JP2010028073A - フォーカスリング及びプラズマ処理装置 - Google Patents

フォーカスリング及びプラズマ処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 耐プラズマ性、及び高周波電界に対するシールド性の双方ともに優れたフォーカスリングを提供すること。
【解決手段】 プラズマ処理を施す処理室内に配設された電極の周縁部に取り付けられる誘電率が異なった複数の誘電体を積層した多層構造フォーカスリングであって、誘電率が低い低誘電率誘電体6aを電極5側に配置し、誘電率が低誘電率誘電体6aの誘電率以上で、かつ、低誘電率誘電体6aよりも耐プラズマ性が高い耐プラズマ性誘電体6bを処理室の処理空間側に配置する。
【選択図】図2

Description

この発明は、電極の周縁部に取り付けられるフォーカスリング、及びこのフォーカスリングが取り付けられた電極を備えるプラズマ処理装置に関する。
フラットパネルディスプレイ用基板(以下FPD用ガラス基板という)などの被処理体にエッチング等の処理を施すために、プラズマ処理装置が用いられている。
プラズマ処理装置は、例えば、特許文献1に記載されるように、被処理体にプラズマ処理を施す処理室を備え、この処理室内に、互いに対向する上部電極と、被処理体を載置する載置台を兼ねた下部電極が配設されている。上部電極と下部電極との間には高周波が印加され、上部電極と下部電極との間の処理空間にプラズマを発生させる。下部電極の周縁部には、高周波電界を被処理体の上方に集中させるためのフォーカスリングが取り付けられる。フォーカスリングは、セラミックス、一般的にはアルミナ焼結体で構成されている。アルミナ焼結体は耐プラズマ性に優れており、腐食し難い、という利点がある。
特開2003−115476号公報
しかしながら、アルミナ焼結体は、比誘電率が9〜10と高く、高周波電界に対するシールド性が比較的弱い。このため、高周波電界の印加を繰り返していると、フォーカスリングの表面が削られてしまい、パーティクル源となってしまう。
この発明は、耐プラズマ性、及び高周波電界に対するシールド性の双方ともに優れたフォーカスリング、及びこのフォーカスリングを備えたプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明の第1の態様に係るフォーカスリングは、プラズマ処理を施す処理室内に配設された電極の周縁部に取り付けられる誘電率が異なった複数の誘電体を積層した多層構造フォーカスリングであって、誘電率が低い低誘電率誘電体を前記電極側に配置し、誘電率が前記低誘電率誘電体の誘電率以上で、かつ、前記低誘電率誘電体よりも耐プラズマ性が高い耐プラズマ性誘電体を前記処理室の処理空間側に配置する。
この発明の第2の態様に係るプラズマ処理装置は、被処理体にプラズマ処理を施す処理室と、前記処理室内に配設された上部電極と、前記処理室内の、前記上部電極と対向する位置に配設され、上記第1の態様に係るフォーカスリングが取り付けられた下部電極と、を具備する。
この発明によれば、耐プラズマ性、及び高周波電界に対するシールド性の双方ともに優れたフォーカスリング、及びこのフォーカスリングを備えたプラズマ処理装置を提供できる。
第1の実施形態に係るプラズマ処理装置の一例を概略的に示す断面図 フォーカスリング及びその周囲を拡大して示した断面図 図3Aは第2の実施形態に係るフォーカスリングの一例を示した斜視図、図3Bは図3A中の3B−3B線に沿う断面図 つなぎ目の変形例を示した斜視図 変形例に係るつなぎ目を第2の実施形態に係るフォーカスリングに適用した際の斜視図 第3の実施形態に係るフォーカスリングの一例を示した断面図 第3の実施形態に係るフォーカスリングの他例を示した断面図 第3の実施形態に係るフォーカスリングのさらに別の例を示した断面図 第4の実施形態に係るフォーカスリングの一例を示した断面図 第5の実施形態に係るフォーカスリングの一例を示した断面図 第5の実施形態に係るフォーカスリングの他例を示した断面図 参考例に係るフォーカスリングを示した断面図 第6の実施形態に係るフォーカスリングの一例を示した断面図 第6の実施形態に係るフォーカスリングの他例を示した断面図 第6の実施形態に係るフォーカスリングの他例を示した断面図 第6の実施形態に係るフォーカスリングの他例を示した断面図 第7の実施形態に係るフォーカスリングの第一例を示した断面図 第7の実施形態に係るフォーカスリングの第二例を示した断面図 第7の実施形態に係るフォーカスリングの第三例を示した断面図
