JP2010027241A - ジョイント端子及び電池の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、振動を受けた場合でも、電池の端子から離脱することを抑制可能なジョイント端子及び電池の接続構造を提供する。
【解決手段】第1対向壁32には、第1対向壁32が正極23の球面に嵌合したときに正極23の球面の少なくとも一部が嵌入する第1孔部33と、正極23の球面との嵌合方向前側の端縁から第1孔部33に延びる第1案内溝34と、が形成されており、第2対向壁36には、第2対向壁36が負極24の球面に嵌合したときに負極24の球面の少なくとも一部が嵌入する第2孔部37と、第1案内溝34とは異なる方向であって、且つ負極24の球面との嵌合方向前側の端縁から第2孔部37に延びる第2案内溝38と、が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ジョイント端子及び電池の接続構造に関する。
従来より、並んで配される複数の電池間を接続する、電池の接続構造としては、特許文献1に記載のものが知られている。この接続構造は、複数の電池を並べて配し、隣接する電池から突設された端子同士を接続部材で連結してなる。接続部材は、絶縁材よりなる連結体に配されている。
接続部材には、拡開可能な差し込み口を通して電池の端子をクランプする一対のクランプ部が形成されている。両クランプ部の差し込み口は同方向へ開口しており、両端子に対して一方向からの操作によって両クランプ部をクランプできるようになっている。これにより、簡易な操作で電池の端子間を接続できる。
特開平11−102681号公報
しかしながら上記の構成によると、例えば連結体を介して接続部材に振動が伝達されて、差し込み口を電池の端子から離脱させる方向(差し込み口の開口方向と反対方向)の力が加わった場合に、接続部材が電池の端子から離脱してしまうことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、振動を受けた場合でも、電池の端子から離脱することを抑制可能なジョイント端子及び電池の接続構造を提供することを目的とする。
本発明は、端子金具であって、複数の電池のうち一の電池に設けられて球面を有する第1端子の球面に嵌合すると共に互いに拡開方向に弾性変形可能な一対の第1対向壁と、前記一の電池に隣接して配された他の電池に設けられて球面を有する第2端子の球面に嵌合すると共に互いに拡開方向に弾性変形可能な一対の第2対向壁と、を備え、前記第1対向壁には、前記第1対向壁が前記第1端子の球面に嵌合したときに前記第1端子の球面の少なくとも一部が嵌入する第1孔部と、前記第1端子の球面との嵌合方向前側の端縁から前記第1孔部に延びる第1案内溝と、が形成されており、前記第2対向壁には、前記第2対向壁が前記第2端子の球面に嵌合したときに前記第2端子の球面の少なくとも一部が嵌入する第2孔部と、前記第1案内溝とは異なる方向であって、且つ前記第2端子の球面との嵌合方向前側の端縁から前記第2孔部に延びる第2案内溝と、が形成されている。
また、本発明は、電池の接続構造であって、複数の電池のうち一の電池に設けられて球面を有する第1端子と、前記一の電池に隣接して配された他の電池に設けられて球面を有する第2端子と、前記第1端子及び前記第2端子を電気的に接続するジョイント端子と、を備える。
本発明によれば、第2案内溝は第1案内溝と異なる方向に延びているから、第2対向壁は、第2端子の球面に対し、第1対向壁が第1端子の球面に嵌合する方向と異なる方向から嵌合する。これにより、第1対向壁が第1端子の球面に嵌合し、且つ第2対向壁が第2端子の球面に嵌合した状態において、例えばジョイント端子に振動が伝達されて、ジョイント端子に第1端子の球面から離間する方向の力が加えられた場合でも、第2対向壁に対しては第2端子の球面から離脱する方向の力が加わらない。このため、第2対向壁が第2端子の球面から離脱することを抑制できる。
また、ジョイント端子に対して、第2対向壁が第2端子の球面から離脱する方向の力が加えられたときも、上記と同様に、第1対向壁に対しては第1端子の球面から離脱する方向の力が加わらない。このため、第1対向壁が第1端子の球面から離脱することを抑制できる。
