JP2010032664A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】起時や省電力状態からの復帰に要する時間中にユーザが有用な情報を得られる利便性の高い画像形成装置を提供することである。
【解決手段】画像形成装置としての複合機1は、表示部と、装置の動作を制御する制御部8とを備え、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、操作ガイド、ジャム率、トナー残量、用紙残量のうち1つ以上を表示する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示部を備えたプリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置に関する。
複写機などの画像形成装置は、定着部が温まらないと印刷できないため、起動時や省電力状態(スリープ状態)から復帰する際には、定着部を所定温度に上昇させ印刷可能状態にするのに少なくとも数十秒を要するのが一般的である。そして、ユーザにとってこの時間は待ち時間となる。
また画像形成装置は、消耗部品の交換や清掃のため定期的なメンテナンスが必要である。このため、サービスマンが定期的にメンテナンスをする保守サービスが行われている。メンテナンスの時期はコピー枚数によって決められているのが一般的であるが、例えば、この時期を効率的に決定する技術が特許文献1に提案されている。
特許文献1では、サービスマンプログラムモードを設定し、表示画面に使用部品の使用履歴情報(ジャム率など)と寿命判定メッセージとを表示させることで、使用部品の寿命管理を行うことが開示されている。
また一般的な画像形成装置には、各機能のチュートリアルを表示する操作ガイドが備えられている。この場合、ユーザは、操作部を操作することで所望の機能のチュートリアルを見ることができる。
特開2000−347544号公報
しかしながら、上記のサービスマンプログラムモードや操作ガイドは、有用な情報ではあるが、ユーザが意図的に操作しなければ表示されないものなので、使い勝手が悪くあまり使われていないのが実情である。
一方、上記の起動や省電力状態からの復帰に要する時間は、改良によりある程度短くする努力がなされているが、待ち時間を完全になくすには至っていない。したがって、ユーザはその間ただ待つしかない状況である。
本発明は、起時や省電力状態からの復帰に要する時間中にユーザが有用な情報を得られる利便性の高い画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、表示部と、装置の動作を制御する制御部とを備えた画像形成装置において、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、操作ガイド、ジャム率、トナー残量、用紙残量のうち1つ以上を表示することを特徴とする。
この構成によれば、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間にユーザを単に待たせるだけにならず、有用な情報を提供することができる。
上記の画像形成装置において、ジャム率が所定値以上である場合、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、ジャム率を表示することが好ましい。
この構成によれば、ユーザは待ち時間にジャム率が高くなっていることを知ることができ、メンテナンスが必要かどうかの判断目安とすることができる。
また上記の画像形成装置において、トナー残量が所定量以下である場合、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、トナー残量を表示することが好ましい。
この構成によれば、ユーザは待ち時間にトナー残量が減少していることを知ることができ、トナータンクの交換時期の目安とすることができる。
また上記の画像形成装置において、用紙残量が所定量以下である場合、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、用紙残量を表示することが好ましい。
この構成によれば、ユーザは待ち時間に用紙残量が減少していることを知ることができ、用紙補充の目安とすることができる。
また上記の画像形成装置において、予めユーザの操作により、操作ガイド、ジャム率、トナー残量又は用紙残量の何れを起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に表示させるかが設定されていることが好ましい。
