JP2010031072A - アルカリ現像可能な硬化性組成物及びその硬化物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のアルカリ現像可能な硬化性組成物は、(A)1分子中に2個以上のエポキシ基を有する樹脂(a)のエポキシ基に、エポキシ基1当量に対して、1種類又は2種類以上のモノカルボン酸(b)を合計で0.3〜0.9モルの割合で反応させ、得られた反応生成物(c)のエポキシ基に、エポキシ基1当量に対して、多塩基酸(d)を1〜5モルの割合で反応させて得られる、酸価20〜200mgKOH/g、且つ有機溶剤に可溶であることを特徴とするカルボキシル基含有樹脂、(B)カルボキシル基含有化合物、
(C)感光性(メタ)アクリレート化合物、及び(D)光重合開始剤を含有することを特徴とする。
【選択図】なし
Description
近年のエレクトロニクス機器の軽薄短小化に伴いプリント配線板が高密度化されており、プリント配線板の高密度化に対応して、ソルダーレジストの高性能化が要求されている。即ち、高密度化プリント配線板を製造する場合、従来市販されている硬化性組成物では現像性が十分ではなく、高密度化に対応した解像性に乏しい。また、従来の硬化性組成物を用いてソルダーレジストを形成した高密度化のプリント配線板では、可撓性の低下や高温及び高湿下での電気絶縁性の低下及び白化現象が問題となっている。
また、特許文献4には、ノボラック型エポキシ樹脂とゴム変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂の混合物と該混合物のエポキシ当量当たり0.2〜1.2モルのエチレン性不飽和カルボン酸との反応生成物と、上記混合物のエポキシ当量当たり0.2〜1.0モルの多塩基カルボン酸及び/又はその無水物との反応生成物であってカルボキシル基を有する感光性プレポリマーを用いた硬化性組成物が開示されている。
上記硬化性組成物を用いて得られたレジスト膜は、可撓性には優れている。しかし、上記硬化性組成物では、近年のエレクトロニクス機器の軽薄短小化に伴うプリント配線板の高密度化に対応した十分な現像性は得られない。
(A)1分子中に2個以上のエポキシ基を有する樹脂(a)のエポキシ基に、エポキシ基1当量に対して、1種又は2種以上のモノカルボン酸(b)を合計で0.3〜0.9モルの割合で反応させ、得られた反応生成物(c)のエポキシ基に、エポキシ基1当量に対して、多塩基酸(d)を1.0〜5.0モルの割合で反応させて得られる、酸価20〜200mgKOH/g、且つ有機溶剤に可溶であることを特徴とするカルボキシル基含有樹脂、
(B)カルボキシル基含有化合物、
(C)感光性(メタ)アクリレート化合物、及び
(D)光重合開始剤
を含有することを特徴とする。
まず、本発明の一成分であるカルボキシル基含有樹脂(A)は、前記したように、1分子中に2個以上のエポキシ基を有する樹脂(a)のエポキシ基に、エポキシ基1当量に対して、1種又は2種以上のモノカルボン酸(b)を合計で0.3〜0.9モルの割合で反応させ、次いで得られた反応生成物(c)のエポキシ基に、エポキシ基1当量に対して、多塩基酸(d)を1〜5モルの割合で反応させて得られる。各反応は、後述するような触媒を用い、溶媒中又は無溶媒下で容易に行なわれる。
多塩基酸(d)が1〜5モルの範囲を外れると、ゲル化、又は多塩基酸の多くの未反応物が残存するので好ましくない。
(2)不飽和カルボン酸と不飽和二重結合を有する化合物の共重合体にエチレン性不飽和基をペンダントとして付加させることによって得られるカルボキシル基含有感光性化合物、
(3)エポキシ基と不飽和二重結合を有する化合物と不飽和二重結合を有する化合物の共重合体に、不飽和カルボン酸を反応させ、生成した二級の水酸基に飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性化合物、
(4)不飽和二重結合を有する酸無水物と不飽和二重結合を有する化合物の共重合体に、水酸基と不飽和二重結合を有する化合物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性化合物、
(5)1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有する多官能エポキシ化合物のエポキシ基と不飽和モノカルボン酸のカルボキシル基をエステル化反応させ、生成した水酸基にさらに飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性化合物、
(6)不飽和二重結合を有する化合物とグリシジル(メタ)アクリレートの共重合体のエポキシ基に、1分子中に1つのカルボキシル基を有し、エチレン性不飽和結合を持たない有機酸を反応させ、生成した二級の水酸基に飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有化合物、
