JP2010023854A - 飲料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック装置を備えた蓋付き飲料容器において、ロック装置廻りの省スペース化、操作性の向上を図る。
【解決手段】飲料用の容器本体2と栓体3と蓋9を備え、ロック回動軸32により軸支されて蓋9を閉状態に保持するロックボタン27を有し、さらに栓体3のロック回動軸32に同軸状に軸支され蓋9を閉状態に保持するU字ロック28を設ける。ロックボタン27とU字ロック28の回動軸をロック回動軸32として同一軸としたことで、軸32が共用となるため、軸設置スペースが低減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロック装置を備えた蓋付き飲料容器に関するものである。
に関するものである。
従来、容器本体の上部開口に被着される栓体と、該栓体にヒンジにて開閉可能に連結され、栓体の天板に開口する注出口を液密に覆う蓋とを備え、前記ヒンジと反対側に蓋の全閉状態を保持するロック装置を備えたものであって、ロック装置は、下側を押圧して回動することで、係止片との係合を解除するロックボタン、栓体に基端を回動自在に設けられ回動により先端が係合片を乗り越えるようにして係合するU字ロックを備えたものが知られている(例えば特許文献1、2)。
また、ロック部材が回動して係止部と係止受け部が係止または解除される際に、前記ロック部材の基端がヒンジ部の軸線に沿って外方へ弾発的に移動し、前記ロック部材の回動が完了して係止が保持または解除状態になったときに前記ロック部材の基端が前記軸線に沿って内方へ弾発的に移動し元の位置へ戻るものも知られている(例えば特許文献3)。
さらに、保温構造の容器本体と、容器本体及び該容器本体に着脱可能に取付けられる蓋を有し、前記容器本体の開口部に着脱自在に取付けられる蓋兼用容器とを備える食品保温容器であって、前記容器本体にロック部材としてのバックル部材の基端部側を回動自在に軸支すると共に、蓋兼用容器に前記バックル部材の先端部側が係合される係合部を設け、バックル部材を回動してその先端を、蓋周縁側に設けた係合凹部を乗り越えて蓋上面に係止するような食品保温容器も知られている(例えば特許文献4)
特開2003−212258号公報 特許第3620042号公報 特開2007−217042号公報 特許第2986886号公報
前記特許文献1、2においては、それぞれ回動するロックボタン、U字ロックのダブルロック構造であり、安全性を向上することができるものの、このようなダブルロック構造においては、軸支部を共用せずに、別々に設置されている。
したがって、特許文献1においては、U字ロックの解除位置において、U字ロックの先端が下方に突出してかさばり、容器本体を保持する際等に邪魔になる。
また、特許文献2においては、U字ロックのアーム部の長さが大きめとなり、ロック回動操作域も拡大するため操作性が低くなる。
また、特許文献1,2のいずれにおいても、ロックボタン、U字ロックのための軸支部は軸部材からなり、この軸部材はロックボタン、U字ロックの各々に必要であり、この結果軸スペースを確保するために栓体サイズが大きくなり、飲料容器としての携帯性が低くなる他に、軸部品の個数及び組立工程もほぼ2倍となるため、製品コストが高くなり生産性が低下する。
しかも、U字ロックの解除位置において、飲料容器が落下等の衝撃を受けた際にロックボタン下方の押動操作部が直接床等と接触してロックボタンによる蓋のロック状態が解除されてしまい、蓋が開いて収容物が漏れてしまうおそれがある。
解決しようとする問題点は、2つのロック装置を備えた蓋付き飲料容器において、ロック装置廻りの省スペース化、操作性の向上、またロック装置まわりの部品点数・部品サイズ低減によるコストダウン、生産性の向上、蓋ロックの係止、すなわちロック嵌合の生産管理性、操作性の向上・安定化を図る点である。さらに、本発明はU字ロックの操作の簡便性を向上することを目的とする。
請求項1の発明は、飲料用の容器本体と、この容器本体の開口に被着される栓体と、栓体に設けられた口部と、前記栓体に回動自在に蓋ヒンジ部により軸支され前記口部を開閉する蓋と、前記栓体の蓋ヒンジ部の180度反対側に回動自在にロック回動軸により軸支されて前記蓋を閉状態に保持する第1のロック部材を有する飲料容器において、前記栓体の前記ロック回動軸に同軸状に軸支され前記蓋を閉状態に保持する第2のロック部材を設けたことを特徴とする飲料容器である。
