JP2010023611A - ブレーキペダル支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペダル回転軸の取付信頼性を向上するとともに、車両の前面衝突時にはペダルパッドの後退を抑制することができるブレーキペダル支持構造を提供する。
【解決手段】ブレーキペダル支持構造1は、ペダルブラケット4に介在部材5を介してペダル回転軸23aをねじ締結力によって固定するねじ締結構造27を備える。車両が前面衝突して、ペダルブラケット4が介在部材5に対して相対的に後方移動して、ねじ締結構造によるペダルブラケット4に対するペダル回転軸23aの固定が解除されると、ペダル回転軸23aがペダルブラケット4に対して第1の案内路110に沿って後方へ移動する。これにより、ブレーキペダル2は、その上端部がペダル回転軸23aとともにペダルブラケット4に対して後方に移動するように操作力伝達部材3との連結点を支点として回動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に設けられるブレーキペダル支持構造に関する。
従来、自動車において、ブレーキペダルを、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルの下部、つまり、ダッシュロアパネルの車室側に固定したものがある。そして、ブレーキペダルの下端部のペダルパッドが運転者によって踏み込まれることにより、プッシュロッドを介してダッシュパネルのエンジンルーム側に取り付けたブースタを作動するようになっている。
このため、自動車の前面衝突時にエンジンルーム内のパワーユニットなどの後退によってダッシュパネルが車両後方向、つまり、車室内方に変形すると、これに伴ってブレーキペダルが後退する。すると、ペダルパッドの踏み込み位置が後方にずれることになり、運転者に違和感を与えてしまう。
このようなペダルパッドの後退に対処するため、従来では、ブレーキペダルを回動可能に支持するペダル回転軸を衝突時に後方移動させることでブレーキペダルをプッシュロッドを支点として回動させて、ペダルパッドを相対的に前方へ移動させて、ペダルパッドの後退を防止するようにしたものがある(特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術では、ダッシュパネルに固定した支持ベース部材に水平方向に延びる案内部を設け、その案内部の前側にブレーキペダルのペダル回転軸を配置して、常態(非衝突時)にあっては、その回転軸の後側に配置した固定部材によって、ペダル回転軸が後方に移動するのを阻止してある。そして、自動車の前面衝突時には、固定部材が外れてペダル回転軸が案内部に沿って後方移動することにより、ブレーキペダルはプッシュロッドの連結点を支点として下端部のペダルパッドが前方に回動し、結果的にペダルパッドの後退を抑制できるようにしている。
特開2002−2460号公報(第5頁、図1)
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ペダル回転軸を固定する固定部材が案内部に単に挿入されているだけであるため、ペダル回転軸の取付信頼性が低いという問題がある。
そこで、本発明は、ペダル回転軸の取付信頼性を向上するとともに、車両の前面衝突時にはペダルパッドの後退を抑制することができるブレーキペダル支持構造を提供することを目的とする。
本発明のブレーキペダル支持構造は、操作力受部材を下部に有するブレーキペダルの上部で当該ブレーキペダルを前後方向に回動可能に支持するペダル回転軸と、前記ブレーキペダルにおける前記操作力受部材と前記ペダル回転軸との間に連結され、前記操作力受部材に加わる操作力をブースタに伝達する操作力伝達部材と、ペダルブラケットに設けられ、前記ペダルブラケットにおける前記ペダル回転軸の取付位置から後方へ延び、前記ペダル回転軸を案内する第1の案内路と、前記ペダルブラケットと相対移動が可能に設けられた介在部材と、前記介在部材に設けられ、前記取付位置に位置する前記ペダル回転軸が挿通され、前記ペダル回転軸の後方移動を許容する第2の案内路と、前記取付位置に位置する前記ペダル回転軸を前記ペダルブラケットに前記介在部材を介してねじ締結力によって固定するねじ締結構造と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ペダルブラケットと介在部材とにペダル回転軸をねじ締結構造によって固定するので、ペダル回転軸の取付信頼性を向上することができる。また、車両が前面衝突して、後方への規定以上の荷重を受けたペダルブラケットが介在部材に対して相対的に後方へ移動して、ねじ締結構造によるペダルブラケットに対するペダル回転軸の固定が解除されると、ペダル回転軸がペダルブラケットに対して第1の案内路に沿って後方へ移動可能となるため、操作力受部材が運転者の脚で押さえられている場合、ブレーキペダルは、その上端部がペダル回転軸とともにペダルブラケットに対して後方に移動するように操作力伝達部材との連結点を支点として回動する。