JP2010034202A - 電子装置の基板固定構造 - Google Patents

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Hitoshi Kurihara
仁 栗原
Shinichi Sato
真一 佐藤
Takahiro Kogure
貴博 木暮
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Abstract

【課題】簡便な構成で、電子装置のケース内に基板が確実に固定された状態を維持することができる電子装置の基板固定構造を提供する。
【解決手段】電子装置100、100’のケース10に固定される基板40を係止する係止爪部22を、基板40の方向に押圧する傾斜面部12s、50sを有する係止爪押圧部12、50tを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板固定構造に関し、特に、電子装置の基板固定構造に関するものである。
近年、車両用のモータや電動コンプレッサ等の装置に要求される動作は高度化しており、これに伴い、インバータ装置等の電子装置を介して電動装置を駆動する構成が提案されている。かかる電子装置は、ケースに固定した基板上に種々の電子部品を装着するものであるため、使用環境下において、基板をケースに確実に固定し得る構成であることが求められる。
特許文献1においては、配線板を係止するケースをカバーに確実に組み付けるために、ケースの係止爪部材の姿勢を規制するたわみ防止部材に誘い込み面を設けた構成が開示されている。
特開2007−123749号公報
しかしながら、特許文献1で提案される構成では、確かに、ケースの係止爪部材の姿勢を規制するたわみ防止部材に誘い込み面を設けて、配線板を係止するケースをカバーに確実に組み付けんとするものではあるが、あくまでもケースの係止爪部材の姿勢を規定の状態に維持しながら、係止爪部材をたわみ防止部材に誘い込む構成を開示しているものに過ぎない。
ここに、本発明者が、より詳細に検討するに、インバータ装置等の電子装置における基板は種々の電子部品を装着するものであって、使用環境下において種々の振動が印加されるものであるため、ケースに確実に係止されて固定された状態が維持されていることが求められる。
更に、かかる基板を固定した基板は、防水等の観点からカバー内に収容されるとことが一般的であるが、組み付け時において、基板、ケース及びカバーの相対位置がばらついたとしても、かかるばらつきを吸収して、基板が確実にケースに固定された状態が維持されることも求められる。また、基板の端部の形状においても、湾曲等のばらつきが発生することがあるが、かかるばらつきを吸収して、基板が確実にケースに固定された状態が維持されることも求められる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、簡便な構成で、電子装置のケース内に基板が確実に固定された状態を維持することができる電子装置の基板固定構造を提供することを目的とする。
以上の目的を達成すべく、本発明は、係止爪部を立設するケースと、前記係止爪部に係止される基板と、を備えた電子装置の基板固定構造において、前記基板を係止した前記係止爪部を、前記基板の方向に押圧する傾斜面部を有する係止爪押圧部を備えることを第1の特徴とする。
また本発明は、かかる第1の特徴に加えて、前記係止爪部に係止される基板は、カバーの内部空間に収容され、前記係止爪押圧部の傾斜面部は、前記カバーに突設された突起部に形成されることを第2の特徴とする。
また本発明は、かかる第1の特徴に加えて、前記係止爪部に係止される基板は、カバーの内部空間に収容され、前記係止爪押圧部の傾斜面部は、前記カバーの壁部に形成されることを第3の特徴とする。
また本発明は、かかる第1から3のいずれかの特徴に加えて、前記係止爪部は、前記ケースの縦壁部の薄肉部の端部に設けられ、前記薄肉部は、前記基板と反対側の面部に陥設された凹部を有することを第4の特徴とする。
また本発明は、かかる第1から4のいずれかの特徴に加えて、前記係止爪部の前記基板への当接面は、前記基板の湾曲した端部に対応する傾斜面であることを第5の特徴とする。
また本発明は、かかる第1から4のいずれかの特徴に加えて、前記係止爪部の前記基板への当接面は、前記基板の湾曲した端部に対して線接触する曲面であることを第6の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、基板を係止した係止爪部を基板の方向に押圧する傾斜面部を有する係止爪押圧部を備えることにより、簡便な構成で、電子装置のケース内に基板が確実に固定された状態を維持することができる。