(7)水酸基含有ポリマーに飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有化合物、
(8)水酸基含有ポリマーに飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有化合物に、エポキシ基と不飽和二重結合を有する化合物をさらに反応させて得られるカルボキシル基含有感光性化合物、
(9)1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有する多官能エポキシ化合物と、不飽和モノカルボン酸と、1分子中に少なくとも2個の水酸基と、エポキシ基と反応する水酸基以外の1個の他の反応性基を有する化合物との反応生成物に、飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性化合物、
(10)1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有する多官能エポキシ化合物と、不飽和モノカルボン酸と、1分子中に少なくとも2個の水酸基と、エポキシ基と反応する水酸基以外の1個の他の反応性基を有する化合物との反応生成物と、飽和又は不飽和多塩基酸無水物と、不飽和基含有モノイソシアネートとの反応生成物からなる不飽和基含有ポリカルボン酸ウレタン化合物、
(11)1分子中に少なくとも2個のオキセタン環を有する多官能オキセタン化合物に不飽和モノカルボン酸を反応させ、得られた変性オキセタン化合物中の一級水酸基に対して飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性化合物、
(12)ビスエポキシ化合物とジカルボン酸との反応生成物に、不飽和二重結合を導入し、引き続き飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性化合物、
(13)ビスエポキシ化合物とビスフェノール類との反応生成物に、不飽和二重結合を導入し、引き続き飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性化合物、及び
(14)ノボラック型フェノール樹脂とアルキレンオキシド及び/又は環状カーボネートとの反応生成物に不飽和モノカルボン酸を反応させ、得られた反応生成物に飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性化合物。
また、光硬化させるための照射光源としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプなどが適当である。その他、レーザー光線なども活性エネルギー線として利用できる。
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂のYDCN−700−5(東都化成(株)製、エポキシ当量:203)203部を温度計、撹拌機、還流冷却器及び空気吹き込み管を備えた反応容器に入れ、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート302部を加え、加熱溶解した。次に、アクリル酸43.2部、メチルハイドロキノン0.2部及びトリフェニルホスフィン3部を加え、空気を吹き込みながら95〜105℃で3時間反応させた。その後、マレイン酸56部及びメチルハイドロキノン0.3部を加え95〜105℃で4時間反応させ、不揮発分50%の溶液を得た。このようにして得られたカルボキシル基含有樹脂とマレイン酸の混合物は、酸価92mgKOH/g、エポキシ当量5250g/eq.であった。以下、この溶液をA−1と称す。
合成例1のマレイン酸56部に代えてフタル酸80部を用い、同じようにして反応させ、不揮発分52%の溶液を得た。このようにして得られたカルボキシル基含有樹脂とフタル酸の混合物は、酸価93.6mgKOH/g、エポキシ当量10431g/eq.であった。以下、この溶液をA−2と称す。
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂のYDCN−700−5(東都化成(株)製、エポキシ当量:203)203部を温度計、撹拌機、還流冷却器及び空気吹き込み管を備えた反応容器に入れ、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート307部を加え、加熱溶解した。次に、アクリル酸36部、メチルハイドロキノン0.2部及びトリフェニルホスフィン3部を加え、空気を吹き込みながら95〜105℃で3時間反応させた。その後、マレイン酸67.6部及びメチルハイドロキノン0.3部を加え95〜105℃で4時間反応させ、不揮発分50%の溶液を得た。このようにして得られたカルボキシル基含有樹脂とマレイン酸の混合物は、酸価110.4mgKOH/g、エポキシ当量42785g/eq.であった。以下、この溶液をA−3と称す。