また、本発明によれば、第1対向壁に形成された第1案内溝と、第2対向壁に形成された第2案内溝との延びる方向を異ならせるという簡易な構成により、振動によってジョイント端子が電池の端子から離脱することを抑制できる。この結果、ジョイント端子に加えられる振動を吸収するための部材を設けなくてもよいので、電池の接続構造を全体として小型化できる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記第1対向壁が前記第1端子の球面に嵌合する方向と、前記第2対向壁が前記第2端子の球面に嵌合する方向とは、略直交している構成としてもよい。
上記の構成によれば、端子が第1端子及び第2端子から離脱することを一層抑制できる。なお、略直交するとは、直交する場合も含む。
前記第1孔部及び前記第2孔部の双方又は一方の孔縁は、前記一の電池と前記他の電池の並び方向について細長い略長円形状に形成される構成としてもよい。
上記の構成によれば、一の電池と、この一の電池に隣接した配される他の電池の並び方向について位置ずれが生じても、長円形状をなす第1孔部及び第2孔部の双方又は一方が球面上を電池の並び方向に摺動することにより、位置ずれが吸収される。
なお、「長円形」とは、二つの等しい長さの平行線と、この平行線の両端部にそれぞれ連なる二つの半円形と、からなる図形とする。
前記一対の第1対向壁のうち、前記第1端子の球面との嵌合方向前側の端縁には、前記嵌合方向前側に向かうに従って離間する第1誘い込み部が形成されており、且つ、前記一対の第2対向壁のうち、前記第2端子の球面との嵌合方向前側の端縁には、前記嵌合方向前側に向かうに従って離間する第2誘い込み部が形成されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、第1端子の球面は、第1誘い込み部によって、第1対向壁の間に案内される。これにより、第1端子の球面に第1対向壁を容易に嵌合させることができる。
また、第2端子の球面は、第2誘い込み部によって、第2対向壁の間に案内される。これにより、第2端子の球面に第2対向壁を容易に嵌合させることができる。
前記ジョイント端子は、対向して配される一対の金属板と、前記各金属板の対応する位置に形成されたボルト挿通孔と、前記ボルト挿通孔に挿通されるボルトと、前記ボルトに対して前記金属板を介して螺合されるナットと、前記ボルトと前記金属板との間、又は前記ナットと前記金属板との間に配設されて、前記金属板同士を互いに接近させる方向に付勢するバネと、を備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、バネにより金属板同士は互いに接近する方向に付勢されているので、第1端子及び第2端子と、ジョイント端子との間を確実に接続できる。
また、ボルト又はナットを締めたり緩めたりすることにより、バネの弾発力を調節することができる。これにより、第1対向壁と第1端子の球面との接圧及び、第2対向壁と第2端子の球面との接圧を容易に調節することができる。
前記一対の金属板の間には、前記第1端子の球面及び前記第2端子の球面の外径よりも小さな厚さ寸法を有するスペーサが配設されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、金属板同士の間隔は、スペーサにより離間した状態に保持されている。これにより、第1端子の球面及び第2端子の球面に対して第1対向壁及び第2対向壁を嵌合させる際に、スペーサを配設しない場合に比べて、バネの弾発力に抗して第1対向壁及び第2対向壁を離間させる距離が小さくてすむ。これにより、第1端子の球面及び第2端子の球面に対して第1対向壁及び第2対向壁を容易に嵌合させることができる。
本発明によれば、振動を受けた場合でも、ジョイント端子が電池の端子か離脱することを抑制できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7を参照しつつ説明する。本実施形態は、電気自動車(図示せず)やハイブリッド車(図示せず)に搭載される電池モジュール(図示せず)に収容される複数の電池11間を接続するジョイント端子14、及びこのジョイント端子14を用いた電池11の接続構造に関する。
(電池11)
図5に示すように、電池モジュール内には複数(図5では2つ)の電池11が図5における左右方向に並んで、隣接して配されている。図5における左側に位置する電池11の上端部には、上方に突出する正極23(本発明の第1端子に相当)が形成されている。また、図5における右側に位置する電池11の上端部には、上方に突出する負極24(本発明の第2端子に相当)が形成されている。正極23と負極24とは、同じ形状に形成されている。
