JP2010013265A - 切欠き形成装置、製本装置及び製本システム - Google Patents
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Abstract
【課題】シートの端部に切欠きを形成して適切な接合状態の冊子を作製可能にするとともに、シートの端部に対する検出ずれを防止すること。
【解決手段】製本装置Bの制御部は、シートSの端部を検知する排出センサSE1の検知位置と、シートSに形成する切欠きVの位置が重ならないように、シート上の切欠き位置を変更する移動部を制御する。
【選択図】図17
【解決手段】製本装置Bの制御部は、シートSの端部を検知する排出センサSE1の検知位置と、シートSに形成する切欠きVの位置が重ならないように、シート上の切欠き位置を変更する移動部を制御する。
【選択図】図17
Description
本発明は、搬送されてきたシートの端に切欠きを形成する切欠き形成装置、及び切欠きが形成されたシートを複数枚束ねたシート束を接着剤により接合させて冊子を作製する製本装置、製本システムに関する。
画像が形成されたシートを複数枚束ねてシート束とし、そのシート束と表紙を接着剤により接合させて冊子を作製する技術が各種提案されている。例えば、複写機やプリンタ等の画像形成装置を有する製本システムにおいて、画像形成装置により画像が形成されたシートを自動的に複数枚束ねてシート束とし、そのシート束と表紙を接着剤により接合して冊子を作製するものである。
この製本システムで冊子を作製する一般的な手順を説明すると、まず画像が形成された複数枚のシートを集積・整合してシート束とする。次に集積・整合したシート束の背部に接着剤を塗布する。そして表紙を搬送させて所定位置に停止させ、表紙をシート束の背部に接合する。このような手順で複数枚のシートと表紙が一体となり冊子が作製される。
図18にシート束と表紙により構成される冊子の一例を示す。
図18(a)は表紙Kが折られていない状態を示し、図18(b)は表紙Kが折られた状態を示す。図18(a)に示すように、背部Sbに接着剤を塗布したシート束Saを矢印方向に移動させて表紙Kに接合し、シート束Saを表紙Kでコの字状に覆う。冊子の最終形態では、図18(b)に示すようにシート束Saの側端部Seと表紙Kの側端部Keが揃っている。
ところで、シート束Saの背部Sbにそのまま接着剤を塗布し、シート束Saと表紙Kを接合させると、シート束Saと表紙Kとの間における接着力が十分に確保されず、作製された冊子から一部のシートSが抜け落ちてしまうという問題が発生する場合がある。
当該問題を解決するため、図19に示すようにシートSの端部に切欠きVを形成する。端部に切欠きVが形成されたシートSが複数枚束ねられると、図20(a)に示すようにシート束Saの背部Sbに切欠きVから構成される切欠き溝Vaが形成され、例えば、図20(b)(図20(b)は、図20(a)におけるX方向からみたシート束Saの背部Sbの状態を示す)に示すように、縦に真っ直ぐ形成される形状の切欠き溝Vaが形成される。
このように、シートSの端部に切欠きVを形成することにより、シート束の背部と表紙との間の空間を確保して接着剤を多く介入させ、シート束と表紙との間における接着力を確保することが出来る。シートSの端部に切欠きVを形成する技術は、特許文献1又は特許文献2に記載されており、特許文献1又は特許文献2では、画像が形成されたシートの搬送経路上に切欠き形成手段を設け、シートSの端に自動的に図19で示すような切欠きVを形成している。
特開2001−261221号公報
特開2007−62145号公報
シートSに形成される切欠きVの位置は多様に設定可能であり、例えばシート1枚毎に切欠きVの位置をずらし、図21(a)に示すように切欠きVにより構成される切欠き溝Vaを斜めの形状にすることも考えられる。シート1枚毎に切欠きVの位置をずらせば、図21(b)における斜線で示すようにシート間でずれた領域に接着剤が介入し、シート間での接着力が確保される。
ところで、冊子を作製する製本システムでは、シートの搬送経路上に設置した検知センサによりシートの端部を検知し、その検知情報に基づいて各種の動作を制御している。例えば、搬送されるシートの後端部を検知センサにより検知し、検知したタイミングで所定の場所に排出されたシートに対する整合動作を実行するなどである。
このような検知センサは、シートに対して所定の箇所でシートの端部を検知することになるが、図21(a)に示すように切欠きVの位置をシート1枚毎に移動させて斜めの形状の切欠き溝Vaを形成するようにすると、図22に示すように矢印方向に搬送されるシートSの切欠きVの位置と、検知センサPSの検知位置とが重なってしまう場合がある。その結果、検知センサPSによるシートSの後端部の検出がずれてしまい、適正なタイミングで各種の動作が制御出来なくなる。
そこで、本発明の目的は、シートの端部に切欠きを形成して適切な接合状態の冊子を作製可能にするとともに、シートの端部に対する検出ずれを防止する切欠き形成装置、製本装置、及び製本システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る切欠き形成装置は、
