JP2010027846A - 基板処理装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

基板処理装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の発熱体の複数の温度測定器に対する影響があっても、基板の温度を正確かつ容易に制御することを可能にする。
【解決手段】基板を処理する処理室と、前記基板を加熱する複数の発熱体と、前記基板の温度を測定する複数の温度測定器139と、温度目標値と前記複数の温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて前記複数の発熱体それぞれの出力量を制御する制御部81と、を備える。
【選択図】図11

Description

本発明は、基板の温度制御性を改善した基板処理装置および半導体装置の製造方法に関する。
従来の基板処理装置、例えば基板を加熱処理する基板加熱処理装置には、2面加熱方式と、1面加熱方式とがある。2面加熱方式は、基板の両面から基板を加熱するもので、より安定に基板を加熱することができる(例えば、特許文献1参照)。1面加熱方式は、基板の片面から基板を加熱するもので、より簡易に基板を加熱することができる(例えば、特許文献2参照)。
いずれの方式も、複数の温度測定器と、複数の温度測定器で測定した複数の測定値を入力とする複数の制御ループとによって、基板を加熱する複数の発熱体を個々に制御するようになっている。
特開2001−210596号公報 特開2006−339188号公報
しかしながら、複数の制御ループによって複数の発熱体を個々に制御しようとしても、複数の発熱体からの熱線が複数の温度測定器に影響を与えるため、基板の温度を正確かつ容易に制御することができないという問題があった。
このことを具体的に説明する。図9に示すように、複数の発熱体を制御する温度制御部50が設けられる。この温度制御部50は、複数の演算制御部51〜54を備え、基板の温度目標値と複数の温度測定器によって測定された測定値に応じて演算処理し、この処理結果を用いて複数の発熱体を個々に制御する出力量を出すように構成される。複数の出力量によって複数の発熱体が個々に又は複数のゾーン毎に制御される。
このように複数の発熱体を複数の制御ループによって個々に制御する構成であると、各発熱体の各温度測定器に対する影響を回避できないため、次のような不具合が生じる。複数の温度測定器が測定する測定部位を、基板の中央、中間、周辺、周辺外であるとする。図l0に示すように、温度測定器11aの測定値を下げようとすると、下げる必要のない温度測定器12aの測定値が下がってしまう。また、逆に、温度測定器14aの測定値を上げようとすると、上げる必要のない温度測定器13aの測定値が上がってしまう。このため、個々の発熱体に基づく基板の温度を的確に測定できず、発熱体を正しく制御できない。
本発明の課題は、上述した従来技術の問題点を解消して、各発熱体の各温度測定器に対する影響を考慮することなく、基板の温度を正確かつ容易に制御することが可能な基板処理装置及び半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明によれば、基板を処理する処理室と、前記基板を加熱する複数の発熱体と、前記基板の温度を測定する複数の温度測定器と、前記基板の温度目標値と前記複数の温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて前記複数の発熱体それぞれへの出力量を制御する制御部と、を備える基板処理装置
が提供される。
本発明によれば、各発熱体の各温度測定器に対する影響を考慮することなく、基板の温度を正確かつ容易に制御することができる。
以下に本発明の基板処理装置及び半導体装置の製造方法の実施の形態を図面を用いて説明する。
本実施の形態は、複数の発熱体を一つの制御ループによって制御することにより、各発熱体の各温度測定器に対する影響を低減したものである。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態は、一つの出力量で複数の発熱体を共通制御するようにしたものである。
図11に示すように、第1の実施の形態の基板処理装置は、基板(ウェハ)Wを処理する処理室(チャンバ)100と、ウェハWを加熱する複数の発熱体220とを備える。さらに、基板処理装置は、ウェハWの温度を測定する複数の温度測定器139と、ウェハの温度目標値と複数の温度測定器139が測定する測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて複数の発熱体それぞれへの出力量を制御する温度制御部81とを備える。
温度制御部81は、一つの温度目標値と複数の温度測定器139が測定する複数の測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの補正測定値を算出する偏差算出部82と、算出された一つの補正測定値と温度目標値との偏差に応じて演算処理し、この処理結果を用いて複数の発熱体220それぞれへの出力量を制御する演算制御部84とを備える。
偏差算出部82は、複数の温度測定器139で測定された複数の測定値に基づく複数の偏差をまとめて一つの補正測定値を算出することにより、各発熱体220の各温度測定器139に対する熱線の影響を吸収する。演算制御部84はこの一つの補正測定値と一つの温度目標値とに基づいて一つの処理結果を出力し、この一つの処理結果に基づいて複数の発熱体220それぞれの出力量を制御する。
複数の発熱体220それぞれの出力量を制御する場合、複数の発熱体220の出力量を一つの出力量として共通に制御するのがよいが、ウエイトを持たせるなど一定の条件下では複数の出力量として個々に制御するようにしてもよい。
上述した第1の実施の形態によれば、各発熱体220の各温度測定器139に対する熱線の影響を吸収した一つの補正測定値を用いるので、各発熱体220の各温度測定器139に対する熱線の複雑な影響を調整する必要もなく、容易かつ正確なウェハの温度制御が可能になる。
ウェハWを処理する半導体装置の製造方法は、複数の温度測定器139においてチャンバ100で処理されるウェハWの温度を測定するステップと、温度制御部に81おいてウェハWの温度目標値と複数の温度測定器139が測定するウェハWの温度の測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いてウェハWを加熱する複数の発熱体220それぞれの出力量を制御するステップと、前記出力量を制御しつつウェハWを処理するステップとを備える。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、第1の実施形態の演算制御部の入力を補正して温度制御性を向上するようにしたものである。
