31に連通すると共に前記大径メダル案内通路18から分岐するように設けた小径メダル案内通路17とを具備するメダル排出通路部16によりメダルを分別すると共に、該分別されたメダルを別々のメダル容器11,12に収容し、各メダル容器11,12にはメダルが満杯になったこと検知し信号を発するメダル検知センサ53bを設け、メダル検知センサ53bの信号によりメダルの流下方向を変更させるメダル振分手段51を小径メダル案内通路17と大径メダル案内通路18に設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、メダル(コイン,円形チップと同じ)が遊技媒体として使用されるスロットマシン、コインゲーム機等の遊技機が多数台設置された遊技場において、メダルをその大きさによって分別する装置に関するものである。
スロットマシン、コインゲーム機等の遊技機に使用されるメダルには、一般に直径25mmのものと直径30mmのものとがあって、遊技機の種類によってそれぞれ使用し得るメダルが異なるというのが現況である。このため、多数台の遊技機を設置した遊技場では、一つの島台においても大小2種類のメダルが混じることとなるので、島台において回収されたメダルを大きさに応じて分別する分別装置が必要になる。なお、下記特許文献1に示された遊技機では、機内に投入されたメダルを大きさに応じて分別するメダル選別装置が備えられている。
特開2002−263257号公報
ところで、上記特許文献1に示されたメダル選別装置は、メダルを略起立状態で取り込むようにしたメダル通路が設けられ、このメダル通路を長手方向へ緩やかに下傾させることにより該メダルを下流へ向かって転動させるようにしている。また、メダル通路は、起立状態で取り込まれるメダルの厚み方向に対しても傾斜しており、傾斜した起立状態のメダルの下側面が接触するメダル通路の下側壁には、メダルの排出口が設けられている。そして、このメダルの排出口の開口幅は、適正な大きさの正規メダルの直径よりも若干狭く設定されている。これにより、適正な直径を有する正規メダルは、排出口に差し掛かった際にも、その外周縁の上端側と下端側の両方が該排出口の上縁部と下縁部に其々接触してガイドされ、該排出口から落下することなく該メダル通路を通過する。一方、直径が小さい不正メダルは、外周縁の下端側が排出口の下縁部に接触するものの、直径の不足から外周縁の上端側がメダル通路の上縁部に接触しないため、自重で排出口側へ傾倒して該排出口から落下するようになっている。こうして、メダルの径の相違を利用することにより正規メダルと不正メダルの選別を行なうようにしている。
しかし、上記特許文献1のメダル選別装置では、当該特許文献1の図3に示されたように、不正メダルが排出口から落下する際、該不正メダルはメダル通路によるガイドが完全に失われた状態になる。そうすると、メダルの落下方向を適切に制御することができず、メダル通路内におけるメダルの転動速度の相違や該メダルが排出口を潜り抜けるタイミングの相違などの不確定な要素の影響により、メダルの落下方向に大きな差が生じてしまう恐れがある。場合によっては、排出されたメダルがメダル選別装置自身や該メダル選別装置の周辺部材に衝突し、偶発的に正規メダルが排出される方向へ跳ね返って、該正規メダルに混入してしまうことも考えられる。このような事態を防止するには、例えば、不正メダルの落下方向を包囲するように該不正メダルを回収する容器の開口部を十分大きく形成するなどの措置が必要となる。しかし、このような方法では、メダル選別装置の周辺に広い設置スペースを確保する必要が生じる問題がある。
一方、上記特許文献1のメダル選別装置においては、選別された正規メダルおよび不正メダルが該メダル選別装置から直ちに排出されるように構成されている。従って例えば、メダル選別装置から排出されるメダルを収容するメダル容器等を配設し、該メダル容器が満杯になってしまった場合でも、メダルの排出方向を切り替えることによりメダル溢れを防止する等のメダル振分制御が出来ない問題があった。そこで本発明は、上記のような課題を解決するために、分別された一方のメダルを他方のメダルとは大きく異なる方向へ排出させると共に、これら一方のメダルと他方のメダルとの各々の排出方向を狭い範囲に規制しつつ振分制御できるようにしたメダル分別装置を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するため、本発明のメダル分別装置は、メダル貯留タンクに混在する小径メダルと大径メダルとを一個ずつ整列して送出するメダル送出部と、前記メダル送出部から送出されたメダルを分別しつつ排出するメダル排出通路部とを備えたメダル分別装置であって、
前記メダル排出通路部は、メダルの一側面が相対するように円弧状に湾曲させた外周側に小径メダルの直径より広幅で大径メダルの直径より狭幅の開口を形成した小径メダル脱落口と、前記小径メダル脱落口の下流に設けた大径メダル案内通路と、前記小径メダル脱落口に連通すると共に前記大径メダル案内通路から分岐するように設けた小径メダル案内通路とを具備し、
前記小径メダル案内通路は、前記小径メダル脱落口を潜り抜けた小径メダルの脱落方向へ近似するように始端寄り部が形成されると共に、該始端寄り部の下流が前記大径メダル案内通路から離れる方向へ湾曲され、
前記大径メダル案内通路と前記小径メダル案内通路との内の少なくとも一方のメダル案内通路は、終端部から排出されたメダルを貯留するメダル容器が該終端部の下方に配設されると共に、該メダル容器にはメダルが所定量に達したことを検知し信号を発するメダル検知センサが設けられ、
前記メダル案内通路は、前記メダル検知センサの信号に基づいて電気的駆動源が作動することによりメダルの流下方向を変更するメダル振分手段が設けられたことを特徴とする。