ジョブの実行により出力されるシート束を構成するシートの端部に切欠きを形成する切欠き形成部と、
当該切欠き形成部により形成されるシート上の切欠き位置を変更する移動部と、
前記切欠き形成部に対してシート搬送方向の下流側に位置し、搬送されるシートを検知する検知部と、
少なくとも前記移動部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記検知部によるシートの検知位置と前記切欠き位置が重ならないよう、少なくとも前記移動部を制御することを特徴とするものである。
ジョブの実行により出力されるシート束を構成するシートの端部に切欠きを形成する切欠き形成部と、
当該切欠き形成部により形成されるシート上の切欠き位置を変更する移動部と、
前記切欠き形成部に対してシート搬送方向の下流側に位置し、搬送されるシートを検知する検知部と、
少なくとも前記移動部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記検知部によるシートの検知位置と前記切欠き位置が重ならないよう、少なくとも前記移動部を制御することを特徴とするものである。
また、本発明に係る製本装置は、
前記切欠き形成装置と、
当該切欠き形装置により切欠きが形成されたシートを集積してシート束を形成し、当該シート束の切欠きが形成された端部側を接着剤により接合して冊子を作製する製本部と、
を有することを特徴とする。
前記切欠き形成装置と、
当該切欠き形装置により切欠きが形成されたシートを集積してシート束を形成し、当該シート束の切欠きが形成された端部側を接着剤により接合して冊子を作製する製本部と、
を有することを特徴とする。
また、本発明に係る製本システムは、
シートに画像を形成する画像形成装置と、
当該画像形成装置により画像が形成されたシートを用いて製本する前記製本装置と、
を有することを特徴とするものである。
シートに画像を形成する画像形成装置と、
当該画像形成装置により画像が形成されたシートを用いて製本する前記製本装置と、
を有することを特徴とするものである。
本発明に係る切欠き形成装置、製本装置、及び製本システムによれば、シートの端部に切欠きを形成して適切な接合状態の冊子を作製可能にするとともに、シートの端部に対する検出ずれを防止することが出来る。
[製本システムの概要]図1は画像形成装置A、製本装置B、冊子収容装置C、自動原稿送り装置DFを備えた製本システムの全体構成図である。
画像形成装置Aは、回転する像担持体1の周囲に、帯電部2、像露光部3、現像部4、転写除電部5、クリーニング部6を配置した画像形成部を有する。画像形成部は、帯電部2によって像担持体1の表面に帯電を行った後、像露光部3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成する。そして当該潜像を現像部4により現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。
シート収納部7Aから給紙されたシートSは像担持体1における転写位置へ搬送される。転写位置において転写除電部5によりトナー像がシートS上に転写された後、シートSの表面の電荷が消去されて像担持体1から分離され、搬送部7Bにより搬送される。その後、シートS上のトナー像は定着部8によりシートSに加熱定着され、シートSは排紙ローラ7Cにより画像形成装置Aから排出される。
シートSの両面に画像を形成する場合は、定着部8により加熱定着されたシートSを搬送経路切換部7Dにより排紙通路から分岐し、反転搬送部7Eにおいてスイッチバックして表裏反転させる。そしてシートSを再び画像形成部へ搬送して、シートSの裏面に画像を形成する。排紙ローラ7Cから排出されたシートSは、製本装置Bに送り込まれる。
画像形成装置Aの上部には操作部9が配置されており、製本システムで実行されるジョブの内容が操作部9を通じてユーザーによって入力される。
図1に示すように、製本装置Bは、搬送経路10、排紙部20、反転部30、シート束収容部40、塗布部50、表紙供給部60、断裁部70、冊子形成部80等を有するくるみ製本装置である。なお、本発明の製本装置は、くるみ製本装置以外に、シート束を単に接着剤により接合する糊付け製本装置等にも適用可能である。
[製本システムのブロック図]図2は製本システムにおける制御系のブロック図であり、ここでは代表的なものだけ示す。画像形成装置Aの主制御部100と、製本装置Bの後処理制御部200とは、シリアル通信部101、201(図1参照)により接続されている。主制御部100の指令により後処理制御部200が製本装置Bの各部を制御する。なお、本実施形態において、後処理制御部200が制御部として機能する。
後処理制御部200では冊子を作製するために、後述の各部の駆動を制御する。即ち、後処理制御部200は、塗布ローラ51を駆動するモータM1、切欠き部300のパンチ302を駆動するモータM2、シート束を支持する支持部材41を駆動するためのモータM4、切欠き部300を駆動するための移動部400、及び冊子形成部80、断裁部70等の駆動を制御する。
