JP2010034500A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力導体と配線導体の接続不良を低減した信頼性の高い太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】 複数の太陽電池素子2と、該複数の太陽電池素子2の一部と電気的に接続され、太陽電池素子2の外部に導出された出力導体1と、複数の太陽電池素子2の外方に配置され、出力導体1と電気的に接続された配線導体5と、を備え、出力導体1および配線導体5は、それぞれ互いに第1の導電性接合剤で接続される第1の接続領域を有し、出力導体1および配線導体5の少なくともいずれか1つの第1の接続領域は、複数の突条部8、および隣り合う突条部8の間に、前記第1の導電性接合剤が配される平坦面7を有する太陽電池モジュールとした。
【選択図】 図3

Description

本発明は太陽電池モジュールに関するものである。
太陽電池モジュールは、単結晶シリコン基板や多結晶シリコン基板のように単体で発電を行える太陽電池素子を、複数枚用いて直列・並列接続して構成される。
このような太陽電池素子同士は、隣接する太陽電池素子の電極同士が出力導体(インナーリード)と半田で接続されている。このように、隣接する複数の太陽電素素子は、連結されることにより、太陽電池ストリングスを構成する。太陽電池モジュールは、このような太陽電池ストリングスを複数連結することにより構成されている。太陽電池ストリングスは、各太陽電池ストリングスの端部に位置する出力導体間が配線導体と半田により電気的に接続されている。また、配線導体は、すべての太陽電池ストリングスからの発電出力を外部に取り出す引き回し配線としても用いられる。そのため、配線導体は、出力導体からの発電出力を集電して太陽電池モジュールの外部出力部へ引き回し、外部出力部と電気的に連結される導体と半田付けされる。
上述したような出力導体および配線導体の半田付けは、出力導体に予め被覆された半田を溶融させることによって行われている(例えば、特許文献1参照)。また、出力導体と太陽電池素子の電極とを半田で接続する際に生じる熱応力を緩和するために、波形状の出力導体が使用されているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−42181号公報 特開2006−93481号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような厚みが一定の出力導体では、配線導体と半田付けの際に生じる押圧力にバラツキがあると、半田の接合不良が生じる可能性があった。特に、上記押圧力が強すぎると、出力導体と配線導体の接合部より半田が流出し、当該部分において、半田層が過度に薄くなり、接着力が著しく低下する場合があった。また、特許文献2に開示されているような波形状の出力導体では、波形の隣り合う突起同士の間に半田が介在するが、その半田が介在する部位の厚みが突起に近づくにつれて小さくなるため、突起近傍の接着力が弱まり、接続不良が起きる可能性があった。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、半田厚みを確保し、出力導体と配線導体の接続不良を低減した信頼性の高い太陽電池モジュールを提供することにある。
本発明の太陽電池モジュールは、複数の太陽電池素子と、該複数の太陽電池素子の一部と電気的に接続され、前記太陽電池素子の外部に導出された出力導体と、前記複数の太陽電池素子の外方に配置され、前記出力導体と電気的に接続された配線導体と、を備え、前記出力導体および前記配線導体は、それぞれ互いに半田で接続される第1の接続領域を有し、前記出力導体および前記配線導体の少なくともいずれか1つの第1の接続領域は、複数の突条部、および隣り合う前記突条部の間に、前記半田が配される平坦面を有するようにした。
本発明の太陽電池モジュールは、出力導体および配線導体の少なくともいずれか1つの第1の接続領域に複数の突条部、および隣り合う前記突条部の間に、半田が配される平坦面を有するため、出力導体と配線導体とを接合する半田が該平坦面上に配される。その結果、本発明の太陽電池モジュールでは、半田の量および厚みを確保できるように制御しやすくなるため、出力導体と配線導体との接続不良を低減し、信頼性を向上させることができる。
