JP2010035468A - 釣用小物バッグ - Google Patents

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Kiichi Higashiyama
貴一 東山
Yoko Kimura
陽子 木村
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Abstract

【課題】バッグ本体の開口に対して蓋を容易に閉じることが可能な釣用小物バッグを提供すること。
【解決手段】小物バッグ10は、バッグ本体12と上蓋15とを有する。上蓋15は、バッグ本体12の上面の開口17を開閉可能に設けられている。バッグ本体12の上端部に補強板31〜34が設けられている。そのため、開口17は変形し難い。また、上蓋15は、マチ部103を有する。マチ部103には、補強板36が設けられている。そのため、マチ部103は、変形し難い。この構成によれば、上蓋15は、開閉時にマチ部103と開口17の周縁部とが当たることなく円滑に開閉動作する。
【選択図】図1

Description

本発明は、魚釣りの際に使用される釣用小物バッグに関し、特に、魚釣りの際に使用されるプライヤーやジグ、シンカーなどの釣用小物を収容するための釣用小物バッグに関するものである。
魚釣りにおいては、釣人は、釣り竿が収容されたロッドケースや、水汲みバケツ、リール、仕掛けなどの各種釣り道具が収容されたタックルバッグを携行して釣り場に入る。実釣においては、釣人は、最小限必要なプライヤーやシンカー、スプールなどの小物類だけを小型のバッグ(特許文献1乃至3参照)に入れ換えて、このバッグを身に付けるか、或いはタックルバッグの外面に取り付ける。また、船釣りでは、船内における釣人の立ち位置や立ちスペースが限られているため、釣人は、ロッドケースやタックルバッグなどを船首側の空きスペースに置いておき、実釣に最小限必要な小物類だけを小型のバッグに入れ換えて、このバッグを身に付けるか、或いはタックルバッグの外面に取り付ける。
特開2008−11724号公報 特開2007−195874号公報 特開2000−14298号公報
船釣りでは、船の走行時或いは船体に波が衝突したときに跳ね上がる水しぶきがバッグにかかる場合がある。また、磯釣りでは、波しぶきがバッグにかかる場合がある。もちろん、雨天時の魚釣りでは、雨水がバッグにかかる。したがって、従来の小型バッグは、小物類を出し入れするための開口を塞ぐ蓋を備えている。この蓋は、開口から内部への浸水を防止するために、開口の周縁部を覆うマチを有する。
しかしながら、軽量化或いはコストダウンのため、バッグ本体が剛性の低い素材(例えば薄手のナイロン繊維)で構成されている場合、バッグ本体の開口の周縁部は一定の形状を保持し難い。そのため、釣人が上記開口を蓋で閉じようとしても、マチが周縁部に当たってしまい、蓋の天板と上記周縁部とが密着するように蓋を閉じることが困難な場合がある。この場合、釣人は、蓋を閉じるために、一方の手で釣り竿を持ちながら他方の手で周縁部の形を整える必要があるが、かかる作業は極めて面倒である。また、場合によっては、釣人は、両方の手を釣り竿から放して魚釣りを中断し、そして、両手で周縁部の形を整えなければならず、実釣の妨げになる。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バッグ本体の開口に対して蓋を容易に閉じることが可能な釣用小物バッグを提供することにある。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る釣用小物バッグは、上面に開口を有するとともに当該開口に連通して収容室が区画された有底筒状のバッグ本体と、連結部を介して上記バッグ本体に連結され、当該連結部を基準にして俯仰動作することにより上記開口を開閉する蓋体とを備える。上記蓋体は、上記開口を閉じた状態で、上記上面を被覆する天板部及び当該天板部の周縁に連続して上記バッグ本体の上端部を囲繞するマチ部を有する。上記バッグ本体の上端部及び上記マチ部は、剛性体で形成されている。
このように構成されているため、蓋体のマチ部及びバッグ本体の上端部は、上記剛性体によって変形が防止されるため、常に一定の形状を保持する。したがって、釣人が蓋体で開口を閉じる際に、マチ部が開口の周縁に当たることもなく、蓋体の閉じる動作が邪魔されない。そのため、釣人は、蓋体を容易に開け閉めすることができる。
(2) 上記マチ部の一部が上記連結部を構成している。この場合、上記マチ部のうち上記連結部との境界部分のマチ寸法は、上記蓋体の俯仰動作が容易なものとなるように当該境界部分が切り欠かれることにより小さく設定されていることが好ましい。
