JP2014155478A - 釣用バッグ - Google Patents

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Ryuta Takatori
隆太 高鳥
Hiroyuki Otsuka
裕之 大塚
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Abstract

【課題】釣れた魚を迅速に収容することができる生け簀として使用可能な軽量釣用バッグの提供。
【解決手段】釣用バッグ10は、バッグ本体11、外蓋14及び内蓋15を備える。これらは樹脂シートから構成される。外蓋14は、凹条44、45及びスナップ47を備える。凹条44、45は、外蓋14にプレス加工が施されることにより形成される。スナップ47は、スタッド48及びソケット49、50を有する。スタッド48がソケット49、50に嵌合することにより、外蓋14の一部が折り返された状態で安定的に保持される。内蓋15は、曲線状の切欠部16を備えている。切欠部16はスライドファスナー56によって開閉される。スライドファスナー56は、2つのスライダー57を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、魚釣りの際に使用される釣用バッグの構造に関するものである。
釣れた魚の鮮度の低下を防止するため、釣れた魚は、直ちに血抜きされるよりも釣りが終了するまで生かされるべきである。また、釣れた魚を保存するためのクーラーボックスは一般に重いため、特に釣場が磯である場合には釣人にとって軽量の釣用バッグを携行するのが便利である。このようなニーズのもと、従来から、釣場では海水と共に釣れた魚を収容することができ、しかも帰港の際には容易に排水が可能な軽量の釣用バッグが提供されている(たとえば特許文献1参照)。
図11は、特許文献1に開示された釣用バッグの外観図である。
この釣用バッグ1は、バッグ本体2、内蓋3及び外蓋4を有する。バッグ本体2の上面は開放され開口が形成されている。この開口を内蓋3が開閉する。外蓋4はトレイ状に形成されており、バッグ本体2の上面に取り付けられる。外蓋4が開放されることによって、同図が示すようにバッグ本体2の開口及び内蓋3が露出する。内蓋3はメッシュ生地からなり、ファスナーを介して開閉可能な切込部5が形成されている。バッグ本体2は、海水を溜めておくことができる。魚が釣れた場合、釣人は外蓋4を開放して内蓋3を露出させ、釣れた魚を切込部5を通じてバッグ本体2に収容する。
従来の釣用バッグ1は、軽量であるから持ち運びの際に釣人の負担が少ない。しかも、釣れた魚が容易に収容され、そのまま生かされる。さらに、帰港の際に、釣人は外蓋4を開放してバッグ本体2を傾ければ直ちに排水ができ、釣れた魚の血抜きが可能である。
特開2007−312654号公報
ところで、釣場の環境は常に穏やかではなく時として強風が吹き、波飛沫に見舞われることもある。魚が釣れた場合、釣人は外蓋4を開放して内蓋3の切込部5から魚を収容するが、外蓋がトレイ状に形成されているため、強風が吹く場合等では外蓋4が煽られてその開閉がままならないという不具合が生じる。かかる不具合は、釣人にとっては釣れた魚を釣用バッグに収容し難いという問題となり、特に限られれた時間内で釣果を競う競技釣りでは重大な問題となる。
本発明はかかる背景のもとになされたものであって、その目的は、釣人が容易且つ迅速に釣れた魚を収容することができる生け簀として使用可能であり、且つ所要時に迅速に排水することができる軽量の釣用バッグを提供することである。
(1) 本発明に係る釣用バッグは、上面に開口が設けられ且つ当該開口と連通する収容室が区画された容器状のバッグ本体と、上記上面の長手方向に沿ってヒンジが形成され、当該上面を短手方向に開閉する可撓性を備えた外蓋と、上記開口を開閉する内蓋とを有する。上記外蓋の長手方向に沿って当該外蓋が折り曲げられるための凹条が形成されると共に当該外蓋が折り曲げられた状態を維持する折曲保持部が設けられている。さらに、上記内蓋にスライドファスナーを介して開閉される曲線形状の切欠部が形成されており、上記内蓋の一部は通水性のあるメッシュ構造を有する。
この発明では、釣用バッグの構造が上記バッグ本体、内蓋及び可撓性を備えた外蓋からなる簡易なものであるから、当該釣用バッグの軽量化が容易に実現される。