第2の実施の形態の基板処理装置を図12に示す。この基板処理装置は、第1の実施の形態の制御部81の偏差算出部82に、さらに偏差を補正する影響度設定部85を備えたものである。影響度とは、前記偏差を補正するパラメータであって、各温度測定器139
の各偏差に対する影響度をいい、比率で表される。この影響度は、温度測定器による影響度である点で、第1の実施の形態における発熱体の熱線の影響とは異なる。
温度制御部81は、複数の温度測定器139それぞれの影響度に応じて予め設定された影響度比率を用いてそれぞれの偏差を補正し、この補正後の補正測定値に基づいて前記演算制御部84による演算処理を行う。
上述した第2の実施の形態によれば、各温度測定器139の測定値の偏差を影響度に応じて補正するので、温度測定器139の測定値と補正後の補正測定値との関係を自由に調整することが可能となる。したがって、ウェハW上の各温度測定点に重みを持たせた温度制御を行うことができるようになり、一層容易かつ正確なウェハWの温度制御が可能になる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は、第2の実施形態の演算制御部の出力を補正することにより、複数の発熱体を個々に制御できるようにして、温度制御性をより向上したものである。
第3の実施の形態の基板処理装置を図13に示す。この基板処理装置は、第2の実施の形態の温度制御部81の演算制御部84に、さらに補正テーブル87と補正演算部86とを備えたものである。補正テーブル87は、複数の発熱体それぞれに対する出力具合に応じて予め設定された補正比率を記載する。補正演算部84は、補正テーブル87に記載した補正比率を用いて演算制御部84の処理結果を補正する。
これにより温度制御部81は、前記複数の発熱体220それぞれに対する出力具合に応じて予め設定された補正比率を用いて前記演算制御部84による処理結果を補正し、この補正後に前記複数の発熱体220それぞれの出力量を個別に制御する。
上述した第3の実施の形態によれば、補正比率を用いて前記処理結果を補正し、この補正後に前記複数の発熱体それぞれの出力量を個別に制御するので、温度側的の測定値の補正では十分ではなかったウェハの温度の均一化を改善できる。
(各実施の形態及び従来例の比較)
図l4に示す各温度測定器の測定値と温度目標値の特性図を用いて、上述した第1〜第3の実施の形態及び図9に示す従来例の温度特性を比較して説明する。なお、図14は概念図であり、横軸はウェハ径方向の距離、縦軸は温度である。複数の温度測定器が測定する測定部位は、ウェハの中央部、中間部、周辺部、周辺外部であるとしている。
一点鎖線で示す第1の実施の形態では、偏差をまとめて一つの演算で処理して、偏差の平均化を図っているので、点線で示す従来例よりも、各温度測定器の測定値は、温度目標値に近づくように制御される。
二点鎖線で示す第2の実施の形態では温度測定器の偏差に対する影響度を考慮しているので、影響度を考慮していない一点鎖線で示す第1の実施の形態よりも、各温度測定器の測定値は、より温度目標値に近づくように制御される。
第1、第2の実施の形態では入力値を補正しているから、ウェハ面内の温度分布を均一化するところまで制御することは困難であるが、実線で示す第3の実施の形態では、出力量を補正しているので、ウェハ面内の温度分布を均一に制御することが可能になる。
[実施例1]
まず、基板処理装置の構成を述べた後、その基板処理装置を用いた半導体装置の製造方法を説明し、さらに温度制御系について述べる。
<基板処理装置の構成>
図15は実施例1による基板処理装置のチャンバの縦断面図、図16はチャンバの横断面図を示す。なお、図15及び図16は実施例1〜3に共通する。
図15に示す基板処理装置は、ランプ加熱型の枚葉式高速基板処理装置(RTP:Rapid Thermal Process)装置である。ここでは、ウェハを加熱する発熱体に、ウェハ表面を直接加熱できるランプヒータを採用した。加熱方式は、チャンバ上部からウェハの片面を加熱する1面加熱方式とした。
この基板処理装置は、気密構造の容器としてのチャンバ100と、チャンバ100の上方に配置された熱輻射光源を構成する円形のランプユニット200とを備える。チャンバ100は、内部にウェハWを処理する熱処理空間180を構成する。チャンバ100は円筒状の側壁110と、上部開口を塞ぐ円形状の上壁120と、下部開口を塞ぐ略円形状の底壁130とを備える。
ランプユニット200は、ウェハWを加熱する複数の発熱体を構成する。このランプユニット200は、同心円状または平行に並んだ複数の溝が形成されたリフレクタ230と、このリフレクタ230の溝内に支持された複数のリング状または棒状のランプヒータ219とにより構成されている。ランプヒータ219は例えばハロゲンランプから構成される。このランプユニット200は、チャンバ100の円筒状側壁110の上部に形成された載置部140に着脱自在に載置される。
ランプヒータ219は、ウェハWの上方位置に、ウェハ表面領域を超えた広い領域をカバーするように複数本設けられている。図示例ではランプヒータは17本設けられている。
チャンバ100の円筒状の側壁110には、ガス供給口とガス排気口(ともに図示せず)とが設けられる。例えば、ガス供給口は側壁上部112に設け、ガス排気口は収納室170(後述)に設ける。また、チャンバ100の円筒状の側壁110の適所にウェハ搬入出口150が設けられている。このウェハ搬入出口150はゲートバルブ160によって開閉できるようになっている。
チャンバ100の上壁120は、ランプユニット200からの光を透過する石英部材で構成されている。円筒状の側壁110、底壁130は、非磁性体、例えばオーステナイト系ステンレス鋼(SUS−304)やアルミニウムなどで構成される。
チャンバ100の内周の下部に、リング状の収納室170と、この収納室170から鉛直軸方向上方に延在して熱処理空間180に連通する円筒状の間隙190とが設けられる。この円筒状の間隙190は、底壁中央部131の外周に嵌められる円筒状の内部ロータ400が収納室170の上部を突抜けて、内部ロータ400の回転を許容する。
リング状の収納室170は、例えば、チャンバ100の底壁130の中央部(底壁中央部131)を底壁外周部132よりも高くし、底壁中央部131よりも底壁外周部132を一段低く構成することによって形成する。
また、円筒状の間隙190は、回転ドラム403(後述)の回転を非接触で許容する収納スペースだけが残るように、できるだけ狭く形成する。この狭い間隙190は、例えば、収納室170の真空壁を構成するチャンバ100の側壁下部111を薄くし、収納室170の上部に位置する側壁上部112を厚く形成し、この側壁上部112を底壁中央部131側にせり出して、側壁上部112と底壁中央部131の周壁との間隔を狭くすることによって形成する。これにより、収納室170の上部開口は側壁上部112で覆われて、ランプユニット200からの赤外線放射光を受ける面積を減らしている。
