JP2010023994A - 切欠き形成装置、製本装置及び製本システム - Google Patents

切欠き形成装置、製本装置及び製本システム Download PDF

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Abstract

【課題】紙詰まりが発生した場合でもシート間の切欠きの位置を適正にずらし、適切な接合状態の冊子を作製可能にすること。
【解決手段】製本装置Bの制御部は、シート束Saを構成するシート1枚毎にシートS上に形成される切欠きVの位置を変更し、紙詰まりの発生によりジョブの実行が停止した場合、詰まったシートSを除去してジョブの実行を再開した後に最初に切欠きVが形成されるシートSに対し、正常に処理済みの最後のシートSにおける切欠きの位置と異なる位置に切欠きVを形成するようにする。
【選択図】図13

Description

本発明は、搬送されてきたシートの端に切欠きを形成する切欠き形成装置、及び切欠きが形成されたシートを複数枚束ねたシート束を接着剤により接合させて冊子を作製する製本装置、製本システムに関する。
画像が形成されたシートを複数枚束ねてシート束とし、そのシート束と表紙を接着剤により接合させて冊子を作製する技術が各種提案されている。例えば、複写機やプリンタ等の画像形成装置を有する製本システムにおいて、画像形成装置により画像が形成されたシートを自動的に複数枚束ねてシート束とし、そのシート束と表紙を接着剤により接合して冊子を作製するものである。
この製本システムで冊子を作製する一般的な手順を説明すると、まず画像が形成された複数枚のシートを集積・整合してシート束とする。次に集積・整合したシート束の背部に接着剤を塗布する。そして表紙を搬送させて所定位置に停止させ、表紙をシート束の背部に接合する。このような手順で複数枚のシートと表紙が一体となり冊子が作製される。
図16にシート束と表紙により構成される冊子の一例を示す。
図16(a)は表紙Kが折られていない状態を示し、図16(b)は表紙Kが折られた状態を示す。図16(a)に示すように、背部Sbに接着剤を塗布したシート束Saを矢印方向に移動させて表紙Kに接合し、シート束Saを表紙Kでコの字状に覆う。冊子の最終形態では、図16(b)に示すようにシート束Saの側端部Seと表紙Kの側端部Keが揃っている。
ところで、シート束Saの背部Sbにそのまま接着剤を塗布し、シート束Saと表紙Kを接合させると、シート束Saと表紙Kとの間における接着力が十分に確保されず、作製された冊子から一部のシートSが抜け落ちてしまうという問題が発生する場合がある。
当該問題を解決するため、図17に示すようにシートSの端部に切欠きVを形成する。端部に切欠きVが形成されたシートSが複数枚束ねられると、図18(a)に示すようにシート束Saの背部Sbに切欠きVから構成される切欠き溝Vaが形成され、例えば、図18(b)(図18(b)は、図18(a)におけるX方向からみたシート束Saの背部Sbの状態を示す)に示すように、縦に真っ直ぐ形成される形状の切欠き溝Vaが形成される。
このように、シートSの端部に切欠きVを形成することにより、シート束の背部と表紙との間の空間を確保して接着剤を多く介入させ、シート束と表紙との間における接着力を確保することが出来る。シートSの端部に切欠きVを形成する技術は、特許文献1又は特許文献2に記載されており、特許文献1又は特許文献2では、画像が形成されたシートの搬送経路上に切欠き形成手段を設け、シートSの端に自動的に図17で示すような切欠きVを形成している。
特開2001−261221号公報 特開2007−62145号公報
シートSに形成される切欠きVの位置は多様に設定可能であり、例えばシート1枚毎に切欠きVの位置をずらし、図19(a)に示すように切欠きVにより構成される切欠き溝Vaをジグザグに屈曲した形状にすることも考えられる。シート1枚毎に切欠きVの位置をずらせば、図19(b)における斜線で示すようにシート間でずれた領域に接着剤が介入し、シート間での接着力が確保される。
図19(a)に示すようにどのシート間でも切欠きVの位置がずれていれば、シート間での接着力が確保されて問題はないが、図19(a)に示すようなシート束Saを形成する際に紙詰まりが発生し、接触するシート間で切欠きVの位置関係が狂ってしまい、シート間での接着力が十分に確保出来ない場合が考えられる。この点を以下に説明する。
図19(a)におけるp領域では切欠き溝Vaが屈曲しており、この屈曲している部分を構成する複数のシートにおける切欠きVの位置関係は図20に示すようになっている。シートS1〜S5は、各々4つの切欠きVが形成された後、シートS1を先頭にして矢印Xの方向に順々に搬送され、所定の箇所に積載されてシート束Saを形成する。シートS1の切欠きVに対してシートS2の切欠きVは矢印Yの方向に所定量ずれており、シートS2の切欠きVに対してシートS3の切欠きVは矢印Yの方向に所定量ずれている。シートS3とシートS4との間で切欠きVのずれる方向が変更され、シートS3の切欠きVに対してシートS4の切欠きVは矢印Zの方向に所定量ずれている。また、シートS4の切欠きVに対してシートS5の切欠きVは矢印Zの方向に所定量ずれている。このような切欠きVが形成されたシートS1〜S5が重なることにより、図19(a)におけるp領域のように屈曲した部分が形成される。