請求項2の発明は、前記第2のロック部材は、左右一対のアーム部を備えた略U字形状とし、前記アーム部の両基端にロック回動軸を有し、前記ロック回動軸を中心として、前記蓋を閉状態に保持ずる第1の位置、及び上下反転した向きで前記蓋の閉状態の保持を解除する第2の位置の2つの位置間を回動し、前記第1の位置、前記第2の位置のそれぞれにおいて、前記第2のロック部材が前記第1のロック部材の外周外側に略均一の距離を介して配置されることを特徴とする請求項1記載の飲料容器である。
請求項3の発明は、前記第2のロック部材の前記アーム部の内側に係止部を設けると共に、前記第2のロック部材の前記第1の位置または第2の位置のいずれか一方または両方において、前記アーム部の係止部に係止する係止受け部を前記栓体または前記蓋の相対する位置に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の飲料容器である。
請求項4の発明は、前記第2のロック部材が回動して、前記第1の位置または第2の位置において、前記係止部と前記係止受け部の係止が解除される際に、前記第2のロック部材の両基端がロック回動軸の軸線に沿って外方へ弾発的に移動し、係止される際に内方へ弾発的に移動して元の位置に戻ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料容器である。
請求項1の発明によれば、軸部材が第1のロック部材、第2のロック部材の共用となるため、軸設置スペースを低減することができる。
請求項2の発明によれば、第1のロック部材より外周外側に位置する第2のロック部材が干渉ガイドとして作用し、第1のロック部材が直接床面等と接触することを避けることができる。
請求項3の発明によれば、振動などで第2のロック部材のロック状態が解除されることを阻止できる。
請求項4の発明によれば、第2のロック部材の回動操作を軽い力で行うことができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
金属製二重断熱構造の飲料用容器の栓体に適用した実施形態例を図に基づいて説明する。片手で持てる大きさの飲料用容器1は、断熱構造の容器本体2と、該容器本体2の口部に着脱可能に装着される栓体3とで構成されている。容器本体2は、上部を開口した金属製の内容器4及び外容器5の上端同士を一体に接合したもので、両容器4,5間に真空断熱構造の断熱部6を有している。また、容器本体2の口部内周には、栓体3を螺着するネジ部7が形成されている。
前記栓体3は、容器本体2の口部に着脱自在に取り付けられる筒状の飲み口部材8と、該飲み口部材8の上部開口を開閉する蓋9とを備えている。飲み口部材8は、有底筒状に形成された栓体受け部10と、該栓体受け部10を組み付けた容器本体2への取付部11とで構成されている。該取付部11の一側には、前記蓋9が蓋ヒンジ部12を介して回動自在に結合され、蓋ヒンジ部12に巻き掛けられたゴム輪等弾性体13にて開方向に付勢されている。弾性体13は、蓋9を閉状態から180度以上上下方向に回動してその位置で保持する力を有している。また、取付部11の蓋ヒンジ部12に対して、容器本体2の口部中心を軸芯(図示せず)としたとき180度の位置に、すなわち蓋ヒンジ部12と径方向に対向する位置には、蓋9の先端を係止して蓋閉状態に保持するロック装置14が設けられている。
前記栓体受け部10は、上部開口周壁のロック装置14側に、ロック装置14側の周壁を蓋ヒンジ部12側の周壁よりも高くして形成した飲み口15を有している。この飲み口15は、その最上縁が上部周壁の最上位に形成されている。また、胴部下部内側に、飲み口15側が低く蓋ヒンジ部12側が高い底壁16を有している。この底壁16には、蓋ヒンジ部12とロック装置14とを結ぶ線上の飲み口15側に液通孔17が、蓋ヒンジ部12側に空気孔18がそれぞれ形成され、底壁16から上部開口の間を液流路19としている。さらに、胴部下部外周に容器本体2の口部内周壁に密着するパッキン20を設けている。取付部11には、容器本体2のネジ部7に螺合するネジ部21が形成されている。
前記蓋9には、液流路19側に挿入される内栓22とを有し、内栓22にはシール部材23が備えられている。該シール部材23は、液流路19の上部開口近傍内周壁に密着する流出側シール部24と、前記液通孔17を上方から密閉する流入側シール部25と、前記空気孔18を上方から密閉する空気孔シール部26を一体形成したものである。