正極23及び負極24は金属製であって、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属により形成される。正極23及び負極24の上端部には球面を有する球面部17が形成されている。正極23及び負極24は、切削加工、鋳造、又は鍛造等、公知の手法により形成される。
(ジョイント端子14)
図5に示すように、図5における左側に位置する電池11の正極23と、右側に位置する電池11の負極24とは、ジョイント端子14により電気的に接続されている。詳細には図示しないが、隣り合って位置する正極23及び負極24間をジョイント端子14により順次接続することにより、複数の電池11全体は直列に接続される。
図1に示すように、ジョイント端子14は、対向して配される一対の金属板25をボルト26で接続してなる。金属板25は、図5における左右方向に細長い略矩形状をなしている。図2に示すように、金属板25には、図2における左右方向の中央付近に、図2における上下方向に貫通するボルト挿通孔27が形成されている。このボルト挿通孔27には、ボルト26が挿通されている。
図1に示すように、ボルト26の頭部には、六角形状をなす孔が穿設されており、六角レンチを挿入可能になっている。
図2に示すように、一対の金属板25の間には、スペーサ28が配設されている。スペーサ28は、合成樹脂製であって、円板状をなしている。スペーサ28には、図2における上下方向に貫通するボルト挿通孔29が形成されている。このボルト挿通孔29にはボルト26が挿通されている。図7に示すように、スペーサ28の厚さ寸法W1は、球面部17の外形寸法D1よりも小さく設定されている。
ボルト26には、図2における下端部に、ナット30が螺合されている。ナット30と、一対の金属板25のうち図2における下側に位置する金属板25と、の間には、バネ31が配設されている。バネ31はコイル状をなしている。このバネ31により、一対に金属板25は、互いに接近する方向(図2における上下方向)に付勢されるようになっている。
(第1対向壁32)
一対の金属板25のうち図5における左側に位置する正極23の球面部17に嵌合する領域は、一対の第1対向壁32とされる。一対の第1対向壁32にはそれぞれ、対応する位置に第1対向壁32を貫通する第1孔部33が形成されている。第1孔部33の孔縁は、図5における紙面を貫通する方向から見て略円形状をなしている。
図5に示すように、第1孔部33の図5における上下方向の高さ寸法H1は、正極23の球面部17の図5における高さ寸法H2よりも小さく設定されている。これにより、正極23に第1対向壁32が嵌合した状態においては、第1孔部33の孔縁に、正極23の球面部17に形成された球面の一部が嵌入するようになっている(図6参照)。この状態において、第1孔部33の孔縁は、正極23の球面部17の球面上を摺接可能になっている。
図3に示すように、一対の第1対向壁32は、正極23の球面部17に対して図3における上方(矢線Aで示す方向)から嵌合される。一対の第1対向壁32の対応する位置にはそれぞれ、正極23の球面部17との嵌合方向前側(図3における下側)の端縁(下端縁)から、第1孔部33に延びる第1案内溝34が、形成されている。第1案内溝34は、第1対向壁32を貫通して形成されている。
図3に示すように、第1対向壁32のうち、正極23の球面との嵌合方向前側(図3における下側)の端縁には、正極23の球面部17との嵌合方向前側(図3における下側)に向かうに従って、図3における紙面を貫通する方向に離間する第1誘い込み部35が形成されている。図6に示すように、第1誘い込み部35の図6における右端縁(嵌合方向前側の端縁)の、図6における上下方向の幅寸法W2は、正極23の球面部17の外径寸法D1と同じか、やや大きく設定されている。
(第2対向壁36)
一対の金属板25のうち図5における右側に位置する負極24の球面部17に嵌合する領域は、一対の第2対向壁36とされる。一対の第2対向壁36にはそれぞれ、対応する位置に第2対向壁36を貫通する第2孔部37が形成されている。第2孔部37の孔縁は、図5における紙面を貫通する方向から見て略円形状をなしている。
図5に示すように、第2孔部37の図5における上下方向の高さ寸法H3は、負極24の球面部17の図5における高さ寸法H4よりも小さく設定されている。これにより、負極24に第2対向壁36が嵌合した状態においては、第2孔部37の孔縁に、負極24の球面部17に形成された球面の一部が嵌入するようになっている(図6参照)。この状態において、第2孔部37の孔縁は、負極24の球面部17の球面上を摺接可能になっている。