また、本発明のメダル分別装置において、前記メダル振分手段は、前記電気的駆動源の作動により前記メダル案内通路を流下するメダルに衝突する位置と該メダルに衝突しない位置との間を進退動するように設けられた可動片であることを特徴とする。ここで、電気的駆動源とは、例えば、ソレノイドやモータ等、電力供給により機械的に駆動する電動アクチュエータを指す概念である。
本発明によれば、小径メダル脱落口を潜り抜けた小径メダルの脱落方向へ近似するように小径メダル案内通路の始端寄り部が形成されると共に、該始端寄り部の下流が大径メダル案内通路から離れる方向へ湾曲されている。従って、小径メダルがメダル排出通路部を高速で流下し、小径メダル脱落口から勢いよく排出されたとしても、該小径メダルを小径メダル案内通路へ円滑に取り込むことができ、さらに、取り込んだ小径メダルの排出方向を大径メダルが排出される方向とは逆側へ転向させることができる。このように、分別された小径メダルを排出する向きが、小径メダル案内通路によって適切に方向付けされることで、分別後の小径メダルが大径メダルに誤混入してしまう事故を防止できる。さらに、分別された小径メダルを排出する向きを制御できることから、該小径メダルの排出方向を狭い範囲に規制することができ、これにより、分別後の小径メダルを収集する容器やホッパー等の収集口をコンパクトに設計できるようになる。従って、メダル分別装置を設置する箇所の周囲に広い設置スペースを確保する必要がなくなり、設計の自由度を向上させることができる。
また、メダル容器のメダルが所定量に達したことを検知し信号を発するメダル検知センサが該メダル容器に設けられると共に、大径メダル案内通路と小径メダル案内通路との内の少なくとも一方のメダル案内通路には、メダル検知センサの信号に基づいて電気的駆動源が作動することによりメダルの流下方向を変更するメダル振分手段が設けられている。これにより、メダル容器がメダルで満杯になると、メダル検知センサがこれを検知すると共に信号を発する。さらに、この信号に基づいてメダル振分手段がメダル案内通路を流下するメダルの流下方向を自動的に変更し、メダル容器内へそれ以上メダルが送り込まれることが防止される。従って、メダルがメダル容器から溢れてしまうことを防止できる。
次に、本発明に係るメダル分別装置の第一実施形態を図面に従って説明する。図1は本発明に係るメダル分別装置が組み込まれた包囲ボックスの内部を示す概略図である。包囲ボックス1の外部には、遊技者が獲得したメダルを計数しつつ回収するためのメダル計数回収器2と、各遊技機(図示せず)から排出されたメダルを搬送し回収するメダル回収コンベヤ3とが設けられる。また、包囲ボックス1の内部には、メダルの表面の汚れを洗浄するメダル洗浄機4と、洗浄されたメダルを一時的に貯留するメダル貯留タンク5、そして、本発明に係るメダル分別装置6とが設けられる。
前記メダル計数回収器2は包囲ボックス1の中段上面部1aに設置され、遊技者が小径メダルと大径メダルとを混在させた状態で投入できるようになっている。このメダル計数回収器2の下方であって包囲ボックス1の内部には、ホッパー7が設けられる。このホッパー7は、投入され計数されたメダルを収集すると共に、該メダルを包囲ボックス1の下部に設けられた揚送コンベヤ8上へ導くようになっている。
一方、前記メダル回収コンベヤ3は、その終端部3aが包囲ボックス1の内部にて前記揚送コンベヤ8の始端部8aの上方に位置するように設けられる。このようにすることで、各遊技機から排出されメダル回収コンベヤ3により搬送されてきた小径メダルと大径メダルが、該メダル回収コンベヤ3の終端部3aから落下し、揚送コンベヤ8の始端部8aへ受け渡されるようにしている。
前記揚送コンベヤ8は、前記メダル計数回収器2またはメダル回収コンベヤ3によって回収されたメダルをメダル洗浄機4へ搬送するための装置であって、始端部から終端部へ向かって上傾するようにして包囲ボックス1の下部に設けられると共に、終端部がメダル洗浄機4の一側面に接続されている。前記メダル洗浄機4は、洗浄液が含浸された拭布をメダルの表面に押圧させながら該メダルを搬送させることにより、メダルの両表面の汚れを拭き取るようにした装置である。そして、メダル洗浄機4の一側面であって前記揚送コンベヤ8の終端が接続された面とは別の側面に、該メダル洗浄機4によって洗浄されたメダルを受け取るホッパー9が接続される。このホッパー9は、終端方向に向かって下傾する傾斜状に設けられ、その終端はメダル揚送リフト10の基端部10aに接続される。
前記メダル揚送リフト10は、包囲ボックス1の上部に設けられたメダル貯留タンク5へメダルを揚送するための装置であって、包囲ボックス1の下部からメダル貯留タンク5へ向かって略垂直に設けられる。このメダル揚送リフト10により、洗浄された小径メダルと大径メダルはメダル貯留タンク5へ揚送されると共に、該メダル貯留タンク5に一時的に貯留されるようになっている。前記メダル分別装置6は前記メダル貯留タンク5の下方に設けられ、該メダル貯留タンク5内のメダルがホッパー5aを経由して該メダル分別装置6へと導かれるようになっている。そして、メダル分別装置6の下方には、分別された小径メダルを収納するメダル容器11(図1では陰のため見えない)と、分別された大径メダルを収納するメダル容器12が配置される。
また、前記メダル分別装置6の下方には、後述する重複メダル排出域27から排出されたメダルを収集するメダル回収樋13が略垂直状に設けられる。このメダル回収樋13は、その開口した始端部が前記重複メダル排出域27の直下に位置するように設けられると共に、終端部が前記メダル揚送リフト10の基端部10aへ接続されている。さらに、前記メダル容器12の側方には、後述するメダル振分手段としての可動片51によってメダル分別装置6から排出されたメダルを収集するメダル回収樋14が略垂直状に設けられる。このメダル回収樋14の始端部は大きく開口して前記メダル振分手段により排出されたメダルを受け入れるようになっており、終端部は前記メダル揚送リフト10の基端部10aへ接続されている。すなわち、重複メダル排出域27およびメダル振分手段としての可動片51によりメダル分別装置6の外部へ排出されたメダルは、メダル回収樋13またはメダル回収樋14を通過し、さらにメダル揚送リフト10を経由して再びメダル貯留タンク5に運び込まれるようになっている。こうして、メダル回収樋13,14とメダル揚送リフト10とを組み合わせることにより、メダルが循環するようになっている。