前記ロック装置14は、第1のロック部材としてのロックボタン27と、第2のロック部材としてのU字ロック28とを備えたダブルロック構造となっている。ロックボタン27は、上部に第1の係止部29を下部に押動部30を有し、中間部には横向に貫通した第1の軸孔31が設けられ、そして取付部11に設けた水平方向のロック回動軸32にて回動可能に支持されている。そして、蓋9の先端、すなわち蓋ヒンジ部12の反対側には、第1の係止部29が係止可能な第1の係止受け部33が左右横向き方向の段部によって設けられている。また、第1の係止部29を備えたロックボタン27の上部は正面が上方へ突設する半円形であって、閉蓋時に後述する上下逆のU字形状の第2の係止受け部37に嵌合等できるようになっている。さらに、押動部30の裏側と取付部11との間に復帰用弾性体であるスプリング27Aによって第1の係止部29は常時蓋9のロック状態方向に付勢されている。
U字ロック28は、左右一対のアーム部34を備えた略U字形状であって、これには倒コ字形状等も含む。そして、アーム部34の両基端にある横向きの第2の軸孔35に、ロック回動軸32の左右外側への同径な延長軸部32Aが挿入し、前記ロック回動軸32の延長軸部32Aを中心として、U字ロック28は回動自在に設けられている。尚、延長軸部32Aの外径に対する第2の軸孔35の内径はやや隙間が形成されるような遊嵌状態となって摺動が可能に形成されている。また、U字ロック28の先端には摘み部となる回動操作部36を上方へ向けて突起状に設ける。
前記U字ロック28の先端が上向きの第1の位置Xにあるとき該U字ロック28の先端が外嵌してロックするように係止する第2の係止受け部37が蓋9の蓋ヒンジ部12と反対側に設けられている。この第2の係止受け部37は正面が上方へ突設するように逆U字形状となって蓋ヒンジ部12と反対側に突設している。そして、この第2の係止受け部37は、第1の係止受け部33の上方に該第1の係止受け部33を覆うように設けられるものであり、第1の係止受け部33に対して第2の係止受け部37は第1の係止部29の上下方向の厚み程度の間隔を有して可及的に近づくように設けている。すなわち、回動軸32を基点とした第2の係止部37の内側37Aまでの距離と、第1の係止部29の上端までの距離が略同一(距離R)に形成されている。また第2の係止受け部37の外側37Bは、内側37Aよりも僅かに大きく形成されたものであり、この内側37Aと外側37Bとの厚みは、U字ロック28におけるロックのための強度を満たす程度で可及的に薄く形成されている。
また、図1に示すようにU字ロック28が第1の位置Xの固定位置にあるときU字ロック28の正面28A(U字ロック28における蓋ヒンジ部12と反対側の栓体の軸線Zに沿った外面)と、ロックボタン27の正面27B(ロックボタン27における蓋ヒンジ部12と反対側の栓体の軸線Zに沿った外面)、特に押動部30側の正面30Aとは、仮想平面Sで示すように略同一平面状に配置されている。尚、正面28Aは正面27B、特に正面30Aより僅かに外側に配置するようにしてもよい。
一方、U字ロック28の先端が下向きにある第2の位置Yにあるとき該U字ロック28が非外嵌のアンロック状態、すなわち先端がフリーになるように下方を開口した空隙38が形成されている。第2の位置Yにおいても、U字ロック28がロックボタン27の下部外周外側に嵌合するように配置される。また、また、U字ロック28が第2の位置Yにあるとき、U字ロック28の取付部11に接する定位置では、U字ロック28は押動部30の面と略同一平面状にあるか、僅かに外側に配置されるようになっている。
前記ロック回動軸32の支持部39は、取付部11の外周より外側に突設した左右一対の縦向きなリブ状であって、これら縦リブ状の支持部39間にロック回動軸32が架設するように水平方向に第3の軸孔40が設けられると共に、ロック回動軸32はロックボタン27の中間部裏側の第1の軸孔31を貫通し、さらにロック回動軸32の延長軸部32Aがアーム部34の両基端の第2の軸孔35に挿入して、1本のロック回動軸32によってロックボタン27とU字ロック28の両方が回動自在に軸支されている。
そして、図5に示すように左右一対の支持部39の両側外面39Aの横幅方向の幅Aは、両側のアーム部34の内面34A間の幅とほぼ同じ幅となって、左右一対のアーム部34の内面34Aは、左右一対の支持部39の外面39Aにそれぞれ嵌合或いは遊嵌するようになっている。また、第2の係止受け部37の両端はリブ状支持部39の上端に接続するように対向している。
さらに、縦リブ状の支持部39の両側外面39Aには、第3の軸孔40の近傍に第3の係止受け部たる凹部41を設ける。この凹部41は第3の軸孔40と連設或いはやや離間して、第3の軸孔40に対して上方、下方の両方或いはいずれか一方設ける。実施例では上下に設けられている。尚、凹部41にかえて左右方向を貫通した貫通孔でもよい。そして、アーム部34の対向面たる内面に、内向きの第3の係止部たる凸部42を横向きに設ける。