これにより、蓋体のマチ部と開口の周縁とが干渉しなくなるため、釣人は、引っ掛かり感なく、蓋体を容易に開閉することができる。
(3) 上記境界部分は、上記天板部側へ湾曲するように円弧状に切り欠かれていることが好ましい。
(4) 上記バッグ本体の背面全体が、剛性体で形成されていてもよい。
このように、背面の上端部のみならず、背面全体が剛性体で形成されているため、バッグ本体の姿勢が安定する。例えば、釣人が、周知の取付手段を用いてバッグ本体を身に付けた場合、又は、船体、クーラーボックス、或いはタックルバッグなどの被取付体に設けられたステーに取り付けた場合に、釣人或いは被取付体に対するバッグ本体の姿勢が安定する。
(5) 上記バッグ本体は前面を有する。この場合、当該前面の一部は透光性を備えたシートからなるものであってもよい。
これにより、釣人は、蓋体を開けることなく、外部からバッグ本体内の収容物を確認することができる。
(6) 上記剛性体は、熱可塑性樹脂からなる板材であることが考えられる。
(7) 上記バッグ本体及び上記蓋体は、防水性素材からなることが好ましい。
これにより、上記バッグ本体及び上記蓋体は防水性を有する。このため、本発明の釣用小物バッグが汚れたとしても、釣人は、釣用小物バッグを水洗いすることにより容易に汚れを除去することができ、しかも、水切れがよいため、乾燥を待つ必要がない。
(8) 所定のステーに上記バッグ本体を固定するための取付ベルトが上記バッグ本体の背面に設けられていることが好ましい。
釣人は、釣用小物バッグを身に付けながら魚釣りをする場合がある。しかしながら、釣人は、仕掛けに掛かった魚を取り込む際に釣り竿が釣用小物バッグに当たったり、或いは、船釣りなどのように狭いスペースで魚釣りをする場合に船体に釣用小物バッグが当たったりしたときに、釣用小物バッグを邪魔に感じる場合がある。このような場合でも、上記取付ベルトがあれば、釣人は、船体、タックルバッグ、或いはクーラーボックスなどの被取付体に設けられたステーに取付ベルトを巻き付けて、釣人以外の箇所に釣用小物バッグを取り付けることができる。これにより、釣人は、釣用小物バッグを邪魔に感じることがなくなり、魚釣りに専念することができる。
本発明の釣用小物バッグによれば、バッグ本体の開口に対して蓋を容易に閉じることが可能である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係る小物バッグ10(本発明の釣用小物バッグの一例)を前面側からみた斜視図である。図1には、開口17に対して上蓋15が開けられた姿勢(開放姿勢)が示されている。図2には、開口17に対して上蓋15が閉じられた姿勢(閉塞姿勢)が示されている。図3は、小物バッグ10を背面側からみた斜視図である。図4は、図2における切断面IV−IVの断面図である。図5は、補強板31〜36の配置を示す斜視図である。図6は、小物バッグ10の収容室21の内面を示す上面図である。なお、図4では、ポケット70,71の図示が省略されている。
本実施形態に係る小物バッグ10は、主として魚釣りの用途に供される。釣人は、魚釣りの際に、小物バッグ10に、プライヤー、ルアー、シンカー、スプールなどの比較的小さい釣り道具を収容する。例えば、釣人が船上からジギングをする場合は、釣人は専らジグを小物バッグ10に収容し、釣人がエギングをする場合は、釣人は専らエギを小物バッグ10に収容する。要するに、釣人は、魚釣りのスタイル或いは対象魚に応じて使用する釣り道具を小物バッグ10に収容する。釣人は、実釣中において小物バッグ10を身に付けて携行し、必要に応じて小物バッグ10から小物ツールを出し入れする。或いは、釣人は、小物バッグ10がサイドのステーなどに取り付けられたタックルバッグを携行し、必要に応じて小物バッグ10から小物ツールを出し入れする。以下、小物バッグ10の構成について詳述される。
図1に示されるように、小物バッグ10は、バッグ本体12(本発明のバッグ本体の一例)と、バッグ本体12の上部に設けられた上蓋15(本発明の蓋体の一例)とを備える。
バッグ本体12は、底面を有する筒状に形成されている。具体的には、バッグ本体12は、底面を形成する底面部51と、バッグ本体12の周側面を形成する前面部52、背面部53、側面部54,55とを有する。前面部52、背面部53、側面部54,55は、底面部51の周縁から垂直上方へ立設している。これら各面部51〜55によって囲まれた内部空間が、収容室21(図4参照)である。つまり、各面部51〜55は、収容室21を区画している。釣用の小物ツールは、収容室21に収容される。