本発明の第2の特徴によれば、係止爪部に係止される基板が、カバーの内部空間に収容され、係止爪押圧部の傾斜面部は、カバーに突設された突起部に形成されることにより、突起部の位置を自由度高く設定できて、電子装置のケース内に基板が確実に固定された状態を維持することができる。
本発明の第3の特徴によれば、係止爪部に係止される基板が、カバーの内部空間に収容され、係止爪押圧部の傾斜面部は、カバーの壁部に形成されることにより、突起部を設けることなく、電子装置のケース内に基板が確実に固定された状態を維持することができる。
本発明の第4の特徴によれば、係止爪部が、ケースの縦壁部の薄肉部の端部に設けられ、薄肉部が、基板と反対側の面部に陥設された凹部を有することにより、組み付け時にいて、基板、ケース及びカバーの相対位置がばらついたとしても、かかるばらつきを吸収して、基板が確実にケースに固定された状態を維持することができる。
本発明の第5の特徴によれば、係止爪部の基板への当接面が、基板の湾曲した端部に対応する傾斜面であることにより、基板の端面が湾曲する形状ばらつきを起こしたとしても、かかるばらつきを吸収して、基板が確実にケースに固定された状態を維持することができる。
本発明の第6の特徴によれば、係止爪部の基板への当接面は、基板の湾曲した端部に対して線接触する曲面であることにより、基板の端面が湾曲する形状ばらつきを起こしたとしても、かかるばらつきを吸収して、基板が確実にケースに固定された状態を維持することができる。
以下、図面を適宜参照して、本発明の各実施形態における電子装置の基板固定構造につき詳細に説明する。なお、図中、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系をなす。また、z軸の正方向側を上と記し、z軸の負方向側を下と記すことがある。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態における電子装置の基板固定構造につき、図1から図8を参照して、詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における電子装置の基板固定構造の上面図であり、 図2は、図1のA−A線による模式的断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の電子装置の基板固定構造においては、電子装置100が、縦壁部10wで囲われた上面部50pを有して、下方に開いた上面視で矩形状の箱状部材であるカバー10を有する。かかるカバー10は、典型的には、鉄やアルミ等の金属製であるが、より軽量化等を望むのであれば樹脂材を適用してもかまわない。また、カバー10は、その4隅において、固定部10aが設けられ、かかる固定部10aには、ボルト等の締結部材30が挿通される締結孔10hが各々形成されている。
かかるカバー10の内部空間には、樹脂製のケース20が収容される。ケース20は、縦壁部20wで囲われるような上面視で矩形状である基本形状を有し、その4隅において、固定部20aが設けられ、かかる固定部20aには、締結部材30が挿通される締結孔20hが各々形成されている。また、ケース20の固定部20a及び締結孔20hは、カバー10の固定部10a及び締結孔10hに対して、各々位置整合するものである。なお、ケース20の樹脂材としては、所定の弾性及び耐力を有し、耐熱性等を発揮するポリイミド樹脂やポリカーボネート樹脂が用い得る。
また、ケース20の上面視における4隅には、縦壁部20wから上方に立設された係止爪部22が設けられる。かかる係止爪部22には、制御基板40が係止されて固定され、制御基板40上には、図示を省略するコントローラやドライバIC等の電子部品が装着される。一方で、ケース20の下部には、図示を省略する絶縁基板が固定され、絶縁基板上には、図示を省略するトランジスタ等の半導体素子、出力端子及び入力端子等が装着される。
このように構成されたカバー10とケース20とは、ケース20の固定部20a及び締結孔20hの上に、カバー10の固定部10a及び締結孔10hを対応して位置整合させて配置し、締結部材30を締結孔10hから締結孔20hに挿入していき、締結部材30を固定体Bのねじ孔等に螺合することにより、固定体Bに対して固定され、その結果、電子装置100が固定体Bに対して固定されると共に、カバー10の内部空間は、閉じられる。ここで、固定体Bには、車両用のモータや電動コンプレッサ等の負荷の金属製等のケースを適用した。
また、かかる電子装置100は、典型的にはインバータ装置であり、その動作としては、限定的なものではないが、図示を省略する電源や信号源から、制御基板40に必要な電力や信号が供給されると、入力端子に直流電流が供給される一方で、制御基板40上のコントローラからの制御信号が絶縁基板上の半導体素子に入力され、半導体素子は、コントローラの制御の下でスイッチング動作をしながら昇圧を行い、出力端子からから、3相交流を車両用のモータや電動コンプレッサ等の負荷に向けて出力して、負荷を駆動することになる。
