JP2010022990A - 保護膜形成装置およびレーザー加工機 - Google Patents

保護膜形成装置およびレーザー加工機 Download PDF

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龍吾 大庭
Yoji Morikazu
洋司 森數
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岳彦 檜垣
Nobuyasu Kitahara
信康 北原
Kentaro Odanaka
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Abstract

【課題】被加工物の保護膜を被覆すべき領域に確実に保護膜を被覆することができる保護膜形成装置を提供する。
【解決手段】被加工物の加工面における所定の被覆領域に液状樹脂を被覆する保護膜形成装置であって、被加工物保持手段と、被加工物保持手段に保持された被加工物に液状樹脂を微細粒子として噴射する噴射手段と、噴射手段と被加工物保持手段を相対的に移動せしめる加工送り手段と、加工送り手段によって相対移動する噴射手段と被加工物保持手段との相対位置関係を検出する加工送り位置検出手段と、加工送り位置検出手段からの検出信号に基いて該噴射手段を制御する制御手段とを具備し、制御手段は被加工物の加工面における被覆領域が設定された座標マップを格納するメモリを具備し、メモリに格納された座標マップに設定された被覆領域と該加工送り位置検出手段からの検出信号に基いて噴射手段を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物の加工面に保護膜を被覆する保護膜形成装置および保護膜形成装置を装備したレーザー加工機に関する。
当業者には周知の如く、半導体デバイス製造工程においては、シリコン等の半導体基板の表面に絶縁膜と機能膜が積層された積層体によって複数のIC、LSI等のデバイスをマトリックス状に形成した半導体ウエーハが形成される。このように形成された半導体ウエーハは上記デバイスがストリートと呼ばれる分割予定ラインによって区画されており、このストリートに沿って切断することによって個々のデバイスを製造している。また、サファイヤ基板等の表面に格子状に形成されたストリートによって複数の領域が区画され、この区画された領域に窒化ガリウム系化合物半導体等が積層され光デバイスが形成された光デバイスウエーハは、ストリートに沿って個々の発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
このような半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等のウエーハをストリートに沿って分割する方法として、ウエーハ等の被加工物に形成されたストリートに沿ってパルスレーザー光線を照射することによりレーザー加工溝を形成し、このレーザー加工溝に沿ってメカニカルブレーキング装置によって割断する方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開平10−305420号公報
レーザー加工は切削加工に比して加工速度を速くすることができるとともに、サファイヤのように硬度の高い素材からなるウエーハであっても比較的容易に加工することができる。しかしながら、ウエーハのストリートに沿ってレーザー光線を照射すると、照射された領域に熱エネルギーが集中してデブリが発生し、このデブリがデバイスの表面に付着してデバイスの品質を低下させるという新たな問題が生じる。
上記デブリによる問題を解消するために、ウエーハの加工面にポリビニルアルコール(PVA)等の保護膜を被覆し、保護膜を通してウエーハにレーザー光線を照射するようにしたレーザー加工機が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
特開2007−201178号公報
上記特許文献2に開示された保護膜の被覆方法は、スピンナーテーブルに保持された被加工物の中心部にポリビニルアルコール(PVA)等の液状樹脂を供給し、スピンナーテーブルを回転することにより遠心力によって液状樹脂を被加工物の外周に向けて移動させ、被加工物の表面に保護被を形成する所謂スピンコート法である。
而して、デバイスが形成されたウエーハにはデバイスに電極が形成されていたり段差があるため、ウエーハの表面に均一の厚さの保護膜を形成することができない。また、保護膜はレーザー光線の妨げとなることから、レーザー加工すべき領域を除いて保護膜を形成することが望ましいが、上記スピンコート法においてはレーザー加工すべき領域を除いた領域に選択的に保護膜を形成することができない。また、スピンコート法においては供給した液状樹脂の90%以上が飛散して廃棄されるので不経済であるという問題もある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、被加工物の保護膜を被覆すべき領域に確実に保護膜を被覆することができる保護膜形成装置およびレーザー加工機を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物の加工面における所定の被覆領域に液状樹脂を被覆する保護膜形成装置であって、