次に、メダル分別装置6について詳しく説明する。図2は、メダル分別装置のメダル送出部とメダル排出通路部を示す外観斜視図、図3は、図2とは別角度からの外観斜視図である。また、図4はメダル分別装置を示す正面図、図5は同平面図である。メダル分別装置6は、メダルを整列して一個ずつ送出するメダル送出部15と、前記メダル送出部15に接続されるメダル排出通路部16とを備えている。そして、メダル排出通路部16の下流寄りは、小径メダルのみが滑落する小径メダル案内通路17と、大径メダルのみが滑落する大径メダル案内通路18とに分けられており、該小径メダル案内通路17の下流端である小径メダル排出口43の下方には、メダル容器11が設けられ、また、該大径メダル案内通路18の下流端である大径メダル排出口42の下方には、メダル容器12が設けられて概ね構成される。
前記メダル送出部15は、円形室19の一方の面に設けられた開口にメダルタンク20が接続され、他方の面にモータ21が突設されて形成される。そして、図4に示したように、支持部材22によって前記円形室19が約60度の角度に傾斜した状態で支持されると共に、該メダル送出部15は基板23の上面に固設される。前記円形室19は、上部にメダルの送出口24が設けられ、また、内部に該円形室19の中心を軸として回転する送出円盤25が設けられる。この送出円盤25の表面には、大径メダルの直径よりも若干広い間隔で等間隔に配置された複数の突起片26,26,…,26が、該送出円盤25の外周縁より若干内方に設けられる。メダルは、該メダルの一方の表面を前記送出円盤25の表面に当接させた状態で、前記突起片26,26,…,26の間に一個ずつ嵌合される。そして、前記モータ21の回転動が送出円盤25に伝達されることにより該送出円盤25が回動され、前記突起片26,26,…,26の間に嵌合したメダルは前記送出口24へ導かれる。
前記メダル排出通路部16は前記送出口24に接続され、送出されたメダルが挿通されるようになっている。メダル排出通路部16は、その上流から下流に向かって順に、重複メダル排出域27と、増速域28と、重複メダル分離域29とが設けられ、その下流は、前記小径メダル案内通路17と前記大径メダル案内通路18とに分岐されたメダル分別域30が設けられる。前記重複メダル排出域27は、前記メダル送出部15からメダルが複数枚重なって送出されてしまった場合に、メダル一枚だけを通過させ、それ以外のメダルを排出するようになっている。前記増速域28は、メダルの滑落速度を加速させ、メダル排出通路部16内に先に送出されたメダルに対して後から送出されたメダルが追い付かないようにしている。また、前記重複メダル分離域29は、前記重複メダル排出域27にて重複メダルが排出されず、メダルが二枚重なった状態で滑落してきた場合に、これらを一枚ずつに分離するようになっている。さらに、前記メダル分別域30には小径メダル脱落口31が開設され、この小径メダル脱落口31の下側に小径メダル案内通路17が設けられる。一方、小径メダル脱落口31の下流は大径メダル案内通路18になっている。小径メダルと大径メダルは、これら小径メダル案内通路17と大径メダル案内通路18とから別々に排出され、メダル容器11またはメダル容器12へ其々収容されるようになっている。
このようにメダル排出通路部16は、送出口24から受け入れたメダルを滑落させ、該メダルをメダル容器11またはメダル容器12へと送り込むためのもので、その断面は、厚さがメダルよりも若干厚く、且つ、幅がメダルの直径よりも若干広幅に形成される。すなわち、メダル排出通路部16の重複メダル排出域27から、増速域28、重複メダル分離域29、メダル分別域30の大径メダル案内通路18までを含む部位は、メダルの厚さよりも若干厚く形成された一対の隙間部材32,32を、大径メダルの直径より若干広幅の間隔を設けて平行に配置し、これら各隙間部材32の下側面に板状の側壁部材33を固着している。さらに、各隙間部材32の上側面であって、増速域28と重複メダル分離域29とメダル分別域30における小径メダル脱落口31の開設位置とを含む部位には、透光性の合成樹脂材料で形成された側壁部材34を固着している。一方、メダル分別域30における小径メダル案内通路17は、中間部がU字形に湾曲されメダルの厚さよりも若干厚く形成された一対の隙間部材35,35を小径メダルの直径より若干広幅の間隔を設けて平行に配置すると共に、各隙間部材35の上端部から中間部までの下側に側壁部材36を固着し、また、中間部から下端部までの下側に側壁部材37を固着している。よって、メダル排出通路部16に挿通されたメダルは、該メダルの一側面を側壁部材33,36,37の内の何れかに対向させるようにして、前記メダル排出通路部16内を該メダルの直径方向に移動することができる。
このようなメダル排出通路部16は、始端部から下方が約30度の角度でメダルを滑落させる方向へ急傾斜し、前記重複メダル分離域29の部分でさらに下方へ屈曲すると共に、前記メダル分別域30にて小径メダル案内通路17と大径メダル案内通路18とに分かれ、該小径メダル案内通路17の終端部である小径メダル排出口43がメダル容器11へ向けられ、該大径メダル案内通路18の終端部である大径メダル排出口42がメダル容器12へ向けられている。また、メダル排出通路部16は、始端寄りから中間部にかけてメダル排出通路部16を移動するメダルの厚さ方向(メダル排出通路部16の長手方向と直交する方向)にも若干傾斜している。従って、メダルは、傾斜した起立状態で該メダルの一方の表面を下側の側壁部材33に摺接させながら該メダル排出通路部16内を滑落していく。