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。参照する図面全てにわたり、同一の部分については同一の参照符号を付す。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係るプラズマ処理装置の一例を概略的に示す断面図である。
図1に示すプラズマ処理装置1は、FPD用ガラス基板Gの所定の処理を行う装置の一例であり、容量結合型平行平板プラズマエッチング装置として構成されている。ここで、FPDとしては、液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロルミネセンス(Electro Luminescence;EL)ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(PDP)等が例示される。
プラズマ処理装置1は、例えば表面がアルマイト処理(陽極酸化処理)されたアルミニウムからなる角筒形状に成形された処理チャンバ(処理室)2を有している。この処理チャンバ2内の底部には被処理基板であるガラス基板Gを載置するための載置台3が設けられている。
載置台3は、絶縁部材4を介して処理チャンバ2の底部に支持されている。載置台3は、凸部5a及びこの凸部5aの周囲にフランジ部5bを有した導電性の基材5を有する。基材5の周縁部、本例では、フランジ部5b上には、凸部5aの周囲を囲む額縁状のフォーカスリング6が設けられており、さらに、基材5の周囲、本例ではフランジ部5bの側面上には、フランジ部5bの周囲を囲む絶縁リング7が設けられている。基材5の表面は、絶縁性のコーティング8、例えば、アルミナ溶射やアルマイトで覆われている。
基材5には、高周波電力を供給するための給電線12が接続されており、この給電線12には整合器13および高周波電源14が接続されている。高周波電源14からは例えば13.56MHzの高周波電力が載置台3の基材5に供給される。これにより、基材5は下部電極として機能する。
前記載置台3の上方には、この載置台3と平行に対向して上部電極として機能するシャワーヘッド20が設けられている。シャワーヘッド20は処理チャンバ2の上部に支持されており、内部に内部空間21を有するとともに、載置台3との対向面に処理ガスを吐出する複数の吐出孔22が形成されている。このシャワーヘッド20は接地されており、下部電極として機能する載置台3とともに一対の平行平板電極を構成している。
シャワーヘッド20の上面にはガス導入口24が設けられ、このガス導入口24には、処理ガス供給管25が接続されており、この処理ガス供給管25は処理ガス供給源28に接続されている。また、処理ガス供給管25には、開閉バルブ26およびマスフローコントローラ27が介在されている。処理ガス供給源28からは、プラズマ処理、例えばプラズマエッチングのための処理ガスが供給される。処理ガスとしては、ハロゲン系のガス、Oガス、Arガス等、通常この分野で用いられるガスを用いることができる。
処理チャンバ2の底部には排気管29が形成されており、この排気管29には排気装置30が接続されている。排気装置30はターボ分子ポンプなどの真空ポンプを備えており、これにより処理チャンバ2内を所定の減圧雰囲気まで真空引き可能なように構成されている。
処理チャンバ2の側壁には基板搬入出口31が設けられており、この基板搬入出口31がゲートバルブ32により開閉可能となっている。そして、このゲートバルブ32を開にした状態で搬送装置(図示せず)によりFPD用ガラス基板Gが搬入出されるようになっている。
図2Aはフォーカスリング6及びその周囲を拡大して示した断面図である。