被加工物を保持する被加工物保持手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物に液状樹脂を微細粒子として噴射する噴射手段と、該噴射手段と該被加工物保持手段を相対的に移動せしめる加工送り手段と、該加工送り手段によって相対移動する該噴射手段と該被加工物保持手段との相対位置関係を検出する加工送り位置検出手段と、該加工送り位置検出手段からの検出信号に基いて該噴射手段を制御する制御手段と、を具備し、
該制御手段は、被加工物の加工面における被覆領域が設定された座標マップを格納するメモリを具備し、該メモリに格納された該座標マップに設定された被覆領域と該加工送り位置検出手段からの検出信号に基いて該噴射手段を制御する、
ことを特徴とする保護膜形成装置が提供される。
上記噴射手段は、液状樹脂を電歪素子の振動によって微細粒子を生成し該微細粒子を多数の噴射孔から噴射する複数の噴射ノズルを備え、該複数の噴射ノズルが上記加工送り手段による移動方向と直交する方向に直線状に配設されている。
また、被加工物は表面に複数のストリートが格子状に形成されているとともに該複数のストリートによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハであり、上記所定の被覆領域はデバイス領域であって、該デバイス領域の設計値が上記メモリに格納される。
また、本発明によれば、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、レーザー加工を施す加工前の被加工物の加工面における所定の被覆領域に液状樹脂を被覆する保護膜形成装置と、を具備するレーザー加工機において、
該保護膜形成装置は、被加工物を保持する被加工物保持手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物に液状樹脂を微細粒子として噴射する噴射手段と、該噴射手段と該被加工物保持手段を相対的に移動せしめる加工送り手段と、該加工送り手段によって相対移動する該噴射手段と該被加工物保持手段との相対移動位置を検出する加工送り位置検出手段と、該加工送り位置検出手段からの検出信号に基いて該噴射手段を制御する制御手段と、を具備し、
該制御手段は、被加工物の加工面における被覆領域が設定された座標マップを格納するメモリを具備し、該メモリに格納された該座標マップに設定された被覆領域と該加工送り位置検出手段からの検出信号に基いて該噴射手段を制御する、
ことを特徴とするレーザー加工機が提供される。
本発明による保護膜形成装置は、制御手段が被加工物の加工面における被覆領域が設定された座標マップを格納するメモリを具備し、該メモリに格納された座標マップに設定された被覆領域に液状樹脂を噴射するように噴射手段を制御するので、液状樹脂の使用量を必要最小限にすることができるとともに、被加工物の加工面に段差があっても所望の厚みの保護膜を形成することができる。
以下、本発明に従って構成された保護膜形成装置およびレーザー加工機の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成された保護膜形成装置を装備したレーザー加工機の斜視図が示されている。
図1に示すレーザー加工機は、略直方体状の機体ハウジング2を具備している。この機体ハウジング2内には、被加工物を保持する被加工物保持手段としてのチャックテーブル3が加工送り方向である矢印Xで示す方向に移動可能に配設されている。チャックテーブル3は、吸着チャック支持台31と、該吸着チャック支持台31上に装着された吸着チャック32を具備しており、該吸着チャック32の表面である載置面上に被加工物である例えば円盤状の半導体ウエーハを図示しない吸引手段によって保持するようになっている。また、チャックテーブル3は、図示しない回転機構によって回動可能に構成されている。このように構成されたチャックテーブル3の吸着チャック支持台31には、後述する環状のフレームを固定するためのクランプ33が配設されている。
図示の実施形態におけるレーザー加工機は、上記チャックテーブル3の吸着チャック32上に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段4を備えている。レーザー光線照射手段4は、実質上水平に配置された円筒形状のケーシング41を含んでいる。ケーシング41内には図示しないYAGレーザー発振器或いはYVO4レーザー発振器からなるパルスレーザー光線発振器や繰り返し周波数設定手段を備えたパルスレーザー光線発振手段が配設されている。上記ケーシング41の先端部には、パルスレーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線を集光するための集光器42が装着されている。
図示の実施形態におけるレーザー加工機は、上記チャックテーブル3の吸着チャック32上に保持された被加工物の表面を撮像し、上記レーザー光線照射手段4の集光器42から照射されるレーザー光線によって加工すべき領域を検出する撮像手段5を具備している。この撮像手段5は、図示の実施形態においては可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を図示しないコントローラに送る。また、図示の実施形態におけるレーザー加工機は、撮像手段5によって撮像された画像を表示する表示手段6を具備している。
