JP2007312654A - 釣用バッグ - Google Patents

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Kiichi Higashiyama
貴一 東山
Yasuo Hosomi
康雄 細見
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Abstract

【課題】生け簀としても使用可能であり、釣人が釣れた魚を簡単に収容することができ、しかも迅速に排水し得る釣用バッグの提供。
【解決手段】この釣用バッグ10は、容器状のバッグ本体11と、これに設けられた内蓋13とを有する。内蓋13は、メッシュ生地からなる。内蓋13にU字状の切込部46が設けられている。この切込部46を開閉するファスナー47が設けられている。内蓋13は、コア部材に樹脂又はゴムが被服されることにより構成されている。内蓋13のコア部材は、綿糸が採用される。バッグ本体11は、シート状の合成樹脂からなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、魚釣りの際に使用される釣用バッグの構造に関するものである。
例えば磯釣りにおいては、釣人は、渡礁の際に釣れた魚を保存するためのクーラーボックスを携行する場合がある。ところが、一般に、保冷機能に優れたクーラーボックスの重量は重く、そのため、クーラーボックスを磯に持ち込むことは、釣人にとって大きな負担となっていた。また、通常、クーラーボックスには氷が内蔵され、釣れた魚は、直ちに血抜きされ、クーラーボックスに収容保存される。しかし、釣人が釣れた魚を持ち帰る場合には、魚をできる限り生かしておくことが、魚の鮮度が保たれるうえで重要である。つまり、釣れた魚は、直ちに血抜きされるよりも、釣りが終了するまで生かされるべきである。
そのため、クーラーボックスには氷の代わりに海水が入れられ、釣人は、クーラーボックスを生け簀として使用し、釣れた魚をこのクーラーボックス内で生かしておくこともできる。ところが、クーラーボックスが生け簀として使用されるだけであれば、そもそも釣人は、渡礁の際にクーラーボックスに代えて軽量のバッカン等の釣用バッグを携行すべきである。バッカン等が生け簀として使用される場合には、釣人は、これに海水と共に魚を入れることにより、釣りが終了するまで魚を生かしておくことができ、例えば、帰港の際にバッカン等から排水し、その場で魚の血抜きをすることができる。蓋を閉めたまま水抜きが可能なバッカンが従来から提供されている(特許文献1参照)。
特開2005−304301号公報
軽量の釣用バッグが生け簀として使用される場合には、釣れた魚は、直ちに収容されるべきであり、また、所要時には迅速に排水可能な構造を備えているべきである。そこで、本発明の目的は、生け簀としても使用可能であり、釣人が簡単に釣れた魚を収容することができ、しかも迅速に排水し得る釣用バッグを提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る釣用バッグは、上面に開口を有する容器状のバッグ本体と、バッグ本体の開口を開閉するメッシュ生地からなる開閉蓋と、開閉蓋に設けられ、所定の曲線に沿って切り込まれた切込部と、切込部を開閉するファスナーとを備えている。
開閉蓋が閉じられることによって、バッグ本体の開口が閉塞される。バッグ本体に予め海水が収容されることによって、釣れた魚が当該バッグ本体から逃げることなく当該バッグ本体内で生かされる。この開閉蓋はメッシュ生地からなるので、開閉蓋が閉じられた状態であっても、バッグ本体が傾けられることによって容易に排水される。
開閉蓋には所定の曲線に沿って切り込まれた切込部が設けられているから、釣人は、上記ファスナーを開けることによって、上記曲線に沿って開かれた切込部から容易に魚を投入することができる。換言すれば、仮に上記切込部が直線に沿って形成されているとすれば、開閉蓋が閉じられた状態では上記切込部が開きにくく、したがって、釣人は、釣れた魚を迅速にバッグ本体に収容することが困難な場合もある。しかし、本発明では、上記切込部が曲線状に形成されていることから、上記ファスナーが開かれると、上記切込部によって魚を投入し易い形状の開口が形成される。したがって、釣人は、上記曲線に沿って開かれた切込部から容易に魚を投入することができる。