前記重複メダル排出域27は、例えば、前記メダル送出部15の送出口24からメダルが二枚重なって送出されてしまった場合に、片方のメダルをメダル排出通路部16から排出させてメダルの重複を解消し、前記増速域28にメダルを一枚ずつ挿通させるようにしている区画である。この重複メダル排出域27の上側面は開放されており、さらに、滑落するメダルの外周縁下部を支持する隙間部材38の幅は、メダルの厚みよりも狭く形成されている。すなわち、メダル排出通路部16の底面の幅がメダルの厚みよりも狭くなっている。従って、図6に示したように、重複メダル排出域27では隙間部材38の上端面(メダル排出通路部16内の底面)によってメダルM1のみが下方から支持されるようになっており、該メダルM1に重なったメダルM2は隙間部材38に支持されず下方に落下する。そして、落下したメダルM2は、該重複メダル排出域27の下方に設けられた前記メダル回収樋13の始端部の開口より該メダル回収樋13に進入し、メダル揚送リフト10の基端部10aへ運ばれるようになっている。このようにして、メダルが二枚重なって増速域28に送出されることを防止している。
前記増速域28は、前述のとおり、約30度の急角度でメダルを滑落させるようになっているため、略起立した状態のメダルをここで一気に加速させることができる。この増速域28における下側の側壁部材33には、該増速域28の長手方向に沿って細い長孔状の溝孔39が開設される。この溝孔39は、メダルの一方の表面と下側の側壁部材33の表面との接触面積を少なくして摩擦抵抗を低減し、メダルの滑落速度の増速効果を高めるものである。
前記重複メダル分離域29は、前記増速域28の下流側であって、メダル排出通路部16の長手方向が約30度の角度の下傾からさらに急角度になるように滑らかにカーブしている部位に位置している。この重複メダル分離域29は、メダルの一方の側面を含み該側面に平行な平面内(前記円形室19の傾斜平面内)で下方へ向かって滑らかに屈曲しており、最終的に、該重複メダル分離域29の長手方向は、前記平面内の最大傾斜方向と略一致するようになっている。そして、重複メダル分離域29の上側の側壁部材34の内側には、減速部材40が設けられている。
前記減速部材40は、例えば、表面が粗く加工されたプラスチックや表面が滑り難くなっているゴム等の摩擦が大きい部材からなり、重複メダル分離域29において、二枚重なったメダルの内の一方に接触させて、該一方のメダルの滑落速度を減速させるものである。つまり、メダルの重複が前記重複メダル排出域27において何らかの理由により解消されなかった場合に、該メダルが重複したままメダル分別域30へ流入することを防止するようになっている。具体的には、図7に示したように、側壁部材34の内周面に切欠部34aを設けると共に、該切欠部34aに減速部材40を嵌め込むように取り付ける。減速部材40の内面は、上端部が側壁部材34の内面に対して凹凸が生じないように滑らかに接続されると共に、下流に向かうに従い側壁部材34の内面よりも内側へ徐々に迫り出すようになっている。そして、該減速部材40の下端部では、該重複メダル分離域29の内部の厚さがメダル2枚分の厚さよりも若干狭くなっている。そうすると、メダルM3とメダルM4が重なって滑落してきた場合、側壁部材34側に位置するメダルM4のみが減速部材40に接触して滑落速度が減速される。一方、側壁部材33側に位置するメダルM3は、減速部材40に接触せず減速されることがない。これにより、重複メダルM3,M4の滑落速度に差が生じ、該重複メダル同士が離間するようになっている。
なお、本実施形態では側壁部材34の内側に減速部材40を設けることにより、該減速部材40に接触したメダルの滑落速度を減速させるようにしたが、これに限るものではない。例えば、側壁部材34の一方の内側面を粗く加工して摩擦を増大させると共に、該内側面を重複メダル分離域29の内側へ迫り出すように形成してメダルに接触させるようにしてもよい。
前記メダル分別域30は、前記重複メダル分離域29の下流側に位置している。このメダル分別域30において小径メダル脱落口31が開設された部位は、その長手方向が急勾配の傾斜から緩い勾配の傾斜へと徐々に変化するように滑らかな円弧状に湾曲されている。そして、その下流は、前記緩い勾配にて直線状に一定角度で下傾する大径メダル案内通路18になっている。一方、前記小径メダル脱落口31の下側には、小径メダル案内通路17が設けられている。
前記小径メダル脱落口31は、メダル排出通路部16の長手方向に沿って長孔状に開設されていて、その開口幅は小径メダルの直径よりも広く、かつ、大径メダルの直径よりも狭くなっている。そして、この部位におけるメダル排出通路部16の通路幅は大径メダルの直径より若干広幅であることから、前記メダル排出通路部16の幅方向の両側には側壁部材33が細幅で残されて、一対のガイド片41,41が形成される。従って、図8に示したように、大径メダルLは、これらガイド片41,41に外周縁部が支持されることにより小径メダル脱落口31を潜り抜けて脱落することがない。一方、小径メダルSは、その直径が小径メダル脱落口31の開口幅よりも小さいため、該小径メダル脱落口31を潜り抜けて小径メダル案内通路17へ流入するようになっている。なお、前記小径メダル脱落口31の上端部と前記溝孔39の下端部は接続され連通状になっている。
前記大径メダル案内通路18は、小径メダル脱落口31の下流にて略直線状に下傾するように設けられ、その終端部分は、大径メダルを排出する大径メダル排出口42となっている。大径メダル排出口42の先には前記メダル容器12が設けられ、排出された大径メダルが収容されるようになっている。また、大径メダル案内通路18の下側に電気的駆動源としてのソレノイド48を取着することにより後述するメダル振分手段が設けられている。