図示の実施形態におけるレーザー加工機は、被加工物である半導体ウエーハ10を収容するカセットが載置されるカセット載置部13aを備えている。カセット載置部13aには図示しない昇降手段によって上下に移動可能にカセットテーブル131が配設されており、このカセットテーブル131上にカセット13が載置される。半導体ウエーハ10は、環状のフレーム11に装着された保護テープ12の表面に貼着されており、保護テープ12を介して環状のフレーム11に支持された状態で上記カセット13に収容される。
図示の実施形態におけるレーザー加工機は、上記カセット13に収納された加工前の半導体ウエーハ10を搬出するとともに加工後の半導体ウエーハ10をカセット13に搬入する被加工物搬出搬入手段14と、該被加工物搬出搬入手段14によって搬出された加工前の半導体ウエーハ10を仮置きする仮置きテーブル15と、仮置きテーブル15に搬出された加工前の半導体ウエーハ10をチャックテーブル3に搬送する第1の搬送経路に配設され加工前の半導体ウエーハ10の加工面に保護膜を被覆するための本発明による保護膜形成装置7と、チャックテーブル3に保持された加工後の半導体ウエーハ10を仮置きテーブル15に搬送する第2の搬送経路に配設され加工後の半導体ウエーハ10の加工面に被覆されている保護膜を洗浄除去する洗浄手段8を具備している。また、図示のレーザー加工機は、仮置きテーブル15に搬出された加工前の半導体ウエーハ10を保護膜形成装置7に搬送するとともに洗浄手段8によって洗浄された加工後の半導体ウエーハ10を仮置きテーブル15に搬送する第1の搬送手段16と、保護膜形成装置7によって保護膜が被覆された加工前の半導体ウエーハ10をチャックテーブル3に搬送するとともにチャックテーブル3に保持された加工後の半導体ウエーハ10を洗浄手段8に搬送する第2の搬送手段17を備えている。
次に、上記保護膜形成装置7について、図2および図3を参照して説明する。
図示の実施形態における保護膜形成装置7は、上方が開放した矩形状の装置ハウジング71を具備している。装置ハウジング71内には被加工物としての上記半導体ウエーハ10を保持する被加工物保持手段72が配設されている。被加工物保持手段72は、図3に示すように被加工物保持テーブル721と、該被加工物保持テーブル721の両側に配設されたクランプ722と、被加工物保持テーブル721を上下方向に移動可能に支持するテーブル支持手段723とを具備している。被加工物保持テーブル721には上面に開口する複数の吸引孔721aが設けられており、この複数の吸引孔721aが図示しない吸引手段に連通されている。従って、被加工物保持テーブル721の上面に上記環状のフレーム11に装着された保護テープ12の表面に貼着されて半導体ウエーハ10を載置し、図示しない吸引手段を作動することにより、半導体ウエーハ10は被加工物保持テーブル721上に吸引保持される。そして、環状のフレーム11は、クランプ722によって被加工物保持テーブル721に固定される。上記テーブル支持手段723は、図示の実施形態においてはエアシリンダ機構からなり、そのピストンロッド723aが被加工物保持テーブル721の下面に連結されている。このテーブル支持手段723は、被加工物保持テーブル721を図3において実線で示す作業位置と、該作業位置より上方の図3において2点鎖線で示す被加工物搬入搬出位置に位置付けるようになっている。
図2および図3を参照して説明を続けると、図示の実施形態における保護膜形成装置7は、上記被加工物保持テーブル721に保持された被加工物に液状樹脂を微細粒子として噴射する噴射手段73と、該噴射手段73に液状樹脂を供給する液状樹脂供給手段74と、該噴射手段73を図2において矢印Yで示す方向に移動せしめる加工送り手段75を具備している。噴射手段73は、液状樹脂供給手段74によって供給された液状樹脂を所謂インクジェット素子等の電歪素子731aの振動によって微細粒子を生成し該微細粒子を多数の噴射孔から噴射する複数の噴射ノズル731を含んでいる。なお、噴射ノズル731の好適例としては、武蔵エンジニアリング株式会社から「インクジェット塗装装置 MIDシリーズ」として販売されている噴射手段や、株式会社日立産業システムから「日立産業用IJプリンタ PXRシリーズ」として販売されている噴射手段を挙げることができる。複数の噴射ノズル731は、ノズルホルダ732に配列され矢印Yと直交する矢印Xで示す方向に直線状に配設されている、ノズルホルダ732には、上記複数の噴射ノズル731と接続する樹脂供給口732aが設けられており、この樹脂供給口732aが上記液状樹脂供給手段74に接続されている。なお、ノズルホルダ732は、上記装置ハウジング71の側壁に矢印Yで示す方向に延在して設けられた案内溝711を挿通して配設される。上記液状樹脂供給手段74は、例えばPVA(Poly Vinyl Alcohol)、PEG(Poly Ethylene Glycol)、PEO(Poly Ethylene Oxide)等の水溶性の液状樹脂を、上記噴射手段73の各噴射ノズル731に供給する。
上記加工送り手段75は、上記ノズルホルダ732に連結された支持部材751と、装置ハウジング71の側壁に配設され支持部材751を矢印Yで示す方向に移動可能に案内する案内レール752と、支持部材751を案内レール752に沿って移動せしめる移動手段753とからなっている。支持部材751は、L字状に形成され上端が上記ノズルホルダ732と転結する連結部751aと、該連結部751aの下端から水平に延びる支持部751bとからなっており、該支持部751bには上記案内レール752に摺動可能に嵌合する被案内溝751cが形成されている。従って、被案内溝751cを案内レール752に摺動可能に嵌合することにより、上記ノズルホルダ732に連結された支持部材751は案内レール752に沿って移動可能に支持される。