(2) 上記切込部は、U字状に形成されているのが好ましい。
これにより、上記開閉蓋には上記ファスナーを介して開閉されるU字状の扉が形成される。したがって、例えば釣人が魚を把持したままで当該扉を押圧すると当該扉が開かれ、当該魚が容易にバッグ本体内に投入される。さらに、この開閉蓋が可撓性に優れる場合には、上記ファスナーが開かれると同時に上記扉が開かれる。これにより、釣人は、一層簡単に魚をバッグ本体内に投入することができる。なお、上記切込部は、魚が円滑に投入されるために開口されるならば、その形状は、U字状のほかS字状、C字状、I字状、J字状、L字状、M字状、N字状、T字状、V字状、W字状、Y字状又はZ字状その他の曲線状に形成され得る。
(3) 上記バッグ本体は、シート状の合成樹脂からなるのが好ましい。
この構成では、バッグ本体がきわめて軽量で防水性に優れると共に、安価に構成されるという利点がある。
(4) 上記開閉蓋は、格子状に編まれたシート状コア部材に樹脂又はゴムが被服されたものからなるのが好ましい。
この構成では、開閉蓋がきわめて可撓性に富み、したがって、上記ファスナーが開かれたときは、上記切込部が容易に開かれる。これにより、釣人は、釣れた魚を上記切込部から一層簡単にバッグ本体内に投入することができる。
本発明によれば、釣人は、釣れた魚を開閉蓋の切込部を通してバッグ本体に容易に投入することができるから、磯においてこの釣用バッグを生け簀として使用することができる。しかも、開閉蓋はメッシュ生地からなるので、釣人は、帰港時に釣用バッグを傾けるだけで、開閉蓋を通して迅速に排水することができる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣用バッグの斜視図である。この釣用バッグ10は、バッグ本体11を備えている。このバッグ本体11は、上方が開口された直方体容器状に形成されており、このバッグ本体11に外蓋12が設けられている。
図2は、上記外蓋12が開放された状態における釣用バッグ10の斜視図である。同図が示すように、バッグ本体11に内蓋13(開閉蓋)が設けられている。さらに、図3は、この内蓋13が開放された状態における釣用バッグ10の斜視図である。
釣用バッグ10は、例えば磯釣りの際に使用され、釣用リール、浮子、錘その他の釣道具のほか釣餌等が収容される。また、この釣用バッグ10は、後述の材料から構成されており、釣れた魚を生かしておくための生け簀としても機能する。本実施形態に係る釣用バッグ10の特徴とするところは、上記内蓋13の構造であり、内蓋13が後述される曲線状の切込部46を有することにより、釣用バッグ10は、釣れた魚が容易に収容される使い勝手に優れた生け簀として使用され得るようになっている。以下、釣用バッグ10の構造について詳述される。
図1ないし図3が示すように、釣用バッグ10は、上記バッグ本体11と、外蓋12と、内蓋13とを備えている。
バッグ本体11は、矩形の底面部14と、この底面部14の周縁に立設された側壁部15とを備えており、上面に矩形の開口17が形成されている。この開口17が矩形に形成されることにより、バッグ本体11の剛性が向上し、釣用バッグ10の使い勝手が向上する。これら底面部14及び側壁部15は、シート状の合成樹脂から構成されている。合成樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好適に採用される。底面部14の肉厚寸法は、0.75mm〜2.0mm程度に設定され、側壁部15の肉厚寸法も、0.75mm〜2.0mm程度に設定され得る。側壁部15は、シート状の合成樹脂が筒状に形成され、その下端部が上記底面部14の周縁部に溶着されることによって形成されている。
図4は、図1におけるIV−IV断面図である。同図は、バッグ本体11の上部の構造並びに外蓋12及び内蓋13の取付構造を示している。
同図が示すように、上記側壁部15の上端部16は、バッグ本体11の外側に折り返されており、所定位置18において当該側壁部15に溶着されている。この上端部16は、バッグ本体11の周囲全体にわたって連続して溶着されていてもよいし、間欠的に溶着されていてもよい。また、本実施形態では、上記側壁部15の上端部16は、芯材19に巻き掛けられている。この芯材19は、環状に形成されており、上記開口17の周縁部に沿って配置されている。換言すれば、この芯材19が上記開口17を区画している。芯材19は、例えばステンレススチールから構成され得る。この芯材19が設けられることにより、バッグ本体11の開口17の周縁部の剛性が向上し、その結果、バッグ本体11が生け簀として、また、釣道具の収容容器として一層使い易いものとなる。