図2Aに示すように、本例のフォーカスリング6は多層構造フォーカスリングである。多層構造フォーカスリング6は、フランジ部5b上及び絶縁リング7上に取り付けられる。なお、絶縁リング7は、本例では内側リング7aと外側リング7bとを組み合わせた多重絶縁リングを示している。多層構造フォーカスリング6は、本例では、一例として、上部誘電体と下部誘電体とを積層した二層構造フォーカスリングを示している。
さらに、本例では、フランジ部5b側に配置される下部誘電体を、誘電率が低い低誘電率誘電体6aとし、処理チャンバ2の処理空間側に配置される上部誘電体を、誘電率が低誘電率誘電体6aの誘電率以上で、かつ、低誘電率誘電体6aよりも耐プラズマ性が高い耐プラズマ性誘電体6bとしている。
耐プラズマ性誘電体6bの例としては、耐プラズマ性誘電体セラミックス、例えば、アルミナ焼結体、多孔質アルミナ焼結体、イットリア焼結体などをあげることができる。アルミナ焼結体の比誘電率は約9〜10である。多孔質アルミナ焼結体の比誘電率は約9〜10よりも低く、気孔率にもよるが約3〜5である。イットリア焼結体の比誘電率は約11である。
低誘電率誘電体6aの例としては、石英、多孔質セラミックス、フッ素樹脂などをあげることができる。石英の比誘電率は約3〜4、多孔質セラミックス、例えば、多孔質アルミナ焼結体では比誘電率は上述の通り約3〜5、フッ素樹脂、例えば、テトラフルオロエチレン系樹脂では比誘電率は約2である。
組み合わせの例としては、耐プラズマ性誘電体6bにアルミナ焼結体を用いた場合には、低誘電率誘電体6aに石英、多孔質セラミックス、フッ素樹脂を用いることができる。
また、耐プラズマ性誘電体6bに多孔質アルミナ焼結体を用いた場合にも、低誘電率誘電体6aに石英、多孔質セラミックス、フッ素樹脂を用いることができる。なお、耐プラズマ性誘電体6b及び低誘電率誘電体6aの双方に多孔質セラミックス、例えば、多孔質アルミナ焼結体を用いた場合には誘電率が同じとなる。誘電率は、耐プラズマ性誘電体6b及び低誘電率誘電体6aの双方で同じでも構わない。ただし、同種の多孔質セラミックスを用いた場合には、例えば、耐プラズマ性誘電体6bと低誘電率誘電体6aとで気孔率を互いに変えるようにしても良い。例えば、耐プラズマ性誘電体6bの気孔率を40%とし、低誘電率誘電体6aの気孔率を60%とするなどである。このように気孔率を変えると、例えば、耐プラズマ性誘電体6bは気孔率が低いので耐プラズマ性が良好になり、低誘電率誘電体6aは気孔率が高いので比誘電率が小さくなり、高周波電界のシールド性を高めることができる。
また、図2Bに示すように、耐プラズマ性誘電体6bの高さを電極面よりも高くし、厚みを増すと、シールド性をさらに高めることができる。
また、シールド性のみを重視する場合は、参照符号6bに示す部材に、耐プラズマ性の低い材料、例えば、石英を用いることも可能である。
このように、第1の実施形態に係るプラズマ処理装置1が備えたフォーカスリング6によれば、低誘電率誘電体6aを基材5側に配置し、誘電率が低誘電率誘電体6aの誘電率以上で、かつ、低誘電率誘電体6aよりも耐プラズマ性が高い耐プラズマ性誘電体6bを処理チャンバ2の処理空間側に配置する。この構成により、耐プラズマ性、及び高周波電界に対するシールド性の双方ともに優れたフォーカスリング、及びこのフォーカスリングを備えたプラズマ処理装置を得ることができる。
(第2の実施形態)
図3Aは第2の実施形態に係るフォーカスリングの一例を示した斜視図、図3Bは図3A中の3B−3B線に沿う断面図である。
図3A及び図3Bに示すように、第2の実施形態に係るフォーカスリング6は、低誘電率誘電体6a及び耐プラズマ性誘電体6bそれぞれを、複数の分割部材6a1〜6a4、6b1〜6b4を繋ぎ合わせた分割型である。分割型のフォーカスリング6は、FPD用のガラス基板が大型化し、フォーカスリング6を一体に形成することが困難となる場合に有効である。