さて、本実施形態における電子装置の基板固定構造においては、カバー10は、制御基板40に平行な上面部10pの4隅において下方に突出する突起部12を備え、かかる突起部12は、制御基板40の4隅に設けられた係止爪部22を対応して押圧する。
以下、かかる電子装置の基板固定構造ににつき、更に図3から図6をも参照して、詳細に説明する。
図3は、本実施形態における電子装置の基板固定構造の部分拡大分解断面図であり、図4は、図3のX矢視図であって、ケースの縦壁部のみを示している。図5は、本実施形態における電子装置の基板固定構造の部分拡大断面図であり、図6は、本実施形態における電子装置の基板固定構造の部分拡大断面図であって、図5における状態よりも制御基板と係止爪部との位置関係が偏位した状態を示す。
図3及び図4に示すように、ケース20には、縦壁部20wから上方に係止爪部22が立設されているが、より詳細には、縦壁部20wから上方に薄肉部24が延在し、この薄肉部24の上端部に、係止爪部22が形成されている。また、薄肉部24におけるx軸の正方向側の背面部24sおいては、背面部24sから陥設される凹部24cが、y軸の方向にわたって延在して設けられている。ここに、ケース20の縦壁部20wの板厚t1よりも、薄肉部24の板厚t2は薄く、現実的には、1mmから2mm程度の範囲の値に設定される。また、ケース20の縦壁部20wの幅W1よりも、薄肉部24の幅W2は狭く、現実的には、3mmから5mm程度の範囲の値に設定される。また、薄肉部24の長さLは、現実的には、9mmから11mm程度の範囲の値に設定される。
一方で、カバー10の上面部10pの4隅において下方に突出して設けられた突起部12は、x軸の負方向側において係止爪押圧部として機能する傾斜面部12sを有する。かかる傾斜面部12sは、突起部12の下方に向かうに従って、係止爪部22の背面部24sから遠ざかるように傾斜するものである。
さて、かかるカバー10に設けられた突起部12を用いて、縦壁部20wに設けられた係止爪部22を押圧するには、特に、図3に示すように、制御基板40の端部40eを係止爪部22に対向させた状態で、かかる制御基板40及び係止爪部22の上方に、カバー10を位置させて、カバー10の突起部12の傾斜面部12sを、係止爪部22の背面部24s側から下降させていって、これらカバー10の突起部12の傾斜面部12sと係止爪部22の背面部24sとを当接しながら下降させていく。
次に、ケース20の固定部20a及び締結孔20hの上に、カバー10の固定部10a及び締結孔10hを対応して位置整合して、固定部10a、20a同士を当接した状態にすると、図4に示すように、制御基板40の端部40eを係止爪部22に係止させた状態で、係止爪部22が制御基板40の端部40eを押圧するように、カバー10の突起部12の傾斜面部12sが、係止爪部22の背面部24sを力Fで押圧する。
そして、かかる状態を維持しながら、締結孔10hから締結孔20hに挿入した締結部材30を固定体Bのねじ孔等に螺合して、カバー10とケース20とが固定体Bに対して固定され、係止爪部22が制御基板40の端部40eを押圧するように、突起部12が係止爪部22の背面部24sを力Fで押圧したまま、突起部12、係止爪部22及び制御基板40の位置関係も固定される。この際、係止爪部22は、制御基板40の端部40e側に傾斜され得るが、その傾斜角αは、薄肉部24の耐力の2%から3%程度の値になるように設定されており、薄肉部24が破損されることはない。
一方で、カバー10の突起部12と、係止爪部22と、制御基板40の端部40eとの間における量産時の位置決めのばらつきや、制御基板40等の寸法のばらつき等に起因して、カバー10とケース20とが固定体Bに対して固定された際に、図5に示すように、係止爪部22は、制御基板40の端部40eとは反対側に傾斜されることもあり得る。ここで、かかる場合であっても、薄肉部24におけるx軸の正方向側の背面部24sおいては、背面部24sから陥設される凹部24cが設けられているため、薄肉部24は、凹部24cを脆弱部として、制御基板40の端部40eとは反対側に自由度高く湾曲され得て、薄肉部24を破損することなく、位置決め等のばらつきを吸収する。
さて、縦壁部20wに設けられた係止爪部22に関し、制御基板40の端部40eが平板状であるとすれば、係止爪部22の端部40eとの当接面は、かかる端部40eと平行な平面状であれば足りるが、更に種々の変形例も可能であり、以下、かかる変形例につき、更に図7及び図8をも参照して、詳細に説明する。