例えば、シート束Saを形成する動作において、切欠きVが形成されたシートS3が製本システム内の搬送経路で詰まり、シートS1とシートS2だけが正常に処理されて出力された場合、詰まったシートS3を搬送経路から除去してシートS4からシート束Saを形成する動作を再開してしまうと、シート束Sa内において接触するシートS2とシートS4との間で切欠きVの位置が全く同じとなる。その結果、シートS2とシートS4との間で図19(b)における斜線で示すようなずれた領域がなくなり、シート間での接着力が十分に確保されない場合がある。
また、図19(a)に示すような形状の切欠き溝Vaを有するシート束Saを形成する動作では、シート1枚毎に所定の方向に所定量ずつ切欠きVの位置をずらしているが、製本システム内の搬送経路で切欠きVが形成されたシートが詰まり、詰まったシートを除去してそのまま動作を再開してしまうと、図19(c)に示すように一部のシートが抜けたことにより切欠き溝Vaの形状が図19(a)に示すような形状とは異なったものとなる場合がある。シート束Saに表紙を接合して冊子を作製する場合、切欠き溝Vaは表紙で覆われてしまうため、冊子の状態では直に見えることはないが、例えば薄い表紙を用いて冊子を作製すると、冊子の背表紙において表紙が透けて切欠き溝Vaの形状が認識されてしまい、図19(c)に示すように連続して作製される複数部の冊子間で切欠き溝Vaの形状が異なっていると見栄えが悪い。また、シート束Saに表紙を接合させず、シート束Saの背部に接着剤を塗布しただけの冊子では、冊子の状態で切欠き溝Vaが直に見えてしまい、この見栄えの悪さは特に目立ってしまう。
そこで、本発明の目的は、紙詰まりが発生した場合でもシート間の切欠きの位置を適正にずらし、適切な接合状態の冊子を作製可能にする切欠き形成装置、製本装置、及び製本システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る切欠き形成装置は、
ジョブの実行により出力されるシート束を構成するシートの端部に切欠きを形成する切欠き形成部と、
当該切欠き形成部によりシート上に形成される切欠きの位置を変更する移動部と、
少なくとも前記切欠き形成部及び前記移動部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
シート束を構成するシート1枚毎にシート上に形成される切欠きの位置を変更し、
紙詰まりの発生によりジョブの実行が停止した場合、詰まったシートが除去されてジョブの実行が再開された後に最初に前記切欠き形成部により切欠きが形成されるシートに対し、正常に処理済みの最後のシートにおける切欠きの位置と異なる位置に切欠きを形成するべく、少なくとも前記切欠き形成部及び前記移動部を制御することを特徴とするものである。
また、本発明に係る製本装置は、
前記切欠き形成装置と、
当該切欠き形装置により切欠きが形成されたシートを集積してシート束を形成し、当該シート束の切欠きが形成された端部側に接着剤を塗布して接合させて冊子を作製する製本部と、
を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る製本システムは、
シートに画像を形成する画像形成装置と、
当該画像形成装置により画像が形成されたシートを用いて製本する前記製本装置と、
を有することを特徴とするものである。
本発明に係る切欠き形成装置、製本装置、及び製本システムによれば、紙詰まりが発生した場合でもシート間の切欠きの位置を適正にずらし、適切な接合状態の冊子を作製可能にすることが出来る。
[製本システムの概要]図1は画像形成装置A、製本装置B、冊子収容装置C、自動原稿送り装置DFを備えた製本システムの全体構成図である。
画像形成装置Aは、回転する像担持体1の周囲に、帯電部2、像露光部3、現像部4、転写除電部5、クリーニング部6を配置した画像形成部を有する。画像形成部は、帯電部2によって像担持体1の表面に帯電を行った後、像露光部3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成する。そして当該潜像を現像部4により現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。
シート収納部7Aから給紙されたシートSは像担持体1における転写位置へ搬送される。転写位置において転写除電部5によりトナー像がシートS上に転写された後、シートSの表面の電荷が消去されて像担持体1から分離され、搬送部7Bにより搬送される。その後、シートS上のトナー像は定着部8によりシートSに加熱定着され、シートSは排紙ローラ7Cにより画像形成装置Aから排出される。
シートSの両面に画像を形成する場合は、定着部8により加熱定着されたシートSを搬送路切換部7Dにより排紙通路から分岐し、反転搬送部7Eにおいてスイッチバックして表裏反転させる。そしてシートSを再び画像形成部へ搬送して、シートSの裏面に画像を形成する。排紙ローラ7Cから排出されたシートSは、製本装置Bに送り込まれる。
画像形成装置Aの上部には操作部9が配置されており、製本システムで実行されるジョブの内容が操作部9を通じてユーザーによって入力される。