また、前記画像形成装置は、コピー機能、プリンタ機能、FAX機能のうち少なくとも1つの機能を備えることとする。
本発明によると、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、操作ガイド、ジャム率、トナー残量、用紙残量のうち1つ以上を表示することにより、ユーザは待ち時間に有用な情報を得られる。すなわち、操作ガイドが表示されれば今後の操作の手助けになり、ジャム率が表示されればメンテナンスが必要かどうかの判断目安やジャム率の高いカセットの使用を回避する目安になり、トナー残量が表示されればトナータンクの交換時期の目安になり、用紙残量が表示されれば用紙補充の目安になる。したがって、待ち時間を有効に利用できる利便性の高い画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜7を参照しつつ説明する。ここで、本発明は、各種画像形成装置に適用可能であるが、以下ではコピー機能、プリンタ機能、FAX機能、スキャン機能を備えた複合機1(画像形成装置に相当)を例に挙げて説明する。但し、本実施形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概略)
まず、図1に基づき、本発明の実施形態に係る複合機1の概略について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る複合機1の模型的正面断面図である。
図1に示すように、本実施形態の複合機1は、最上部に原稿搬送装置3aを有し、複合機1本体には、操作パネル2、原稿読取部3b、用紙供給部4a、用紙搬送路4b、画像形成部5a、定着部5b等が設けられる。
前記原稿搬送装置3aは、原稿の複写時、複数の原稿搬送ローラ対31の回転駆動により、原稿載置トレイ32に積載された原稿を1枚ずつ、自動的、連続的に、原稿読取部3bの読み取り位置に向けて搬送する。前記原稿読取部3bは、原稿を読み取り、原稿の画像データを形成する。原稿読取部3bの上面には、コンタクトガラス33が設けられ、又、原稿読取部3b内には露光ランプ、ミラー、レンズ、イメージセンサ(例えば、CCD)等の光学系部材(不図示)が設けられる。
そして、この光学系部材を用い、原稿搬送装置3aが搬送する原稿や、コンタクトガラス33に載置される原稿に光を照射し、その原稿の反射光を受けたイメージセンサの各画素の出力値をA/D変換し、画像データを生成し、複合機1は、読み取りにより得られた画像データに基づき印刷を行うことができる(コピー機能)。尚、原稿搬送装置3aは、図1の紙面奥側に支点が設けられ持ち上げ可能であり、コンタクトガラス33に原稿を載置した後、原稿搬送装置3aで原稿を押さえる。
前記用紙供給部4aは、複数の用紙(例えば、コピー用紙、普通紙、再生紙、厚紙、OHPシート等の各種シート)を収容し、1枚ずつ用紙搬送路4bに送り込む。用紙供給部4aは、収納用紙が載置されるカセット41、カセット41から用紙搬送路4bに送り出すため回転駆動する給紙ローラ42等を備える。例えば、印刷時には、給紙ローラ42が回転駆動し、画像形成に必要となる用紙が1枚ずつ用紙搬送路4bに送り出される。
前記用紙搬送路4bは、用紙供給部4aから排出トレイ43まで用紙を搬送する。尚、用紙搬送経路上には画像形成部5a、定着部5b等が配される。そして、用紙搬送路4bには、用紙の案内のためのガイド44や、用紙搬送の際に回転駆動する搬送ローラ対45や、搬送されてくる用紙を画像形成部5aの手前で待機させ、トナー像形成のタイミングを合わせて用紙を送り出すレジストローラ対46等が設けられる。
前記画像形成部5aは、画像データに基づきトナー像を形成し、搬送される用紙にトナー像を転写する。そのため、画像形成部5aは、図1中に示す矢印方向に回転駆動可能に支持された感光体ドラム51、及び、感光体ドラム51の周囲に配設された帯電装置52、レーザ走査ユニット53、現像装置54、転写ローラ55、清掃装置56等を備える。