図7は、本実施形態における電子装置の基板固定構造の変形例の部分拡大断面図であり、図8は、本実施形態における電子装置の基板固定構造の別の変形例の部分拡大断面図である。
図7に示すように、制御基板40の端部40eの形状がばらついて、下方に角度βで湾曲することが見込まれるとすれば、係止爪部22における当接面の形状を、対応して傾斜する傾斜面部22tに設定してもよい。かかる構成によれば、係止爪部22の傾斜面部22tと制御基板40の端部40との当接面積が増えるため、制御基板40における湾曲した端部40eを、より確実に係止することができる。
また、図8に示すように、同様に、制御基板40の端部40eの形状がばらついて、下方に湾曲することが見込まれるとすれば、係止爪部22における当接面の形状を、制御基板40の端部40eに向けて凸に湾曲する曲面部22cに設定することもできる。かかる構成によれば、係止爪部22の曲面部22cと制御基板40の端部40とが、線接触的に当接するため、制御基板40における湾曲した端部40eをスムースに係止爪部22の当接面へと導入することができて、より確実に係止することができる。
以上の構成によれば、基板40を係止した係止爪部22を基板の方向に押圧する傾斜面部12sを有する係止爪押圧部12を備えることにより、簡便な構成で、電子装置100のケース20内に基板40が確実に固定された状態を維持することができる。また、係止爪押圧部12の傾斜面部12sが、カバー10に突設された突起部12に形成されることにより、突起部12の位置を自由度高く設定できて、電子装置100のケース20内に基板40が確実に固定された状態を維持することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態における電子装置の基板固定構造につき、更に図9から図11をも参照して、詳細に説明する。
図9は、本実施形態における電子装置の基板固定構造の上面図であり、図10は、図9のB−B線による模式的断面図である。また、図11は、本実施形態における電子装置の基板固定構造の部分拡大断面図であり、位置関係は、図5と同様である。
本実施形態においては、第1の実施形態における構成に対して、ケースに傾斜壁部を設けたことが主たる相違点であり、残余の構成は同様である。よって、本実施形態においては、かかる相違点に着目して説明することとし、同様な構成については同一の符号を付して適宜説明を簡略化又は省略する。
図9及び図10に示すように、本実施形態の電子装置の基板固定構造においては、電子装置100’が、下方に開いた上面視で矩形状の箱状部材であるカバー50を備え、かかるカバー50は、縦壁部50wで囲われた上面部50pを有して、その4隅において、締結孔50hが各々形成され固定部50aが設けられるものであるが、上面部50pと縦壁部50wとの間には、上面部50pから縦壁部50wに向かって下降する傾斜壁部50tが設けられている。
かかるカバー50の内部空間には、縦壁部20wから上方に立設された4隅の係止爪部22を有するケース20が収容され、かかる係止爪部22には、制御基板40が係止されて固定される。なお、係止爪部22を有する縦壁部20wの構成は、凹部24cを有する薄肉部24の構成等、第1の実施形態のものと同様である。
さて、本実施形態における電子装置の基板固定構造においては、カバー50が、傾斜壁部50tの係止爪部22側の面において係止爪押圧部として機能する傾斜面部50sを備え、かかる傾斜面部50sは、制御基板40の4隅に設けられた係止爪部22を対応して押圧する。
より詳細には、図11に示すように、カバー50の傾斜壁部50tの係止爪部22側の面において設けられた傾斜面部50sは、上面部50pから縦壁部50wに向かうに従って、係止爪部22の背面部24sから遠ざかるように傾斜するものである。
かかるカバー50を用いて、縦壁部20wに設けられた係止爪部22を押圧するには、制御基板40の端部40eを係止爪部22に対向させた状態で、かかる制御基板40及び係止爪部22の上方に、カバー50を位置させて、カバー50の傾斜壁部50tに設けられた傾斜面部50sを、係止爪部22の背面部24s側から下降させていき、更に、カバー50の傾斜壁部50tに設けられた傾斜面部50sと係止爪部22の背面部24sとを当接しながら下降させていく。
次に、ケース20の固定部20a及び締結孔20hの上に、カバー50の固定部50a及び締結孔50hを対応して位置整合して、固定部50a、20a同士を当接すると、制御基板40の端部40eを係止爪部22に係止させた状態で、係止爪部22が制御基板40の端部40eを押圧するように、カバー50の傾斜壁部50tに設けられた傾斜面部50sが、係止爪部22の背面部24sを力Fで押圧する。