図1に示すように、製本装置Bは、搬送路10、排紙部20、反転部30、シート束収容部40、塗布部50、表紙供給部60、断裁部70、冊子形成部80等を有するくるみ製本装置である。なお、本発明の製本装置は、くるみ製本装置以外に、シート束を単に接着剤により接合する糊付け製本装置等にも適用可能である。
[製本システムのブロック図]図2は製本システムにおける制御系のブロック図であり、ここでは代表的なものだけ示す。画像形成装置Aの主制御部100と、製本装置Bの後処理制御部200とは、シリアル通信部101、201(図1参照)により接続されている。主制御部100の指令により後処理制御部200が製本装置Bの各部を制御する。なお、本実施形態において、後処理制御部200が制御部として機能する。
後処理制御部200では冊子を作製するために、後述の各部の駆動を制御する。即ち、後処理制御部200は、塗布ローラ51を駆動するモータM1、切欠き部300のパンチ302を駆動するモータM2、シート束を支持する支持部材41を駆動するためのモータM4、切欠き部300を駆動するための移動部400、及び冊子形成部80、断裁部70等の駆動を制御する。
[製本装置の概要]図3は、製本装置Bの中央断面図である。搬送ローラ11のシート搬送方向上流側に配置された搬送路切換部Z2は、画像形成装置Aから排出されるシートSを搬送路aと搬送路bの何れかに分岐させる。搬送路aに導入されたシートSは、搬送ローラ11、12に挟持されて搬送され、搬送路切換部Z1によって排紙部20、反転部30の何れかに分岐される。搬送路bに搬送されるシートSは、搬送ローラ14に挟持されて製本部として機能する冊子形成部80に送り込まれる。搬送路aにはシート検知センサSENが設置されており、搬送路aにおいて搬送されるシートSが検知される。
シートSを排紙部20に排紙する場合、搬送路切換部Z1はシート束収容部40への搬送路cを遮断し、排紙部20への搬送路dを開放する。排紙部20への搬送路dを通過するシートSは、搬送ローラ21に挟持されて上方に搬送され、排紙ローラ22によって装置最上部の固定排紙トレイ23に排出される。
搬送路切換部Z1によって搬送路cに分岐されたシートSは、搬送ローラ31、32、33、34に挟持されて反転部30の所定位置に収容される。反転部30は、傾斜して配置されたシート載置台35、シート後端の位置決めを行う位置決め部材36、シート幅方向にシートSを整合する整合部材37、搬送ローラ38等を有する。
図4は、シート束収容部40におけるシート集積部が傾斜した状態を示す断面図である。シート束収容部40は、支持部材41、受け板42、横整合部材44、押圧部材45等を有する。
反転部30におけるシート載置台35に載置されたシートSは、搬送ローラ38によって挟持され、位置決め部材36の揺動により開放された開口から排出されて斜め下方に搬送される。シートSはシート束収容部40内に順次集積される。
シート束収容部40は、傾斜した集積面を有する支持部材41、揺動可能な受け板42を有する。反転部30から下降したシートSは、傾斜した支持部材41の集積面上を滑落し、シートSの先端部が受け板42に当接して停止して傾斜状態で支持される。縦整合部材43は支持部材41の集積面上に載置されるシートSのサイズに対応してシートSの後端部を押圧し、シートSの先端部を受け板42に当接させる。これによりシートSの先端が揃うことになる。画像形成装置Aから順次排出されるシートSは、反転部30においてスイッチバック搬送され、シート束収容部40に集積され、複数枚のシートSから成るシート束Saが形成される。
製本装置Bにより作製される冊子の設定条件であるシートSのサイズ及びシート束Saのシート枚数は、画像形成装置Aの操作部9において設定されたり、画像形成装置Aに接続されたパーソナルコンピュータ等の外部機器において設定されたりする。
横整合部材44は、反転部30から搬送されてシート束収容部40に収容されるシートSの側縁を押圧してシート幅方向の横整合を行う。
押圧部材45は、シート束収容部40に集積されたシート束Saの厚さ方向を押圧してシート束Saを挟持する。設定された枚数のシートSがシート束収容部40に収容された段階で、押圧部材45がモータ(不図示)によって作動し、支持部材41と押圧部材45によりシート束Saを挟持する。
図5は、シート束収容部40におけるシート集積部が直立した状態を示す断面図である。
シート束Saを挟持した支持部材41と押圧部材45は、モータM4と駆動部47によってシート束収容部40の軸46を中心にして回転し、シート束Saを傾斜状態から直立状態にする。この状態では、シート束Saの下面が塗布部50の塗布ローラ51から離間している。また、支持部材41と押圧部材45がシート束Saを挟持した状態では、受け板42は駆動部(不図示)によって図示の破線位置から実線位置に回転する。
図6は、シート束収容部40、塗布部50、表紙供給部60、断裁部70、冊子形成部80の断面図である。
塗布部50は、塗布ローラ51と、塗布ローラ51を回転駆動させる駆動部52と、糊等の接着剤Nを収容する接着剤容器53と、接着剤容器53を支持して製本装置Bの背面側の初期位置から前面側の塗布位置に移動可能な移動体54と、移動体54を往復動させる移動手段55と、接着剤容器53内に収容された接着剤Nを加熱する加熱部56等を有している。