また、前記複数の突条部を、互いに交差する方向に形成する形態であれば、突条部が形成されている出力導体及び/または配線導体を平面視すると、突条部が網目状に配置されているため、隣り合う突条部間で半田の外部への流出を低減することができるため、半田の厚みをより均一に制御することができる。
また、前記突条部の頂面を、曲面状に形成する形態であれば、出力導体と配線導体とを半田付けする際に過度に押圧力をかけても、突条部の頂面による出力導体や配線導体の破損を低減することができる。
さらに、前記突条部を、前記第1の接続領域の裏面側にも設けた形態であれば、突条部が形成された出力導体及び/または配線導体の裏表に依存することなく半田で接続することができるため、半田接合の作業効率が向上する。
また、前記出力導体および前記配線導体を、互いの突条部同士が非接触の状態で接続されるような配置とすれば、一方の出力導体(配線導体)の突条部がもう一方の配線導体(出力導体)の平坦面に位置するようになるため、突条部間における出力導体および配線導体の曲げを低減することができ、半田の厚みをより効率良く維持することができる。
本発明の実施形態1に係る太陽電池モジュールを示す平面図である。 図1のX−Xにおける断面図である。 本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュールの出力導体と配線導体との接続部分を拡大して示した斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュールの出力導体と配線導体との接続部分を拡大して示した側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る太陽電池モジュールの配線導体同士の接続部分を拡大して示す斜視図である。 (a)および(b)は、本発明の第3の実施形態に係る太陽電池モジュールの配線導体を示した側面図である。 本発明の第4の実施形態に係る太陽電池モジュールの出力導体と配線導体との接続部分を拡大して示した斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る太陽電池モジュールの配線導体同士の接続部分を拡大して示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る太陽電池モジュールの配線導体同士の接続部分を拡大して示す斜視図である。 本発明の第6の実施形態に係る太陽電池モジュールの出力導体と配線導体との接続部分を拡大して示すものであり、(a)が斜視図、(b)が側面図である。 本発明の第7の実施形態に係る太陽電池モジュールの出力導体と配線導体との接続部分を拡大して示すものであり、(a)が斜視図、(b)が側面図である。 本発明の第8の実施形態に係る太陽電池モジュールの出力導体を示す斜視図である。 本発明の第9の実施形態に係る太陽電池モジュールを説明するための説明図である。
以下、本発明の太陽電池モジュールの実施の形態について、図面を用いて説明する。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュール20は、図1及び2に示すように、出力導体1(1a、1b)で接続された複数の太陽電池素子2で構成された複数の太陽電池ストリングス4(4a〜4e)と、太陽電池ストリングス同士を電気的に接続する配線導体5(5a〜5f)と、透光性基板21と、受光面側充填材22と、裏面側充填材23と、裏面シート24と、枠体25と、を備えている。なお、太陽電池素子2の上面には電極3が形成されており、下面にも電極3が形成されている(不図示)。
次に本実施の形態に係る太陽電池モジュール20の構成を、製造工程とともに詳述する。
太陽電池モジュール20は、図1に示すように、まず出力導体1および配線導体5を用いて太陽電池素子2を直列・並列(本実施の形態では直列接続)に組み合わせて任意の電圧・電流値が得られるように電気配線が行われた太陽電池ストリングス4を複数個有している。