[製本装置の概要]図3は、製本装置Bの中央断面図である。画像形成装置Aから製本装置Bへ搬送されたシートSは切欠き部300において穿孔処理や切欠き処理が実行される。この点に関する詳しい説明は後述する。
切欠き部300に対してシートSの搬送方向下流側には、搬送経路a、搬送経路b、搬送経路c、搬送経路dが設けられている。
搬送ローラ11のシート搬送方向上流側に配置された搬送経路切換部Z2は、画像形成装置Aから排出されるシートSを搬送経路aと搬送経路bの何れかに分岐させる。搬送経路aに導入されたシートSは、搬送ローラ11、12に挟持されて搬送され、搬送経路切換部Z1によって排紙部20、反転部30の何れかに分岐される。搬送経路bに搬送されるシートSは、搬送ローラ14に挟持されて製本部として機能する冊子形成部80に送り込まれる。搬送経路aにはシート検知センサSENが設置されており、搬送経路aにおいて搬送されるシートSが検知される。
シートSを排紙部20に排紙する場合、搬送経路切換部Z1はシート束収容部40への搬送経路cを遮断し、排紙部20への搬送経路dを開放する。排紙部20への搬送経路dを通過するシートSは、搬送ローラ21に挟持されて上方に搬送され、排紙ローラ22によって装置最上部の固定排紙トレイ23に排出される。排紙ローラ22に対してシート搬送方向上流側に検知部として機能する排出センサSE1が設置されており、搬送されるシートSの後端部を検知する。排出センサSE1によってシートSの後端部が検知されると、その検出信号に基づいて後処理制御部200が排紙ローラ22を回転させる駆動モータ(不図示)を制御し、排出ローラ22の搬送速度を減速して高速でシートSが固定排紙トレイ23に排出されないようにする。その結果、固定排紙トレイ23にシートSが綺麗に排出される。
搬送経路切換部Z1によって搬送経路cに分岐されたシートSは、搬送ローラ31、32、33、34に挟持されて反転部30の所定位置に収容される。反転部30は、傾斜して配置されたシート載置台35、シート後端の位置決めを行う位置決め部材36、シート幅方向にシートSを整合する整合部材37、搬送ローラ38等を有する。反転部30に対してシート搬送方向上流側に検知部として機能する反転センサSE2が設置されており、搬送されるシートSの後端部を検知する。反転センサSE2によってシートSの後端部が検知されると、その検出信号に基づいて後処理制御部200が整合部材37を駆動させる駆動モータ(不図示)を制御し、反転部30に載置されたシートSが整合部材37により整合される。
図4は、シート束収容部40におけるシート集積部が傾斜した状態を示す断面図である。シート束収容部40は、支持部材41、受け板42、横整合部材44、押圧部材45等を有する。
反転部30におけるシート載置台35に載置されたシートSは、搬送ローラ38によって挟持され、位置決め部材36の揺動により開放された開口から排出されて斜め下方に搬送される。シートSはシート束収容部40内に順次集積される。
シート束収容部40は、傾斜した集積面を有する支持部材41、揺動可能な受け板42を有する。反転部30から下降したシートSは、傾斜した支持部材41の集積面上を滑落し、シートSの先端部が受け板42に当接して停止して傾斜状態で支持される。縦整合部材43は支持部材41の集積面上に載置されるシートSのサイズに対応してシートSの後端部を押圧し、シートSの先端部を受け板42に当接させる。これによりシートSの先端が揃うことになる。画像形成装置Aから順次排出されるシートSは、反転部30においてスイッチバック搬送され、シート束収容部40に集積され、複数枚のシートSから成るシート束Saが形成される。
製本装置Bにより作製される冊子の設定条件であるシートSのサイズ及びシート束Saのシート枚数は、画像形成装置Aの操作部9において設定されたり、画像形成装置Aに接続されたパーソナルコンピュータ等の外部機器において設定されたりする。
横整合部材44は、反転部30から搬送されてシート束収容部40に収容されるシートSの側縁を押圧してシート幅方向の横整合を行う。
押圧部材45は、シート束収容部40に集積されたシート束Saの厚さ方向を押圧してシート束Saを挟持する。設定された枚数のシートSがシート束収容部40に収容された段階で、押圧部材45がモータ(不図示)によって作動し、支持部材41と押圧部材45によりシート束Saを挟持する。
図5は、シート束収容部40におけるシート集積部が直立した状態を示す断面図である。
シート束Saを挟持した支持部材41と押圧部材45は、モータM4と駆動部47によってシート束収容部40の軸46を中心にして回転し、シート束Saを傾斜状態から直立状態にする。この状態では、シート束Saの下面が塗布部50の塗布ローラ51から離間している。また、支持部材41と押圧部材45がシート束Saを挟持した状態では、受け板42は駆動部(不図示)によって図示の破線位置から実線位置に回転する。