塗布部50における移動体54は、支持部材41と押圧部材45により直立状態に保持されたシート束Saの下面長手方向に平行する方向に駆動部47によって移動する。
移動体54は製本装置Bの背面側の初期位置から移動を開始して、移動手段55に沿って移動し、製本装置Bの前面側の所定位置で停止した後、反転駆動され初期位置に復帰する。
図7は塗布部50周辺の斜視図である。
モータM1及び駆動部52により、接着剤Nを収容した接着剤容器53に浸漬された塗布ローラ51が回転する。移動体54の往動又は往復動により、塗布ローラ51は、直立状態に挟持されたシート束Saの下面長手方向の背面側Rから前面側Fに向けて接着剤Nを塗布する。
塗布ローラ51の外周面に塗布された接着剤Nは、規制部材57によって接着剤Nの層厚が規制される。
図6に示すように、表紙供給部60における表紙積載部61内に収容された表紙Kは、給紙部62により分離、給送され、搬送ローラ63、64、65に挟持されて、冊子形成部80に搬送される。
表紙供給部60の図示上方で、冊子形成部80の図示右方に一体構成された断裁部70は、回転刃71と固定刃72とから成るロータリカッタにより表紙Kの搬送方向の長さを所定長に断裁する。
所定長は、シートSの進行方向の2枚分の長さにシート束Saの背部の長さを加えた長さである。例えば、A4サイズのシートSから成るシート束Saの背部に表紙Kを貼着してくるみ製本処理を行う場合は、シート束Saの最大枚数が300枚で厚さ約30mmであるとすると、所定長は、A4判シートの短辺長さ210mmの2倍にシート束Saの厚さ約30mmを加えた450mmに設定して、表紙Kを断裁する(表紙Kの断裁前の全長は450mm以上である)。
A5サイズ、B5サイズ、8.5×11インチ(1インチは25.4mm)サイズの各シートSをくるみ製本処理して冊子を作製する場合にも、シートの短辺長さとシート束厚さにより、所定長が設定される。
画像形成装置Aの操作部9又は外部機器において、シートサイズ、シート枚数、シート厚さが設定されるか、または検出されると、制御部は表紙Kの断裁所定長を設定する。表紙Kの断裁前の長さは、シート最大枚数に対応して予め定められ、表紙供給部60の表紙積載部61内に収容される。
冊子形成部80は、表紙供給部60から供給された表紙Kを受容して搬送し、所定位置に停止させる搬送ローラ81、82、表紙Kをシート束Saの接着剤塗布面に圧接させる加圧部材83、搬送ローラ81、82と加圧部材83とを支持する移動筐体84、整合部85、移動筐体84を垂直上下方向に移動可能にする昇降部86等を有する。
冊子形成部80と冊子排出ベルト88とが一体となって昇降部86により昇降する。冊子形成部80が下降位置に停止して表紙Kを導入するとき、整合部85は初期位置から表紙Kのサイズに応じて移動して断裁処理前の表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行う。幅整合されて曲がりが修正された表紙Kは、導入方向と逆方向にスイッチバックされて、断裁部70に搬送され所定位置において断裁される。
また、冊子形成部80が下降位置において断裁後の表紙Kをシート束Saの背部に接着して貼着するのに先だって、整合部85は再び初期位置から移動して表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行い、表紙Kを所定位置に停止させる。その後、整合部85が表紙Kとシート束Saの接合に支障を来さないように初期位置に戻り、続いて冊子形成部80が上昇する。上昇時には表紙Kは所定位置に支持されている。
従って、昇降可能な冊子形成部80に設置された整合部85は、断裁部70による表紙Kの断裁前後の表紙幅方向の位置決めを行うことにより、表紙の断裁精度の向上と、シート束Saと表紙Kとの位置合わせ精度の向上と、構造の簡易化とが達成される。
昇降部86は、左右のベルトを回動させることにより、移動筐体84を上方位置に移動させる。この上昇位置において、加圧部材83上に載置された表紙Kの中央部は、シート束Saの接着剤の塗布面に圧接して接着される。シート束Saへの接着剤の塗布処理終了後、塗布部50は後方に移動して退避する。
冊子形成部80の上部には、表紙折り曲げ部が装備されている。表紙折り曲げ部は、左右対称な一対の成型部材87A、87Bを有する。成型部材87A、87Bはシート束Saの厚さ方向に接離可能である。成型部材87A、87Bはシート束Saの接着剤の塗布面の側縁に沿って表紙Kを折り曲げ、シート束Saの表裏面に表表紙と裏表紙を重ね合わせる。
表紙Kの折り曲げ工程の終了後、昇降部86の下降駆動によって冊子形成部80が所定量下降して退避して停止する。その後、挟持部による挟持が解除されると、冊子Bkは落下し、冊子Bkの下面の背部が冊子排出ベルト88の上面に当接して載置されて排出される。
図8は、表紙Kの折り曲げ工程を示す冊子形成部80とシート束Saの断面図であり、図8(a)は表紙折り曲げ開始時、図8(b)は表紙折り曲げ中間時、図8(c)は表紙折り曲げ終了時、図8(d)は表紙折り曲げ加圧解除時をそれぞれ示す。