上記加工送り手段75を構成する移動手段753は、装置ハウジング71の前壁に配設されたパルスモータ753aと、該パルスモータ753aの駆動軸に装着された駆動ローラ753bと間隔を置いて装置ハウジング71の側壁における後端部に配設された従動ローラ753cと、駆動ローラ753bと従動ローラ753cに巻回された無端ベルト753dとからなっており、無端ベルト753dが上記支持部材741の支持部751bに取付けられている。このように構成された移動手段753は、パルスモータ753aを一方向に回転すると無端ベルト753dに取付けられた支持部材751が矢印Y1で示す方向に移動し、パルスモータ753aを他方向に回転すると支持部材751が矢印Y2で示す方向に移動せしめられる。
図2を参照して説明を続けると、図示の実施形態における保護膜形成装置7は、上記噴射手段73の複数の噴射ノズル731と被加工物保持テーブル72の相対位置関係を検出する加工送り位置検出手段76を具備している。加工送り位置検出手段76は、上記案内レール752に沿って配設されたリニアスケール761と、上記支持部材751の支持部751bに配設されリニアスケール761に沿って移動する読み取りヘッド762とからなっている。この加工送り位置検出手段76の読み取りヘッド762は、図示に実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、噴射手段73と被加工物保持テーブル72の相対位置関係を検出する。なお、上記移動手段753の駆動源としてパルスモータ753aを用いた場合には、パルスモータ753aに駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、噴射手段73と被加工物保持テーブル72の相対位置関係を検出することもできる。
図示の実施形態における保護膜形成装置7は、図2に示す制御手段20を具備している。制御手段20はコンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)201と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)202と、後述する被加工物の設計値の座標マップや演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)203と、カウンター204と、入力インターフェース205および出力インターフェース206とを備えている。制御手段20の入力インターフェース205には、上記加工送り位置検出手段76の読み取りヘッド762等からの検出信号が入力される。そして、制御手段20の出力インターフェース206からは、上記噴射手段73の複数の噴射ノズル731、液状樹脂供給手段74、パルスモータ753a、エアシリンダ機構からなるテーブル支持手段723等に制御信号を出力する。なお、上記ランダムアクセスメモリ(RAM)203は、後述するウエーハの設計値の座標マップを記憶する第1の記憶領域203aや他の記憶領域を備えている。このように構成された制御手段20は、保護膜形成装置7以外の上記各機構を制御する図示しないコントローラにその機能を組み込んでもよい。
次に、上記洗浄手段8について、図4乃至図6を参照して説明する。
図示の実施形態における洗浄手段8は、スピンナーテーブル機構81と、該スピンナーテーブル機構81を包囲して配設された洗浄水受け手段82を具備している。スピンナーテーブル機構81は、スピンナーテーブル811と、該スピンナーテーブル811を回転駆動する電動モータ812と、該電動モータ812を上下方向に移動可能に支持する支持機構813を具備している。スピンナーテーブル811は多孔性材料から形成された吸着チャック811aを具備しており、この吸着チャック811aが図示しない吸引手段に連通されている。従って、スピンナーテーブル811は、吸着チャック811aに被加工物であるウエーハを載置し図示しない吸引手段により負圧を作用せしめることにより吸着チャック811上にウエーハを保持する。なお、スピンナーテーブル811には、上記環状のフレーム11を固定するためのクランプ814が配設されている。電動モータ812は、その駆動軸812aの上端に上記スピンナーテーブル811を連結する。上記支持機構813は、複数本(図示の実施形態においては3本)の支持脚813aと、該支持脚813aをそれぞれ連結し電動モータ812に取り付けられた複数本(図示の実施形態においては3本)のエアシリンダ813bとからなっている。このように構成された支持機構813は、エアシリンダ813bを作動することにより、電動モータ812およびスピンナーテーブル811を図5に示す上方位置である被加工物搬入・搬出位置と、図6に示す下方位置である作業位置に位置付ける。