トナー像形成及び転写プロセスを説明すると、画像形成部5aの略中心に設けられ、所定方向に回転駆動する感光体ドラム51は、図1において、感光体ドラム51の右斜め上方に設けられる帯電装置52によって所定電位に帯電させられる。レーザ走査ユニット53は、図1において、帯電装置52の右側方に設けられ、画像データに基づき、レーザ光Lをから出力し、感光体ドラム51表面を走査露光して画像データに応じた静電潜像を形成する。尚、画像データは、原稿読取部3bで得られた画像データや、ネットワーク等により接続されるユーザ端末100や相手方FAX装置200(図2参照)から送信された画像データ等が用いられる。そして、図1において、感光体ドラム51の右斜め下方に設けられる現像装置54は、感光体ドラム51に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。感光体ドラム51の左方に設けられる転写ローラ55は感光体ドラム51に圧接し、ニップが形成される。そして、トナー像にあわせタイミングを図られつつ、用紙はニップに進入する。用紙進入時、転写ローラ55には所定の電圧が印加され、用紙に感光体ドラム51上のトナー像が転写される。清掃装置56は、転写後に感光体ドラム51に残留するトナーを除去する。
前記定着部5bは、用紙に転写されたトナー像を定着させる。本実施形態における定着部5bは、主として発熱体を内蔵する加熱ローラ57と加圧ローラ58で構成される。加熱ローラ57と加圧ローラ58は圧接しニップを形成する。そして、用紙が、このニップを通過することで、用紙表面のトナーが溶融・加熱され、トナー像が用紙に定着する。トナー定着後の用紙は、排出トレイ43が受け止める。このようにして、コピー機能、プリンタ機能の利用時、画像形成(印刷)が行われる。
次に、図2に基づき、本発明の実施形態に係る複合機1のハードウェア構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る複合機1の構成の一例を示すブロック図である。
複合機1内には、制御部8が設けられ、制御部8は、複合機1の動作を制御し、例えば、CPU81、記憶部82、画像処理部83等から構成される。
CPU81は、中央演算処理装置であって、記憶部82に格納され、展開される制御プログラムに基づき複合機1の各部を制御する。尚、CPU81以外に、操作パネル2の表示制御用のCPUが操作パネル2等に設けられても良い。画像処理部83は、印刷を行う画像データや、ユーザ端末100や相手方のFAX装置200に送信される画像データに対し、各種画像処理を施す。
記憶部82は、ROM、RAM、HDD等の不揮発性と揮発性の記憶装置を組み合わせて構成される。この記憶部82には、複合機1の制御用プログラム、制御用データ、設定データ、画像データ等の各種データを記憶できる。また、各機能のチュートリアルを表示する操作ガイドも記憶される。また、画像形成装置の状態であるジャム率、トナー残量、用紙残量なども必要に応じて記憶できる。
そして、制御部8は、操作パネル2、原稿搬送装置3a、原稿読取部3b、用紙供給部4a、用紙搬送路4b、画像形成部5a、定着部5b等の各部と信号線等で接続され、複合機1の動作を制御する。
更に、制御部8は、各種コネクタ、ソケット等を備えたI/F部84(インターフェイス部)と接続される。I/F部84は、ネットワークや公衆回線等により複数のユーザ端末100や相手方のFAX装置200と接続され、例えば、画像データをユーザ端末100や相手方FAX装置200(インターネットFAXでもよい)に送信することができる(スキャナ機能、FAX機能)。又、ユーザ端末100や相手方FAX装置200からの画像データに基づき印刷を行うこともできる(プリンタ機能、FAX機能)。即ち、複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、FAX機能のうちの複数の機能を備える。又、I/F部84を利用し、ネットワーク内のサーバ300と複合機1を接続でき、例えば、サーバ300に各利用者のデータを記憶させておくこともできる。
図3は、本発明の実施形態に係る複合機1の操作パネル2の一例である。図3に示すように、複合機1の正面上方に設けられる操作パネル2は、テンキー部21やスタートキー22等の入力用の各種キーを備える。又、操作パネル2は、装置の動作状態や各種情報を表示し、又、タッチパネルによりモード選択等を行うことができる液晶表示部23を備える。
