JP2010027416A - ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】皮むき作業の作業性を良好にしつつ、シースが摩耗しにくいケーブルを提供する。
【解決手段】ケーブル1は、導体5と導体5を被覆する絶縁体6とを備える絶縁線心2をシース3により被覆してなり、ケーブル軸に沿って真っ直ぐにのびるストライプ4を設けている。ストライプ4は、シース3よりも高硬度の材料からなり、且つ、シース3に溝7を形成するように埋め込まれる基体部分9と基体部分9に連成されてシース3表面から突出する突起部分10とを有するように形成され、且つ、シース3の全周に渡って複数本設けられている。ストライプ4の配置は、隣り合う突起部分10のシース3表面をシース3に切り込みを入れるためのシース切り込み部8とすることが可能な配置とし、且つ、隣り合う突起部分10同士の接線を引くことが可能な配置とする。
【選択図】図1

Description

本発明は導体とこの導体を被覆する絶縁体とを備える絶縁線心をシースにより被覆してなるケーブルに関する。
従来より、屋内の電気配線には、例えばVVF(600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形)などのケーブルが用いられている。VVFは、2本の導体にそれぞれ塩化ビニル樹脂からなる絶縁体を被覆して絶縁線心を形成し、この絶縁線心を並列させた状態で塩化ビニル樹脂からなるシースにより被覆されたものとなっている。このようなケーブルは、電気機器等を接続する場合、先ずケーブル端部のシースをカッターなどで切り裂き、次に各絶縁導体を露出させて分離し、最後に導体のみを露出させるというような皮むき作業が行われている。また、屋内のケーブル布設工事を行う場合、天井や壁などの内部の狭いスペースに沿わせるように布設されることが多くなっている。
一般的に、上述した如くの皮むき作業は、シース自体が軟らかい材質により形成されているほど行い易くなることが知られている。しかし、シース自体が軟らかすぎると摩耗し易くなってしまい、ケーブルの機械的強度に問題が生じてしまうことになる。
下記特許文献1には、シース自体を軟らかい材質で形成することなく、上述した皮むき作業を行い易くしたケーブルが開示されている。具体的には、シース表面にケーブル全長に渡る溝を2箇所に設け、これらの溝にシースよりも軟質の発泡材からなりケーブル軸に沿って真っ直ぐなストライプが埋め込まれたケーブルとなっている。このケーブルのシース自体は、摩擦によって必要以上に摩耗してしまうことがないような硬度の材質により形成されている。この開示技術によれば、軟質の発砲材により形成されたストライプが設けられていることから、ストライプ部分での切り裂き作業が行い易いようになっている。
上述した如くの布設作業は、下記特許文献2に開示された技術によれば、シース表面と摩擦面との摩擦抵抗を少なくすることで作業を行い易くすることができるようになっている。下記特許文献2に開示されるケーブルは、シースが適度な硬度の材質により形成されて、シース表面にはケーブル全長に渡り且つケーブル軸に沿う一定深さの溝が全周に渡って均一に設けられたケーブルとなっている。この開示技術によれば、シース自体を適度な硬度の材質にすることによって摩擦による摩耗をし難いようにし且つシースの表面に形成される凹凸によってケーブルと摩擦面との接触面積を減少させている。すなわち、布設時のケーブルの軸線方向の摩擦抵抗を減少させるようになっている。これにより、布設作業が行い易いようになっている。
特開2001−160321号公報 特開2002−184248号公報
ところで、特許文献2に開示されたケーブルにあっては、ケーブル表面と摩擦面との摩擦を少なくすることによりシースの摩耗に対する配慮がなされているものの、シースが適度な硬度を持つため、皮むき作業の作業性が良くないという問題点を有している。しかし、シース自体を軟質の材料で形成することにより皮むき作業の作業性の向上を図ってしまうと、上述の如く、シースが摩耗し易くなってしまい、結果ケーブルの機能を損なう恐れがあるという問題が出てきてしまう。