上記洗浄水受け手段82は、洗浄水受け容器821と、該洗浄水受け容器821を支持する3本(図4には2本が示されている)の支持脚822と、上記電動モータ812の駆動軸812aに装着されたカバー部材823とを具備している。洗浄水受け容器821は、図5および図6に示すように円筒状の外側壁821aと底壁821bと内側壁821cとからなっている。底壁821bの中央部には上記電動モータ812の駆動軸812aが挿通する穴821dが設けられおり、この穴821dの周縁から上方に突出する内側壁821cが形成されている。また、図4に示すように底壁821bには排液口821eが設けられており、この排液口821eにドレンホース824が接続されている。上記カバー部材823は、円盤状に形成されており、その外周縁から下方に突出するカバー部823aを備えておる。このように構成されたカバー部材823は、電動モータ812およびスピンナーテーブル811が図6に示す作業位置に位置付けられると、カバー部823aが上記洗浄水受け容器821を構成する内側壁821cの外側に隙間をもって重合するように位置付けられる。
図示の洗浄手段8は、上記スピンナーテーブル811に保持された加工後の被加工物であるウエーハを洗浄するための洗浄水供給手段84を具備している。洗浄水供給手段84は、スピンナーテーブル811に保持された加工後のウエーハに向けて洗浄水を噴出する洗浄水ノズル841と、該洗浄水ノズル841を揺動せしめる正転・逆転可能な電動モータ842を備えており、該洗浄水ノズル841が図示しない洗浄水供給源に接続されている。洗浄水ノズル841は、水平に延び先端部が下方に屈曲されたノズル部841aと、該ノズル部841aの基端から下方に延びる支持部841bとからなっており、支持部841bが上記洗浄水受け容器821を構成する底壁821bに設けられた図示しない挿通穴を挿通して配設され図示しない洗浄水供給源に接続されている。なお、洗浄水ノズル841の支持部841bが挿通する図示しない挿通穴の周縁には、支持部841bとの間をシールするシール部材(図示せず)が装着されている。
図示の洗浄手段8は、スピンナーテーブル811に保持された洗浄後のウエーハの表面にエアーを吹き付けるエアー供給手段85を具備している。エアー供給手段85は、スピンナーテーブル811に保持されたウエーハに向けてエアーを噴出するエアーノズル851と、該エアーノズル851を揺動せしめる正転・逆転可能な電動モータ(図示せず)を備えており、該エアーノズル851が図示しないエアー供給源に接続されている。エアーノズル851は、水平に延び先端部が下方に屈曲されたノズル部851aと、該ノズル部851aの基端から下方に延びる支持部851bとからなっており、支持部851bが上記洗浄水受け容器821を構成する底壁821bに設けられた図示しない挿通穴を挿通して配設され図示しないエアー供給源に接続されている。なお、エアーノズル851の支持部851bが挿通する図示しない挿通穴の周縁には、支持部851bとの間をシールするシール部材(図示せず)が装着されている。
次に、上記第1の搬送手段16および第2の搬送手段17について、図1を参照して説明する。
第1の搬送手段16は、仮置きテーブル15と保護膜形成装置7と洗浄手段8に対して等距離の位置に配設されている。この第1の搬送手段16は、一般に使用されている搬送手段と同一の構成でよく、上記環状のフレーム11を吸引保持する保持手段161と、該保持手段161を上下方向に昇降可能で且つ旋回可能に支持する支持手段162とからなっている。このように構成された第1の搬送手段16は、仮置きテーブル15に搬出された加工前の半導体ウエーハ10(環状のフレーム11に装着された保護テープ12の表面に貼着された状態)を保護膜形成装置7に搬送するとともに洗浄手段8によって洗浄された加工後の半導体ウエーハ10(環状のフレーム11に装着された保護テープ12の表面に貼着された状態)を仮置きテーブル15に搬送する。
上記第2の搬送手段17は、上記チャックテーブル3と保護膜形成装置7と洗浄手段8に対して等距離の位置に配設されている。この第2の搬送手段17は、上記第1の搬送手段16と実質的に同一の構成でよく、上記環状のフレーム11を吸引保持する保持手段171と、該保持手段171を上下方向に昇降可能で且つ旋回可能に支持する支持手段172とからなっている。このように構成された第2の搬送手段17は、保護膜形成装置7によって保護膜が被覆された加工前の半導体ウエーハ10(環状のフレーム11に装着された保護テープ12の表面に貼着された状態)をチャックテーブル3に搬送するとともにチャックテーブル3に保持された加工後の半導体ウエーハ10(環状のフレーム11に装着された保護テープ12の表面に貼着された状態)を洗浄手段8に搬送する。
図示の実施形態におけるレーザー加工機は以上のように構成されており、以下その作動について説明する。
ここで、上記半導体ウエーハ10について、図7を参照して説明する。
図7に示す半導体ウエーハ10は、シリコンウエーハからなっており、その表面10aに格子状に配列された複数のストリート101によって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイス102がそれぞれ形成されている。この半導体ウエーハ10については、各デバイス102のX,Y座標の設計値のデータが図8に示す座標マップとして上記ランダムアクセスメモリ(RAM)203の第1に記憶領域203aに格納されている。このように形成された半導体ウエーハ10は、図1に示すように環状のフレーム11に装着された保護テープ12の表面に貼着された状態で加工面である表面10aを上側にして上記カセット13に収容されている。カセット13の所定位置に収容された加工前の半導体ウエーハ10は、図示しない昇降手段によってカセットテーブル131が上下動することにより搬出位置に位置付けられる。