JP2013232496A - 太陽電池モジュール、タブリード成形装置およびタブリード成形方法 - Google Patents

太陽電池モジュール、タブリード成形装置およびタブリード成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構造でタブリードの破断を起こしにくくする。
【解決手段】太陽電池モジュール6は、少なくとも一方向に配列される複数の太陽電池セル2と、複数の太陽電池セル2のうち、隣接する2つの太陽電池セル2の一方の受光面側のバスバー電極3と、他方の非受光面側のバスバー電極3とに接合されるタブリード4と、を備える。タブリード4は、一方の太陽電池セル2と他方の太陽電池セル2との間で折れ曲がる段差部4aと、段差部4aの両端側にそれぞれ連接されバスバー電極3に接合される2つの平坦部4bと、少なくとも段差部4aに形成されるスリット10と、を有する
【選択図】図1

Description

本発明は、隣接する太陽電池セルのバスバー電極同士をタブリードで接合して作製する太陽電池モジュールと、タブリードを成形するタブリード成形装置およびタブリード成形方法とに関する。
太陽電池は、太陽エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池セルをマトリクス状に並べた平板状の太陽電池モジュールの形態で使用されるのが一般的である。太陽電池モジュールは、まず、複数の太陽電池セルを一列に直列接続した太陽電池ストリングを作製し、次に、複数の太陽電池ストリングを短手方向に並べて、各太陽電池ストリングを直列または並列に接続し、最後に複数の太陽電池ストリングの表面全体をカバーガラスと保護材(ラミネート材)でラミネートすることで作製される。
近年、材料の多様化や軽量化等の要求から、カバーガラスの代わりに、軽量な透明樹脂基材を用いた太陽電池モジュールが製造されるようになった。
ところが、透明樹脂基材は、カバーガラスよりも、熱収縮や熱膨張を起こしやすいため、太陽電池モジュールの品質を低下させる要因になりうる。以下、その理由を説明する。
太陽電池モジュールは、家屋の屋根などの屋外に配置されるため、自然環境(夏場、冬場、朝、昼間、夜間などの気温差)によって、モジュール表面温度が大きく変化する。太陽電池モジュールのラミネート部材として透明樹脂基材を使用する場合、太陽電池モジュールの構成部材である透明樹脂基材、タブリードおよび太陽電池セルの熱膨張率はそれぞれ異なることから、モジュール表面温度の変化に応じて、各構成部材がそれぞれ異なる程度で熱膨張または熱収縮を行う。このため、太陽電池モジュール内のタブリードには、引っ張り応力や収縮応力が不規則にかかることになり、長年の使用で、これらの応力に耐えられずに、タブリードが破断するという問題がある。タブリードの厚さは、抵抗値を低くし且つ、柔軟性を持たせるため、厚さ0.05〜0.3mm程度である。タブリードの幅は、抵抗値を低くし且つ、バスバー電極の幅に合わせる必要があり、1.0〜3.0mm程度である。タブリードの厚さ、幅の条件から溶着や接着がないタブリードの段差部分(一部直線部分含む)の柔軟性は、十分ではなく、熱膨張や熱収縮による応力の吸収ができず、破断しやすくなる。
この種の問題の解決手法として、タブリード(インターコネクタ)の段差部をスパイラル状に巻いた構造にして、モジュールの熱膨張や熱収縮から発生する応力を吸収しやすくする技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−72115号公報
しかしながら、特許文献1のように、タブリードの段差部をスパイラル状にすると、その分、タブリードの材料となる導電リボンの使用量が増えて、材料費の増加になる。また、タブリードの一部または全部をスパイラル状に加工するのは技術的に難しく、歩留まりが低下したり、製造設備のコスト高になるおそれがある。