図9は、シート束Saと表紙Kによる冊子Bkの作製過程を示す斜視図である。図9(a)は表紙の貼着処理以前の状態の表紙Kとシート束Saの斜視図、図9(b)は表紙Kを貼付したシート束Saの斜視図、図9(c)はシート束Saに表紙Kをくるみ折りして作製される冊子Bkの斜視図である。
接着剤Nを塗布したシート束Saに表紙Kを接着したのち、図8に示す冊子形成部80の上昇状態において、成型部材87A、87Bが駆動部(不図示)によって駆動される。表紙Kは成型部材87A、87Bに挟持されて、シート束Saの接着剤の塗布面の側縁部から変形される(図8(b)参照)。その後、成型部材87A、87Bは、シート束Saの接着剤の塗布面側へ向かって水平方向に移動してシート束Saの両側面を圧迫して整形し、冊子Bkを形成する。
[切欠き部の概要]シート束Saと表紙Kとの接着力を強くするために、シート束Saの背部には切欠きV(図11参照)により構成される切欠き溝Va(図13参照)が形成される。
図10は、切欠き部300の断面図である。切欠き部300は、シートSの搬送路に固設されたダイ301と、昇降してダイ301に嵌合するパンチ302と、パンチ302を昇降させる駆動部と、切欠き処理(シートSの端部に切欠きを形成する処理である)の際に発生するシート屑を収容する屑収容箱303等を備えている。
ダイ301に対向するパンチ302の外周面は、案内部材304の内面に昇降可能に嵌合している。パンチ302を昇降させる駆動部は、モータM2、モータM2に接続する小ギヤ305、小ギヤ305に噛み合う大ギヤ306、大ギヤ306の一端に係止され揺動回転可能なクランク307、クランク307とパンチ302の上部とを連結する連結部材308等から構成されている。モータM2の駆動により、小ギヤ305、大ギヤ306、クランク307、連結部材308を介してパンチ302が昇降駆動される。パンチ302の下降駆動とダイ301との嵌合によって、シートSの後端部に切欠きが形成される。
図11は切欠き及び穿孔を形成したシートSの平面図である。
切欠きVの形状は、図示の半円形の他にV字形状、U字形状等が用いられる。例えば、切欠きVは通常のシートファイルに用いられるパンチとダイにより形成することも可能である。
シートSに形成される切欠きVと穿孔hの個数は、パンチ及びダイの個数を調整することにより任意に設定することが可能である。図11(a)に示す2個の切欠きVは孔径φ6mm、孔間隔80mmであり、図11(b)に示す3個の切欠きVは孔径φ6mm、孔間隔108mmである。また、図11(c)に示す2個の円形の穿孔hは孔径6mm、孔間隔80mmであり、図11(d)に示す3個の穿孔hは孔径φ6mm、孔間隔108mmである。
画像形成装置Aの操作部9において、穿孔処理、切欠き処理が設定されない場合には、画像形成装置Aから排出されたシートSは、切欠き部300を無処理のまま通過して、接着剤の塗布処理が行われる。
操作部9において、切欠きVを形成する切欠き処理が設定された場合には、シートSの後端部をセンサPS(図10参照)で検知した後、穿孔hを穿設する場合の所定パルスより多いパルスをカウントし、シートSを搬送して停止した後、シートSの後端部の端辺近傍に切欠きVが形成される(図11(a)、(b)参照)。
操作部9において、円形の穿孔hを穿設する穿孔処理が設定された場合には、搬送ローラ31、搬送ローラ32に挟持されて搬送されるシートSの後端部がセンサPS(図10又は図12参照)によりシート後端部通過を検知した後、所定パルスをカウントしてシート搬送用のモータ(不図示)の駆動を停止させ、シートSの進行を停止させる。このシート停止位置において、シートSの後端部の端辺近傍に穿孔hが形成される(図11(c)、(d)参照)。
図12は、切欠き部300と移動部400の正面図である。
移動部400はパンチ302とダイ301を有する切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを図12における左右方向(シートSの搬送方向に対して直交する水平方向)に移動させるものであり、切欠き形成部300A、300B、300C、300Dが左右方向に移動することにより、シートS上に形成される切欠きVの位置が変更される。
モータM3が駆動すると、ギヤ401、402、403から成るギヤ列を介してラックギヤ404が図12における左右方向に移動する。ラックギヤ404には切欠き形成部300A、300B、300C、300Dが係止されており、ラックギヤ404の移動により切欠き形成部300A、300B、300C、300Dが図12における左右方向に移動する。なお、図12では切欠き形成部が4つであるが、シートSに施したい切欠きや穿孔の個数により任意に切欠き形成部の個数を設置することが可能である。また、本実施形態において、後処理制御部200、切欠き形成部300A、300B、300C、300D、移動部400により切欠き形成装置が構成される。
[切欠き溝の概要]図13(a)は、切欠きVを有するシートSが束ねられたシート束Saを示す斜視図、図13(b)は、シート束Saの背部の正面図、図13(c)はシート束Saの背部の部分拡大図である。