さらに、第2の係止受け部37の上面に上向きに小凸部43が形成されており、この小凸部43は突起状ではなく、膨出状に形成されている。
次に前記構成についてその作用を説明する。飲料を収容するときは、まず予め開いている容器本体2の開口より飲料を容器本体2に収容し、次に開口部に栓体3を取り付けて閉じる。この際にはU字ロック28は下向きとなって第2の位置Yに配置されている。
この後、蓋ヒンジ部12を回動中心として蓋9を閉じると、第1の係止受け部33は取付部11に設けられた支持部39の上方に配置されると共に、さらに、第2の係止受け部37は第1の係止受け部33の上部に配置されることとなる。この閉蓋時に蓋9を下方へ押圧することで、図1においてロックボタン27はロック回動軸32を回動中心として反時計方向回りにスプリング27Aに抗して回動する。これは第1の係止受け部33の下面、ロックボタン27の上部がテーパ面になっていることに起因する。さらに蓋9を閉じるように蓋9を押圧すると、さらにロックボタン27が回動して第1の係止部29が第1の係止受け部33を乗り越えて上部に至り、係止状態となり、蓋9は取付部11に対して固定状態となる。
そして、蓋9を栓体3、ひいては容器本体2側に固定するため、U字ロック28の先端にある回動操作部36を摘んでロック回動軸32を回動中心として上向きに回動する。この回動始めにおいては、図6(A)で示すようにアーム部34に設けられている凸部42は凹部41に挿入しているので左右一対のアーム部34の間隔は左右一対の支持部39の両側外面39Aの幅Aと同一かほぼ同一である。
さらに図6(B)で示すようにU字ロック28を手前に起こす回動途中において、凸部42が凹部41より抜け出して凸部42が支持部39の側面に乗り上げるように接すると、その乗り上げに伴いアーム部34はロック回動軸32の軸方向に広がる。この広がりはU字ロック28自体の弾性に抗してなされるものであり、このため、アーム部34の基端にある第2の軸孔35はロック回動軸32の延長軸部32Aを摺動して外側に移動し、第2の軸孔35と支持部39との間にわずかな隙間が左右にそれぞれ形成されることとなる。
さらに、U字ロック28を回動し、図6(C)に示すようにU字ロック28を上向きの第1の位置Xにロック回動軸を回動中心として回動すると、凸部42が上側の凹部41に挿入することで、左右一対のアーム部34は弾性復元力により元の間隔に戻り、左右一対のアーム部34間の間隔は図6(B)のときの間隔より小さくなる。この際、第2の軸孔35は延長軸部32Aを摺動する。そして、U字ロック28を真上に向けて回動すると、第2の係止受け部37にある小突起43上にU字ロック28の先端内面が圧接することで、その摩擦力でU字ロック28は第2の係止受け部37に係止、固定されて蓋9のダブルロックをなす。
一方、U字ロック28によるロック状態を解除するには、その回動操作部36を摘んでロック回動軸32を回動中心として下方へ回動すると、ロック時とは逆に図6(B)に示すようにアーム部34はロック回動軸32の軸方向に広がり、さらにこの広がった状態のまま図6(A)に示すように下向きの状態でU字ロック28は支持部39に嵌合して固定する。
さらに、ロックボタン27の押動部30を押圧してロックボタン27をスプリング27Aに抗して回動すると第1の係止部29が第1の係止受け部33より離脱して取付部11より離れてロックが解除され、この結果弾性体13に付勢されて蓋9は開方向に回動する。
以上のように、前記実施例では、請求項1に対応して、飲料用の容器本体2と、この容器本体2の開口に被着される栓体3と、栓体3に設けられた口部3Aと、栓体3に回動自在に蓋ヒンジ部12により軸支され口部3Aを開閉する蓋9と、栓体3の蓋ヒンジ部12の180度反対側に回動自在にロック回動軸32により軸支されて蓋9を閉状態に保持する第1のロック部材であるロックボタン27を有し、栓体3の前記ロック回動軸32に同軸状に軸支され蓋9を閉状態に保持する第2のロック部材であるU字ロック28を設けたことにより、ロックボタン27とU字ロック28の回動軸をロック回動軸32として同一軸としたことで、U字ロック28の解除位置において、U字ロック28の先端が下方へ突出しないため、容器本体2を保持する際等に邪魔にならず、またU字ロック28のアーム部34の長さを短くしてサイズを小さくできるので、ロック回動操作域も減少し、操作性も簡便となり、この結果小さな移動距離で操作が可能となると共に、モーメントアームの低減により操作抵抗加重も低減できる。さらに、軸部材であるロック回動軸32が共用となるため、軸設置スペースが半減し栓体3サイズを小さくでき、軸部品の個数が半減し栓体3の材料重量も低減し、軸の組立工程も半減するため製品コストを低減でき、生産性も向上することができる。