次に、起時や省電力状態からの復帰に要する時間中にユーザに有用な情報を提供する動作について説明する。図4は、起動時又は省電力状態からの復帰時の複合機1の第1例の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS10では、起動時又は省電力状態からの復帰時か否かを判別する。制御部8が行う起動の指示は電源が投入されることによってなされ、省電力状態からの復帰の指示は省電力状態において操作パネル2の何れかのキーが操作されることによってなされる。本実施形態における省電力状態とは、操作パネル2、原稿搬送装置3a、原稿読取部3b、用紙供給部4a、用紙搬送路4b、画像形成部5a、定着部5b、画像処理部83及びI/F部84への通電を抑制又は遮断した状態とする。なお、複合機1の少なくとも1つの構成への通電を抑制又は遮断すれば省電力状態といえる。
ステップS10において、起動時又は省電力状態からの復帰時であると判別した場合、ステップS11へ進んで記憶部82からユーザ設定を読み出す。ユーザ設定とは、ユーザが予め選択した項目であり、ここでは、操作ガイド、ジャム率、トナー残量、用紙残量のうちの1つ以上である。
次に、ステップS11からステップS12へ進んで、読み出したユーザ設定に応じた情報を液晶表示部23に表示する。例えば、ユーザ設定で操作ガイドが設定されている場合は、何れかの機能のチュートリアルを表示する。どの機能のチュートリアルを表示するかは、ランダム又は所定の順番で選ぶようにすればよい。
チュートリアルを有する機能としては、例えば、コピー機能においては、原稿の画質確認機能(文字、写真、文字+写真)、コピー濃度変更機能(マニュアル調整、白動濃度調整)、白動用紙選択機能(等倍、変倍)、白動倍率選択機能、等倍コピー機能、拡大・縮小(ズーム)コピー機能、固定変倍機能、たてよこ独立変倍機能、エコプリント機能、とじしろ機能、センター移動機能、枠消し機能、片面コピー機能、両面コピー機能(片面→両面、両面→両面、見開き→両面)、分割コピー機能(両面→片面、見開き→片面)、小冊子機能、表紙付け機能、OHP合紙印刷機能、用紙選択機能、原稿セット向き確認機能、原稿サイズ選択機能(統一、混載)、ソート機能、仕分けコピー機能、白黒反転機能、鏡像印刷機能、ページ付け機能、イメージ合成機能、集約機能(2in1、4in1等)、書き込み余白機能、連続読込一括印刷機能、試しコピー機能、再コピー機能、フォーム管理機能(フォームの登録)、割り込み印刷機能、管理機能(枚数カウント等)、後処理装置(フィニッシャー)が装着される場合のステープル設定機能やパンチ設定機能等がある。
図5に、集約機能のチュートリアルの画面の一例を示す。図5では、起動中に集約機能の1つである2in1のチュートリアルを表示している。液晶表示部23には、起動中であることを示すメッセージと、2in1の概要を説明する図及び文章と、次の操作ガイドを表示させるためのタッチキー24aと、操作ガイドを強制的に閉じるタッチキー24bとが表示されている。
またチュートリアルを有する機能として、プリンタ機能においては、I/F部84による複合機1とユーザ端末100の接続設定機能(パラレル、シリアル、通信速度、IPアドレス等)、エミュレーション機能、使用フォント設定機能、印刷環境に関する機能(印刷枚数、用紙サイズ、拡大・縮小、印刷領域拡大等)、印刷品質に関する機能(スムージング処理、エコプリント、解像度等)、用紙に関する機能(サイズ、給紙元、両面印刷の可否等)、複合機1に装着されるRAM、HDD、メモリカード等の記憶装置の使用設定機能、管理機能(枚数カウント等)等がある。
またチュートリアルを有する機能として、スキャン機能においては、原稿サイズ確認機能、送信サイズ選択機能、読み込み解像度選択機能、原稿セット向き確認機能、保存ファイル形式選択機能、読み込み画質に関する機能(読み込み濃度、カラーモード選択、画像データの圧縮率、写真や文字等の原稿の画質)、分割機能、枠消し機能、ページ毎出力機能、連続読み込み機能、ファイル名入力機能、センター移動機能、送信先選択機能、送信先登録機能、パスワード機能、Eメール送信機能、相手方受信確認機能等がある。
またチュートリアルを有する機能として、FAX機能においては、自局情報登録機能(FAX番号、ID等)、ダイレクト送信機能、メモリ送信機能、回転通信機能(送信、受信)、一括送信機能、Fコード通信機能、用紙切れ時受信機能、短縮番号機能、原稿濃度選択機能、原稿サイズ指定機能、送信先選択機能、送信先登録機能、ワンタッチダイヤル機能(送信、登録、変更)、リダイヤル機能、両面送信機能、拡大・縮小送信機能、送信予約機能、順次同報通信機能、割込送信機能、時刻指定通信機能、ポーリング通信機能、中継送信機能、受信画像データの転送機能、暗号通信機能、管理機能(送信制限、枚数カウント等)、通信結果通知機能、用紙サイズ確認機能、集約機能(2in1等)、両面受信機能等がある。