上述した熱処理空間180は、底壁外周部132よりも高く設定した底壁中央部131と、上壁120と、側壁上部112とで区画されて構成されることになる。また、上述した収納室170は、底壁中央部131よりも低く設定した底壁外周部132と、側壁下部111と、底壁中央部131と、側壁上部112とで区画されて構成されることになる。
チャンバ100の底壁130は、収納室170の底部を構成する底壁外周部132の下部にチャンバ100と鉛直軸を一致させた円筒形のスカート134を有する。
上述したチャンバ100内に、基板としてのウェハWを支持する基板保持手段500と、この基板保持手段500を支持する内部が空洞の円筒状の内部ロータ400と、この内部ロータ400をチャンバ100の鉛直軸を中心に回転可能に支持してウェハWを回転させるためのウェハ回転機構とを備えている。
このウェハ回転機構は、ランプヒータ219からウェハWへの偏った照射による影響を軽減するために備えられている。ウェハWを回転させることにより、ウェハ下部に設置した放射温度計10へのランプヒータ219による過熱の影響も低減している。
ウェハ回転機構は磁気結合手段600により構成され、磁気結合手段600は、外部結合部610と内部結合部620とから構成される。内部結合部620は、チャンバ100の下部に構成されるリング状の収納室170に設置される。外部結合部610は、チャンバ100の外部の大気中に設けられる。
円筒状の外部ロータ300が、チャンバ100のスカート134及び側壁下部111の外周に沿って、チャンバ100の鉛直軸を中心に回転自在に設けられる。この外部ロータ300は、モータなどの回転駆動手段700の回転駆動軸701に取り付けられた駆動プーリ702とベルト703で連結されて、回転するようになっている。
チャンバ100の底壁130は、ウェハWの温度を測定する複数の温度測定器を取り付けるための取付孔138と、底壁130を冷却する冷却機構を構成する冷却通路133と、ウェハWを持ち上げるピン135とを備えている。底壁中央部131は、冷却通路133を取り付けるために、チャンバ100の側壁上部112と同等か、それよりも厚く形成されている。なお、図示しないが、側壁上部112にも冷却通路が設けられている。
温度測定器はウェハ表面温度を直接測定することが可能な放射温度計10を採用し、チャンバ下部側に設置する構成とする。放射温度計10は、後述するプローブをウェハ下部に設置することにより、ウェハ下部から直接ウェハ温度を測定可能としている。
この放射温度計10を多点用意し、ウェハ全体の温度管理が可能な構成としている。ウェハ中心寄りに配置する放射温度計10は、ウェハ回転の中心点に設けないようにすることが好ましい。ウェハ回転の中心点でウェハ温度測定を実施してしまうと、ウェハWを回転させてもランプヒータ219から常に一定の影響を受けてしまう。この影響を避けるため、ウェハ回転の中心点はウェハ中心から少し外れた点で温度測定を行うようにするのがよい。
また、ウェハWと放射温度計10のプローブとの距離を取ることで、温度及びガス雰囲気による赤外線センサ部の劣化などの影響を低減させる構成としている。この構成を採用することで、チャンバ100内でのランプヒータ光の回り込み(迷光)による影響も低減させている。
放射温度計10は、ウェハWの裏面側に複数、図示例では4個設置される。放射温度計10は、取付孔138に挿入されるプローブと、温度を出力する検出器(図示せず)とから構成される。プローブは、ウェハWから放出される赤外線が入力される石英ロッドと、石英ロッドから入力された赤外線を検出器に導く光ファイバとから構成される。検出器は、光ファイバから導かれた赤外線を電気量に変換し演算処理を行い、温度値に換算して出力する。プローブの取付孔138は、底壁130の中央部と周辺部の複数箇所(図示例では4箇所)設けられる。放射温度計10のプローブ先端が、底壁130に設けた取付孔138へ底壁130の下面から上面に導入され、基板保持手段500の裏面ないしウェハW
の裏面に対し所定の隙間を設けて設置される。なお、上記取付孔138に挿入された石英ロッドと光ファイバとの組み合わせとで構成されるプローブを、単に放射温度計ということもある。
放射温度計10は、基板保持手段500の裏面ないしウェハWの裏面から発せられる輻射光を測定し、基板保持手段500ないしウェハWの裏面温度を算出する。この算出結果に基づき制御手段80の温度制御部はランプユニット200の加熱具合を制御する。
放射温度計10を使用した場合、ウェハWに放射温度計10を近接させることなく、ウェハ表面温度を直接計測することが可能となる。また、ロッドと光ファイバからなるプローブを用いてチャンバ内からチャンバ外に設けた検出器に赤外線を導くようにしたので、温度測定において温度・ガス雰囲気などの影響を極力抑えた形で温度制御機構を構築することができる。これにより放射温度計の経年変化を抑止することが可能となり、長時間かつ安定したウェハ温度制御システムを提供する事ができる。
放射温度計10の設置数は、ウェハWの中央部C、ウェハWの中間部M、ウェハの周辺部Eに対応する少なくとも3つの位置に設けることが好ましい。中央部とはウェハの中心を含む中央領域、周辺部とはウェハのエッジを含む周辺領域、中間部とは中央部と周辺部との間の領域、周辺外部とはリング状の基板保持手段500が設けられている領域である。放射温度計10の設置数は、図15、図16に示す例では、さらにウェハの周辺外部Rを加えて計4本配設されている。
各ランプヒータ219は、これらの放射温度計10が設置されている各部C、M、E、Rに対応するチャンバ100の上方領域に配置されている。
ランプヒータ219の設置数は、上述した複数の放射温度計10の設置数より多いことが好ましい。これは、ランプヒータ219とウェハWとの距離が離れていると、ウェハ上に赤外線(熱線)が照射されない部分や、熱線の量が弱い部分が生じて、ウェハ上に温度むらが出る。この温度ムラを解消するためには、放射温度計10により制御されるランプヒータ219の数を放射温度計10の数よりも増やした方が、放射温度計間に生じる測定温度情報の谷間を埋めることができるからである。
冷却通路133は、底壁130の下面略中央から底壁130内に入り、底壁130の上面近傍に至り、ここで上面の略全面を冷却可能なように螺旋状に周回した後、底壁130の下面外周から抜けるよう設けられる。この冷却通路133へは、図示しない冷却源から配管を通して冷媒、例えば冷却水を導入して、底壁130の上面を冷却するようになっている。