これにより、操作力受部材が後方へ移動するのが抑制され、ペダルパッドの位置が後退するのを抑制することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態にかかるブレーキペダル支持構造を示す断面図、図2は、本実施形態にかかるブレーキペダル支持構造を示す斜視図、図3は、本実施形態にかかるブレーキペダル支持構造を示す正面図、図4は、図2中のII部の拡大図、図5は、本実施形態にかかるペダル回転軸及びその周を示す側面図、図6は、図5中のV−V線に沿った断面図、図7は、本実施形態にかかる介在部材を示す側面図、図8は、本実施形態にかかるペダルブラケットを示す側面図である。なお、以下の説明で、単に前後方向、左右方向という場合の方向は、車両の前後方向、車両の左右方向のことをいう。
図1〜図3に示すように、本実施形態のブレーキペダル支持構造1は、下部に操作力受部材であるペダルパッド22を有し上下方向に延在しているブレーキペダル2を備えており、このブレーキペダル2は、車両である自動車の車室R内に配置されている。ブレーキペダル2の上部には、ペダル回転軸23aが設けられており、このペダル回転軸23aは、ブレーキペダル2の上部でブレーキペダル2を前後方向に回動可能に支持している。ペダル回転軸23aは、車体構成部材であるダッシュパネル6(図1)に固定されたペダルブラケット4に支持されている。また、ブレーキペダル支持構造1は、ペダルパッド22に加わる操作力をブースタ7に伝達する操作力伝達部材としてのプッシュロッド3(図1)を備え、プッシュロッド3は、ブレーキペダル2におけるペダルパッド22とペダル回転軸23aとの間に連結されている。
このブレーキペダル支持構造1は、概略的には、ブレーキペダル2のペダルパッド22が運転者の脚によって前方(図1中右方)に踏み込まれることにより、ペダル回転軸23aを中心としてブレーキペダル2の下部が前方(図1中右方)に回動し、プッシュロッド3を前方に押し込むようになっている。そして、プッシュロッド3の押し込みによりブースタ7を作動してペダルパッド22の踏力を倍力化し、その倍力化した踏力で図示省略したマスターシリンダを作動してブレーキ液圧を発生させるようになっている。
ここで、ダッシュパネル6は、エンジンルームE/Rと車室Rとを隔成するパネルであり、車体の一部を構成している。ダッシュパネル6は、その下部を構成するダッシュロアパネル61と、その上部を構成するダッシュアッパパネル62とによって構成してある。
ダッシュロアパネル61は、ブースタ7及びペダルブラケット4が取り付けられる第1の車体部としての第1の取付壁部61aと、この第1の取付壁部61aから下方斜め後方に延在した第1の斜壁部61bと、を有しており、第1の斜壁部61bの後端部(下端部)がフロアパネル(図示せず)に連設されている。ダッシュロアパネル61の前方のエンジンルームE/R内には、エンジンを含むパワーユニットなどの装置(以後、パネル前装置ともいう)が当該ダッシュロアパネル61の近傍に配置してあり、自動車の前面衝突時に、そのエンジンルームE/R内のパネル前装置が後退した場合には、ダッシュロアパネル61は、その装置に押されて後方(車室R内方)に変形して衝突エネルギーを吸収するようになっている。
ダッシュアッパパネル62は、前端部がダッシュロアパネル61の第1の取付壁部61aに連設され前端部から後方斜め上方に延在した第2の斜壁部62aと、この第2の斜壁部62aの後端部(上端部)から上方へ折り曲げ形成されて後方斜め上方に延在した第2の車体部としての第2の取付壁部62bと、を有している。第2の取付壁部62bは、ダッシュロアパネル61の第1の取付壁部61aに対して車両前後方向で後方に位置している。このダッシュアッパパネル62は、その上端部(図示せず)が車体構成部材である閉断面構造のカウル部(図示せず)に接合されている。このダッシュアッパパネル62の前方のエンジンルームE/R内に収容されている部材は、このダッシュアッパパネル62に対して十分に離間して配置してあり、自動車の前面衝突時に、ダッシュアッパパネル62への前方からダッシュアッパパネル62への荷重入力は、ダッシュロアパネル61への入力荷重に比べて大幅に小さく、ダッシュアッパパネル62は、自動車の前面衝突時おいても容易に変形しないようになっている。
次に、ブレーキペダル支持構造1の各部を詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、ブレーキペダル2は、上下に延在するペダルアーム21と、このペダルアーム21の下端部に設けたペダルパッド22と、を有している。ペダルアーム21の上端部には、ペダル回転軸23aが設けられている。また、ブレーキペダル2におけるペダルパッド22とペダル回転軸23aとの間即ちペダルアーム21におけるペダルパッド22とペダル回転軸23aとの間には、プッシュロッド3をクレビス31によって連結してある。クレビス31は、クレビスピン32がペダルアーム21を左右方向に貫通しており、このクレビスピン32を回動中心としてペダルアームに対して回動可能となっている。
