JP2010031119A - 半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 - Google Patents

半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】流動性に優れ、半田リフロー時(リフロー温度域)での反りの変化量を低減した半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置を提供する。
【解決手段】次式(1)
【化1】
Figure 2010031119

で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂を含むエポキシ樹脂、硬化剤および無機充填材を必須成分として含有し、前記式(1)で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂はエポキシ樹脂全体量に対して30〜100質量%の割合で含有し、無機充填材はエポキシ樹脂組成物全体量に対して85〜95質量%の割合で含有することとする。
【選択図】なし

Description

本発明は、電気・電子部品、汎用半導体装置、光半導体装置等における半導体を封止するために用いられる半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置に関するものである。
近年の電子機器の小型化、薄型化、高集積化にともない表面実装型パッケージが主流になってきており、これらのパッケージのなかでもより実装密度の高いエリア実装タイプのBGA(Ball Grid Array)が多くなりつつある。このような表面実装型パッケージの封止には、従来より耐湿性、電気絶縁性、耐熱性、透明性等の点で優れ、大量生産可能なエポキシ樹脂組成物が用いられている(例えば、特許文献1−2参照)。
前記BGAパッケージは、半導体素子の裏面に接続用の半田ボールを形成するためボール間隙が広く取れて多ピン化に適しているが、封止材料を片面に成形して片面封止するために基板と封止材料との収縮率の差によってパッケージに反りが発生して半田リフロー時に問題になる場合があった。この反りを低減する方法としては、封止材料中の無機充填材を高充填化して封止材料の線膨張係数を小さくすることにより、半田リフロー時の反りの変化量を抑える方法が考えられる。しかしながら、無機充填材の高充填化による方法は、成形時、封止材料の流動性の低下を招き、ワイヤースイープ等の別の問題が発生する場合があった。
特開2008−74930号公報 特開2007−169493号公報
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、流動性に優れ、半田リフロー時(リフロー温度域)での反りの変化量を低減した半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置を提供することを課題としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
第1に、本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、次式(1)
Figure 2010031119
で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂を含むエポキシ樹脂、硬化剤および無機充填材を必須成分として含有し、前記式(1)で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂はエポキシ樹脂全体量に対して30〜100質量%の割合で含有し、無機充填材はエポキシ樹脂組成物全体量に対して85〜95質量%の割合で含有する。
第2に、上記第1の半導体封止用エポキシ樹脂組成物において、さらに次式(2)
Figure 2010031119
で表されるアミノシランを含むシランカップリング剤を含有し、前記式(2)で表されるアミノシランはシランカップリング剤全体量に対して20〜100質量%の割合で含有する。
第3に、半導体装置として、第1または第2の半導体封止用エポキシ樹脂組成物の硬化物で半導体素子が封止されていることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、前記式(1)で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂がエポキシ樹脂全体量に対して30〜100質量%の割合で含有し、無機充填材がエポキシ樹脂組成物全体量に対して85〜95質量%の割合で含有することにより、エポキシ樹脂組成物の流動性を確保してパッケージ成形時のワイヤースイープ等の問題を防止するとともに、エポキシ樹脂組成物の線膨張係数を小さくして片面封止パッケージで問題となる半田リフロー時の反りの変化を低減することができる。特に本発明のエポキシ樹脂組成物は、総厚み0.5mm以下の薄型PBGA等の薄型パッケージ用の封止材料として有効であり、封止厚みを0.3mm以下にすることができる。