図4に示すように、ジョイント端子14は、正極23に嵌合した状態の第1孔部33を回動中心として、図4において時計回り方向(矢線Bで示す方向)に回動可能になっている。一対の第2対向壁36は、ジョイント端子14を図4において時計回り方向(矢線Bで示す方向)に回動させることにより、負極24の球面部17に対して図4における上方から嵌合される。図5に示すように、一対の第2対向壁36の対応する位置にはそれぞれ、負極24の球面部17との嵌合方向前側(図5における下側)の端縁(下端縁)から、第2孔部37に延びる第2案内溝38が、形成されている。第2案内溝38は、第2対向壁36を貫通して形成されている。
図4に示すように、第2案内溝38の延びる方向(図4における右方)は、第1案内溝34の延びる方向(図4における下方)と異なっており、第2案内溝38の延びる方向と第1案内溝34の延びる方向とは略直交して形成されている。なお、略直交するとは、直交する状態を含む。
図5に示すように、第2対向壁36のうち、負極24の球面との嵌合方向前側(図5における下側)の端縁には、負極24の球面部17との嵌合方向前側(図5における下側)に向かうに従って図5において紙面を貫通する方向に離間する第2誘い込み部39が形成されている。第2誘い込み部39の下端縁の幅寸法は、負極24の球面部17の外径寸法と同じか、やや大きく設定されている。
続いて、電池11の接続工程の一例について説明する。まず、金属板材を所定の形状にプレス成形することにより、複数の金属板25を形成する。一の金属板25のボルト挿通孔27にボルト26を挿通する。さらにこのボルト26を、スペーサ28のボルト挿通孔29に挿通する。その後、ボルト26を、他の金属板25のボルト挿通孔27に挿通する。その後、このボルト26に、バネ31を外嵌する。そして、ボルト26の端末にナット30を螺合する。これによりジョイント端子が完成する。
一方、図3に示すように、複数の電池11を並べて配する。このとき、隣り合う電池11,11に設けた正極23及び負極24が同じ方向を向くように並べる。続いて、ジョイント端子11を、第1対向壁32が図3における下方を向き、且つ、第2対向壁36が上方を向く姿勢で配する。そして、第1対向壁32を電池11の上方に位置するように配する。
続いて、矢線Aに示すように第1対向壁32を正極23側に移動させる。すると、第1対向壁32の第1誘い込み部35が、正極23の球面部17と、図3における上方から当接する。これにより、正極23の球面部17は第1誘い込み部35によって、第1対向壁32の間に案内される。これにより、正極23の球面部17に第1対向壁32を容易に嵌合させることができる。
さらに第1対向壁32を図3における下方に移動させると、第1対向壁32の第1案内溝34が、図3における上方から正極23の球面部17に当接する。すると、正極23の球面部17は、第1案内溝34に案内されて第1孔部33に確実に案内される。
このとき、一対の第1対向壁32は、正極23の球面部17に押圧されることで、バネ31の付勢力に抗して、互いに拡開方向に変位すると共に、一対の第2対向壁36は、負極24負極の球面部17に押圧されることで、バネ31の付勢力に抗して互いに拡開方向に変位する。
さらに第1対向壁32を移動させると、第1対向壁32は復帰変形し、第1対向壁32は正極23の球面部17に嵌合する(図4参照)。
続いて、図4に示すように、第1対向壁32が正極23の球面部17に嵌合した状態で、第1孔部33を回動中心として、図4における時計回り方向(矢線Bで示す方向)にジョイント端子14を回動させる。すると、第2対向壁36の第2誘い込み部39が、負極24の球面部17と、図4における上方から当接する。これにより、負極24の球面部17は第2誘い込み部39によって、第2対向壁36の間に案内される。これにより、負極24の球面部17に第2対向壁36を容易に嵌合させることができる。
さらにジョイント端子14を回動させると、第2対向壁36の第2案内溝38が、図4における上方から負極24の球面部17に当接する。すると、負極24の球面部17は、第2案内溝38に案内されて第2孔部37に確実に案内される。
このとき、一対の第2対向壁36は、負極24負極の球面部17に押圧されることで、バネ31の付勢力に抗して互いに拡開方向に変位する。
さらにジョイント端子14を回動させると、第2対向壁36は復帰変形し、第2対向壁36は負極24の球面部17に嵌合する(図5参照)。