出力導体1は、太陽電池素子2で発電された電力を取り出す配線であり、太陽電池素子2の+電極および−電極のそれぞれに、例えば半田で接続されている。具体的には、このような太陽電池素子2を複数個、直列または並列に配列し、隣接する太陽電池素子2の電極同士が電気的に接続されるように出力導体1と半田付けする。これにより、太陽電池ストリングス4(4a、4b、4c、4d、4e)が形成される。なお、この縦列で接続された各々の太陽電池ストリングスが直列接続であるか並列接続であるかは、隣接する太陽電池素子の間を出力導体で+極と−極間で半田付けするか(直列接続)、同極同士で半田付けするか(並列接続)で決まる。出力導体1は、例えば幅が1〜3mm程度、厚みが0.1〜0.8mm程度のリボン状の銅箔を半田メッキや半田コートしたものが用いられる。
さらに、太陽電池ストリングス4a〜4eは、各ストリングスの終端にある出力導体1を、配線導体5によって直列もしくは並列に接続される(本実施の形態では直列接続)。出力導体1と配線導体5とは、互いに接続される部位(第1の接続領域)に第1の導電性接合材を配することにより電気的に接続される。このような第1の導電性接合材としては、例えば、半田、導電性フィラーを有機樹脂に含浸させた導電性ペースト等が挙げられる。第1の導電性接合剤が半田の場合は、例えば、出力導体1もしくは配線導体5の表面に半田を被覆した後、半田こて等で加熱することにより出力導体1と配線導体5とを接続すればよい。このとき、配線導体5は、例えば幅が1〜8mm程度、厚みが0.1〜0.8mm程度のリボン状の銅箔に半田を被覆してなり、電流容量に合わせて選択される。この半田は、銅箔で作製された出力導体1または配線導体5に0.1〜0.5mm程度の厚みで被覆されている。また、導電性ペーストは、例えば、金粉、銀粉、銅粉、ニッケル粉、アルミ粉、メッキ粉、カーボン粉、グラファイト粉等の導電性フィラーを、エポキシ樹脂、ウレタン、シリコーン、アクリル、ポリイミド等の有機樹脂と混合させて作製する。このような導電性ペーストは、例えば、出力導体1と配線導体5の接続部位(第1の接続領域)に塗布し、収縮・硬化させることで出力導体1と配線導体5とを接続できる。
そして、太陽電池ストリングス4a〜4eの電気的配線が成された後、+極と−極の終端部から発電電力を外部に取り出す場所(配線導体5b、5f)まで配線導体を用いて引き回す。ここで、配線導体は、過度に折り曲げると皺が生じやすくなるため、例えば図1の領域Bのように、配線導体5dに他の配線導体5eを半田付けすると良い。なお、太陽電池モジュールの電気出力は、直並列に接続される太陽電池素子の数により自由に決定できるが、多結晶太陽電池を使用した電力用太陽電池アレイに使用される太陽電池モジュールでは、例えば出力約150〜200W程度になるよう設定される。
次に、図2に示すように、透光性基板21上に受光面側充填材22を配置し、その上に太陽電池ストリングス4を、発電面側を透光性基板側に向けて載置する。透光性基板21としては、例えばガラスやポリカーボネート樹脂などからなる基板が用いられる。ガラス板の場合は、例えば白板ガラス、強化ガラス、倍強化ガラス、または熱線反射ガラスなどが用いられるが、屋外に設置されて風圧等の外力に耐えられる強度を有するという観点から、厚さ3mm〜5mm程度の白板強化ガラスが好適である。他方、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂の場合は、厚みが5mm程度のものが好適である。受光面側充填材22は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略す)やポリビニルブチラール(以下PVBと略す)から成り、Tダイと押し出し機により厚さ0.4〜1mm程度のシート状に成形されたものが用いられる。
最後に、太陽電池ストリングス4に裏面側充填材23と裏面シート24を乗せ、この積層状態でラミネート装置により減圧下にて加熱加圧を行うことで、受光面側充填材22と裏面側充填材23が軟化、融着して他の部材と一体化する。なお、裏面側充填材24に用いるEVAやPVBは透明でもよく、太陽電池モジュールの設置される周囲の設置環境に合わせ酸化チタンや顔料等を含有させ白色等に着色させてもよい。
次に、本実施の形態における出力導体と配線導体との接続態様について詳細に説明する。