この他、特許文献1に開示されたケーブルにあっては、切り込みを入れやすい部分がストライプ部分に限定されていることから、皮むき作業の作業性に関して十分な配慮がなされているとは言えなかった。又、シースの摩耗に関しても、シース自体を軟質の材料で形成していないだけで十分な配慮がなされているとは言えなかった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、皮むき作業の作業性を良好にしつつ、シースが摩耗しにくいケーブルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のケーブルは、導体と該導体を被覆する絶縁体とを備える一又は複数の絶縁線心をシースにより被覆してなり、該シースにはケーブル軸に沿って真っ直ぐにのびるストライプを設けるケーブルにおいて、前記ストライプは、前記シースよりも高硬度の材料からなり、且つ、前記シースに溝を形成するように埋め込まれる基体部分と該基体部分に連成されて前記シース表面から突出する突起部分とを有するように形成され、且つ、前記シースの全周に渡って複数本設けられ、前記ストライプの配置は、隣り合う前記突起部分間の前記シース表面を前記シースに切り込みを入れるためのシース切り込み部とすることが可能な配置とし、且つ、隣り合う前記突起部分同士の接線を引くことが可能な配置とすることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、シースの皮むき作業を行う場合、カッターなどを用いて、突起部分間のシース表面であるシース切り込み部に切り込みを入れる。シースはストライプと比べて低硬度(軟質)の材料で形成されていることから、切り込みを入れ易くなっている。また、切り込みを入れた際に、カッター等の刃がストライプの基体部分に挟まれた状態になるため、刃がずれ難いようになる。また、シース切り込み部は、各突起部分間のシース表面であるため、シースの全周に渡って存在する。すなわち、ケーブルのあらゆる方向から切り込みを入れることが可能になる。従って、シースの皮むき作業が行い易くなる。本発明によれば、ストライプの突起部分により、ケーブル表面に凹凸が形成される。ケーブルの通線作業を行う場合、隣り合う突起部分同士に接線を引くことができる間隔でストライプが配置されているため、隣り合う突起部分が摩擦面と接触するようになる。本発明によれば、突起部分が高硬度(硬質)の材料で形成されていることから、シースを摩耗し難くすることが可能になる。また、本発明によれば、ケーブル表面と摩擦面との接触面積を小さくすることが可能になる。従って、ケーブルと摩擦面との摩擦抵抗を少なくすることが可能になる。本発明によれば、ケーブルと摩擦面との摩擦抵抗が少ないことから、通線作業を行い易くすることも可能になる。
請求項2記載の本発明のケーブルは、請求項1に記載のケーブルにおいて、前記ストライプは、前記突起部分が断面円弧状の形状に形成されることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、ケーブルと摩擦面との摩擦抵抗を少なくするために突起部分を断面円弧形の形状に形成する。
請求項3記載の本発明のケーブルは、請求項1または請求項2に記載のケーブルにおいて、前記ストライプは、全体が前記シースとは異なる色に着色され、且つ、前記基体部分が断面V字形の形状に形成されることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、ストライプが摩耗してしまった場合に、ストライプの基体部分の摩耗具合に従い、シースが大きく現れるようになる。更に、ストライプがシースと異なる色に着色されていることから、ケーブルの摩耗状態を視認により把握することが可能になる。
請求項1に記載された本発明によれば、皮むき作業の作業性を良好にしつつ、シースが摩耗しにくいケーブルを提供することができるという効果を奏する。本発明によれば、通線作業を行い易くすることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、ケーブルと摩擦面との摩擦抵抗に配慮することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、ケーブルの摩耗状態を視認により把握することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のケーブルの一実施の形態を示す図であり、(a)はケーブル端部の斜視図であり、(b)は(a)中の線枠に囲まれた部分の拡大図である。また、図2は図1のケーブルに切り込みを入れた状態を示す拡大図である。また、図3は図1のケーブルのストライプの配置を示す拡大図である。図4は、図1のケーブルが摩耗した状態を示す拡大図である。