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂のYDCN−700−5(東都化成(株)製、エポキシ当量:203)203部を温度計、撹拌機、還流冷却器及び空気吹き込み管を備えた反応容器に入れ、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート301部を加え、加熱溶解した。次に、アクリル酸36部、酢酸6部、メチルハイドロキノン0.2部及びトリフェニルホスフィン3部を加え、空気を吹き込みながら95〜105℃で3時間反応させた。その後、マレイン酸56部及びメチルハイドロキノン0.3部を加え95〜105℃で4時間反応させ、不揮発分50%の溶液を得た。このようにして得られたカルボキシル基含有樹脂とマレイン酸の混合物は、酸価100.9mgKOH/g、エポキシ当量40070g/eq.であった。以下、この溶液をA−4と称す。
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂のYDCN−700−5(東都化成(株)製、エポキシ当量:203)159.5部及びビスフェノールA型エポキシ樹脂のエピコート828(ジャパンエポキシレジン(株)製、エポキシ当量:186)39.9部を温度計、撹拌機、還流冷却器及び空気吹き込み管を備えた反応容器に入れ、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート299部を加え、加熱溶解した。次に、アクリル酸43.2部、メチルハイドロキノン0.2部及びトリフェニルホスフィン3部を加え、空気を吹き込みながら95〜105℃で5時間反応させた。その後、マレイン酸56部及びメチルハイドロキノン0.3部を加え95〜105℃で5時間反応させ、不揮発分50%の溶液を得た。このようにして得られた2種類のカルボキシル基含有樹脂とマレイン酸の混合物は、酸価106mgKOH/g、エポキシ当量41278g/eq.であった。以下、この溶液をA−5と称す。
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂のYDCN−700−5(東都化成(株)製、エポキシ当量:203)184部及びビスフェノールA型エポキシ樹脂のエピコート1001(ジャパンエポキシレジン(株)製、エポキシ当量:483)46部を温度計、撹拌機、還流冷却器及び空気吹き込み管を備えた反応容器に入れ、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート330部を加え、加熱溶解した。次に、アクリル酸43.2部、メチルハイドロキノン0.2部及びトリフェニルホスフィン3部を加え、空気を吹き込みながら95〜105℃で5時間反応させた。その後、マレイン酸56部及びメチルハイドロキノン0.3部を加え95〜105℃で5時間反応させ、不揮発分50%の溶液を得た。このようにして得られた2種類のカルボキシル基含有樹脂とマレイン酸の混合物は、酸価100mgKOH/g、エポキシ当量40134g/eq.であった。以下、この溶液をA−6と称す。
グリシジルメタクリレート、メチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート及びt−ブチルメタクリレートの共重合体溶液(ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、不揮発分50%、重量平均分子量5836、固形分のエポキシ当量:214g/eq.)428部、アクリル酸43.2部、メチルハイドロキノン0.2部及びトリフェニルホスフィン0.5部を温度計、撹拌機、還流冷却器及び空気吹き込み管を備えた反応容器に入れ、空気を吹き込みながら95〜105℃で4時間反応させた。その後、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート240部、マレイン酸58部及びメチルハイドロキノン0.2部を加え75〜85℃で1時間、次いで85〜95℃で2時間反応させ、不揮発分40%の溶液を得た。このようにして得られたカルボキシル基含有樹脂とマレイン酸の混合物は、酸価120.5mgKOH/g、エポキシ当量48786g/eq.であった。以下、この溶液をA−7と称す。