図13(a)で示すように、シートSの端部には4つの切欠きVが形成されており、切欠きVが形成されたシートSが束ねられてシート束Saの背部に切欠き溝Vaが形成される。図13(b)で示すように、シート束Saの背部には4つの切欠き溝Vaが形成されており(図13(a)における切欠き溝Vaの形状と図13(b)における切欠き溝Vaの形状は異なるものである)、4つの切欠き溝Vaはほぼ等間隔に形成されて接着剤の浸入面が形成される。この状態でシート束Saの背部に図5に示す塗布部50により接着剤Nが塗布される。接着剤Nは背部に塗布されるとともに切欠き溝Vaに浸入して、接着剤面が形成される。
シート束Saの背部に形成した切欠き溝Vaに接着剤を浸入させることにより、シート束Saの背部の接着力が強くなり、表紙Kを貼着して作製された冊子Bkを見開いたときに接着不足のシートSが脱落してページ抜けとなることが防止される。
図13(b)に示す切欠き溝Vaはジグザグに屈曲した形状である。図13(b)におけるx領域を拡大した図13(c)に示すように、シート1枚毎に切欠きVの位置が水平方向にずれている。シート1枚毎に切欠きVの位置がずれていれば、ずれた部分(図13(c)におけるe領域)に接着剤が付着し、シート間での接着力が強化される。
図13(c)で示すように切欠きVの位置はシート1枚毎に移動量tで移動し、切欠きVにより形成される切欠き溝Vaの幅は図13(c)で示すfとなっている。切欠き溝Vaの幅fにより切欠き溝Vaに進入する接着剤の量が異なるため、移動量tを調整することが好ましい。
なお、図13で示すように、シート1枚毎に切欠きVの位置を水平方向に変更させるためには、後処理制御部200が移動部400の動作を制御し、シート1枚毎に切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを水平方向に移動させる。
[紙詰まり発生時の切欠き形成動作]前述したように図13(b)に示す切欠き溝Vaはジグザグに屈曲した形状であり、シート1枚毎に切欠きVの位置が水平方向にずれている。このような切欠き溝Vaを有するシート束Saを形成している動作において、切欠きVが形成されたシートSが例えば切欠き部300の後の搬送路c(図3参照)で詰まり、詰まったシートSを搬送路cから除去してシート束Saを形成する動作を再開してしまうと、シート束Sa内において接触するシート間の切欠きVの位置が全く同じになる場合がある(詳細は図20において説明済み)。シート間の切欠きVの位置が全く同じであると、シート間での接着力が十分に確保されない。そこで、製本システム内で紙詰まりが発生した場合、詰まったシートSを除去してシート束Saを形成する動作を再開してもシート間の切欠きVの位置が一致しないように制御する。この動作について図14〜図16を用いて説明する。
まず、搬送されるシートSに対して切欠きVを形成する動作について図14を用いて説明する。図14に示す動作は、シート1枚毎に切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを移動させてシート毎に切欠きVの位置をずらし、図13(b)で示すようなジグザグに屈曲した形状の切欠き溝Vaを有するシート束Saを作成する動作である。図14における判断ステップ(ステップS1、S3、S5、S6)は、製本装置Bにおける後処理制御部200において実行される。
まず、製本装置Bは画像形成装置Aからジョブ開始の指示情報があるかどうか判断する(ステップS1)。そして、ジョブ開始の指示情報があったと判断した場合は、切欠き部300に搬送されるシートSに対して切欠きVを形成する所定位置に切欠き形成部300A、300B、300C、300Dをセットする(ステップS2)。ジョブの実行により出力されるシートSはID番号で管理されている。また、シートSに形成される切欠きVの位置情報はID番号に関連付けて管理されており、図13(b)で示す形状の切欠き溝Vaが形成される条件(所定の条件)に従ってシート1枚毎に位置情報が割り付けられている。従って、切欠き部300に搬送されるシートSのID番号から切欠きVの位置情報を後処理制御部200が取得し、その位置情報を参照して後処理制御部200が移動部400を制御して切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを所定位置にセットする。
次に搬送されるシートSが切欠き部300における切欠き位置に到達したか否か判断し(ステップS3)、シートSが切欠き位置に到達したと判断した場合は(ステップS3;Yes)、切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを動作させてシートSに対して切欠き処理を実行する(ステップS4)。
シートSに対する切欠き処理が完了した後は、切欠き処理を実行したシートSがシート束Saの最終頁か否か判断し(ステップS5)、最終頁ではないと判断した場合はステップS2に戻って動作を継続する。つまり、次のシートSに関するID番号から次のシートSに形成される切欠きVの位置情報が取得され、図13(b)で示す形状の切欠き溝Vaが形成される条件に従って、シート1枚毎にシートS上に形成される切欠きVの位置が変更される。
一方、ステップS5においてシートSがシート束Saの最終頁であると判断した場合は、次のジョブが有るか否か判断し(ステップS6)、次のジョブが有ればステップS2に戻って動作を継続する。図14に示すような動作が問題なく実行されると、図13(b)で示すようなジグザグに屈曲した形状の切欠き溝Vaを有するシート束Saを作成される。