図1が示すように、バッグ本体11は把手22、23を備えている。この把手22、23は、バッグ本体11の対向する一対の側面24に設けられている。把手22は、取付ステー25を介してバッグ本体11の側面24に取り付けられている。
図5は、この取付ステー25の拡大斜視図である。同図では、バッグ本体11の一方の側面24に設けられた取付ステー25が図示されているが、他方の側面24に設けられた取付ステー25も同様の形状である。
図1及び図5が示すように、取付ステー25は、バッグ本体11の側面24に固定されるベース部30と、このベース部30の中央部に形成されたブリッジ部31と、このブリッジ部31の両側方にそれぞれ形成された軸受部32とを備えている。ただし、この取付ステー25は、上記側面24にバッグ本体11と一体的に形成されるのが好ましい。この取付ステー25は、合成樹脂からなり、例えば射出成型されることによって構成されている。取付ステー25は、バッグ本体11と同様にシート状の合成樹脂から構成されている。この合成樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好適に採用される。
上記ベース部30は、横長矩形の平板状に形成されている。ブリッジ部31は、扁平したU字状に形成されており、ベース部30から外方に突出している。このため、ブリッジ部31とベース部30との間に所定の空間が形成されている。釣人は、このブリッジ部31にタオルやコマセカッター等を引っ掛けることができる。また、軸受部32は、リング状に形成されており、上記ブリッジ部31の両側方に突設されている。これら軸受部32は、後述される把手22の軸41(図6参照)を回動自在に支持する。
軸受部32の下方に、当該軸受部32に連続するようにしてベース部30に切欠33が設けられている。この切欠33が設けられることにより、軸受部32の下側部分がベース部30から離れるように変形することができる。軸受部32の下側部分がベース部30から離れるように変形した状態で、上記把手22の軸41が軸受部32に嵌め込まれるようになっている。このようにして上記軸41が軸受部32に嵌め込まれた後、この軸受部32がバッグ本体11に溶着される。これにより、把手22は、取付ステー25に対して回動自在な状態で取り付けられる。
図6は、上記把手22の斜視図である。
同図が示すように、この把手22は全体として略U字状を呈している。この把手22は、上記取付ステー25と同様に合成樹脂からなり、例えば射出成形されることによって構成されている。この合成樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好適に採用される。把手22の両端部40は平板状に形成されている。これら各端部40の先端に、それぞれ、上記軸41が形成されている。また、把手22の中央部43は丸棒状に形成されており、釣人は、この中央部43を把持して容易に釣用バッグ10を持ち運びすることができる。
把手22の各端部40の先端は、それぞれ、フォーク状に形成されており、上記各軸41は、各端部40の先端同士を連結して上記中央部43と略平行に延びている。換言すれば、上記各端部40の先端は、それぞれ、肉抜きされた空間44を有し、上記各軸41は、この空間44に架け渡すように配置されている。この空間44が形成されることにより、各軸41が上記軸受部32に容易に嵌め込まれる。また、上記各端部40は、所定部位45において屈曲されている。このように各端部40が屈曲されていることにより、図1が示すように、把手22が上方へ回動起立された状態で上記中央部43が釣用バッグ10の上方中央に配置されることになる。
把手22は、バッグ本体11の一方の側面24に設けられたものであるが、把手23は、バッグ本体11の他方の側面24に設けられている。把手23は、把手22と同様の構成であるから、その説明は省略される。