グリシジルメタクリレートとスチレンの共重合体溶液(ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート:スワゾール1500=3:1、不揮発分50%、重量平均分子量7901、固形分のエポキシ当量:215.5g/eq.)431部、アクリル酸43.2部、メチルハイドロキノン0.2部及びトリフェニルホスフィン0.5部を温度計、撹拌機、還流冷却器及び空気吹き込み管を備えた反応容器に入れ、空気を吹き込みながら95〜105℃で4時間反応させた。その後、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート242部、マレイン酸58部及びメチルハイドロキノン0.2部を加え75〜85℃で1時間、次いで85〜95℃で2時間反応させ、不揮発分40%の溶液を得た。このようにして得られたカルボキシル基含有樹脂とマレイン酸の混合物は、酸価127.5mgKOH/g、エポキシ当量52264g/eq.であった。以下、この溶液をA−8と称す。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂のエピコート1001(ジャパンエポキシレジン(株)製、エポキシ当量:483)483部を温度計、撹拌機、還流冷却器及び空気吹き込み管を備えた反応容器に入れ、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート238部を加え、加熱溶解した。次に、アクリル酸72部、メチルハイドロキノン0.2部及びトリフェニルホスフィン3部を加え、空気を吹き込みながら95〜105℃で6時間反応させた。その後、テトラヒドロフタル酸無水物107部及びメチルハイドロキノン0.3部を加え90〜100℃で7時間反応させ、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート424部を加えて不揮発分50%の溶液を得た。このようにして得られたカルボキシル基含有樹脂の溶液は、酸価60mgKOH/gであった。以下、この溶液をA−9と称す。
グリシジルメタクリレート、メチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート及びt−ブチルメタクリレートの共重合体溶液(ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、不揮発分50%、重量平均分子量5836、固形分のエポキシ当量:214g/eq.)428部、アクリル酸72部、メチルハイドロキノン0.2部及びトリフェニルホスフィン1部を温度計、撹拌機、還流冷却器及び空気吹き込み管を備えた反応容器に入れ、空気を吹き込みながら95〜105℃で8時間反応させた。その後、テトラヒドロフタル酸無水物55部及びメチルハイドロキノン0.2部を加え95〜105℃で9時間反応させ、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート127部を加えて、不揮発分50%の溶液を得た。このようにして得られたカルボキシル基含有樹脂とマレイン酸の混合物は、酸価60mgKOH/gであった。以下、この溶液をA−10と称す。
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂のエピクロンN−695(大日本インキ化学工業(株)製、エポキシ当量:220)220部を温度計、撹拌機、還流冷却器及び空気吹き込み管を備えた反応容器に入れ、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート220部を加え、加熱溶解した。次に、メチルハイドロキノン0.46部、トリフェニルフホスフィン3.0部を加えた。この混合物を95〜105℃に加熱し、アクリル酸72部を徐々に滴下し、空気を吹き込みながら4時間反応させた。この反応生成物を、80〜90℃まで冷却し、テトラヒドロフタル酸無水物106部を加え、5時間反応させ、不揮発分65%の溶液を得た。このようにして得られたカルボキシル基含有樹脂の溶液は、酸価100mgKOH/gであった。以下、この溶液をA−11と称す。
(1)現像性
前記合成例1〜11で得られた溶液を、表1に示す成分及び配合組成(数値は質量部である)に従ってそれぞれ配合し、3本ロールミルでそれぞれ別々に混練し、各硬化性組成物を調製した。表1中、イルガキュアー907は重合開始剤、DPHAは感光性アクリレート化合物である。
○:塗膜が除去された。
×:現像されない部分があった。
判定結果を表2に記す。
(2)鉛筆硬度
前記組成例1〜8及び比較組成例1〜5の各硬化性組成物をスクリーン印刷法により、100メッシュのポリエステルスクリーンを用いて50〜60μmの厚さになるように、パターン形成されている銅スルーホールプリント配線基板に全面塗布し、塗膜を80℃の熱風循環式乾燥炉で30分間乾燥し、レジストパターンを有するネガフィルムを塗膜に密着させ、紫外線露光装置((株)オーク製作所製、型式HMW−680GW)を用いて、紫外線を照射した(露光量600mJ/cm2)。次いで1%の炭酸ナトリウム水溶液で60秒間、2.0kg/cm2のスプレー圧で現像し、未露光部分を溶解除去した。その後、150℃の熱風循環式乾燥炉で60分加熱硬化を行ない、得られた硬化膜を有する評価基板について、JIS K 5400に準拠して、鉛筆硬度の試験を行なった。