一方、ユーザ設定でジャム率が設定されている場合は、最近のジャム率を液晶表示部23に表示する。ジャム率は印刷枚数に対するジャム回数から算出でき、記憶部82に記憶されている。図6は、ジャム率を示した画面の一例である。前回のメンテナンス以降の各カセット41のジャム率がそれぞれ表示されており、1番のカセットのジャム率は1/5000、2番のカセットのジャム率は0/4000となっている。また、起動中であることを示すメッセージと、次の情報(ユーザ設定された項目に応じた情報)を表示させるためのタッチキー24aと、ジャム率の表示を強制的に閉じるタッチキー24bとが表示されている。
一方、ユーザ設定でトナー残量が設定されている場合は、現在のトナー残量を液晶表示部23に表示する。トナー残量はトナータンク内のトナー量を光学式などのセンサで検出したり、使用量から概算したり(ドットカウント)することで求めることができる。
一方、ユーザ設定で用紙残量が設定されている場合は、現在の用紙残量を液晶表示部23に表示する。用紙残量は光学式などのセンサを用いたり、用紙のリフト量を検出したりすれば概算できる。
なお、ユーザ設定で操作ガイド、ジャム率、トナー残量、用紙残量のうち複数が設定されている場合は、設定されている項目についてステップS12で所定時間ずつ順番に表示させればよい。例えば、ジャム率と用紙残量が設定されている場合であって、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間が30秒であれば、ジャム率を15秒表示した後、用紙残量を15秒表示するようにすればよい。
次に、ステップS12からステップS13へ進んで、起動又は省電力状態からの復帰が完了したか否かを判別する。通常、起動や復帰時間の律速となるのは定着部5bである。ステップS13で起動又は省電力状態からの復帰が確認されると、ステップS14へ進んでステップS12で表示している画面を「コピーできます」などの通常の使用画面(画像形成の指示待ちの画面)に切り替える。
このように、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、操作ガイド、ジャム率、トナー残量、用紙残量のうち1つ以上を表示することにより、ユーザは待ち時間に有用な情報を得られる。すなわち、操作ガイドが表示されれば今後の操作の手助けになり、ジャム率が表示されればメンテナンスが必要かどうかの判断目安やジャム率の高いカセットの使用を回避する目安になり、トナー残量が表示されればトナータンクの交換時期の目安になり、用紙残量が表示されれば用紙補充の目安になる。したがって、複合機1は待ち時間を有効に利用できる利便性の高い画像形成装置である。
図7は、起動時又は省電力状態からの復帰時の複合機1の第2例の動作を示すフローチャートである。図4と同様のステップについては同符号を付し、その詳細な説明を省略する。
ステップS10において、起動時又は省電力状態からの復帰時であると判別した場合、ステップS20へ進んでジャム率が増加しているか否かを判別する。具体的には、ジャム率が所定の閾値以上であれば増加していると判別すればよい。ここで所定の閾値は、例えば、直ぐにメンテナンスする必要はないがメンテナンスすることが好ましい値(例えば1/1000)とすることができる。
ステップS20において、ジャム率が増加していると判別した場合は、ステップS21へ進んでジャム率を表示する。例えば、図6のような画面構成を利用して表示すればよい。その後、ステップS13を経てステップS14へ進む。
一方、ステップS20において、ジャム率が増加していないと判別した場合、つまりジャム率が所定の閾値未満の場合は、ステップS11〜S13を経てステップS14へ進む。すなわち、起動時又は省電力状態からの復帰の待ち時間にユーザ設定された情報(操作ガイド、ジャム率、トナー残量、用紙残量のうち1つ以上)を表示する。
このように、ジャム率が増加している場合、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、ジャム率を表示することにより、ユーザは待ち時間にジャム率が高くなっていることを知ることができ、メンテナンスが必要かどうかの判断目安とすることができる。したがって、複合機1は待ち時間を有効に利用できる利便性の高い画像形成装置である。