さらに、スパイラル状にした部分は、タブリードの断面が厚くなってしまうため、隣接する太陽電池セルの端面に接触するおそれもある。引用文献1には、スパイラル状にした部分を圧潰して平板状にする例も記載されているが、このようにすると、圧潰した部分が硬くなってしまい、スパイラル状にした本来の特徴を生かせなくなり、タブリードが破断しやすくなってしまう。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、簡易な構造でありながら、タブリードの破断を起こしにくくした太陽電池モジュール、タブリード成形装置およびタブリード成形方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様では、少なくとも一方向に配列される複数の太陽電池セルと、前記複数の太陽電池セルのうち、隣接する2つの太陽電池セルの一方の受光面側のバスバー電極と、他方の非受光面側のバスバー電極とに接合されるタブリードと、を備え、前記タブリードは、一方の太陽電池セルと他方の太陽電池セルとの間で折れ曲がる段差部と、前記段差部の両端側にそれぞれ連接され前記バスバー電極に接合される2つの平坦部と、少なくとも前記段差部に形成される1本以上のスリットと、を有することを特徴とする太陽電池モジュールが提供される。
また、本発明の他の一態様では、一方向に隣接配置される2つの太陽電池セルの一方の受光面側のバスバー電極と、他方の非受光面側のバスバー電極とに接合されるタブリードを成形するタブリード成形装置において、前記タブリードの材料となる導電リボンを挟み込みながら所定方向に案内する案内部材と、前記導電リボンの先端部を把持しつつ前記導電リボンを所定方向に移動させる把持移動部材と、前記把持移動部材を所定位置で停止させて、隣接配置される一方の太陽電池セルと他方の太陽電池セルとの間の位置に合わせて、前記導電リボンを折り曲げた段差部を形成するとともに、少なくとも前記段差部に1本以上のスリットを形成するタブリード成形部と、前記タブリード成形部で前記段差部および前記スリットを形成した後、または形成する前に、前記導電リボンを前記タブリードの長さに合わせて切断する切断部材と、を備えることを特徴とするタブリード成形装置が提供される。
本発明によれば、簡易な構造でありながら、タブリードの破断が起きにくくなり、長期間にわたって高い信頼性を維持可能な太陽電池モジュールを製造できる。
(a)は太陽電池ストリング1の上面図、(b)は長手方向の断面図。 本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュール6の断面図。 (a)はタブリード4の上面図、(b)はタブリード4の長手方向断面図。 セル配線装置11の概略構成を示すブロック図。 タブリード成形装置14の工程順序を説明する図。 (a)は図5と同方向から見たタブリード成形機構(タブリード成形部)25の正面図、(b)は(a)のA方向から見た正面図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。以下では、本発明の一実施形態として、太陽電池モジュールと、この太陽電池モジュールで用いられるタブリードを成形するタブリード成形装置と、タブリード成形方法とについて説明する。
本実施形態に係る太陽電池モジュールは、複数の太陽電池セルを縦横に配置したものである。より具体的には、太陽電池モジュールは、複数の太陽電池セルを一列に配置した太陽電池ストリングを、その短手方向に複数接続した構造を備えている。なお、太陽電池ストリング単体で太陽電池モジュールを構成してもよい。この場合、太陽電池モジュールは、短手方向には一枚の太陽電池セルのみが配置されることになる。
個々の太陽電池セルは、対向配置される受光面と非受光面を有する。受光面と非受光面のそれぞれには、少なくとも一本のバスバー電極と、不図示の多数のフィンガ電極とが交差するように形成されている。バスバー電極は、各フィンガ電極を流れる電流を集めて外部に供給する集線電極として作用する。
個々の太陽電池ストリングは、一列に配置される複数の太陽電池セルを有する。これら複数の太陽電池セルのうち、隣接する2つの太陽電池セルの一方の受光面側のバスバー電極と、他方のバスバー電極とは、タブリードで接合されている。
太陽電池ストリング内の先頭または最後尾の太陽電池セルのバスバー電極に接続されたタブリードは、隣接配置される他の太陽電池ストリングの先頭または最後尾の太陽電池セルのバスバー電極に接続されたタブリードに直列または並列に接続される。このように、隣接する2つの太陽電池ストリング同士を順次に直列または並列に接続することにより、太陽電池モジュールが作製される。
図1は本発明の一実施形態に係る太陽電池ストリング1を示す図であり、図1(a)は太陽電池ストリング1の上面図、図1(b)は長手方向の断面図である。