図1において、引用符号1は本発明のケーブルを示している。ケーブル1は、例えば一本の絶縁線心2と、この絶縁線心2の外周を被覆保護するシース3と、シース3に設けられる複数本のストライプ4とを備えて構成されるとともに、断面略円形(一例であるものとする)に形成されている。ケーブル1は、例えば、屋内において電気機器等を結線するための電気配線に用いられている。ケーブル1は、皮むき作業が行い易く、摩耗し難いように形成されている。以下、先ず、ケーブル1の各構成部材について詳細に説明する。
絶縁線心2は、導体5と、導体5の外周に被覆される絶縁体6とを備えて構成されている。導体5は、銅、銅合金又はアルミニウムなどの金属材料からなる素線を撚り合わせて、断面略円形となる形状に形成されている(材料は一例であるものとする。導体に用いられる公知の金属材料から適宜選択したものを用いてよいものとする)。絶縁体6は、絶縁性を有するポリ塩化ビニル樹脂により形成されている(材料は一例であるものとする。公知の被覆材料から適宜選択したものを用いてよいものとする)。絶縁体6は、導体5を保護することが可能な所定の厚さを有するように設けられている。すなわち、絶縁線心2は、絶縁体6により導体5が保護された状態となっている。
シース3は、絶縁線心2の外周に被覆される被覆部材であって、絶縁性を有するポリ塩化ビニル樹脂により形成されている(材質は一例であるものとする。公知の被覆材料から適宜選択したものを用いてよいものとする)。シース3は、絶縁線心2を保護可能とする所定の厚さを有するように形成されている。シース3は、ストライプ4よりも低硬度(軟質)に形成されている。また、シース3は、絶縁線心2を保護可能とし且つカッター等を用いて切り込みを入れて引き裂くことを可能とする硬度にも調整されている。シース3は、絶縁線心2を確実に保護することができ且つ内部の絶縁線心2から導体5を露出させる皮むき作業を行うことができるように形成されている。
シース3の表面には、後述するストライプ4の基体部分9が埋め込まれるようになっている。シース3の表面は、基体部分9が埋め込まれた状態で断面略V字形の溝7を形成するようになっている。シース3の表面には、シース3に切り込みを入れるためのシース切り込み部8が設けられている。シース切り込み部8は、後述する隣り合うストライプ4の突起部分10間のシース3の表面部分となっている(図1(b)参照)。シース切り込み部8は、シース3の全周に渡って存在する状態となっている。従って、シース3は、この全周におけるあらゆる方向から切り込みを入れることができるようになっている。
ストライプ4は、この全体が、絶縁性を有し且つシース3よりも高硬度(硬質)なポリ塩化ビニル樹脂により形成されている(材料は一例であるものとする。シースよりも高硬度であれば、公知の被覆材料から適宜選択したものを用いてよいものとする)。ストライプ4は、シース3よりも摩耗し難くなっている。ストライプ4は、ケーブル軸に沿って真っ直ぐのびてケーブル全長に渡るように形成されている。ストライプ4は、この全体がシース3とは異なる色に着色されている。ストライプ4は、基体部分9と、基体部分9に連成される突起部分10とを有するように形成されている。基体部分9は、シース3に溝7を形成するように埋め込まれる部分であって、ストライプ4がシース3から取れてしまうことがないように形成されている。基体部分9は、断面V字形の形状に形成されている(一例であるものとする)。突起部分10は、例えば通線作業を行う場合に天井や壁等の摩擦面と接触する部分として形成されている。
ストライプ4は、シース3の全周に渡って複数本設けられている。ストライプ4は、突起部分10により、ケーブル1の表面全周に渡って凹凸を形成するようになっている。この突起部分10は、断面円弧状の形状に形成されている(一例であるものとする)。突起部分10は、ケーブル1と摩擦面との接触面積が小さくなるように形成されている。すなわち、ストライプ4は、ケーブル1と摩擦面との摩擦抵抗を少なくするようになっている。従って、ストライプ4は、通線作業が行い易いようになっている。
ストライプ4の配置は、隣り合うストライプ4の突起部分10間のシース3表面をシース切り込み部8とすることが可能な配置となっている。このように配置することにより、上述した如く、シース切り込み部8をシース3の全周に渡って存在する状態にすることができるようになっている。また、図2に示す如く、隣り合うストライプ4の基体部分9は、シース切り込み部8に切り込みを入れた時に、カッター20を基体部分9間に挟むような状態にしている。基体部分9は、シース3より高硬度であることから、カッター20の刃がずれ難いようになっている。基体部分9は、切り込みガイドとしての機能も有している。ストライプ4の配置は、皮むき作業が行い易いようになっている。