ブレーキペダル2は、ペダル回転軸23a、ペダルブラケット4及び介在部材5を介してダッシュパネル6の下部に前後回動可能に取り付けてある。
ペダル回転軸23aは、雄ねじ部材としてのボルト23及び雌ねじ部材としてのナット26を有するねじ締結構造27によって介在部材5を介してペダルブラケット4に固定してある。ここで、ねじ締結構造27によるペダル回転軸23aの固定は、詳しくは後述するが、自動車の前面衝突時に解除されるようになっている。このペダル回転軸23aは、ボルト23の軸部を構成している。即ち、ボルト23は、頭部23bと、軸部としてのペダル回転軸23aとから構成され、軸部(ペダル回転軸23a)には、雄ねじ部23cが形成されている。ペダル回転軸23aは、介在部材5及びペダルブラケット4を左右方向に貫通している。
ペダルブラケット4は、ダッシュロアパネル61の第1の取付壁部61aの後方に配置して第1の取付壁部61aに固定してあり、このペダルブラケット4は、ペダル回転軸23aを支持している。具体的には、ペダルブラケット4は、図3及び図4に示すように、左右一対の第1の側壁41,41及びこれら左右一対の第1の側壁41,41の上端部同士を連結した天壁42により下方が開放する断面コの字状に形成してある。ペダルブラケット4の前端部には、ダッシュロアパネル61の第1の取付壁部61aに当該ペダルブラケット4を取り付けるためのフランジ部43を形成してある。フランジ部43には、図示省略したボルトやビスなどの締結部材を挿通する取付孔44を形成してあり、この取付孔44に挿通した締結部材(図示せず)によってフランジ部43をダッシュロアパネル61の第1の取付壁部61aの内面(車室側の面)に固定し、かかる構造によってペダルブラケット4をダッシュロアパネル61の第1の取付壁部61aに固定してある。
ペダルブラケット4の左右一対の第1の側壁41,41のそれぞれには、図6及び図8に示すように、第1の案内路としての長孔110を形成してある。長孔110は、ペダルブラケット4におけるペダル回転軸23aの取付位置から後方へ延び、ペダル回転軸23aを案内する。この長孔110にペダル回転軸23aを挿通して、左右一対の第1の側壁41,41にペダル回転軸23aを掛け渡してある。長孔110は、詳しくは、前後方向且つ上下方向に延在しており、その前端部はペダル回転軸23aが取り付けられる取付部110aとなっており、この取付部110aは、ペダルブラケット4におけるペダル回転軸23aの取付位置の車両前後方向の移動を規制する。さらに詳しくは、長孔110は、前端部(取付部110a)から後方斜め下方に向かって傾斜して形成し、円弧状としてある。長孔110内は、その延在方向に沿ってペダル回転軸23aが移動可能となっている。この長孔110は、自動車の前面衝突時には、ペダル回転軸23aを、ペダルブラケット4における当該ペダル回転軸23aの取付位置(取付部110a)から後方へ案内するようになっており、この長孔110の後端部(下端部)は、取付位置よりも後方に位置するペダル回転軸23aの退避位置となっている。
介在部材5は、図1に示すように、ダッシュアッパパネル62の第2の取付壁部62bに固定してあり、介在部材5は、ダッシュアッパパネル62に支持されてペダルブラケット4と相対移動が可能となっている。詳しくは、介在部材5は、図3,図4及び図6に示すように、左右一対の第2の側壁51,51及びこれら左右一対の第2の側壁51,51同士を連結した天壁52により下方が開放する断面コの字状に形成してある。天壁52には、ダッシュアッパパネル62に当該介在部材5を取り付けるための取付孔53を形成してある。そして、取付孔53に挿通したボルトやビスなどの締結部材(図示せず)によって介在部材5をダッシュアッパパネル62の第2の取付壁部62bの内面(車室側の面)に固定してある。
そして、左右一対の第2の側壁51,51がペダルブラケット4の左右一対の側壁に位置するように、介在部材5をペダルブラケット4に上側から被せて配置して、介在部材5をペダルブラケット4に前後方向に相対移動可能に嵌合してある。かかる構造では、自動車の前面衝突によりダッシュロアパネル61が後方に向って変形する際に、ペダルブラケット4が介在部材5に対して相対的に後方移動が可能となっている。
左右一対の第2の側壁51,51のそれぞれには、図4,図5及び図7に示すように、第2の案内路としての切欠部100を設けてある。この切欠部100は、ペダルブラケット4における取付位置に位置したペダル回転軸23aが挿通され、ペダル回転軸23aの後方移動を許容するようになっている。具体的には、切欠部100は、前後方向に延在して形成して、その前部100bから後方斜め下方に向かって拡大させるととも、その後部100aを開口してある。切欠部100の前部100bは、ペダルブラケット4におけるペダル回転軸23aの取付位置の車両上下方向の移動を規制する。