ピン135は、底壁130に鉛直方向に設けられた貫通孔136内に挿入されている。ピン135は、底壁130の下方に取り付けられた昇降機構90により突き上げ可能になっている。
昇降機構90は、例えば、チャンバ100の底壁130に複数のロッド97により円形取付台91を水平に固定し、この円形取付台91に設けたモータ92によりネジ軸93を上下へ動かすか若しくは回転させ、このネジ軸93に螺合した昇降台94、及びこの昇降台94に下端が接したピン135を上昇または下降するようになっている。昇降台94が水平バランスを保ったまま昇降できるように、昇降台94に設けた複数の挿通孔98に前述した複数のロッド97をそれぞれ遊嵌してガイド96が構成されている。また、貫通孔136に挿入されたピン135は、チャンバ100の底壁130の下面と昇降台94の上面との間に設けたベローズ95によってシールされている。
上述した放射温度計用の取付孔138、冷却機構を構成する冷却通路133、及びウェハWの搬送に欠かせないピン135を有する昇降機構90は、基板保持手段500を回転
させる回転軸を内部が空洞の内部ロータ400で構成して、底壁130にスペースが確保できるようにしてあるので、いずれも余裕をもって設置できる。
図16にチャンバの横断面図を示す。
円筒形のチャンバ100は、外側から内側に向かって順に、外部ロータ300の外部回転リング303、外部回転リング303に取り付けられた多数の永久磁石304、チャンバ100の側壁下部111(真空壁)、多数の磁性体404、これらの磁性体404を取り付けた内部ロータ400の内部回転リング401、間隙190内にはめ込まれた回転ドラム403、底壁中央部の内側壁137等を備える。
上記多数の永久磁石304は、環状にN極、S極が交互に並ぶように、外部回転リング303の内周に沿って等間隔に配列される。多数の永久磁石304と側壁下部(真空壁)111を介して磁気結合される多数の磁性体404は、内部回転リング401の外周に沿って環状に等間隔に配列される。
基板保持手段500は、ウェハWの外周を保持するリング状のガードリング406と、ガードリング支持部405とから構成される。ウェハWの外周を保持するリング状のガードリング406はチャンバ100の中央に設けられる。このガードリング406は、回転ドラム403の頂部に周方向に等間隔に取り付けられて径方向内方に延在した4本のガードリング支持部405によって支持される。
回転駆動軸701に取り付けた駆動プーリ702と、スカート134(図15参照)との間にベルト703が巻回される。
上述したように本実施の形態の基板処理装置が構成される。
<半導体装置の製造方法>
次に、上述した基板処理装置を用いた半導体装置の製造方法について説明する。なお、各種機構、例えばウェハ回転機構を構成する回転駆動手段700、昇降機構90を構成するモータ92、ゲートバルブ160等は、制御手段80によって制御される。
まず、図15に二点鎖線で示すように、昇降機構90によって昇降台94を上昇させておく。この際には、ピン135の下端は上昇した昇降台94によって突き上げられ、これによってピン135の頂部は基板保持手段500よりも上に突き出ることになる。そしてこのピン135の頂部の位置がウェハが搬入出されるウェハ搬入出位置となる。ゲートバルブ160を開ける。ウェハWは、チャンバ100の円筒状の側壁110に開口したウェハ搬入出口150を介して基板移載機構(図示せず)によりチャンバ100内に搬入され、基板保持手段500の上に突き出たピン135の頂部上に二点鎖線で示したように搭載される。搭載後、ゲートバルブ160を閉じる。
昇降機構90により昇降台94を下降すると、ピン135の基板保持手段500に対する高さが下がり、昇降台94が実線で示す位置に来た時点で、ピン135の頂部が基板保持手段500の上面よりも下側に位置することになり、ウェハWが実線位置に示す基板保持手段500に搭載されるようになる。
底壁130内の冷却通路133に冷却水を流して底壁130を冷却する。ガス供給系900から収納室170内にNガスを供給して、収納室170の内壁と被軸受部材800との間に形成される隙間804にNガスを満たす。また、チャンバ100内にガス供給口(図示せず)からNガスなどの不活性ガスを供給しつつ排気口(図示せず)から排気することにより、チャンバ100内の熱処理空間180を不活性ガス雰囲気とする。
回転駆動手段700が駆動されて回転駆動軸701が回転すると、駆動 プーリ702
からベルト703を介してリング状プーリ301、外部ブラケット302、外部回転リング303からなる外部ロータ300に回転が伝わり、外部ロータ300が回転する。この外部ロータ300の回転が、外部回転リング303に固定した永久磁石304から収納室170内の磁性体404に磁気伝達されて、内部回転リング401、内部ブラケット402、回転ドラム403からなる内部ロータ400に伝わり、基板保持手段500が回転する。基板保持手段500の回転によりウェハWが回転する。
回転が安定したら、ランプユニット200の電源を投入して、ランプユニット200を構成する加熱用のランプヒータ219を同時点灯する。複数のランプヒータ219を同時点灯し、チャンバ100の上壁120を介して、ランプヒータ219から熱処理空間180の底壁130に向けて赤外線放射光を照射し、熱処理空間180にあるウェハWを高速ランプ加熱する。このとき、収納室170が狭い間隙190の奥に存在するので、底壁130の面積は収納室170の存在によっても増加しない。したがって、二軸構成による照射面積増加の影響を受けないので、ウェハWは加熱される。また、ウェハWの温度は、底壁130の中央部から外周部、周辺外に設けた複数の放射温度計10に計測されてランプユニット200にフィードバック制御される。また、底壁130の略全面に設けられた冷却通路133を有する冷却機構により、底壁130がバランスよく冷却される。このような加熱環境下でウェハWは加熱処理される。
加熱処理後、回転駆動手段700の運転を停止して基板保持手段500、ウェハWの回転を止める。ウェハWの加熱処理が終了した後、昇降機構90により昇降台94が上昇し、ピン135の下端は昇降台94とともに上昇し、昇降台94によって突き上げられる。これによってピン135の頂部は基板保持手段500の上に突き出ることになり、ウェハWは、この突き出たピン135の頂部上に搭載された状態となる。そしてこのピン135の頂部の位置がウェハが搬入出されるウェハ搬入出位置となり、ゲートバルブ160を開け、チャンバ100の側壁110に開口したウェハ搬入出口150を介して基板移載機構(図示せず。)によりチャンバ100の外に搬出される。
上述したウェハの処理工程で、ウェハの温度は制御手段80の一部を構成する温度制御部によって制御される。次に、この温度制御部を含む温度制御系について説明する。
<温度制御系>