上記評価基板を、JIS C 6481の試験方法に従って、260℃のはんだ浴へ10秒浸漬を3回行ない、外観の変化を以下の基準で評価した。ポストフラックス(ロジン系)としては、JIS C 6481に従ったフラックスを使用した。
○:外観変化なし
△:硬化膜の変色が認められるもの
×:硬化膜の浮き、剥れ、はんだ潜りあり
上記評価基板を10容量%硫酸水溶液に20℃で30分間浸漬後取り出し、硬化膜の状態と密着性とを総合的に判定評価した。判定基準は以下のとおりである。
○:変化が認められないもの
△:ほんの僅か変化しているもの
×:塗膜にフクレあるいは膨潤脱落があるもの
10容量%硫酸水溶液を10容量%水酸化ナトリウム水溶液に変えた以外は耐酸性試験と同様の試験を上記評価基板について行い、評価した。
上記評価基板を、JIS D 0202の試験方法に従って、碁盤目状にクロスカットを入れ、次いでセロハン粘着テープによるピーリングテスト後の剥れの状態を目視判定した。判定基準は以下の通りである。
○:100/100
△:50/100〜90/100
×:0/100〜50/100
上記評価基板の硬化膜のPCT耐性を、121℃、飽和水蒸気中50時間の条件にて以下の基準で評価した。
○:硬化膜にふくれ、剥がれ、変色がないもの。
△:硬化膜に若干ふくれ、剥がれ、変色があるもの。
×:硬化膜にふくれ、剥がれ、変色があるもの。
上記評価基板を、無電解ニッケルめっき、次いで無電解金めっきし、外観の変化及びセロハン粘着テープを用いたピーリング試験を行ない、硬化膜の剥離状態を判定した。判定基準は以下の通りである。
○:外観変化もなく、硬化膜の剥離も全くない。
△:外観の変化はないが、硬化膜にわずかに剥れがある。
×:硬化膜の浮きが見られ、めっき潜りが認められ、ピーリング試験で硬化膜の剥れが大
きい。
上記評価基板を60℃の湯の中に10分間浸漬し、取り出した後、室温まで自然冷却したときの硬化膜の表面状態を以下の基準で評価した。
○:外観の変化がない。
△:外観が僅かに白く濁っている。
×:外観が白く濁っている。
パターン形成されている銅スルーホールプリント配線基板の代わりに、IPCで定められたプリント回路基板(厚さ1.6mm)のBパターンを用い、前記の方法にて硬化性組成物の塗布、硬化を行ない、得られた硬化膜の電気絶縁性を以下の条件及び基準にて評価した。
加湿条件:温度121℃、湿度85%RH、印加電圧5V、100時間。
測定条件:測定時間60秒、印加電圧500V。
○:加湿後の絶縁抵抗値109Ω以上、銅のマイグレーションなし。
△:加湿後の絶縁抵抗値109Ω以上、銅のマイグレーションあり。
×:加湿後の絶縁抵抗値108Ω以下、銅のマイグレーションあり。
パターン形成されている銅スルーホールプリント配線基板の代わりに、ポリエステルフィルムを用い、前記の方法にて硬化性樹脂組成物の塗布、硬化を行ない、その後ポリエステルフィルムから硬化塗膜をはがし、長さ5cm、幅2cmの評価フィルムを得た。得られたフィルムを折り曲げ、以下の基準にて評価した。
○:フィルムを170°折り曲げて割れなかったもの。
△:フィルムを170°折り曲げると割れるが、160°折り曲げて割れなかったもの。
×:フィルムを160°折り曲げて割れたもの。
Claims (8)
- (A)1分子中に2個以上のエポキシ基を有する樹脂(a)のエポキシ基に、エポキシ基1当量に対して、1種又は2種以上のモノカルボン酸(b)を合計で0.3〜0.9モルの割合で反応させ、得られた反応生成物(c)のエポキシ基に、エポキシ基1当量に対して、多塩基酸(d)を1.0〜5.0モルの割合で反応させて得られる、酸価20〜200mgKOH/g、且つ有機溶剤に可溶であることを特徴とするカルボキシル基含有樹脂、
(B)カルボキシル基含有化合物、
(C)感光性(メタ)アクリレート化合物、及び
(D)光重合開始剤
を含有することを特徴とするアルカリ現像可能な硬化性組成物。 - 前記モノカルボン酸(b)が不飽和基含有モノカルボン酸である請求項1に記載の硬化性組成物。
- 前記モノカルボン酸(b)の一部が不飽和基含有モノカルボン酸であり、残りが不飽和基を含有しないモノカルボン酸である請求項1に記載の硬化性組成物。
- 前記モノカルボン酸(b)が不飽和基を含有しないモノカルボン酸である請求項1に記載の硬化性組成物。
- 前記不飽和基含有モノカルボン酸がアクリル酸又はメタクリル酸である請求項2又は3に記載の硬化性組成物。
- 1分子中に2個以上のエポキシ基を有する樹脂(a)がノボラック型エポキシ樹脂である請求項1〜5のいずれかに記載の硬化性組成物。
- 前記多塩基酸(d)が反応溶媒に可溶及び/又は反応温度で溶媒中に溶ける多塩基酸である請求項1〜6のいずれかに記載の硬化性組成物。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の硬化性組成物の硬化物。
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