外蓋は、上記バッグ本体の長手方向を回動中心として短手方向に俯仰することにより開閉される。したがって、外蓋は迅速に上記バッグ本体の開口を開閉することができる。外蓋は可撓性を備えているので、上記バッグ本体の上方に捲り上げるようにして簡単に上記開口を開放することができる。しかも、この外蓋に上記凹条が形成されているから、当該外蓋は当該凹条にで折り曲げられ、且つ上記折曲保持部によって当該折り曲げられた状態が維持される。つまり、外蓋はフラップ状に上記開口を全開あるいは全閉するのではなく、折り曲げられることにより、上記開口の一部のみを開放し且つ安定的に上記バッグ本体の上面に載置されることになる。
内蓋が閉じられることにより上記開口が閉塞される。その一方で、この内蓋に切欠部が設けられているから、釣人は、上記スライドファスナーを操作することによって当該内蓋に上記収容室に連通する連通孔を形成することができる。そして、釣れた魚は、この連通孔を通じて上記収容室に入れられる。上記切欠部が曲線状に形成されているから、当該切欠部が開放されることにより、当該切欠部を境界として内蓋の一部が上記収容室内へ垂下する。したがって、釣れた魚は、上記切欠部上に載置されるだけで、垂下した内蓋に案内されながら上記収容室へ落下する。
上記内蓋の一部がメッシュ構造であるから、当該内蓋が閉じられた状態で上記バッグ本体が傾けられるだけで、上記収容室から容易に排水される。
(2) 上記凹条が上記外蓋の短手方向に複数並設されており、少なくとも短手方向長さの1/4及び1/2の位置に配置されているのが好ましい。
この構成によれば、上記外蓋は、上記バッグ本体の上面の1/4あるいは1/2を安定的に開放することができる。したがって、強風時でも外蓋が煽られることが確実に防止されるという利点がある。
(3) 上記外蓋の周縁部にパイピング加工が施されていてもよい。
これにより、外蓋の周縁部の剛性が向上する。したがって、外蓋によってバッグ本体の開口を開閉する際に、当該外蓋の取り扱いがし易くなる。
(4) 上記凹条は、プレス加工により上記外蓋の長手方向一端から他端まで形成されているのが好ましい。
これにより、上記凹条が簡単且つ安価に形成される。
(5) 上記凹条の端部に発生する応力集中を緩和するための湾曲部が上記外蓋の縁部に形成されているのが好ましい。
このような湾曲部が形成されることにより、実釣において外蓋が裂けてしまうことが防止される。つまり、外蓋の耐久性が向上する。
(6) 上記折曲保持部は、上記外蓋に設けられたスナップであるのが好ましい。
この構成では、釣人は、上記スナップによって上記外蓋を簡単に折り曲げた状態に維持することができる。しかも、折曲保持部が安価に構成される。
(7) 上記切欠部は、上記短手方向に湾曲しつつ上記長手方向の全域に延びる円弧状に形成されているのが好ましい。上記スライドファスナーは、複数のスライダーを備えていてもよい。
この構成では、上記スライドファスナーを全開にすれば、上記切欠部によって内蓋が大きく開き下方へ垂下する。また、スライダーが複数設けられているから、釣人は、上記切欠部の意図する部位のみを開くこともできる。したがって、釣れた魚のサイズに合わせて切欠部の開放の程度を調整することができ、容易に且つ簡単に魚を上記収容室へ入れることができる。
(8) 上記内蓋は、スライドファスナーを介して上記バッグ本体に取り付けられており、上記開口を閉じた状態で上記バッグ本体の上面から上記収容室の内奥部に入り込んだ位置に配置されているのが好ましい。その場合、上記長手方向に沿って上記内蓋にメジャーが表示されているのが好ましい。
この構成では、内蓋が上記開口よりも下がっているので、当該内蓋によって上記開口付近に段差部が形成される。釣人は釣れた魚をこの段差部に一旦載置して、上記メジャーによって魚のサイズを計測することができる。したがって、たとえば競技釣りにおいて、釣人は、釣れた魚が規定サイズであるかどうかの確認を容易に行うことができる。