図6は、シート束収容部40、塗布部50、表紙供給部60、断裁部70、冊子形成部80の断面図である。
塗布部50は、塗布ローラ51と、塗布ローラ51を回転駆動させる駆動部52と、糊等の接着剤Nを収容する接着剤容器53と、接着剤容器53を支持して製本装置Bの背面側の初期位置から前面側の塗布位置に移動可能な移動体54と、移動体54を往復動させる移動手段55と、接着剤容器53内に収容された接着剤Nを加熱する加熱部56等を有している。
塗布部50における移動体54は、支持部材41と押圧部材45により直立状態に保持されたシート束Saの下面長手方向に平行する方向に駆動部47によって移動する。
移動体54は製本装置Bの背面側の初期位置から移動を開始して、移動手段55に沿って移動し、製本装置Bの前面側の所定位置で停止した後、反転駆動され初期位置に復帰する。
図7は塗布部50周辺の斜視図である。
モータM1及び駆動部52により、接着剤Nを収容した接着剤容器53に浸漬された塗布ローラ51が回転する。移動体54の往動又は往復動により、塗布ローラ51は、直立状態に挟持されたシート束Saの下面長手方向の背面側Rから前面側Fに向けて接着剤Nを塗布する。
塗布ローラ51の外周面に塗布された接着剤Nは、規制部材57によって接着剤Nの層厚が規制される。
図6に示すように、表紙供給部60における表紙積載部61内に収容された表紙Kは、給紙部62により分離、給送され、搬送ローラ63、64、65に挟持されて、冊子形成部80に搬送される。
表紙供給部60の図示上方で、冊子形成部80の図示右方に一体構成された断裁部70は、回転刃71と固定刃72とから成るロータリカッタにより表紙Kの搬送方向の長さを所定長に断裁する。
所定長は、シートSの進行方向の2枚分の長さにシート束Saの背部の長さを加えた長さである。例えば、A4サイズのシートSから成るシート束Saの背部に表紙Kを貼着してくるみ製本処理を行う場合は、シート束Saの最大枚数が300枚で厚さ約30mmであるとすると、所定長は、A4判シートの短辺長さ210mmの2倍にシート束Saの厚さ約30mmを加えた450mmに設定して、表紙Kを断裁する(表紙Kの断裁前の全長は450mm以上である)。
A5サイズ、B5サイズ、8.5×11インチ(1インチは25.4mm)サイズの各シートSをくるみ製本処理して冊子を作製する場合にも、シートの短辺長さとシート束厚さにより、所定長が設定される。
画像形成装置Aの操作部9又は外部機器において、シートサイズ、シート枚数、シート厚さが設定されるか、または検出されると、制御部は表紙Kの断裁所定長を設定する。表紙Kの断裁前の長さは、シート最大枚数に対応して予め定められ、表紙供給部60の表紙積載部61内に収容される。
冊子形成部80は、表紙供給部60から供給された表紙Kを受容して搬送し、所定位置に停止させる搬送ローラ81、82、表紙Kをシート束Saの接着剤塗布面に圧接させる加圧部材83、搬送ローラ81、82と加圧部材83とを支持する移動筐体84、整合部85、移動筐体84を垂直上下方向に移動可能にする昇降部86等を有する。
冊子形成部80と冊子排出ベルト88とが一体となって昇降部86により昇降する。冊子形成部80が下降位置に停止して表紙Kを導入するとき、整合部85は初期位置から表紙Kのサイズに応じて移動して断裁処理前の表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行う。幅整合されて曲がりが修正された表紙Kは、導入方向と逆方向にスイッチバックされて、断裁部70に搬送され所定位置において断裁される。
また、冊子形成部80が下降位置において断裁後の表紙Kをシート束Saの背部に接着して貼着するのに先だって、整合部85は再び初期位置から移動して表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行い、表紙Kを所定位置に停止させる。その後、整合部85が表紙Kとシート束Saの接合に支障を来さないように初期位置に戻り、続いて冊子形成部80が上昇する。上昇時には表紙Kは所定位置に支持されている。
従って、昇降可能な冊子形成部80に設置された整合部85は、断裁部70による表紙Kの断裁前後の表紙幅方向の位置決めを行うことにより、表紙の断裁精度の向上と、シート束Saと表紙Kとの位置合わせ精度の向上と、構造の簡易化とが達成される。
昇降部86は、左右のベルトを回動させることにより、移動筐体84を上方位置に移動させる。この上昇位置において、加圧部材83上に載置された表紙Kの中央部は、シート束Saの接着剤の塗布面に圧接して接着される。シート束Saへの接着剤の塗布処理終了後、塗布部50は後方に移動して退避する。
冊子形成部80の上部には、表紙折り曲げ部が装備されている。表紙折り曲げ部は、左右対称な一対の成型部材87A、87Bを有する。成型部材87A、87Bはシート束Saの厚さ方向に接離可能である。成型部材87A、87Bはシート束Saの接着剤の塗布面の側縁に沿って表紙Kを折り曲げ、シート束Saの表裏面に表表紙と裏表紙を重ね合わせる。