この切欠部100には、前部100bから後方斜め下方に向かって傾斜した脱落案内部120を形成してある。脱落案内部120は、介在部材5に対して相対的にペダルブラケット4とともに後方に移動するペダル回転軸23aに当接してペダル回転軸23aを下方へ押圧するようになっている。
また、左右一対の第2の側壁51,51のそれぞれには、脱落案内部120の後端に連続させたロック部121を設けてある。このロック部121は、ペダルブラケット4における退避位置に位置したペダル回転軸23aを係止してペダル回転軸23aが退避位置から取付位置へ戻るのを阻止するものであり、具体的には、脱落案内部120の後端に連続させた傾斜部であり、その前端部から後方斜め上方に向けて傾斜して形成してある。
この介在部材5は、ペダルブラケット4の長孔110とともにブレーキペダル後退防止機構10(図1)を構成している。
ねじ締結構造27は、上述のようにボルト23及びナット26を備え、図4〜図6に示すように、取付位置に位置するペダル回転軸23aをペダルブラケット4に介在部材5を介して、ボルト23及びナット26のねじ締結力によって固定している。具体的には、ねじ締結構造27は、ボルト23を、その雄ねじ部23c側から介在部材5の第2の側壁51の切欠部100とペダルブラケット4の第1の側壁41の長孔110とに貫通して、その雄ねじ部23cにナットを螺合させることで、ペダル回転軸23aを介在部材5を介してペダルブラケット4に固定している。かかる構造では、ボルト23の頭部23bとナット26とによって介在部材5の左右一対の第2の側壁51を挟持することによりこれら左右一対の第2の側壁51にペダルブラケット4を挟持させている。このねじ締結構造27によるペダルブラケット4に対するペダル回転軸23aの固定は、後方への規定以上の荷重を受けたペダルブラケット4の介在部材5に対する相対的な後方への移動によって解除されるようになっている。
そして、ペダルブラケット4の左右一対の第1の側壁41,41間でボルト23の軸部であるペダル回転軸23aの外周にカラー24を嵌挿し、そのカラー24の長さ方向ほぼ中央部の外周にペダルアーム21の上端部を回転自在に嵌合してある。したがって、ペダル回転軸23aは、カラー24を介してブレーキペダル2に連結された状態で、ブレーキペダル2を回転自在に支持している。
カラー24の外周には、付勢部材としてのねじりばね25を嵌合してある。ねじりばね25は、図1及び図3に示すように、一端部25aをペダルブラケット4の天壁42に係止するとともに、他端部25bをペダルアーム21に貫通させてペダルアーム21に係止してある。ねじりばね25はブレーキペダル2のリターンスプリングとして機能し、ブレーキペダル2を、ペダル回転軸23aを中心として車両後方(図中矢印X方向)に回動付勢する。かかる構造のねじりばね25は、ペダル回転軸23aが長孔110に沿って取付位置から後方に移動する方向にペダル回転軸23aを付勢する。
次に、自動車の前面衝突時におけるブレーキペダル支持構造の動作を図9を参照して説明する。図9は、本実施形態にかかる自動車の前面衝突時におけるブレーキペダル支持構造の動作を(a)〜(d)に順を追って示す要部側面図である。
図9(a)に示す常態から、自動車が前面衝突して、エンジンルームE/R内のパネル前装置が後退し、ダッシュロアパネル61がブースタ7とともに後方に押され、その後方に押されたダッシュロアパネル61の第1の取付壁部61aによってペダルブラケット4に後方への規定以上の荷重が入力すると、介在部材5がダッシュアッパパネル62の第2の取付壁部62bによって支持されてその後方移動が規制されているため、ペダルブラケット4がねじ締結構造27のねじ締結力に抗して介在部材5に対して相対的に後方へ移動し、これにより、ねじ締結構造27においてボルト23とナット26との螺合が緩みねじ締結構造27がそのねじ締結力を失う、即ち、ねじ締結構造27によるペダルブラケット4に対するペダル回転軸23aの固定が解除される。
図9(b)に示すように、ペダルブラケット4が介在部材5に対して相対的に後方移動すると、ペダルブラケット4における取付位置に位置するペダル回転軸23aは、長孔110における取付部110aの内周面によって後方へ押されて、ペダルブラケット4とともに介在部材5に対して相対的に後方移動する。そして、ペダル回転軸23aが切欠部100に沿って後方移動すると、切欠部100が後方斜め下方に向かって拡大しているため、ペダル回転軸23aは、図9(c)に示すように、長孔110に沿って下降し、これにより、ペダル回転軸23aは、ペダルブラケット4における取付位置から退避位置へ向けてペダルブラケット4に対して相対的に後方に移動し、最終的に退避位置に至る。即ち、切欠部100は、ペダルブラケット4における取付位置からペダル回転軸23aがペダルブラケット4に対して後方へ移動することを許容している。この長孔110に沿ったペダル回転軸23aの移動は、ブレーキペダル2の自重によって行われる。即ち、ブレーキペダル2は、車両後方へ規定以上の荷重を受けた時に、当該ブレーキペダル2の自重で、ペダル回転軸を長孔110に沿ってペダルブラケット4における取付位置から後方へ移動させる。また、本実施形態では、ペダル回転軸23aが長孔110に沿って取付位置から後方に移動する方向に、ねじりばね25がペダル回転軸23aを付勢しているので、ペダルブラケット4の自重に加えてねじりばね25の付勢力によってもペダル回転軸23aが長孔に沿って移動するので、その付勢力の分、長孔110に沿ってのペダル回転軸23aの移動がより速くなる。