次に、シートSに切欠きVを形成するジョブが実行している最中に紙詰まりが発生した場合に、シート間の切欠きVの位置が一致しないように切欠き形成部300A、300B、300C、300Dの位置を調整する動作について図15を用いて説明する。
まず、図14のステップS4における切欠き処理が実行された後、製本装置Bにおける搬送路で紙詰まりが発生したか否か判断する(ステップS11)。製本装置Bにおける搬送路には各種の検知センサ(不図示)が設置されており、当該検知センサにより紙詰まりが発生したか否か検知する。
ステップS11において紙詰まりが発生した場合、正常に切欠き処理されたシートS(正常に処理済みのシートS)がシート載置台35に載置された状態で、ジョブの実行が一時停止する。この一時停止している最中に、紙詰まりの処理が完了してジョブの実行が再開した場合を考慮し、切欠き形成部300A、300B、300C、300Dの位置が調整される。
まず、シート載置台35における出力済みの最終頁(正常に処理済みの最後のシート)における切欠きVの位置情報を最終頁のID番号を参照して取得する(ステップS12)。最終頁における切欠きVの位置情報を取得すると、ジョブの実行が再開されて最終頁の次にシート載置台35に載置されるシートS(ジョブの実行を再開した後に最初に切欠きVが形成されるシートである)に形成すべき切欠きVの位置を判定する(ステップS13)。判定された切欠きVの位置は、シート載置台35における出力済みの最終頁に形成した切欠きVの位置とは異なる位置であり、図13(b)に示すような形状の切欠き溝Vaが形成される条件(所定の条件)に従って形成されるべき位置である。
ステップS13において次のシートSに形成すべき切欠きVの位置が判定されると、その判定結果に基づいて後処理制御部200が移動部400を制御して切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを所定位置にセットし(ステップS14)、紙詰まりの処理が完了したと判断されると(ステップS15;Yes)、図14のステップS3からの動作が実行される。
以上図15を用いて説明したように、紙詰まりが発生して動作を再開した後に最初に切欠きVが形成されるシートSに対し、シート載置台35における出力済みの最終頁における切欠きVの位置と異なる位置に切欠きVを形成すれば、シート束Saにおけるどのシート間でも図13(c)におけるe領域のようにずれた部分を確保することが出来る。その結果、シート間での接着力を確保でき、シート束Saから一部のシートSが抜け落ちるということはない。
また、紙詰まりが発生して動作を再開した後に最初に切欠きVが形成されるシートSに対し、図13(b)に示すような形状の切欠き溝Vaが形成される条件に従って形成されるべき位置に切欠きVを形成すれば、出力された複数部の冊子間で切欠き溝Vaは綺麗に揃い、見栄えを良くすることが出来る。また、シート束Saに表紙を接合させず、シート束Saの背部に接着剤を塗布しただけの冊子であり、切欠き溝Vaが直に見えるような冊子でも見栄えを良くすることが出来る。
図15に示す動作と異なるが、シートSに切欠きVを形成するジョブが実行している最中に紙詰まりが発生した場合に、シート間の切欠きVの位置が一致しないように切欠き形成部300A、300B、300C、300Dの位置を調整する別の動作について図16を用いて説明する。
まず、図14のステップS4における切欠き処理が実行された後、製本装置Bにおける搬送路で紙詰まりが発生したか否か判断する(ステップS21)。
ステップS21において紙詰まりが発生した場合、正常に切欠き処理されたシートS(正常に処理済みのシートS)がシート載置台35に載置された状態で、ジョブの実行が一時停止する。
そして、シート載置台35における出力済みの最終頁(正常に処理済みの最後のシート)における切欠きVの位置情報を最終頁のID番号を参照して取得する(ステップS22)。また、ジョブの実行が再開されて最終頁の次にシート載置台35に載置されるシートSに割り付けられた切欠きVの位置情報をID番号を参照して取得する(ステップS23)。
次にステップS22とステップS23で取得した位置情報を比較し、切欠きVの位置が一致するか否か判断する(ステップS24)。ステップS24において切欠きVの位置が一致すると判断した場合は、このままでは、ジョブの実行が再開されてしまうと最終頁と同じ位置に切欠きVが形成されてしまうため、切欠き形成部300A、300B、300C、300Dの位置を最終頁に形成した切欠きVの位置と異なる位置にセットする(ステップS25)。そして、紙詰まりの処理が完了したと判断されると(ステップS26;Yes)、図14のステップS3からの動作が実行される。
以上図16を用いて説明したように、シート載置台35における出力済みの最終頁と、ジョブの実行が再開されて最終頁の次にシート載置台35に載置されるシートと、の切欠きVの位置を比較し、切欠きVの位置が一致する場合に切欠きVの位置を調整すれば、少なくともシート束Saにおけるどのシート間でも図13(c)におけるe領域のようにずれた部分を確保することが出来る。その結果、シート間での接着力を確保でき、シート束Saから一部のシートSが抜け落ちるということはない。