外蓋がバッグ本体の上面に安定的に載置されながら、外蓋の一部が開放されて内蓋の切欠部が露出するので、釣人は、釣れた魚を内蓋の切欠部を通じて容易にバッグ本体の収容室へ収容することができる。しかも、外蓋は、その一部が開放された状態が維持されるので、たとえば実釣において強風が吹いた場合であっても、外蓋が風に煽られることはない。さらに、内蓋に設けられた切欠部が曲線状を呈することから当該内蓋の一部が魚の案内板として機能する。このため、釣人が魚を片手で簡単にバッグ本体内に収容することができる。すなわち、本発明に係る釣用バッグは、釣人が簡単に釣れた魚を収容することができる生け簀として使用可能であり、しかも、軽量である。加えて、内蓋の一部がメッシュ構造であるから、所要時に(たとえば帰港時に)迅速に排水も可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣用バッグ10の斜視図である。 図2は、釣用バッグ10の斜視図である。 図3は、釣用バッグ10の斜視図である。 図4は、図1におけるIV−IV断面図である。 図5は、釣用バッグ10の把手22の斜視図である。 図6は、釣用バッグ10の拡大平面図である。 図7は、図6におけるVII−VII断面図である。 図8は、釣用バッグ10の外蓋14の要部拡大斜視図である。 図9は、図2の要部拡大斜視図である。 図10は、図9におけるX−矢視図である。 図11は、従来の釣用バッグの外観図である。
以下、本発明の好ましい実施形態が、適宜図面が参照されながら説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣用バッグ10の斜視図である。図2は、釣用バッグ10の外蓋14が開放された状態における当該釣用バッグ10の斜視図である。図3は、釣用バッグ10の内蓋15が開放された状態における当該釣用バッグ10の斜視図である。
釣用バッグ10は、バッグ本体11を備えている。このバッグ本体11は、直方体容器状に形成されている。バッグ本体11の上面12は開放されており、当該上面12に開口13が形成されている。図2が示すようにバッグ本体11に後に詳述される外蓋14が設けられており、図3が示すようにバッグ本体11に内蓋15が設けられている。
釣用バッグ10は、例えば競技磯釣りの際に使用され、釣れた魚を生かしておくための生け簀として機能する。もっとも、釣用リール、浮子、錘その他の釣道具のほか釣餌等も収容される。本実施形態に係る釣用バッグ10の特徴とするところは、上記外蓋14及び内蓋15の構造である。具体的には、外蓋14が後述のように簡単に折り曲げられてバッグ本体11上に安定的に載置される点、及び内蓋15が後述される曲線状の切欠部16を備えている点がポイントであり、これにより、釣用バッグ10は、釣場において軽量で使い勝手に優れた生け簀として使用され得るようになっている。以下、釣用バッグ10の構造について詳述される。
バッグ本体11は、矩形の底面部17と、この底面部17の周縁に立設された側壁部18とを備えており、上面12に矩形の開口13が形成されている。この開口13に連続してバッグ本体11の内部に収容室37(図3参照)が区画されている。実釣において釣れた魚は、この収容室37に収容される。この開口13が矩形に形成されることにより、バッグ本体11の剛性が向上し、釣用バッグ10の使い勝手が向上する。
これら底面部17及び側壁部18は、シート状の合成樹脂から構成されている。合成樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好適に採用される。底面部17の肉厚寸法は、0.5mm〜3.0mm程度に設定され、側壁部18の肉厚寸法も、0.75mm〜2.0mm程度に設定され得る。側壁部18は、シート状の合成樹脂が筒状に形成され、その下端部が上記底面部17の周縁部に溶着されることによって形成されている。
バッグ本体11にエアポンプホルダー26及びサブバッグ27が設けられている。エアポンプホルダー26は、図示されていないエアポンプを収容することができる。エアポンプホルダー26は、スライドファスナー28を介して開閉される。本実施形態では、2台のエアポンプがエアポンプホルダー26に収容されるようになっている。エアポンプホルダー26に貫通孔29が設けられており、エアポンプに接続されたチューブが、貫通孔29を通じて外部に導かれるようになっている。一方、バッグ本体11にも貫通孔33、34が設けられている。上記チューブは、貫通孔33、34に挿通され、エアポンプから空気がバッグ本体11の内部(収容室37)に供給されるようになっている。これにより、この釣用バッグ10は、釣れた魚を生かしておく生け簀として使用され得る。また、サブバッグ27は筒状に形成されており、上面が開放されている。実釣において釣人は、このサブバッグ27に釣竿、柄杓その他の道具を収納ないし係止することができる。なお、エアポンプホルダー26及びサブバッグ27は、シート状の合成樹脂から構成されている。合成樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好適に採用される。そして、これらは溶着等によりバッグ本体11に固着されている。