このとき、図6に示すように、正極23の球面部17は、第1対向壁32に形成された第1孔部33内に嵌入している。これにより、第1対向壁32と、正極23の球面部17とが嵌合状態から離脱しようとすると、まず、正極23の球面部17は、第1対向壁32の第1孔部33の孔縁を乗り越えなければならない。このため、第1対向壁32と正極23の球面部17とは嵌合状態から離脱しにくくなるので、第1接続部と正極23との間の接続信頼性を向上させることができる。
同様に、図6に示すように、負極24の球面部17は、第2対向壁36に形成された第2孔部37内に嵌入している。これにより、第2対向壁36と、負極24の球面部17とが嵌合状態から離脱しようとすると、まず、負極24の球面部17は、第2対向壁36の第2孔部37の孔縁を乗り越えなければならない。このため、第2対向壁36と負極24の球面部17とは嵌合状態から離脱しにくくなるので、第2接続部と負極24との間の接続信頼性を向上させることができる。
上記のようにして、電池11の正極23及び負極24と、ジョイント端子14と、の嵌合が完了し、隣接して並ぶ電池11の正極23と負極24とが電気的に接続される。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、第1対向壁32は正極23の球面に嵌合する。これにより、第1対向壁32は、正極23の球面と接触しながら球面上を回転できる。また、第2対向壁36は負極24の球面に嵌合する。これにより、第2対向壁36は、負極24の球面と接触しながら球面上を回転できる。この結果、隣接する電池11に設けられた正極23と負極24とのあいだに位置ずれが生じても、第1対向壁32又は第2対向壁36が、正極23又は負極24の球面上を接触しながら回転することにより、正極23と負極24の間の位置ずれを吸収することができる。
また、本実施形態によれば、第1対向壁32を正極23の球面に嵌合させると、正極23の球面の少なくとも一部は第1孔部33内に嵌入する。これにより、第1対向壁32と負極24とが嵌合状態から離脱しにくくなるので、第1対向壁32と負極24との間の接続信頼性を向上させることができる。
また、第2対向壁36を負極24の球面に嵌合させると、負極24の球面の少なくとも一部は第2孔部37内に嵌入する。これにより、第2対向壁36と負極24とが嵌合状態から離脱しにくくなるので、第2対向壁36と第2との間の接続信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ボルト26又はナット30を締めたり緩めたりすることにより、バネ31の弾発力を調節することができる。これにより、第1対向壁32と正極23の球面との接圧及び、第2対向壁36と負極24の球面との接圧を容易に調節することができる。
また、本実施形態によれば、一対の金属板25の間には、正極23の球面及び負極24の球面の外径よりも小さな厚さ寸法を有するスペーサ28が配設されている。これにより、金属板25同士の間隔は、スペーサ28により離間した状態に保持されている。この結果、正極23の球面及び負極24の球面に対して第1対向壁32及び第2対向壁36を嵌合させる際に、スペーサ28を配設しない場合に比べて、バネ31の弾発力に抗して第1対向壁32及び第2対向壁36を離間させる距離が小さくてすむ。これにより、正極23の球面及び負極24の球面に対して第1対向壁32及び第2対向壁36を容易に嵌合させることができる。
また、本実施形態によれば、正極23の球面は、第1案内溝34により、第1孔部33へ確実に案内される。このため、第1接続部と正極23の球面との嵌合時に、第1接続部と正極23との相対的な位置関係を厳密に考慮しなくてもよいので、作業効率を向上させることができる。
また、負極24の球面は、第2案内溝38により、第2孔部37へ確実に案内される。このため、第2接続部と負極24の球面との嵌合時に、第2接続部と負極24との相対的な位置関係を厳密に考慮しなくてもよいので、作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、正極23の球面は、第1誘い込み部35によって、第1対向壁32の間に案内される。これにより、正極23の球面に第1対向壁32を容易に嵌合させることができる。
また、負極24の球面は、第2誘い込み部39によって、第2対向壁36の間に案内される。これにより、負極24の球面に第2対向壁36を容易に嵌合させることができる。