このように、ペダル回転軸23aは、ブレーキペダル2の自重及びねじりばね25の付勢力によって長孔110に沿って下降するのであるが、ペダルブラケット4の後方移動の速度が早くペダル回転軸23aが脱落案内部120に当接した場合には、ペダル回転軸23aは脱落案内部120によって下方へ押圧されて、その押圧力も含めた複合力によって長孔110に沿って下方(後方)に移動する。
そして、ペダル回転軸23aが長孔110の下端部(退避位置)に移動するとともに脱落案内部120の下端部まで移動し、更に、ペダルブラケット4が後方移動すると、図9(d)に示すように、ペダル回転軸23aは、介在部材5のロック部121の下側に位置し、ロック部121に係止される。すると、ペダル回転軸23aは、長孔110の下端部に押し込められた状態となって退避位置に固定され、ペダル回転軸23aが退避位置から取付位置へ戻るのがロック部121によって阻止される。
このように、ペダル回転軸23aが長孔110に沿ってペダルブラケット4における取付位置から後方へ移動することにより、ブレーキペダル2は、その下端部が前方に移動するようにプッシュロッド3との連結点(クレビスピン32)を支点として回動し、ペダルパッド22がペダルブラケット4に対して相対的に前方へ移動する(図9(d))。これにより、ペダルパッド22の位置が後退するのが抑制される。なお、図9(d)には、比較のために衝突前のブレーキペダル2を2点鎖線で示してある。
また、この構成にあっては、自動車が前面衝突して、後方への規定以上の荷重を受けたペダルブラケット4が介在部材5に対して相対的に後方へ移動して、ねじ締結構造27によるペダルブラケット4に対するペダル回転軸23aの固定が解除されると、ペダル回転軸23aがペダルブラケット4に対して長孔110に沿って後方へ移動可能となるため、ペダルパッド22が運転者の脚で押さえられている場合には、ペダルブラケット4の自重やねじりばね25の付勢力によらずとも、ブレーキペダル2は、その上端部がペダル回転軸23aとともにペダルブラケット4に対して後方に移動するようにプッシュロッド3との連結点(クレビスピン32)を支点として回動することとなる。これにより、ペダルパッド22が後方へ移動するのが抑制され、ペダルパッド22の位置が後退するのを抑制することができる。
以上説明した本実施形態のブレーキペダル支持構造1では、ペダルブラケット4及び介在部材5にペダル回転軸23aをねじ締結構造27によって固定するので、ペダルブラケット4に対するペダル回転軸23aの固定の強度及び剛性を向上させることができ、ペダル回転軸23aの取付信頼性を向上することができる。また、自動車が前面衝突して、後方への規定以上の荷重を受けたペダルブラケット4が介在部材5に対して相対的に後方へ移動した場合には、ねじ締結構造27によるペダルブラケット4に対するペダル回転軸23aの固定が解除され、ペダルブラケット4におけるペダル回転軸23aの取付位置からペダル回転軸23aが長孔110に沿って後方へ移動することにより、ブレーキペダル2は、その下端部が前方に移動するようにプッシュロッドとの連結点(クレビスピン32)を支点として回動し、ペダルパッド22がペダルブラケット4に対して相対的に前方へ移動するので、ペダルパッド22の位置が後退するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、ねじ締結構造27は、頭部23b及び軸部を有するボルト23と、このボルト23に螺合するナット26と、を有し、ペダル回転軸23aは、ボルト23の軸部を構成しているので、ペダル回転軸とボルト23を別部品構成とした場合に比べて、ブレーキペダル支持構造1の部品点数を少なくすることができ、ひいてはブレーキペダル支持構造1の構成を簡素化することができる。
また、本実施形態では、第1の案内路は、ペダル回転軸23a(ボルト23の軸部)が挿通される長孔110であり、ペダルブラケット4は、長孔110がそれぞれに形成され相互に連結された左右一対の第1の側壁41,41を有し、介在部材5は、左右一対の第1の側壁41,41の外側に配置されて相互に連結された左右一対の第2の側壁51,51を有し、第2の案内路は、左右一対の第2の側壁51,51のそれぞれに形成されてペダルブラケット4での取付位置に位置するペダル回転軸23aが挿入され後部が開口した切欠部100であり、ねじ締結構造27は、ボルト23の頭部23bとナット26とによって左右一対の第2の側壁51,51を挟持することによりこれら左右一対の第2の側壁51,51にペダルブラケット4を挟持させている。したがって、切欠部100及び長孔110にボルト23の軸部であるペダル回転軸23aを挿入してボルト23にナット26を螺合させることにより、容易にペダル回転軸23aをペダルブラケット4に固定することができる。