バッグ本体12の上面に開口17が設けられている。開口17は、前面部52、背面部53、側面部54,55それぞれの上端によって形成されている。収容室21は、開口17に連通している。釣人は、開口17から収容室21に対して釣用の小物ツールを出し入れする。バッグ本体12のサイズは、収容される小物ツールのサイズや量に応じて決定される。
前面部52は2つのポケット71,72を有する。ポケット71,72は、前面部52の外面(つまり、バッグ本体12の前面)に設けられている。ポケット71,72は、前面部52の外面において左右均等に配置されている。ポケット71,72は、メッシュ構造を有する樹脂シートで形成されている。したがって、水がポケット71,72に入り込んでも、水はメッシュ開口を通って外部に排出される。そのため、水はポケット71,72の内部に溜まらない。
図4に示されるように、前面部52は、クリアシート61と、補強板31(本発明の剛性体の一例)とを有する。
クリアシート61は、前面部52の外面全域に設けられている。このクリアシート61は、透光性を有するポリ塩化ビニル(PVC)などの合成樹脂で構成されている。
図1に示されるように、前面部52はループシート63を有する。ループシート63は、前面部52において上端に近接する位置であって、幅方向の中央部に縫い付けられている。このループシート63と、後述される上蓋15に設けられたフックシート127とによって、面ファスナーが構成される。
補強板31は、バッグ本体12の開口17の変形を防止するためのものである。したがって、補強板31は、図5に示されるように、前面部52の上端部に設けられている。補強板31は、熱可塑性の合成樹脂からなる板材である。本実施形態では、補強板31として、厚みが0.8mm〜1.5mmの範囲内であって、ポリエチレン或いはポリプロピレンの板材が用いられる。このように構成されているため、補強板31は、小物バッグ10の外装を構成するクリアシート61や後述される外装シート86,111,121,115等や、裏打ちシート60,85,112,114,122等に比べて高い剛性を有する。なお、補強板31は、釣人が小物バッグ10を使用する際に加えられるであろう力に対して十分な剛性を有していればよく、過大な力が加えられたときに変形しないような高い剛性を有する必要はない。なお、以下に説明される補強板32〜36についても、補強板31と同程度の剛性を有していればよい。
補強板31は、前面部52の幅方向に長く高さ方向に短い。本実施形態では、補強板31の幅が前面部52の幅に概ね一致し、その高さが後述される上蓋15のマチ部の高さ(以下「マチ寸法」という。)D1に概ね一致する。補強板31は、クリアシート61の上部の内側面(収容室21側の面)に設けられている。
図4に示されるように、補強板31は、収容室21の内面に露出される裏打ちシート60によって被覆されている。本実施形態では、補強板31の両面が裏打ちシート60で被覆されている。裏打ちシート60は、ポリ塩化ビニル(PVC)或いはナイロン繊維などのように防水性を有する素材で構成されている。補強板31は、裏打ちシート60で被覆された状態で、その上端の接合部64と下端の接合部65とがクリアシート61に縫い付けられている。なお、クリアシート61、補強板31、及び裏打ちシート60の上端は開口17の周縁として現れる部分である。そのため、この部分を含む開口17の周縁は、防水性を有する化粧シート66が縫い付けられることによって被覆されている。
このように、前面部52に補強板31が設けられているため、前面部52の上端部は変形し難い。また、前面部52の外面の一部、つまり、補強板31とポケット71,72との間の部位(図1において2点鎖線で囲まれた部分)がクリアシート61のみで構成されている。そのため、釣人は、上蓋15を開けなくても、外部から収容室21内の収容物を確認することができる。なお、ポケット71,72がメッシュ構造を有するため、釣人は、メッシュ開口を通じてポケット71,72に覆われた部分から収容室21内の収容物を確認することも可能である。
図3に示されるように、背面部53は、被連結部80(図4参照)と、取付ベルト90(本発明の取付ベルトの一例)とを有する。被連結部80は、背面部53の上部に設定されている。この被連結部80に、上蓋15の連結部105(本発明の連結部の一例)が縫い付けられて、上蓋15が背面部53に固定される。