図1及び図2が示すように、外蓋12は、バッグ本体11の上端に開閉自在に取り付けられている。この外蓋12は、上記バッグ本体11と同様にシート状の合成樹脂から構成されている。この合成樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好適に採用される。この外蓋12が閉じられたときは、当該外蓋12は、バッグ本体11の上記開口17を閉塞する(図1及び図4参照)。また、図2が示すように外蓋12が開かれたときは、上記開口17が露出する。
本実施形態では、この外蓋12は、トレー状に形成されている。具体的には、外蓋12は、平板部20とスカート21とを備えている。平板部20は矩形に形成されており、その外形形状は、上記開口17の周縁形状とほぼ同様である。本実施形態では、図1が示すように、上記平板部20の上面にメジャー49が表示されている。釣人は、このメジャー49を利用して、釣れた魚のサイズを直ちに計ることができる。これにより、所定サイズ以上の魚の釣果を競う競技会等では、この釣用バッグ10は、釣人にとって一層便利なものとなる。
上記スカート21は、上記平板部20と一体的に形成されている。スカート21は、上記平板部20の周縁に連続し、外側に広がるように形成されている。したがって、外蓋12が閉じられたときは、このスカート21の内面が上記開口17の周縁部の外側に当接し(図4参照)、当該開口17及びその周縁部の外側がスカート21によって囲繞されるようになっている。
また、図4が示すように、このスカート21の所定位置に貫通孔27が設けられている。この貫通孔27にパイプ挿通環26が嵌め込まれている。この貫通孔27は、典型的にはエアポンプ用チューブ50が挿通され得る。例えば、この釣用バッグ10が釣れた魚を生かしておく生け簀として使用される場合には、生け簀内に空気を供給するエアポンプが使用される場合がある。その場合に、空気を供給するためのチューブが上記パイプ挿通環26を介して貫通孔27に挿通され、バッグ本体11内に導かれる。上記貫通孔27がスカート21に設けられることにより、上記エアポンプ用チューブ50が屈曲等することなく、滑らかに湾曲してバッグ本体11内に導かれる。なお、上記パイプ挿通環26は、省略されていてもよい。
図1及び図2が示すように、外蓋12は、ファスナー28を介してバッグ本体11に縫い付けられている。図4が示すように、このファスナー28は、バッグ本体11の側壁部15の上端部16の最縁部29と、外蓋12のスカート21の周縁部51との間に架け渡すように縫い付けられている。すなわち、このファスナー28の一方側は、上記上端部16の溶着位置(上記所定位置18)よりも下方に縫い付けられており、他方側が上記スカート21の周縁部51に縫い付けられている。そして、スライダ34が操作されることによりファスナー28が開閉され、外蓋12が開閉されるようになっている。
図7は、図2の要部拡大斜視図であって、内蓋13の取付構造が詳細に示されている。また、図8は、図7におけるVIII−VIII断面図である。
これらの図が示すように、内蓋13は、バッグ本体11の開口17の周縁部の内側に配置されており、バッグ本体11に対して開閉自在に取り付けられている。この内蓋13は、ファスナー35を介してバッグ本体11に縫い付けられている。内蓋13は、シート状に形成されており、メッシュ生地からなる。具体的には、内蓋13は、格子状に編まれたコア部材(典型的には綿糸やナイロン糸)に、ポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂やラバー等がコーティングされたものからなり、きわめて可撓性に富む。図4が示すように、ファスナー35は、内蓋13の縁部36と、バッグ本体11の側壁部15との間に架け渡すように縫い付けられている。すなわち、このファスナー35の一方側は、上記上端部16の溶着位置(上記所定位置18)よりも上方に縫い付けられており、他方側が上記内蓋13の縁部36に縫い付けられている。そして、スライダ37が操作されることにより、図7が示すようにファスナー35が開閉され、内蓋13が開閉されるようになっている。
図4及び図7が示すように、内蓋13の隅部に貫通孔38が設けられている。この貫通孔38にパイプ挿通環39が嵌め込まれている。この貫通孔38は、上記エアポンプ用チューブ50が挿通され得る。この貫通孔38が内蓋13に設けられることにより、上記外蓋12を貫通したエアポンプ用チューブ50がバッグ本体11内に容易に且つ屈曲することなく滑らかに導かれる。なお、この貫通孔38及びパイプ挿通環39は、省略されていてもよい。