太陽電池モジュール20では、図3に示すように、配線導体5の上面に複数の突条部8が形成されており、かつ隣り合う突条部8の間に平坦面7を有している。なお、本実施の形態では、突条部8が3つ(8a、8b、8c)と平坦面7が2つ(7a、7b)の構成であるが、本発明において、突条部および平坦面の数は特に限定されるものではない。なお、突条部とは、突起部が一端から他端に向かって延びている形状を指す。
配線導体5は、上述したように、上面(表面)に突条部8が平坦面7を挟んで設けられている。この突条部8は、配線導体5と一体的に成型されている。このような配線導体5の成型方法としては、例えばリボン状の銅箔の線材を射出もしくはプレス成型で製造するときに、同時に成型するようにしても良いし、銅箔の線材となったものをローラープレス機等でプレス成型するようにしてもよい。例えばローラープレス機でプレスすることにより銅箔を圧縮して平坦面をつくり、圧縮されない部分が突条部として残るようにして配線導体を製造する。また、後者の場合、配線導体を必要長さに切断する前工程で、配線導体が圧縮(プレス成型)されるようにすれば、リールに巻かれて保存されていたときに付いた曲がり癖も直すことができて好適である。突条部8の高さは、例えば、非鉛半田を用いる場合、その半田付け強度が適度になるように、平坦面7から10〜300μm程度にするのが好ましい。また、突条部8の幅は、10〜500μmにするのが好ましい。
そして、出力導体1は、配線導体5の突条部8の頂面上に配置した後、配線導体5と半田付けされる。半田付けに際して、配線導体5が銅箔に半田メッキされたものである場合には、半田付けに必要な半田量が無いので、配線導体5の平坦面7にクリーム半田の塗布等の供給が行われる。一方、配線導体5が予め半田コートされたものである場合は、そのまま加熱すれば半田付けできる。なお、半田コートは平坦面7(7a、7b)だけ半田の厚みを多くして、半田付け部分の半田量が確実に確保できるようにしてもよい。
まず、出力導体1の下に配線導体5を配置する。次に自動機械等の半田こて40を稼動させて、配線導体5の突条部8(8a〜8c)の頂面に出力導体1が接触するまで押し下げる。このとき、突条部8は、出力導体1を支えるような状態となるため、平坦面7(7a、7b)と出力導体1の間には間隙9が確保される。それゆえ、本実施の形態では、間隙9に半田が配されるため、突条部8の高さ分の半田厚みを確保することができる。したがって、本実施の形態では、出力導体1と配線導体5との接着強度を高めることができるため、太陽電池モジュールの信頼性を向上させることができる。また、半田が配される間隙9は、平坦面7を有しているため、半田の厚みを略均一にすることができ、接着強度のバラツキも低減することができる。
なお、本実施の形態では、出力導体1および配線導体5を押圧するものとして半田こて40を例にしたが、ホットエアー(エアブロー)のようなもので半田付けしてもよい。この場合には突条部8が風圧を遮断する防風壁としての効果を奏し、半田を融かすための熱風により半田が飛ばされたり、風圧により平坦面の一部に偏って集まるのを低減できる。また、本実施の形態では、配線導体5に平坦面7および突条部8を形成したものを示しているが、出力導体1のほうに平坦面7および突条部8が形成されたものであってもよい。また、突条部8は、出力導体1及び/または配線導体5の長手方向の一端から他端まで延びた形状であれば、突条部8の強度を高めることができるため、半田付け時の押圧によって突条部8が潰れるのを低減することができる。
以下、本発明の太陽電池モジュールに係る他の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
<実施の形態2>
本実施の形態では、図5に示すように、図1の領域Bのような配線導体同士が接続される部位において、配線導体5の形状が実施の形態1と相違する。即ち、本実施の形態では、互いに接続される配線導体5dと配線導体5eのうち、配線導体5eに平坦面7a、7bおよび突条部8a、8b、8cが形成されている。そして、本実施の形態では、配線導体5dと配線導体5eとを半田で接合すると、配線導体5eの突条部8a、8b、平坦面7a、および配線導体5dの下面で囲まれる領域で形成される間隙に半田が配される。そのため、本実施の形態では、実施の形態1と同様に、半田の厚みを確保しつつ、その厚みを略均一にすることができ、配線導体5dと配線導体5eの接着強度を高めることができる。なお、このような配線導体5eの作製方法としては、例えば、実施の形態1の出力導体1と同様に、プレス成型等で容易に作製することができる。