上記第2の発明によれば、前記式(2)で表されるアミノシランがシランカップリング剤全体量に対して20〜100質量%の割合で含有することにより、上記第1の発明の効果をより一層向上させることができる。近年の片面封止パッケージにおいては、小型化、薄型化のために封止材料の封止厚が薄くなり、またパッケージにおけるチップ占有面積が大きくなってきているために常温で上に凸となる凸反りになる場合があるが、本発明によれば、常温でのエポキシ樹脂組成物の収縮量を増加させて常温における片面封止パッケージの反り量を低減することができる。
以上のような顕著な効果は、上記第3の発明の半導体装置として実際上大きく実現され、流動性低下によるワイヤースイープ等の問題が生じることなく、常温での反り量を抑えるとともに半田リフロー時(リフロー温度域)での反りの変化量を低減して高品質の半導体装置を得ることができる。
本発明は前記のとおりの特徴をもつものであるが、以下に、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物(以下、単に「エポキシ樹脂組成物」ともいう)は、エポキシ樹脂、硬化剤および無機充填材を必須成分としている。
本発明に使用されるエポキシ樹脂は、少なくとも前記式(1)で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂を含有し、このビスフェノールA型エポキシ樹脂はエポキシ樹脂全体量に対して30〜100質量%の割合で含むものである。これにより、無機充填材を高充填化したエポキシ樹脂組成物の流動性を確保してワイヤースイープを良好なものとし、リフロー温度域での反りの変化量を低減することができる。30質量%未満の場合には、エポキシ樹脂組成物の高粘度化により流動性を確保することができず、ワイヤースイープ等の不具合や成形時に未充填が生じてしまう。
前記式(1)で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂としては、一般的に半導体封止用として使用される各種のエポキシ樹脂であってよく、例えば、ビフェニル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトール型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂等を挙げることができる。これらは1種に限定されず、複数種を組み合わせて使用してもよい。
前記式(1)で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂を含むエポキシ樹脂は、一般的にはエポキシ樹脂組成物全体量に対して2〜12質量%、好ましくは3〜10質量%の割合で配合される。
本発明において使用される硬化剤は、エポキシ樹脂と反応するフェノール性水酸基を有する樹脂であれば特に限定されない。具体的には、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、フェノールアラルキル樹脂、ナフトールアラルキル樹脂等のナフタレン骨格含有フェノール樹脂等、各種の多価フェノール化合物やナフトール化合物が例示される。これらは1種に限定されず、複数種を組み合わせて使用してもよい。硬化剤の含有量は特に限定されないが、例えば、エポキシ樹脂と硬化剤との当量比(OH当量/エポキシ当量)が0.5〜1.5の範囲、好ましくは0.8〜1.2の範囲となるように配合することができる。当量比が0.5〜1.5の範囲外であると、エポキシ樹脂組成物の硬化特性が低下したり、成形後の硬化物の耐湿性が低下する場合がある。
本発明に使用される無機充填材としては、一般的に半導体封止用として使用されるものであればよく、その種類は特に限定されない。例えば、溶融シリカ、結晶シリカ、アルミナ、窒化ケイ素、窒化アルミニウム等が挙げられる。このような無機充填材は、エポキシ樹脂組成物全体量に対して85〜95質量%の割合で含有される。85質量%未満ではエポキシ樹脂組成物の線膨張係数が大きくなるために、リフロー時の反りの変化量が大きくなってしまう。95質量%を超える場合には十分な流動性が確保できず、ワイヤースイープが大きくなってしまう。また成形時に未充填が生じてしまう。
本発明は、シランカップリング剤を配合することができる。ここで少なくとも前記式(2)で表されるアミノシランを含有するシランカップリング剤を配合することが好ましい。これによって、ガラス転移温度を低下させ、特に常温でのエポキシ樹脂組成物の収縮量を増加させて常温における片面封止パッケージの反り量を低減することができる。この前記式(2)で表されるアミノシランは、好ましくはシランカップリング剤全体量に対して20〜100質量%の割合で含むものである。20質量%未満の場合には前記アミノシランの効果を十分に発揮することができない場合があるので好ましくない。
前記式(2)で表されるアミノシラン以外のシランカップリング剤としては、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のメルカプトシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等のグリシドキシシラン等のシランカップリング剤を挙げることができる。これらは1種に限定されず、複数種を組み合わせて使用してもよい。
前記式(2)で表されるアミノシランを含むシランカップリング剤は、一般的にはエポキシ樹脂組成物全体量に対して0.1〜1.0質量%、好ましくは0.2〜0.5質量%の割合で配合される。