取付ベルト90は、ナイロン繊維で形成された帯状の部材である。取付ベルト90は、固定部91と、取付部92とを有する。取付ベルト90の長手方向の中央部93から一端までの部位が固定部91であり、中央部93から他端までの部位が取付部92である。固定部91は、背面部53の外面(つまり、バッグ本体12の背面)に固定されている。本実施形態では、固定部91は、背面部53に縫い付けられることによって固定されている。固定部91は、背面部53の幅方向の中央部に固定されており、その長手方向が背面部53の高さ方向に一致している。
固定部91の表面の全域には、複数のフックからなるフックシート95が縫い付けられている。また、取付部92の先端側には、複数のループからなるループシート96が縫い付けられている。フックシート95とループシート96とによって面ファスナーが構成される。このような取付ベルト90が設けられているため、釣人は、小物バッグ10を、船体、タックルバッグ、或いはクーラーボックスなどの被取付体に設けられたステーに取付ベルト90の取付部92を巻き付けて、被取付体に固定することができる。
図4及び図5に示されるように、背面部53は、上述の補強板31と同じ剛性の補強板34(本発明の剛性体の一例)を有する。この補強板34は、バッグ本体12の開口17の変形を防止するとともに、背面部53全域の挫屈や折れ曲がりなどを防止するためのものである。したがって、補強板34は、背面部53の上端部のみならず、該上端部を含む背面部53全域に設けられている(図5参照)。
補強板34の内側面(収容室21側の面)は、収容室21の内面に露出される裏打ちシート85で被覆されている。補強板34の外側面は、背面部53の外面に露出される外装シート86で被覆されている。各シート85,86は、ポリ塩化ビニル(PVC)或いはナイロン繊維などのように防水性を有する素材で構成されている。補強板34は、その両面が各シート85,86で被覆された状態で、その上端の接合部87と、被連結部80と、その下端の図示しない接合部(底面部51との境界部分)とが縫い付けられている。なお、補強板34、裏打ちシート85、及び外装シート86の上端は化粧シート66で縫い付けられることによって被覆されている。
図5に示されるように、側面部54は、上述の補強板31と同じ剛性の補強板32(本発明の剛性体の一例)を有する。また、側面部55は、上述の補強板31と同じ剛性の補強板33(本発明の剛性体の一例)を有する。これらの補強板32,33は、バッグ本体12の開口17の変形を防止するとともに、バッグ本体12の側面の挫屈や折れ曲がりを防止するためのものである。したがって、補強板32は、側面部54の上端部のみならず、該上端部を含む側面部54全域に設けられており、補強板33は、側面部55の上端部のみならず、該上端部を含む側面部55全域に設けられている(図5参照)。これら補強板32,33は、背面部53の補強板34と同様に、その内側面(収容室21側の面)が防水性を有する裏打ちシートで被覆されており、その外側面が防水性を有する外装シートで被覆されている。
図5に示されるように、底面部51は、上述の補強板31と同じ剛性の補強板35を有する。補強板35は、バッグ本体12の底面の剛性を高めるためのものである。この補強板35は、底面部51の全域に設けられている。図には示されていないが、補強板35は、背面部53の補強板34と同様に、その内側面(収容室21側の面)が防水性を有する裏打ちシートで被覆されており、その外側面が防水性を有する外装シートで被覆されている。
図6に示されるように、底面部51は貫通孔99を有する。貫通孔99は、底面部51の中央部に設けられている。したがって、収容室21に水が入り込んでも、その水は、貫通孔99から外部へ排出される。
図1乃至図3に示されるように、上蓋15はバッグ本体12の開口17を閉塞ものであり、バッグ本体12の上部に設けられている。この上蓋15は、天板部101と、マチ部103と、連結部105とを有する。連結部105は、背面部53に設けられた被連結部80に縫い付けられて固定されている(図4参照)。この上蓋15は、背面側の連結部105を基準にしてバッグ本体12の上面に対して俯仰動作する。つまり、上蓋15は、被連結部80を回動基準として、バッグ本体12の上面を被覆して開口17を閉塞する姿勢と当該上面から離反して開口17を開放する姿勢との間で回動動作する。
図4に示されるように、天板部101は、天面に露出される外装シート111と、内側面(収容室21側の面)に露出される裏打ちシート112とにより構成されている。これら各シート111,112間には、補強板は設けられていない。各シート111,112は、ポリ塩化ビニル(PVC)或いはナイロン繊維などのように防水性を有する素材で構成されている。天板部101は、バッグ本体12の上面の形状と概ね同形状に形成されている。したがって、上蓋15が開口17を閉塞した状態で、天板部101は、バッグ本体12の上面を覆う。天板部101の周縁にマチ部103が設けられている。