次に、被加工物搬出搬入手段14が進退作動して搬出位置に位置付けられた半導体ウエーハ10を仮置きテーブル15に搬出する。仮置きテーブル15に搬出された半導体ウエーハ10は、中心位置を合わせる中心位置合せ工程が実施される。次に、仮置きテーブル15によって中心位置合わせされた加工前の半導体ウエーハ10は、第1の搬送手段16の保持手段161によって吸引保持され、支持手段162を中心とする旋回動作によって保護膜形成装置7を構成する被加工物保持テーブル721上に搬送される。そして、図示しない吸引手段を作動することによって、半導体ウエーハ10は保護テープ12を介して被加工物保持テーブル721上に吸引保持される(ウエーハ保持工程)。また、環状のフレーム11がクランプ722によって固定される。このとき、被加工物保持テーブル721は図3において2点鎖線で示す被加工物搬入搬出位置に位置付けられている。このようにして被加工物保持テーブル721上に保持された半導体ウエーハ10は、図8に示す座標位置に位置付けられた状態となる。そして、図8に示す座標位置に位置付けられた半導体ウエーハ10と噴射手段73とは、図示の位置関係となる。
加工前の半導体ウエーハ10を保護膜形成装置7の被加工物保持テーブル721上に保持するウエーハ保持工程を実施したならば、制御手段20は被加工物保持テーブル721を図3において実線で示す作業位置に位置付ける。そして、制御手段20は、液状樹脂供給手段74を作動し、移動手段753のパルスモータ753aを正転駆動するとともに、噴射手段73の複数の噴射ノズル731に制御信号を出力する。即ち、制御手段20は、加工送り位置検出手段76の読み取りヘッド762bからの位置情報とランダムアクセスメモリ(RAM)203の第1に記憶領域203aに格納されている上記図8に示す座標マップから各デバイス102が形成された領域に液状樹脂を噴射するように噴射手段73の複数の噴射ノズル731の電歪素子731aを制御する(保護膜被覆工程)。この結果、図9の(a)に示すように複数の噴射ノズル731から各デバイス102の表面に液状樹脂が照射され、図9の(b)に示すように各デバイス102の表面に保護膜110が形成される。このように、保護膜110は各デバイス102の表面にだけに形成されるので、液状樹脂の使用量を必要最小限にすることができる。また、上述したように液状樹脂を噴射して保護膜110を形成するので、デバイス102の表面に電極等が形成され段差があっても所望の厚みの保護膜110を形成することができる。この保護膜被覆工程を図8に示す座標マップにおける半導体ウエーハ10の下端まで実施したら、制御手段20は液状樹脂供給手段74の作動を停止し、移動手段753のパルスモータ753aの駆動を停止するとともに、複数の噴射ノズル731の制御を停止する。
次に、制御手段20は、移動手段753のパルスモータ753aを逆転駆動して噴射手段73を図2および図8に示す待機位置に戻す。そして、制御手段20は、テーブル支持手段723を作動して被加工物保持テーブル721を図3において2点鎖線で示す被加工物搬入搬出位置に位置付ける。このようにして、被加工物保持テーブル721が被加工物搬入搬出位置に位置付けられたならば、被加工物保持テーブル721に保持されている半導体ウエーハ10の吸引保持を解除するとともに、クランプ722による環状のフレーム11の固定を解除する。次に、被加工物保持テーブル721上の半導体ウエーハ10は、第2の搬送手段17の保持手段171によって吸引保持され、支持手段172を中心とする旋回動作によってチャックテーブル3の吸着チャック32上に搬送され、該吸着チャック32に吸引保持される。このようにして半導体ウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル3は、図示しない加工送り手段によってレーザー光線照射手段4に配設された撮像手段5の直下に位置付けられる。
チャックテーブル3が撮像手段5の直下に位置付けられると、撮像手段5および図示しないコントローラによって半導体ウエーハ10に所定方向に形成されているストリート101と、ストリート101に沿ってレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段4の集光器42との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理が実行され、レーザー光線照射位置のアライメントが遂行される。また、半導体ウエーハ10に形成されている上記所定方向に対して直角に延びるストリート101に対しても、同様にレーザー光線照射位置のアライメントが遂行される。このとき、半導体ウエーハ10のストリート101には保護膜110が形成されていないので、ストリート101を容易に撮像することができる。
以上のようにしてチャックテーブル3上に保持されている半導体ウエーハ10に形成されているストリート101を検出し、レーザー光線照射位置のアライメントが行われたならば、図10の(a)で示すようにチャックテーブル3をレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段4の集光器42が位置するレーザー光線照射領域に移動し、所定のストリート101を集光器42の直下に位置付ける。このとき、図10の(a)で示すように半導体ウエーハ10は、ストリート101の一端(図10の(a)において左端)が集光器42の直下に位置するように位置付けられる。次に、レーザー光線照射手段4の集光器42からパルスレーザー光線を照射しつつチャックテーブル3を図10の(a)において矢印X1で示す方向に所定の加工送り速度で移動せしめる(レーザー光線照射工程)。そして、図10の(b)で示すようにストリート101の他端(図10の(b)において右端)が集光器42の直下位置に達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともにチャックテーブル3即ち半導体ウエーハ10の移動を停止する。このレーザー光線照射工程においては、パルスレーザー光線の集光点Pをストリート101の表面付近に合わせる。