実施例1における温度制御部については、特に次の点を留意した。上述したチャンバ100で温度制御を行う場合、複数の放射温度計10の測定値に基づいて、複数のランプヒータ219を個々に制御しようとしても、個々のランプヒータにおける出力値が他のランプヒータにおける出力値の影響を受ける。すなわち、各放射温度計10の測定値は、当該放射温度計10に対応するランプヒータ以外の他のランプヒータの光により、大きく影響されることになる。このため、各放射温度計10が測定した複数の温度測定値を1つにまとめることにより上記影響を吸収し、その1つの温度測定値を基に、全ランプヒータ219の出力値を決定する方式を採用した。全ランプヒータ219の出力値は、個々に決定することも可能であるが、ここでは、一つの共通した出力パワー値で決定する方式を採用している。
温度制御系は、図1に示すように、温度設定部75と、放射温度計10と、温度制御部81とから構成される。温度制御部81は、偏差算出部82と、PID演算制御部84とから構成される。
上記偏差算出部82は、各ランプヒータ219の各放射温度計10に対する影響を低減するために設けられている。この記影響を低減するために、偏差算出部82は、PID演算制御部84で使用する測定値を、チャンバ100に設置された複数の放射温度計10が
測定した複数の測定値をそのまま入力として使用するのではなく、まとめて一つの補正測定値とするものである。
偏差算出部82は、レシピオペレータにより温度設定部75に設定された一つの温度目標値としての温度設定値と、複数の放射温度計10からの測定値とのそれぞれの偏差をとり、これらをまとめて加算し、最終的な一つの補正測定値を算出するように構成されている。
複数の測定値を一つの補正測定値にまとめることによって、各放射温度計10が受ける各ランプヒータ219からの影響を吸収し、各ランプヒータ間の干渉具合の調整を不要とする。また、後段のPID演算制御部84を一つの制御ループで構成して、複数の偏差をまとめて一つの演算で処理するようにしたので、PID演算制御部84での演算処理を単純化、高速化できる。
複数のランプヒータ220および複数の放射温度計10はそれぞれ少なくとも3つ有し、温度制御部81は、温度設定値と放射温度計10が測定する測定値とのそれぞれの3つ以上の偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて3つ以上のランプヒータ219それぞれの出力量を制御することが好ましい。複数のランプヒータ219および複数の放射温度計10をそれぞれ少なくとも3つ有すると、ウェハの中心部、ウェハの周辺部、ウェハの中心部と周辺部との中間部を加熱することができるとともに、これらの部分の温度を測定できる。したがって、温度制御部81が設定温度と放射温度計10が測定する測定値とのそれぞれの3つ以上の偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて3つ以上の放射温度計10それぞれの出力量を制御すると、3つ以上の放射温度計10の複雑な相互干渉具合を調整する必要もなく、容易に正確な温度制御が可能になる。
実施例1の装置では、17本のランプヒータ201〜217に対して4つの放射温度計11〜14を設置している。このため、4つの放射温度計11〜14からの測定値を合成し、最終的な補正測定値を決定することになる。実施例1の偏差算出部82による演算内容は、例えば図2に示す通りである。各放射温度計11〜14からの測定値と温度設定値との関係で各偏差を演算する。各演算結果である偏差1〜4の全てと温度設定値とを加算して、補正測定値として出力する。偏差算出部82から出力される補正測定値は1つのみ出力される。
偏差算出部82では偏差値の全てを加えることが好ましい。複数のランプヒータ219の複雑な相互干渉具合を調整する必要もなく、容易に正確な温度制御が可能になるからである。
上記PID演算制御部84は、図3に示すように、加算器84aとPID演算部84bとを有する。温度設定値と偏差算出部82の補正測定値との偏差を加算器84aで取り、この偏差に基づいてPID演算部84bで演算処理し、ランプヒータ出力値(%)を出力する。実施例1では、この演算処理をPID演算により実行している。PID演算部84bの後段には、図示していないが、電力調整器が設けられ、PID演算処理して求めたランプヒータ出力値に応じたPID演算出力パワー値をランプヒータ219へフィードバック出力するようになっている。
図1に示すように、PID演算制御部84にはPID定数設定部88が設けられ、外部定義パラメータとしてP定数、I定数、D定数が用意される。
このPID演算制御部84に入力される補正測定値には上述した偏差算出部82の演算結果として得られる一つの補正測定値を使用する。また、温度設定値には温度設定部75に設定された一つの温度設定値を使用する。これらの入力値を基に、PID演算制御部84でPID演算処理を行い、全ランプヒータ219に共通の一つのPID演算出力パワー
値をそれぞれ決定する。この一つのPID演算パワー出力値によって複数のランプヒータ219が共通に制御される。ランプヒータの照射可能領域がウェハ表面領域の面積とそれほど変わらない場合には、一つのPID演算パワー出力値によって全ランプヒータを共通に制御すると、ウェハ温度の均一加熱が図れないが、ランプヒータの照射可能領域がウェハ表面領域の面積よりもとても大きいと、ウェハ温度の均一加熱が図れる。
ところで、ランプヒータ219による温度制御を行う場合、17本のランプヒータ219を複数の放射温度計の設置数に応じた複数の制御ループで制御することも可能である。すなわち、複数本のランプヒータ219を個別に制御したり、或いは数本ごとにランプヒータ219を1つの制御ゾーンとしてまとめたりして、複数のPID演算を並列に制御するような複数の制御ループを採用することも可能である。しかし、隣接するランプヒータ219間の放射温度計10への相互の影響が無視できないため、複数の制御ループを採用すると、不正確な温度制御が行われてしまう。例えば、17本のランプヒータのうち、最悪1本のランプヒータを出力0%と設定して温度制御した場合でも、この出力0%のランプヒータに隣接するランプヒータ出力を強めに出してしまえば、ある程度温度制御が成立してしまう。しかし、これでは正確な温度制御をしているとは言えない。
そこで、上述したように実施例1では、フィーダバック制御の中核となるPID演算は1つの制御ループのみとしている。PID演算入力となる温度設定値、及び偏差をまとめて得た補正測定値はそれぞれ1つのみ用意され、出力であるPID演算出力パワー値も1つのみ出力される。したがって、複数の制御ループを採用する場合のように複雑なランプヒータ間の相互干渉具合を調整する必要もなく、容易で正確な温度制御が可能になる。