更に、ストライプ4の配置は、図3に示す如く、隣り合う突起部分10同士の接線L1を引くことが可能な配置となっている。図3において、接線L1を摩擦面とすると、摩擦面は隣り合う突起部分10のみと接触する状態になっている。すなわち、突起部分10が削れてしまわない限り、シース3が摩擦面と接触することはないようになっている。突起部分10は、断面円弧状の形状に形成されていることから、摩擦面との接触面積が小さくなり、摩擦面との摩擦抵抗が小さくなるように形成されている。突起部分10は、高硬度に形成され且つ摩擦抵抗が小さくなるように形成されているため、摩耗し難くなっている。従って、ストライプ4の配置は、シース3が摩耗し難いようになっている。
尚、図3に示すストライプ4の配置は、同じく図3に示す隣り合うストライプ4’の突起部分10’同士の接線L2を引くことが可能な配置としてもよいものとする。図3の接線L2を摩擦面とすると、摩擦面は突起部分10’とシース3’の表面に接触する状態になっている。突起部分10’はシース3’より高硬度に形成されていることから、摩擦があった場合に、シース3’はこの表面部分が若干削れることになる。表面部分のみの削れであれば、ケーブル1の機能を損なうことはないことから、ストライプ4’の配置としてもシース3’が摩耗し難いようになっている。
又、ストライプ4は、図4に示す如くストライプ4が摩耗してしまった場合、ケーブル1の摩耗度合いがわかるように形成されている。ストライプ4は、基体部分9が断面V字形状に形成されていることから、ストライプ4が摩耗するに従って、ストライプ4の幅Aが小さくなり且つシース3の幅Bが大きくなるように形成されている。すなわち、ストライプ4は、摩耗するに従って、色の異なるシース3が徐々に大きく現れるようになっている。ストライプ4は、ケーブル1の摩耗度合いが分かるように形成されている。
続いて、上述した如くの構成及び構造を有するケーブル1の製造方法の一例を説明する。
先ず、第一工程として、絶縁線心2の上に押し出し成形装置を用いてシース3を押し出し成形して、溝付きケーブルを製造する。この時、シース3は、この表面に溝7を全周に渡って有するように押し出されている。また、溝7はケーブル全長に渡ってケーブル軸に沿って真っ直ぐに形成され、且つ、ケーブル軸に垂直な方向の断面形状がV字形状となるように形成されている。溝7は、ストライプ4が上述した配置となるように設けられている。次に、第二工程として、押し出し成形装置を用いてシース3の溝7を埋めるようにストライプ4を押し出し成形する。この時、ストライプ4は、シース3の表面から突出する突起部分10を形成するように押し出されている。以上の工程により、ケーブル1の製造が完了する。
続いて、上述した各構成及び構造に基づきながら、ケーブル1の結線作業の一例を説明する。
先ず、天井や壁の内部に沿わせるようにケーブル1を通線する作業を行う。次に、ケーブル1の端部において導体5を露出させる皮むき作業を行う。具体的には、ケーブル1端部のシース3のシース切り込み部8にカッター20等を用いて切り込みを入れて、シース3を切り裂き絶縁線心2を露出させて、絶縁線心2から導体5を露出させる作業となる。最後に、導体5を電気機器等の接続部に接続する作業を行う。以上によりケーブル1の結線作業が完了する。
以上、図1ないし図4を参照しながら説明してきたように、本発明のケーブル1によれば、シース3はストライプ4と比べて低硬度(軟質)の材料で形成されていることから、切り込みを入れ易くなっている。また、切り込みを入れた際に、カッター等の刃がストライプ4の基体部分9に挟まれた状態になるため、刃がずれ難いようになる。また、シース切り込み部8は、各突起部分10間のシース3表面であるため、シース3の全周に渡って存在する。すなわち、ケーブル1のあらゆる方向から切り込みを入れることが可能になる。従って、シース3の皮むき作業が行い易くなる。
本発明のケーブル1によれば、ストライプ4の突起部分10により、ケーブル1表面に凹凸が形成される。ケーブル1の通線作業を行う場合、隣り合う突起部分10同士に接線を引くことができる間隔でストライプ4が配置されているため、隣り合う突起部分10が摩擦面と接触するようになる。突起部分10は、摩擦面との接触面積を小さくするように形成されていることから、摩擦面との摩擦抵抗が少なくすることができる。従って、突起部分10は摩耗し難くなっている。本発明のケーブル1によれば、突起部分10が摩耗し難いことから、シース3が摩耗し難くいようになる。
本発明のケーブル1によれば、突起部分10が摩擦面と接触することにより、ケーブル1表面と摩擦面との接触面積を小さくすることが可能になる。従って、ケーブル1の摩擦抵抗を少なくすることが可能になる。本発明のケーブル1によれば、ケーブル1の摩擦抵抗が少ないことから、通線作業を行い易くすることも可能になる。