なお、本発明は当該実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
図12に示す構成では、切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを移動部400によりシートSに対して移動させるものであるが、切欠き形成部300A、300B、300C、300Dに対してシートSを移動させて、切欠きVの位置を移動させるようにしてもよい。
また、図12に示した切欠き形成部300A、300B、300C、300Dは各々別体であるが、一体化して一つの切欠き形成部に複数のパンチが設置される形態でもよい。
また、図1に示した製本システムは画像形成装置Aと製本装置Bが各々別体であるが、一体化されて一つの装置となっている形態でもよい。
画像形成装置、製本装置、冊子収容装置、自動原稿送り装置を備えた製本システムの全体構成図である。 製本システムにおける制御系のブロック図である。 製本装置の中央断面図である。 シート束収容部におけるシート集積部が傾斜した状態を示す断面図である。 シート束収容部におけるシート集積部が直立した状態を示す断面図である。 シート束収容部、塗布部、表紙供給部、断裁部、冊子形成部の断面図である。 塗布部周辺の斜視図である。 表紙の折り曲げ工程を示す冊子形成部とシート束の断面図である。 シート束と表紙による冊子の作製過程を示す斜視図である。 切欠き部の断面図である。 切欠き及び穿孔を形成したシートの平面図である。 切欠き部と移動部の正面図である。 切欠きを有するシート束を示す斜視図、正面図、及び部分拡大図である。 搬送されるシートに対して切欠きを形成する動作を示すフローチャート図である。 シート間の切欠きVの位置が一致しないように切欠き形成部の位置を調整する動作を示すフローチャート図である。 シート間の切欠きVの位置が一致しないように切欠き形成部の位置を調整する別の動作を示すフローチャート図である。 シート束と表紙により構成される冊子を示す斜視図である。 切欠きが形成されたシートを示す平面図である。 シート束の背部に形成された切欠き溝の形状を示す説明図である。 シート束の背部に形成された切欠き溝の形状を示す説明図である。 複数のシートにおける切欠きの位置関係を示す説明図である。
符号の説明
A 画像形成装置
B 製本装置
C 冊子収容装置
DF 自動原稿送り装置
V 切欠き
Va 切欠き溝
9 操作部
40 シート束収容部
50 塗布部
60 表紙供給部
70 断裁部
80 冊子形成部
100 主制御部
200 後処理制御部
300 切欠き部
300A、300B、300C、300D 切欠き形成部
301 ダイ
302 パンチ
400 移動部

Claims (5)

  1. ジョブの実行により出力されるシート束を構成するシートの端部に切欠きを形成する切欠き形成部と、
    当該切欠き形成部によりシート上に形成される切欠きの位置を変更する移動部と、
    少なくとも前記切欠き形成部及び前記移動部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    シート束を構成するシート1枚毎にシート上に形成される切欠きの位置を変更し、
    紙詰まりの発生によりジョブの実行が停止した場合、詰まったシートが除去されてジョブの実行が再開された後に最初に前記切欠き形成部により切欠きが形成されるシートに対し、正常に処理済みの最後のシートにおける切欠きの位置と異なる位置に切欠きを形成するべく、少なくとも前記切欠き形成部及び前記移動部を制御することを特徴とする切欠き形成装置。
  2. 前記制御部は、
    所定の条件に従って、シート束を構成するシート1枚毎にシート上に形成される切欠きの位置を変更し、
    紙詰まりの発生によりジョブの実行が停止した場合、詰まったシートが除去されてジョブの実行が再開された後に最初に前記切欠き形成部により切欠きが形成されるシートに対し、正常に処理済みの最後のシートの次のシートに対して前記所定の条件に従って形成されるべき切欠きの位置に切欠きを形成するべく、少なくとも前記切欠き形成部及び前記移動部を制御する請求項1に記載の切欠き形成装置。
  3. 前記所定の条件は、切欠きにより構成される所定形状の切欠き溝がシート束に形成される条件である請求項2に記載の切欠き形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載された切欠き形成装置と、
    当該切欠き形装置により切欠きが形成されたシートを集積してシート束を形成し、当該シート束の切欠きが形成された端部側に接着剤を塗布して接合させて冊子を作製する製本部と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成装置と、
    当該画像形成装置により画像が形成されたシートを用いて製本する請求項4に記載の製本装置と、
    を有することを特徴とする製本システム。
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