また、本実施形態では、第1の案内路である長孔110は、ペダルブラケット4におけるペダル回転軸23aの取付位置の車両前後方向の移動を規制する取付部110aを有していて、この取付部110aから後方斜め下方に向かって傾斜しており、第2の案内路である切欠部100は、ペダルブラケット4におけるペダル回転軸23aの取付位置の車両上下方向の移動を規制する前部100bを有し、この前部100bから後方斜め下方に向かって拡大しており、ブレーキペダル2は、車両後方への規定以上の荷重を受けた時に、当該ブレーキペダル2の自重でペダル回転軸23aを長孔110に沿ってペダルブラケット4におけるペダル回転軸23aの取付位置から後方に移動させるので、ブレーキペダル2の自重を有効に用いてペダル回転軸23aを移動させることができる。
また、本実施形態では、切欠部100は、その前部100bから後方斜め下方に向かって傾斜した脱落案内部120を有することにより、長孔110に沿って後方斜め下方に移動するにようにペダル回転軸23aを脱落案内部120が案内するので、さらにスムーズにペダル回転軸23aを長孔110に沿って移動させることができる。
また、本実施形態では、ペダルブラケット4において取付位置よりも後方の退避位置に位置したペダル回転軸23aを係止してペダル回転軸23aがペダルブラケット4において退避位置から取付位置へ戻るのを阻止するロック部121を備えるので、このロック部121によって、ペダル回転軸23aを退避位置にロックすることができる。したがって、ペダル回転軸23aが退避位置に移動した後にペダル回転軸23aに上方への力が作用した場合であってもペダル回転軸23aの上方への移動を規制してペダルパッド22の後退を防止した状態を持続させることができる。
また、本実施形態では、ロック部121が介在部材5に設けられているので、ロック部をペダルブラケット4に設ける場合に比べて、ペダルブラケット4の構成を簡素にすることができる。
また、本実施形態では、介在部材5は、第2の車体部であるダッシュロアパネル61に固定されていることにより、常態にあっては、介在部材5を、ペダルブラケット4の補強部材として機能させることができる。
ここで、前述の特許文献1の技術では、ブレーキペダルの後方に固定部材が配置されている。このため、ブレーキペダルの踏み込み時には固定部材を圧縮して破壊する方向にペダル踏み込みによる力がその固定部材に作用するので、その技術の耐久性及び信頼性が低い。これに対して、本実施形態のブレーキペダル支持構造1では、ねじ締結構造27のねじ締結力によってペダル回転軸23aをペダルブラケット4に固定しているので、上記の固定部材が不要であり、ブレーキペダル支持構造1の耐久性及び信頼性が損なわれることがない。
なお、本実施形態では、第1の案内路として前後方向且つ上下方向に延在する長孔110を例に説明したが、第1の案内路は、これに限ることなく、例えば、前後方向にのみ延在した長孔であっても良い。かかる構造では、ブレーキペダル2の自重によってペダル回転軸23aが移動することは無いが、かかる構造でも、自動車が前面衝突して、後方への規定以上の荷重を受けたペダルブラケット4が介在部材5に対して相対的に後方へ移動して、ねじ締結構造27によるペダルブラケット4に対するペダル回転軸23aの固定が解除されると、ペダル回転軸23aがペダルブラケット4に対して当該長孔に沿って後方へ移動可能となるため、ペダルパッド22が運転者の脚で押さえられている場合、ブレーキペダル2は、その上端部がペダル回転軸23aとともにペダルブラケット4に対して後方に移動するようにプッシュロッド3との連結点(クレビスピン32)を支点として回動することとなる。これにより、ペダルパッド22が後方へ移動するのが抑制され、ペダルパッド22の位置が後退するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、第2の案内路として切欠部100を例に説明したが、第2の案内路は、これに限ることなく、例えば長孔等の孔であっても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。図10は、本実施形態にかかるペダル回転軸が切欠部の後端部に位置した状態を示す要部拡大側面図、図11は、本実施形態にかかるペダルブラケットの長孔を示す側面図である。なお、第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図10及び図11に示すように、本実施形態のブレーキペダル支持構造1Aは、ロック部111が、ペダルブラケット4において第1の案内路である長孔110に突出して設けた突起によって構成してある点が、第1の実施形態のブレーキペダル支持構造1に対して主に異なる。なお、本実施形態のブレーキペダル支持構造1Aは、第1の実施形態で説明した介在部材5のロック部121は備えていない。