図4は、図1におけるIV−IV断面図である。同図は、バッグ本体11の上部の構造並びに外蓋14及び内蓋15の取付構造を示している。
同図が示すように、上記側壁部18の上端部19は、バッグ本体11の外側に折り返されており、所定位置20において当該側壁部18に溶着されている。この上端部19は、バッグ本体11の周囲全体にわたって連続して溶着されていてもよいし、間欠的に溶着されていてもよい。また、本実施形態では、上記側壁部18の上端部19は、芯材21に巻き掛けられている。この芯材21は、環状に形成されており、上記開口13の周縁部に沿って配置されている。すなわち、この芯材21が上記開口13を区画している。芯材21は、例えばステンレススチールから構成され得る。この芯材21が設けられることにより、バッグ本体11の開口13の周縁部の剛性が向上し、その結果、バッグ本体11が生け簀として、また、釣道具の収容容器として一層使い易いものとなる。
図1が示すように、バッグ本体11は把手22、23を備えている。この把手22、23は、バッグ本体11の側壁部18のうち対向する一対の側面24に設けられている。把手22は、取付ステー25を介してバッグ本体11の側面24に取り付けられている。取付ステー25は、バッグ本体11の側面24を補強する板状に形成されている。取付ステー25は、バッグ本体11と同様の合成樹脂から構成されている。取付ステー25中央部にブリッジ部31が形成されていると共に、両端部に一対の軸受部32が設けられている。釣人は、このブリッジ部31にタオルやコマセカッター等を引っ掛けることができる。また、軸受部32は、リング状に形成されており、後述される把手22の軸41(図5参照)を回動自在に支持する。
図5は、上記把手22の斜視図である。
同図が示すように、把手22は全体として略U字状を呈している。この把手22は、上記取付ステー25と同様に合成樹脂からなり、例えば射出成形されることによって構成されている。この合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)が好適に採用される。把手22の両端部40は平板状に形成されている。これら各端部40の先端に、それぞれ、上記軸41が形成されている。また、把手22の中央部43は長手方向に分割された筒状に形成されている。他方、把手23も把手22と同様の形状である。把手23の両端部40も平板状に形成されており、各端部40の先端に上記軸41が形成されている。把手23の中央部43は丸棒状に形成されている。釣人は、把手22を把手23の外側から被せるようにして各把手22、23を合体させることができる。各把手22、23が合体することにより、釣人は、容易に釣用バッグ10を持ち運びすることができる。
図6は、釣用バッグ10の拡大平面図である。
図1及び図6が示すように、外蓋14は、バッグ本体11の上端に開閉自在に取り付けられている。この外蓋14は、上記バッグ本体11と同様にシート状の合成樹脂から構成されており、可撓性を備えている。この合成樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好適に採用される。外蓋14がEVAからなるときは、外蓋14の肉厚は、0.5mm〜3.0mmに設定される。この外蓋14が閉じられたときは、当該外蓋14は、バッグ本体11の上記開口13を閉塞する。また、図2が示すように外蓋14が開かれたときは、上記開口13が開かれ、内蓋13が露出する。
本実施形態では、この外蓋14は、図6が示すように矩形の平板状に形成されている。外蓋14の外形形状は、上記開口13の周縁形状とほぼ同様である。外蓋14は、スライドファスナー30を介してバッグ本体11に縫い付けられている。図4が示すように、このスライドファスナー30は、バッグ本体11の側壁部18の上端部19の最縁部29と、外蓋14の周縁部35との間に架け渡すように縫い付けられている。そして、スライダー36が操作されることによりスライドファスナー30が開閉され、外蓋14が開閉されるようになっている。スライドファスナー30のうち把手22が設けられている領域39は、スライダー36がスライドできない領域となっている。すなわち、本実施形態では、上記領域39が外蓋14とバッグ本体11とを連結するヒンジとして機能する。換言すれば、このヒンジは、図2が示すように、バッグ本体11の背面側に開口13の長手方向38に沿って配置されており、外蓋14は、当該長手方向38を回動中心として短手方向42(図6参照)に開閉する。このように、長手方向38を中心に外蓋14が開閉するので、競技において外蓋14の開閉が容易であるという利点がある。