一方、前記小径メダル案内通路17は、該小径メダル脱落口31の下側に位置するように設けられ、その始端寄り部は、前記側壁部材33に小径メダル脱落口31を開設した部位に沿って滑らかに湾曲されている。すなわち、小径メダル案内通路17の始端寄り部は、小径メダル脱落口31から脱落する小径メダルの脱落方向と略同じ方向を向いており、該脱落した小径メダルをスムーズに受け入れられるようになっている。その下流は略直線状に下傾されると共に、前記側壁部材33から徐々に離れていっている。この部位では、小径メダル案内通路17の下流方向は、前記大径メダル案内通路18の大径メダル排出口42側と同じ方向へ向いている。そして、小径メダル案内通路17は、中間部にてU字形に大きく屈曲され、下流方向の向きが該大径メダル排出口42側とは反対側へ向けられている。すなわち、小径メダル案内通路17の下流方向と大径メダル案内通路18の下流方向とが反対向きになるように湾曲されている。また、小径メダル案内通路17の終端寄り部は略直線状に下傾するように形成され、終端部分は小径メダルを排出する小径メダル排出口43となっている。この小径メダル排出口43の先には前記メダル容器11が設けられ、排出された小径メダルが収容されるようになっている。加えて、小径メダル案内通路17の終端寄り部の下側には電気的駆動源としてのソレノイド48を取着することにより、後述するメダル振分手段が設けられている。
前記メダル振分手段は、前記大径メダル案内通路18および前記小径メダル案内通路17の各々につき一つずつ設けられる。その構成は同一であるため、大径メダル案内通路18側のメダル振分手段について説明し、小径メダル案内通路17側については説明を省略する。以下、メダル振分手段の説明では、大径メダル案内通路18を単にメダル案内通路18と表記し、大径メダル排出口42を単にメダル排出口42と表記する。メダル振分手段は、メダル排出口42へ向かってメダル案内通路18内を滑落するメダルの滑落方向を変化させ、該メダルを該メダル排出口42とは別の方向へ排出させるためのものである。例えば、前記メダル容器12が満杯になった際に、それ以上メダル容器12にメダルが送り込まれないようにできる。図9はメダル振分手段が設けられた部位の拡大正面図、図10は同縦断面図である。また、図11はメダル振分手段が作動した状態を示す拡大正面図である。
前記メダル案内通路18は、終端寄り部にて、その長手方向から斜めに分岐するようにして副排出路46が設けられる。また、副排出路46の分岐部位にあたる前記側壁部材33には長孔状の貫通孔47が開設される。この貫通孔47は、長手方向が該副排出路46の方向を向いている。言い換えると、メダル案内通路18の長手方向に対しては傾斜状になっている。そして、この貫通孔47の開設位置にあたる側壁部材33の下側面には、ソレノイド48が固着される。ソレノイド48は内部に空芯の導電コイル(図示せず)を備え、その空芯部には軸方向へ進退動可能なプランジャー49が設けられている。さらに、プランジャー49の先端には鍔部50が形成されると共に、メダル振分手段としての可動片51が突設されている。また、プランジャー49の基端側の周囲には、鍔部50に当接するようにコイルバネ52が圧縮状態で装着される。
ソレノイド48のプランジャー49は、導電コイルに電流を流して該導電コイルを励磁させるとコイルバネ52を収縮させてソレノイド48側へ後退し、一方、該導電コイルを消磁させるとコイルバネ52の弾性力によりソレノイド48の外側方向へ進出するようになっている。従って、前記メダル振分手段としての可動片51は、メダル案内通路18の側壁部材33に対し略垂直に進退動可能であり、該貫通孔47を介してメダル案内通路18内へ出没動自在である。よって、ソレノイド48のプランジャー49の作動により可動片51が貫通孔47を介してメダル案内通路18内へ突出すると、図11に示したように、該メダル案内通路18を滑落するメダルは、該可動片51に衝突して滑落方向を副排出路46側へ変化させるようになっている。そして、副排出路46の終端部の先には、前記メダル回収樋14の開口した始端部が位置しており、該副排出路46から排出されたメダルを受け入れるようになっている。
前記メダル容器12(メダル容器11も同様)がセットされる部位には、メダル容器検知センサ53a、および、メダル検知センサ53bが設けられる。前記メダル容器検知センサ53aは、メダル容器11およびメダル容器12の配設位置の下方に取り付けられる。そして、メダル容器検知センサ53aは、各メダル容器11,12の下面が近接しているかを検知することにより、該メダル容器11,12が所定位置に正常にセットされているか否かを判定する。もし、メダル容器11またはメダル容器12の何れかがセットされていなかったり、または、セットされた位置が所定位置からずれている場合は、メダル容器検知センサ53aが異常を検知して信号を送信する。
前記メダル検知センサ53bは、メダル容器11およびメダル容器12を其々所定位置にセットした際に、これらメダル容器11,12の内部であって、その上端縁より若干下方に位置する箇所に設けられる。そして、各メダル容器11,12にメダルが溜まっていき、積み重なったメダルがメダル検知センサ53bの取付位置まで到達したことを検知する。つまり、メダル容器11,12がメダルで満杯になると、メダル検知センサ53bがそれを検知して信号を送信する。
前記ソレノイド48は、前記メダル容器検知センサ53a、または、前記メダル検知センサ53bからの信号に基づいて、導電コイルへの通電を自動的に停止して該導電コイルを消磁させる。これにより、該ソレノイド48のプランジャー49がコイルバネ52の弾性力で進出し、メダル振替手段としての可動片51が貫通孔47を介してメダル案内通路18内へ突出する。こうして、メダルの滑落方向の変更がメダル容器検知センサ53a、または、メダル検知センサ53bの信号に基づいて自動的に行われるようになっている。
次に、第一実施形態のメダル分別装置の作用を説明する。送出口24より送出されたメダルは、まず、メダル排出通路部16の重複メダル排出域27内を滑落する。この重複メダル排出域27では、仮にメダルが二枚重なって送出口24より送出されてしまった場合、一方のメダルのみを通過させて、他方のメダルを脱落させている。すなわち、図6に示したように、側壁部材33側に位置する一方のメダルM1のみが隙間部材38の上端面(メダル排出通路部16内の底面)に支持され重複メダル排出域27を通過する。