本実施の形態では、図5に示すように、突条部8aと8cの外側にそれぞれ平坦面7c、7dを設けて、突条部8同士の間隔が開き過ぎないようにしてもよい。例えば厚み0.8mm、幅4〜8mmの配線導体を用いて平坦面7cおよび7dに1〜2mmの幅を設け、半田こてで配線導体5dを下方に押しつけて半田付けしても、配線導体5dの下方(平坦面7c、7d側)への変形を低減できる。加えて、配線導体5eは、突条部8c、8aの外側に平坦面(7c、7d)がある。このような配線導体は、平坦面でもって突条部の外側への広がり(曲がり)を低減するリブ構造となっている。そのため、このような配線導体では、半田こてで押圧しても、例えば突条部8cが両側の平坦面(7b、7c)により両側から押さえつけられるため、突条部の先端が外側や内側に逃げ(曲がり)にくくなり、突条部をはじめとした配線導体の変形を低減することができる。
<実施の形態3>
図6(a)に示した本実施の形態では、突条部8が先端部に向かって、漸次、幅が小さくなる形状を有する。即ち、突条部8がテーパー形状となっている。このような形態によれば、2つの突条部の先端間の距離が長くなり、半田付けされる相手側(出力導体もしくは配線導体)との半田付け面積において、所定の半田の厚みを有することができる面積割合を多くすることができるため、特に半田付け部の強度を向上させておきたい箇所、例えば、銅箔の幅が狭い出力導体(1mm程度)との半田付けのように、半田付けする第1の接続領域の面積が小さい部位に好適である。
図6(b)に示した本実施の形態では、突条部8の先端面(頂面)が曲面状である。このような形態では、先端部に角(鋭角・直角等)を無くして、半田こて等で配線導体5を強い力で押さえつけても、半田付けされる相手側の出力導体または配線導体に生じる傷等を低減できるため、自動機械のように押圧力の管理がしにくいものであっても、使用することができ、半田付けの作業効率が向上するという観点から好適である。
また、本実施の形態では、上述の利点を組み合わせて、例えば突条部8をテーパー形状とし、先端面を曲面状とすれば、半田付け部の接着強度を高めつつ、半田付け作業の効率化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、配線導体5に形成された突条部8について説明したが、本発明では配線導体5に限定されることなく、出力導体1に上述した突条部8の形状を適用してもよい。
<実施の形態4>
本実施の形態では、図7に示すように、配線導体5に形成された複数の突条部8が互いに交差するように配置されている点で実施の形態1と相違する。
具体的に、本実施の形態では、図7に示すように、配線導体5cの長辺方向に突条部8aおよび8bを設け、突条部8aおよび8bと交差する方向(配線導体5の短辺方向)に突条部8dを複数設けている。本実施の形態では、配線導体5cと配線導体5dとを半田付けする際に、突条部8aおよび8bによって堰き止められた半田が配線導体5cの長辺方向側に流出するのを突条部8dでもって堰き止めることができるため、外部への半田の流出を抑制することができる。その結果、本実施の形態では、半田の厚みを維持しつつ、接着に必要な半田量を確保することができるため、半田の流出による接着強度の低下を低減することができる。本実施の形態では、交差する突条部が直交する方向に形成されているが、直交に限ることなく、交差する突条部同士の成す角度が90度以下であってもよい。
また、突条部8aおよび8bもしくは突条部8dのいずれか一方を、他方よりも高さを低めにしておけば、半田の確保量が多すぎてオーバーフローするときに、突条部8と出力導体(または配線導体)との第1の接続領域にできた隙間を通じて隣接する平坦面に移動させることができるため、半田量の少ないところに半田の余剰分を供給して、全体的に半田の厚みを確保することができる。なお、本実施の形態では、配線導体5cに形成された突条部8について説明したが、本発明では配線導体5に限定されることなく、出力導体1に上述した突条部8の形状を適用してもよい。
<実施の形態5>