図7は、図6におけるVII−VII断面図である。
図1及び図6が示すように、外蓋14に2本の凹条44、45が形成されている。この凹条44、45は、外蓋14にプレス加工が施されることにより形成される。凹条44、45は、短手方向42に並設されており、且つ長手方向38に沿って外蓋14の一端部から他端部まで延びている。凹条44は、外蓋14の中央に長手方向38に沿って配置され、凹条45は、外蓋14の先端51と凹条44との間の中央に長手方向38に沿って配置されている。つまり、凹条44によって外蓋14は1/2だけ開けられ、凹条45によって外蓋14は1/4だけ開けられる。図7が示すように、凹条44、45は、内壁面形状が矩形の溝からなる。この凹条44、45が設けられることにより、外蓋14は、凹条44、45において外側に簡単に折り曲げられる。なお、本実施形態では2本の凹条44、45が外蓋14に設けれているが、凹条の数は特に限定されない。なお、上記凹条44、45がプレス加工により形成されるから、加工が簡単且つ安価である。
図8は、外蓋14の要部拡大斜視図である。同図は、上記凹条44の端部の形状を詳細に示している。
同図が示すように、外蓋14の周縁部に湾曲部46が形成されている。この湾曲部46は、外蓋14の周縁部で且つ上記凹条44が交差する部位に形成されている。なお、同様に、外蓋14の周縁部で且つ上記凹条45が交差する部位にも湾曲部46が形成されている。すなわち、外蓋14の周縁部と凹条44、45が交わる部位が円弧状に切り欠かれている。この湾曲部46が設けられることにより、上記凹条44、45も円弧状に切り欠かれており、これにより、凹条44、45の端部に発生する応力集中が緩和され、外蓋14の耐久性が向上する。
図1及び図6が示すように、外蓋14の上面にスナップ47(特許請求の範囲に記載された「折曲保持部」に相当)が設けられている。このスナップ47は、外蓋14が上記凹条44、45にて折り曲げられたときに、当該折曲状態を維持する。
本実施形態では、スナップ47は、一対のスタッド48と二対のソケット49、50とを備えている。スタッド48は、図6が示すように、外蓋14の先端側の角部に配置されている。ソケット49は、外蓋14が凹条45にて折り返された状態でスタッド48が対向する位置に配置されている。外蓋14が凹条45にて折り返されると、スタッド48がソケット49と嵌合し、これにより、外蓋14は1/4だけ折り返された状態で維持される。また、外蓋14が凹条44にて折り返されると、スタッド48がソケット50と嵌合し、これにより、外蓋14は1/2だけ折り返された状態で維持される。
図9は、図2の要部拡大斜視図であり、内蓋15の取付構造を詳細に示している。また、図10は、図9におけるX−矢視図であり、内蓋15を詳細に示している。
これらの図が示すように、内蓋15は、バッグ本体11の開口13の周縁部の内側に配置されており、バッグ本体11に対して開閉自在に取り付けられている。この内蓋15は、スライドファスナー52を介してバッグ本体11に縫い付けられている。内蓋15は、合成樹脂からなるシート状に形成されており、可撓性を備えている。この合成樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好適に採用される。内蓋15の肉厚は、0.5mm〜3.0mmに設定される。
スライドファスナー52は、内蓋15の縁部53と、バッグ本体11の側壁部18との間に架け渡すように縫い付けられている。すなわち、図4が示すように、スライドファスナー52の一方側は、上記側壁部18の溶着位置(上記所定位置20)よりも上方に縫い付けられており、他方側が上記内蓋15の縁部53に縫い付けられている。そして、スライダー54が操作されることによりスライドファスナー52が開閉され、内蓋15が開閉されるようになっている(図2及び図3参照)。なお、スライドファスナー52の一方側が、上記側壁部18の溶着位置(上記所定位置20)よりも下方に縫い付けられる場合もある。