なお、ステップS20ではトナー残量が所定量以下か否かを判別し、ステップ21ではトナー残量を表示するようにしてもよい。ここで所定量は、直ぐになくならない量、例えば、あと数十枚から数百枚印刷できる量とすることが好ましい。表示例としては、「トナー残量がわずかです」などのメッセージを表示すればよい。これによると、トナー残量が減少している場合、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、トナー残量を表示することにより、ユーザは待ち時間にトナー残量が減少していることを知ることができ、トナータンクの交換時期の目安とすることができる。
また、ステップS20では用紙残量が所定量以下か否かを判別し、ステップ21では用紙残量を表示するようにしてもよい。ここで所定量は、例えば、数十枚とすることが好ましい。表示例としては、「1番のカセットの用紙残量は約20枚です」などのメッセージを表示すればよい。これによると、用紙残量が減少している場合、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、用紙残量を表示することにより、ユーザは待ち時間に用紙残量が減少していることを知ることができ、用紙補充の目安とすることができる。
なお、本発明の画像形成装置は、起動時又は省電力状態からの復帰時の待ち時間を有効に利用することを目的としているため、省電力状態を備えていることが望ましいが、省電力状態を備えていない装置でも起動時は必ずあるので適用可能である。
また、本発明において、画像形成装置が省電力状態からの復帰時間が短い(例えば3秒)と判断した場合は、上述した有用な情報を表示しないようにしてもよい。これにより、ユーザが読み取れないようなわずかな時間だけ情報が表示されることを防止できる。なお、復帰時間は定着部の現在温度から概算できる。
本発明は、表示部を備えたプリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置に利用可能である。
本発明の複合機の模型的正面断面図である。 本発明の複合機の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の複合機の操作パネルの一例を示す図である。 本発明の起動時又は省電力状態からの復帰時の複合機の第1例の動作を示すフローチャートである。 本発明の集約機能のチュートリアルの画面の一例である。 本発明のジャム率を示した画面の一例である。 本発明の起動時又は省電力状態からの復帰時の複合機の第2例の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 複合機(画像形成装置)
8 制御部
23 液晶表示部(表示部)
82 記憶部

Claims (6)

  1. 表示部と、装置の動作を制御する制御部とを備えた画像形成装置において、
    起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、操作ガイド、ジャム率、トナー残量、用紙残量のうち1つ以上を表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. ジャム率が所定値以上である場合、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、ジャム率を表示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. トナー残量が所定量以下である場合、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、トナー残量を表示することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 用紙残量が所定量以下である場合、起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に、用紙残量を表示することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 予めユーザの操作により、操作ガイド、ジャム率、トナー残量又は用紙残量の何れを起動又は省電力状態からの復帰に要する時間中に表示させるかが設定されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、コピー機能、プリンタ機能、FAX機能のうち少なくとも1つの機能を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像形成装置。
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