上述したレーザー光線照射工程を実施することにより、半導体ウエーハ10のストリート101には図11に示すようにレーザー加工溝120が形成される。このとき、図11に示すようにレーザー光線の照射によりデブリ130が発生しても、このデブリ130は保護膜110によって遮断され、デバイス102およびボンディングパッド等に付着することはない。また、レーザー光線が照射されるストリート101には保護膜110が形成されていないので、保護膜110がレーザー光線の妨げとなることはない。上述したレーザー光線照射工程を半導体ウエーハ10の全てのストリート101に実施する。
なお、上記レーザー光線照射工程は、例えば以下の加工条件で行われる。
レーザー光線の光源 :YVO4レーザーまたはYAGレーザー
波長 :355nm
繰り返し周波数 :20kHz
出力 :3W
集光スポット径 :φ5μm
加工送り速度 :100mm/秒
上述したレーザー光線照射工程を半導体ウエーハ10の全てのストリート101に沿って実施したならば、半導体ウエーハ10を保持しているチャックテーブル3は、最初に半導体ウエーハ10を吸引保持した位置に戻され、ここで半導体ウエーハ10の吸引保持を解除する。そして、半導体ウエーハ10は、第2の搬送手段17の保持手段171によって吸引保持され、支持手段172を中心とする旋回動作によって洗浄手段8を構成するスピンナーテーブル811の吸着チャック811a上に搬送され、該吸着チャック811aに吸引保持される。このとき、洗浄水ノズル841およびエアーノズル851は、図5に示すようにスピンナーテーブル811の上方から離隔した待機位置に位置付けられている。
加工後の半導体ウエーハ10が洗浄手段8のスピンナーテーブル811上に保持されたならば、洗浄工程を実行する。即ち、スピンナーテーブル811を図6に示す作業位置に位置付けるとともに、洗浄水供給手段86の電動モータ842を駆動して洗浄水供給ノズル841のノズル部841aの噴出口をスピンナーテーブル811上に保持された半導体ウエーハ10の中心部上方に位置付ける。そして、スピンナーテーブル811を例えば300〜500rpmの回転速度で回転しつつノズル部841aの噴出口から純水とエアーとからなる洗浄水を噴出する。即ち、ノズル部841aは所謂2流体ノズルで構成され0.2MPa程度の純水が供給されるとともに、0.3〜0.5MPa程度のエアーが供給され、純水がエアーの圧力で噴出して半導体ウエーハ10の加工面である表面10aを洗浄する。このとき、電動モータ842が駆動して洗浄水供給ノズル841のノズル部841aの噴出口から噴出された洗浄水がスピンナーテーブル811に保持された半導体ウエーハ10の中心に当たる位置から外周部に当たる位置までの所要角度範囲で揺動せしめられる。この結果、半導体ウエーハ10の表面10aに被覆された保護膜110が上述したように水溶性の樹脂によって形成されているので、保護膜110を容易に洗い流すことができるとともに、レーザー加工時に発生したデブリ130も除去される。
上述した洗浄工程が終了したら、乾燥工程を実行する。即ち、洗浄水供給ノズル841を待機位置に位置付けるとともに、エアー供給手段85のエアーノズル851を構成するノズル部851aの噴出口をスピンナーテーブル811上に保持された半導体ウエーハ10の中心部上方に位置付ける。そして、スピンナーテーブル811を例えば2000〜3000rpmの回転速度で回転しつつノズル部851aの噴出口からエアーを15秒程度噴出する。このとき、エアーノズル851をノズル部851aの噴出口から噴出されたエアーがスピンナーテーブル811に保持された半導体ウエーハ10の中心に当たる位置から外周部に当たる位置までの所要角度範囲で揺動せしめられる。この結果、半導体ウエーハ10の表面が乾燥される。
上述したように加工後の半導体ウエーハ10の洗浄および乾燥が終了したら、スピンナーテーブル811の回転を停止するとともに、エアー供給手段85のエアーノズル851を待機位置に位置付ける。そして、スピンナーテーブル811を図7に示す被加工物搬入搬出位置に位置付けるとともに、スピンナーテーブル811に保持されている半導体ウエーハ10の吸引保持を解除する。次に、スピンナーテーブル811上の加工後の半導体ウエーハ10は、第1の搬送手段16によって仮置きテーブル15に搬出する。仮置きテーブル15に搬出された加工後の半導体ウエーハ10は、被加工物搬出手段14によってカセット13の所定位置に収納される。
