JP2010023823A - ランフラットタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】 キャンバー角の付与された車両に装着するランフラットタイヤにおける乗心地性及び耐久性を向上させながら、ロードノイズを低減するようにしたランフラットタイヤを提供する。
【解決手段】 キャンバー角の付与された車両に装着するランフラットタイヤ1において、ビード部2、2に埋設したビードフィラー3、3の動的弾性率を左右においてそれぞれ5〜20MPaにすると共に、これらビードフィラー3、3の60℃におけるtanδを左右において異ならせて、tanδの小さい側をネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側に、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両外側に装着するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 キャンバー角の付与された車両に装着するランフラットタイヤ1において、ビード部2、2に埋設したビードフィラー3、3の動的弾性率を左右においてそれぞれ5〜20MPaにすると共に、これらビードフィラー3、3の60℃におけるtanδを左右において異ならせて、tanδの小さい側をネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側に、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両外側に装着するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明はランフラットタイヤに関し、さらに詳しくは、キャンバー角の付与された車両に装着するランフラットタイヤにおける乗心地性及びランフラット耐久性を向上させながら、ロードノイズを低減するようにしたランフラットタイヤに関する。
サイドウォール部の内面に断面三日月状の補強ゴム層を挿入した所謂サイド補強型のランフラットタイヤでは、サイド剛性を確保するために補強ゴム層に高モジュラスのゴム材料を使用している。ところが、補強ゴム層に高モジュラスのゴムを配置すると、通常走行時における乗心地性が著しく悪化するという問題があるため、近年では、補強ゴム層をランフラット耐久性を阻害しない範囲内で極力小型化したうえで、この補強ゴム層に低発熱性のゴムを配置することにより、ランフラット耐久性を確保しながら乗心地性を改良する手法が採用されるようになってきた。
しかしながら、このように補強ゴム層の低発熱化が進むと、路面から拾った振動が熱エネルギーに変換されずに、そのままタイヤ及びリムを通じて車両側に伝達されるため、通常走行時における騒音特性が悪化するという問題があった。この対策として、補強ゴム層のtanδや動的弾性率を調整して、ロードノイズ特性や乗心地性を向上させるようにした提案がある(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、このようにリムから離れた位置に配置された補強ゴム層のtanδや動的弾性率を調整しただけではロードノイズの低減効果には限界があり、さらなる改善が求められてきた。
また、この種のランフラットタイヤをキャンバー角の付与された車両に装着した場合には、図2(a)に示すようにネガティブキャンバー角の付与された車両Cの場合には車両Cの内側に位置するサイドウォール部S、Sに、図2(b)に示すようにポジティブキャンバー角の付与された車両Cの場合には車両Cの外側に位置するサイドウォール部S' 、S' に、それぞれ大きな負荷がかかるため、ランフラット耐久性を確保することが難しいという問題があった。
この対策として、大きな負荷がかかる側のサイドウォール部の内面に配置する補強ゴム層の硬さや断面積を他方の側に配置する補強ゴム層より大きくして耐久性と乗心地性とをバランスよく向上させるようにした提案がある(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、これらの提案は補強ゴム層の硬さや形状を左右のサイドウォール部において調整するものであるため、タイヤのユニフォミティーを悪化させることに加えて、ランフラットタイヤにおけるロードノイズの低減要請に応え得るものではなく、未だ満足し得る対策には至っていなかった。
本発明の目的は、上述する問題点を解消するもので、キャンバー角の付与された車両に装着するランフラットタイヤにおける乗心地性及びランフラット耐久性を向上させながら、ロードノイズを低減するようにしたランフラットタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明のランフラットタイヤは、左右一対のビード部に埋設したビードフィラーと左右一対のサイドウォール部の内面に配置した断面三日月状の補強ゴム層とを備えたキャンバー角の付与された車両に装着するランフラットタイヤにおいて、前記ビードフィラーの60℃における動的弾性率を左右においてそれぞれ5〜20MPaにすると共に、該ビードフィラーの60℃におけるtanδを左右において異ならせ、tanδの小さい側をネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側に、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両外側に装着するようにしたことを特徴とする。
さらに、上述する構成において、以下(1)〜(3)に記載するように構成することが好ましい。
(1)前記tanδを一方の側において0.03〜0.15にし、他方の側において0.15〜0.25にする。
(2)前記補強ゴム層の60℃における動的弾性率を左右においてそれぞれ5〜20MPaにすると共に、前記補強ゴム層のtanδを左右において異ならせて、該補強ゴム層の60℃におけるtanδを、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において車両内側よりも同等又は大きくし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において車両外側よりも同等又は大きくする。