また、本実施形態によれば、第2案内溝38は第1案内溝34と略直交する方向に延びているから、第2対向壁38は、負極24の球面に対し、第1対向壁32が正極23の球面に嵌合する方向と異なる方向から嵌合する。これにより、第1対向壁32が正極23の球面に嵌合し、且つ第2対向壁38が負極23の球面に嵌合した状態において、例えばジョイント端子14に振動が伝達されて、ジョイント端子14に正極23の球面から離間する方向(図5における右向き)の力が加えられた場合でも、第2対向壁38に対しては負極24の球面から離脱する方向(図5における上向き)の力が加わらない。このため、第2対向壁38が負極24の球面から離脱することを抑制できる。
また、ジョイント端子14に対して、第2対向壁38が負極24の球面から離脱する方向(図5における上向き)の力が加えられたときも、上記と同様に、第1対向壁32に対しては正極23の球面から離脱する方向(図5における右向き)の力が加わらない。このため、第1対向壁32が正極23の球面から離脱することを抑制できる。
このように、本実施形態によれば、ジョイント端子14が振動を受けた場合でも、ジョイント端子14が電池11の正極23又は負極24から離脱することが抑制される。
また、本実施形態によれば、第1対向壁32に形成された第1案内溝34と、第2対向壁36に形成された第2案内溝38との延びる方向を異ならせるという簡易な構成により、振動によってジョイント端子14が電池11の正極23又は負極24から離脱することを抑制できる。この結果、ジョイント端子14に加えられる振動を吸収するための部材を設けなくてもよいので、電池11の接続構造を全体として小型化できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8を参照しつつ説明する。本実施形態では、図8に示すように、図8における右側に位置する第2対向壁36に形成された第2孔部37の孔縁は、図8において紙面を貫通する方向から見て、隣り合う電池11の並び方向(図8における左右方向)に細長い略長円形状をなしている。本実施形態においては、第2孔部37の孔縁のうち、図8における上下に位置する二つの線分は平行で且つ長さが等しくなっている。この二つの線分の左右両端部には、二つの半円形(半円弧)が連なっている。
図8に示すように、第2孔部37の図8における上下方向の高さ寸法H5は、負極24の球面部17の図8における高さ寸法H6よりも小さく設定されている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、複数の電池11間において、電池11の並び方向(図8における左右方向)について位置ずれが生じても、長円形状をなす第2孔部37が電池11の並び方向(図8において矢線Cで示す方向)に摺動することにより、位置ずれが吸収される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、バネ31は、金属板25とナット30との間に配設される構成としたが、これに限られず、金属板25とボルト26との間に配設される構成としてもよい。
(2)第1孔部33又は第2孔部37は、貫通してなくてもよく、第1対向壁32のうち正極23の球面部17と対向する対向面又は第2対向壁36のうち負極24の球面部17と対向する対向面をくぼませて形成してもよい。
(3)本実施形態においては、第1孔部33を第1対向壁32に設け、且つ第2孔部37を第2対向壁36に設ける構成としたが、これに限られず、第1孔部33又は第2孔部37は、必要に応じて省略してもよい。換言すると、第1孔部33を第1対向壁32にのみ設ける構成としてもよいし、また、第2孔部37を第2対向壁36にのみ設ける構成としてもよい。さらに、第1孔部33及び第2孔部37の双方を省略する構成としてもよい。
(4)第1孔部33の孔縁及び第2孔部37の孔縁の双方が、電池11の並び方向に細長い略長円形状をなす構成としてもよい。
(5)第1案内溝34又は第2案内溝38は、第1対向壁32のうち正極23の球面部17と対向する対向面又は第2対向壁36のうち負極24の球面部17と対向する対向面をくぼませて形成してもよい。
(6)本実施形態においては、第1案内溝34を第1対向壁32に設け、且つ第2案内溝38を第2対向壁36に設ける構成としたが、これに限られず、第1案内溝34又は第2案内溝38は、必要に応じて省略してもよい。換言すると、第1案内溝34を第1対向壁32にのみ設ける構成としてもよいし、また、第2案内溝38を第2対向壁36にのみ設ける構成としてもよい。さらに、第1案内溝34及び第2案内溝38の双方を省略する構成としてもよい。