また、請求項2に対応して第2のロック部材であるU字ロック28は、左右一対のアーム部34を備えた略U字形状とし、アーム部34の両基端にロック回動軸32を有し、ロック回動軸を中心として、蓋9を閉状態に保持ずる第1の位置X、及び上下反転した向きで蓋9の閉状態の保持を解除する第2の位置Yの2つの位置間を回動し、第1の位置X、第2の位置Yのそれぞれにおいて、U字ロック28がロックボタン27の外周外側に略均一の距離を介して配置されることにより、U字ロック28の解除位置において、飲料容器が落下等の衝撃を受けた際に、ロックボタン27より外周外側に位置するU字ロック28が干渉ガイドとして作用するため、ロックボタン27下方の押動操作部が直接床面等と接触することを避けることができ、U字ロック28が解除状態であってもロックボタン27のロック機能を維持することができる。
さらに、請求項3に対応してU字ロック28のアーム部34の内側に係止部たる凸部42を設けると共に、U字ロック28の前記第1の位置Xまたは第2の位置Yのいずれか一方または両方において、アーム部34の凸部42に係止する係止受け部たる凹部41を前記栓体3または前記蓋9の相対する位置に設けたことにより、凸部42と凹部41との係止によりU字ロック28を一時的に固定でき、振動などでU字ロック28のロック状態が解除されるようなことはない。
しかも、請求項4に対応してU字ロック28が回動して、第1の位置Xまたは第2の位置Yにおいて、係止部たる凸部42と係止受け部たる凹部41の係止が解除される際に、U字ロック28の両基端がロック回動軸32の軸線に沿って外方へ弾発的に移動し、係止される際に内方へ弾発的に移動して元の位置に戻るので、U字ロック28の回動操作を軽い力で行うことができる。
以上のように本発明に係る飲料容器は、ロックボタンとU字ロックとの回動中心に1本のロック回動軸を設けたものを示したが、複数本のものを同一軸線状に配置するようにしてロック回動軸を設けるようにするなど各種の用途に適用できる。
本発明の実施例1を示す断面図である。 同開蓋状態の斜視図である。 同閉蓋のロック解除状態の斜視図である。 同閉蓋のロック状態の斜視図である。 同要部の分解斜視図である。 同要部の正面図を示しており、図6(A)はロック解除状態の正面図、図6(B)は途中状態の正面図、図6(C)はロック状態の正面図である。
符号の説明
2 容器本体
3 栓体
3A 口部
9 蓋
12 蓋ヒンジ部
27 ロックボタン(第1のロック部材)
28 U字ロック(第2のロック部材)
32 ロック回動軸
34 アーム部
41 凹部(係止受け部)
42 凸部(係止部)
X 第1の位置
Y 第2の位置

Claims (4)

  1. 飲料用の容器本体と、この容器本体の開口に被着される栓体と、栓体に設けられた口部と、前記栓体に回動自在に蓋ヒンジ部により軸支され前記口部を開閉する蓋と、前記栓体の蓋ヒンジ部の180度反対側に回動自在にロック回動軸により軸支されて前記蓋を閉状態に保持する第1のロック部材を有する飲料容器において、前記栓体の前記ロック回動軸に同軸状に軸支され前記蓋を閉状態に保持する第2のロック部材を設けたことを特徴とする飲料容器。
  2. 前記第2のロック部材は、左右一対のアーム部を備えた略U字形状とし、前記アーム部の両基端にロック回動軸を有し、前記ロック回動軸を中心として、前記蓋を閉状態に保持ずる第1の位置、及び上下反転した向きで前記蓋の閉状態の保持を解除する第2の位置の2つの位置間を回動し、前記第1の位置、前記第2の位置のそれぞれにおいて、前記第2のロック部材が前記第1のロック部材の外周外側に略均一の距離を介して配置されることを特徴とする請求項1記載の飲料容器。
  3. 前記第2のロック部材の前記アーム部の内側に係止部を設けると共に、前記第2のロック部材の前記第1の位置または第2の位置のいずれか一方または両方において、前記アーム部の係止部に係止する係止受け部を前記栓体または前記蓋の相対する位置に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の飲料容器。
  4. 前記第2のロック部材が回動して、前記第1の位置または第2の位置において、前記係止部と前記係止受け部の係止が解除される際に、前記第2のロック部材の両基端がロック回動軸の軸線に沿って外方へ弾発的に移動し、係止される際に内方へ弾発的に移動して元の位置に戻ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料容器。
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