表紙Kの折り曲げ工程の終了後、昇降部86の下降駆動によって冊子形成部80が所定量下降して退避して停止する。その後、挟持部による挟持が解除されると、冊子Bkは落下し、冊子Bkの下面の背部が冊子排出ベルト88の上面に当接して載置されて排出される。
図8は、表紙Kの折り曲げ工程を示す冊子形成部80とシート束Saの断面図であり、図8(a)は表紙折り曲げ開始時、図8(b)は表紙折り曲げ中間時、図8(c)は表紙折り曲げ終了時、図8(d)は表紙折り曲げ加圧解除時をそれぞれ示す。
図9は、シート束Saと表紙Kによる冊子Bkの作製過程を示す斜視図である。図9(a)は表紙の貼着処理以前の状態の表紙Kとシート束Saの斜視図、図9(b)は表紙Kを貼付したシート束Saの斜視図、図9(c)はシート束Saに表紙Kをくるみ折りして作製される冊子Bkの斜視図である。
接着剤Nを塗布したシート束Saに表紙Kを接着したのち、図8に示す冊子形成部80の上昇状態において、成型部材87A、87Bが駆動部(不図示)によって駆動される。表紙Kは成型部材87A、87Bに挟持されて、シート束Saの接着剤の塗布面の側縁部から変形される(図8(b)参照)。その後、成型部材87A、87Bは、シート束Saの接着剤の塗布面側へ向かって水平方向に移動してシート束Saの両側面を圧迫して整形し、冊子Bkを形成する。
[切欠き部の概要]シート束Saと表紙Kとの接着力を強くするために、シート束Saの背部には切欠きV(図11参照)により構成される切欠き溝Va(図13参照)が形成される。
図10は、切欠き部300の断面図である。切欠き部300は、シートSの搬送経路に固設されたダイ301と、昇降してダイ301に嵌合するパンチ302と、パンチ302を昇降させる駆動部と、切欠き処理(シートSの端部に切欠きを形成する処理である)の際に発生するシート屑を収容する屑収容箱303等を備えている。
ダイ301に対向するパンチ302の外周面は、案内部材304の内面に昇降可能に嵌合している。パンチ302を昇降させる駆動部は、モータM2、モータM2に接続する小ギヤ305、小ギヤ305に噛み合う大ギヤ306、大ギヤ306の一端に係止され揺動回転可能なクランク307、クランク307とパンチ302の上部とを連結する連結部材308等から構成されている。モータM2の駆動により、小ギヤ305、大ギヤ306、クランク307、連結部材308を介してパンチ302が昇降駆動される。パンチ302の下降駆動とダイ301との嵌合によって、シートSの後端部に切欠きが形成される。
図11は切欠き及び穿孔を形成したシートSの平面図である。
切欠きVの形状は、図示の半円形の他にV字形状、U字形状等が用いられる。例えば、切欠きVは通常のシートファイルに用いられるパンチとダイにより形成することも可能である。
シートSに形成される切欠きVと穿孔hの個数は、パンチ及びダイの個数を調整することにより任意に設定することが可能である。図11(a)に示す2個の切欠きVは孔径φ6mm、孔間隔80mmであり、図11(b)に示す3個の切欠きVは孔径φ6mm、孔間隔108mmである。また、図11(c)に示す2個の円形の穿孔hは孔径6mm、孔間隔80mmであり、図11(d)に示す3個の穿孔hは孔径φ6mm、孔間隔108mmである。
画像形成装置Aの操作部9において、穿孔処理、切欠き処理が設定されない場合には、画像形成装置Aから排出されたシートSは、切欠き部300を無処理のまま通過して、接着剤の塗布処理が行われる。
操作部9において、切欠きVを形成する切欠き処理が設定された場合には、シートSの後端部をセンサPS(図10参照)で検知した後、穿孔hを穿設する場合の所定パルスより多いパルスをカウントし、シートSを搬送して停止した後、シートSの後端部の端辺近傍に切欠きVが形成される(図11(a)、(b)参照)。
操作部9において、円形の穿孔hを穿設する穿孔処理が設定された場合には、搬送ローラ31、搬送ローラ32に挟持されて搬送されるシートSの後端部がセンサPS(図10又は図12参照)によりシート後端部通過を検知した後、所定パルスをカウントしてシート搬送用のモータ(不図示)の駆動を停止させ、シートSの進行を停止させる。このシート停止位置において、シートSの後端部の端辺近傍に穿孔hが形成される(図11(c)、(d)参照)。
図12は、切欠き部300と移動部400の正面図である。
移動部400はパンチ302とダイ301を有する切欠き形成部300A、300B、300Cを図12における左右方向(シートSの搬送方向に対して直交する水平方向)に移動させるものであり、切欠き形成部300A、300B、300C、300Dが左右方向に移動することにより、シートS上に形成される切欠きVの位置が変更される。
モータM3が駆動すると、ギヤ401、402、403から成るギヤ列を介してラックギヤ404が図12における左右方向に移動する。ラックギヤ404には切欠き形成部300A、300B、300Cが係止されており、ラックギヤ404の移動により切欠き形成部300A、300B、300C、300Dが図12における左右方向に移動する。なお、図12では切欠き形成部が4つであるが、シートSに施したい切欠きや穿孔の個数により任意に切欠き形成部の個数を設置することが可能である。また、本実施形態において、後処理制御部200、切欠き形成部300A、300B、300C、300D、移動部400、排出センサSE1、反転センサSE2により切欠き形成装置が構成される。