(7)本実施形態においては、第1誘い込み部35を第1対向壁32に設け、且つ第2誘い込み部39を第2対向壁36に設ける構成としたが、これに限られず、第1誘い込み部35又は第2誘い込み部39は、必要に応じて省略してもよい。換言すると、第1誘い込み部35を第1対向壁32にのみ設ける構成としてもよいし、また、第2誘い込み部39を第2対向壁36にのみ設ける構成としてもよい。さらに、第1誘い込み部35及び第2誘い込み部39の双方を省略する構成としてもよい。
(8)本実施形態では、正極23が第1端子に相当するとし、負極24が第2端子に相当する構成としたが、第1端子が第1対向壁に接続され、第2端子が第2対向壁に接続される構成であれば、第1端子は正極であっても負極であってもよく、また、第2端子は負極であっても正極であってもよい。
(9)本実施形態では、ジョイント端子14は、正極と負極とを接続する構成としたが、これに限られず、正極同士、又は負極同士を接続する構成としてもよい。
本発明の実施形態1に係るジョイント端子を示す全体斜視図 ジョイント端子を示す平面図 ジョイント端子の接続工程を示す正面図 ジョイント端子の接続工程を示す正面図 電池の接続構造を示す正面図 正極及び負極にジョイント端子が嵌合した状態を示す平面図 正極及び負極にジョイント端子が嵌合した状態を示す平面図 実施形態2に係る電池に接続構造を示す平面図
符号の説明
11…電池
14…ジョイント端子
23…正極(第1端子)
24…負極(第2端子)
25…金属板
26…ボルト
27…ボルト挿通孔
28…スペーサ
30…ナット
31…バネ
32…第1対向壁
33…第1孔部
34…第1案内溝
35…第1誘い込み部
36…第2対向壁
37…第2孔部
38…第2案内溝
39…第2誘い込み部

Claims (7)

  1. 複数の電池のうち一の電池に設けられて球面を有する第1端子の球面に嵌合すると共に互いに拡開方向に弾性変形可能な一対の第1対向壁と、前記一の電池に隣接して配された他の電池に設けられて球面を有する第2端子の球面に嵌合すると共に互いに拡開方向に弾性変形可能な一対の第2対向壁と、を備え、
    前記第1対向壁には、前記第1対向壁が前記第1端子の球面に嵌合したときに前記第1端子の球面の少なくとも一部が嵌入する第1孔部と、前記第1端子の球面との嵌合方向前側の端縁から前記第1孔部に延びる第1案内溝と、が形成されており、
    前記第2対向壁には、前記第2対向壁が前記第2端子の球面に嵌合したときに前記第2端子の球面の少なくとも一部が嵌入する第2孔部と、前記第1案内溝とは異なる方向であって、且つ前記第2端子の球面との嵌合方向前側の端縁から前記第2孔部に延びる第2案内溝と、が形成されているジョイント端子。
  2. 前記第1対向壁が前記第1端子の球面に嵌合する方向と、前記第2対向壁が前記第2端子の球面に嵌合する方向とは、略直交している請求項1に記載のジョイント端子。
  3. 前記第1孔部及び前記第2孔部の双方又は一方の孔縁は、前記一の電池と前記他の電池の並び方向について細長い略長円形状をなしている請求項1または請求項2に記載のジョイント端子。
  4. 前記一対の第1対向壁のうち、前記第1端子の球面との嵌合方向前側の端縁には、前記嵌合方向前側に向かうに従って離間する第1誘い込み部が形成されており、且つ、前記一対の第2対向壁のうち、前記第2端子の球面との嵌合方向前側の端縁には、前記嵌合方向前側に向かうに従って離間する第2誘い込み部が形成されている請求項1ないし請求項3に記載のいずれか一項に記載のジョイント端子。
  5. 前記ジョイント端子は、対向して配される一対の金属板と、前記各金属板の対応する位置に形成されたボルト挿通孔と、前記ボルト挿通孔に挿通されるボルトと、前記ボルトに対して前記金属板を介して螺合されるナットと、前記ボルトと前記金属板との間、又は前記ナットと前記金属板との間に配設されて、前記金属板同士を互いに接近させる方向に付勢するバネと、を備える請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のジョイント端子。
  6. 前記一対の金属板の間には、前記第1端子の球面及び前記第2端子の球面の外径よりも小さな厚さ寸法を有するスペーサが配設されている請求項5に記載のジョイント端子。
  7. 複数の電池のうち一の電池に設けられて球面を有する第1端子と、前記一の電池に隣接して配された他の電池に設けられて球面を有する第2端子と、前記第1端子及び前記第2端子を電気的に接続する請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のジョイント端子と、を備えた電池の接続構造。
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