マチ部103は、天板部101の周縁から垂直方向へ延出されている。このマチ部103は、図2〜図4に示されるように、上蓋15が開口17を閉塞した状態で、バッグ本体12の上端部を囲繞する。
図3に示されるように、連結部105は、マチ部103に設けられている。マチ部103において、背面部53の背面側の部位が連結部105である。換言すれば、マチ部103の一部が連結部105である。この連結部105は、背面側において概ね幅方向全域に渡って設けられている。
図4に示されるように、連結部105は、連結部105の外面に露出される外装シート121と、背面部53と対面する面に露出される裏打ちシート122とから構成されている。連結部105の上端部及び下端部には接合部124,125が設けられている。接合部124は、天板部101の周縁に縫い付けられている。また、接合部125は、各シート121,122が折り返された状態でそれぞれが背面部53の被連結部80に縫い付けられている。これにより、上蓋15がバッグ本体12の上面に対して開閉可能となる。
図3に示されるように、マチ部103のマチ寸法は、一部を除いて、天板部101の周方向に渡って概ね均等な寸法D1に設定されている。しかしながら、マチ部103の一部において、そのマチ寸法が上記マチ寸法D1よりも小さい寸法D2に設定されている。つまり、マチ部103のマチ寸法は、天板部101の周方向に渡って完全に均等とはなっていない。本実施形態では、マチ部103のうち、連結部105の幅方向の両端部107,108(本発明の境界部分の一例)が天板部101側へ切り欠かれている。詳細には、両端部107,108は、天板部101へ湾曲するように円弧状に切り欠かれている。
本実施形態では、端部107は、マチ部103において、背面部53と側面部54とのコーナー部分に対応する部位(図3において連結部105の右端部)である。また、端部108は、マチ部103において、背面部53と側面部55とのコーナー部分に対応する部位(図3において連結部105の左端部)である。これら端部107,108は、連結部105を基準して上蓋15が回動したときに、開口17の周縁部に引っ掛かりやすい。したがって、上述の如く端部107,108が切り欠かれることによって、上蓋15が円滑に開閉可能となる。
図4及び図5に示されるように、マチ部103は、上述の補強板31と同じ剛性の補強板36(本発明の剛性体の一例)を有する。この補強板36は、マチ部103の変形を防止するためのものである。この補強板36は、マチ部103において、連結部105を除く周側面に設けられている(図5参照)。
図4に示されるように、補強板36の内側面(前面部52及び側面部54,55と対向する面)は、上蓋15の内面に露出される裏打ちシート114で被覆されている。補強板35の外側面は、マチ部103の外面に露出される外装シート115で被覆されている。各シート114,115は、ポリ塩化ビニル(PVC)或いはナイロン繊維などのように防水性を有する素材で構成されている。マチ部103の上端部及び下端部には各シート114,115のみからなる接合部117,118が設けられている。上端部の接合部117は、天板部101の周縁に縫い付けられている。また、下端部の接合部118は、各シート114,115が折り返された状態でそれぞれが縫い付けられている。これにより、補強板36がマチ部103内に配置される。
図1に示されるように、マチ部103は、フックシート127を有する。フックシート127は、上蓋15が閉塞姿勢にあるときに、前面部52に設けられたループシート63に接合可能な位置に設けられている。具体的には、フックシート127はマチ部103において、前面部52の外面に対向する面に設けられている。
上述したように、本実施形態の小物バッグ10においては、補強板31〜34がバッグ本体10の上端部に設けられているため、開口17の変形が各補強板31〜34によって防止される。また、補強板36が上蓋15のマチ部103に設けられているため、マチ部103の変形が補強板36によって防止される。つまり、開口17及びマチ部103は、常に一定の形状を保持する。このように小物バッグ10が構成されているため、釣人が上蓋15を開ける際に、マチ部103がバッグ本体12の上端部に引っ掛からないため、上蓋15が円滑に回動する。また、釣人が上蓋15を閉じる際に、マチ部103が開口17の周縁部に当たることがないため、上蓋15の閉じ動作が邪魔されない。そのため、釣人は、上蓋15を容易に閉めることができる。