一方で、隙間部材38の上端面に支持されない他方のメダルM2はメダル排出通路部16から外れて下方へ落下する。そして、該メダルM2はメダル回収樋13の始端部の開口より該メダル回収樋13へ進入すると共にメダル揚送リフト10の基端部10aへ運ばれ、該メダル揚送リフト10によってメダル貯留タンク5へ再び揚送される。こうして、メダルM2はメダル分別装置6へ復帰することになる。
前記重複メダル排出域27を通過したメダルは、メダル排出通路部16の増速域28にスムーズに流入する。そして、増速域28の長手方向に約30度の角度で下傾する傾斜を自重で流下することで、滑落速度を加速しながらメダル排出通路部16内を滑落していく。そして、滑落速度を増速したメダルは重複メダル分離域29へ流入する。
重複メダル分離域29では、前記重複メダル排出域27において何らかの理由によりメダルの重複が解消されなかった場合に、その重複したメダルを分離させる。すなわち、図7に示したように、二枚重なって滑落するメダルM3とメダルM4の内、メダルM4のみが減速部材40に接触して滑落速度が減速される。一方、メダルM3は減速されることなく重複メダル分離域29を滑落する。こうして、メダルM3とメダルM4の滑落速度に差を生じさせることにより、該メダルM3,M4が分離される。分離されたメダルの各々は、メダル分別域30へ流入する。
メダルがメダル分別域30の小径メダル脱落口31に差し掛かると、大径メダルの場合は、前記小径メダル脱落口31の開口幅が大径メダルの直径よりも狭いことから、図8において符号Lで示したように、大径メダルの直径方向の両端部が該小径メダル脱落口31の両側に形成された一対のガイド片41,41に保持される。従って、大径メダルは小径メダル脱落口31を潜り抜けることなく通過し、大径メダル案内通路18へ滑落していく。そして通常は、図12において符号Lで示したように、大径メダル案内通路18の終端部である大径メダル排出口42まで到達して排出され、メダル容器12へ収容される。
一方で小径メダルの場合は、図8において符号Sで示したように、該小径メダルの直径方向の両端部が該小径メダル脱落口31の両側に形成された一対のガイド片41,41に完全に保持されることがない。従って、該小径メダルは小径メダル脱落口31を潜り抜けて小径メダル案内通路17へ流入する。
小径メダル案内通路17の始端寄り部は、メダル排出通路部16内を滑落する小径メダルが小径メダル脱落口31から脱落する方向と略同じ方向を向くように設けられている。従って、図12において符号Sで示したように、小径メダルは小径メダル案内通路17にスムーズに受け入れられ、小径メダルは小径メダル案内通路17内を滑落すると共に、該小径メダル案内通路17がU字形に大きく屈曲された中間部にて、その滑落方向が前記大径メダル排出口42とは反対側に変更される。そして通常は、小径メダル案内通路17の終端部である小径メダル排出口43まで到達して該小径メダル案内通路17から排出され、メダル容器11へ収容される。
こうして、大径メダル排出口42および小径メダル排出口43から排出された大径メダルと小径メダルの各々は、メダル容器11またはメダル容器12に溜まっていく。そして、該メダル容器11または該メダル容器12が満杯になると、メダル検知センサ53bがそれを検知して信号を発し、この信号に基づいて、前記ソレノイド48の導電コイルへの通電が停止される。これにより、導電コイルが消磁して、ソレノイド48の内部に設けられたプランジャー49がコイルバネ52の弾性力で該ソレノイド48の外側方向へ進出する。従って、メダル振分手段としての可動片51が、図10に二点鎖線で示したように、貫通孔47を介してメダル案内通路18内へ突出する。(大径メダル案内通路18側で説明し、同様に作動する小径メダル案内通路17側の説明は省略する。)そうすると、メダル案内通路18内を滑落するメダルは、図11に示したように、可動片51に衝突して滑落方向を副排出路46側へ変更し、該副排出路46の終端部から排出されるようになる。排出されたメダルは、メダル回収樋14の始端部の開口から該メダル回収樋14に流入すると共に、メダル揚送リフト10の基端部10aへ運ばれ、該メダル揚送リフト10によってメダル貯留タンク5へ再び揚送される。
本発明に係るメダル分別装置では、小径メダル案内通路17の始端寄り部が、小径メダル脱落口31を潜り抜けた小径メダルの脱落方向へ近似するように形成されている。従って、小径メダルが小径メダル脱落口31から高速で排出されたとしても、該小径メダルを小径メダル案内通路17へ円滑に取り込むことができる。さらに、該小径メダル案内通路17は、その中間部にて大径メダル案内通路18から離れる方向へU字形に大きく湾曲され、小径メダル排出口43が大径メダル排出口42とは反対側を向くようになっている。これにより、取り込んだ小径メダルの排出方向を大径メダルが排出される方向とは逆側へ転向させることができる。このように、分別された小径メダルが排出される向きを適切に方向付けすることで、小径メダルが四方八方へ飛び散ることが無くなり、分別後の小径メダルが大径メダルに誤混入してしまう事故を防止できるようになる。さらに、小径メダルが排出される向きを狭い範囲に制御できることから、例えば、分別後の小径メダルを収集するメダル容器11の収集口をコンパクトに設計できるようになる。これにより、メダル分別装置を設置する箇所の周囲に広い設置スペースを確保する必要がなくなり、設計の自由度を向上させることができる。