具体的には、ロック部111は、図11に示すように、長孔110の下端部(退避位置)に位置したペダル回転軸23aの上側近傍に位置して、その長孔110の内周から下方斜め前方に向けて突設してある。ロック部111の先端部における長孔110の幅Wは、取付位置から退避位置へ移動するペダル回転軸23aが通過できる幅となっている。
以上説明した本実施形態のブレーキペダル支持構造1Aでは、退避位置に位置するペダル回転軸23aをロック部111によって係止して、ペダル回転軸23aが退避位置から取付位置へ戻るのを阻止するので、ペダルパッド22の後退を防止した状態を持続させることができる。
また、本実施形態では、ロック部111をペダルブラケット4に設けたので、ロック部を介在部材5に設ける場合に比べて、介在部材5の構成を簡素にすることができる。さらに、ロック部111は、長孔110の下端部に位置したペダル回転軸23aの上側近傍に位置して、その長孔110の内周から突設したので、ロック部111の形成を長孔110の形成と同時に形成できるので、容易にロック部111を形成することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。図12は、本実施形態にかかるブレーキペダル支持構造を示す斜視図である。なお、第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態のブレーキペダル支持構造1Bは、介在部材5をダッシュアッパパネル62に固定せずに、自動車の前面衝突時には、介在部材5を第2の車体部としてのステアリングメンバ130に突き当てることによって、介在部材5の移動を規制するようにした点が、第1の実施形態のブレーキペダル支持構造1と主に異なる。
詳しくは、本実施形態では、介在部材5の天壁52の後端部に、規定高さhを有する当接板55を上方へ突出させて固定してある。この当接板55の後端面55aは、ステアリングメンバ130の少なくも一部の前方に位置してステアリングメンバ130と前後方向で対向している。また、この介在部材5は、第1の実施形態と同様に、ペダルブラケット4と相対移動が可能に設けられている。
ステアリングメンバ130は、第1の車体部であるダッシュロアパネル61の第1の取付壁部61a(図1参照)に対して車両前後方向で後方に位置している。
このような構成のブレーキペダル支持構造1Bにおいては、車両の前面衝突によってダッシュロアパネル61が車両後方に変形して、ペダルブラケット4が後方移動すると、そのペダルブラケット4とともに介在部材5が後方移動する。そして、介在部材5の後方移動直後に介在部材5の当接板55がステアリングメンバ130に当接して、これにより、介在部材5がステアリングメンバ130に支持されて、介在部材5がステアリングメンバ130によってそれ以上の後方移動が阻止され、ペダルブラケット4のみが後方に移動する。これにより、ペダルパッド22がペダルブラケット4に対して相対的に前方へ移動するので、第1の実施形態と同様に、自動車の前面衝突時にペダルパッド22の位置が後退するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、介在部材5は、ステアリングメンバ130に突き当たることによってステアリングメンバ130に後方への移動が阻止されるので、介在部材5を車体構成部材に直接固定する必要が無く、車体へのブレーキペダル支持構造1Bの取り付けが簡素化され、その取付作業の容易化を図ることができる。
なお、介在部材5を突き当てる第2の車体部をステアリングメンバ130としたが、これに限ることなく他の車体構成部材であっても良い。
ところで、本発明は、上記各実施形態に限ることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
本発明の第1の実施形態にかかるブレーキペダル支持構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態にかかるブレーキペダル支持構造を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態にかかるブレーキペダル支持構造を示す正面図である。 図2中のII部の拡大図である。 本発明の第1の実施形態にかかるペダル回転軸及びその周囲を示す側面図である。 図5中のV−V線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施形態にかかる介在部材を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態にかかるペダルブラケットを示す側面図である。 本発明の第1の実施形態にかかる自動車の前面衝突時におけるブレーキペダル支持構造の動作を(a)〜(d)に順を追って示す要部側面図である。 本発明の第2の実施形態にかかるペダル回転軸が切欠部の後端部に位置した状態を示す要部拡大側面図である。 本発明の第2の実施形態にかかるペダルブラケットの長孔を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態にかかるブレーキペダル支持構造を示す斜視図である。