さらに、本例では、分割型のフォーカスリング6において、分割部材6a1〜6a4のつなぎ目9の位置と、分割部材6b1〜6b4のつなぎ目10の位置とが異なるようにした。つなぎ目にはクリアランス(隙間)が存在する。プラズマ処理の際、基材5には高周波が印加される。このため、分割型のフォーカスリング6においては、つなぎ目に異常放電を起こしやすい。
これに対し、本例では、つなぎ目9、10の位置を、低誘電率誘電体6aと耐プラズマ性誘電体6bとで異ならせる。これにより、基材5の表面からフォーカスリング6の上方の空間に向かって一直線に伸びるようなクリアランスが無くなる。よって、つなぎ目9、10の位置が、低誘電率誘電体6aと耐プラズマ性誘電体6bとで合致するようなフォーカスリングに比較して、異常放電が起る可能性を低減でき、耐異常放電性を高めることができる。
また、図4A及び図4Bに示すように、つなぎ目9、10を、表面から見ても(Z軸から見る)、側面から見ても(X軸から見る)階段構造とすることにより、表面及び側面の耐異常放電性を高めることができる。
さらに、図4Cに示すように、図4B中の4C−4C線に沿った断面(X軸方向に沿った断面)においても、階段構造とすると、表面及び側面の耐異常放電性を、さらに高めることができる。
図5に、図4A乃至図4Cに示したつなぎ目の変形例を、第2の実施形態に係るフォーカスリングに適用した一例の斜視図を示しておく。
なお、図示はしないが、図4A乃至図4Cに示した階段構造を、別部品に分割して得るようにしても良い。
(第3の実施形態)
図6は第3の実施形態に係るフォーカスリングの一例を示した断面図、図7は第3の実施形態に係るフォーカスリングの他例を示した断面図である。
フォーカスリング6の低誘電率誘電体6aは、基材5側に配置されていれば良い。このため、例えば、図6に示すように、低誘電率誘電体6aは、フランジ部5bの上面から、内側リング7aの上面の全面にかけて配置されていても良く、また、図7に示すように、フランジ部5bの上面のみに配置されていても良い。
ただし、図7に示すフォーカスリング6の場合には、内側リング7aと低誘電率誘電体6aとの境界面41の位置が、フランジ部5bの縁42と合致する。境界面41にはクリアランスが存在する。また、縁42は角部である。角部には電界集中しやすい。このため、このため、フォーカスリング6のつなぎ目から侵入したプラズマは、境界面41を経路として角部42に異常放電を起こす可能性がある。
このような異常放電の可能性を低減したい場合には、前述の図2A及び図2Bに示したフォーカスリング6、及び図6に示すフォーカスリング6のように、低誘電率誘電体6aで、フランジ部5bの縁42の上を覆うようにすると良い。
また、図4に示すフォーカスリング6と、図2に示したフォーカスリング6とは、低誘電率誘電体6aの、凸部5aに対して反対側に位置する外側面43が、耐プラズマ性誘電体6bの、凸部5aに対して反対側に位置する外側面44と合致するか、外側面43が外側面44と縁42との間に配置されるかの点で異なっている。
クリアランスは、フォーカスリング6と絶縁リング7との境界面にも存在する。このクリアランスは基材5に達する。このようなクリアランスからプラズマが侵入すると、基材5に異常放電がおきる。
このような基材5の異常放電を抑制したい場合には、フォーカスリング6と絶縁リング7との境界面に存在するクリアランスを鍵型、あるいは階段状に屈曲させると良い。このためには、例えば、前述の図2に示したフォーカスリング6のように、低誘電率誘電体6aの水平方向の幅d1をフランジ部5bの水平方向の幅d2よりも広く、かつ、耐プラズマ性誘電体6bの水平方向の幅、特に、底面側の水平方向の幅d3よりも狭くする。あるいは反対に、図8に示すように、低誘電率誘電体6aの水平方向の幅d1をフランジ部5aの水平方向の幅d2よりも狭くすることにより、プラズマの侵入経路を長くしても効果がある。あるいは耐プラズマ性誘電体6bのように、外側面44を階段状に加工する。あるいはこれらを組み合わせることで、フォーカスリング6と絶縁リング7との境界面を鍵型、あるいは階段状にクリアランスを屈曲させる。クリアランスを屈曲させることで、プラズマの侵入を妨げたり、あるいは侵入経路を長くしたりすることができ、基材5への異常放電を抑制することができる。