また、メダル容器12(メダル容器11も同様)の上部内側には、メダルが満杯になったことを検知し信号を発するメダル検知センサ53bが設けられている。さらに、大径メダル案内通路18および小径メダル案内通路17には、メダル検知センサ53bの信号に基づいて作動するソレノイド48が設けられ、該ソレノイド48のプランジャー49には、メダル案内通路18を流下するメダルに衝突する位置と該メダルに衝突しない位置との間を進退動するメダル振分手段としての可動片51が突設されている。これにより、メダル容器12がメダルで満杯になるとメダル検知センサ53bの信号によりソレノイド48が作動し、可動片51がメダル案内通路18を流下するメダルに衝突する位置に進出する。そうすると、メダル案内通路を流下するメダルは該可動片51に衝突して流下方向が変更されるため、メダル容器12内へそれ以上メダルが送り込まれることが防止される。従って、メダルがメダル容器12から溢れてしまうことを防止できる。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。図13および図14は、第二実施形態におけるメダル分別域を示す拡大正面図である。この第二実施形態は、上述した第一実施形態と比較して小径メダルのメダル振分手段の構成が相違している。具体的には、小径メダル案内通路54が前記小径メダル脱落口31の下方に傾動自在に設けられ、該小径メダル案内通路54は、メダル振分手段としての押片55から受ける押圧力により傾動されるようになっている。従って、以下の説明においては、上述した第一実施形態と相違する構成についてのみ説明し、同一の構成については同一の符号を付すことにより詳しい説明を省略する。
前記側壁部材33の下側面には、固定部材56が固着され、該固定部材56の下端部には蝶番57が設けられる。前記小径メダル案内通路54は、始端部寄りが下側へ膨らんだ緩やかな曲線状に形成されると共に中間部から終端部寄りが略直線状に形成され、その始端部が前記蝶番57に固着されて傾動自在になっている。また、前記固定部材56には箱状の取付枠58が固着され、該取付枠58の内部には、前記小径メダル案内通路54を押して傾動させる押片55と、この押片55を回動させる電気的駆動源としてのソレノイド59と、が設けられる。
前記ソレノイド59は、取付枠58の下部に固定され、内部の空芯導電コイル(図示せず)の空芯部に設けられたプランジャー59aが、該ソレノイド59の上部に突出している。プランジャー59aには、コイルバネ等の弾性部材(図示せず)が設けられ、空芯導電コイルが消磁していると、該プランジャー59aは弾性部材の引張力により上方向へ進出する。一方、空芯導電コイルが励磁するとプランジャー59aは、弾性部材の引張力に抗して下方向へ後退する。ソレノイド59の空芯導電コイルは常態では消磁しており、前記メダル容器11の上部内側に設けられたメダル検知センサ53bが発する信号に基づき、該空芯導電コイルが自動的に励磁されるようになっている。
前記押片55は取付枠58の中央部に設けられる。この押片55の一側には、可撓板部60が設けられ、該可撓板部60の外側面の中間部には、肉薄の括れ部61が水平に形成されている。可撓板部60の括れ部61より下部は、断面L字状に形成されると共に前記取付枠58に固定され、該可撓板部60の括れ部61より上部は、括れ部61を支点として外側へ折曲自在となっている。さらに、可撓板部60の上部には、その内側面の中央部に固定されると共に該押片55の他側にて下方へ伸びるリンク片62が設けられ、このリンク片62の下端部は、支軸63を介して、前記ソレノイド59のプランジャー59aの先端部に回動自在に連結されている。これにより、可撓板部60の括れ部61より上部は、ソレノイド59のプランジャー59aが進出すると折曲され、該プランジャー59aが後退すると起立する。それに伴い、押片55が可撓板部60側または小径メダル案内通路54側へ回動する。
また、押片55の他側は、前記小径メダル案内通路54の下側面に当接している。従って、該押片55が小径メダル案内通路54側へ回動すると、その下側面が押され、該小径メダル案内通路54が上方へ傾動する。そして、小径メダル案内通路54が上方へ傾動すると、その終端部は、前記側壁部材33の下側面に設けられた小径メダル排出樋64の始端部に近接位置する。
このように構成された第二実施形態のメダル振分手段では、常態において、ソレノイド59の空芯導電コイルが消磁し、弾性部材の引張力によりプランジャー59aが上方へ進出している。これにより、リンク片62を介して可撓板部60の内側面の括れ部61から上部が押され、該可撓板部60が屈曲し、押片55の上部が固定部材56の外方へ回動されている。そうすると、小径メダル案内通路54は、その下側面が押片55の他側から押圧されなくなり、図13に示したように、自重で下方へ傾動した状態で静止する。このとき、前記小径メダル脱落口31から脱落した小径メダルは、該小径メダル案内通路54内を通ることなく空中を落下し、前記メダル容器11内へ収容される。
一方、メダル容器11に小径メダルが溜まっていき、該メダル容器11が満杯になると、メダル検知センサ53bがそれを検知して信号を発する。前記ソレノイド59はこの信号に基づいて作動し、空芯導電コイルの励磁によりプランジャー59aが下方へ後退する。そして、リンク片62を介して押片55の可撓板部60の上部が固定部材56の内側へ引っ張られ、該可撓板部60の上部が略垂直に起立し、図14に示したように、押片55の上部が小径メダル案内通路54側へ回動する。そうすると、押片55の他側が小径メダル案内通路54の下側面を押圧し、該小径メダル案内通路54は上側へ傾動し保持される。このとき、前記小径メダル脱落口31から脱落した小径メダルは、小径メダル案内通路54に受け止められると共に、その内部を該小径メダル案内通路54の終端へ向けて滑落するようになる。そして、小径メダルは、小径メダル排出樋64を経由して、最終的に前記メダル回収樋14へ排出される。こうして、小径メダルの排出方向が振り分けられ、該小径メダルがメダル容器11から溢れてしまうことを防止できる。