特に、本実施例1のようにランプヒータ及び放射温度計を用いる場合、抵抗加熱ヒータ及び熱電対を用いる場合と比べて、応答性が速いので、実施例1の偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて出力量を制御するやり方は、偏差が収束するのに時間がかからないので、制御が安定しやすく好適である。
また、実施例1では、ランプヒータおよび放射温度計を用いている。ランプヒータおよび放射温度計を用いている場合、応答速度が速いので、実施例のように、偏差を求めて収束させるやり方は好適である。特に、ウェハの温度上昇時や温度降下時等処理室(チャンバ)の温度状態が変化するときに顕著に優れた効果を奏する。
なお、実施例1では発熱体をランプヒータとした場合について説明したが、ランプヒータのみならず抵抗加熱ヒータであっても良い。また、温度測定器を放射温度計とした場合について説明したが、放射温度計のみならず熱電対であっても良い。
[実施例2]
上述した実施例1では、各放射温度計11〜14からの測定値と温度設定値との関係で各偏差1〜4を演算し、各演算結果である偏差1〜4をそのままスルーで温度設定値と加算して一つの最終の補正測定値を求めている。しかし、補正測定値を求める際、その補正測定値をより最適にするには、さらに各放射温度計10による影響度を個別に考慮することが好ましい。実施例2は、そのような影響度を考慮したものである。
したがって、実施例2が、実施例1と異なる点は、外部定義パラメータとしてPID定数に加えて更に各放射温度計からの測定値の影響を考慮する影響度を導入し、これによってより高精度でかつ均一な温度制御を行うことができるようにした点である。
図4は実施例2の温度制御系を示すブロック図である。
図1と異なる点は、影響度設定部89を設け、この影響度設定部89に設定した影響度
比率に応じて、偏差算出部82における補正測定値の演算を修正して、最終的な一つの補正測定値を求めるようにした点である。
実施例2の装置では、17本のランプヒータ211〜217に対して4つの放射温度計11〜14を設置している。このため、4つの放射温度計11〜14からの測定値を合成し、最終的な補正測定値を決定することになる。実施例2の偏差算出部82による演算内容は、例えば図5に示す通りである。各放射温度計11〜14からの測定値と温度設定値との関係で各偏差1〜4を演算した後、さらに各偏差1と放射温度計11〜14用影響度をそれぞれ乗算する。各演算結果である温度設定値と偏差1〜4を加算して、最終補正測定値として出力する。偏差算出部82から出力される最終補正測定値は1つのみ出力される。
具体的には、次のようになる。
最終補正測定値=温度設定値 +(偏差1×影響度比率1)
+(偏差2×影響度比率2)
+(偏差3×影響度比率3)
+(偏差4×影響度比率4) (3)
ここで、演算に使用する影響度パラメータは、放射温度計10の測定値と温度設定値の偏差量に対する比率で設定するものとし、100%と設定される場合は、実際の偏差量そのままが、補正測定値に反映されることになる。例えば、他の放射温度計からの測定値に対する影響度を全て0%と設定すると、対象となる放射温度計の測定値は影響度設定が100%と設定された放射温度計のみとなり、最終的な補正測定値は、この放射温度計からの測定値そのものとして扱うことも可能である。
実施例2によれば、温度制御部81は、複数の放射温度計10それぞれの影響具合に応じて予め設定された影響度比率を用いてそれぞれの偏差を補正し、この補正後に演算処理を行うので、放射温度計10の測定値と補正後の測定値の関係を自由に調整することが可能となり、ウェハW上のどのポイントを中心に温度制御を行うのかを、自由に変更できるようになる。したがって、各放射温度計の影響度比率を考慮にいれて最終補正測定値を決定するので、より正確なウェハの温度制御が可能になる。
なお、各放射温度計の影響度比率の決定に際しては、各放射温度計の測定値から実験的に個々に決定するが、複数の放射温度計10の中から基準となる放射温度計を選択し、この選択された放射温度計の測定値を基準として決定することも可能である。
[実施例3]
上述した実施例1で説明したように、PID演算制御部84にて算出される一つの出力値であるPID演算出力パワー値を17本のランプヒータ201〜217にそのまま共通に出力することで、ウェハW上の温度制御を実行することは可能である。しかし、ウェハ上の温度分布を細かく見ると、ウェハ周辺部の温度がウェハ中心部に比べ低くなる現象が発生する。これは、チャンバ100の機構上、ウェハ周辺部にチャンバの壁があり、このチャンバ壁がランプヒータで加熱されるからである。ウェハWを基板保持手段500のガードリング支持部405上に設置することで、この現象を軽減させてはいるが、完全に抑えることは困難である。
これを改善するためには、各ランプヒータを一つのPID演算出力パワー値で共通に制御するのではなく、各ランプヒータを各ランプヒータに応じたPID演算出力パワー値で個別に制御するとともに、PID演算出力側に補正パラメータを導入することにより、各ランプヒータに供給される出力パワー値にウエイトをつけ、ウェハ周辺部に与えるランプヒータ照射をウェハ中心部より強く与えるように制御することが好ましい。第3の実施例
は、そのような補正パラメータを導入したものである。
実施例3が、実施例1と異なる点は、外部定義パラメータとして、PIDパラメータに加えて、更に処理結果を補正する補正パラメータを導入することによって、より高精度でかつ均一な温度制御を行うことができるようにした点である。実施例3は、実施例1に補正パラメータを導入することによっても実現できるが、ここでは影響度パラメータを加えた実施例2に補正パラメータを導入する場合を例示する。
図6は実施例3の温度制御系を示すブロック図である。
図4の実施例2と異なる点は、PID演算制御部84の出力側に出力パワー補正演算部86を設け、PID演算制御部84で演算したPID演算出力パワー値を補正テーブル87に記載した補正データで補正して、演算結果として最終的な出力パワー値を各ランプヒータ219にそれぞれ出力するようにした点である。
上記補正テーブル87は、予め定められた17本のランプヒータ201〜217と、17本のランプヒータ201〜217それぞれに対して、PID演算出力パワー値に対しての補正データとの対応が記載された外部定義テーブルの形態を備えたもので、記憶手段に記憶されている。出力パワー補正演算部86は、補正テーブル87を検索して各ランプヒータ219に対応する補正データを抽出する検索手段を有し、検索手段により抽出した補正データに基づいて各ランプヒータ219に供給する出力量を補正する。
図7に上述した補正テーブル87のイメージを示す。図7において、項番はランプヒータの番号で、ランプヒータ201〜217に対応する。項目名称は項番に対応したランプヒータ201〜217補正データを示す。各ランプヒータ補正データの設定範囲はいずれも各ランプヒータのPID演算出力パワー値の−50〜+50%の範囲で設定可能である。