また、例えば、前述の図2に示したフォーカスリング6では、低誘電率誘電体6aの外側面43は階段状に加工していないが、耐プラズマ性誘電体6bの外側面44と同様に、階段状に加工しても良い。
(第4の実施形態)
図9は第4の実施形態に係るフォーカスリングの一例を示した断面図である。
図9に示すように、第4の実施形態に係るフォーカスリング6が第1の実施形態で説明したフォーカスリング6と異なるところは、凸部5aの側面45と、低誘電率誘電体6aの、凸部5a側に位置する内側面46との間に、誘電体シール部材51を、さらに具備することである。誘電体シール部材51の一例はOリングである。
低誘電率誘電体6aが、例えば、一体型の場合には、低誘電率誘電体6aは凸部5aに嵌合されて基材5に取り付けられる。低誘電率誘電体6aと凸部5aとの間にはクリアランスが必要である。このクリアランスは狭い方が、例えば、異常放電の抑制のために良い。しかし、クリアランスを狭くしたまま、低誘電率誘電体6aに、例えば、石英のような欠けやすい材料(脆性材料)を使用すると、ハンドリング(組み立て)の際に、低誘電率誘電体6aが破損してしまう可能性がある。
このようなハンドリング中における低誘電率誘電体6aの破損を低減したい場合には、第4の実施形態に係るフォーカスリング6のように、低誘電率誘電体6aと凸部5aとの間のクリアランスを広くする。そして、クリアランス部分に誘電体シール部材51を取り付けてすき間を無くすようにすると良い。
また、本例では、誘電体シール部材51とフランジ部5bとの間に、誘電体スペーサ52を、さらに具備する。
誘電体スペーサ52を設けることによる利点は、誘電体シール部材51、例えば、Oリングだけでは、内側面46と凸部5aとの間のクリアランスをシールしきれない場合でも、クリアランスを誘電体で詰めることができること、及び低誘電率誘電体6aの破損防止のために、内側面46と凸部5aとの間のクリアランスをより広くした場合でも、クリアランスを誘電体で詰めることができることなどである。
誘電体シール部材51の例としては、フッ素ゴムなどをあげることができる。フッ素ゴムとしては、例えば、バイトン(登録商標)などを好ましく用いることができる。フッ素ゴムの比誘電率、例えば、バイトンの比誘電率は約2〜2.5である。誘電体シール部材51に、比誘電率が耐プラズマ性誘電体6bの比誘電率以下のものを用いれば、高周波電界のシールド性は損なわれることはない。
また、誘電体スペーサ52の例としては、フッ素樹脂などをあげることができる。フッ素樹脂としては、テトラフルオロエチレン系樹脂などを好ましく用いることができる。フッ素樹脂の比誘電率、例えば、テトラフルオロエチレン系樹脂の比誘電率は、第1の実施形態でも述べたが約2である。誘電体スペーサ52に、比誘電率が耐プラズマ性誘電体6bの比誘電率以下のものを用いることで、誘電体シール部材51と同様に、高周波電界のシールド性は損なわれることはない。
このように第4の実施形態に係るフォーカスリング6によれば、凸部5aの側面45と、低誘電率誘電体6aの内側面46との間に、誘電体シール部材51、又は誘電体シール部材51と誘電体スペーサ52を、さらに具備することで、プラズマ処理装置のハンドリング性(組み立て性)を向上させることができる。
また、ハンドリング性が良いため、低誘電率誘電体6aの取り外し、及び取り付けも容易である。これは、メンテナンスの容易化に有効である。
また、低誘電率誘電体6aに、例えば、石英のように欠けやすいものを用いた場合でも、クリアランスを広げることが可能であるから、低誘電率誘電体6aの破損も抑制することができる。
なお、本例では、低誘電率誘電体6aが一体型の場合を想定して説明したが、低誘電率誘電体6aは分割型であっても、誘電体シール部材51、又は誘電体シール部材51と誘電体スペーサ52を使用できることはもちろんである。
(第5の実施形態)
図10は第5の実施形態に係るフォーカスリングの一例を示した断面図、図11は第5の実施形態に係るフォーカスリングの他例を示した断面図である。