次に、本発明の第三実施形態について説明する。図15は、第三実施形態におけるメダル分別装置を示す平面図、図16は、同拡大正面図である。この第三実施形態は、上述した第一実施形態に設けられた前記メダル回収樋14に代え、小径メダル搬送コンベヤ65aおよび大径メダル搬送コンベヤ65bを配設している。それ以外の構成については上記第一実施形態と同一である。従って、以下の説明においては、上述した第一実施形態と相違する構成についてのみ説明し、同一の構成については同一の符号を付すことにより詳しい説明を省略する。
前記小径メダル搬送コンベヤ65aおよび前記大径メダル搬送コンベヤ65b(以下、両方を指す場合は単にメダル搬送コンベヤ65と表記する)は、分別された小径メダルおよび大径メダルを其々独立に搬送する装置である。例えば、分別後のメダルを遊技島に設置された各遊技機(図示せず)へ其々自動的に供給する。各メダル搬送コンベヤ65は、断面コ字形で樋状の枠体66の底部に無端状の搬送ベルト67を設けて概ね構成される。この搬送ベルト67は、枠体66の両側壁に架設され回動自在な複数のローラ68によって支持され、その上面がメダルの搬送面67aを形成している。そして、各メダル搬送コンベヤ65は、モータ等の電気的駆動源(図示せず)の駆動力により走行し、メダルを前記搬送面67aに載せて搬送する。
小径メダル搬送コンベヤ65aは、前記小径メダル案内通路17の一側に設けられ、その始端部は、前記可動片51に衝突して滑落方向を変更した小径メダルが排出される側に位置している。そして、終端部側は、前記メダル回収コンベヤ3と略平行に前記遊技島の各遊技機の方向に伸びている。同様に、大径メダル搬送コンベヤ65bは、前記大径メダル案内通路18の一側に設けられ、その始端部は、前記可動片51に衝突して滑落方向を変更した大径メダルが排出される側に位置している。そして、終端部側は、前記メダル回収コンベヤ3と略平行に前記遊技島の各遊技機の方向に伸びている。
このようなメダル搬送コンベヤ65を配設した本発明の第三実施形態では、分別された小径メダルおよび大径メダルを小径メダル搬送コンベヤ65aおよび大径メダル搬送コンベヤ65bにより遊技島の各遊技機へ其々独立して搬送できる。従って、各遊技機から排出された小径メダルおよび大径メダルが、混在状態でメダル回収コンベヤ3を経由して包囲ボックス1へ回収され、メダル洗浄機4により表面の汚れが洗浄されると共にメダル分別装置6により小径メダルと大径メダルに分別され、さらに、小径メダル搬送コンベヤ65aおよび大径メダル搬送コンベヤ65bを介して其々独立に各遊技機へ再供給されるといった、メダルの自動循環ができるようになる。
本発明に係るメダル分別装置が組み込まれた包囲ボックスの内部を示す概略図。 メダル送出部とメダル排出通路部を示す外観斜視図。 メダル送出部とメダル排出通路部を示す別角度からの外観斜視図。 本発明に係るメダル分別装置を示す正面図。 本発明に係るメダル分別装置を示す平面図。 重複メダル排出域の拡大横断面図。 重複メダル分離域の拡大従断面図。 メダル分別域の拡大横断面図。 メダル振分手段が設けられた部位の拡大正面図。 メダル振分手段が設けられた部位の縦断面図。 メダル振分手段が作動した状態を示す拡大正面図。 メダル分別域における小径メダルと大径メダルの滑落方向を示す拡大正面図。 第二実施形態のメダル分別域を示す拡大正面図。 第二実施形態のメダル分別域を示す拡大正面図。 第三実施形態のメダル分別装置を示す平面図。 第三実施形態のメダル分別装置を示す拡大正面図。
符号の説明
1 包囲ボックス
2 メダル計数回収器
3 メダル回収コンベヤ
4 メダル洗浄機
5 メダル貯留タンク
6 メダル分別装置
8 揚送コンベヤ
10 メダル揚送リフト
11 メダル容器
12 メダル容器
15 メダル送出部
16 メダル排出通路部
17 小径メダル案内通路
18 大径メダル案内通路
19 円形室
20 メダルタンク
21 モータ
27 重複メダル排出域
28 増速域
29 重複メダル分離域
30 メダル分別域
31 小径メダル脱落口
40 減速部材
42 大径メダル排出口
43 小径メダル排出口
48 ソレノイド
50 鍔部
51 可動片(メダル振分手段)
53b メダル検知センサ
55 押片(メダル振分手段)

Claims (2)

  1. メダル貯留タンクに混在する小径メダルと大径メダルとを一個ずつ整列して送出するメダル送出部と、前記メダル送出部から送出されたメダルを分別しつつ排出するメダル排出通路部とを備えたメダル分別装置であって、
    前記メダル排出通路部は、メダルの一側面が相対するように円弧状に湾曲させた外周側に小径メダルの直径より広幅で大径メダルの直径より狭幅の開口を形成した小径メダル脱落口と、前記小径メダル脱落口の下流に設けた大径メダル案内通路と、前記小径メダル脱落口に連通すると共に前記大径メダル案内通路から分岐するように設けた小径メダル案内通路とを具備し、
    前記小径メダル案内通路は、前記小径メダル脱落口を潜り抜けた小径メダルの脱落方向へ近似するように始端寄り部が形成されると共に、該始端寄り部の下流が前記大径メダル案内通路から離れる方向へ湾曲され、
    前記大径メダル案内通路と前記小径メダル案内通路との内の少なくとも一方のメダル案内通路は、終端部から排出されたメダルを貯留するメダル容器が該終端部の下方に配設されると共に、該メダル容器にはメダルが所定量に達したことを検知し信号を発するメダル検知センサが設けられ、
    前記メダル案内通路は、前記メダル検知センサの信号に基づいて電気的駆動源が作動することによりメダルの流下方向を変更するメダル振分手段が設けられたことを特徴とするメダル分別装置。
  2. 前記メダル振分手段は、前記電気的駆動源の作動により前記メダル案内通路を流下するメダルに衝突する位置と該メダルに衝突しない位置との間を進退動するように設けられた可動片であることを特徴とする請求項1に記載のメダル分別装置。
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