図1の太陽電池セル2のそれぞれには、受光面と非受光面に3本ずつバスバー電極3が形成されている。これらバスバー電極3には、それぞれ別個のタブリード4が接合される。したがって、1枚の太陽電池セル2当たり、受光面と非受光面を合わせて6本のタブリード4が接合されることになる。
なお、太陽電池セル2の受光面と非受光面に形成されるバスバー電極3の数には制限はない。バスバー電極3の数に応じた数のタブリード4が必要となる。
バスバー電極3とタブリード4との接合は、例えばハンダ付けにより行われる。ハンダ付けの前に、ハンダが付着しやすいようにバスバー電極3の表面にはフラックスが塗布され、タブリード4の表面にはハンダがコーティングされる。この状態で、バスバー電極3にタブリード4を接触させて、その接触箇所付近を加熱してハンダを溶かし、バスバー電極3とタブリード4を接合する。
なお、バスバー電極3とタブリード4との接合は、必ずしもハンダで行う必要はなく、例えば図1(c)に示すように、樹脂接着剤または導電性ペースト5を介してバスバー電極3とタブリード4とを接合してもよい。
樹脂接着剤や導電性ペースト5で接合する場合、ハンダで接合する場合と比べて、接合時の加熱温度を低くできるため、タブリード4の熱膨張等を抑制できて信頼性が向上する。
図2は本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュール6の断面図である。図2の太陽電池モジュール6は、図1(b)の断面構造を持つ太陽電池ストリング1を内蔵する例を示すが、図1(c)の断面構造を持つ太陽電池ストリング1を内蔵してもよい。
図2に示すように、バスバー電極3とタブリード4との接合面の全体は充填材7で覆われている。充填材7の材料は例えばEVA(エチレンビニルアセテート)などである。充填材7は、受光面側と非受光面側の両面に形成される。
受光面側の充填材7の下には透明樹脂基材8が配置され、非受光面側の充填材7の上には保護材9が配置される。透明樹脂基材8の代わりに、カバーガラスを用いることも可能であるが、カバーガラスは透明樹脂基材8に比べて割れやすく、重量も重く、値段も高い。その一方で、透明樹脂基材8は、カバーガラスに比べて、熱膨張や熱収縮を起こしやすいが、後述するように、本実施形態では熱膨張および熱収縮に対する対策を行うため、透明樹脂基材8を使用しても、タブリード4が破断するおそれを回避できる。
図3は本実施形態に係るタブリード4を示す図であり、図3(a)はタブリード4の上面図、図3(b)はタブリード4の長手方向断面図である。本実施形態に係るタブリード4は、段差部4aの略中央付近に形成される1本のスリット10を有する。スリット10の長手方向は、タブリード4の長手方向と略平行であり、タブリード4の長手方向の略中央付近にスリット10が形成されている。また、スリット10の短手方向は、タブリード4の短手方向と略平行であり、タブリード4の短手方向の略中央付近にスリット10が形成されている。
スリット10は、タブリード4を貫通しているが、スリット10の短手方向の幅は、長手方向の長さに対して無視できる程に小さい。
図3(b)に示すように、スリット10の長手方向の端部は、タブリード4とバスバー電極3との接合境界線2aにまで達しない位置に配置されている。これにより、タブリード4とバスバー電極3との接合に用いるハンダ等の接合部材がスリット10の内部を通ってタブリード4の上面にはみ出すことを防止できる。
ただし、スリット10の短手方向の幅は上述したように非常に小さいため、スリット10の内部を通ってタブリード4の上面にはみ出す接合部材もわずかと考えられ、わずかの接合部材がタブリード4の上面にはみ出しても性能上問題ない場合には、タブリード4とバスバー電極3との接合境界線2aを越えて、スリット10を形成してもよい。すなわち、場合によっては、長めのスリット10を形成してもよい。
図3では、タブリード4にスリット10を1本だけ設ける例を図示しているが、スリット10の本数には特に制限はない。したがって、複数本のスリット10をタブリード4の段差部4aに沿って形成してもよい。
また、スリット10の形成方向は、必ずしもタブリード4の長手方向に平行でなくてもよい。スリット10を形成する目的は、後述するように、タブリード4の段差部4aに柔軟性を持たせることであるため、柔軟性が向上して、かつタブリード4の段差部4aの破断が起きにくくなるのであれば、スリット10の形状、形成方向、長さ、太さ、本数等は任意に調整してもよい。