本実施形態では、図9が示すように、内蓋15がバッグ本体11の開口13を閉じた状態で、当該内蓋15がバッグ本体11の内部に落ち込んだ状態となる。すなわち、内蓋15は、上記開口13を閉塞した状態で、バッグ本体11の上面12から寸法Hだけ収容室37(図3参照)の内奥部に入り込んだ位置に配置される。
図10が示すように、内蓋15に切欠部16が形成されている。この切欠部16は、内蓋15が曲線状に切開されることにより構成されている。この切欠部16にスライドファスナー56が設けられており、スライドファスナー56が操作されることにより切欠部16が開閉される。本実施形態では、切欠部16は円弧状に形成されており、同図が示すように、短手方向42に湾曲しつつ長手方向38の全域に延びている。そして、切欠部16の両端部は、内蓋15の両角部まで達している。このスライドファスナー56は、2つのスライダー57を備えている。もっとも、スライダー57の数は特に限定されず、複数であればよい。複数のスライダー57が設けられることにより、切欠部16のうち釣人が所望する位置に所望する大きさの開口を形成することができる。
本実施形態では、内蓋15の一部の領域がメッシュ構造となっている。この一部の領域とは、図10が示すように、上記切欠部16と内蓋15の前縁58とにより囲まれる領域である。この領域において内蓋15は、格子状に編まれたコア部材(典型的には綿糸やナイロン糸)に、ポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂やラバー等がコーティングされたものからなる。内蓋15の当該領域は、通水性に優れ、きわめて可撓性に富む。
また、図10が示すように、内蓋15の上面にメジャー59が表示されている。メジャー59は、長手方向38に沿って表示されている。釣人は、このメジャー59を利用して、釣れた魚のサイズを直ちに計ることができる。
次に、本実施形態に係る釣用バッグ10は、次のようにして使用される。
この釣用バッグ10は、前述のように釣道具等の収納ケースとして使用されるほか、実釣において釣れた魚を生かしておく生け簀としても使用される。釣人は、バッグ本体11内の収容室37に予め海水を入れておくことができ、エアポンプを使用することにより常に収容室37内の海水に空気を送ることができる。釣れた魚は、上記収容室37に投入される。図2が示すように内蓋13が閉じられると、バッグ本体11の開口13が閉塞されるので、釣れた魚はバッグ本体11内で生かされる。釣人は、釣りが終了するまで適宜海水を入れ換えることにより魚を生かしておくことができる。このとき、内蓋13はメッシュ生地からなるので、内蓋13が閉じられた状態でも海水を注ぎ足すことができるし、内蓋13がが閉じられた状態であっても、釣人は、外蓋12を開けてバッグ本体11を傾けることによって簡単に排水することができる。しかも、釣用バッグ10は、前述のように合成樹脂のシートから構成されるので、非常に軽量であるという利点がある。
外蓋14は、図2が示すように開閉される。すなわち、外蓋14は、バッグ本体11の長手方向38を回動中心として俯仰する。したがって、釣人は、外蓋14を回動させることにより、迅速にバッグ本体11の開口13を開閉することができる。外蓋14は可撓性を備えているので、釣人は、外蓋14をバッグ本体14の上方に捲り上げるだけで簡単に上記開口13を開放することもできる。本実施形態では、外蓋14は凹条44、45にて折り曲げられ、しかも、スナップ47によって当該折り曲げられた状態が維持される。特に、本実施形態では外蓋14がスライドファスナー30によって開閉されるから、外蓋14が折り曲げられた状態でスライドファスナー30が当該折曲部分まで閉じられると、より一層外蓋14がバッグ本体11上で安定する。つまり、外蓋14はフラップ状に上記開口13を全開あるいは全閉するのではなく、折り曲げられることにより、上記開口13の1/2あるいは1/4のみを開放し且つ安定的にバッグ本体11の上面12に載置される。
魚が釣れた場合、釣人は、内蓋15のスライドファスナー56を操作することによって切欠部16を開くことができる。切欠部16が開かれることにより、内蓋15に上記収容室37に連通する連通口が形成される。釣れた魚は、切欠部16を通じて上記収容室37に入れられる。本実施形態では、切欠部16が曲線状に形成されているから、当該切欠部16が開かれると、当該切欠部16を境界として内蓋15の一部が上記収容室37内へ垂れ下がる。したがって、釣れた魚が切欠部16上に載置されるだけで、垂下した内蓋15に案内されるようにして上記収容室37へ落下する。