本発明のケーブル1によれば、ストライプ4が摩耗してしまった場合に、ストライプ4の基体部分9の摩耗具合に従い、シース3が大きく現れるようになる。更に、ストライプ4がシース3と異なる色に着色されていることから、シース3の摩耗状態を視認により把握することが可能になる。
最後に、図5を参照しながら、本発明のケーブルの他の一実施の形態を説明する。図5は、本発明のケーブルの他の実施形態を示す斜視図である。尚、図1ないし図4を参照しながら説明したケーブル1と同様の機能・形状を有する部分には同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図5において、上述の実施形態と比べると、ケーブル11は、この形状と内部に有する絶縁線心2の数・配置がケーブル1と異なっている。従って、本形態のおいては、ケーブル11の形状と絶縁線心の数・配置についてのみ説明する。
ケーブル11は、この軸に垂直な断面形状が略長円形の形状となるように形成されている。ケーブル11は、2本の絶縁線心2と、この絶縁線心2の外側を被覆保護するシース3と、シース3に設けられる複数本のストライプ4とを備えて構成されている。絶縁線心2は、導体5とこの導体5を被覆する絶縁体6とを備えて構成されている。ケーブル11は、2本の絶縁線心2を並列に並べた状態にして、シース3により被覆されている。
ケーブル11は、上述の如く、この形状と絶縁線心2の数・配置がケーブル1と異なっているが、構成する各部材は上述した実施形態と同様の機能・形状を有するように形成されている。従って、上述した実施形態と同様の効果を奏することができるようになっている。
以上、図1ないし図5において、本発明よれば、皮むき作業の作業性を良好にし、且つ、シース3が摩耗しにくく、且つ、摩耗度合いを視認することができるケーブル1、11を提供することができるという効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明のケーブルの一実施の形態を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は(a)の線枠に囲まれた部分の拡大図である。 ケーブルに切り込みを入れた状態を示す拡大図である。 ケーブルにおけるストライプの配置を示す拡大図である。 ケーブルが摩耗した状態を示す拡大図である。 本発明のケーブルの他の一実施の形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ケーブル
2 絶縁線心
3 シース
4 ストライプ
5 導体
6 絶縁体
7 溝
8 シース切り込み部
9 基体部分
10 突起部分
11 ケーブル
20 カッター

Claims (3)

  1. 導体と該導体を被覆する絶縁体とを備える一又は複数の絶縁線心をシースにより被覆してなり、該シースにはケーブル軸に沿って真っ直ぐにのびるストライプを設けるケーブルにおいて、
    前記ストライプは、前記シースよりも高硬度の材料からなり、且つ、前記シースに溝を形成するように埋め込まれる基体部分と該基体部分に連成されて前記シース表面から突出する突起部分とを有するように形成され、且つ、前記シースの全周に渡って複数本設けられ、
    前記ストライプの配置は、隣り合う前記突起部分間の前記シース表面を前記シースに切り込みを入れるためのシース切り込み部とすることが可能な配置とし、且つ、隣り合う前記突起部分同士の接線を引くことが可能な配置とする
    ことを特徴とするケーブル。
  2. 請求項1に記載のケーブルにおいて、
    前記ストライプは、前記突起部分が断面円弧状の形状に形成される
    ことを特徴とするケーブル。
  3. 請求項1または請求項2に記載のケーブルにおいて、
    前記ストライプは、全体が前記シースとは異なる色に着色され、且つ、前記基体部分が断面V字形の形状に形成される
    ことを特徴とするケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018149314A1 (zh) * 2017-02-15 2018-08-23 常熟市邦知光电科技有限公司 一种间色电缆或间色光缆
CN108878012A (zh) * 2018-06-28 2018-11-23 怀宁宜庆电线电缆有限公司 一种柔韧耐弯曲的汽车用电缆

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