本実施の形態では、図8に示すように、配線導体5bの表面(上面)および裏面(下面)にそれぞれ平坦面7および突条部8が形成されている点で実施の形態2と相違する。具体的に、本実施の形態では、配線導体5bの他の配線導体5aとの第1の接続領域側(配線導体5bの表面)に複数の接続導体8aおよび8bが平坦面7aを挟んで配置され、第1の接続領域の裏面側(配線導体5bの裏面)に複数の接続導体8eおよび8fが平坦面8eを挟んで配置されている。本実施の形態によれば、配線導体5bは、配線導体5aに半田付けする際の第1の接続領域として表面・裏面のいずれの突条部を用いてもよく、半田付け工程において裏表の配置管理を省略できるため、作業を簡略化できるとともに裏表の配線ミスを低減することができる。
また、図9のように、例えば複数の配線導体5aを接続する場合などには配線導体5bの裏表両面に、半田付け部の半田の厚みを管理しながら、同時に半田付けすることも可能となり、配線の分岐・集合にも好適に用いることができる。なお、本実施の形態では、配線導体5に形成された突条部8について説明したが、本発明では配線導体5に限定されることなく、出力導体1の裏表両面に突条部8を形成してもよい。
<実施の形態6>
本実施の形態は、図10に示すように、出力導体1および配線導体5に、それぞれ平坦面7’および突条部8’が形成されている点で実施の形態1と相違する。そして、本実施の形態では、出力導体1および配線導体5の第1の接続領域にそれぞれ突条部が形成されている。換言すれば、本実施の形態では、出力導体1および配線導体5の突条部が、対向するように配置されている。そのため、本実施の形態では、図10(b)のように、配線導体5bの突条部8gと8hが、出力導体1の突条部8a’と接触した状態で半田付けが行われる(8b’も同様)。よって、本実施の形態では、出力導体1の平坦面7’と配線導体5bの平坦面7bの間に半田付けされる半田の厚みが、突条部8a’(8b’)と突条部8g、8hの高さを合わせたものとなるため、いずれか一方の配線導体にのみ突条部が設けられている場合に比べて、一方側の出力導体1もしくは配線導体5bの突条部の高さを略半分にでき、突条部の製造が容易となる。また、太陽電池モジュールの受光面側から視認できる配線導体の突条部が低く、目立たなくすることができる。
<実施の形態7>
本実施の形態では、図11に示すように、出力導体1の突条部8’と配線導体5の突条部8a、8b、8cとが互いに対向するとともに、同じ方向に形成されている。さらに、本実施の形態では、出力導体1の突条部8’と配線導体5の突条部8a、8b、8cとが互いに接触しないように配置されている。本実施の形態は、以上のような点が実施の形態6と相違する。
本実施の形態では、図11(a)に示すように、突条部8’は出力導体1の長辺方向に沿って形成されており、突条部8dは配線導体5aの短辺方向に沿って複数形成されている。そして、本実施の形態では、図11(b)に示すように、出力導体1の平坦面7’に配線導体5の突条部8dが接触し、配線導体5の平坦面7a、7bに出力導体1の突条部8’が接触して、半田こて等の押圧力に対して支持するようにしている。そのため、本実施の形態によれば、突条部間における出力導体1および配線導体5の曲げを低減することができ、半田の厚みをより効率良く維持することができる。
<実施の形態8>
本実施形態では、図12に示すように、出力導体1が太陽電池素子2と電気的に接続される領域(第2の接続領域10)に突条部8i、8jを有しており、該突条部が出力導体1の長手方向に沿って複数配置されている。そして、本実施形態では、突条部8iおよび突条部8jが、出力導体1の長手方向に沿って、太陽電池素子2と接続しない非接続領域11を介して間隔を空けて配置されている点で上述した実施形態と異なっている。加えて、本実施の形態では、出力導体1の長手方向に沿って、第2の接続領域10と非接続領域11とが交互に配置されている。また、本実施の形態では、突条部8iおよび突条部8jが、出力導体1の長手方向と直交する方向(出力導体1の幅方向)において平坦面7’を介して離間している。