このように本実施形態に係る釣用バッグ10では、外蓋14が1/4乃至1/2だけ折り返された状態でバッグ本体11の上面に安定的に載置され、たとえば実釣において強風が吹いた場合であっても風に煽られることがないので、釣人は、釣れた魚を内蓋15の切欠部16を通じて容易且つ迅速にバッグ本体11内へ収容することができる。しかも、上記切欠部16により内蓋15の一部が魚の案内板として機能するから、釣人は、魚を片手で簡単にバッグ本体11内に収容することができる。
本実施形態では、内蓋15の切欠部16は円弧状に湾曲しつつ長手方向38の全域に延びており、しかも、スライドファスナー56は複数のスライダー57を備えている。したがって、スライドファスナー56を全開にすれば、内蓋15が大きく開いて下方へ垂下する一方で、釣人は、スライダー57を操作することにより切欠部16のうち意図する部位のみを開くこともできる。したがって、釣れた魚のサイズに合わせて切欠部16の開放の程度が調整され、より一層簡単に魚をバッグ本体11内へ入れることができる。
さらに、図9が示すように、内蓋15がバッグ本体11の開口13よりも高さHだけ下がっているので、内蓋15によって上記開口13付近に段差部が形成される。釣人は釣れた魚をこの段差部に一旦載置し、メジャー59を用いて魚のサイズを安定的に計測することができる。したがって、たとえば競技磯釣りにおいて、釣人は、釣れた魚が規定サイズであるかどうかの確認を容易に行うことができる。
加えて、本実施形態では、外蓋14は前述の肉厚の樹脂シートから構成されているが、この外蓋14の周縁部にパイピング加工が施されていてもよい。これにより、外蓋14の周縁部の剛性が向上し、外蓋14の取り扱いがし易くなるという利点がある。
10・・・釣用バッグ
11・・・バッグ本体
12・・・上面
13・・・開口
14・・・外蓋
15・・・内蓋
16・・・切欠部
30・・・スライドファスナー
36・・・スライダー
37・・・収容室
38・・・長手方向
44・・・凹条
45・・・凹条
46・・・湾曲部
47・・・スナップ
48・・・スタッド
49・・・ソケット
50・・・ソケット
52・・・スライドファスナー
53・・・縁部
54・・・スライダー
56・・・スライドファスナー
57・・・スライダー
58・・・前縁
59・・・メジャー


Claims (8)

  1. 上面に開口が設けられ且つ当該開口と連通する収容室が区画された容器状のバッグ本体と、
    上記上面の長手方向に沿ってヒンジが形成され、当該上面を短手方向に開閉する可撓性を備えた外蓋と、
    上記開口を開閉する内蓋とを有し、
    上記外蓋の長手方向に沿って当該外蓋が折り曲げられるための凹条が形成されると共に当該外蓋が折り曲げられた状態を維持する折曲保持部が設けられており、
    上記内蓋にスライドファスナーを介して開閉される曲線形状の切欠部が形成されており、
    上記内蓋の一部は通水性のあるメッシュ構造を有する釣用バッグ。
  2. 上記凹条が上記外蓋の短手方向に複数並設されており、少なくとも短手方向長さの1/4及び1/2の位置に配置されている請求項1に記載の釣用バッグ。
  3. 上記外蓋の周縁部にパイピング加工が施されている請求項1又は2に記載の釣用バッグ。
  4. 上記凹条は、プレス加工により上記外蓋の長手方向一端から他端まで形成されている請求項1から3のいずれかに記載の釣用バッグ。
  5. 上記凹条の端部に発生する応力集中を緩和するための湾曲部が上記外蓋の縁部に形成されている請求項1から4のいずれかに記載の釣用バッグ。
  6. 上記折曲保持部は、上記外蓋に設けられたスナップからなる請求項1から5のいずれかに記載の釣用バッグ。
  7. 上記切欠部は、上記短手方向に湾曲しつつ上記長手方向の全域に延びる円弧状に形成されており、上記スライドファスナーは、複数のスライダーを備えている請求項1から6のいずれかに記載の釣用バッグ。
  8. 上記内蓋は、スライドファスナーを介して上記バッグ本体に取り付けられており、上記開口を閉じた状態で上記バッグ本体の上面から上記収容室の内奥部に入り込んだ位置に配置されており、
    上記長手方向に沿って上記内蓋にメジャーが表示されている請求項1から7のいずれかに記載の釣用バッグ。


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