そして、かかる状態を維持しながら、締結孔50hから締結孔20hに挿入した締結部材30を固定体Bのねじ孔等に螺合して、カバー50とケース20とが固定体Bに対して固定すると、係止爪部22が制御基板40の端部40eを押圧するように、カバー50の傾斜壁部50tに設けられた傾斜面部50sが、係止爪部22の背面部24sを力Fで押圧したまま、カバー50、係止爪部22及び制御基板40の端部40eの位置関係も固定される。
以上の構成によれば、基板40を係止した係止爪部22を基板の方向に押圧する傾斜面部50sを有する係止爪押圧部50tを備えることにより、簡便な構成で、電子装置100’のケース20内に基板40が確実に固定された状態を維持することができる。また、係止爪押圧部50tの傾斜面部50sが、カバー50の傾斜壁部50tに形成されることにより、第1の実施形態における突起部12を設けることなく、電子装置100’のケース20内に基板40が確実に固定された状態を維持することができる。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態の変形例で説明した傾斜面や曲面の当接面を有する係止爪部を適用できることはもちろんである。
また、本発明は、部材の種類、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
以上のように、本発明においては、簡便な構成で、簡便な構成で、電子装置のケース内に基板が確実に固定された状態を維持することができる電子装置の基板固定構造を提供することができるものであり、その汎用普遍的な性格から車両等の電子装置に広範に適用され得るものと期待される。
本発明の第1の実施形態における電子装置の基板固定構造の上面図である。 図1のA−A線による模式的断面図である。 本実施形態における電子装置の基板固定構造の部分拡大分解断面図である。 図3のX矢視図である。 本実施形態における電子装置の基板固定構造の部分拡大断面図である。 本実施形態における電子装置の基板固定構造の部分拡大断面図である。 本実施形態における電子装置の基板固定構造の変形例の部分拡大断面図である。 本実施形態における電子装置の基板固定構造の別の変形例の部分拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態における電子装置の基板固定構造の上面図である。 図9のB−B線による模式的断面図である。 本実施形態における電子装置の基板固定構造の部分拡大断面図である。
符号の説明
10……カバー
10a…固定部
10h…締結孔
10p…上面部
10w…縦壁部
12……突起部
12s…傾斜面部
20……ケース
20a…固定部
20h…締結孔
20w……縦壁部
22……係止爪部
22c…曲面部
22t…傾斜面部
24……薄肉部
24c…凹部
24s…背面部
30……締結部材
40……制御基板
40e…端部
50……カバー
50a…固定部
50h…締結孔
50p…上面部
50s…傾斜面部
50t…傾斜壁部
50w…縦壁部
100…電子装置
100’…電子装置

Claims (6)

  1. 係止爪部を立設するケースと、前記係止爪部に係止される基板と、を備えた電子装置の基板固定構造において、
    前記基板を係止した前記係止爪部を、前記基板の方向に押圧する傾斜面部を有する係止爪押圧部を備える電子装置の基板押圧構造。
  2. 前記係止爪部に係止される基板は、カバーの内部空間に収容され、前記係止爪押圧部の傾斜面部は、前記カバーに突設された突起部に形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置の基板押圧構造。
  3. 前記係止爪部に係止される基板は、カバーの内部空間に収容され、前記係止爪押圧部の傾斜面部は、前記カバーの壁部に形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置の基板押圧構造。
  4. 前記係止爪部は、前記ケースの縦壁部の薄肉部の端部に設けられ、前記薄肉部は、前記基板と反対側の面部に陥設された凹部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子装置の基板押圧構造。
  5. 前記係止爪部の前記基板への当接面は、前記基板の湾曲した端部に対応する傾斜面であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電子装置の基板押圧構造。
  6. 前記係止爪部の前記基板への当接面は、前記基板の湾曲した端部に対して線接触する曲面であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電子装置の基板押圧構造。
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