また本発明のエポキシ樹脂組成物には、エポキシ樹脂の硬化反応を促進させるために上記フェノール樹脂とともに硬化促進剤を含有することが望ましい。硬化促進剤としては、エポキシ基とフェノール性水酸基の反応を促進するものであれば特に限定されない。例えば、テトラフェニルホスホニウム・テトラフェニルボレートやトリフェニルホスフィン等の有機ホスフィン類、ジアザビシクロウンデセン等の三級アミン類、2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール等のイミダゾール類が挙げられる。これらは1種に限定されず、複数種を組み合わせて使用してもよい。
さらに本発明のエポキシ樹脂組成物は、本発明の効果を損なわない範囲内において、上記以外の成分を配合することができる。例えば、三酸化アンチモン等の難燃剤、カーボンブラック等の着色剤、シリコーン可とう剤等が挙げられる。また、カルナバワックス、脂肪酸アミド、ステアリン酸、モンタン酸、脂肪酸エステル、カルボキシル基含有ポリオレフィン等の離型剤が配合されていてもよい。
以上のとおりの本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、上記エポキシ樹脂、硬化剤、無機充填材及びシランカップリング剤、さらに必要に応じて各種の添加剤を配合し、これをミキサーやブレンダーで均一に混合した後に、加熱ロールやニーダー等で混練することによって調製できる。ここで上記の各成分の配合順序は特に限定されるものではない。また混練物を必要に応じて冷却固化し、粉砕してペレットやパウダーにしたり、あるいはタブレット化したりして使用することができる。
そして、このようにして調製した半導体封止用エポキシ樹脂組成物を用いて封止成形することによって、半導体装置を作製することができる。例えば、IC等の半導体素子を搭載したリードフレームをトランスファー成形金型にセットし、半導体封止用エポキシ樹脂組成物を供給してトランスファー成形を行うことによって、半導体素子を半導体封止用エポキシ樹脂組成物の硬化物で封止した半導体装置を作製する。ここで半導体封止用エポキシ樹脂組成物の硬化物は、ガラス転移温度が150℃以下であり、線膨張係数が40.0×10−6/℃以下の特性を有している。したがって、常温での反り量を低減し、また半田リフロー時(リフロー温度域)での反りの変化量も低減することができる。特に本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、総厚み0.5mm以下の薄型PBGA等の薄型パッケージ用の封止材料として有効であり、封止厚みを0.3mm以下にすることができる。
以下、実施例を示し、この発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。もちろん、この発明は以下の例に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることは言うまでもない。
<実施例1〜10及び比較例1〜4>
表1に示す配合量で各成分を配合し、ブレンダーで30分間混合して均一化した後、80℃に加熱した2本ロールで混練溶融させて押し出し、冷却した後、粉砕機で所定粒度に粉砕して粉粒状(パウダー状)の半導体封止用エポキシ樹脂組成物を得た。
なお、エポキシ樹脂としては、エポキシ樹脂1:ビフェニル型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン(株)製 YX4000H エポキシ当量195)、エポキシ樹脂2:前記式(1で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン(株)製 YL6810 エポキシ当量175)を使用した。
硬化剤としては、フェノールノボラック樹脂(明和化成(株)製 DL−92 水酸基当量105)を使用した。
無機充填材としては、溶融シリカ(電気化学工業(株)製 FB820)を使用した。
さらに、シランカップリング剤としては、シランカップリング剤1:前記式(2)で表されるアミノシラン(N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン)(信越化学工業(株)製 KBM573)、シランカップリング剤2:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製 KBM403)を使用した。
また、離型剤としてカルナバワックス(大日化学工業(株)製 F1−100)を使用し、着色剤としてカーボンブラック(三菱化学(株)製 40B)を使用し、硬化促進剤としてトリフェニルホスフィン(北興化学工業(株)製 TPP)を使用した。
以上の半導体封止用エポキシ樹脂組成物を下記成形条件でトランスファー成形し、以下の測定方法によりその特性を評価した。
<成形条件>
金型温度:175℃
注入圧力:70kgf/cm
成形時間:90秒
後硬化:175℃/6h
<スパイラルフロー>
ASTM D3123に準じたスパイラルフロー測定金型を用いて上記成形条件で成形し、流動距離(cm)を測定した。
流動距離が180cmを超える場合を「◎」、180cm未満145cm以上の場合を「○」、145cm未満140cm以上の場合を「=」、140cm未満の場合を「×」の4段階で評価し、流動距離が140cm以上であれば問題のないレベルとして評価した。
<PBGAパッケージ反り量>