図10に示すように、第4の実施形態に係るフォーカスリング6が第1の実施形態で説明したフォーカスリング6と異なるところは、耐プラズマ性誘電体6bの処理空間側に面する表面上に耐プラズマ性材料を溶射し、耐プラズマ性誘電体コーティング61を施したことである。
耐プラズマ性誘電体コーティング61に使用され、溶射される耐プラズマ性材料の例としては、酸化イットリウム(例えば、Y)、フッ化イットリウム(例えば、YF)、酸化アルミニウム(例えば、Al)を挙げることができる。
このように耐プラズマ性誘電体6bの処理空間側に面する表面上に、耐プラズマ性誘電体コーティング61を施すことで、フォーカスリング6の耐プラズマ性を、さらに高めることができる。
また、耐プラズマ性誘電体コーティング61を施した場合には、図11に示すように、耐プラズマ性誘電体6bを排除し、低誘電率誘電体6aのみとすることも可能である。この場合には、フォーカスリング6のほぼ全体を誘電率が低い材料、例えば、石英、多孔質セラミックス、フッ素樹脂のみで構成でき、フォーカスリング6自体の誘電率が低くなり、高周波電界に対するシールド性を高めることができる。
(第6の実施形態)
上記実施形態においては、低誘電率誘電体6aを基材5側に配置し、耐プラズマ性誘電体6bを処理チャンバ2の処理空間側に配置することで、図12に示すように、基材5の凸部5aの底面47から垂直方向への電界Evの影響を弱めることができ、高周波電界に対するシールド性を向上させることができる。しかしながら、シールド性を高めて、垂直方向への電界Evを弱めた結果、逆に凸部5aの側面45から斜め方向への電界Eiが強くなり、フォーカスリング6に局所的な削れ、例えば、図12中、参照符号67に示すように、斜め方向への電界Eiが最も強く作用する部分に削れを生じる可能性がある。このような削れを抑制したい場合には、この第6の実施形態に係るフォーカスリングを用いると良い。
図13は第6の実施形態に係るフォーカスリングの一例を示した断面図、図14乃至図16は第6の実施形態に係るフォーカスリングの他例を示した断面図である。
図13に示すように、第6の実施形態に係るフォーカスリング6が第1の実施形態で説明したフォーカスリング6と異なるところは、耐プラズマ性誘電体6bの上面上に、額縁状の電界遮蔽ブロック部材71を設けたことである。電界遮蔽ブロック部材71は、耐プラズマ性誘電体6bの上面のうち、斜め方向への電界Eiが最も強く作用する部分67の上に設けられる。本例では、部分67は、耐プラズマ性誘電体6bの上面のうち、凸部5aの底面47の上方で、かつ、ガラス基板Gの周縁から離れた箇所に存在する。
このように、耐プラズマ性誘電体6bの上面のうち、電界Eiが最も強く作用する部分67の上に、電界遮蔽ブロック部材71を設けることで、部分67上において耐プラズマ性誘電体6bの厚さを厚くすることができる。電界遮蔽ブロック部材71の材料は、耐プラズマ性誘電体6bと同じ材料で良い。
第6の実施形態に係るフォーカスリング6によれば、電界遮蔽ブロック部材71をさらに設けることで、耐プラズマ性誘電体6bの厚さを厚くすることができ、斜め方向への電界Eiを弱めることが可能となる。
よって、低誘電率誘電体により、電界のシールド性を強化した場合においても、フォーカスリング6に局所的な削れが発生することを抑制でき、耐プラズマ性、及び高周波電界に対するシールド性の双方ともが優れるとともに、特に、高周波電界に対するシールド性がさらに向上したフォーカスリング、及びこのフォーカスリングを備えたプラズマ処理装置を得ることができる。
また、電界遮蔽ブロック部材71は、部分67上及びその近傍に額縁状に部分的に設ける他、図14に示すように、部分67上及びその近傍からフォーカスリング6の外縁までを覆って額縁状に設けられても良い。この場合には、電界遮蔽ブロック部材71を部分的に設ける場合に比較して、垂直方向への電界Evをも弱めることができる、という利点を得ることができる。
さらに、図15に示すように、図14(又は図13)に示したフォーカスリング6のうち、電界遮蔽ブロック部材71に覆われていない耐プラズマ性誘電体6bの処理空間側露出面68上に、例えば、溶射により耐プラズマ性誘電体コーティング61を施しても良い。