補正処理はランプヒータ毎に実行する。ランプヒータ毎に補正データをプラスやマイナス方向に設定することにより、ウェハ表面の温度が均一な基本的な状態から、ウェハ周辺部の温度が高い状態、ウェハ周辺部の温度が低い状態というように、ウェハ表面の温度プロファイルを自由にコントロールすることが可能となる。特に、マイナス方向への設定を可能とすることにより、より強くウェハ周辺部の温度を低く制御することも可能となる。
補正テーブルを使用した場合の、実際の各ランプヒータ出力値を求める演算は図8に示す通りである。
(PID演算出力パワー値)+(ランプヒータ(201〜217)温度補正値)
→(ランプ(201〜217)出力パワー値) (1)
ここで、式(1)のPID演算出力パワー値はPID演算の処理結果であり、各ランプヒータに対して個別に制御された出力値を使用する。
また、ランプヒータ(201〜217)温度補正値は、次式で示される。
ランプヒータ(201〜217)温度補正値(補正データ)
=PID演算出力パワー値×補正比率(設定範囲%) (2)
このようにして実際の各ランプヒータ出力値が求められる。
上記比率は、例えば、中央のランプヒータ209及び中間のランプヒータ207、208、210、211が0%、外周のランプヒータ205、206、212、213が5%、そして周辺外のランプヒータ201〜204、214〜217が10%というように設定される。
実施例3によれば、温度制御部81は、複数の放射温度計10それぞれに対する出力具
合に応じて予め設定された補正データを用いてPIDによる処理結果を補正し、この補正後に複数のランプヒータ219それぞれの出力量を個別に制御するので、ウェハ周辺部と基板中心部とで均一加熱状態とすることができ、基板の温度を一層均一化することができる。
本発明の好ましい形態を付記する。
基板を処理する処理室と、前記基板を加熱する複数の発熱体と、前記基板の温度を測定する複数の温度測定器と、前記基板の温度目標値と前記複数の温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて前記複数の発熱体それぞれの出力量を制御する制御部と、を備える基板処理装置であると、温度目標値と前記複数の温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理するので、複数の発熱体の複雑な相互干渉具合を調整する必要もなく、容易に正確な温度制御が可能になる。
複数の温度測定器において処理室で処理される基板の温度を測定するステップと、制御部において前記基板の温度目標値と複数の温度測定器が測定する前記基板の温度の測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて前記基板を加熱する複数の発熱体それぞれの出力量を制御するステップと、前記基板を処理するステップとを備えた半導体装置の製造方法若しくは基板処理方法であると、複数の温度測定器が測定する前記基板の温度の測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて、前記基板を加熱する複数の発熱体それぞれの出力量を制御しつつ前記基板を処理するので、複数の発熱体の複雑な相互干渉具合を調整する必要もなく、容易に正確な温度制御が可能になる。
前記制御部は、前記複数の温度測定器それぞれの影響具合に応じて予め設定された影響度比率を用いて前記それぞれの偏差を補正し、この補正後に前記演算処理を行うことが好ましい。前記制御部は、前記複数の温度測定器それぞれの影響具合に応じて予め設定された影響度比率を用いて前記それぞれの偏差を補正し、この補正後に前記演算処理を行うので、温度測定器の測定値と補正後の測定値の関係を自由に調整することが可能となり、基板上のどのポイントを中心に温度制御を行うのかを、自由に変更できるようになる。
前記複数の発熱体および前記複数の温度測定器はそれぞれ少なくとも3つ有し、前記制御部は、前記温度目標値と前記温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの3つ以上の偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて前記3つ以上の発熱体それぞれの出力量を制御することが好ましい。前記複数の発熱体および前記複数の温度測定器はそれぞれ少なくとも3つ有すると、基板の中心部、基板の外周部、基板の中心部と外周部との中間部を加熱することができるとともに、これらの部分の温度を測定できる。したがって、制御部が、前記温度目標値と前記温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの3つ以上の偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて前記3つ以上の発熱体それぞれの出力量を制御すると、3つ以上の発熱体の複雑な相互干渉具合を調整する必要もなく、容易に正確な温度制御が可能になる。
前記制御部は、前記補正後に、前記補正された値の全てを加えて前記演算処理を行うことが好ましい。複数の発熱体の複雑な相互干渉具合を調整する必要もなく、容易に正確な温度制御が可能になる。
前記制御部は、前記複数の発熱体それぞれに対する出力具合に応じて予め設定された補正比率を用いて前記処理結果を補正し、この補正後に前記複数の発熱体それぞれの出力量を制御することが好ましい。前記制御部は、前記複数の発熱体それぞれに対する出力具合
に応じて予め設定された補正比率を用いて前記処理結果を補正し、この補正後に前記複数の発熱体それぞれの出力量を制御すると、加熱状態が基板周辺部と基板中心部とでは同一とはならない基板の温度均一化を実現できる。
前記制御部は、前記演算処理にPID演算を用いて処理することが好ましい。前記制御部は、前記演算処理にPID演算を用いて処理するので、きめ細かでスムーズな制御が可能となる。
前記発熱体はランプヒータであり、さらに前記温度測定器は放射温度計であり、前記ランプヒータの設置数は前記複数の放射温度計の設置数より多いことが好ましい。前記発熱体はランプヒータであると、基板の急速加熱が可能となる。
前記温度測定器は放射温度計であるので、基板と接触させることなく、直接基板の温度を測定できる。前記ランプヒータの設置数は前記複数の放射温度計の設置数より多いと、温度ムラをなくすことができる。