本実施の形態によれば、出力導体1は、第2の接続領域10における突条部8iおよび突条部8jが太陽電池素子2の電極3と接触し、平坦面7’と電極3との間に介在する半田等の第2の導電性接合剤で太陽電池素子2と電気的に接続される。一方で、出力導体1は、非接続領域11の部位では太陽電池素子2と接続されていない。それゆえ、本実施の形態では、出力導体1を太陽電池素子2の電極3に半田付けすると、平坦面7’の部位で適度な半田の厚みが確保されて良好に接続され、太陽電池素子2と接続されない非接続領域11の出力導体1が自由に動くことができるため、例えば、急激な温度変化が生じても、太陽電池素子2と出力導体1の間に生じるせん断力を非接続領域11で緩和することができる。なお、第2の導電性接合剤は、上述した第1の導電性接合剤と同様のものを用いることができる。
<実施の形態9>
本実施形態では、図13に示すように、平坦面7’と非接続領域11の高さが異なっている点で実施の形態8と異なっている。本実施の形態では、出力導体1が長手方向に沿って凹凸形状を成し、該凸部の頂面部が第2の接続領域10、該凹部が非接続領域11となっている。この凸部の頂面部には、平坦面7’、突条部8iおよび突条部8jが形成されている。本実施の形態によれば、出力導体1を太陽電池素子2の電極3に半田付けしても、第2の接続領域10で良好に接続できるとともに、非接続領域11への半田の流れ込みを効率よく低減することができるため、より容易に太陽電池素子2と出力導体1の間に生じるせん断力を非接続領域11で緩和することができる。また、本実施の形態では、図13に示すように、例えば太陽電池素子2の電極3が互いに間隔を空けて一直線上に配されている場合、電極3が形成されている部位に出力導体1の凸部が位置するように配置すればよく、電極3が形成されていない太陽電池素子2の表面と出力導体1の接触を低減することができる。
1、1a〜1c:出力導体
2:太陽電池素子
3:電極
4、4a〜4e:太陽電池ストリングス
5、5a〜f:配線導体
7、7’、7a〜7e:平坦面
8、8’、8a〜8j:突条部
9:間隙
10:第2の接続領域
11:非接続領域
20:太陽電池モジュール
40:半田こて

Claims (8)

  1. 複数の太陽電池素子と、
    該複数の太陽電池素子の一部と電気的に接続され、前記太陽電池素子の外部に導出された出力導体と、
    前記複数の太陽電池素子の外方に配置され、前記出力導体と電気的に接続された配線導体と、を備え、
    前記出力導体および前記配線導体は、それぞれ互いに第1の導電性接合剤で接続される第1の接続領域を有し、
    前記出力導体および前記配線導体の少なくともいずれか1つの第1の接続領域は、複数の突条部と、隣り合う前記突条部の間に前記第1の導電性接合剤が配される平坦面と、を有することを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記複数の突条部は、互いに交差する方向に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記突条部の頂面は、曲面状であることを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記突条部は、前記第1の接続領域の裏面側に、さらに設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記出力導体および前記配線導体の第1の接続領域は、いずれも前記突条部および前記平坦面を有することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記出力導体および前記配線導体は、互いの突条部同士が非接触の状態で接続されていることを特徴とする請求項5に記載の太陽電池モジュール。
  7. 前記出力導体および前記配線導体の少なくともいずれか一方に、前記第1の導電性接合剤が被覆されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  8. 前記出力導体は、前記太陽電池素子と第2の導電性接合剤を介して電気的に接続される第2の接続領域と、前記太陽電池素子と電気的に接続されない非接続領域と、を前記出力導体の長手方向に沿って交互に有しており、
    前記第2の接続領域に、複数の前記突条部と、隣り合う前記突条部の間に、前記第2の導電性接合剤が配される前記平坦面をさらに有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
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