図1および図2では、タブリード4に形成されるスリット10を破線で図示している。図1および図2では、説明の簡略化のために、3つの太陽電池セル2で太陽電池ストリング1を形成する例を示しており、先頭の太陽電池セル2の受光面上に接合されるタブリード4と、最後尾の太陽電池セル2の非受光面上に接合されるタブリード4とには、段差部4aを設けていないが、他のタブリード4と同様に段差部4aを設けてもよい。また、太陽電池ストリング1内の太陽電池セル2の数にも特に制限はない。
次に、上述した太陽電池ストリング1を作製するセル配線装置11について説明する。図4はセル配線装置11の概略構成を示すブロック図である。図4のセル配線装置11は、セル配置部12と、フラックス塗布部13と、タブリード成形装置14と、溶着部15とを有する。
セル配置部12は、複数の太陽電池セル2がスタックされた不図示のマガジンから1枚ずつ太陽電池セル2を取り出して、所定位置に位置決めする。
フラックス塗布部13は、セル配置部12で位置決めされた太陽電池セル2のバスバー電極3にフラックスを塗布する。フラックス塗布部13は、不図示のノズルを用いて、太陽電池セル2の受光面側と非受光面側のバスバー電極3にフラックスを塗布する。
なお、ハンダではなく、樹脂接着剤や導電性ペースト5を用いて、バスバー電極3とタブリード4を接合する場合、バスバー電極3の表面にフラックス塗布ではなく、樹脂接着剤の貼着や導電性ペースト塗布を行う。その場合、図4のセル配線装置11からフラックス塗布部13の代わりに、図示しない樹脂接着剤貼着機構部や導電性ペースト塗布機構部に変更すればよい。
タブリード成形装置14は、タブリード4を折り曲げて段差部4aおよび平坦部4bを形成するとともに、上述したスリット10を形成する。平坦部4bは、段差部4aの両端に連接され、平坦部4b上で、タブリード4は図示しない搬送装置でバスバー電極3に載置される。
図5はタブリード成形装置14の工程順序を説明する図である。タブリード成形装置14は、不図示のロールから引き出された導電リボン21を挟み込みながら所定方向に案内するローラ(案内部材)22と、導電リボン21の先端部を把持するチャック23と、チャック23を所定方向に移動させるチャック移動機構(把持移動部材)24と、導電リボン21を所定位置で折り曲げて段差部4aとスリット10を形成するタブリード成形機構(タブリード成形部)25と、段差部4aとスリット10を形成後の導電リボン21を切断するカッタ(切断部材)26と、切断されたタブリード4を仮置きするタブリード仮置台27とを有する。
タブリード4の材料となる導電リボン21は、不図示のロールに巻き付けられており、この導電リボン21の先端部を、図5(a)に示すように、ローラ22の間に挟み込んで図示の右方向に移動させ、導電リボン21の先端部をチャック23で挟み込む。チャック23は、左右方向に移動可能なチャック移動機構24に取り付けられており、チャック移動機構24を右方向に移動させることにより、ローラ22から徐々に導電リボン21が引き出される。
導電リボン21の上方には、タブリード4を折り曲げるとともに、スリット10を形成するタブリード成形機構25が設けられている。導電リボン21が右方向に引き出されて、タブリード成形機構25の真下にタブリード4を折り曲げるべき位置が来ると、この位置でタブリード成形機構25を下降させて、タブリード4を折り曲げて、図3に示すような段差部4aとスリット10を形成する。
図6はタブリード成形機構25の主要部の拡大図であり、図6(a)は図5と同方向から見た正面図、図6(b)は図6(a)のA方向から見た正面図である。
図示のように、タブリード成形装置14は、タブリード4を上方から押しつけるプレス金型上部31と、タブリード4を下方から支持するプレス金型下部32とを有する。プレス金型上部31とプレス金型下部32は、それぞれが係合するように、互いに逆向きに凹凸が形成されている。また、プレス金型上部31の先端部には、スリット10を形成するための刃33が取り付けられ、プレス金型下部32には、プレス金型上部31の刃33を収納するための孔部34が形成されている。図示では、刃33と孔部34は、1個としているが、複数本のスリットを設ける場合は、スリット数に準じて増やしてもよい。
図6のような構造を持つタブリード成形装置14を設けることで、タブリード成形装置14内のプレス金型上部31をわずか一回上下させるだけで、図3に示すような段差部4aとスリット10をタブリード4に形成できる。