また、上述の実施形態では、連結部105の両端部107,108が切り欠かれることにより、両端部107,108におけるマチ寸法D2が他の部分のマチ寸法D1よりも小さく設定されている(図3参照)。そのため、上蓋15の開閉時に、上蓋15のマチ部103と開口17の周縁部とが干渉しなくなる。したがって、釣人は、引っ掛かり感なく、上蓋15を容易に開閉することができる。
また、上述の実施形態では、背面部53の全体に渡って補強板34が設けられているため、例えば、釣人が小物バッグ10を身に付けた場合、或いは、釣人が、取付ベルト90を用いて船体やタックルバッグ、クーラーボックスなどに設けられたステーに小物バッグ10を固定した場合に、釣人などの被取付体に対する小物バッグ10の姿勢が安定する。
また、小物バッグ10は、防水性を有する。そのため、小物バッグ10が汚れたとしても、釣人は、小物バッグ10を水洗いすることによって、容易に汚れを除去することができ、しかも、水切れがよいため、乾燥を待つ必要がない。
また、小物バッグ10には、取付ベルト90が設けられている。そのため、釣人は、取付ベルト90が巻回可能なステーを有する被取付体に小物バッグ10を取り付けることができる。例えば、釣人が小物バッグ10を身に付けながら魚釣りをしている場合に、小物バッグ10を邪魔に感じるときがある。具体的には、釣人は、仕掛けに掛かった魚を取り込む際に釣り竿が小物バッグ10に当たったり、或いは、船釣りなどのように狭いスペースで魚釣りをする場合に船体に小物バッグ10が当たったりしたときに、小物バッグ10を邪魔に感じる。しかしながら、このような場合でも、取付ベルト90があれば、釣人は、船体、タックルバッグ、或いはクーラーボックスなどの被取付体に設けられたステーに取付ベルト90を巻き付けて、釣人以外の箇所に小物バッグ10を取り付けることができる。これにより、釣人は、小物バッグ10を邪魔に感じることがなくなり、魚釣りに専念することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る小物バッグ10を前面側からみた斜視図であり、開口17に対して上蓋15が開けられた姿勢(開放姿勢)が示されている。 図2は、本発明の一実施形態に係る小物バッグ10を前面側からみた斜視図であり、開口17に対して上蓋15が閉じられた姿勢(閉塞姿勢)が示されている。 図3は、小物バッグ10を背面側からみた斜視図である。 図4は、図2における切断面IV−IVの断面図である。 図5は、補強板31〜36の配置を示す斜視図である。 図6は、小物バッグ10の収容室21の内面を示す上面図である。
符号の説明
10・・・小物バッグ
12・・・バッグ本体
15・・・上蓋
21・・・収容室
31〜36・・・補強板
51・・・底面部
52・・・前面部
53・・・背面部
54,55・・・側面部
80・・・被連結部
101・・・天板部
103・・・マチ部
105・・・連結部
107,108・・・端部

Claims (8)

  1. 上面に開口を有するとともに当該開口に連通して収容室が区画された有底筒状のバッグ本体と、
    連結部を介して上記バッグ本体に連結され、当該連結部を基準にして俯仰動作することにより上記開口を開閉する蓋体とを備え、
    上記蓋体は、上記開口を閉じた状態で、上記上面を被覆する天板部及び当該天板部の周縁に連続して上記バッグ本体の上端部を囲繞するマチ部を有し、
    上記バッグ本体の上端部及び上記マチ部は、剛性体で形成されている釣用小物バッグ。
  2. 上記マチ部の一部が上記連結部を構成しており、
    上記マチ部のうち上記連結部との境界部分のマチ寸法は、上記蓋体の俯仰動作が容易なものとなるように当該境界部分が切り欠かれることにより小さく設定されている請求項1に記載の釣用小物バッグ。
  3. 上記境界部分は、上記天板部側へ湾曲するように円弧状に切り欠かれている請求項2に記載の釣用小物バッグ。
  4. 上記バッグ本体の背面全体が、剛性体で形成されている請求項1から3のいずれかに記載の釣用小物バッグ。
  5. 上記バッグ本体は前面を有し、当該前面の一部は透光性を備えたシートからなる請求項1から4のいずれかに記載の釣用小物バッグ。
  6. 上記剛性体は、熱可塑性樹脂からなる板材である請求項1から5のいずれかに記載の釣用小物バッグ。
  7. 上記バッグ本体及び上記蓋体は、防水性素材からなる請求項1から6のいずれかに記載の釣用小物バッグ。
  8. 所定のステーに上記バッグ本体を固定するための取付ベルトが上記バッグ本体の背面に設けられている請求項1から7のいずれかに記載の釣用小物バッグ。
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