また、図16に示すように、耐プラズマ性誘電体コーティング61は、電界遮蔽ブロック部材71内側(ガラス基板G側)の表面上にも、さらに施すようにしても良い。
なお、耐プラズマ性誘電体コーティング61の材料の例は、第5の実施形態において説明したものと同様の材料で良い。
このように、露出面68上に耐プラズマ性誘電体コーティング61を施す、あるいは露出面68上と電界遮蔽ブロック部材71内側表面上とに耐プラズマ性誘電体コーティング61を施すことにより、第6の実施形態に係るフォーカスリング6の高周波電界に対するシールド性をさらに向上させることができる。
また、耐プラズマ性誘電体コーティング61を、露出面68上、あるいは露出面68上と電界遮蔽ブロック部材71内側表面上、というように部分的に施すことで、耐プラズマ性誘電体コーティング61をフォーカスリング6の全面上に施す場合に比較して、高価な
耐プラズマ性材料の使用量を最小限にとどめることができ、耐プラズマ性、及び高周波電界に対するシールド性の双方ともが優れるとともに、特に、高周波電界に対するシールド性がさらに向上するフォーカスリングを安価に得ることができる、という利点を得ることができる、
(第7の実施形態)
第7の実施形態は、第6の実施形態と同様に、斜め方向への電界Eiを弱めることが可能なフォーカスリングに関わる。
斜め方向への電界Eiを弱めるための手法としては、電界遮蔽ブロック部材71を設ける手法の他、低誘電率誘電体6aの形状を工夫する手法を考えることができる。第7の実施形態は、低誘電率誘電体6aの形状を工夫し、斜め方向への電界Eiを弱めた例である。
図17は第7の実施形態に係るフォーカスリングの第一例を示した断面図である。
図17に示すように、第一例に係るフォーカスリング6が第1の実施形態で説明したフォーカスリング6と異なるところは、低誘電率誘電体6aの厚みが、その外周から凸部5aの側面45に向かって徐々に厚くなっていることである。
第一例によれば、低誘電率誘電体6aの厚みを、その外周から凸部5aの側面45に向かって徐々に厚くすることで、凸部5aの側面45を低誘電率誘電体6aを用いて、より広く被覆することができる。換言すれば、側面45と耐プラズマ性誘電体6bとの間に、低誘電率誘電体6aを介在させる。
このように、側面45を低誘電率誘電体6aにより広く被覆することで、斜め方向への電界Eiを弱めることができ、上述した第6の実施形態と同様の利点を得ることができる。
図18は第7の実施形態に係るフォーカスリングの第二例を示した断面図である。
図18に示すように、第二例に係るフォーカスリング6が、図17に示した第一例に係るフォーカスリング6と異なるところは、低誘電率誘電体6aの厚みが、凸部5aの側面45の近傍で、段差状に厚くなっていることである。
このようにしても、側面45が低誘電率誘電体6aにより広く被覆されるようになり、斜め方向への電界Eiを弱めることができる。
なお、図18に示した第二例においては、低誘電率誘電体6aの厚みを一段階で厚くしたが、低誘電率誘電体6aの厚みを、その外周から凸部5aの側面45に向かって階段状に厚みを増していくようにしても良い。
図19は第7の実施形態に係るフォーカスリングの第三例を示した断面図である。
図19に示すように、第三例に係るフォーカスリング6が、図17に示した第一例に係るフォーカスリング6と異なるところは、凸部5aの側面45の下部を窪ませ、この窪ませた部分に、低誘電率誘電体6aを形成したことである。
第三例によれば、凸部5aの側面45の下部と、耐プラズマ性誘電体6bとの間に、低誘電率誘電体6aが介在する。このため、第一例に係るフォーカスリング6と同様に、斜め方向への電界Eiを弱めることができ、上述した第6の実施形態と同様の利点を得ることができる。
以上、この発明をいくつかの実施形態により説明したが、この発明は上記いくつかの実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明をFPD用のガラス基板のプラズマ処理に適用した場合について示したが、これに限るものではなく、他の種々の基板に対して適用可能である。