スリット10は、タブリード4の段差部4aの例えば略中央付近に形成されるため、スリット10を設けることで、タブリード4の段差部4aにより柔軟性を持たせることができる。
図2に示す太陽電池モジュール6の各構成部材は、それぞれが異なる熱膨張係数を持っており、環境温度や湿度等の自然環境によって、それぞれ異なる程度に膨張または収縮する。このため、タブリード4は、自然環境によって、上下または左右に引っ張られたり、押されたりして、複雑な力が不規則にタブリード4に作用する。特に、タブリード4の段差部4aは、隣接する2つの太陽電池セル2の間に配置され、熱膨張や熱収縮の影響を吸収するために段差を設けているが、現状のタブリードの厚さ、幅では、柔軟性が不十分であるため、破断しやすい。
ところが、本実施形態に係るタブリード4のように、段差部4aの中央部にスリット10を形成すれば、タブリード4の段差部4aが柔軟になって、段差部4aにかかった力を吸収できるため、タブリード4が段差部4aで破断するおそれが低減する。たとえば、太陽電池モジュールに熱膨張または、収縮が発生した際、図2に示す段差部4aに力がかかる。その際、段差部4aが複数の板になることで段差部4aのタブリードは、下に向く力がかかれば、下に曲がりやすく、上に向く力がかかれば、上に曲がりやすくなる。また、左右方向に対しても柔軟性が高まる。
なお、図6では、プレス金型上部31に刃33を設けているが、プレス金型下部32に刃33を設けてもよい。また、プレス金型上部31を上下させるのではなく、プレス金型下部32を上下させてもよい。さらに、プレス金型上部31やプレス金型下部32に刃33を設ける代わりに、刃状部材を別個に設けて、まず刃状部材で導電リボン21にスリット10を形成した後に、プレス金型上部31およびプレス金型下部32で段差部4aを形成してもよい。
段差部4aとスリット10が形成された導電リボン21は、図5(c)に示すように、さらに右側に引き出されて、1本分のタブリード4の長さ分が引き出された段階で、カッタ26で導電リボン21が切断され、1本分のタブリード4が完成する。カッタ26で切断されたタブリード4は、タブリード仮置台27に載置される。
図5は1本のタブリード4の成形を行う例を示しているが、太陽電池セル2上のバスバー電極3の数と同じ数のタブリード4を同時に成形するようにすれば、タブリード成形装置14で作業が滞らなくなり、作業効率が向上して望ましい。
タブリード仮置台27に載置されたタブリード4は、図4に示す溶着部15に搬送される。また、フラックス塗布部13でバスバー電極3にフラックスを塗布した太陽電池セル2も、溶着部15に搬送される。溶着部15は、太陽電池セル2上のバスバー電極3にタブリートを接触させた状態で、熱源を用いてタブリード4をバスバー電極3に接合する。熱源の種類は特に問わないが、例えば、熱風、赤外線ランプ、誘導加熱ヒータなどである。
このように、本実施形態では、タブリード4を折り曲げて段差部4aを形成する際に、段差部4aの略中央付近にスリット10を形成するため、タブリード4の段差部4aに柔軟性を持たせることができる。したがって、太陽電池モジュール6の各構成部材が熱膨張や熱収縮を起こしたときに、それに応じて、タブリード4が応力を吸収し、破断しにくくなる。
なお、導電リボン21に段差部4aとスリット10を形成した後にカッタ26で導電リボン21を切断する代わりに、段差部4aとスリット10を形成する前にタブリード4の長さに合わせて導電リボン21を切断し、その後に段差部4aとスリット10を形成してもよい。その場合、タブリード成形装置14をタブリード仮置台27の近くに配置する必要がある。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 太陽電池ストリング、2 太陽電池セル、3 バスバー電極、4 タブリード、5 樹脂接着剤(導電性ペースト)、6 太陽電池モジュール、7 充填材、8 透明樹脂基材、10 スリット、11 セル配線装置、12 セル配置部、13 フラックス塗布部、14 タブリード成形装置、15 溶着部、21 導電リボン、22 ローラ、23 チャック、24 チャック移動機構、25 タブリード成形機構(タブリード成形部)、26 カッタ、27 タブリード仮置台、31 プレス金型上部、32 プレス金型下部、33 刃、34 孔部

Claims (9)

  1. 少なくとも一方向に配列される複数の太陽電池セルと、
    前記複数の太陽電池セルのうち、隣接する2つの太陽電池セルの一方の受光面側のバスバー電極と、他方の非受光面側のバスバー電極とに接合されるタブリードと、を備え、