符号の説明
1,1A,1B ブレーキペダル支持構造
2 ブレーキペダル
3 プッシュロッド(操作力伝達部材)
4 ペダルブラケット
5 介在部材
7 ブースタ
22 ペダルパッド(操作力受部材)
23 ボルト(雄ねじ部材)
23a ペダル回転軸(ボルトの軸部)
23b 頭部
25 ねじりばね(付勢部材)
26 ナット(雌ねじ部材)
27 ねじ締結構造
41 第1の側壁
51 第2の側壁
61a 第1の取付壁部(第1の車体部)
62b 第2の取付壁部(第2の車体部)
100 切欠部(第2の案内路)
100a 切欠部の後部
100b 切欠部の前部
110 長孔(第1の案内路)
110a 取付部
111,121 ロック部
120 脱落案内部
130 ステアリングメンバ(第2の車体部)

Claims (8)

  1. 上下方向に延在していて、下部に操作力受部材を有するブレーキペダルと、
    前記ブレーキペダルの上部で当該ブレーキペダルを前後方向に回動可能に支持するペダル回転軸と、
    前記ブレーキペダルにおける前記操作力受部材と前記ペダル回転軸との間に連結され、前記操作力受部材に加わる操作力をブースタに伝達する操作力伝達部材と、
    前記ペダル回転軸を支持して、第1の車体部の後方に配置されて前記第1の車体部に固定されるペダルブラケットと、
    を備えるブレーキペダル支持構造であって、
    前記ペダルブラケットに設けられ、前記ペダルブラケットにおける前記ペダル回転軸の取付位置から後方へ延び、前記ペダル回転軸を案内する第1の案内路と、
    前記第1の車体部に対して車両前後方向で後方にある第2の車体部に支持されて、前記ペダルブラケットと相対移動が可能に設けられた介在部材と、
    前記介在部材に設けられ、前記取付位置に位置する前記ペダル回転軸が挿通され、前記ペダル回転軸の後方移動を許容する第2の案内路と、
    前記取付位置に位置する前記ペダル回転軸を前記ペダルブラケットに前記介在部材を介してねじ締結力によって固定するねじ締結構造と、
    を備えることを特徴とするブレーキペダル支持構造。
  2. 前記ねじ締結構造は、頭部及び軸部を有する雄ねじ部材と、この雄ねじ部材に螺合する雌ねじ部材と、を有し、
    前記ペダル回転軸は、前記軸部を構成していることを特徴とする請求項1に記載のブレーキペダル支持構造。
  3. 前記第1の案内路は、前記ペダル回転軸が挿通される長孔であり、
    前記ペダルブラケットは、前記長孔がそれぞれに形成され相互に連結された左右一対の第1の側壁を有し、
    前記介在部材は、前記左右一対の第1の側壁の外側に配置されて相互に連結された左右一対の第2の側壁を有し、
    前記第2の案内路は、前記左右一対の第2の側壁のそれぞれに形成されて前記取付位置に位置する前記ペダル回転軸が挿入され、後部が開口した切欠部であり、
    前記ねじ締結構造は、前記頭部と前記雌ねじ部材とによって前記左右一対の第2の側壁を挟持することによりこれら左右一対の第2の側壁に前記ペダルブラケットを挟持させたことを特徴とする請求項2に記載のブレーキペダル支持構造。
  4. 前記第1の案内路は、前記取付位置の車両前後方向の移動を規制する取付部を有していて、この取付部から後方斜め下方に向かって傾斜しており、
    前記第2の案内路は、前記取付位置の車両上下方向の移動を規制する前部を有し、この前部から後方斜め下方に向かって拡大しており、
    前記ブレーキペダルは、車両後方への規定以上の荷重を受けた時に、当該ブレーキペダルの自重で前記ペダル回転軸を前記第1の案内路に沿って前記取付位置から後方に移動させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載のブレーキペダル支持構造。
  5. 前記第2の案内路は、前記前部から後方斜め下方に向かって傾斜した脱落案内部を有することを特徴とする請求項4に記載のブレーキペダル支持構造。
  6. 前記取付位置よりも後方の退避位置に位置した前記ペダル回転軸を係止して当該ペダル回転軸が前記退避位置から前記取付位置へ戻るのを阻止するロック部を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載のブレーキペダル支持構造。
  7. 前記ロック部は、前記介在部材に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のブレーキペダル支持構造。
  8. 前記ロック部は、前記ペダルブラケットにおいて前記第1の案内路に突出して設けられていることを特徴とする請求項6に記載のブレーキペダル支持構造。
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