内蓋13は、上記開口17の形状に対応した形状に形成されている。すなわち、本実施形態では、内蓋13は矩形に形成されており、図7が示すように閉じられた状態で上記開口17を閉塞するようになっている。そして、内蓋13は、U字状に延びる切込部46を備えており、この切込部46にファスナー47が設けられている。この切込部46は、図7及び図8が示すように、内蓋13の対角線方向に延びる腕部52、53と、これらを滑らかに連続する腰部54とを有する。上記ファスナー47は、この切込部46を開閉するように取り付けられており、スライダ48が操作されることによって切込部46が開閉されるようになっている。
本実施形態に係る釣用バッグ10は、次のようにして使用される。
この釣用バッグ10は、前述のように釣道具等の収容庫として使用されるほか、実釣時において釣れた魚を生かしておく生け簀としても使用される。釣人は、バッグ本体11に予め海水を入れておくことができる。釣れた魚は、海水が収容されたバッグ本体11内に投入される。図2が示すように、内蓋13がファスナー35を介して閉められることにより、バッグ本体11の開口17が閉じられ、これにより、釣れた魚は、バッグ本体11から逃げることなく当該バッグ本体11内で生かされる。釣人は、釣りが終了するまで適宜海水を入れ換えることにより、釣りが終了するまで魚を生かしておくことができる。このとき、内蓋13はメッシュ生地からなるので、内蓋13が閉じられた状態でも海水を注ぎ足すことができる。一方、内蓋13がメッシュ生地からなるので、内蓋13がが閉じられた状態であっても、釣人は、外蓋12を開けてバッグ本体11を傾けることによって簡単に排水することができる。
図7が示すように、内蓋13にはU字状に切り込まれた切込部46が設けられているから、釣人は、ファスナー47を開けることによって切込部46から容易に魚を投入することができる。詳述すれば、ファスナー35が閉められて内蓋13が閉じられた状態では、この内蓋13に張力が作用する。このため、仮に切込部46が直線状に形成されているとすれば、ファスナー47が開けられた状態であっても切込部46が変形しにくい。したがって、釣人は、魚を切込部46から投入する際には、魚を把持しながら切込部46を手で押し広げる必要があり、容易に魚をバッグ本体11に投入することができない。これに対して本実施形態に係る釣用バッグ10では、前述のように、ファスナー47が開けられることによって切込部46も容易に変形して開くから、釣人は、簡単に魚をバッグ本体11に投入することができる。
このように、本実施形態に係る釣用バッグ10は、釣れた魚を生かす生け簀として機能するから、釣人は、クーラーボックスを磯に持ち込む必要がなく、渡礁が容易になる。しかも、釣人は、帰港時に内蓋13を閉めたまま迅速に排水することができるので、釣れた魚の血抜き等の作業を迅速に行うことができる。
本実施形態に係る釣用バッグ10では、内蓋13に設けられた切込部46がU字状に形成されているので、この内蓋13にはファスナー47を介して開閉されるU字状の扉が形成されることになる。つまり、図7及び図8において、ファスナー47によって区画されるU字状の部分のうち内側に相当する扉部分55がフラップ状に変位する。したがって、例えば釣人が魚を把持したままでこの扉部分55を押圧すると、当該扉部分55が下方に垂れ下がるように開かれる。これにより、釣人は、容易に魚をバッグ本体11内に投入することができる。
特に、本実施形態では、上記内蓋13は前述の構造を有することから、きわめて可撓性に富むので、ファスナー47が開かれると同時に扉部分55が開かれる。これにより、釣人は、一層簡単に魚をバッグ本体11内に投入することができる。さらに、釣人は、きわめて簡単に魚をバッグ本体11内に収容することができることから、例えば、所定時間内における釣果を競う競技会等では、この釣用バッグ10は、釣人にとってきわめて便利なものである。
本実施形態では、上記切込部46がU字状に形成されているが、切込部46の形状は、U字状に限定されるものではなく、例えば、S字状、C字状、I字状、J字状、L字状、M字状、N字状、T字状、V字状、W字状、Y字状又はZ字状その他の曲線状に形成され得る。要するに、切込部46は、魚が円滑に投入されるための開口を形成する形状であればよい。