(3)タイヤ幅方向断面における前記ビードフィラーの断面積SF と前記補強ゴム層の断面積SR とを合算した累加面積SF+R を左右において同等にしたうえで、前記ビードフィラーの断面積SF を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において車両内側よりも大きくし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において車両外側よりも大きくする。この場合において、前記累加面積SF+R に対する前記ビードフィラーの断面積SF の割合を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において30〜70%にし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において30〜70%にするとよい。また、前記累加面積SF+R に対する前記ビードフィラーの断面積SF の割合を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において40%以下にし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において40%以下にするとよい。
(1)前記tanδを一方の側において0.03〜0.15にし、他方の側において0.15〜0.25にする。
(2)前記補強ゴム層の60℃における動的弾性率を左右においてそれぞれ5〜20MPaにすると共に、前記補強ゴム層のtanδを左右において異ならせて、該補強ゴム層の60℃におけるtanδを、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において車両内側よりも同等又は大きくし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において車両外側よりも同等又は大きくする。
(3)タイヤ幅方向断面における前記ビードフィラーの断面積SF と前記補強ゴム層の断面積SR とを合算した累加面積SF+R を左右において同等にしたうえで、前記ビードフィラーの断面積SF を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において車両内側よりも大きくし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において車両外側よりも大きくする。この場合において、前記累加面積SF+R に対する前記ビードフィラーの断面積SF の割合を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において30〜70%にし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において30〜70%にするとよい。また、前記累加面積SF+R に対する前記ビードフィラーの断面積SF の割合を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において40%以下にし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において40%以下にするとよい。
本発明のランフラットタイヤによれば、ビードフィラーの動的弾性率を左右においてそれぞれ低く(5〜20MPa)抑えたので、通常走行時は勿論のこと、ランフラット走行時においても乗心地性を効率よく向上させることができる。
しかも、ビードフィラーの60℃におけるtanδを左右において異ならせると共に、tanδの小さい側をネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側に、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両外側にそれぞれ装着するようにしたので、大きな負荷がかかるサイドウォール部側ではビードフィラーの発熱が抑制されて、通常走行時は勿論のこと、特にランフラット走行時における耐久性を向上することができると同時に、反対側のサイドウォール部ではリムに近接して配置されたビードフィラーの発熱が促進されるため、路面から拾った振動がただちに熱エネルギーに変換されて、ロードノイズを効率的に低減することができる。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態からなるランフラットタイヤの一例を示す子午線方向の断面図である。
図1は、本発明の実施形態からなるランフラットタイヤの一例を示す子午線方向の断面図である。
図1において、本発明のランフラットタイヤ1は、左右一対のビード部2、2に埋設したビードフィラー3、3と左右一対のサイドウォール部4、4の内面に配置した断面三日月状の補強ゴム層5、5とを備えている。図中6はトレッド部、7はカーカス層、8はベルト層をそれぞれ示している。
そして、本発明のランフラットタイヤ1では、ビードフィラー3、3の60℃における動的弾性率をそれぞれ左右において5〜20MPa、好ましくは5〜15MPaにし、かつこれらビードフィラー3、3の60℃におけるtanδを左右において異ならせると共に、tanδの小さい側をネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側に、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両外側に装着するようにしている。
このようにビードフィラー3、3の動的弾性率を左右において低く(5〜20MPa)抑えたので、通常走行時は勿論のこと、ランフラット走行時においても乗心地性を効率よく向上させることができる。
さらに、ビードフィラー3、3の60℃におけるtanδを左右において異ならせると共に、tanδの小さい側をネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側に、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両外側にそれぞれ装着するようにしたので、大きな負荷がかかるサイドウォール部側ではビードフィラー3の発熱が抑制されて、通常走行時は勿論のこと、特にランフラット走行時における耐久性を向上することができると同時に、反対側のサイドウォール部4ではリム(図示省略)に近接して配置されたビードフィラー3の発熱が促進されるため、路面から拾った振動がただちに熱エネルギーに変換されて、ロードノイズを効率的に低減することができる。