[切欠き溝の概要]図13(a)は、切欠きVを有するシートSが束ねられたシート束Saを示す斜視図、図13(b)は、シート束Saの背部の正面図、図13(c)はシート束Saの背部の部分拡大図である。
図13(a)で示すように、シートSの端部には4つの切欠きVが形成されており、切欠きVが形成されたシートSが束ねられてシート束Saの背部に切欠き溝Vaが形成される。図13(b)で示すように、シート束Saの背部には4つの切欠き溝Vaが形成されており(図13(a)における切欠き溝Vaの形状と図13(b)における切欠き溝Vaの形状は異なるものである)、4つの切欠き溝Vaはほぼ等間隔に形成されて接着剤の浸入面が形成される。この状態でシート束Saの背部に図5に示す塗布部50により接着剤Nが塗布される。接着剤Nは背部に塗布されるとともに切欠き溝Vaに浸入して、接着剤面が形成される。
シート束Saの背部に形成した切欠き溝Vaに接着剤を浸入させることにより、シート束Saの背部の接着力が強くなり、表紙Kを貼着して作製された冊子Bkを見開いたときに接着不足のシートSが脱落してページ抜けとなることが防止される。
図13(b)に示す切欠き溝Vaはジグザグに屈曲した形状である。図13(b)におけるx領域を拡大した図13(c)に示すように、シート1枚毎に切欠きVの位置が水平方向にずれている。シート1枚毎に切欠きVの位置がずれていれば、ずれた部分(図13(c)におけるe領域)に接着剤が付着し、シート間での接着力が強化される。
図13(c)で示すように切欠きVの位置はシート1枚毎に移動量tで移動し、切欠きVにより形成される切欠き溝Vaの幅は図13(c)で示すfとなっている。切欠き溝Vaの幅fにより切欠き溝Vaに進入する接着剤の量が異なるため、移動量tを調整することが好ましい。
なお、図13で示すように、シート1枚毎に切欠きVの位置を水平方向に変更させるためには、後処理制御部200が移動部400の動作を制御し、シート1枚毎に切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを水平方向に移動させる。また、図13(c)で示すようにシート1枚毎に切欠きVの位置を移動させることにより強い接着力を得られるが、制御の簡略化等のためにシート複数枚毎(例えば2枚毎)に切欠きVの位置を移動させても良い。
[切欠き位置とセンサとの位置調整]図14は、連続して搬送されるシートSと排出センサSE1(図3参照)との位置関係を示す説明図である。図14に示すように、1枚目のシートS1、2枚目のシートS2、3枚目のシートS3、4枚目のシートS4、5枚目のシートS5が矢印方向に順々に搬送されて、製本装置Bの最上部の固定排紙トレイ23(図3参照)に排出されることを想定する。
各シートには切欠き形成部300A、300B、300C、300Dにより4つの切欠きVが形成されている。また、切欠き形成部300A、300B、300C、300Dはシート1枚毎に移動部400により所定量移動するため、4つの切欠きVはシート1枚毎に所定量ずれて形成されている(図14では、4つの切欠きVがシート1枚毎に下にずれて形成されている)。排出センサSE1の検知位置を破線で示すが、1枚目のシートS1、2枚目のシートS2、5枚目のシートS5は、検知位置と切欠きVの位置(切欠き位置)が重ならないため、シートの後端部が排出センサSE1により正確に検出される。その結果、適切なタイミングで排出ローラ22の搬送速度を減速され、固定排紙トレイ23にシートSが綺麗に排出される。
しかし、3枚目のシートS3と4枚目のシートS4は、検知位置と切欠き位置が重なるため、排出センサSE1によるシートの後端部の検出がずれてしまう。その結果、適切なタイミングで排出ローラ22の搬送速度が減速されず、早めに減速されてしまう結果、固定排紙トレイ23へのシートの出力速度が他のシートより低下してしまう等の不具合が生じる。このような不具合を防止するため、後処理制御部200は移動部400を制御して、検知位置と重ならない位置に切欠きVを形成するようにする。
また、製本装置BにおいてシートSの後端部を検知するものは、排出センサSE1の他に反転センサSE2(図3参照)がある。図15に示すように排出センサSE1の検知位置と反転センサSE2の検知位置は異なっているため、切欠きVが形成されたシートSが搬送経路dを通って排出センサSE1により検知されるか、又は搬送経路cを通って反転センサSE2により検知されるか、によって切欠きVをどの位置に形成したらよいか異なってくる。従って、シートSが搬送される搬送経路上のセンサの位置情報も考慮して、検知位置と切欠き位置が重ならないように制御する。以下図16に基づいてこの制御動作を説明する。