なお、上述したレーザー光線照射工程が実施された半導体ウエーハ10を洗浄手段8に搬送し洗浄工程および乾燥工程を実施している間に、被加工物搬出搬入手段14を作動して次に加工する加工前の半導体ウエーハ10をカセット13から仮置きテーブル15に搬出し、仮置きテーブル15に搬出された半導体ウエーハ10を第1の搬送手段16によって保護膜形成装置7に搬送する。そして、保護膜形成装置7に搬送された次に加工する半導体ウエーハ10に対して上述した保護膜被覆工程を実施する。このようにして保護膜被覆工程が実施された半導体ウエーハ10は、第2の搬送手段17によって保護膜形成装置7からチャックテーブル3に搬送され上述したレーザー光線照射工程が実施される。そして、レーザー光線照射工程が実施された半導体ウエーハ10は、第2の搬送手段17によって洗浄手段8に搬送され、上記洗浄工程および乾燥工程が実施される。
本発明に従って構成されたレーザー加工機の斜視図。 図1に示すレーザー加工機に装備される本発明に従って構成された保護膜形成装置の斜視図。 図2に示す保護膜形成装置の断面図。 図1に示すレーザー加工機に装備される洗浄手段の一部を破断して示す斜視図。 図4に示す洗浄手段のスピンナーテーブルを被加工物搬入・搬出位置に位置付けた状態を示す説明図。 図4に示す洗浄手段のスピンナーテーブルを作業位置に位置付けた状態を示す説明図。 図1に示すレーザー加工機によって加工される被加工物としての半導体ウエーハの斜視図。 図3に示す半導体ウエーハが図2に示す保護膜形成装置の被加工物保持テーブルの所定位置に保持された状態における座標との関係を示す説明図。 図2に示す保護膜形成装置によって実施される保護膜被覆工程を示す説明図。 図1に示すレーザー加工機によるレーザー光線照射工程を示す説明図。 図10に示すレーザー光線照射工程によってレーザー加工された被加工物としての半導体ウエーハの要部拡大断面図。
符号の説明
2:機体ハウジング
3:チャックテーブル
4:レーザー光線照射手段
41: レーザー光線発振手段
42:集光器
5:撮像機構
6:表示手段
7:保護膜形成装置
71:装置ハウジング
72:被加工物保持手段
721:被加工物保持テーブル
723:テーブル支持手段
73:噴射手段
731:噴射ノズル
732:ノズルホルダ
74:液状樹脂供給手段
75:加工送り手段
753:移動手段
76:加工送り位置検出手段
8:洗浄手段
81:スピンナーテーブル機構
811:スピンナーテーブル
812:電動モータ
82:洗浄水受け手段
78:洗浄水供給手段
841:洗浄水ノズル
85:エアー供給手段
851:エアーノズル
10:半導体ウエーハ
101:ストリート
102:デバイス
110:保護膜
11:環状のフレーム
12:保護テープ
13:カセット
14:被加工物搬・搬入手段
15:仮置きテーブル
16:第1の搬送手段
17:第2の搬送手段
20:制御手段

Claims (4)

  1. 被加工物の加工面における所定の被覆領域に液状樹脂を被覆する保護膜形成装置であって、
    被加工物を保持する被加工物保持手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物に液状樹脂を微細粒子として噴射する噴射手段と、該噴射手段と該被加工物保持手段を相対的に移動せしめる加工送り手段と、該加工送り手段によって相対移動する該噴射手段と該被加工物保持手段との相対位置関係を検出する加工送り位置検出手段と、該加工送り位置検出手段からの検出信号に基いて該噴射手段を制御する制御手段と、を具備し、
    該制御手段は、被加工物の加工面における被覆領域が設定された座標マップを格納するメモリを具備し、該メモリに格納された該座標マップに設定された被覆領域と該加工送り位置検出手段からの検出信号に基いて該噴射手段を制御する、
    ことを特徴とする保護膜形成装置。
  2. 該噴射手段は、液状樹脂を電歪素子の振動によって微細粒子を生成し該微細粒子を多数の噴射孔から噴射する複数の噴射ノズルを備え、該複数の噴射ノズルが該加工送り手段による移動方向と直交する方向に直線状に配設されている、請求項1記載の保護膜形成装置。
  3. 被加工物は表面に複数のストリートが格子状に形成されているとともに該複数のストリートによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハであり、該所定の被覆領域はデバイス領域であって、該デバイス領域の設計値が該メモリに格納される、請求項1又は2記載の保護膜形成装置。
  4. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、レーザー加工を施す加工前の被加工物の加工面における所定の被覆領域に液状樹脂を被覆する保護膜形成装置と、を具備するレーザー加工機において、
    該保護膜形成装置は、被加工物を保持する被加工物保持手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物に液状樹脂を微細粒子として噴射する噴射手段と、該噴射手段と該被加工物保持手段を相対的に移動せしめる加工送り手段と、該加工送り手段によって相対移動する該噴射手段と該被加工物保持手段との相対移動位置を検出する加工送り位置検出手段と、該加工送り位置検出手段からの検出信号に基いて該噴射手段を制御する制御手段と、を具備し、
    該制御手段は、被加工物の加工面における被覆領域が設定された座標マップを格納するメモリを具備し、該メモリに格納された該座標マップに設定された被覆領域と該加工送り位置検出手段からの検出信号に基いて該噴射手段を制御する、
    ことを特徴とするレーザー加工機。
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