    前記タブリードは、
    一方の太陽電池セルと他方の太陽電池セルとの間で折れ曲がる段差部と、
    前記段差部の両端側にそれぞれ連接され前記バスバー電極に接合される2つの平坦部と、
    少なくとも前記段差部に形成される1本以上のスリットと、を有することを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記スリットは、前記タブリードの長手方向に沿って、少なくとも前記段差部に形成されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記スリットは、前記タブリードの短手方向における前記段差部の中央部を通過するように形成されることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記スリットは、前記段差部から、その両端の前記2つの平坦部にかけて連続的に形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記スリットの長手方向の両端部は、前記タブリードと前記バスバー電極との境界線にまで達しない位置に配置されることを特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュール。
  6. 一方向に隣接配置される2つの太陽電池セルの一方の受光面側のバスバー電極と、他方の非受光面側のバスバー電極とに接合されるタブリードを成形するタブリード成形装置において、
    前記導電リボンの先端部を把持しつつ前記導電リボンを所定方向に移動させる把持移動部材と、
    前記把持移動部材を所定位置で停止させて、隣接配置される一方の太陽電池セルと他方の太陽電池セルとの間の位置に合わせて、前記導電リボンを折り曲げた段差部を形成するとともに、少なくとも前記段差部に1本以上のスリットを形成するタブリード成形部と、
    前記タブリード成形部で前記段差部および前記スリットを形成した後、または形成する前に、前記導電リボンを前記タブリードの長さに合わせて切断する切断部材と、
    を備えることを特徴とするタブリード成形装置。
  7. 前記タブリード成形部は、
    前記タブリードの上方に配置され、前記段差部の形状に沿った形状を有する金型上部と、
    前記タブリードの下方に配置され、前記金型上部に係合可能な形状を有する金型下部と、を有し、
    前記金型上部および前記金型下部の一方は前記スリットを形成する刃を有し、他方は前記刃を収納する孔部を有することを特徴とする請求項6に記載のタブリード成形装置。
  8. 前記タブリード成形部は、
    前記導電リボンに前記スリットを形成する刃状部材と、
    前記スリットが形成された前記導電リボンに前記段差部を形成する金型部材と、を有することを特徴とする請求項6に記載のタブリード成形装置。
  9. 一方向に隣接配置される2つの太陽電池セルの一方の受光面側のバスバー電極と、他方の非受光面側のバスバー電極とに接合されるタブリードを成形するタブリード成形方法において、
    前記タブリードの材料となる導電リボンを挟み込んだ状態で、前記導電リボンの先端部を把持しつつ前記導電リボンを所定方向に移動させるステップと、
    前記導電リボンを所定位置で停止させて、隣接配置される一方の太陽電池セルと他方の太陽電池セルとの間の位置に合わせて、前記導電リボンを折り曲げた段差部を形成するとともに、少なくとも前記段差部に1本以上のスリットを形成するステップと、
    前記段差部および前記スリットを形成した後、または形成する前に、前記導電リボンを前記タブリードの長さに合わせて切断するステップと、を備えることを特徴とするタブリード成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107199383A (zh) * 2017-07-20 2017-09-26 常州天合光能有限公司 一种光伏串焊机及电池串的焊接方法
JP2018006721A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 ライテックコーポレーション 太陽電池モジュール及びその製造方法

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