図16はシートの検知位置と切欠き位置が重ならないように調整する動作を示すフローチャート図である。図16に示す動作は、シート1枚毎に切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを移動させてシート毎に切欠きVをずらし、図13(b)で示すようなジグザグに屈曲した形状の切欠き溝Vaを有するシート束を出力する動作であり、図16における判断ステップ(ステップS1、S4、S6、S7、S10、S11)は、製本装置Bにおける後処理制御部200において実行される。
まず、製本装置Bは画像形成装置Aからジョブ開始の指示情報があるかどうか判断する(ステップS1)。そして、ジョブ開始の指示情報があったと判断した場合、次にシートSの端部(後端部)を検知するセンサの位置情報を取得する(ステップS2)。画像形成装置Aから搬送されたシートSは、製本装置Bの切欠き部300において切欠きVが形成され、その後、搬送経路dを通って排出センサSE1により検知されるか、又は搬送経路cを通って反転センサSE2により検知される。従って、ジョブ情報からシートSがどの搬送経路を通るか判断し、シートSを検知するセンサを特定してそのセンサの位置情報を取得する。ここでは、排出センサSE1の位置情報又は反転センサSE2の位置情報のいずれかを取得する。
ステップS2においてセンサの位置情報を取得すると、切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを切欠き処理を実行する所定位置にセットする(ステップS3)。切欠き形成部300A、300B、300C、300Dにより切欠き処理が実行される位置は所定のデータテーブルにより決定されている。移動部400は、そのデータテーブルを参照してシート1枚毎に1ステップずつ切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを移動させる。
次に、ステップS2で取得したセンサの位置情報に基づいて、切欠き形成部300A、300B、300C、300DによりシートS上に形成される切欠きVの位置と、センサによる検知位置が重なるか否か判断する(ステップS4)。切欠き位置とセンサによる検知位置が重なると判断した場合は(ステップS4;Yes)、後処理制御部200が移動部400を制御し、データテーブルを参照して切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを1ステップずらし(ステップS5)、再度、切欠き位置とセンサによる検知位置が重なるか否か判断する(ステップS4)。
一方、切欠き位置とセンサによる検知位置が重ならないと判断した場合は(ステップS4;No)、切欠き処理を実行しようとしているシートSがシート束の先頭頁か否か判断し(ステップS6)、シート束の先頭頁ではないと判断した場合は(ステップS6;No)、切欠き処理を実行しようとしているシートSの切欠き位置が、前頁の切欠き位置と重なるか否か判断する(ステップS7)。隣り合うシート同士で切欠き位置が重なってしまうと、図13(c)におけるe領域のようにずれた部分を確保することが出来ず、シート間での接着力が強化されないためである。
ステップS7において前頁の切欠き位置と重なると判断した場合は(ステップS7;Yes)、ステップS5と同様に、後処理制御部200が移動部400を制御し、データテーブルを参照して切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを1ステップずらし(ステップS8)、再度、切欠き位置とセンサによる検知位置が重なるか否か判断する(ステップS4)。
一方、ステップS7において前頁の切欠き位置と重ならないと判断した場合は(ステップS7;No)、切欠き位置が問題のない位置であると判断出来るため、切欠き処理を実行する(ステップS9)。
そして、ステップS10において切欠き処理を実行したシートSがシート束の最終頁か否か判断し、最終頁でなければ、最終頁でなければステップS3に戻って動作を継続する。また、ステップS11において次のジョブが有るか否か判断し、次のジョブが有ればステップS3に戻って動作を継続する。なお、図16に示す動作は、シート1枚毎に切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを移動させているが、複数枚毎に移動させても良い。
図16の動作を実行することにより、図17に示すように連続して搬送されるシートSに対して切欠きVをずらして形成しても、4つの切欠きVの位置が排出センサSE1における検知位置と重なることがない。
以上図16で説明したように、センサの位置情報を参照してセンサによる検知位置と切欠き位置を重ならないようにすれば、シートSの端部に切欠きVを形成して適切な接合状態の冊子を作製可能にするとともに、シートSの端部に対する検出ずれを防止することが出来る。
なお、本発明は当該実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
図12に示す構成では、切欠き形成部300A、300B、300C、300Dを移動部400によりシートSに対して移動させるものであるが、切欠き形成部300A、300B、300C、300Dに対してシートSを移動させて、切欠きVの位置を移動させるようにしてもよい。