上述するtanδ及び動的弾性率は、粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所製)を使用して、周波数20Hz、初期歪み10%、動歪み±2%、温度60℃の条件で測定したときの値をいう。以下において同じ。
なお、本発明のランフラットタイヤ1では、ランフラット耐久性を確保しながら、良好な乗心地性を確保するために、図1に示すように、左右のビードフィラー3、3の高さh1、h2をそれぞれタイヤ最大幅における高さHよりも小さく設定している。
本発明において、上述するビードフィラー3、3の60℃におけるtanδを一方の側において0.03〜0.15、好ましくは0.03〜0.10に設定し、他方の側において0.15〜0.25、好ましくは0.17〜0.25に設定するとよい。これにより、ランフラット耐久性を向上させながら、ロードノイズを確実に低減することができる。
上述する実施形態では、補強ゴム層5、5の60℃における動的弾性率及びtanδをそれぞれ左右において同等にしているが、補強ゴム層5、5の60℃におけるtanδを左右において互いに異ならせるようにしてもよい。
この場合において、補強ゴム層5、5の60℃における動的弾性率を左右においてそれぞれ5〜20MPaにしたうえで、これら補強ゴム層5、5のtanδを左右において異ならせて、補強ゴム層5、5の60℃におけるtanδを、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において車両内側よりも同等又は大きくし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において車両外側よりも同等又は大きくするとよい。特に通常走行時における乗心地性を重視するランフラットタイヤ1にあっては、上述する補強ゴム層5、5の60℃における動的弾性率が5〜15MPaとなるように設定するとよい。
これにより、乗心地性やランフラット耐久性を向上させながら、ロードノイズを一層確実に低減することができる。この場合において、左右における補強ゴム層5、5の60℃における動的弾性率を互いに異ならせるようにしてもよい。
本発明において、左右のサイドウォール部4、4におけるビードフィラー3、3及び補強ゴム層5、5の大きさは、それぞれ特に限定されるものではないが、タイヤのユニフォミティーバランスを確保する観点から、ビードフィラー3と補強ゴム層5とを合わせた容積が、左右のサイドウォール部4、4の周上において互いに同等になるように形成することが好ましい。
上述する観点から、本発明のランフラットタイヤ1では、タイヤ幅方向断面におけるビードフィラー3の断面積SF と補強ゴム層5の断面積SR とを合算した累加面積SF+R を左右において同等にしたうえで、ビードフィラー3の断面積SF を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において車両内側よりも大きくし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において車両外側よりも大きくするとよい。これにより、ランフラットタイヤ1のユニフォミティーを良好に保持しながら、ロードノイズを効率的に低減させることができる。
さらに好ましくは、上述する累加面積SF+R に対するビードフィラー3の断面積SF の割合を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において30〜70%、好ましくは35〜60%にし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において30〜70%、好ましくは35〜60%にするとよい。これにより、良好なランフラット耐久性と騒音特性とをそれぞれ高いレベルで確保することができる。上述する割合が30%未満になるとロードノイズの低減効果が不足することになり、70%超ではランフラット耐久性の向上効果が不足することになる。
さらに、上述する累加面積SF+R に対するビードフィラー3の断面積SF を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において40%以下、好ましくは10〜37%にし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において40%以下、好ましくはあ10〜37%にするとよい。これにより、良好なランフラット耐久性を高いレベルで確保することができる。
本発明において、最も好ましくは、上述する累加面積SF+R が左右のサイドウォール部4、4において均等になるように製造することが推奨される。しかしながら、実際には製造上の変動に伴い、これら累加面積SF+R を左右において均等に保持することは実質的に不可能であるため、本発明では、一方の側の累加面積SF+R と他方の側の累加面積SF+R とがそれぞれ相手側の累加面積SF+R を基準にして±10%の範囲内で変動する場合を許容し、この範囲内で変動した場合には、これを同等として扱うことにする。左右の累加面積SF+R がこの範囲内で変動する場合には、タイヤのユニフォミティーバランスを大きく崩すことがないからである。
上述するように、本発明のランフラットタイヤは、左右のビード部に埋設したビードフィラーの動的弾性率をそれぞれ5〜20MPaに抑えると共に、ビードフィラーの60℃におけるtanδを左右において異ならせて、tanδの小さい側を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側に、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両外側に装着するようにしたことにより、乗心地性及び耐久性を向上させながら、ロードノイズを低減するようにしたもので、キャンバー角が付与された車両に装着した場合に生じる諸問題を高いレベルで解消するものとして幅広く適用することができる。