また、本実施形態では、前述のように、バッグ本体11がシート状の合成樹脂から構成されるので、バッグ本体11がきわめて軽量で防水性に優れるという利点がある。しかも、バッグ本体11が安価に構成され、釣用バッグ10の製造コストの大幅な上昇も抑えられるという利点がある。
加えて、この釣用バッグ10は、次のような作用効果を奏する。
バッグ本体11の側壁部15の上端部16は、図4が示すように外側に折り返された後に当該側壁部15に溶着されているから、この側壁部15の高い防水性が達成される。しかも、内蓋13をバッグ本体11に取り付けているファスナー35は、上記側壁部15の上端部16が溶着された位置よりも上方位置、すなわち、上記側壁部15の上端部16が折り返された部位に近い位置に縫い付けられている。そのため、このファスナー35が縫い付けられた部位は、上記側壁部15の上端部16によって外側から覆われることになる。したがって、釣用バッグ10が釣道具等の収容庫として使用される場合に、上記ファスナー35が縫い付けられた部位からの浸水が確実に防止される。さらに、上記側壁部15の先端部16が前述のように外側に折り返されていることから、バッグ本体11の内面が滑らかに形成されるという利点もある。
また、上記外蓋12は、上記側壁部15の上端部16の最縁部29に縫い付けられているから、この外蓋12が閉じられたときは、上記側壁部15の上端部16が外側から覆われることになる。したがって、バッグ本体11の開口17も外蓋12によって確実に囲繞され、バッグ本体11への浸水が効果的に防止され得る。しかも、この外蓋12が閉じられたときは、上記ファスナー28も閉じられるから、バッグ本体11への浸水が一層確実に防止される。特に、この外蓋12は、上記スカート21を備えており、トレー状に形成されていることから、この外蓋12が閉じられたときは、バッグ本体11の開口17及びその周縁部の外側が当該外蓋12によって囲繞される。その結果、外部からバッグ本体11内への浸水がなお一層確実に防止されるという利点がある。
なお、上記ファスナー35が上記側壁部15の上端部16が溶着された位置よりも上方位置に縫い付けられていることから、仮にバッグ本体11が海水を収容したまま輸送されたとしても、バッグ本体11の内部から容易に海水が外部に漏れ出ることはない。
本発明は、魚釣りに使用される釣用バッグに適用され得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣用バッグの斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る釣用バッグの外蓋が開放された状態における斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る釣用バッグの内蓋が開放された状態における斜視図である。 図4は、図1におけるIV−IV断面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る釣用バッグの取付ステーの拡大斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る釣用バッグの把手の斜視図である。 図7は、図2における要部拡大斜視図である。 図8は、図7におけるVIII−VIII断面図である。
符号の説明
10・・・釣用バッグ
11・・・バッグ本体
13・・・内蓋
17・・・開口
46・・・切込部
47・・・ファスナー

Claims (4)

  1. 上面に開口を有する容器状のバッグ本体と、
    バッグ本体の開口を開閉するメッシュ生地からなる開閉蓋と、
    開閉蓋に設けられ、所定の曲線に沿って切り込まれた切込部と、
    切込部を開閉するファスナーとを備えた釣用バッグ。
  2. 上記切込部は、U字状に形成されている請求項1に記載の釣用バッグ。
  3. 上記バッグ本体は、シート状の合成樹脂からなる請求項1又は2に記載の釣用バッグ。
  4. 上記開閉蓋は、格子状に編まれたシート状コア部材に樹脂又はゴムが被服されたものからなる請求項1から3のいずれかに記載の釣用バッグ。

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