また、画像形成装置A、製本装置Bとは異なる切欠き形成装置を有する装置Cにて、制御部と持たせても良い。
また、図12に示した切欠き形成部300A、300B、300C、300Dは各々別体であるが、一体化して一つの切欠き形成部に複数のパンチが設置される形態でもよい。
また、図1に示した製本システムは画像形成装置Aと製本装置Bが各々別体であるが、一体化されて一つの装置となっている形態でもよい。
A 画像形成装置
B 製本装置
C 冊子収容装置
DF 自動原稿送り装置
SE1 排出センサ
SE2 反転センサ
V 切欠き
Va 切欠き溝
9 操作部
40 シート束収容部
50 塗布部
60 表紙供給部
70 断裁部
80 冊子形成部
100 主制御部
200 後処理制御部
300 切欠き部
300A、300B、300C、300D 切欠き形成部
301 ダイ
302 パンチ
400 移動部
B 製本装置
C 冊子収容装置
DF 自動原稿送り装置
SE1 排出センサ
SE2 反転センサ
V 切欠き
Va 切欠き溝
9 操作部
40 シート束収容部
50 塗布部
60 表紙供給部
70 断裁部
80 冊子形成部
100 主制御部
200 後処理制御部
300 切欠き部
300A、300B、300C、300D 切欠き形成部
301 ダイ
302 パンチ
400 移動部
Claims (6)
- ジョブの実行により出力されるシート束を構成するシートの端部に切欠きを形成する切欠き形成部と、
当該切欠き形成部により形成されるシート上の切欠き位置を変更する移動部と、
前記切欠き形成部に対してシート搬送方向の下流側に位置し、搬送されるシートを検知する検知部と、
少なくとも前記移動部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記検知部によるシートの検知位置と前記切欠き位置が重ならないよう、少なくとも前記移動部を制御することを特徴とする切欠き形成装置。 - 前記制御部は、シート束を構成するシート1枚毎又は複数枚毎に前記切欠き位置を変更するべく、少なくとも前記移動部を制御する請求項1に記載の切欠き形成装置。
- 前記検知部は、搬送されるシートの端部を検知する請求項1又は2に記載の切欠き形成装置。
- 前記切欠き形成部に対してシート搬送方向の下流側に、シートが搬送される複数の搬送経路が設置されており、
前記制御部は、前記複数の搬送経路のうちシートが搬送される搬送経路上に設置された前記検知部の位置情報に基づいて、少なくとも前記移動部を制御する請求項1乃至3の何れか1項に記載の切欠き形成装置。 - 請求項1乃至4の何れか1項に記載された切欠き形成装置と、
当該切欠き形装置により切欠きが形成されたシートを集積してシート束を形成し、当該シート束の切欠きが形成された端部側を接着剤により接合して冊子を作製する製本部と、
を有することを特徴とする製本装置。 - シートに画像を形成する画像形成装置と、
当該画像形成装置により画像が形成されたシートを用いて製本する請求項5に記載の製本装置と、
を有することを特徴とする製本システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008176718A JP2010013265A (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | 切欠き形成装置、製本装置及び製本システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008176718A JP2010013265A (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | 切欠き形成装置、製本装置及び製本システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010013265A true JP2010013265A (ja) | 2010-01-21 |
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ID=41699747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008176718A Pending JP2010013265A (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | 切欠き形成装置、製本装置及び製本システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010013265A (ja) |
-
2008
- 2008-07-07 JP JP2008176718A patent/JP2010013265A/ja active Pending
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