タイヤサイズを225/45R17、タイヤ構造を図1として、左右のビードフィラー3及び補強ゴム層5の物性を表1のように異ならせた従来タイヤ(従来例)、本発明タイヤ(実施例1〜4)及び比較タイヤ(比較例1〜6)をそれぞれ製作した。
これら11種類のタイヤをそれぞれネガティブキャンバー(キャンバー角度:1°)が付与された国産乗用車(2.5Lクラス)の前後輪に表1のように車両への装着位置を異ならせて装着し、以下の試験方法により乗心地性、ロードノイズ性及びランフラット耐久性を評価した。
〔乗心地性〕
空気圧を230kPaとしてアスファルト路面からなるテストコースを平均速度50km/hにて走行させ、熟練されたテストドライバーによる5点法による官能評価を行った。この結果を従来例を3とする指数により表1に併記した。数値が大きいほど優れていることを示す。
空気圧を230kPaとしてアスファルト路面からなるテストコースを平均速度50km/hにて走行させ、熟練されたテストドライバーによる5点法による官能評価を行った。この結果を従来例を3とする指数により表1に併記した。数値が大きいほど優れていることを示す。
〔ロードノイズ性〕
空気圧を230kPaとしてアスファルト路面からなるテストコースを平均速度50km/hにて走行させ、運転席窓際位置に取り付けたマイクロフォンにより集音した騒音の音圧レベルを測定し、この測定値の逆数を5段階に振り分けた。この結果を従来例を3とする指数により表1に併記した。数値が大きいほど優れていることを示す。
空気圧を230kPaとしてアスファルト路面からなるテストコースを平均速度50km/hにて走行させ、運転席窓際位置に取り付けたマイクロフォンにより集音した騒音の音圧レベルを測定し、この測定値の逆数を5段階に振り分けた。この結果を従来例を3とする指数により表1に併記した。数値が大きいほど優れていることを示す。
〔ランフラット耐久性〕
空気圧を230kPaとして、4輪のうち駆動輪右側(1本)のバルブコア除去して、4名乗車相当の荷重を負荷させたうえで、アスファルト路面からなるテストコースを平均速度90km/hにて200km走行させた後、バルブコア除去したタイヤの外観及び内面を観察して、その結果を以下の3段階に区分けして表1に併記した。
空気圧を230kPaとして、4輪のうち駆動輪右側(1本)のバルブコア除去して、4名乗車相当の荷重を負荷させたうえで、アスファルト路面からなるテストコースを平均速度90km/hにて200km走行させた後、バルブコア除去したタイヤの外観及び内面を観察して、その結果を以下の3段階に区分けして表1に併記した。
○:ビード部周辺において殆ど損傷が認められない。
△:ビード部周辺においてかなりの損傷が認められた。
×:200km走行する前に、ビード部が破損した。
△:ビード部周辺においてかなりの損傷が認められた。
×:200km走行する前に、ビード部が破損した。
表1より、本発明タイヤは、従来タイヤ及び比較タイヤに比して、乗心地性、ロードノイズ性及びランフラット耐久性がバランスよく向上していることがわかる。
1 ランフラットタイヤ
2 ビード部
3 ビードフィラー
4 サイドウォール部
5 補強ゴム層
2 ビード部
3 ビードフィラー
4 サイドウォール部
5 補強ゴム層
Claims (6)
- 左右一対のビード部に埋設したビードフィラーと左右一対のサイドウォール部の内面に配置した断面三日月状の補強ゴム層とを備えたキャンバー角の付与された車両に装着するランフラットタイヤにおいて、
前記ビードフィラーの60℃における動的弾性率を左右においてそれぞれ5〜20MPaにすると共に、該ビードフィラーの60℃におけるtanδを左右において異ならせて、tanδの小さい側をネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側に、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両外側に装着するようにしたランフラットタイヤ。 - 前記tanδを一方の側において0.03〜0.15にし、他方の側において0.15〜0.25にした請求項1に記載のランフラットタイヤ。
- 前記補強ゴム層の60℃における動的弾性率を左右においてそれぞれ5〜20MPaにすると共に、前記補強ゴム層のtanδを左右において異ならせて、該補強ゴム層の60℃におけるtanδを、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において車両内側よりも同等又は大きくし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において車両外側よりも同等又は大きくした請求項1又は2に記載のランフラットタイヤ。
- タイヤ幅方向断面における前記ビードフィラーの断面積SF と前記補強ゴム層の断面積SR とを合算した累加面積SF+R を左右において同等にしたうえで、前記ビードフィラーの断面積SF を左右において異ならせて、該ビードフィラーの断面積SF を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において車両内側よりも大きくし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において車両外側よりも大きくした請求項1〜3のいずれか1項に記載のランフラットタイヤ。
- 前記累加面積SF+R に対する前記ビードフィラーの断面積SF の割合を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両外側において30〜70%にし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において30〜70%にした請求項4に記載のランフラットタイヤ。
- 前記累加面積SF+R に対する前記ビードフィラーの断面積SF の割合を、ネガティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において40%以下にし、ポジティブキャンバー角の付与された車両では車両内側において40%以下にした請求項4又は5に記載のランフラットタイヤ。
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