基板を処理する処理室と、前記基板を加熱する複数の発熱体と、前記基板の温度を測定する複数の温度測定器と、温度目標値と前記複数の温度測定器が測定した測定値とのそれぞれの偏差を求める偏差算出部と、前記複数の温度測定器それぞれの影響具合に応じて予め設定された影響度比率をそれぞれの温度測定器ごとに設定可能な影響度設定部と、前記偏差算出部が算出した前記それぞれの偏差に前記影響度設定部で設定された影響度比率を用いて補正し、この補正後の値をまとめて一つのPID演算処理する演算処理部とを備える基板処理装置であると、温度目標値と前記複数の温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理するので、複数の発熱体の複雑な相互干渉具合を調整する必要もなく、容易に正確な温度制御が可能になる。
基板を処理する処理室と、前記基板を加熱する複数の発熱体と、前記基板の温度を測定する複数の温度測定器とを有し、温度目標値と前記複数の温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算処理を行い、この処理結果を用いて前記複数の発熱体それぞれの出力量を制御しつつ前記基板を処理する基板処理方法であると、温度目標値と前記複数の温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理するので、複数の発熱体の複雑な相互干渉具合を調整する必要もなく、容易に正確な温度制御が可能になる。
基板を処理する処理室と、前記基板を加熱する複数の発熱体と、前記基板の温度を測定する複数の温度測定器とを有し、温度目標値と前記複数の温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算処理を行い、この処理結果を用いて前記複数の発熱体それぞれの出力量を制御する温度制御方法であると、温度目標値と前記複数の温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理するので、複数の発熱体の複雑な相互干渉具合を調整する必要もなく、容易に正確な温度制御が可能になる。
前記複数の温度測定器それぞれの影響具合に応じて予め設定された影響度比率を用いて前記それぞれの偏差を補正し、この補正後に前記演算処理を行うことが好ましい。前記制御部は、前記複数の温度測定器それぞれの影響具合に応じて予め設定された影響度比率を用いて前記それぞれの偏差を補正し、この補正後に前記演算処理を行うので、温度測定器の測定値と補正後の測定値の関係を自由に調整することが可能となり、基板上のどのポイントを中心に温度制御を行うのかを、自由に変更できるようになる。
前記温度目標値と3つ以上の前記温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの3つ以上の偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて3つ以上の前記発熱体それ
ぞれの出力量を制御することが好ましい。前記複数の発熱体および前記複数の温度測定器はそれぞれ少なくとも3つ有すると、基板の中心部、基板の外周部、基板の中心部と外周部との中間部を加熱することができるとともに、これらの部分の温度を測定できる。したがって、制御部が、前記温度目標値と前記温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの3つ以上の偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて前記3つ以上の発熱体それぞれの出力量を制御すると、3つ以上の発熱体の複雑な相互干渉具合を調整する必要もなく、容易に正確な温度制御が可能になる。
前記補正後に、前記補正された値の全てを加えて前記演算処理を行うことが好ましい。複数の発熱体の複雑な相互干渉具合を調整する必要もなく、容易に正確な温度制御が可能になる。
前記複数の発熱体それぞれに対する出力具合に応じて予め設定された補正比率を用いて前記処理結果を補正し、この補正後に前記複数の発熱体それぞれの出力量を制御することが好ましい。前記制御部は、前記複数の発熱体それぞれに対する出力具合に応じて予め設定された補正比率を用いて前記処理結果を補正し、この補正後に前記複数の発熱体それぞれの出力量を制御すると、加熱状態が基板周辺部と基板中心部とでは同一とはならない基板の温度均一化を実現できる。
前記演算処理にPID演算を用いて処理することが好ましい。前記制御部は、前記演算処理にPID演算を用いて処理するので、きめ細かでスムーズな制御が可能となる。
本発明の実施例1の基板処理装置における温度制御系を示すブロック図である。 本発明の実施例1の偏差算出部の演算内容を示す説明図である。 本発明の実施例1のPID演算制御部の入出力系を示す説明図である。 本発明の実施例2の基板処理装置における温度制御系を示すブロック図である。 本発明の実施例2の偏差算出部の演算内容を示す説明図である。 本発明の実施例3の基板処理装置における温度制御系を示すブロック図である。 本発明の実施例3の補正テーブルを示す説明図である。 本発明の実施例3の補正テーブルを使用した場合の演算内容を示す説明図である。 従来例の温度制御系の構成図である。 従来例の温度制御の説明図である。 本発明の第1の実施の形態による温度制御系の構成図である。 本発明の第2の実施の形態による温度制御系の構成図である。 本発明の第3の実施の形態による温度制御系の構成図である。 第1〜第3の実施の形態、及び従来例の温度特性の比較図である。 本発明の実施例1〜3に共通な基板処理装置を示す縦断面図である。 本発明の実施例1〜3に共通な基板処理装置の横断面図である。
符号の説明
W ウェハ(基板)
10 放射温度計
75 温度設定部(温度目標値としての温度設定値を設定する)
81 度制御部
82 偏差算出部
84 演算制御部
85 影響度設定部
86 出力パワー補正演算部
87 補正テーブル
100 チャンバ(処理室)
139 温度測定器
220 ランプヒータ(発熱体)

Claims (2)

  1. 基板を処理する処理室と、
    前記基板を加熱する複数の発熱体と、
    前記基板の温度を測定する複数の温度測定器と、
    前記基板の温度目標値と前記複数の温度測定器が測定する測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて前記複数の発熱体それぞれへの出力量を制御する制御部と、
    を備える基板処理装置。
  2. 複数の温度測定器において処理室で処理される基板の温度を測定するステップと、
    制御部において前記基板の温度目標値と複数の温度測定器が測定する前記基板の温度の測定値とのそれぞれの偏差をまとめて一つの演算で処理し、この処理結果を用いて前記基板を加熱する複数の発熱体それぞれの出力量を制御するステップと、
    前記出力量を制御しつつ前記基板を処理するステップとを
    備えた半導体装置の製造方法。
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