35×35×0.5mmtPBGA(封止サイズ29×29×1.17mmt、BT基板、レジストPSR4000)を175℃90sキュアにて成形し、後硬化させたPBGAパッケージを、AKROMETRIX社製のシャドウモアレ(PS200)を用いて、リフロー温度域(常温(25℃)〜260℃)の反り(コプラナリティー)を測定した。
PBGAパッケージ反り量(常温)が200μm以下170μm以上の場合を「◎」、170μm未満120μm以上の場合を「○」、120μ未満100μm以上の場合を「=」、100μm未満の場合を「×」の4段階で評価し、反り量が100μm〜200μmであれば問題のないレベルとして評価した。なお、このPBGAパッケージ反り量(常温)の4段階評価は薄型パッケージ用途での適用を評価している。ここでは封止厚の厚いPBGAパッケージの反り量(常温)を測定しているため、その封止厚の厚いパッケージの反りの挙動をそのまま薄型パッケージの反りの挙動として評価することができない。例えば、表1において実施例1のPBGAパッケージ反り量(常温)の測定値は178μm(下に凸)であるが、実際の薄型パッケージでの反り量は±50μm程度になる。他方、比較例1のPBGAパッケージ反り量(常温)の測定値は89μm(下に凸)であり、実施例1のそれと比較して反り量が小さくなっているが、実際の薄型パッケージでの反り量は実施例1と比較して上に凸に大きく反ったものになる。そこで本評価では、PBGAパッケージの反り量(常温)が100μm〜200μmであれば、薄型パッケージ用途への適用につき問題のないレベルとして評価した。
PBGAパッケージ反りの変化量(常温〜260℃)が300μm以下の場合を「◎」、300μmを超えて350μm以下の場合を「○」、350μmを超えて400μm以下の場合を「=」、400μmを超えるの場合を「×」の4段階で評価し、反り量が400μm以下であれば問題のないレベルとして評価した。
<ガラス転移温度および線膨張係数>
上記成形条件にて5mmφ×30mmの試験片を作製した。この試験片を東京工業(株)製の線膨張率試験機にセットし、昇温5℃/分にて常温(25℃)から260℃まで測定した。寸法変化と温度グラフを作成し、ガラス転移温度以下の線膨張係数α1(1/℃)を(80℃での寸法−60℃での寸法)/{(80−60)×(60℃における試験片の長さ)}より算出した。また、ガラス転移温度以下の線膨張係数α2(1/℃)を(250℃での寸法−230℃での寸法)/{(250−230)×(230℃における試験片の長さ)}より算出し、グラフ上にて60℃と80℃をつなぐ直線と、230℃と250℃をつなぐ直線の交点の温度をガラス転移温度とした。
上記スパイラルフロー、PBGAパッケージ反り量(常温)、PBGAパッケージ反りの変化量(常温〜260℃)、ガラス転移温度および線膨張係数を測定した結果を表1に示す。
Figure 2010031119
表1にみられるように、前記式(1)で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂を含むエポキシ樹脂、硬化剤および無機充填材を必須成分として含有し、前記式(1)で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂はエポキシ樹脂全体量に対して30〜100質量%の割合で含有し、無機充填材はエポキシ樹脂組成物全体量に対して85〜95質量%の割合で含有するエポキシ樹脂組成物(実施例1〜10)は、流動性が良好であり、かつ、リフロー温度域での反りの変化量が効果的に低減していることが確認できた。
他方、前記式(1)で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂を含まず、もしくは無機充填材がエポキシ樹脂組成物全体量に対して85〜95質量%の割合で含有しないエポキシ樹脂組成物(比較例1〜4)は、流動性が劣るか、あるいは半田リフロー時(リフロー温度域)での反りの変化量が大きくなっていることが確認できた。

Claims (3)

  1. 次式(1)
    Figure 2010031119
    で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂を含むエポキシ樹脂、硬化剤および無機充填材を必須成分として含有し、前記式(1)で表される骨格を持つビスフェノールA型エポキシ樹脂はエポキシ樹脂全体量に対して30〜100質量%の割合で含有し、無機充填材はエポキシ樹脂組成物全体量に対して85〜95質量%の割合で含有することを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
  2. さらに次式(2)
    Figure 2010031119
    で表されるアミノシランを含むシランカップリング剤を含有し、前記式(2)で表されるアミノシランはシランカップリング剤全体量に対して20〜100質量%の割合で含有することを特徴とする請求項1に記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
  3. 請求項1または2に記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物の硬化物で半導体素子が封止されていることを特徴とする半導体装置。
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