また、フォーカスリングにおける誘電体の積層数は、図2乃至図6、図8に示したように二層、又は図7に示したように三層を例示したが、誘電体の積層数は、二層、三層に限られるものではない。
また、フォーカスリングにおける分割数は、図3に示したように、四分割としたが、フォーカスリングの分割数は、四分割に限られるものではない。
さらに、上記いくつかの実施形態は、任意に組み合わせて実施することも可能である。
2…処理チャンバ(処理室)、5…基材(下部電極)、5a…凸部、5b…フランジ部、6…フォーカスリング、6a…低誘電率誘電体、6a1〜6a4…分割部材、6b…耐プラズマ性誘電体、6b1〜6b4…分割部材、7…絶縁リング、9…分割部材6a1〜6a4のつなぎ目、10…分割部材6b1〜6b4のつなぎ目、20…シャワーヘッド(上部電極)、51…誘電体シール部材、52…誘電体スペーサ、61…耐プラズマ性コーティング。

Claims (13)

  1. プラズマ処理を施す処理室内に配設された電極の周縁部に取り付けられる誘電率が異なった複数の誘電体を積層した多層構造フォーカスリングであって、
    誘電率が低い低誘電率誘電体を前記電極側に配置し、誘電率が前記低誘電率誘電体の誘電率以上で、かつ、前記低誘電率誘電体よりも耐プラズマ性が高い耐プラズマ性誘電体を前記処理室の処理空間側に配置したことを特徴とするフォーカスリング。
  2. 前記低誘電率誘電体及び前記耐プラズマ性誘電体がそれぞれ複数の分割部材を繋いだ分割型であり、
    前記分割部材のつなぎ目の位置が、前記低誘電率誘電体と前記耐プラズマ性誘電体とで異なることを特徴とする請求項1に記載のフォーカスリング。
  3. 前記電極が凸部と、この凸部の周囲にフランジ部とを有し、
    前記低誘電率誘電体が、前記フランジ部の縁の上を覆うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフォーカスリング。
  4. 前記低誘電率誘電体の水平方向の幅が、前記フランジ部の水平方向の幅よりも広く、もしくは狭く、かつ、前記耐プラズマ性誘電体の水平方向の幅よりも狭いことを特徴とする請求項3に記載のフォーカスリング。
  5. 前記フォーカスリングの外側に絶縁リングを、さらに具備し、
    前記フォーカスリングと前記絶縁リングとの境界面が、鍵型あるいは階段状であることを特徴とする請求項1に記載のフォーカスリング。
  6. 前記絶縁リングが多重構造であることを特徴とする請求項5に記載のフォーカスリング。
  7. 前記凸部の側面と、前記低誘電率誘電体の、前記凸部側に位置する内側面との間に、誘電体シール部材を、さらに具備することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフォーカスリング。
  8. 前記誘電体シール部材の誘電率が、前記耐プラズマ性誘電体の誘電率以下であることを特徴とする請求項7に記載のフォーカスリング。
  9. 前記誘電体シール部材と前記フランジ部との間に、誘電体スペーサを、さらに具備することを特徴とする請求項7に記載のフォーカスリング。
  10. 前記誘電体スペーサの誘電率が、前記耐プラズマ性誘電体の誘電率以下であることを特徴とする請求項9に記載のフォーカスリング。
  11. 前記電極に、高周波が印加されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフォーカスリング。
  12. 前記低誘電率誘電体が、多孔質誘電体であることを特徴とする請求項1乃至請求項11いずれか一項に記載のフォーカスリング。
  13. 被処理体にプラズマ処理を施す処理室と、
    前記処理室内に配設された上部電極と、
    前記処理室内の、前記上部電極と対向する位置に配設され、請求項1乃至請求項12いずれか一項に記載のフォーカスリングが取り付けられた下部電極と、
    を具備することを特徴とするプラズマ処理装置。
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